JP5966259B2 - バンパアブソーバモジュール - Google Patents

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本発明は、バンパアブソーバモジュールに関する。
従来、車両後側に開口する後部空間が形成されたバンパアブソーバが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−42783号公報(図5)
しかしながら、この特許文献1に記載の例では、バンパアブソーバに車両前側から衝突荷重が入力された場合に、後部空間の開口部が車両上下方向に広がるようにバンパアブソーバが変形すると、このバンパアブソーバの反力が低下する虞がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、バンパアブソーバの反力が低下することを抑制することができるバンパアブソーバモジュールを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載のバンパアブソーバモジュールは、車両前後方向を板厚方向として車両上下方向に延びる前側壁部と、前記前側壁部の車両上側及び車両下側の端部から車両後側に向けて延びる一対の脚部とを有し、フロントバンパカバーの車両後側に配置されたバンパアブソーバと、前記バンパアブソーバと車両上下方向に並んで設けられ、車体に固定された並設部材と、前記バンパアブソーバ及び前記並設部材と一体に形成されていると共に、車両前後方向を板厚方向として車両上下方向に延び、前記一対の脚部のうち前記並設部材側に設けられた脚部の後端部と、前記並設部材とを連結する連結部と、車両幅方向を板厚方向として車両上下方向に延びると共に、前記連結部の車両上下方向の全長に亘って前記連結部と接続されることで、前記一対の脚部の後端側が車両上下方向に広がるように変形することを抑制する縦壁部と、を備えている。
このバンパアブソーバモジュールによれば、バンパアブソーバに形成された一対の脚部のうち並設部材側に設けられた脚部の後端部と、並設部材とは、車両前後方向を板厚方向として車両上下方向に延びる連結部によって連結されており、この連結部には、その車両上下方向の全長に亘って縦壁部が接続されている。この縦壁部は、車両幅方向を板厚方向として車両上下方向に延びている。従って、この縦壁部により連結部の剛性が向上されるので、バンパアブソーバに車両前側から衝突荷重が入力された場合でも、一対の脚部の後端部が車両上下方向に広がるように、このバンパアブソーバが変形することを抑制することができる。これにより、バンパアブソーバの反力が低下することを抑制することができる。
請求項2に記載のバンパアブソーバモジュールは、請求項1に記載のバンパアブソーバモジュールにおいて、前記縦壁部が、前記バンパアブソーバ及び前記並設部材の車両後側に配置されたラジエータに走行風を案内するためのガイド壁とされたものである。
このバンパアブソーバモジュールによれば、縦壁部は、ラジエータに走行風を案内するためのガイド壁とされている。従って、部材点数の増加を抑えることができるので、これにより、軽量化、低コスト化を実現することができる。
請求項3に記載のバンパアブソーバモジュールは、請求項1又は請求項2に記載のバンパアブソーバモジュールにおいて、前記縦壁部に、車両前後方向に延びるビードが形成されたものである。
このバンパアブソーバモジュールによれば、縦壁部には、車両前後方向に延びるビードが形成されている。従って、このビードによって縦壁部を補強することができるので、連結部の剛性をより向上させることができる。
請求項4に記載のバンパアブソーバモジュールは、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のバンパアブソーバモジュールにおいて、前記連結部に、車両上下方向に延びるビード、又は、車両幅方向を板厚方向として車両上下方向に延びる補強リブが形成されたものである。
このバンパアブソーバモジュールによれば、連結部には、車両上下方向に延びるビード、又は、車両幅方向を板厚方向として車両上下方向に延びる補強リブが形成されている。従って、バンパアブソーバに車両前側から衝突荷重が入力されることで、連結部に車両上下方向に圧縮荷重が加わった場合でも、この連結部の車両上下方向への撓み変形を、上述のビード又は補強リブによって抑制することができる。
請求項5に記載のバンパアブソーバモジュールは、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のバンパアブソーバモジュールにおいて、車両上下方向を板厚方向として車両幅方向に延びると共に、前記連結部及び前記縦壁部と接続された横リブをさらに備えている。
このバンパアブソーバモジュールによれば、連結部及び縦壁部には、車両上下方向を板厚方向として車両幅方向に延びる横リブが接続されている。従って、この横リブによって連結部と縦壁部との連結強度を高めることができるので、連結部の車両上下方向への撓み変形をより効果的に抑制することができる。
請求項6に記載のバンパアブソーバモジュールは、請求項5に記載のバンパアブソーバモジュールにおいて、前記横リブが、前記連結部における前記バンパアブソーバと接続された側と車両上下方向の反対側に設けられたものである。
このバンパアブソーバモジュールによれば、上述の横リブは、連結部におけるバンパアブソーバと接続された側と車両上下方向の反対側に設けられている。従って、バンパアブソーバに車両前側から衝突荷重が入力されることで、連結部に車両上下方向に圧縮荷重が加わった場合でも、この連結部における縦壁部と接続された側と車両幅方向の反対側の縁部(縦壁部と接続されていない自由端側の縁部)が撓んで連結部に車両幅方向をねじれ軸とするねじれ変形が生じることを、上述の横リブによって抑制することができる。
請求項7に記載のバンパアブソーバモジュールは、請求項5又は請求項6に記載のバンパアブソーバモジュールにおいて、前記横リブに、車両前後方向に延びるビードが形成されたものである。
このバンパアブソーバモジュールによれば、横リブには、車両前後方向に延びるビードが形成されている。従って、このビードによって横リブを補強することができるので、連結部にねじれ変形が生じることより一層抑制することができる。
請求項8に記載のバンパアブソーバモジュールは、請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載のバンパアブソーバモジュールにおいて、前記縦壁部が、前記連結部における車両幅方向一端側に接続され、車両幅方向を板厚方向として車両上下方向に延びると共に、前記縦壁部と車両幅方向に対向し、前記連結部の車両上下方向の全長に亘って前記連結部における車両幅方向他端側に接続された対向壁部をさらに備えたものである。
このバンパアブソーバモジュールによれば、連結部における縦壁部が接続された側と車両幅方向の反対側には、その車両上下方向の全長に亘って対向壁部が接続されている。この対向壁部は、車両幅方向を板厚方向として車両上下方向に延びている。従って、バンパアブソーバに車両前側から衝突荷重が入力されることで、連結部に車両上下方向に圧縮荷重が加わった場合でも、この連結部における縦壁部と接続された側と車両幅方向の反対側の縁部(縦壁部と接続されていない自由端側の縁部)が撓んで連結部に車両幅方向をねじれ軸とするねじれ変形が生じることを、上述の対向壁部によって抑制することができる。
請求項9に記載のバンパアブソーバモジュールは、請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載のバンパアブソーバモジュールにおいて、前記一対の脚部が、前記前側壁部の車両上側及び車両下側の端部から車両後側に向けて延びると共に、車両後側に向かうに従って互いの間隔が広がる一対の前側脚部と、車両前後方向に延びて互いに車両上下方向に対向すると共に前記一対の前側脚部の各々の車両後側の端部に屈曲部を介して接続された一対の後側脚部とを有するものである。
このバンパアブソーバモジュールによれば、バンパアブソーバを構成する一対の脚部には、前側脚部と後側脚部との間に屈曲部が予め形成されている。従って、前側壁部に車両前側から衝突荷重が入力された場合には、この屈曲部を起点として脚部を屈曲させることができる。これにより、このことによっても、一対の脚部の後端部が車両上下方向に広がるように、このバンパアブソーバが変形することを抑制することができる。
以上詳述したように、本発明によれば、バンパアブソーバの反力が低下することを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るバンパアブソーバモジュール、フロントバンパカバー、バンパリインフォースメント、及び、ロアリインフォースメントの分解斜視図である。 図1に示されるフロントバンパカバー及びアッパアブソーバの側面断面図である。 図1に示される連結部及び縦壁部の平面断面図である。 図1に示される連結部及び縦壁部の第一変形例を示す斜視図である。 図1に示される連結部及び縦壁部の第二変形例を示す斜視図である。 図1に示される連結部及び縦壁部の第三変形例を示す斜視図である。 図1に示される連結部及び縦壁部の第四変形例を示す斜視図である。 図1に示される連結部及び縦壁部の第五変形例を示す斜視図である。 図1に示される連結部及び縦壁部の第六変形例を示す斜視図である。 図1に示される連結部及び縦壁部の第七変形例を示す斜視図である。 図1に示される連結部及び縦壁部の第八変形例を示す斜視図である。 図1に示される連結部及び縦壁部の第九変形例を示す斜視図である。 図1に示される連結部及び縦壁部の第十変形例を示す斜視図である。 図1に示される連結部及び縦壁部の第十一変形例を示す斜視図である。 図1に示されるアッパアブソーバの変形例を示す側面断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。
なお、各図において示される矢印UP、矢印FR、矢印OUTは、車両上下方向上側、車両前後方向前側、車両幅方向外側(左側)をそれぞれ示している。
図1に示されるバンパ部10は、例えば、乗用自動車等の車両の前部に備えられるものである。このバンパ部10は、フロントバンパカバー12と、バンパリインフォースメント14と、ロアリインフォースメント16と、本発明の一実施形態に係るバンパアブソーバモジュール20とを備えている。
フロントバンパカバー12は、バンパリインフォースメント14を車両前側から覆っており、このバンパリインフォースメント14等の車体に取り付けられている。このフロントバンパカバー12の下部には、このバンパリインフォースメント14及びロアリインフォースメント16の車両後側に配置されたラジエータ22に風を導入するための開口部24が形成されている。
バンパリインフォースメント14及びロアリインフォースメント16は、それぞれ車両幅方向に延びる長尺状に形成されており、ロアリインフォースメント16は、バンパリインフォースメント14よりも車両下側に配置されている。
バンパアブソーバモジュール20は、本発明におけるバンパアブソーバの一例であるアッパアブソーバ26と、ロアアブソーバ28と、本発明における並設部材の一例であるロアグリル30と、本発明における連結部の一例である一対の連結部32と、一対の連結部34と、一対の縦壁部36とを備えている。
アッパアブソーバ26、ロアアブソーバ28、及び、ロアグリル30は、車両幅方向を長手方向として配置されている。図2に示されるように、アッパアブソーバ26は、フロントバンパカバー12の車両後側に配置されている。このアッパアブソーバ26は、車両側方から見た断面形状が車両後側に開口する断面ハット状とされている。
すなわち、このアッパアブソーバ26は、車両前後方向を板厚方向として車両上下方向に延びる前側壁部38と、この前側壁部38の車両上側及び車両下側の端部から車両後側に向けて延びる一対の脚部40とを有している。また、一対の脚部40の各々の後端部には、車両上側及び車両下側に向けて延びる一対のフランジ部42が形成されている。
図1に示されるように、ロアアブソーバ28は、フロントバンパカバー12とロアリインフォースメント16との間に配置されており、ロアグリル30は、アッパアブソーバ26とロアアブソーバ28との間に、これらと車両上下方向に並んで設けられている。また、ロアグリル30は、開口部24に臨んで配置されており、車体の一部であるフロントバンパカバー12に固定されている。
連結部32は、アッパアブソーバ26及びロアグリル30における車両幅方向両端部(長手方向両端部)にそれぞれ設けられており、連結部34は、ロアアブソーバ28及びロアグリル30における車両幅方向両端部(長手方向両端部)にそれぞれ設けられている。これら連結部32,34は、アッパアブソーバ26、ロアアブソーバ28、ロアグリル30、及び、後述する縦壁部36と樹脂成形により一体に形成されている。
また、連結部32,34は、いずれも車両前後方向を板厚方向として車両上下方向に延びている。そして、連結部32は、図2に示されるように、アッパアブソーバ26に形成された一対の脚部40のうちロアグリル30側に設けられた車両下側の脚部40と、ロアグリル30とを連結している。この連結部32は、より具体的には、車両下側の脚部40の後端部に形成されたフランジ部42と連続して形成されている(図2参照)。一方、連結部34は、ロアアブソーバ28とロアグリル30とを連結している。
縦壁部36は、図1に示されるように、車両幅方向を板厚方向として車両上下方向に延びている。そして、この縦壁部36の上部は、連結部32の車両上下方向の全長に亘って連結部32と接続されており、縦壁部36の下部は、連結部34の車両上下方向の全長に亘って連結部34と接続されている。
また、この縦壁部36は、その車両前側の縁部が連結部32における車両幅方向外側の縁部と接続されており、この連結部32とで直角を成している(図3も参照)。同様に、この縦壁部36は、その車両前側の縁部が連結部34における車両幅方向外側の縁部と接続されており、この連結部34とで直角を成している。つまり、換言すれば、この縦壁部36は、連結部32,34における車両幅方向外側の縁部に形成された曲げ部とされている。
また、この縦壁部36は、その車両上下方向の中央部が、ロアグリル30と車両上下方向にオーバラップしている。そして、この縦壁部36は、このロアグリル30を通じて導入された走行風をラジエータ22に案内するガイド壁とされている。
次に、本発明の一実施形態の作用及び効果について説明する。
本発明の一実施形態に係るバンパアブソーバモジュール20によれば、図2に示されるように、アッパアブソーバ26に形成された一対の脚部40のうちロアグリル30側に設けられた脚部40と、ロアグリル30とは、車両前後方向を板厚方向として車両上下方向に延びる連結部32によって連結されており、この連結部32には、その車両上下方向の全長に亘って縦壁部36が接続されている。この縦壁部36は、車両幅方向を板厚方向として車両上下方向に延びている。
従って、この縦壁部36により連結部32の剛性が向上されるので、アッパアブソーバ26に車両前側から衝突荷重Fが入力された場合でも、一対の脚部40の後端部が車両上下方向に広がるように(矢印R方向にアッパアブソーバ26の開口部26Aが口開きするように)、このアッパアブソーバ26が変形することを抑制することができる。これにより、アッパアブソーバ26の反力が低下することを抑制することができる。
しかも、縦壁部36は、ラジエータ22(図1参照)に走行風を案内するためのガイド壁とされている。従って、部材点数の増加を抑えることができるので、これにより、軽量化、低コスト化を実現することができる。
また、上述のように、縦壁部36を追加するだけでアッパアブソーバ26の変形を抑制することができるので、アッパアブソーバ26を厚肉にする必要が無い。これにより、バンパアブソーバモジュール20を軽量化することができる。
次に、本発明の一実施形態の変形例について説明する。
上述の本発明の一実施形態において、バンパアブソーバモジュール20は、連結部32,34を一対ずつ備えていたが、連結部32,34の個数は幾つでも良い。
また、連結部32は、車両下側の脚部40に形成されたフランジ部42と連続して形成されていたが(図2参照)、このフランジ部42よりも車両前側において脚部40と接続されていても良い。
また、縦壁部36は、ロアグリル30を通じて導入された走行風をラジエータ22に案内するガイド壁とされていたが、ガイド壁で無くても良い。
また、上述の本発明の一実施形態では、アッパアブソーバ26が本発明におけるバンパアブソーバの一例とされていたが、ロアアブソーバ28が本発明におけるバンパアブソーバの一例とされても良い。
また、バンパアブソーバモジュール20は、本発明における並設部材の一例として、ロアグリル30を有していたが、ロアグリル30以外にも、例えば、アッパグリルや、その他の部材を有していても良い。
また、バンパアブソーバモジュール20は、本発明におけるバンパアブソーバの一例として、アッパアブソーバ26を有し、本発明における並設部材の一例として、ロアアブソーバ28を有する構成とされていても良い(ロアグリル30が省かれても良い)。
また、連結部32及び縦壁部36は、次のように構成されていても良い。
すなわち、上述の本発明の一実施形態において、縦壁部36は、その車両前側の縁部が連結部32における車両幅方向外側の縁部と接続されていたが、図4に示されるように、その車両前後方向の中央部が連結部32における車両幅方向外側の縁部と接続されていても良い。また、図5に示されるように、縦壁部36は、その車両前側の縁部が連結部32における車両幅方向の中央部と接続されていても良い。このように構成されていても、この縦壁部36により連結部32の剛性を向上させることができる。
また、図6に示されるように、縦壁部36には、車両前後方向に延びるビード62が形成されていても良い。このように構成されていると、このビード62によって縦壁部36を補強することができるので、連結部32の剛性をより向上させることができる。
また、図7に示されるように、連結部32には、車両上下方向に延びるビード64が形成されていても良い。また、図8に示されるように、連結部32には、車両幅方向を板厚方向として車両上下方向に延びる補強リブ66が形成されていても良い。
このように構成されていると、アッパアブソーバ26に車両前側から衝突荷重が入力されることで、連結部32に車両上下方向に圧縮荷重が加わった場合でも、この連結部32の車両上下方向への撓み変形を、上述のビード64又は補強リブ66によって抑制することができる。
また、図8,図9に示されるように、連結部32及び縦壁部36には、車両上下方向を板厚方向として車両幅方向に延びる横リブ68が接続されていても良い。このように構成されていると、この横リブ68によって連結部32と縦壁部36との連結強度を高めることができるので、連結部32の車両上下方向への撓み変形をより効果的に抑制することができる。
また、この横リブ68は、図8,図9に示されるように、連結部32の車両下側(つまり、図2に示されるアッパアブソーバ26と接続された側と車両上下方向の反対側)に設けられていると、より好適である。
このように構成されていると、アッパアブソーバ26(図2参照)に車両前側から衝突荷重が入力されることで、連結部32に車両上下方向に圧縮荷重が加わった場合でも、この連結部32における縦壁部36と接続された側と車両幅方向の反対側の縁部32A(縦壁部36と接続されていない自由端側の縁部)が撓んで連結部32に車両幅方向をねじれ軸とするねじれ変形が生じることを、上述の横リブ68によって抑制することができる。
なお、この場合のねじれ変形とは、より具体的には、例えば、図9において想像線で示されるように、連結部32における縦壁部36と接続された側と車両幅方向の反対側の縁部32Aが車両下側に撓んだ場合に、この縁部32Aにおける下端部32Bが車両前後方向(ここでは、一例として、車両後側)にずれてしまう変形態様のことである。
また、横リブ68は、図10に示されるように、連結部32における車両上下方向中央部と接続されていても良い。また、図11に示されるように、縦壁部36が連結部32における車両幅方向中央部と接続され、横リブ68が縦壁部36に対する車両幅方向両側にそれぞれ設けられても良い。
また、図12に示されるように、横リブ68には、車両前後方向に延びるビード70が形成されていても良い。このように構成されていると、このビード70によって横リブ68を補強することができるので、連結部32にねじれ変形が生じることより一層抑制することができる。
また、図13に示されるように、連結部32には、車両上下方向に並んで複数の横リブ68が形成されていても良い。
また、図14に示されるように、連結部32における車両幅方向一端側(例えば、外側の縁部)に縦壁部36が接続され、連結部32における車両幅方向他端側(例えば、内側の縁部)に縦壁部36と車両幅方向に対向する対向壁部72が形成されていても良い。この対向壁部72は、車両幅方向を板厚方向として車両上下方向に延びると共に、連結部32の車両上下方向の全長に亘って連結部32と接続されている。
このように構成されていると、図9に示される場合と同様に、アッパアブソーバ26に車両前側から衝突荷重が入力されることで、連結部32に車両上下方向に圧縮荷重が加わった場合でも、この連結部32における縦壁部36と接続された側と車両幅方向の反対側の縁部32Aが撓んで連結部32に車両幅方向をねじれ軸とするねじれ変形が生じることを、上述の対向壁部72によって抑制することができる。
また、図14に示されるように、連結部32に対向壁部72に加えて横リブ68が接続されていると、連結部32にねじれ変形が生じることをより一層効果的に抑制することができる。
また、図15に示されるように、アッパアブソーバ26における一対の脚部40は、前側壁部38の車両上側及び車両下側の端部から車両後側に向けて延びると共に、車両後側に向かうに従って互いの間隔が広がる一対の前側脚部82と、車両前後方向に延びて互いに車両上下方向に対向すると共に一対の前側脚部82の各々の車両後側の端部に屈曲部84を介して接続された一対の後側脚部86とを有していても良い。
このように構成されていると、前側壁部38に車両前側から衝突荷重Fが入力された場合には、図15の下図に示されるように、屈曲部84を起点として脚部40を屈曲させることができる。これにより、このことによっても、一対の脚部40の後端部が車両上下方向に広がるように、このアッパアブソーバ26が変形することを抑制することができる。
また、上述の複数の変形のうち、組み合わせ可能な変形例は、適宜組み合わされても良い。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
12 フロントバンパカバー
20 バンパアブソーバモジュール
22 ラジエータ
26 アッパアブソーバ(バンパアブソーバ)
30 ロアグリル(並設部材)
32 連結部
36 縦壁部
38 前側壁部
40 脚部
62 ビード(縦壁部に形成されたビード)
64 ビード(連結部に形成されたビード)
66 補強リブ
68 横リブ
70 ビード(横リブに形成されたビード)
72 対向壁部
82 前側脚部
84 屈曲部
86 後側脚部

Claims (9)

  1. 車両前後方向を板厚方向として車両上下方向に延びる前側壁部と、前記前側壁部の車両上側及び車両下側の端部から車両後側に向けて延びる一対の脚部とを有し、フロントバンパカバーの車両後側に配置されたバンパアブソーバと、
    前記バンパアブソーバと車両上下方向に並んで設けられ、車体に固定された並設部材と、
    前記バンパアブソーバ及び前記並設部材と一体に形成されていると共に、車両前後方向を板厚方向として車両上下方向に延び、前記一対の脚部のうち前記並設部材側に設けられた脚部の後端部と、前記並設部材とを連結する連結部と、
    車両幅方向を板厚方向として車両上下方向に延びると共に、前記連結部の車両上下方向の全長に亘って前記連結部と接続されることで、前記一対の脚部の後端側が車両上下方向に広がるように変形することを抑制する縦壁部と、
    を備えたバンパアブソーバモジュール。
  2. 前記縦壁部は、前記バンパアブソーバ及び前記並設部材の車両後側に配置されたラジエータに走行風を案内するためのガイド壁とされている、
    請求項1に記載のバンパアブソーバモジュール。
  3. 前記縦壁部には、車両前後方向に延びるビードが形成されている、
    請求項1又は請求項2に記載のバンパアブソーバモジュール。
  4. 前記連結部には、車両上下方向に延びるビード、又は、車両幅方向を板厚方向として車両上下方向に延びる補強リブが形成されている、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のバンパアブソーバモジュール。
  5. 車両上下方向を板厚方向として車両幅方向に延びると共に、前記連結部及び前記縦壁部と接続された横リブを備えた、
    請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のバンパアブソーバモジュール。
  6. 前記横リブは、前記連結部における前記バンパアブソーバと接続された側と車両上下方向の反対側に設けられている、
    請求項5に記載のバンパアブソーバモジュール。
  7. 前記横リブには、車両前後方向に延びるビードが形成されている、
    請求項5又は請求項6に記載のバンパアブソーバモジュール。
  8. 前記縦壁部は、前記連結部における車両幅方向一端側に接続され、
    車両幅方向を板厚方向として車両上下方向に延びると共に、前記縦壁部と車両幅方向に対向し、前記連結部の車両上下方向の全長に亘って前記連結部における車両幅方向他端側に接続された対向壁部を備えた、
    請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載のバンパアブソーバモジュール。
  9. 前記一対の脚部は、
    前記前側壁部の車両上側及び車両下側の端部から車両後側に向けて延びると共に、車両後側に向かうに従って互いの間隔が広がる一対の前側脚部と、
    車両前後方向に延びて互いに車両上下方向に対向すると共に前記一対の前側脚部の各々の車両後側の端部に屈曲部を介して接続された一対の後側脚部とを有している、
    請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載のバンパアブソーバモジュール。
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