JP5966159B2 - 信号伝送装置、信号伝送システム、信号伝送方法及びコンピュータ装置 - Google Patents
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Description
本開示は、差動伝送とシングルエンド伝送とで伝送線路を共用する信号インターフェースにおいて、両伝送時の信号波形品質を好適に維持し得る信号伝送装置に関するものである。
特許文献1には、2本の伝送線路に差動ドライバと2つのシングルエンドドライバとが接続する構成が開示されている。
特許文献2には、信号レベルの遷移期間、すなわち信号の立ち上がりや立ち下がりの期間において信号の駆動能力を強めるプリエンファシス技術が開示されている。
本開示は、差動ドライバとシングルエンドドライバ回路ブロックとが伝送線路を共有し、かつ伝送線路にコモンモードフィルタを具備した信号伝送装置に係り、シングルエンド信号の品質劣化を抑制する技術を提供する。
本開示の一態様では、第1及び第2の伝送線路と、差動ドライバと、第1及び第2のシングルエンドドライバ回路ブロックと、制御回路と、コモンモードフィルタとを備えた信号伝送装置において、差動ドライバの正相出力端子と、第1のシングルエンドドライバ回路ブロックの出力端子とが、コモンモードフィルタを介して第1の伝送線路に接続され、差動ドライバの逆相出力端子と、第2のシングルエンドドライバ回路ブロックの出力端子とが、コモンモードフィルタを介して第2の伝送線路に接続され、第1及び第2のシングルエンドドライバ回路ブロックを用いてシングルエンド2チャンネル伝送を行う場合、制御回路は、第1及び第2のシングルエンドドライバ回路ブロックの出力信号の論理値の変化の組み合わせに応じて、第1及び第2のシングルエンドドライバ回路ブロックの各々の駆動能力を制御する構成をとる。
本開示によれば、差動伝送とシングルエンド伝送とで伝送線路を共有し、かつコモンモードフィルタを具備する場合において、差動伝送における信号波形品質の維持と不要電磁輻射の抑制とを図るとともに、シングルエンド2チャンネル伝送における信号波形品質を良好に保つことができる。
本願発明者は、差動ドライバとシングルエンドドライバ回路ブロックとが伝送線路を共有する構成において、伝送線路にコモンモードフィルタを実装すると、シングルエンドドライバ回路ブロックが伝送線路を駆動する際の信号波形に新たな課題が発生することを見出した。
コモンモードフィルタは、差動信号の主成分であるディファレンシャル成分の伝送にはほとんど影響を与えず、不要電磁輻射の要因となるコモンモード成分の伝送を抑制するものであるため、差動伝送に対して効果を発揮するフィルタ部品である。しかし、コモンモードフィルタに2つのシングルエンド信号が入力する場合、当該2つのシングルエンド信号は常に逆相の関係の信号波形になるとは限らない。つまり、2つのシングルエンド信号がともに変化しない場合と、2つのシングルエンド信号が互いに逆相の関係で変化する場合と、一方のシングルエンド信号は変化なく他方のシングルエンド信号のみ変化する場合と、2つのシングルエンド信号が同相の関係で変化する場合とが考えられる。
コモンモードフィルタが2つのシングルエンド信号に与える影響の度合いは、これらそれぞれの場合で違ってくる。本開示は、この点に着目したものである。
本開示に係る第1形態は、第1及び第2の伝送線路と、差動ドライバと、第1及び第2のシングルエンドドライバ回路ブロックと、制御回路と、コモンモードフィルタとを備え、差動ドライバの正相出力端子と、第1のシングルエンドドライバ回路ブロックの出力端子とが、コモンモードフィルタを介して第1の伝送線路に接続され、差動ドライバの逆相出力端子と、第2のシングルエンドドライバ回路ブロックの出力端子とが、コモンモードフィルタを介して第2の伝送線路に接続され、第1及び第2のシングルエンドドライバ回路ブロックを用いてシングルエンド2チャンネル伝送を行う場合、制御回路は、第1及び第2のシングルエンドドライバ回路ブロックの出力信号の論理値の変化の組み合わせに応じて、第1及び第2のシングルエンドドライバ回路ブロックの各々の駆動能力を制御する。
この形態によると、差動伝送における信号波形品質の維持と不要電磁輻射の抑制とを図るとともに、シングルエンド2チャンネル伝送における信号波形品質を良好に保つことができる。
本開示に係る第2形態では、第1形態において、制御回路は、第1及び第2のシングルエンドドライバ回路ブロックの出力信号の論理値がともに変化しない場合、及び、第1及び第2のシングルエンドドライバ回路ブロックの出力信号の論理値の変化が互いに逆相の関係にある場合に比べ、第1及び第2のシングルエンドドライバ回路ブロックのうちの一方のシングルエンドドライバ回路ブロックの出力信号の論理値が変化し、かつ他方のシングルエンドドライバ回路ブロックの出力信号の論理値が変化しない場合には、出力信号の論理値が変化する側のシングルエンドドライバ回路ブロックの駆動能力を強め、かつ、第1及び第2のシングルエンドドライバ回路ブロックの出力信号の論理値の変化が同相の関係にある場合には、第1及び第2のシングルエンドドライバ回路ブロックの双方の駆動能力を更に強める。
この形態によると、コモンモードフィルタが2つのシングルエンド信号に与える影響の度合いに応じて、第1及び第2のシングルエンドドライバ回路ブロックの各々の駆動能力が適切に制御される。
本開示に係る第3形態では、第1又は第2形態において、第1及び第2のシングルエンドドライバ回路ブロックは、互いに異なる駆動能力を有する複数のシングルエンドドライバをそれぞれ備え、制御回路の制御に応じて駆動するシングルエンドドライバが選択される。
この形態によると、シングルエンドドライバの駆動能力の選択により、第1及び第2のシングルエンドドライバ回路ブロックの各々の駆動能力が制御される。
本開示に係る第4形態では、第1又は第2形態において、第1及び第2のシングルエンドドライバ回路ブロックは、シングルエンドドライバと、当該シングルエンドドライバの出力端子に接続された互いに異なる抵抗値を有する複数の抵抗回路とをそれぞれ備え、制御回路の制御に応じて駆動する抵抗回路が選択される。
この形態によると、抵抗回路の抵抗値の選択により、第1及び第2のシングルエンドドライバ回路ブロックの各々の駆動能力が制御される。
本開示に係る第5形態は、第1〜第4形態のいずれかの信号伝送装置であるマスター装置と、第1及び第2の伝送線路を介して当該マスター装置に接続されたスレーブ装置とを備えた信号伝送システムであって、マスター装置は、スレーブ装置からマスター装置への第1及び第2の伝送線路を介したシングルエンド2チャンネル伝送を実行する前に、スレーブ装置が各チャンネルに出力するシングルエンド信号の論理値の変化の組み合わせに応じてスレーブ装置が各チャンネルのドライバの駆動能力を制御するように、スレーブ装置に対して指示する。
この形態によると、マスター装置からスレーブ装置へのシングルエンド2チャンネル伝送の場合と同様の効果を、スレーブ装置からマスター装置へのシングルエンド2チャンネル伝送でも得ることができる。
本開示に係る第6形態は、第1〜第4形態のいずれかの信号伝送装置を用いてデータの授受を行うコンピュータ装置である。
この形態によると、コンピュータ装置のデータ授受における信号波形の品質が改善される。
本開示に係る第7形態は、第1及び第2の伝送線路と、差動ドライバと、第1及び第2のシングルエンドドライバ回路ブロックと、制御回路と、コモンモードフィルタとを備え、差動ドライバの正相出力端子と、第1のシングルエンドドライバ回路ブロックの出力端子とが、コモンモードフィルタを介して第1の伝送線路に接続され、差動ドライバの逆相出力端子と、第2のシングルエンドドライバ回路ブロックの出力端子とが、コモンモードフィルタを介して第2の伝送線路に接続された信号伝送装置における信号伝送方法であって、制御回路が、第1及び第2のシングルエンドドライバ回路ブロックの出力信号の論理値の変化の組み合わせに応じて、第1及び第2のシングルエンドドライバ回路ブロックの各々の駆動能力を制御し、第1及び第2のシングルエンドドライバ回路ブロックを用いてシングルエンド2チャンネル伝送を行う。
この形態によると、差動伝送における信号波形品質の維持と不要電磁輻射の抑制とを図るとともに、シングルエンド2チャンネル伝送における信号波形品質を良好に保つことができる。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る信号伝送装置1の構成図である。図1において、コネクタ60に接続された2本の伝送線路10,11にコモンモードフィルタ40が実装され、更に、差動ドライバ20の正相出力端子、逆相出力端子がそれぞれ伝送線路10,11にコモンモードフィルタ40を介して接続している。また、第1及び第2のシングルエンドドライバ回路ブロック30,31がそれぞれ、差動ドライバ20の正相出力端子、逆相出力端子と伝送線路10,11を共有している。
図1は、実施の形態1に係る信号伝送装置1の構成図である。図1において、コネクタ60に接続された2本の伝送線路10,11にコモンモードフィルタ40が実装され、更に、差動ドライバ20の正相出力端子、逆相出力端子がそれぞれ伝送線路10,11にコモンモードフィルタ40を介して接続している。また、第1及び第2のシングルエンドドライバ回路ブロック30,31がそれぞれ、差動ドライバ20の正相出力端子、逆相出力端子と伝送線路10,11を共有している。
第1のシングルエンドドライバ回路ブロック30の入力端子側にはフリップフロップ等で構成されるデータ保持回路201,202が接続されている。データ保持回路201,202には、出力データに基づくH、Lの信号が入力され、保持される。データ保持回路201,202に保持されたH、Lの信号は、クロック信号CLKに同期して第1のシングルエンドドライバ回路ブロック30に伝えられ、H、Lに応じた出力信号が第1のシングルエンドドライバ回路ブロック30から伝送線路10に出力される。第2のシングルエンドドライバ回路ブロック31及びその前段のデータ保持回路211,212についても同様の構成、動作である。ここで、両シングルエンドドライバ回路ブロック30,31の出力駆動能力は、制御回路100によって制御される。
制御回路100内の論理回路101は、例えば、図2に示すような条件に従い、各シングルエンドドライバ回路ブロック30,31の出力駆動能力の制御信号DrvStr1,DrvStr2を決める。
詳細には、2つのシングルエンド信号が同相の関係でHからLへ又はLからHへ変化する場合には、各々2ビットの制御信号DrvStr1,DrvStr2をともに10bとする(bは2進数表記であることを表す)。すなわち、データ保持回路201(FFA1)が保持する信号の値(H/L)とデータ保持回路211(FFB1)が保持する信号の値(H/L)が同じ(FFA1=FFB1)、かつ、データ保持回路202(FFA2)が保持する信号の値(H/L)とデータ保持回路212(FFB2)が保持する信号の値(H/L)が同じ(FFA2=FFB2)、かつ、データ保持回路201(FFA1)が保持する信号の値(H/L)とデータ保持回路202(FFA2)が保持する信号の値(H/L)が異なる(FFA1≠FFA2)場合は、制御信号DrvStr1,DrvStr2をともに10bとする。
また、第2のシングルエンド信号は変化なく第1のシングルエンド信号のみ変化する場合には、第1の制御信号DrvStr1を01bとし、第2の制御信号DrvStr2を00bとする。すなわち、データ保持回路201(FFA1)が保持する信号の値(H/L)とデータ保持回路202(FFA2)が保持する信号の値(H/L)が異なり(FFA1≠FFA2)、かつ、データ保持回路211(FFB1)が保持する信号の値(H/L)とデータ保持回路212(FFB2)が保持する信号の値(H/L)が同じ(FFB1=FFB2)場合は、第1の制御信号DrvStr1を01bとし、第2の制御信号DrvStr2を00bとする。
また、第1のシングルエンド信号は変化なく第2のシングルエンド信号のみ変化する場合には、第1の制御信号DrvStr1を00bとし、第2の制御信号DrvStr2を01bとする。すなわち、データ保持回路201(FFA1)が保持する信号の値(H/L)とデータ保持回路202(FFA2)が保持する信号の値(H/L)が同じ(FFA1=FFA2)、かつ、データ保持回路211(FFB1)が保持する信号の値(H/L)とデータ保持回路212(FFB2)が保持する信号の値(H/L)が異なる(FFB1≠FFB2)場合は、第1の制御信号DrvStr1を00bとし、第2の制御信号DrvStr2を01bとする。
また、2つのシングルエンド信号が互いに逆相の関係で変化する場合、又は、2つのシングルエンド信号がともに変化しない場合には、各々2ビットの制御信号DrvStr1,DrvStr2をともに00bとする。すなわち、データ保持回路201(FFA1)の値とデータ保持回路202(FFA2)の値が異なり(FFA1≠FFA2)、かつ、データ保持回路211(FFB1)の値とデータ保持回路212(FFB2)の値が異なり(FFB1≠FFB2)、かつ、データ保持回路201(FFA1)が保持する信号の値(H/L)とデータ保持回路211(FFB1)が保持する信号の値(H/L)が異なる(FFA1≠FFB1)場合は、第1の制御信号DrvStr1を00bとし、第2の制御信号DrvStr2を00bとする。また、データ保持回路201(FFA1)が保持する信号の値(H/L)とデータ保持回路202(FFA2)が保持する信号の値(H/L)が同じ(FFA1=FFA2)、かつ、データ保持回路211(FFB1)が保持する信号の値(H/L)とデータ保持回路212(FFB2)が保持する信号の値(H/L)が同じ(FFA1=FFB2)場合も、第1の制御信号DrvStr1を00bとし、第2の制御信号DrvStr2を00bとする。
以上のとおり、制御信号DrvStr1,DrvStr2の各々が取り得る値として、00b、01b、10bがある。00bは低い出力駆動能力を、01bはそれよりも高い出力駆動能力を、10bは更に高い出力駆動能力をそれぞれ意味する。
また、制御回路100は、各シングルエンドドライバ回路ブロック30,31の出力信号の変化時に、意図する出力駆動能力を実現するために、データ保持回路(FFd)110,111においてクロック信号CLKの立ち下がりで制御信号DrvStr1,DrvStr2を保持するような構成としている。これによりシングルエンドドライバ回路ブロック30,31の出力信号の変化タイミングに比べて、半周期早く出力駆動能力を変更でき、出力信号の変化タイミングにおいて確実に意図した出力駆動能力で信号を出力することができる。
両シングルエンドドライバ回路ブロック30,31は、例えば図3のような構成をとり、第1又は第2の制御信号制御信号DrvStr1,DrvStr2に応じてシングルエンドドライバ80,81,82の駆動能力を動的に切り替える。詳細には、第1又は第2の制御信号DrvStr1,DrvStr2が10bの場合、第1のイネーブル信号ENHがHとなり、最大の出力駆動能力を持つシングルエンドドライバ80が選択される。また、第1又は第2の制御信号DrvStr1,DrvStr2が01bの場合、第2のイネーブル信号ENMがHとなり、中程度の出力駆動能力を持つシングルエンドドライバ81が選択される。また、第1又は第2の制御信号DrvStr1,DrvStr2が00bの場合、第3のイネーブル信号ENLがHとなり、最小の出力駆動能力を持つシングルエンドドライバ82が選択される。
両シングルエンドドライバ回路ブロック30,31は、図4に示すような構成でもよい。すなわち、図3の構成では、駆動能力の異なる複数のシングルエンドドライバ80〜82を動的に制御していたのに対し、図4の構成では、シングルエンドドライバ90の出力段に配置した、抵抗値の異なる複数の抵抗回路91,92,93を動的に選択する。詳細には、第1又は第2の制御信号DrvStr1,DrvStr2が10bの場合、第1のイネーブル信号ENHがHとなり、最小の抵抗値を持つ抵抗回路91が選択される。また、第1又は第2の制御信号DrvStr1,DrvStr2が01bの場合、第2のイネーブル信号ENMがHとなり、中程度の抵抗値を持つ抵抗回路92が選択される。また、第1又は第2の制御信号DrvStr1,DrvStr2が00bの場合、第3のイネーブル信号ENLがHとなり、最大の抵抗値をもつ抵抗回路93が選択される。図4の抵抗回路91,92,93は、例えば、ポリシリコン抵抗やトランジスタのオン抵抗等で実現し、イネーブル信号によりその機能をON/OFFできる。
図5は、2つのシングルエンド信号DAT1,DAT2がクロック信号CLKの立ち上がりに同期し、コモンモードフィルタ40を経由せずに伝送する場合の伝送波形を示している。コモンモードフィルタ40を用いていないため、2つのシングルエンド信号DAT1,DAT2の各々の立ち上がり、立ち下がり時の傾きは、他方のシングルエンド信号の変化に依存しない。
図6は、2つのシングルエンド信号DAT1,DAT2の伝送線路10,11にコモンモードフィルタ40を備えた場合の信号波形である。ただし、シングルエンドドライバの駆動能力制御は行われないものとする。この場合、2つのシングルエンド信号DAT1,DAT2が互いに逆相の関係で変化するとき(t0、t1)は、コモンモードフィルタ40は大きなインピーダンスを発生しないため、2つのシングルエンド信号DAT1,DAT2の立ち上がり及び立ち下がり波形は鈍らない。しかし、一方の信号のみ変化するとき(t2)においては、コモンモードフィルタ40は変化する信号に対してインピーダンスを発生するため、その信号の立ち上がり又は立ち下がりが鈍る。更に、両方の信号が同相の関係で変化する場合(t3、t5)では、コモンモードフィルタ40が発生するインピーダンスは更に高くなるため、2つのシングルエンド信号DAT1,DAT2の立ち上がり、立ち下がりは更に鈍る。このため、2つのシングルエンド信号DAT1,DAT2を受信するレシーバにとっては、2つのシングルエンド信号DAT1,DAT2の変化の組み合わせによって、受け取る信号の立ち上がり、立ち下がり波形の鈍り方が異なるため、信号波形に乗るジッタ成分が多くなり、レシーバでの信号受信が困難になるという課題が発生する。
ところが、図7に示すように、本開示の構成によれば、2チャンネルのシングルエンド信号DAT1,DAT2の変化の組み合わせに応じて第1及び第2のシングルエンドドライバ回路ブロック30,31の出力駆動能力が変更されるため、コモンモードフィルタ40による信号の立ち上がり、立ち下がり時の鈍りを補正することができる。
図8に示すように、本開示の信号伝送装置1をマスターとして、別の信号伝送装置(スレーブ)2とともに信号伝送システムを構成することも可能である。マスタ側の信号伝送装置1が有する差動ドライバ20に対応して、スレーブ側の信号伝送装置2は差動レシーバ21を有する。また、両信号伝送装置1,2はいずれも、2チャンネルのシングルエンドレシーバ32,33を有する。
通信確立時に、マスタ側の信号伝送装置1からスレーブ側の信号伝送装置2へ、例えば図9に示すフローで、信号伝送に使用するインターフェースを選択することができる。詳細には、まず、両信号伝送装置1及び2の電源がオンとなり、制御線が接続される。次に、マスタ側の信号伝送装置1は、接続された制御線を用いてスレーブ側の信号伝送装置2に対し、使用するインターフェースとして差動伝送又はシングルエンド伝送のいずれを選択するかを問い合わせる(S91)。この問合せを受けたスレーブ側の信号伝送装置2は、差動伝送又はシングルエンド伝送のいずれを選択するかの回答をマスタ側の信号伝送装置1に送信する(S92)。マスタ側の信号伝送装置1は、この回答に基づき、差動伝送が選択されたかシングルエンド伝送が選択されたかを判定する(S93)。シングルエンド伝送が選択された場合、マスタ側の信号伝送装置1は、スレーブ側の信号伝送装置2がシングルエンドドライバの出力駆動能力を制御する仕組みを備えているか否かを問い合わせる(S94)。スレーブ側の信号伝送装置2は、この問合せに対する回答をマスタ側の信号伝送装置1に送信する(S95)。マスタ側の信号伝送装置1は、この回答に基づき、スレーブ側の信号伝送装置2がシングルエンドドライバの出力駆動能力を制御する仕組みを備えているか否かを判定する(S96)。図8に示すようにスレーブ側の信号伝送装置2もシングルエンドドライバの出力駆動能力を制御する仕組みを備えている(YES)と判定された場合、マスタ側の信号伝送装置1は、スレーブ側の信号伝送装置2からマスタ側の信号伝送装置1へシングルエンド2チャンネル伝送で通信すべき旨、及びスレーブ側の信号伝送装置2が各チャンネルに出力するシングルエンド信号の論理値の変化の組み合わせに応じてスレーブ側の信号伝送装置2が各チャンネルのドライバの駆動能力を制御すべき旨を、スレーブ側の信号伝送装置2に対して指示する(S97)。
これにより、マスター側の信号伝送装置1がスレーブ側の信号伝送装置2へ送信するシングルエンド信号だけでなく、スレーブ側の信号伝送装置2がマスター側の信号伝送装置1へ送信するシングルエンド信号についても、コモンモードフィルタ40による波形鈍りが補正された状態で受信することができるため、送信・受信信号ともに信号波形の品質が良好に保たれる。
また、ステップS96において、スレーブ側の信号伝送装置2がシングルエンドドライバの出力駆動能力を制御する仕組みを備えていない(NO)と判定された場合、マスタ側の信号伝送装置1は、スレーブ側の信号伝送装置2からマスタ側の信号伝送装置1へシングルエンド2チャンネル伝送で通信すべき旨を、スレーブ側の信号伝送装置2に対して指示する(S98)。
また、ステップS93で差動伝送が選択された場合、マスタ側の信号伝送装置1は、スレーブ側の信号伝送装置2からマスタ側の信号伝送装置1へ差動伝送で通信すべき旨を、スレーブ側の信号伝送装置2に対して指示する(S100)。
スレーブ側の信号伝送装置2は、これらの指示を受け、その指示で指定されたインターフェース回路をウェイクアップさせる(S101)。その後、スレーブ側の信号伝送装置2は、通信の準備が完了したか否かを判定し(S102)、準備が完了していれば(YES)、その旨の回答をマスタ側の信号伝送装置1へ送信する(S103)。これにより、指定されたインターフェースによる信号伝送装置1,2間の通信が開始される(S106)。ステップS102で通信の準備に問題がある場合は(NO)、その旨の回答をマスタ側の信号伝送装置1へ送信する(S105)。この場合、処理はステップS91に戻る。
(実施の形態2)
図10は、実施の形態2に係る信号伝送装置1の構成図である。図10において、2本の伝送線路10,11にコモンモードフィルタ40が実装され、また、コモンモードフィルタ40の2つの入出力端子対には、ダイオード素子70と72、ダイオード素子71と73がそれぞれ並列接続し、更に、差動ドライバ20の正相出力端子、逆相出力端子がそれぞれ伝送線路10,11にコモンモードフィルタ40を介して接続している。また、シングルエンドドライバ150,151はそれぞれ、差動ドライバ20の正相出力端子、逆相出力端子と伝送線路10,11を共有している。
図10は、実施の形態2に係る信号伝送装置1の構成図である。図10において、2本の伝送線路10,11にコモンモードフィルタ40が実装され、また、コモンモードフィルタ40の2つの入出力端子対には、ダイオード素子70と72、ダイオード素子71と73がそれぞれ並列接続し、更に、差動ドライバ20の正相出力端子、逆相出力端子がそれぞれ伝送線路10,11にコモンモードフィルタ40を介して接続している。また、シングルエンドドライバ150,151はそれぞれ、差動ドライバ20の正相出力端子、逆相出力端子と伝送線路10,11を共有している。
ここで、ダイオード素子70と72はアノードとカソードの方向が互い違いになるように接続する。ダイオード素子71と73の接続も同様である。また、ダイオード素子70〜73としては、順方向電圧の閾値が差動ドライバ20が出力する信号振幅よりも高く、かつシングルエンドドライバ150,151が出力する信号振幅よりも低いダイオード素子を用いる。
このようなダイオード素子70〜73とコモンモードフィルタ40とを上述の構成で接続することで、信号伝送装置1がシングルエンド伝送を行う場合、信号レベル遷移時(LからHへ、又はHからLへ)はダイオード素子70〜73のいずれかが導通するため、コモンモードフィルタ40によるシングルエンド信号の品質劣化を抑制することができる。
また、信号伝送装置1が差動伝送を行う場合、差動ドライバ20の信号振幅はダイオード素子70〜73の順方向電圧の閾値より小さいため、差動信号はダイオード素子70〜73には流れず本来意図したコモンモードフィルタ40を流れることができる。
以下、シングルエンドドライバ150を例に動作を詳細に説明する。
まず、シングルエンドドライバ150の出力がLからHに変化する場合、伝送線路10の電位はLの状態においてシングルエンドドライバ150がその出力状態をLからHに変更する。このときダイオード素子70のアノード側がH電位になり、カソード側はL電位のままである。ここで、上述の通りH−Lの電位差はダイオード素子70の順方向電圧の閾値よりも高いため、ダイオード素子70は導通する。したがって、シングルエンド信号はダイオード素子70を通過するため、コモンモードフィルタ40による信号波形の立ち上がり部分の鈍りを軽減することができる。
次に、シングルエンドドライバ150の出力がHからLに変化する場合、伝送線路10の電位はHの状態においてシングルエンドドライバ150がその出力状態をHからLに変更する。このときダイオード素子72のカソード側がL電位になり、アノード側はH電位のままである。ここで、上述の通りH−Lの電位差はダイオード素子72の順方向電圧の閾値よりも高いため、ダイオード素子72は導通する。したがって、シングルエンド信号はダイオード素子72を通過するため、コモンモードフィルタ40による信号波形の立ち下がり部分の鈍りを軽減することができる。
シングルエンドドライバ151、ダイオード素子71及び73の動作も、上述したシングルエンドドライバ150、ダイオード素子70及び72の動作と同様である。
以上の構成により、当該信号伝送装置1が2チャンネルのシングルエンド伝送をする場合、シングルエンド信号の信号レベルの遷移時の電流はダイオード素子70〜73のいずれかを流れるため、コモンモードフィルタ40による信号の立ち上がり、立ち下がり時の鈍りを抑制することができる。
図11に示すように、コモンモードフィルタ40とダイオード素子70〜73とを1つのフィルタ部品401として構成してもよい。これにより、プリント基板上の分岐配線を最小にすることができるため、配線分岐部における信号の反射を抑制することができる。また、1つのフィルタ部品401として構成することで、プリント基板上のレイアウト面積を小さくすることができる。
以上のとおり、実施の形態2によれば、第1及び第2の伝送線路と、差動ドライバと、第1及び第2のシングルエンドドライバと、第1、第2、第3及び第4のダイオード素子と、コモンモードフィルタとを備え、差動ドライバの正相出力端子と、第1のシングルエンドドライバの出力端子とが、第1及び第3のダイオード素子とコモンモードフィルタとを介して第1の伝送線路に接続され、差動ドライバの逆相出力端子と、第2のシングルエンドドライバの出力端子とが、第2及び第4のダイオード素子とコモンモードフィルタを介して第2の伝送線路に接続され、第1及び第3のダイオード素子は、互いに逆並列に、かつコモンモードフィルタに対して並列に接続され、第2及び第4のダイオード素子は、互いに逆並列に、かつコモンモードフィルタに対して並列に接続され、第1、第2、第3及び第4のダイオード素子の各々の順方向電圧の閾値は、差動ドライバが出力する信号振幅よりも高く、かつ第1及び第2のシングルエンドドライバが出力する信号振幅よりも低いことを特徴とする信号伝送装置の構成を採用したので、差動伝送時の不要電磁輻射の抑制と信号品質を良好に保つことができ、かつシングルエンド伝送時の信号品質も良好に保つことができる。
(応用例)
図12は、実施の形態1及び2に係る信号伝送装置1の応用例であるコンピュータ装置の外観を示す。図12のコンピュータ装置は、例えばスマートフォン300である。スマートフォン300には、メモリカードが装着される。メモリカードは、例えばSDカード301である。
図12は、実施の形態1及び2に係る信号伝送装置1の応用例であるコンピュータ装置の外観を示す。図12のコンピュータ装置は、例えばスマートフォン300である。スマートフォン300には、メモリカードが装着される。メモリカードは、例えばSDカード301である。
図13は、図12中のスマートフォン300におけるSDカードインターフェース部分を示す。当該部分は、制御部302と前述の信号伝送装置1とを備える。信号伝送装置1は、SDカード301との間のデータのやりとりをするインターフェースを構成する。制御部302は、信号伝送装置1を介してデータを送受信する。図13中の信号伝送装置1は、例えば、差動クロック信号の伝送と、2つのシングルエンド・データ信号の伝送とで2本の伝送線路を共用する。
なお、本開示の応用例に係るコンピュータ装置は、スマートフォン、タブレット端末等の携帯機器のほか、パーソナルコンピュータ、カーナビゲーション装置等を含む。
本開示に係る信号伝送装置は、差動伝送とシングルエンド伝送とで伝送線路を共有し、かつコモンモードフィルタを具備する場合において、差動伝送時の不要電磁輻射の抑制と良好な信号品質の維持とを図ることができ、かつシングルエンド伝送時の信号品質も良好に保つことができる。
1,2 信号伝送装置
10,11 伝送線路
20 差動ドライバ
21 差動レシーバ
30,31 シングルエンドドライバ回路ブロック
32,33 シングルエンドレシーバ
40 コモンモードフィルタ
60 コネクタ
70,71,72,73 ダイオード素子
80,81,82,90 シングルエンドドライバ
91,92,93 抵抗回路
100 制御回路
150,151 シングルエンドドライバ
201,202,211,212 データ保持回路
300 スマートフォン
301 SDカード
302 制御部
401 コモンモードフィルタとダイオード素子とにより構成されたフィルタ部品
10,11 伝送線路
20 差動ドライバ
21 差動レシーバ
30,31 シングルエンドドライバ回路ブロック
32,33 シングルエンドレシーバ
40 コモンモードフィルタ
60 コネクタ
70,71,72,73 ダイオード素子
80,81,82,90 シングルエンドドライバ
91,92,93 抵抗回路
100 制御回路
150,151 シングルエンドドライバ
201,202,211,212 データ保持回路
300 スマートフォン
301 SDカード
302 制御部
401 コモンモードフィルタとダイオード素子とにより構成されたフィルタ部品
Claims (7)
- 第1及び第2の伝送線路と、差動ドライバと、第1及び第2のシングルエンドドライバ回路ブロックと、制御回路と、コモンモードフィルタとを備え、
前記差動ドライバの正相出力端子と、前記第1のシングルエンドドライバ回路ブロックの出力端子とが、前記コモンモードフィルタを介して前記第1の伝送線路に接続され、
前記差動ドライバの逆相出力端子と、前記第2のシングルエンドドライバ回路ブロックの出力端子とが、前記コモンモードフィルタを介して前記第2の伝送線路に接続され、
前記第1及び第2のシングルエンドドライバ回路ブロックを用いてシングルエンド2チャンネル伝送を行う場合、前記制御回路は、前記第1及び第2のシングルエンドドライバ回路ブロックの出力信号の論理値の変化の組み合わせに応じて、前記第1及び第2のシングルエンドドライバ回路ブロックの各々の駆動能力を制御する信号伝送装置。 - 請求項1記載の信号伝送装置において、
前記制御回路は、
前記第1及び第2のシングルエンドドライバ回路ブロックの出力信号の論理値がともに変化しない場合、及び、前記第1及び第2のシングルエンドドライバ回路ブロックの出力信号の論理値の変化が互いに逆相の関係にある場合に比べ、
前記第1及び第2のシングルエンドドライバ回路ブロックのうちの一方のシングルエンドドライバ回路ブロックの出力信号の論理値が変化し、かつ他方のシングルエンドドライバ回路ブロックの出力信号の論理値が変化しない場合には、出力信号の論理値が変化する側のシングルエンドドライバ回路ブロックの駆動能力を強め、かつ、
前記第1及び第2のシングルエンドドライバ回路ブロックの出力信号の論理値の変化が同相の関係にある場合には、前記第1及び第2のシングルエンドドライバ回路ブロックの双方の駆動能力を更に強める信号伝送装置。 - 請求項1又は2に記載の信号伝送装置において、
前記第1及び第2のシングルエンドドライバ回路ブロックは、互いに異なる駆動能力を有する複数のシングルエンドドライバをそれぞれ備え、前記制御回路の制御に応じて駆動するシングルエンドドライバが選択される信号伝送装置。 - 請求項1又は2に記載の信号伝送装置において、
前記第1及び第2のシングルエンドドライバ回路ブロックは、シングルエンドドライバと、当該シングルエンドドライバの出力端子に接続された互いに異なる抵抗値を有する複数の抵抗回路とをそれぞれ備え、前記制御回路の制御に応じて駆動する抵抗回路が選択される信号伝送装置。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の信号伝送装置であるマスター装置と、前記第1及び第2の伝送線路を介して前記マスター装置に接続されたスレーブ装置とを備えた信号伝送システムであって、
前記マスター装置は、前記スレーブ装置から前記マスター装置への前記第1及び第2の伝送線路を介したシングルエンド2チャンネル伝送を実行する前に、前記スレーブ装置が各チャンネルに出力するシングルエンド信号の論理値の変化の組み合わせに応じて前記スレーブ装置が各チャンネルのドライバの駆動能力を制御するように、前記スレーブ装置に対して指示する信号伝送システム。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の信号伝送装置を用いてデータの授受を行うコンピュータ装置。
- 第1及び第2の伝送線路と、差動ドライバと、第1及び第2のシングルエンドドライバ回路ブロックと、制御回路と、コモンモードフィルタとを備え、前記差動ドライバの正相出力端子と、前記第1のシングルエンドドライバ回路ブロックの出力端子とが、前記コモンモードフィルタを介して前記第1の伝送線路に接続され、前記差動ドライバの逆相出力端子と、前記第2のシングルエンドドライバ回路ブロックの出力端子とが、前記コモンモードフィルタを介して前記第2の伝送線路に接続された信号伝送装置における信号伝送方法であって、
前記制御回路が、前記第1及び第2のシングルエンドドライバ回路ブロックの出力信号の論理値の変化の組み合わせに応じて、前記第1及び第2のシングルエンドドライバ回路ブロックの各々の駆動能力を制御し、
前記第1及び第2のシングルエンドドライバ回路ブロックを用いてシングルエンド2チャンネル伝送を行う信号伝送方法。
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