JP5965883B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録材にトナー像を定着させる定着装置と、この定着装置を備えた画像形成装置に関する。
従来、複写機、プリンター、ファクシミリ、或いはこれらを機能的に備えた複合機等の電子写真方式の画像形成装置は、記録材にトナー像を定着させるための定着装置を備えている。この定着装置は、定着部材(例えば、定着ローラーや定着ベルト)と加圧部材(例えば、加圧ローラーや加圧ベルト)を備えており、定着部材と加圧部材の間には定着ニップが形成されている。そして、ハロゲンヒーター等の熱源によって定着部材が加熱された状態で記録材が定着ニップを通過することで、記録材表面に形成されたトナー像が加熱されて溶融し、記録材にトナー像が定着されるようになっている。
従来、このような定着装置においては、定着ローラーによって定着部材が構成されていた。しかしながら、近年、省エネルギー化やウォームアップ時間及びファーストプリント時間の短縮という観点から、定着ローラーに代わって、定着ベルトのような薄肉で熱容量の小さい部材によって定着部材が構成されるようになってきた。
このような定着装置において、熱容量の小さい定着部材を熱源によって直接加熱すると、定着部材が局所的に加熱されて定着部材に温度ムラが発生したり、定着部材が変形したりするという問題が発生する。
そこで、特許文献1、2には、熱源(特許文献1の「ハロゲンランプ135」、特許文献2の「ヒータ25」参照)から放射される輻射熱によって熱伝達部材(特許文献1の「湾曲部131」、特許文献2の「金属部材22」参照)を加熱し、この熱伝達部材からの熱伝達によって定着部材(特許文献1の「定着ベルト150」、特許文献2の「定着ベルト21」参照)を加熱する構成が開示されている。また、特許文献1、2では、熱源から放射される輻射熱を反射部材(特許文献1の「反射板132b」、特許文献2の「反射部材24」参照)によって熱伝達部材に向かって反射するように構成されている。
特開2006−113179号公報 特開2011−237495号公報
しかしながら、特許文献1においては、熱伝達部材の両端部と反射部材の両端部が固定されており、熱伝達部材と反射部材が常に接触している。そのため、熱伝達部材からの熱伝達によって定着部材を加熱する際に、熱伝達部材から定着部材への熱移動だけでなく熱伝達部材から反射部材への熱移動も発生してしまい、定着部材を効率的に加熱することが困難になる。
また、特許文献2においては、熱伝達部材と反射部材が補強部材を介して接続されている。そのため、定着部材の温度を均一化したい場合に、熱伝達部材を介して定着部材の熱を反射部材に効率的に移動させることができず、定着部材の温度を均一化するのに必要な時間が長くなってしまう。
そこで、本発明は上記事情を考慮し、定着部材を効率的に加熱したい場合と定着部材の温度を速やかに均一化したい場合の両方に対応可能な定着装置を提供することを目的とする。
本発明の定着装置は、回転可能に設けられる定着部材と、前記定着部材の外径側に配置され、前記定着部材に圧接して定着ニップを形成し、回転可能に設けられる加圧部材と、前記定着部材の内径側に配置され、輻射熱を放射する熱源と、前記定着部材の内周面と接触し、前記熱源から放射される輻射熱を吸収して前記定着部材に伝達する熱伝達部材と、前記熱源から放射される輻射熱を前記熱伝達部材に向かって反射する反射部材と、前記熱伝達部材と前記反射部材を接離させる接離機構と、を備えていることを特徴とする。
このような構成を採用することにより、熱伝達部材からの熱伝達によって定着部材を加熱する場合には、接離機構によって熱伝達部材と反射部材を離間させることで、熱伝達部材から反射部材への熱移動を抑制することが可能となる。これに伴って、定着部材を効率的に加熱することが可能となる。一方で、定着部材の温度を均一化する場合には、熱伝達部材と反射部材を接触させることで、熱伝達部材を介して定着部材の熱を反射部材に効率的に移動させることができる。これに伴って、熱伝達部材と反射部材を離間させている時よりも速やかに定着部材の温度ムラを解消し、定着部材の温度を均一化することが可能となる。
前記熱伝達部材は、前記定着部材の内周面と接触する第1本体部と、前記第1本体部の両端部から前記反射部材側に向かって延出する第1延出部と、を備え、前記反射部材は、前記熱源を挟んで前記第1本体部と対向する第2本体部と、前記第2本体部の両端部から前記熱伝達部材側に向かって延出する第2延出部と、を備え、前記第1延出部と前記第2延出部は、前記熱伝達部材と前記反射部材の接触時及び離間時の両方において、前記熱源から見て重なるように設けられていても良い。
このような構成を採用することにより、熱源から放射される輻射熱が熱伝達部材及び反射部材の外部に漏れるのを防止することが可能となる。そのため、熱源から放射される輻射熱が定着部材に直接到達するのを抑制することができ、定着部材が局所的に加熱されるのを防止することが可能となる。
前記接離機構は、記録材が前記定着ニップを通過している間は前記熱伝達部材と前記反射部材を離間させ、記録材が前記定着ニップを通過した後に前記熱伝達部材と前記反射部材を接触させても良い。
このような構成を採用することにより、記録材が定着ニップを通過している間は、定着部材を効率的に加熱し、記録材にトナー像を確実に定着させることが可能となる。一方で、記録材が定着ニップを通過した後には、定着部材の温度を速やかに均一化することが可能となる。
前記定着部材は、回転軸を中心に回転可能に設けられ、前記反射部材は、前記熱源から放射される輻射熱を前記回転軸方向外側に傾斜する方向に反射させる第1の姿勢と、前記熱源から放射される輻射熱を前記回転軸方向内側に傾斜する方向に反射させる第2の姿勢と、の間で揺動可能な揺動部を備えていても良い。
このような構成を採用することにより、反射部材の揺動部を第1の姿勢に保持することで、定着ベルトの回転軸方向における熱伝達部材の両端部に熱源からの輻射熱を集中させ、定着部材の回転軸方向両端部を集中的に加熱することが可能となる。また、反射部材の揺動部を第2の姿勢に保持することで、定着ベルトの回転軸方向における熱伝達部材の中央部に熱源からの輻射熱を集中させ、定着部材の回転軸方向中央部を集中的に加熱することが可能となる。
前記定着装置は、回転可能に設けられるカムを更に備え、前記カムが回転すると、前記カムが前記揺動部を押圧して前記揺動部が揺動しても良い。
このような構成を採用することにより、反射部材の揺動部の角度を容易に切り替えることが可能となる。
前記定着装置は、前記回転軸方向に移動可能に設けられる押圧部材を更に備え、前記揺動部は、前記回転軸方向に対して傾斜する被押圧部を備え、前記押圧部材が前記回転軸方向に移動すると、前記押圧部材が前記被押圧部を押圧して前記揺動部が揺動しても良い。
このような構成を採用することにより、反射部材の揺動部の角度を容易に切り替えることが可能となる。
前記反射部材は、前記回転軸方向に複数に分割されていても良い。
このような構成を採用することにより、熱伝達部材に対して反射部材をより柔軟に接離させることが可能となる。
前記定着装置は、前記定着部材としての定着ベルトを前記加圧部材側に向かって押圧するニップ部材と、前記ニップ部材を支持する支持部材と、を更に備えていても良い。
このような構成を採用することにより、省エネルギー化及びウォームアップ時間の短縮を図ることが可能となる。
本発明の画像形成装置は、上記したいずれかの定着装置を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、定着部材を効率的に加熱したい場合と定着部材の温度を速やかに均一化したい場合の両方に対応可能な定着装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係るプリンターの概略を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る定着装置において、熱伝達部材の第1接触部と反射部材の第2接触部が接触している状態を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る定着装置において、熱伝達部材の第1接触部と反射部材の第2接触部が離間している状態を示す断面図である。 (a)は、本発明の第1の実施形態に係る定着装置において、熱伝達部材の第1接触部と反射部材の第2接触部が接触している状態を示す側面図である。(b)は、本発明の第1の実施形態に係る定着装置において、熱伝達部材の第1接触部と反射部材の第2接触部が離間している状態を示す側面図である。 (a)は、本発明の第2の実施形態に係る定着装置において、反射部材の揺動部が第1の姿勢を取っている状態を示す端面図である。(b)は、(a)のA−A断面図である。 (a)は、本発明の第2の実施形態に係る定着装置において、反射部材の揺動部が第2の姿勢を取っている状態を示す端面図である。(b)は、(a)のB−B断面図である。 (a)は、本発明の第2の実施形態に係る定着装置において、反射部材の揺動部が第3の姿勢を取っている状態を示す端面図である。(b)は、(a)のC−C断面図である。 (a)は、本発明の第2の実施形態に係る定着装置において、反射部材の揺動部が第1の姿勢を取っている状態を示す側面図である。(b)は、本発明の第2の実施形態に係る定着装置において、反射部材の揺動部が第2の姿勢を取っている状態を示す側面図である。(c)は、本発明の第2の実施形態に係る定着装置において、反射部材の揺動部が第3の姿勢を取っている状態を示す側面図である。 (a)は、本発明の第3の実施形態に係る定着装置において、反射部材の揺動部が第1の姿勢を取っている状態を示す端面図である。(b)は、本発明の第3の実施形態に係る定着装置において、反射部材の揺動部が第2の姿勢を取っている状態を示す端面図である。 本発明の第3の実施形態に係る定着装置において、反射部材の揺動部が第3の姿勢を取っている状態を示す端面図である。
<第1の実施形態>
まず、図1を用いて、プリンター1(画像形成装置)の全体の構成について説明する。
プリンター1は、箱型形状のプリンター本体2を備えており、プリンター本体2の下部には、用紙(記録材)を収納する給紙カセット3が収容され、プリンター本体2の上面には排紙トレイ4が設けられている。プリンター本体2の上面には、排紙トレイ4の側方に上カバー5が開閉可能に取り付けられ、上カバー5の下方にはトナーコンテナ6が収納されている。
プリンター本体2の上部には、レーザー・スキャニング・ユニット(LSU)で構成される露光器7が排紙トレイ4の下方に配置され、露光器7の下方には、画像形成部8が設けられている。画像形成部8には、像担持体である感光体ドラム10が回転可能に設けられており、感光体ドラム10の周囲には、帯電器11と、現像器12と、転写ローラー13と、クリーニング装置14とが、感光体ドラム10の回転方向(図1の矢印X参照)に沿って配置されている。
プリンター本体2の内部には、用紙の搬送経路15が設けられている。搬送経路15の上流端には給紙部16が設けられ、搬送経路15の中流部には、感光体ドラム10と転写ローラー13によって構成される転写部17が設けられ、搬送経路15の下流部には定着装置18が設けられ、搬送経路15の下流端には排紙部19が設けられている。搬送経路15の下方には、両面印刷用の反転経路20が形成されている。
次に、このような構成を備えたプリンター1の画像形成動作について説明する。
プリンター1に電源が投入されると、各種パラメーターが初期化され、定着装置18の温度設定等の初期設定が実行される。そして、プリンター1に接続されたコンピューター等から画像データが入力され、印刷開始の指示がなされると、以下のようにして画像形成動作が実行される。
まず、帯電器11によって感光体ドラム10の表面が帯電された後、露光器7からのレーザー光(図1の二点鎖線P参照)により感光体ドラム10に対して画像データに対応した露光が行われ、感光体ドラム10の表面に静電潜像が形成される。次に、この静電潜像を、現像器12がトナーによりトナー像に現像する。
一方、給紙部16によって給紙カセット3から取り出された用紙は、上記した画像形成動作とタイミングを合わせて転写部17へと搬送され、転写部17において感光体ドラム10上のトナー像が用紙に転写される。トナー像を転写された用紙は、搬送経路15を下流側へと搬送されて定着装置18に進入し、この定着装置18において用紙にトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙は、排紙部19から排紙トレイ4に排出される。なお、感光体ドラム10上に残留したトナーは、クリーニング装置14によって回収される。
次に、図2〜図4を用いて定着装置18について詳細に説明する。以下、説明の便宜上、図2、図3における紙面手前側を定着装置18の前側(正面側)とする。図2、図3の矢印Yは、用紙の搬送方向を示している。図4(a)、図4(b)の矢印Frは、定着装置18の前側(正面側)を示している。
図2、図3に示されるように、定着装置18は、定着ベルト21(定着部材)と、定着ベルト21の上側(外径側)に配置されるサーミスター22a、22bと、定着ベルト21の下側(外径側)に配置される加圧ローラー23(加圧部材)と、定着ベルト21の内径側に配置されるニップ部材24と、定着ベルト21の内径側においてニップ部材24の上側に配置される支持部材25と、定着ベルト21の内径側において支持部材25の上方に配置されるヒーター26(熱源)と、定着ベルト21の内径側においてヒーター26の上側に配置される熱伝達部材27と、定着ベルト21の内径側においてヒーター26の下側に配置される反射部材28と、定着ベルト21の内径側において反射部材28の下側に配置される接離機構29と、を主体として構成されている。なお、図4(a)、図4(b)では、熱伝達部材27、反射部材28及び接離機構29以外の部材については記載が省略されている。
図2、図3に示されるように、定着ベルト21は、前後方向に長い略円筒状を成している。定着ベルト21は、可撓性を有しており、周方向には無端状である。定着ベルト21は、例えば、外径27mmである。定着ベルト21は、前後方向に延びる回転軸Aを中心に回転可能に設けられている。つまり、本実施形態では、前後方向が定着ベルト21の回転軸方向である。
定着ベルト21は、例えば、基材層と、この基材層を被覆する離型層と、によって構成されている。定着ベルト21の基材層は、例えば、ニッケル電鋳などの金属によって形成されている。なお、定着ベルト21の基材層は、PI(ポリイミド)などの樹脂によって形成されていても良い。定着ベルト21の離型層は、例えば、PFAチューブによって形成されている。なお、各図において、定着ベルト21の各層(基材層、離型層)は区別されずに表示されている。定着ベルト21の内周面には、フッ素系樹脂のコーティングが施されている。これにより、ニップ部材24や熱伝達部材27に対する定着ベルト21の摺動性が高められている。
サーミスター22aは、定着ベルト21の前後方向中央部(画像領域)の温度を検出可能な非接触式の温度センサーである。サーミスター22bは、定着ベルト21の前端部又は後端部(非画像領域)の温度を検出可能な接触式の温度センサーである。定着ベルト21は、各サーミスター22a、22bからの信号に基づいて、用紙にトナー像を定着可能な所定の温度(以下、「定着温度」と称する)に制御されるようになっている。
加圧ローラー23は、前後方向に長い略円筒状を成している。加圧ローラー23は、例えば、円筒状の芯金と、この芯金に周設される弾性層と、この弾性層を被覆する離型層と、によって構成されている。加圧ローラー23の芯金は、例えば、鉄等の金属によって形成されている。加圧ローラー23の芯金は、例えば、外径12mmである。加圧ローラー23の弾性層は、例えば、シリコンゴムによって形成されている。加圧ローラー23の弾性層は、例えば、厚さ6.5mmである。加圧ローラー23の離型層は、例えば、PFAチューブによって形成されている。なお、各図において、加圧ローラー23の各層(芯金、弾性層、離型層)は、特に区別されずに表示されている。
加圧ローラー23は、定着ベルト21に圧接しており、定着ベルト21と加圧ローラー23の間には定着ニップ31が形成されている。加圧ローラー23は、定着フレーム(図示せず)に回転可能に支持されている。加圧ローラー23は、モーター等によって構成される駆動部(図示せず)に接続されており、この駆動部によって加圧ローラー23を回転させることができるようになっている。
ニップ部材24は、前後方向に長い板状を成している。ニップ部材24は、例えば、LCP(液晶ポリマー)等の耐熱性樹脂によって形成されている。ニップ部材24の下面は、定着ベルト21を下側(加圧ローラー23側)に向かって押圧している。
支持部材25は、前後方向に長い形状を成している。支持部材25は、断面ロの字状を成している。支持部材25の下面には、ニップ部材24の上面が固定されている。これにより、ニップ部材24が支持部材25に支持されると共に、ニップ部材24の反り(定着荷重による変形)が抑制されている。
ヒーター26は、例えば、1本の800Wのハロゲンヒーターによって構成されている。ヒーター26は、電圧供給部(図示せず)からの電圧印加により通電することで発熱し、輻射熱(輻射光)を放射するように構成されている。
熱伝達部材27は、前後方向に長い形状を成している。熱伝達部材27は、例えば、アルミニウム等の金属によって形成されている。熱伝達部材27の内周面(ヒーター26と対向する面)には、熱吸収率を向上させるための黒塗装が施されている。熱伝達部材27の前後両端部は、保持部材(図示せず)によって保持されている。このような構成により、熱伝達部材27から定着ベルト21以外の部材への熱移動が極力抑制されている。
熱伝達部材27は、上側(定着ニップ31から離間する側)に向かって弧状に湾曲する第1本体部32と、第1本体部32の左右両端部から下側(反射部材28側)に向かって延出する第1延出部33と、を備えている。第1本体部32の左右方向中央部の外周面は、定着ベルト21の内周面の上側の領域と接触している。各第1延出部33の左右方向内側の面には、第1接触部34が形成されている。第1接触部34は、下方に向かって左右方向外側に傾斜している。
反射部材28は、前後方向に長い形状を成している。反射部材28は、例えば、光輝アルミニウム等の金属によって形成されている。
反射部材28は、下側(定着ニップ31に近接する側)に向かって弧状に湾曲する第2本体部35と、第2本体部35の左右両端部から上側(熱伝達部材27側)に向かって延出する第2延出部36と、を備えている。第2本体部35は、ヒーター26を挟んで熱伝達部材27の第1本体部32と対向している。各第2延出部36の左右方向外側の面には、第2接触部37が形成されている。第2接触部37は、下方に向かって左右方向外側に傾斜している。
図4(a)、図4(b)に示されるように、接離機構29は、前後方向に延びるカム軸40と、カム軸40の前後両端部に固定されるカム41と、カム軸40に接続された駆動源42と、を備えている。図2、図3等に示されるように、各カム41は、大径部41aと、カム軸40を挟んで大径部41aの反対側に形成される小径部41bと、を備えている。カム軸40と大径部41aの距離は、カム軸40と小径部41bの距離よりも大きくなっている。
このように構成された定着装置18において、プリンター1が停止している時には、図2及び図4(a)に示されるように、接離機構29のカム41の大径部41aが反射部材28の第2本体部35の下面に接触している。これに伴って、熱伝達部材27の第1延出部33の第1接触部34(以下、「熱伝達部材27の第1接触部34」と称する。)が反射部材28の第2延出部36の第2接触部37(以下、「反射部材28の第2接触部37」と称する。)と接触している。この時、熱伝達部材27の第1延出部33と反射部材28の第2延出部36は、ヒーター26から見て重なっている(図2の二点鎖線B参照)。
次に、プリンター1の電源が投入され、電圧供給部(図示せず)からの電圧印加によりヒーター26が通電すると、接離機構29の駆動源42がカム軸40を180度回転させる。このようにカム軸40が180度回転すると、図3及び図4(b)に示されるように、カム軸40に固定された各カム41も180度回転し、各カム41の小径部41bが反射部材28の第2本体部35の下面に接触する。これに伴って、反射部材28が自重により下降し、熱伝達部材27の第1接触部34と反射部材28の第2接触部37が離間する。この時、熱伝達部材27の第1延出部33と反射部材28の第2延出部36は、ヒーター26から見て重なっている(図3の二点鎖線C参照)。
また、上記のようにヒーター26が通電すると、ヒーター26が発熱し、輻射熱(輻射光)を放射する。ヒーター26から熱伝達部材27に向かって放射された輻射熱は、図3に矢印Dで示されるように、熱伝達部材27によって直接吸収され、熱伝達部材27から定着ベルト21に伝達される。ヒーター26から反射部材28に向かって放射された輻射熱は、図3に矢印Eで示されるように、反射部材28によって熱伝達部材27に向かって反射され、熱伝達部材27によって吸収されて、熱伝達部材27から定着ベルト21に伝達される。以上のような作用により、熱伝達部材27からの熱伝達によって定着ベルト21が加熱される。
また、上記のようにヒーター26が通電すると、図3に矢印Fで示されるように、駆動部(図示せず)が加圧ローラー23を回転させる。このように加圧ローラー23が回転すると、図3に矢印Gで示されるように、加圧ローラー23に圧接する定着ベルト21が加圧ローラー23とは逆方向に従動回転する。このように定着ベルト21が回転することで、定着ベルト21の温度ムラが抑制される。
ヒーター26が通電してから一定の時間が経過し、定着ベルト21が定着温度まで加熱されると、用紙にトナー像を定着可能な状態となる。この状態で、用紙が定着ニップ31を通過すると、トナー像が加熱されて溶融し、用紙にトナー像が定着される。用紙が定着ニップ31を通過している間は、熱伝達部材27の第1接触部34と反射部材28の第2接触部37が離間している。そのため、熱伝達部材27から反射部材28への熱移動を抑制することが可能となる。これに伴って、定着ベルト21を効率的に加熱し、用紙にトナー像を確実に定着させることが可能となる。
一方で、用紙が定着ニップ31を通過した後には、接離機構29の駆動源42がカム軸40を180度回転させる。このようにカム軸40が180度回転すると、図2及び図4(a)に示されるように、カム軸40に固定されたカム41も180度回転し、カム41の大径部41aが反射部材28の第2本体部35の下面に接触する。これに伴って、カム41が反射部材28を上方に押圧し、熱伝達部材27の第1接触部34が反射部材28の第2接触部37と再び接触する。そのため、熱伝達部材27を介して定着ベルト21の熱を反射部材28に効率的に移動させることができる。これに伴って、定着ベルト21の前後方向における温度分布を速やかに均一化することが可能となる。
以上のように、本実施形態の定着装置18は、熱伝達部材27と反射部材28を接離させる接離機構29を備えている。そのため、熱伝達部材27からの熱伝達によって定着ベルト21を加熱する場合には、接離機構29によって熱伝達部材27と反射部材28を離間させることで、熱伝達部材27から反射部材28への熱移動を抑制することが可能となる。これに伴って、定着ベルト21を効率的に加熱することが可能となる。一方で、定着ベルト21の温度を均一化する場合には、熱伝達部材27と反射部材28を接触させることで、熱伝達部材27を介して定着ベルト21の熱を反射部材28に効率的に移動させることができる。これに伴って、熱伝達部材27と反射部材28を離間させている時よりも速やかに定着ベルト21の温度ムラを解消し、定着ベルト21の温度を均一化することが可能となる。
また、熱伝達部材27の第1延出部33と反射部材28の第2延出部36は、熱伝達部材27と反射部材28の接触時及び離間時の両方において、ヒーター26から見て重なるように設けられている。このような構成を採用することにより、ヒーター26から放射される輻射熱が熱伝達部材27及び反射部材28の外部に漏れるのを防止することが可能となる。そのため、ヒーター26から放射される輻射熱が定着ベルト21に直接到達するのを抑制することができ、定着ベルト21が局所的に加熱されるのを防止することが可能となる。
また、本実施形態の定着装置18は、定着ベルト21を下側(加圧ローラー23側)に向かって押圧するニップ部材24と、ニップ部材24を支持する支持部材25と、を備えている。このような構成を採用することにより、省エネルギー化及びウォームアップ時間の短縮を図ることが可能となる。
本実施形態では、カム軸40の前後両端部にカム41が固定される場合について説明したが、他の異なる実施形態では、カム軸の中央に一つだけカムが固定されていても良い。本実施形態では、カム軸40とカム41と駆動源42とを備えた接離機構29を用いる場合について説明したが、他の異なる実施形態では、他の異なる構成の接離機構を用いても良い。
本実施形態では、反射部材28を上下方向(熱伝達部材27との近接離間方向)に移動させる場合について説明した。一方で、他の異なる実施形態では、熱伝達部材27を上下方向(反射部材28との近接離間方向)に移動させても良いし、熱伝達部材27と反射部材28の両方を上下方向に移動させても良い。熱伝達部材27を上下方向に移動させる場合には、熱伝達部材27を下方(反射部材28との近接方向)に移動させるのに伴って、熱伝達部材27を定着ベルト21から離間させるのが好ましい。このように熱伝達部材27を定着ベルト21から離間させることで、熱容量の小さな定着ベルト21の温度を速やかに均一化することが可能となる。また、熱伝達部材27を定着ベルト21から離間させることで、万一ヒーター26が暴走して常時発熱した状態になっても、熱伝達部材27から定着ベルト21に伝達される熱量が少ないため、定着ベルト21が過昇温するのを抑制することが可能となり、定着ベルト21の劣化を防止することができる。
本実施形態では、ハロゲンヒーターによって構成されるヒーター26を熱源として用いる場合について説明したが、他の異なる実施形態では、セラミックヒーターなどによって構成されるヒーターを熱源として用いても良い。
本実施形態では、定着ベルト21を定着部材として用いる場合について説明したが、他の異なる実施形態では、定着ローラーを定着部材として用いても良い。
本実施形態では、プリンター1に本発明の構成を適用する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、複写機、ファクシミリ、複合機等の他の画像形成装置に本発明の構成を適用することも可能である。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態に係る定着装置51について、図5〜図8を用いて説明する。図5(a)、図6(a)、図7(a)、図8の矢印Frは、定着装置51の前側(正面側)を示している。図5(a)、図6(a)、図7(a)、図8の矢印Iと矢印Oは、それぞれ前後方向内側と外側を示している。なお、反射部材52と駆動機構53と接離機構(図示せず)以外の構成については、第1の実施形態と同様であるため、第1の実施形態と同一の参照符号を図中に付し、説明を省略する。
図5(a)等に示されるように、反射部材52は、前後方向に複数に分割されており、前後一対の揺動部54と、前後一対の揺動部54の間に配置される固定部55と、を備えている。各揺動部54及び固定部55は、下側に向かって弧状に湾曲している(図5(b)参照)。
反射部材52の各揺動部54の前後方向内側の端部には支点部56が設けられている。各揺動部54は、支点部56を中心に揺動することで、前後方向外側に向かって僅かに傾く第1の姿勢(図5(a)、図8(a)参照)と、前後方向内側に向かって僅かに傾く第2の姿勢(図6(a)、図8(b)参照)と、前後方向に対して略平行な第3の姿勢(図7(a)、図8(c)参照)と、の間で揺動可能となっている。
図5(a)等に示されるように、駆動機構53は、前後方向に延びるカム軸57と、カム軸57の前後両端部に固定されるカム58と、カム軸57に接続される駆動源59と、を備えている。
図5(b)等に示されるように、各カム58は、小径部58aと、カム軸57を挟んで小径部58aの反対側に形成される大径部58bと、小径部58aと大径部58bの間に形成される一対の中径部58cと、を備えている。カム軸57と小径部58a、大径部58b及び中径部58cとの距離は、カム軸57と小径部58aとの距離が最も短く、カム軸57と大径部58bとの距離が最も長くなっている。
接離機構(図示せず)は、熱伝達部材27を反射部材52に対して上下方向に移動させることで、熱伝達部材27と反射部材52を接離させるように構成されている。接離機構(図示せず)の構成及び動作は、第1の実施形態の接離機構29の構成及び動作と同様であるため、説明を省略する。
このように構成された定着装置51において、プリンター1が停止している時には、図7(a)、図7(b)に示されるように、各カム58の中径部58cが反射部材52の各揺動部54の下面に接触している。これに伴って、反射部材52の各揺動部54が、第3の姿勢を取っている。
これに対して、プリンター1の電源が投入されてヒーター26が通電すると、駆動機構53の駆動源59がカム軸57を回転させる。このようにカム軸57が回転すると、各カム58も回転し、図5(a)、図5(b)に示されるように、各カム58の小径部58aが反射部材52の各揺動部54の下面に接触する。これに伴って、反射部材52の各揺動部54が第3の姿勢から第1の姿勢まで揺動する。
このように反射部材52の各揺動部54が第1の姿勢を取ると、ヒーター26から放射される輻射熱が各揺動部54によって前後方向外側に傾斜する方向に反射される(図5(a)参照)。これに伴って、熱伝達部材27の前後両端部が集中的に加熱され,熱伝達部材27の前後両端部からの熱伝達によって定着ベルト21の前後両端部が集中的に加熱される。ヒーター26の通電直後には、定着ベルト21の前後両端部は定着ベルト21の前後方向中央部よりも昇温しにくいのが通常であるが、上記のように定着ベルト21の前後両端部を集中的に加熱することで、定着ベルト21の前後両端部を定着ベルト21の前後方向中央部と同等の速さで昇温させることが可能となる。そのため、定着ベルト21を均一に加熱することが可能となり、定着ベルト21が定着温度に到達するまでの時間を短縮することが可能となる。
一方で、連続通紙時(用紙が定着ニップ31を連続的に通過する時)や小サイズ通紙時(小サイズの用紙が定着ニップ31を通過する時)には、定着ベルト21の前後方向中央部の熱が用紙によって奪われるため、定着ベルト21の前後方向中央部が定着ベルト21の前後両端部よりも低温になる恐れがある。そこで、連続通紙時や小サイズ通紙時には、駆動機構53の駆動源59がカム軸57を回転させる。このようにカム軸57が回転すると、各カム58も回転し、図6(a)、図6(b)に示されるように、各カム58の大径部58bが反射部材52の各揺動部54の下面に接触する。これに伴って、反射部材52の各揺動部54が各カム58によって上方に押圧され、反射部材52の各揺動部54が第1の姿勢から第2の姿勢まで揺動する。
このように反射部材52の各揺動部54が第2の姿勢を取ると、ヒーター26から放射される輻射熱が反射部材52の各揺動部54によって前後方向内側に傾斜する方向に反射される(図6(a)参照)。これに伴って、熱伝達部材27の前後方向中央部が集中的に加熱され、熱伝達部材27の前後方向中央部からの熱伝達によって定着ベルト21の前後方向中央部が集中的に加熱される。そのため、定着ベルト21の前後方向中央部が定着ベルト21の前後両端部よりも低温になるのを回避することが可能となる。従って、定着ベルト21の前後方向中央部を昇温させるためにヒーター26の通電時間を長くする必要が無くなり、消費電力を削減することが可能となる。
本実施形態では上記のように、駆動機構53の各カム58が回転すると、各カム58が反射部材52の各揺動部54を押圧して反射部材52の各揺動部54が揺動するように構成されている。このような構成を採用することで、反射部材52の各揺動部54の角度を容易に切り替えることが可能となる。
また、反射部材52が前後方向に複数に分割されているため、熱伝達部材27に対して反射部材52をより柔軟に接離させることが可能となる。
本実施形態では特に説明を行わなかったが、他の異なる実施形態では、サーミスター22a、22bからの信号に基づいて、反射部材52の各揺動部54の姿勢を切り替えても良い。例えば、サーミスター22aによって検出される定着ベルト21の前後方向中央部の温度が所定の基準値よりも高い場合やサーミスター22bによって検出される定着ベルト21の前端部又は後端部の温度が所定の基準値よりも低い場合には、反射部材52の各揺動部54を第1の姿勢に切り替えて、定着ベルト21の前後両端部を集中的に加熱する。逆に、サーミスター22aによって検出される定着ベルト21の前後方向中央部の温度が所定の基準値よりも低い場合やサーミスター22bによって検出される定着ベルト21の前端部又は後端部の温度が所定の基準値よりも高い場合には、反射部材52の各揺動部54を第2の姿勢に切り替えて、定着ベルト21の前後方向中央部を集中的に加熱する。このような構成を採用することで、フィードバック制御を用いて定着ベルト21の温度分布(ヒーター26の配熱特性)を均一化することができる。そのため、用紙にトナー像を定着可能な状態に定着装置51が復帰するまでの時間を短縮すると共に、省エネルギー化を図ることが可能となる。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態に係る定着装置61について、図9、図10を用いて説明する。図9、図10の矢印Frは、定着装置61の前側(正面側)を示している。図9、図10の矢印Iと矢印Oは、それぞれ前後方向内側と外側を示している。なお、反射部材62と駆動機構63と接離機構(図示せず)以外の構成については、第1の実施形態と同様であるため、第1の実施形態と同一の参照符号を図中に付し、説明を省略する。
図9(a)等に示されるように、反射部材62は、前後一対の揺動部64と、前後一対の揺動部64の間に配置される固定部65と、を備えている。
反射部材62の各揺動部64の前後方向内側の端部には支点部66が設けられている。各揺動部64は、支点部66を中心に揺動することで、前後方向外側に向かって僅かに傾く第1の姿勢(図9(a)参照)と、前後方向内側に向かって僅かに傾く第2の姿勢(図9(b)参照)と、前後方向に対して略平行な第3の姿勢(図10参照)と、の間で揺動可能となっている。反射部材62の各揺動部64の下面の前後方向外側部分には、前後方向(定着ベルト21の回転軸方向)に対して傾斜する被押圧部67が形成されている。
駆動機構63は、前後方向に延びる一対のネジ軸(ボールネジ)68と、一対のネジ軸68の前後方向内側の端部を連結する連結部69と、各ネジ軸68に装着される押圧部材70と、片方のネジ軸68に接続される駆動源71と、を備えている。各押圧部材70は、例えば、円環状の部材である。各押圧部材70は、各ネジ軸68に螺合しており、各ネジ軸68の回転に伴って各ネジ軸68上を前後方向(定着ベルト21の回転軸方向)に移動可能となっている。駆動源71は、例えば、ステッピングモーターによって構成されている。
接離機構(図示せず)は、熱伝達部材27を反射部材62に対して上下方向に移動させることで、熱伝達部材27と反射部材62を接離させるように構成されている。接離機構(図示せず)の構成及び動作は、第1の実施形態の接離機構29の構成及び動作と同様であるため、説明を省略する。
上記のように構成された定着装置61において、反射部材62の各揺動部64が第1の姿勢を取っている状態(図9(a)参照)から駆動機構63の駆動源71によって各ネジ軸68及び連結部69を回転させると、各押圧部材70が前後方向外側に移動し、各押圧部材70が反射部材62の各揺動部64の被押圧部67を押圧する。これに伴って、各揺動部64が第1の姿勢(図9(a)参照)から第2の姿勢(図9(b)参照)又は第3の姿勢(図10参照)まで揺動する。このような構成を採用することで、反射部材62の各揺動部64の角度を容易に切り替えることが可能となる。
1 プリンター(画像形成装置)
18 定着装置
21 定着ベルト(定着部材)
23 加圧ローラー(加圧部材)
24 ニップ部材
25 支持部材
26 ヒーター(熱源)
27 熱伝達部材
28 反射部材
29 接離機構
31 定着ニップ
32 第1本体部
33 第1延出部
35 第2本体部
36 第2延出部
51 定着装置
52 反射部材
54 揺動部
55 固定部
58 カム
61 定着装置
62 反射部材
64 揺動部
65 固定部
67 被押圧部
70 押圧部材
A 回転軸

Claims (8)

  1. 回転可能に設けられる定着部材と、
    前記定着部材の外径側に配置され、前記定着部材に圧接して定着ニップを形成し、回転可能に設けられる加圧部材と、
    前記定着部材の内径側に配置され、輻射熱を放射する熱源と、
    前記定着部材の内周面と接触し、前記熱源から放射される輻射熱を吸収して前記定着部材に伝達する熱伝達部材と、
    前記熱源から放射される輻射熱を前記熱伝達部材に向かって反射する反射部材と、
    前記熱伝達部材と前記反射部材を接離させる接離機構と、を備え
    前記熱伝達部材は、
    前記定着部材の内周面と接触する第1本体部と、
    前記第1本体部の両端部から前記反射部材側に向かって延出する第1延出部と、を備え、
    前記反射部材は、
    前記熱源を挟んで前記第1本体部と対向する第2本体部と、
    前記第2本体部の両端部から前記熱伝達部材側に向かって延出する第2延出部と、を備え、
    前記第1延出部と前記第2延出部は、前記熱伝達部材と前記反射部材の接触時及び離間時の両方において、前記熱源から見て重なるように設けられていることを特徴とする定着装置。
  2. 前記接離機構は、記録材が前記定着ニップを通過している間は前記熱伝達部材と前記反射部材を離間させ、記録材が前記定着ニップを通過した後に前記熱伝達部材と前記反射部材を接触させることを特徴とする請求項に記載の定着装置。
  3. 前記定着部材は、回転軸を中心に回転可能に設けられ、
    前記反射部材は、前記熱源から放射される輻射熱を前記回転軸方向外側に傾斜する方向に反射させる第1の姿勢と、前記熱源から放射される輻射熱を前記回転軸方向内側に傾斜する方向に反射させる第2の姿勢と、の間で揺動可能な揺動部を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 回転可能に設けられるカムを更に備え、
    前記カムが回転すると、前記カムが前記揺動部を押圧して前記揺動部が揺動することを特徴とする請求項に記載の定着装置。
  5. 前記回転軸方向に移動可能に設けられる押圧部材を更に備え、
    前記揺動部は、前記回転軸方向に対して傾斜する被押圧部を備え、
    前記押圧部材が前記回転軸方向に移動すると、前記押圧部材が前記被押圧部を押圧して前記揺動部が揺動することを特徴とする請求項に記載の定着装置。
  6. 前記反射部材は、前記回転軸方向に複数に分割されていることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の定着装置。
  7. 前記定着部材としての定着ベルトを前記加圧部材側に向かって押圧するニップ部材と、
    前記ニップ部材を支持する支持部材と、を更に備えていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の定着装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の定着装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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