JP5965529B1 - シールリングおよびシールリング素材 - Google Patents
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Abstract
Description
[シールリングの構造]
まず、図1〜図3を参照して、本発明の第1実施形態によるシールリング1の構造を説明する。
次に、図2および図4を参照して、第1実施形態によるシールリング1(101)を用いたパッケージ100の構造を説明する。なお、パッケージ100は、特許請求の範囲の「電子部品収容パッケージ」の一例である。
次に、図1〜図3、図5および図6を参照して、第1実施形態によるシールリング1の製造プロセスについて説明する。
次に、図3、図4および図7〜図9を参照して、第1実施形態によるパッケージ100の製造プロセスについて説明する。なお、図8では、基材層11の上面11a近傍の介在物Iおよび被覆層12を拡大して図示する一方、基材層11の内部の介在物Iや、基材層11の下面11bおよび側面11cに露出する介在物Iの図示は省略している。
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
次に、図1〜図4、図7および図10〜図15を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態では、第1実施形態において考慮した変色に加えて、銀ろう割れも考慮した場合について説明する。なお、第1実施形態と同一の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
まず、図1〜図3を参照して、本発明の第2実施形態によるシールリング501の構造を説明する。
次に、図2および図4を参照して、第2実施形態によるシールリング501(601)を用いたパッケージ600の構造を説明する。なお、パッケージ600は、特許請求の範囲の「電子部品収容パッケージ」の一例である。
次に、図3、図4および図7、図10〜図15を参照して、第2実施形態によるパッケージ600の製造プロセスについて説明する。なお、図10〜図12および図14では、基材層11の上面11a近傍の介在物I、被覆層512および銀ろう割れ511dを拡大して図示する一方、基材層11の内部の介在物Iや、基材層11の下面11bおよび側面11cに露出する介在物Iの図示は省略している。また、図15では、銀ろう割れ511dを拡大する一方、介在物Iの図示を省略している。
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
次に、図2、図16および図17を参照して、本発明の第2実施形態の効果を確認するために行った銀ろう割れに起因するコバール材(Fe−Ni−Co系合金材)の剛性試験について説明する。
コバール材の剛性試験では、100μm、200μmおよび300μmの結晶粒径を有するコバールからなるコバール材811をそれぞれ準備した。なお、0.5mmの厚みt5、2mmの幅W、および、100mmの長さLを有するコバール材811(図16および図17参照)を準備した。そして、図16に示すように、3種のコバール材811の全面を覆うように電解めっき処理を行うことによって、コバール材811の表面に純Niから構成されるNiめっき層815を形成した。この際、Niめっき層815の厚みt6が、2μm、4μm、および、6μmになるように、それぞれ電解めっき処理を行った。この結果、コバールの結晶粒径およびNiめっき層815の厚みt6がそれぞれ異なる9種の試験材801(実施例)を作製した。また、Niめっき層815を形成しない(Niめっき層815の厚みt6が0μmである)3種のコバール材811を試験材801(比較例)として準備した。そして、この12種の試験材801に対して、銀ろう割れに起因する剛性試験を行った。
まず、図17に示すように、0.05mmの厚み、6mmの幅および10mmの長さを有し、72Ag−Cu合金の銀ろう材から構成されたU字状の銀ろう材816を準備した。また、12種の試験材801の各々にマスキング層817を形成した。その際、12種の試験材801に、銀ろう材816の幅と同程度だけ長手方向に露出する露出部分(マスキング層817を形成しない部分)を設けた。そして、露出部分を挟み込むように銀ろう材816を配置した。
なお、今回開示された実施形態および実施例は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態および実施例の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
10、510 クラッド材
11 基材層
11a 上面(一方表面)
11b 下面(他方表面)
12、512 被覆層(金属被覆層)
13 銀ろう層
100、600 パッケージ(電子部品収容パッケージ)
201 シールリング素材
I 介在物
Claims (4)
- 電子部品収容パッケージに用いられるシールリングであって、
絶縁性の介在物が分散されたFe−Ni系合金から構成された基材層と、
前記基材層の少なくとも一方表面上に配置され、前記基材層の前記一方表面に露出する前記介在物を覆う金属被覆層と、
前記基材層の他方表面上に配置され、銀ろう材から構成された銀ろう層と、を備え、
前記金属被覆層と前記基材層と前記銀ろう層とがこの順で接合された3層構造のクラッド材から構成されており、
前記金属被覆層の厚みは、前記介在物の平均粒径の50%以上である、シールリング。 - 前記金属被覆層は、NiまたはNi合金から構成されている、請求項1に記載のシールリング。
- 前記金属被覆層の厚みは、結晶成長した前記基材層の平均結晶粒径の1/75倍以上である、請求項1または2に記載のシールリング。
- 電子部品収容パッケージに用いられるシールリングの素材であって、
絶縁性の介在物が分散されたFe−Ni系合金から構成された基材層と、
前記基材層の少なくとも一方表面上に配置され、前記基材層の前記一方表面に露出する前記介在物を覆う金属被覆層と、
前記基材層の他方表面上に配置され、銀ろう材から構成された銀ろう層と、を備え、
前記金属被覆層と前記基材層と前記銀ろう層とがこの順で接合された3層構造のクラッド材から構成されており、
前記金属被覆層の厚みは、前記介在物の平均粒径の50%以上である、シールリング素材。
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JPH02303058A (ja) * | 1989-05-17 | 1990-12-17 | Kyocera Corp | 半導体素子収納用パッケージ |
JP2006049595A (ja) * | 2004-08-05 | 2006-02-16 | Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk | 銀ろうクラッド材並びにパッケージ封止用の蓋体及びリング体 |
JP2013038188A (ja) * | 2011-08-05 | 2013-02-21 | Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk | パッケージ封止用の蓋体 |
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2015
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