JP5965436B2 - 筆記用ボードのスタンド構造 - Google Patents

筆記用ボードのスタンド構造 Download PDF

Info

Publication number
JP5965436B2
JP5965436B2 JP2014141793A JP2014141793A JP5965436B2 JP 5965436 B2 JP5965436 B2 JP 5965436B2 JP 2014141793 A JP2014141793 A JP 2014141793A JP 2014141793 A JP2014141793 A JP 2014141793A JP 5965436 B2 JP5965436 B2 JP 5965436B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
board
writing board
base
pair
whiteboard
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014141793A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016016609A (ja
Inventor
清隆 平井
清隆 平井
朋菜 迫
朋菜 迫
成弘 米谷
成弘 米谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Askul Corp
Original Assignee
Askul Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Askul Corp filed Critical Askul Corp
Priority to JP2014141793A priority Critical patent/JP5965436B2/ja
Publication of JP2016016609A publication Critical patent/JP2016016609A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5965436B2 publication Critical patent/JP5965436B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Drawing Aids And Blackboards (AREA)

Description

本発明は、ホワイトボードや黒板、電子黒板などの筆記用ボードのスタンド構造に関する。
従来より、ホワイトボードや黒板、電子黒板などの筆記用ボードを支持するスタンドには、図14に示すようなものがある。図14に示すスタンド51では、筆記用ボード52の左右両端が、一対の支柱パイプ53に回動可能に取り付けられ、これらの支柱パイプ53の下端には、筆記用ボード52の前後方向に延びたベース54が取り付けられ、各々のベース54の両端にキャスター55が回転自在に取り付けられている。
上記の筆記用ボードのスタンド51においては、概略2本の支柱パイプ53とベース54とで筆記用ボード52を回動可能に支持しており、スタンド51は筆記用ボード52の重量及び、回動の際の振動、衝撃に耐え、転倒しないようにする必要がある。よって、支柱パイプ53やベース54は充分に大きな断面積と重量を有している必要があった。また、筆記用ボード52と重量の重いスタンド51を運搬するためには、キャスター55をベース54の両端に配設する必要があるため、スタンド51の特にベース54の上面の高さが高くなっていた。
その結果、筆記用ボード52の使用者や周囲を通行する人がベース54に躓いてしまうなどの危険性が生じ、ベース54が、筆記用ボード52の安全な使用や、筆記用ボード52の周囲の安全な通行の妨げになる場合があった。また、ベース54の収納性が悪く、筆記用ボード52の周囲の空間を有効に活用することが困難になる場合があった。
特開平10−5071号公報 特開平10−185083号公報 特開平10−185084号公報
本発明は、上記のような技術的課題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、筆記用ボードを好適に支持するとともに、筆記用ボードのより安全な使用または筆記用ボードの周囲のより安全な通行を可能とし、さらに、筆記用ボードの周囲の空間の有効活用を可能とする技術を提供することである。
上記の課題を解決するための本発明は、筆記用ボードのスタンド構造であって、一対の支柱と、当該一対の支柱を水平に連結固定する二つの部材が、筆記用ボードの各辺に固定されることで、筆記用ボードの4辺を囲う構造を有する。そして、一対の支柱の下端には、厚み10mm以下の平板からなる脚先部材が前記支柱に垂直に固定されたことを最大の特徴とする。
より詳しくは、筆記用ボードのスタンド構造であって
一対の支柱と、
前記一対の支柱の間に水平に渡されることで、前記一対の支柱を連結して固定する上ス
テーと、
前記一対の支柱の前記上ステーによって連結される位置より下側の位置に水平に渡されることで、前記上ステーより下側において前記一対の支柱を連結して固定する下ステーと、
の各々が、前記筆記用ボードの各辺に固定されることで、前記筆記用ボードの4辺を囲い、
前記一対の支柱の下端には、厚み10mm以下の平板からなる脚先部材が前記支柱に垂直に固定されたことを特徴とする筆記用ボードのスタンド構造である。
本発明においては、一対の支柱と、一対の支柱の間に水平に渡されることで、一対の支柱を連結して固定する上ステーと、一対の支柱の前記上ステーによって連結される位置より下側の位置に水平に渡されることで、上ステーより下側において前対の支柱を連結して固定する下ステーとが、筆記用ボードの各辺に固定されることで、筆記用ボードの4辺を囲う。そして、一対の支柱の下端に垂直に固定された、厚み10mm以下の平板からなる脚先部材によって、筆記用ボードを倒れないように、支持する。
この構造によれば、床上に配置された厚み10mm以下の平板からなる脚先部材によって筆記用ボードを倒れないように支持するので、筆記用ボードを使用する人や筆記用ボードの周囲を歩行する人が脚先部材に躓くような不都合を抑制できる。また、脚先部材を例えば、他のオフィス家具の下に潜り込ませて筆記用ボードを支持することが可能となる。その結果、筆記用ボードをより安全に使用しまたは、より安全に筆記用ボードの周囲を通行することが可能となり、さらに、筆記用ボードの周囲の空間の有効活用が可能となる。
また、この構造によれば、筆記用ボードの強度をも利用して、構造体としての強度を確保することが容易となり、一対の支柱、上ステー、下ステーとしては、単体としての強度を抑えた材質、寸法を選択することができ、筆記用ボード全体の軽量化を図ることが可能になる。
また、本発明においては、前記脚先部材は、2本の長板部材の端部を結合させたV字部材であり、該2本の長板部材の結合部において前記支柱に垂直に、且つ、前記長板部材の前記結合部と反対側の端部が、前記筆記用ボードの幅方向中心側に向くように固定されてもよい。
これによれば、筆記用ボードの幅方向外側について、脚先部材を筆記用ボードの寸法内に収めることができ、筆記用ボードの設置場所の自由度をより高くすることができる。また、複数の筆記用ボードを、脚先部材が干渉しないように、組み合わせて使用することが可能となり、筆記用ボードの使用の自由度をより高くすることができる。
また、本発明においては、前記一対の支柱、前記上ステー及び前記下ステーはアルミニウム材からなり、前記脚先部材は鉄材からなるようにしてもよい。
これによれば、筆記用ボードの上側に位置する部材の重量を相対的に軽量化することができ、筆記用ボードの下側に位置する脚先部材の重量を相対的に重量化することができる。その結果、より、筆記用ボードが倒れづらいスタンド構造を実現することができる。
なお、上記した課題を解決するための手段は、可能な限り組み合わせて使用することが可能である。
本発明によれば、筆記用ボードを好適に支持できるとともに筆記用ボードのより安全な
使用または、筆記用ボードの周囲のより安全な通行が可能となり、さらに、筆記用ボードの周囲の空間を有効利用することが可能となる。
本発明の実施例1に係るホワイトボードを4方向から見た4面図である。 本発明の実施例1に係るホワイトボードの斜視図である。 本発明の実施例1に係るホワイトボードの断面図である。 本発明の実施例1に係るベースの斜視図である。 本発明の実施例1に係るホワイトボードを組み合わせて使用する例の斜視図である。 本発明の実施例1に係るホワイトボードの4面図において、特にベースを実線で、その他の部材を破線で示した図である。 本発明の実施例1に係るホワイトボードの斜視図において、特にベースを実線で、その他の部材を破線で示した図である。 本発明の実施例1に係る縦長型ホワイトボードを4方向から見た4面図である。 本発明の実施例1に係る縦長型ホワイトボードの斜視図である。 本発明の実施例1に係る縦長型ホワイトボードの4面図において、特にベースを実線で、その他の部材を破線で示した図である。 本発明の実施例1に係る縦長型ホワイトボードの斜視図において、特にベースを実線で、その他の部材を破線で示した図である。 本発明の実施例2に係るホワイトボードの断面図である。 本発明の実施例に係るベースの形状のバリエーションを示す図である。 従来技術を示す図である。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を例示的に詳しく説明する。
<実施例1>
本発明の実施例1に係るスタンド構造を有するホワイトボード10の概略構成を図1及び図2に基づいて説明する。図1は、本実施例におけるホワイトボード10を4方向から見た図である。図1(a)は平面図、図1(b)は正面図、図1(c)は底面図、図1(d)は右側面図を示す。背面図は正面図と同じ図となり、左側面図は右側面図と同じ図となるので、ここでは背面図と右側面図を省略している。また、図2は、ホワイトボード10の斜視図である。なお、以下の説明においては、図1(b)の正面図における紙面に垂直な方向をホワイトボード10の前後方向、図1(b)の正面図における上下方向をホワイトボード10の上下方向、図1(b)の正面図における左右方向をホワイトボード10の左右方向として説明する。
図1及び図2に示すように本実施例におけるホワイトボート10は、ボード2をスタンド1によって直立姿勢で支持することが可能となっている。このスタンド1は、ボード2の左右両端に取り付けられた一対の支柱3と、各々の支柱3の下端に結合されたベース4、一対の支柱3をボード2の上側で連結する上ステー5、一対の支柱3をボード2の下側で連結する下ステー6で構成されている。本実施例におけるスタンド1は、ボード2の左右端面を2本の支柱パイプ3で固定し、ボード2の上下端面を上ステー5と下ステー6とによって固定することでボード2をスタンド1に対して回動不能に支持している。
また、本実施例におけるベース4は、平面視で長板部4a及び4bが端部において互いに略直角に結合されたV字部材によって構成されている。そして、ベース4は、長板部4a、4bが結合する部分である結合部4cにおいて、支柱3と結合及び固定されている。
さらに、ベース4は、長板部4a及び4bが、前後方向について、ボード2に対して対称に配置されるように、また、長板部4a、4bにおける結合部4cと逆側の端部が、支柱3に対してボード2の左右方向中心側を向くように支柱3に固定されている。
図3には、本実施例のホワイトボード10の断面A−Aにおける断面図を示す。図3において、ボード2は、紙材からなるペーパーコア2aの両面にスチール版に白色塗装を施したスチールホワイト2bを貼付することで形成されている。また、上ステー5及び、下ステー6は断面が概略H型のアルミニウム材で形成されている。そして、例えば、上ステー5は、水平板部5a、前板部5b及び、後板部5cによって、ボード2の上端部を三方から覆うように取り付けられ接着されている。また、同様に、下ステー6は、水平板部6a、前板部6b及び後板部6cによって、ボード2の下端部を三方から覆うように取り付けられ接着されている。なお、上ステー5については、前板部5b及び、後板部5cの上端の間の隙間に樹脂製の上ステーキャップ9をはめ込むことで、外観上の意匠性を高めている。
図3には図示しないが、2本の支柱3も、上ステー5と同一の断面を有するアルミニウム材で形成されている。そして、基本的には上ステー5と同様の態様で、ボード2の左右端部を三方から覆うようにボード2に取り付けられ接着されている。また、図3に示すように、下ステー6と支柱3とは、樹脂製または金属製のL字状の連結部材6eの各辺をタッピングネジ6dによって、下ステー6と支柱3の各々に固定することで、強固に連結されている。上ステー5と支柱3についても同様の方法で強固に連結されている。
また、図3に示すように、ボード2のスチールホワイト2bにはマグネットシート7がその磁力により固定されており、マグネットシート7におけるボード2に接していない側の面には、マーカーやイレーサーを載置するとともに、イレーサーで拭き取ったマーカーの粉を受ける鉄製の粉受け皿8が、やはり磁力によって固定されている。
図4には、ベース4の斜視図を示す。ベース4は鉄材(例えばSPCC)により形成されている。ベース4における結合部4cには、コの字部材4dが溶接により固着されている。また、コの字部材4dには、カシメ用孔4eが二箇所設けられている。ベース4が支柱3に固定される際には、支柱3の概略H型のアルミニウム材が、コの字部材4dを三方から覆うように取り付けられ、図3にも示すように、カシメ用孔4eを介してカシメナット4fによって固定される。
本実施例において、ボード2の寸法は、上下方向、左右方向ともに1160mmであり、厚みは22mmである。また、2本の支柱3を含めたホワイトボード10全体の左右方向寸法は1200mmであり、上ステー5、2本の支柱3及びベース4を含めた上下方向寸法は、1600mmである。また、上ステー5、下ステー6及び2本の支柱3を含んだ前後方向厚みは30mmである。そして、ホワイトボード10全体としての重量は約10kgとなっている。
また、ベース4の左右方向寸法Wは約250mm、前後方向寸法Dは約440mmに設定されている。また、V字部材の厚みは約6mmにされている。また、V字部材の長板部4aと4bにおける結合部4cとは逆の端部の裏側には、厚み2mmのクッションシート4gがそれぞれ設けられており、ベース4全体の上下方向寸法Hは、クッション材を含んで約8mmに設定されている。また、ベース4の重量は1個あたり約570gとなっている。
上記のように、本実施例においては、ホワイトボード10のスタンド1の構成として、2本の支柱3の下に,厚み約6mmのV字部材とクッションシート4gからなるベース4
を固定する構成とした。これにより、ホワイトボード10の使用者やホワイトボード10の周囲を歩行する人がベース4に躓くなどの不都合を抑制でき、より安全にホワイトボード10を使用しまたは、より安全にホワイトボード10の周囲を通行することが可能となる。さらに、ベース4の一部を他のオフィス家具の下に潜り込ませてホワイトボード10を設置することが可能となり、ホワイトボード10の周囲の空間をより有効に活用することが可能となる。
また、その際、本実施例においては、ボード2の周囲(端部の側面)を、2本の支柱3と、上ステー5と、下ステー6とで囲うように固定し、さらに、2本の支柱3の下に、V字部材からなるベース4を固定する構成とした。これにより、2本の支柱3と、上ステー5と、下ステー6とを軽量の部材で構成したとしても、ボード2自体の強度も利用して、ホワイトボード10全体の強度を高めることができる。
さらに、本実施例においては、2本の支柱3、上ステー5及び下ステー6をアルミニウム材で形成し、軽量化を図るとともにベース4は鉄材で形成することとした。これにより、ホワイトボード10を最も下側で支持する部材の重量を重く、上側の部材の重量を軽くすることができるので、ホワイトボード10をより、倒れづらい構造とすることができる。本実施例の構造により、一般にオフィス家具などで、倒れ難さの基準として定められている、傾き角13度を上回る、傾き角15度でも倒れないという構造を実現することができている。
また、同等の機能を有する従来のホワイトボード用のスタンド構造では、左右方向寸法が1200mmのもので重量が約17kg程度あることが多い。このことを考慮すると、本実施例におけるスタンド構造を採用することで、ホワイトボード全体の重量を大幅に低減することができたと言える。また、このように重量を抑えたために、人がホワイトボード10を持ち上げて運搬することが可能となった。このことにより、ベース3にキャスターを設ける必要がなくなり、結果として、ベース4の合計厚みをより薄くすることができ、10mm以下にすることができた。ベース4の合計厚みが10mm以下であれば、人がベース4によって躓くことはまず無く、より安全にホワイトボード10を使用することが可能となり、より安全にホワイトボード10の周囲を通行することが可能となった。
さらに、本実施例においては、ベース4を、長板部4a、4bの結合部4cがボード2の左右方向外側を向き、長板部4a、4bの結合部4cとは逆側の端部がボード2の左右方向中心側を向くように、支柱3に固定する構成を採用した。これにより、少なくともホワイトボード10の左右方向外側における通行が妨げられることがなくなり、ホワイトボード10の周囲を人や物がさらに安全に通行することが可能となる。また、ホワイトボード10を設置する際には、支柱3ぎりぎりまで、壁や他のオフィス家具に寄せることが可能となり、この意味でもホワイトボード10の周囲の空間の有効活用が可能となる。
さらに、本実施例においては、ベース4は、V字部材により形成されており、2つの長板部4a、4bのなす角度を90度として、ホワイトボード10の前後方向に対して対称に配置することとしているので、図5に示すように、2つのホワイトボード10を組み合わせて使用したときに、ベース4どうしが干渉せずに、2つのホワイトボード10を直角に並べて配置させることが可能となる。これにより、ホワイトボード10をオフィスの仕切りに用いることも可能となり、より自由度の高いオフィスの利用が可能となっている。
なお、上記の実施例においては、ボード2は、ペーパーコア2aを有しているが、このペーパーコア2aは、ダンボールを重ねた構造となっている。すなわち、上下左右方向の断面が波状に開口するように紙材で構成されることで、強度を維持しつつ軽量化が図られている。しかしながら、本発明におけるペーパーコア2aの構造は必ずしもこれに限られ
ない。例えば、前後方向に開口するハニカム構造を採用しても構わない。あるいは、前後方向に他の形状に開口するように構成しても構わない。すなわち、開口方向は上下左右方向であっても前後方向であってもよく、開口形状も特に限定はされない。また、中実のコアを採用しても構わない。さらに、ボード2のコア2aを紙材で形成する必要はなく、発砲スチロールなどの樹脂材や他の材質で形成しても構わない。
なお、図6及び図7には、本実施例におけるベース4だけを特に実線で描画し、他の部分を破線で描画した図を示しておく。
また、上記の実施例におけるホワイトボード10の寸法及び重量は一例であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能であることは言うまでもない。例えば、ホワイトボード10を、ボード2の左右方向寸法を860mm、2本の支柱3を含めたホワイトボード10全体の左右方向寸法を900mmとした、縦長型としても構わない。この場合には、ホワイトボード10としての重量は約8kgとなる。この場合も、従来の構成を採用した場合の12〜13kgと比較して大幅な重量低減を行うことが可能である。そして、この場合でも、上記実施例と同等の効果を奏することが可能である。
なお、図8及び図9には、ボード2の左右方向寸法を860mm、2本の支柱3を含めたホワイトボード10全体の左右方向寸法を900mmとした場合のホワイトボード10の四面図及び斜視図を示す。また、図10及び図11には、縦長型のホワイトボード10とした場合について、ベース4だけを特に実線で描画し、他の部分を破線で描画した図を示しておく。
<実施例2>
次に、本発明の実施例2について説明する。本実施例と実施例1の主な相違点は、2本の支柱13及び、上ステー15、下ステー16が、断面がH型のアルミニウム材ではなく、H型の断面の両端に存在する開口の一方を閉じた、所謂A型の断面を有するアルミニウム材から形成されるようにした点である。
図12には、本実施例におけるホワイトボード20の部分断面図を示す。特に図12(a)には、本実施例において、図3に示したA−A断面図に対応する断面図を示す。また、図12(b)には、図12(a)の断面B−Bにおける、本実施例の支柱13とベース14の結合部分の水平断面を示す。実施例1におけるホワイトボード10の上ステー5の断面は、概略H型であり、水平板部5a、前板部5b及び、後板部5cによって、ボード2の上端部を三方から覆うように取り付けられ接着されていた。
これに対し、本実施例の上ステー15の断面は、概略A型であり、前板部15b及び、後板部15cの上端は第2水平板部15dにより連結されている。また、前板部15b及び、後板部15cの上下方向中央部は、実施例1と同じく水平板部15aによって連結されている。また、本実施例の下ステー16の断面も、概略A型であり、前板部16b及び、後板部16cの下端は第2水平板部16dにより連結されている。また、前板部16b及び、後板部16cの上下方向中央部は、実施例1と同じく水平板部16aによって連結されている。
本実施例においても、上ステー15は、水平板部15a、前板部15b及び、後板部15cによって、ボード2の上端部を三方から覆うように、ボード2に取り付けられ接着されている。また、同様に、下ステー16は、水平板部16a、前板部16b及び後板部16cによって、ボード2の下端部を三方から覆うように、ボード2に取り付けられ接着されている。
また、図12(a)には図示されていないが、2本の支柱13も、上ステー15と同一の断面を有する概略A型のアルミニウム材により形成されている。そして、基本的には上ステー15と同様の態様で、ボード2の左右端部を三方から覆うようにボード2に取り付けられ接着されている。また、図12(a)にも示されるように、上ステー15と支柱13とは、樹脂製または金属製のL字状の連結部材15eの各辺をタッピングネジ(不図示)によって、上ステー15と支柱13の各々に固定することで、強固に連結されている。
また、図12(b)に示すように、本実施例の支柱13の断面において、前板部13b及び、後板部13cの右端は第2垂直板部13dにより連結されている。また、前板部13b及び、後板部13cの左右方向中央部は、垂直板部13aによって連結されている。そして、本実施例では、支柱13の捩れを抑制し、強度を増すために、前板部13b、後板部13c、垂直板部13a及び第2垂直板部13dで囲まれた空間に、断面長方形の筒状の補強金具13eが挿入されている。
下ステー16と支柱13とは、断面長方形の筒状で且つL字状に屈曲するように形成された連結金具16eの各辺を下ステー16にはネジ16fによって、支柱13には図示しないネジによって固定することで、強固に連結されている。下ステー16について、より詳細には、連結金具16eの水平辺の内部にさらに中実の締結部材16gが挿入されており、ネジ16fによって、下ステー16の水平板部16aと締結部材16gとを、連結金具16eの上面を挟むようにねじ止めされている。このことで、下ステー16と連結金具16eとが固定されている。
また、本実施例におけるベース14には、ベース14を支柱13と結合させるための角柱状の角柱部材14dが溶接により固着されている。この角柱部材14dは、図12(b)に示すように、連結金具16eの垂直辺に挿入されている。また、角柱部材14dには、2箇所のネジ穴が設けられており、この2箇所のネジ穴にイモネジ14gがねじ込まれることで、角柱部材14dが連結金具16eの垂直辺の内壁に圧接される。このことにより、ベース14が連結金具16e及び支柱13に強固に固定されている。なお、イモネジ14gをネジ込むために連結金具16eの垂直辺には横穴16hが形成されているが、この横穴16hは、ベース14の固定後、蓋16jを取り付けることで、隠されるようになっている。ここで、実施例1におけるベース4と、本実施例におけるベース14との相違点は、ベース4がコの字部材4dを備えていたのに対し、ベース14は角柱部材14dを備えている点であり、それ以外の点、例えばV字部材の形状などはベース4とベース14とは同一である。
以上、説明したように、本実施例においては、2本の支柱13及び、上ステー15、下ステー16として、断面がH型のアルミニウム材ではなく、H型の断面の一方の開口を閉じた、所謂A型の断面を有するアルミニウム材を用いた。これによれば、各々の部材の強度を向上させることができ、ホワイトボード20全体としての強度を向上させることが可能である。また、断面H型のアルミニウム材を用いた場合には、第2水平板部や第2垂直板部に相当する箇所に、上ステーキャップ9などの大型の別部材を設置する必要があったのに対し、本実施例によれば、そのような大型の別部材を設置しなくても、高い意匠性を確保することができる。
さらに、本実施例では、A型の断面を有するアルミニウム材からなる支柱13、13において、前板部13b、後板部13c、垂直板部13a及び第2垂直板部13dで囲まれた空間に、断面長方形の筒状の補強金具13eが挿入されている。従って、支柱13の強度を向上させることができ、軽量化しつつ、ホワイトボード20全体の強度を向上させることができる。
なお、上記の実施例で説明した、ボードと、上ステー、下ステー、支柱及びベースの組み立て構造は、単なる一例であり、別の構造によって、ボードと、上ステー、下ステー、支柱及びベースを組み立て、固定しても良いことは当然である。
また、上記の実施例においては、ベースが、V字部材から形成される例について説明したが、より安全にホワイトボードが使用可能で、より安全にホワイトボードの周囲を通行可能になり、ホワイトボードの周囲の空間を有効活用することが可能となるという趣旨から逸脱しない限り、本発明におけるベースの形状はV字状に限られない。例えば、図13に示すような他の形状のベースを用いても構わない。すなわち、図13(a)に示すような、直線状部材からなるベース24、図13(b)に示すような、円形部材からなるベース34、図13(c)に示すような、扇形部材からなるベース44を採用しても構わない。また、さらに別の形状を用いても構わない。
また、上記の実施例においては、V字部材からなるベース4の長板部4a、4bの結合角度が90度である例を用いて説明を行ったが、この結合角度は90度には限られない。例えば、60度〜120度の範囲で、ホワイトボード10の各部の寸法、重量、または、ホワイトボード10どうしを組み合わせて使用する際の組合せ角度などに応じて、適宜決定すればよい。
また、上記の実施例においては、筆記用ボードがホワイトボードである場合を例にとって説明を行ったが、本発明は、黒板、電子黒板、筆記可能なタッチパネル式のディスプレイ装置などにも適用が可能である。
1・・・スタンド
2・・・ボード
3、13・・・支柱
4、14・・・ベース
5、15・・・上ステー
6、16・・・下ステー
7、17・・・マグネットシート
8、18・・・粉受け皿

Claims (3)

  1. 筆記用ボードのスタンド構造であって
    一対の支柱と、
    前記一対の支柱の間に水平に渡されることで、前記一対の支柱を連結して固定する上ステーと、
    前記一対の支柱の前記上ステーによって連結される位置より下側の位置に水平に渡されることで、前記上ステーより下側において前記一対の支柱を連結して固定する下ステーと、
    の各々が、前記筆記用ボードの各辺に固定されることで、前記筆記用ボードの4辺を囲い、
    前記一対の支柱の下端には、厚み10mm以下の平板からなる脚先部材が前記支柱に垂直に固定されたことを特徴とする筆記用ボードのスタンド構造。
  2. 前記脚先部材は、2本の長板部材の端部を結合させたV字部材であり、該2本の長板部材の結合部において前記支柱に垂直に、且つ、前記長板部材の前記結合部と反対側の端部が、前記筆記用ボードの幅方向中心側に向くように固定されることを特徴とする請求項1に記載の筆記用ボードのスタンド構造。
  3. 前記一対の支柱、前記上ステー及び前記下ステーはアルミニウム材からなり、
    前記脚先部材は鉄材からなることを特徴とする請求項1または2に記載の筆記用ボードのスタンド構造。
JP2014141793A 2014-07-09 2014-07-09 筆記用ボードのスタンド構造 Active JP5965436B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014141793A JP5965436B2 (ja) 2014-07-09 2014-07-09 筆記用ボードのスタンド構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014141793A JP5965436B2 (ja) 2014-07-09 2014-07-09 筆記用ボードのスタンド構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016016609A JP2016016609A (ja) 2016-02-01
JP5965436B2 true JP5965436B2 (ja) 2016-08-03

Family

ID=55232217

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014141793A Active JP5965436B2 (ja) 2014-07-09 2014-07-09 筆記用ボードのスタンド構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5965436B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107696752A (zh) * 2017-11-06 2018-02-16 河南职业技术学院 一种互动教学仪

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7249128B2 (ja) * 2018-10-26 2023-03-30 株式会社オカムラ パネル付什器
CN115157903B (zh) * 2022-07-18 2023-06-20 浙江商业职业技术学院 一种市场营销教学对照学习装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5029544Y2 (ja) * 1972-07-26 1975-08-30
JP2999855B2 (ja) * 1991-06-26 2000-01-17 株式会社リコー 電子黒板
JPH08183292A (ja) * 1994-11-01 1996-07-16 Tec Corp 筆記用ボード及び電子黒板
JP2910672B2 (ja) * 1996-05-15 1999-06-23 コクヨ株式会社 ボード装置
JP2002038638A (ja) * 2000-07-31 2002-02-06 Taihei Sangyo:Kk 間仕切り装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107696752A (zh) * 2017-11-06 2018-02-16 河南职业技术学院 一种互动教学仪

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016016609A (ja) 2016-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5965436B2 (ja) 筆記用ボードのスタンド構造
US20060050472A1 (en) Monitor frame with integrated handle structure
JP5866166B2 (ja) 断熱材の支持構造、床構造及び建物
JP2015085032A (ja) テーブル装置
JP7259524B2 (ja) ディスプレイスタンド
JP6888756B2 (ja) 表示パネル取付セット
JP6482849B2 (ja) 機能部品の取付構造、及び、浴室ユニット
IT201600127242A1 (it) Dispositivo di sicurezza anti-sismico
JP2014095245A (ja) 壁掛便器の取付構造及び壁掛便器
JP2009285346A (ja) サイドパネルの取付構造及び取付具
JP5264143B2 (ja) 連結机
JP2015083410A (ja) ブックトラック
JP3768505B2 (ja) 軽量化された額飾り兼用テーブル
JP4706281B2 (ja) 建物の制震構造
JP3204428U (ja) ホワイトボード
JP2006305465A (ja) 実験台
JP2020068996A (ja) 記載ボード付き収納什器
KR101337443B1 (ko) 다용도 선반
JP6428187B2 (ja) 筆記用表示板及び間仕切システム
JP6124553B2 (ja) デスク
JP7164977B2 (ja) 床上載置式什器及びこれに使用する転倒防止装置、ベースユニット
JP5349749B2 (ja) 家具の転倒防止固定具
JP6899310B2 (ja) ディスプレイ支持什器
JP2007277854A (ja) 壁パネル
JP2022147488A (ja) 衝立型間仕切り

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160624

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160701

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5965436

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250