JP5964059B2 - 建物 - Google Patents

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Description

本発明は、良好な通風を得て、なおかつプライバシーを確保し得る建物に関する。
建物の通風を得るための窓は、建物の外壁面に設けるのが一般的である。しかしながら、外壁面の窓の開口面積を広げると、その分プライバシーの確保が問題となる。
プライバシーを確保するための方法として、天窓を設けることが考えられる(特許文献1参照)。
特開2007−138693号公報
しかしながら、天窓は、建物の屋根やベランダなどに設置場所が限られ、外壁面に設ける場合のような通風性は得られない。また、天窓も外壁面の窓も、雨天の場合には、雨水が室内に入り込みやすいため、十分に開放できず、良好な通風が得られない。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、天候にかかわらず良好な通風が得られ、なおかつプライバシーを確保できる建物を提供することのその目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、建物が複数の階層を有し、下階の外壁面が上階の外壁面より後退して、上階の下方に外部空間が形成され、軒天井部が形成され、前記軒天井部の少なくとも内側寄りの位置には、前記上階の室内と前記外部空間が連通する開口通路が形成され、前記軒天井部は、少なくとも卓越風を正面に受ける向きに設けられており、前記開口通路には、開閉式の窓が形成されている建物である。
本発明によれば、下階の外壁面に衝突した風が上昇し、軒天井部の開口通路を通って室内に流入するので、建物の良好な通風が得られる。また、軒天井部の開口通路に窓があるので、雨天であっても窓を開放でき、建物の良好な通風が得られる。また、窓から室内が見えにくいので、プライバシーも確保できる。
前記軒天井部は、少なくとも卓越風を正面に受ける向きに設けられている。かかる場合、軒天井部の開口通路に入り込む外気が増えるので、建物の通風性をさらに向上できる。
前記卓越風を正面に受ける向きに設けられた前記軒天井部の開口通路は、前記軒天井部の内側寄りに形成されている。かかる場合、下階の外壁面に衝突した風が開口通路に入りやすくなり、建物の通風性を向上できる。
前記軒天井部は、前記卓越風が吹く方向に対して建物の後面側にも設けられていてもよい。かかる場合、卓越風が正面側の軒天井部の開口通路に流入した後、風が室内を通って建物の後面側から外部に流出するので、建物の通風性及び換気性を向上できる。
前記卓越風が吹く方向に対して建物の後面側に設けられた前記軒天井部の開口通路は、前記軒天井部の外側寄りに形成されていてもよい。かかる場合、建物の室内を外壁の内面に沿って流れた空気が、開口通路から効果的に排出される。よって、建物の通風性を向上できる。
前記開口通路の窓の上方には、落下防止部材が設けられていてもよい。かかる場合、安全性を確保できる。
前記落下防止部材は、固定式家具であってもよい。かかる場合、安全性を確保しつつ、室内の床面積を有効に利用できる。
前記窓は、光透過性を有するものであってもよい。かかる場合、室内の光が窓を通じて外部空間に漏れるので、外部照明の代わりに用いることができ、防犯上好ましい。
本発明によれば、天候にかかわらず建物の良好な通風を得て、なおかつプライバシーを確保できる。
建物の概略を模式的に示す平面図である。 正面側の軒天井部の構成を模式的に示す縦断面図である。 後面側の軒天井部の構成を模式的に示す縦断面図である。 落下防止部材のある軒天井部を模式的に示す縦断面図である。 落下防止部材を示す説明図である。 落下防止部材が固定式家具である場合の軒天井部を模式的に示す縦断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態に係る建物1を模式的に示す平面図である。
建物1は、例えば平面から見て長方形状を有する。建物1は、複数の階層を有し、例えば1階の下階10の外壁面11が、2階である上階12の外壁面13より後退して、上階12の下方に外部空間Aが形成され、軒天井部14が形成されている。軒天井部14は、卓越風Cを正面に受ける向きに形成されている。
また、卓越風Cの吹く方向Xに対して建物1の後面側にある下階10の外壁面11は、上階12の外壁面13より後退し、上階12の下方に外部空間Bが形成され、軒天井部15が形成されている。よって、卓越風Cの吹く方向Xに沿った建物1の対向する両側面に、軒天井部14、15が形成されている。なお、建物1の外壁には、例えばALC(Autoclaved Light-weight Concrete;軽量気泡コンクリート)が用いられている。
軒天井部14、15には、それぞれ上階12の室12a内と外部空間A、Bが連通する開口通路20、21が形成されている。開口通路20、21には、それぞれ開閉式の窓22、23が形成されている。
開口通路20は、例えば図2に示すように外部空間Aの天井板30から上階12の室12aの床板31まで上下方向に貫通している。開口通路20は、例えば建物1の幅方向(X方向の直角方向)に沿って長い平面形状が長方形状に形成されている。開口通路20は、例えば軒天井部14の下階10の外壁面11側(内側)寄りに設けられている。窓22は、例えば軒天井部14の天井板30に設けられ、閉鎖時に水平に位置し、開放時には、内側の端部を基端として先端側が上方に回動して開くことができる。また、窓22は、例えばガラス製で、光透過性を有している。
開口通路21は、図3に示すように外部空間Bの天井板30から上階12の室12aの床板31まで上下方向に貫通している。開口通路21は、例えば建物1の幅方向に沿って長い平面形状が長方形状に形成されている。開口通路21は、例えば軒天井部15の上階12の外壁面13側(外側)寄りに設けられている。窓23は、例えば軒天井部15の天井板30に設けられ、閉鎖時に水平に位置し、開放時には、内側の端部を基端として先端側が上方に回動して開くことができる。また、窓23は、例えばガラス製で、光透過性を有している。
かかる構成の建物1では、図1に示すように卓越風Cが、建物1の正面の下階10の外壁面11に衝突して上昇し、軒天井部14の窓22から開口通路20を通じて上階12の室12a内に流入する。室12a内に流入した空気は、室12a内の内壁及び天井に沿って流れ、建物1の後面側の内壁に沿って下降する。下降した空気は、建物1の後面側の開口通路21を通じて窓23から外部に流出する。
本実施の形態によれば、下階10の外壁面11に衝突した風が上昇し、軒天井部14の開口通路20を通って室12a内に流入するので、建物1の良好な通風が得られる。また、軒天井部14の開口通路20に窓22があるので、雨天であっても窓22を開放でき、建物1の良好な通風が得られる。また、窓22から室12a内が見えにくいので、プライバシーも確保できる。さらに、窓22に雨水が当たらないので、窓22の閉鎖時の水密性を厳しく確保する必要がなく、より安価な構成にすることができる。
軒天井部14は、卓越風Cを正面に受ける向きに設けられているので、軒天井部14の開口通路20に入り込む外気が増える。よって、建物1の通風性をさらに向上できる。
卓越風Cを正面に受ける向きに設けられた軒天井部14の開口通路20は、軒天井部14の内側寄りに形成されているので、下階10の外壁面11に衝突した風が開口通路20に入りやすくなり、建物1の通風性をさらに向上できる。
軒天井部15は、卓越風Cが吹く方向Xに対して建物1の後面側に設けられているので、卓越風Cが正面側の軒天井部14の開口通路20に流入した後、空気が室12a内を通って建物1の後面側から外部に流出する。これにより、建物1の通風性及び換気性を向上できる。
卓越風Cが吹く方向Xに対して建物1の後面側に設けられた軒天井部15の開口通路21は、軒天井部15の外側寄りに形成されているので、建物1の室12a内を外壁の内面に沿って流れた空気が、開口通路21から効果的に排出される。よって、建物1の通風性を向上できる。
窓22、23は、光透過性を有するものであるので、上階12の室12a内の光が外部空間A、Bに漏れる。これにより窓22、23を外部照明として用いることもでき、防犯上好ましい。特に、外部空間A、Bが、玄関アプローチ、ガレージなど人が行き来する外部通路に利用される場合には、防犯上のメリットが大きい。
上記実施の形態において、開口通路20、21の窓22、23の上方に落下防止部材が設けられていてもよい。例えば図4、図5に示すように落下防止部材50は、床板31に取り外し自在な長方形状の格子であってもよい。かかる場合、人や物が落下することなく、安全性を確保できる。
上記落下防止部材50は、固定式家具であってもよい。例えば図6に示すように椅子であってもよい。かかる場合、安全性を確保しつつ、室内の床面積を有効に利用できる。なお、固定式家具として、その他、棚、机等であってもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば以上の実施の形態において、窓22、23は、先端側が回転して開くものであったが、スライド式などの他の開閉形式のものであってもよい。また、以上の実施の形態では、窓22、23は、軒天井部14の天井板30に設けられていたが、床板31に設けられていてもよいし、天井板30と床板31の間に設けられていてもよい。また、窓22、23は、水平姿勢から垂直姿勢に回動して開くものに限られず、斜めの姿勢から垂直姿勢或いは水平姿勢に回動して開くものであってもよい。さらに、窓22、23は、ガラス製に限られず、樹脂などの光透過性を有する他の素材、あるいは光透過性を有さない素材であってもよい。また、以上の実施の形態では、建物1の両側の二か所に軒下天井部14、15が形成されていたが、片側であってもよいし、三か所以上であってもよい。また、下階10が1階で上階12が2階であったが、建物が3階以上を有し、下階10、上階12それぞれ他の階層であってもよい。
本発明は、天候にかかわらず建物の良好な通風を得て、なおかつプライバシーを確保する際に有用である。
1 建物
10 下階
11 外壁面
12 上階
12a 室
13 外壁面
14、15 軒下天井部
20、21 開口通路
22、23 窓
A、B 外部空間
C 卓越風
X 卓越風の方向

Claims (4)

  1. 複数の階層を有し、
    下階の外壁面が上階の外壁面より後退して、上階の下方に外部空間が形成され、軒天井部が形成され、
    前記軒天井部の少なくとも内側寄りの位置には、前記上階の室内と前記外部空間が連通する開口通路が形成され、前記軒天井部は、少なくとも卓越風を正面に受ける向きに設けられており、
    前記開口通路には、開閉式の窓が形成されている、建物。
  2. 前記軒天井部は、前記卓越風が吹く方向に対して建物の後面側にも設けられており、当該軒天井部の外側寄りの位置には、前記上階の室内と前記外部空間が連通する開口通路が形成されている、請求項に記載の建物。
  3. 前記開口通路の上方には、落下防止部材が設けられている、請求項1または2に記載の建物。
  4. 前記落下防止部材は、固定式家具である、請求項に記載の建物。
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