JP5962396B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像形成装置に関する。
特許文献1に従来の画像形成装置の例が開示されている。この画像形成装置は、装置本体と、画像形成部と、送出ローラと、載置台と、サイドガイドと、露光部とを備えている。装置本体には、開口が形成されている。画像形成部は、装置本体内に設けられ、シートに画像を形成する感光体を備えている。送出ローラは、装置本体内に設けられ、シートを送り出す。載置台は、装置本体内に設けられ、送出ローラに対して離間する離間位置と、離間位置よりも送出ローラに接近する接近位置との間で変位可能である。載置台には、シートが載置される。
サイドガイドは、送出ローラに対して載置台よりも開口側に離間する平坦部分に設けられている。すなわち、サイドガイドは、載置台には設けられていない。サイドガイドは、載置台に載置されるシートの幅方向にスライド可能である。露光部は、感光体よりも開口側に設けられ、感光体を露光する
この画像形成装置は、上記構成により、シートを搬送し、そのシートに画像を形成することができる。
特開2008−13324号公報
しかし、上記従来の画像形成装置では、載置台に設けられていないサイドガイドは、送出ローラに対して載置台よりも開口側に離間しているため、送出ローラの近傍でシートを幅方向において確実に位置決めすることが難しい。その結果、この画像形成装置では、載置台に載置されるシートが送り出される際に斜行するおそれがある。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、載置台に載置されるシートが送り出される際の斜行を抑制できる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、開口が形成された装置本体と、
前記装置本体内に設けられ、前記シートに画像を形成する感光体を備えた画像形成部と、
前記装置本体内に設けられ、前記シートを送り出す送出ローラと、
前記装置本体内に設けられ、前記送出ローラに対して離間する離間位置と、前記離間位置よりも前記送出ローラに接近する接近位置との間で変位可能であり、前記シートが載置される載置台と、
前記載置台に載置される前記シートの幅方向にスライド可能に前記載置台に設けられ前記離間位置又は前記接近位置に変位する前記載置台と一体的に変位するとともに、前記開口側から前記送出ローラ側に延びるサイドガイドと、
前記感光体よりも前記開口側に設けられ、前記感光体を露光する露光部と、
前記感光体を露光する光が通過するための通過孔が形成され前記露光部を覆う壁部と、を備え、
前記サイドガイドは、前記壁部よりも前記送出ローラ側まで延びていることを特徴とする。
本発明の画像形成装置では、サイドガイドは、載置台に載置されるシートの幅方向にスライド可能に載置台に設けられている。サイドガイドは、載置台に載置されるシートを幅方向において位置決めするとともに、離間位置又は接近位置に変位する載置台と一体的に変位する。そして、サイドガイドは、露光部を覆う壁部よりも送出ローラ側まで延びている。こうして、この画像形成装置では、載置台に設けられたサイドガイドが送出ローラに対して接近しているため、送出ローラの近傍でシートを幅方向において確実に位置決めできる。
したがって、本発明の画像形成装置では、載置台に載置されるシートが送り出される際の斜行を抑制できる。
画像形成部は、感光体を有し装置本体に対して着脱可能に設けられるプロセスカートリッジを備えていることが望ましい。そして、サイドガイドは、プロセスカートリッジの開口側の端部よりも送出ローラ側まで延びていることが望ましい。この構成によれば、サイドガイドは、送出ローラに対して一層接近しているため、送出ローラの近傍でシートを幅方向において一層確実に位置決めできる。その結果、この画像形成装置では、載置台に載置されるシートが送り出される際の斜行を確実に抑制できる。
サイドガイドは、幅方向から見て、送出ローラと重なる位置まで延びていることが望ましい。この構成によれば、サイドガイドは、送出ローラに対してより一層接近しているため、送出ローラの近傍でシートを幅方向においてより一層確実に位置決めできる。
本発明の画像形成装置は、開口と感光体の間であって載置台と感光体との間に配置され、開口から感光体に向かって進入する光の少なくとも一部を遮る遮光部材をさらに備えていることが望ましい。この構成によれば、遮光部材により、開口から装置本体内に進入する光が感光体に到達し難くなるので、露光部による感光体の露光を良好に行うことができる。
サイドガイドの載置台に支持されている側と反対側の端縁は、遮光部材の形状に合わせて載置台側に向けて切り欠かれた切欠きが形成されていることが望ましい。この構成によれば、載置台が接近位置に変位し、装置本体内においてサイドガイドの載置台に支持されている側と反対側に位置する遮光部材に対してサイドガイドが接近しても、遮光部材と、サイドガイドの載置台に支持されている側と反対側の端縁とが干渉することを切欠きによって抑制できる。このため、この画像形成装置では、サイドガイド全体として、ある程度の高さを確保し易くなるので、シートの積載枚数を増やすことができる。
プロセスカートリッジは、遮光部材の少なくとも一部を兼ねていることが望ましい。この構成によれば、プロセスカートリッジと遮光部材とが全くの別部材である場合と比較して、部品点数を削減できる。
本発明の画像形成装置は、装置本体内に設けられ、送出ローラを保持するフレームをさらに備えていることが望ましい。サイドガイドは、幅方向において、第1位置と、第1位置よりも送出ローラから離間する第2位置との間で移動可能に構成されていることが望ましい。そして、フレームにおける幅方向の両端部は、幅方向において、第1位置にあるサイドガイドよりも送出ローラに接近するように構成されていることが望ましい。
この構成によれば、接近位置に変位する載置台と一体的に変位するサイドガイドが上昇しても、フレームにおける幅方向の両端部が幅方向において、第1位置にあるサイドガイドよりも送出ローラに接近していることにより、フレームとサイドガイドとが干渉しない。このため、この画像形成装置では、フレームとサイドガイドとを上下方向において接近させ易い。その結果、この画像形成装置は、上下方向の薄型化を実現できる。
さらに、本発明の画像形成装置では、開口が形成された装置本体と、
前記装置本体内に設けられ、前記シートに画像を形成する感光体を備えた画像形成部と、
前記装置本体内に設けられ、前記シートを送り出す送出ローラと、
前記装置本体内に設けられ、前記送出ローラに対して離間する離間位置と、前記離間位置よりも前記送出ローラに接近する接近位置との間で変位可能であり、前記シートが載置される載置台と、
前記載置台に載置される前記シートの幅方向にスライド可能に前記載置台に設けられ前記離間位置又は前記接近位置に変位する前記載置台と一体的に変位するとともに、前記開口側から前記送出ローラ側に延びるサイドガイドと、を備え、
前記サイドガイドは、前記載置台が前記接近位置に配置されたときにおいて前記幅方向から見て前記送出ローラと重なる位置まで延びるように構成してもよい。
さらに、本発明の画像形成装置では、開口が形成された装置本体と、
前記装置本体内に設けられ、前記シートに画像を形成する感光体を備えた画像形成部と、
前記装置本体内に設けられ、前記シートを送り出す送出ローラと、
前記装置本体内に設けられ、前記送出ローラに対して離間する離間位置と、前記離間位置よりも前記送出ローラに接近する接近位置との間で変位可能であり、前記シートが載置される載置台と、
前記載置台の前記送出ローラと対向する位置に設けられ、前記載置されるシートに摩擦抵抗力を与える摩擦部材と、
前記載置台に載置される前記シートの幅方向にスライド可能に前記載置台に設けられ前記離間位置又は前記接近位置に変位する前記載置台と一体的に変位するとともに、前記開口側から前記送出ローラ側に延びるサイドガイドと、を備え、
前記サイドガイドは、前記幅方向から見て前記摩擦部材と重なる位置まで延びるように構成してもよい。
実施例1の画像形成装置の斜視図である。 上記画像形成装置の中央の模式断面図である。 上記画像形成装置に係り、サイドフレーム、フレーム、圧板、サイドガイド等を抜き出して示す斜視図である。 上記画像形成装置に係り、図3を左下後方から見た斜視図である。 上記画像形成装置に係り、フレーム、圧板、サイドガイド等を抜き出して示す斜視図である。 上記画像形成装置に係り、フレームを示す上面図であって、フレームと、サイドフレーム、送出ローラ、サイドガイド等との相対位置関係を示す図である。 シートの送り出し動作を説明する上記画像形成装置の中央の模式断面図である。 上記画像形成装置に係り、図6のA−A断面を示す部分模式断面図である。 実施例2の画像形成装置の中央の模式断面図である。 上記画像形成装置に係り、図8と同様の断面を示す部分模式断面図である。
以下、本発明を具体化した実施例1、2を図面を参照しつつ説明する。
(実施例1)
図1に示すように、実施例1の画像形成装置1は、本発明の画像形成装置の具体的態様の一例である。図1では、画像形成装置1の開口89が設けられた側を画像形成装置1の前側と規定し、開口89に向かった場合に左手に来る側を画像形成装置1の左側と規定して、前後、左右及び上下の各方向を表示する。そして、図2以降の各図に示す各方向は、全て図1に示す各方向に対応させて表示する。以下、図1等に基づいて、画像形成装置1が備える各構成要素について説明する。
<画像形成装置の概略構成>
図1及び図2に示すように、画像形成装置1は、モノクロレーザプリンタである。図2に示すように、画像形成装置1は、装置本体8、搬送部10、分離パッド13、搬送ローラ対14A、14B、搬送部保持フレーム50、開閉式トレイ120、圧板110、サイドガイド130A、130B、画像形成部20、スキャナ部29、壁部29A、定着部30及び排出ローラ対19A、19Bを備えている。
装置本体8は、前面8F側に対して、後面8R側が段状に高くされた略箱状体である。図2〜図4に示すように、装置本体8の内側には、左右一対のサイドフレーム58A、58B、搬送シュート59、搬送部保持フレーム50及び図示しないフレーム部材等が設けられている。
図1及び図2に示すように、装置本体8の前面8Fにおける下側には、装置本体8の内外を連通させる開口89が形成されている。装置本体8の上側は、装置本体8の上側外面を構成する本体カバー7が設けられている。本体カバー7は、側面視した場合、装置本体8の段付き形状に沿って、クランク状に屈曲している。
本体カバー7において、装置本体8の前面8F側で延在する上面には、排出トレイ72が形成されている。また、本体カバー7には、補助トレイ72Aが設けられている。補助トレイ72Aは、図2に二点鎖線で示すように、排出トレイ72に対して前方に展開する状態と、図2に実線で示すように、排出トレイ72に対して上方から覆い被さる状態との間で変位可能に本体カバー7に支持されている。
図1及び図2に示すように、本体カバー7における排出トレイ72の後端縁側には、上方に向けて屈曲する立壁面7Wが形成されている。立壁面7Wには、装置本体8の内外を連通させるように開口する排出口71が形成されている。
図3及び図4に示すように、サイドフレーム58A、58Bは、装置本体8の左右の側面に沿うように前後方向及び上下方向に延びる樹脂成形部材である。
図2〜図4に示すように、搬送シュート59は、装置本体8内において、後面8Rに沿うように前後方向及び左右方向に延びる樹脂成形部材である。搬送シュート59の左端縁は、左側のサイドフレーム58Aに結合されている。搬送シュート59の右端縁は、右側のサイドフレーム58Bに結合されている。
搬送シュート59は、垂直面59Uと、傾斜面59Dとを有している。垂直面59Uは、後面8Rに対して前方に離間しつつ、装置本体8の底部から垂直に立ち上がっている。傾斜面59Dは、垂直面59Uの上端縁側から後面8Rに向かって上り傾斜している。傾斜面59Dの上端縁側は、搬送部10が有する分離ローラ12の後方まで延びている。傾斜面59Dには、板状の摩擦部材である分離パッド13が設けられている。
図2、図3、図5及び図6に示すように、搬送部保持フレーム50は、装置本体8内において、搬送シュート59の傾斜面59Dに対して上方かつ前方に位置して、左右方向に細長く延びる樹脂成形部材である。搬送部保持フレーム50は、本発明の「フレーム」の一例である。
図3及び図6に示すように、搬送部保持フレーム50の後側における左端縁50Aは、左側のサイドフレーム58Aに結合されている。搬送部保持フレーム50の後側における右端縁50Bは、右側のサイドフレーム58Bに結合されている。
搬送部保持フレーム50の前側における左端部51Aは、左端縁50Aより前方に位置し、かつ、左端縁50Aから右方に向かって略矩形状に凹んでいる。搬送部保持フレーム50の前側における右端部51Bは、右端縁50Bより前方に位置し、かつ、右端縁50Bから左方に向かって略矩形状に凹んでいる。
図2に示すように、装置本体8には、シート99が搬送される搬送経路P1が設けられている。搬送経路P1は、搬送シュート59の垂直面59Uの上端縁から、傾斜面59Dに沿って装置本体8の後面8Rに向かって延びた後、上方に向きを変えて略垂直に延びている。そして、搬送経路P1は、本体カバー7の下側で前方に向きを変えて排出口71に向かって延び、排出トレイ72に至る。
搬送部10は、装置本体8の後面8Rの近傍において、搬送部保持フレーム50に保持された送出ローラ11及び分離ローラ12である。
より詳しくは、図3、図5及び図6に示すように、搬送部保持フレーム50の後面8R側における左右方向の中央には、矩形状にくり抜かれた搬送部収容空間50Sが形成されている。送出ローラ11及び分離ローラ12は、搬送部収容空間50S内に収容されている。
そして、搬送部保持フレーム50は、図6に示すように、ローラ軸15を回転可能に支持している。ローラ軸15は、搬送部保持フレーム50の左端縁50A側に設けられている駆動ギヤ10Gと、分離ローラ12とを繋いでいる。
具体的に、ローラ軸15の右端部15Bは、搬送部収容空間50S内部へ所定距離だけ突出している。そして、このローラ軸15の右端部15Bと、分離ローラ12とが嵌合している。搬送部収容空間50S内には、ローラ軸15と同軸で揺動可能なホルダ17が配設されている。ホルダ17は、分離ローラ12を左右から囲むとともに前方に延びて、送出ローラ11を回転可能に支持している。ホルダ17には、分離ローラ12の回転を送出ローラ11に伝達する図示しない伝達ギヤが設けられている。
また、ローラ軸15の左端部15Aは、搬送部保持フレーム50の左端縁50Aよりも左側まで延び、その先端部分に駆動ギヤ10Gが固定されている。なお、駆動ギヤ10Gは、装置本体8内に設けられている図示しない駆動源から駆動力が入力され、ローラ軸15を介して分離ローラ12に回転駆動力を伝達する。
図2に示すように、分離ローラ12は、搬送シュート59の前方に位置している。分離ローラ12は、傾斜面59Dに設けられた分離パッド13に対して、搬送経路P1を挟んで対向する位置にある。分離パッド13は、分離ローラ12に向けて押圧されている。送出ローラ11は、搬送シュート59及び分離ローラ12の前方に位置している。また、送出ローラ11は、後述する圧板110の圧板後端部110Rに対して上方に位置している。すなわち、送出ローラ11及び分離ローラ12は、搬送経路P1の最上流側に位置している。
搬送ローラ対14A、14Bは、分離ローラ12及び分離パッド13より上方に位置して、搬送経路P1を挟んで互いに対向している。
なお、本実施例では、後述するサイドガイド130A、130Bを備えることにより、搬送経路P1における搬送ローラ対14A、14Bと画像形成部20との間に、レジストレーションローラを設けていない。レジストレーションローラとは、搬送経路P1を搬送されるシート99の先端をシート99の幅方向、すなわち左右方向と平行となるように規制する先端規制を行うものである。これにより、部品点数を削減し、製造コストを低廉化している。
図1及び図2に示すように、開閉式トレイ120は、装置本体8の前面8Fにおける下端縁側に揺動可能に支持された略平板部材である。開閉式トレイ120は、前方に向けて略水平に延在する状態では、開口89を開放する。図示は省略するが、開閉式トレイ120は、上下方向に起立した状態に揺動することにより、開口89を閉鎖する。
圧板110は、本発明の「載置台」の一例である。圧板110は、装置本体8の底部において、装置本体8の前面8F側から後面8R側に向かって延在する略平板部材である。圧板110には、装置本体8の前方から開口89を介して装置本体8の内部に挿入される複数枚のシート99が積層状態で載置される。開放された状態の開閉式トレイ120は、圧板110に対して前方に位置して、圧板110に載置されるシート99の開口89から前方にはみ出す部分を下方から支持する。
図5に示すように、圧板110における装置本体8の前面8Fに近い圧板前端部110Fには、左右一対の軸部110Hが設けられている。図4に示すように、装置本体8には、両軸部110Hを揺動可能に支持する一対の軸穴である圧板支持部8Hが設けられている。圧板前端部110Fは、両軸部110H及び両圧板支持部8Hにより、左右方向に延びる揺動軸心X1周りに揺動可能に支持されている。
図2に示すように、装置本体8における後面8Rに近い圧板後端部110Rは、搬送シュート59の垂直面59Uと、前後方向において対向している。圧板110が揺動軸心X1周りに揺動することにより、圧板後端部110Rが送出ローラ11の下側で上下方向に変位する。
圧板110の下方には、変位機構119が設けられている。変位機構119は、後方に向かって略水平に延びている。変位機構119は、画像形成装置1が画像形成動作を行う場合に、図示しない制御部に制御されて回動し、図7に示すように、後方に向かって上り傾斜する状態に変位する。そして、画像形成動作が終わると、変位機構119は、図2に示す状態に復帰する。
圧板110に載置されたシート99に画像形成を行う際、変位機構119が回動して、圧板110が接近位置に変位すると、圧板110に載置された最上層のシート99が送出ローラ11に当接する。そして、送出ローラ11は、図示しない制御部に制御されて、シート99に当接したまま回転することにより、圧板110上のシート99を前方から後方に向けて送り出す。これにより、送出ローラ11は、圧板110上のシート99を搬送経路P1に送り出す。本実施例では、シート99が搬送経路P1に送り出される送出方向は、前後方向である。
図2、図5及び図6に示すように、サイドガイド130A、130Bは、左右方向にスライド可能に圧板110に設けられている。サイドガイド130A、130Bは、左右方向で互いに対向しつつ、開口89側から送出ローラ11側へ前後方向に衝立状に延びている。
図2に示すように、サイドガイド130A、130Bにおける装置本体8の前面8Fに近いガイド前端部130Fは、揺動軸心X1及び圧板支持部8Hのほぼ真上に位置している。サイドガイド130A、130Bにおける装置本体8の後面8Rに近いガイド後端部130Rは、送出ローラ11の下側に位置している。
図2及び図4に示すように、圧板110の裏面には、ラック&ピニオン機構139が設けられている。ラック&ピニオン機構139は、サイドガイド130A、130Bに連結されている。これにより、サイドガイド130A、130Bは、圧板110上で、左右方向に互いに接近又は離間するように連動し、圧板110に載置されるシート99の幅方向の位置決めを行うことができる。本実施例では、圧板110に載置されるシート99の幅方向は、左右方向である。
なお、図2に示すように(図1では省略)、開放された状態の開閉式トレイ120の上方を向く面には、エンドガイド121が前後方向にスライド可能に設けられている。エンドガイド121を前後方向に移動させることによって、シート99の開口89からはみ出す端部を規制することができる。
図1、図2及び図5に示すように、右側のサイドガイド130Bには、操作部170が一体に形成されている。操作部170は、右側のサイドガイド130Bの上端縁側、かつガイド前端部130F側から、装置本体8の前面8Fの近傍まで延びている。
操作部170をつまんで左右方向に動かすことにより、サイドガイド130Bが一体に左右方向にスライドする。そうすると、ラック&ピニオン機構139を介して、その動作が左側のサイドガイド130Bに伝達される。これにより、サイドガイド130A、130Bが圧板110上で、左右方向において互いに接近又は離間する。
図6に実線で示すサイドガイド130A、130Bの位置を第1位置とする。サイドガイド130Aとサイドガイド130Bとは、第1位置において、第1幅W1で左右方向に離間している。図6に二点鎖線で示すサイドガイド130A、130Bの位置を第2位置とする。サイドガイド130Aとサイドガイド130Bとは、第2位置において、第2幅W2で左右方向に離間している。こうして、サイドガイド130A、130Bは、圧板110上で、第1幅W1から第2幅W2までのシート99について左右方向の位置決めを行うことが可能とされている。
なお、本実施例では、第1幅W1がA4サイズのシート99に対応し、第2幅W2がレターサイズのシート99に対応している。サイドガイド130A、130Bは、圧板110上で、A4サイズとレターサイズとの2つの状態に切り替え可能な構成になっている。また、図5におけるサイドガイド130A、130Bの位置は、レターサイズ(第2幅W2)に対応した状態を示している。
図6に示すように、搬送部保持フレーム50の左端部51A及び右端部51Bは、左右方向において、すなわち、シート99の幅方向において、第1位置にあるサイドガイド130A、130Bよりも送出ローラ11に接近している。これにより、搬送部保持フレーム50の左端部51Aと、左側のサイドガイド130Aとの間に、左右方向の隙間が設けられている。また、搬送部保持フレーム50の右端部51Bと、右側のサイドガイド130Bとの間にも、左右方向の隙間が設けられている。
図2に示すように、変位機構119が回動していない状態では、圧板110は略水平に延在し、送出ローラ11に対して下側に離間している。図2に示す圧板110の位置は、本発明の「離間位置」の一例である。そして、図7に示すように、変位機構119が回動し、後方に向かって上り傾斜する状態に変位すると、圧板110は、変位機構119に押し上げられて離間位置から上昇し、送出ローラ11に接近する。図7に示す圧板110の位置は、本発明の「接近位置」の一例である。接近位置は、圧板110上のシート99の積層枚数によって変動する。
サイドガイド130A、130Bは、離間位置又は接近位置に変位する圧板110と一体的に変位する。ここで、図5及び図8に示すように、圧板11が接近位置に変位すると、左側のサイドガイド130Aのガイド後端部130Rは、搬送部保持フレーム50の左端部51Aより左側に形成された隙間に入り込む。また、圧板11が接近位置に変位すると、右側のサイドガイド130Bのガイド後端部130Rは、搬送部保持フレーム50の右端部51Bより右側に形成された隙間に入り込む。
換言すると、圧板110が接近位置に変位すると、左右方向からみたときに、左側のサイドガイド130Aのガイド後端部130Rが搬送部保持フレーム50の左端部51Aと重なっており、また、右側のサイドガイド130Bのガイド後端部130Rも搬送部保持フレーム50の右端部51Bと重なっている。これにより、サイドガイド130A、130Bは、搬送部保持フレーム50と干渉しない。
図2に示すように、画像形成部20は、プロセスカートリッジ21と、プロセスカートリッジ21の内部に設けられた感光ドラム22、転写ローラ27、現像ローラ23、供給ローラ24、収容部26、帯電器25等とを有している。感光ドラム22は、本発明の「感光体」の一例である。
プロセスカートリッジ21は、搬送部保持フレーム50の上方に位置している。プロセスカートリッジ21は、搬送経路P1の略垂直部分を内部に挿通させつつ、左右方向に延びる略箱状体である。プロセスカートリッジ21は、装置本体8に着脱可能に設けられている。より詳しくは、本体カバー7を図2に示す状態から上方に変位させることにより、図示は省略するが、装置本体8の上側が開放される。その状態で、プロセスカートリッジ21を装置本体8内から上方に引き上げることにより、プロセスカートリッジ21を装置本体8から取り外すことができる。また、逆の動作により、プロセスカートリッジ21を装置本体8に装着することができる。
感光ドラム22は、左右方向に延びる円筒体である。感光ドラム22は、搬送経路P1の略垂直部分に対して前方から臨んでいる。転写ローラ27は、搬送経路P1を挟んで感光ドラム22と対向している。感光ドラム22と転写ローラ27とは、搬送経路P1の略垂直部分を搬送されるシート99をニップしながら同期回転する。収容部26には、感光ドラム22に供給されるためのトナーが収容されている。供給ローラ24は、収容部26から現像ローラ23にトナーを供給する。現像ローラ23は、感光ドラム22に形成される静電潜像を現像する。帯電器25は、感光ドラム22に対して上方に離間した状態で、感光ドラム22と平行に左右方向に延びている。帯電器25は、感光ドラム22をコロナ放電により正帯電させる。
図8に示すように、プロセスカートリッジ21における感光ドラム22より下側の底部21Cは、プロセスカートリッジ21が装置本体8に対して着脱される際に把持されるハンドルとして前方に延びている。ここで、スキャナ部29から感光ドラム22に照射されるレーザ光を遮らないように、プロセスカートリッジ21は、傾斜した状態で装置本体8に装着されている。このため、その底部21Cを形成するプロセスカートリッジ21の下面21は、感光ドラム22より低い位置にあって、下方に膨らんでいる。下面21Aの下方に膨らむ部分を膨出部21Bとする。膨出部21Bは、左右のサイドガイド130A、130Bの上方に位置している。
これに対応して、図5及び図8に示すように、左右のサイドガイド130A、130Bの圧板110に支持されている側と反対側の端縁、すなわち、サイドガイド130A、130Bの上端縁における送出ローラ11側には、切欠き130Cが形成されている。切欠き130Cは、ガイド後端部130Rの手前で、膨出部21Bの形状に合わせて、圧板110側に向けて、すなわち、下方に向けて切り欠かれている。切欠き130Cは、圧板110が接近位置にある状態で、プロセスカートリッジ21との干渉を回避するためのものである。
図2に示すように、本発明の「露光部」の一例であるスキャナ部29は、プロセスカートリッジ21に備えられる感光ドラム22よりも開口89側である前方側に位置している。換言すると、スキャナ部29は、前後方向において、画像形成部20に対して圧板110と同じ側に位置している。スキャナ部29は、レーザ光源、ポリゴンミラー、fθレンズ及び反射鏡等から構成されており、後方に位置する感光ドラム22に向けてレーザ光を照射する。スキャナ部29は、スキャナカバー28に覆われている。
壁部29Aは、スキャナカバー28の後壁である。壁部29Aは、スキャナ部29とプロセスカートリッジ21に備えられている感光ドラム22との間に配置されている。壁部29Aは、本発明の「通過孔」の一例であるレーザ通過孔29Bにより、スキャナ部29から感光ドラム22へのレーザ光の照射を可能にしつつ、スキャナ部29を後方から覆って、レーザ光が他の方向に漏れないようにしている。スキャナカバー28は、壁部29Aの上端縁から前方に向かって上り傾斜している。
図2に示すように、プロセスカートリッジ21の底部21Cは、壁部29Aと感光体22との間、かつサイドガイド130A、130Bと感光体22との間に配置されている。底部21Cは、壁部29Aに接近するように、斜め前方に向かって突出している。つまり、底部21Cは、前後方向において、感光ドラム22と開口89との間に位置し、さらに、上下方向において、圧板110と感光ドラム22との間に位置している。これにより、底部21Cは、感光ドラム22側と開口89側とを仕切っている。これにより、プロセスカートリッジ21の底部21Cは、開口89から感光体22に向かって進入する光の少なくとも一部を遮る。プロセスカートリッジ21は、本発明の「遮光部材」を兼ねている。
定着部30は、搬送経路P1の略垂直部分における感光ドラム22及び転写ローラ27より上方に位置している。定着部30は、搬送経路P1に対して前方から臨む加熱ローラ31と、搬送経路P1を挟んで加熱ローラ31と対向する加圧ローラ32とを有している。
排出ローラ対19A、19Bは、搬送経路P1の最下流側、すなわち、搬送経路P1における前方に向きを変える部分に位置して、排出口71に臨んでいる。排出ローラ対19A、19Bは、搬送経路P1を挟むように互いに対向している。
<サイドガイド、送出ローラ、壁部、開口、プロセスカートリッジ等の相対位置関係>
図2に示すように、開口89は、前後方向において送出ローラ11に対して壁部29Aよりも離間する位置に開口している。そして、圧板110及びサイドガイド130A、130Bは、前後方向において開口89側から送出ローラ11に向けて延びている。
図2及び図7〜図8に示すように、サイドガイド130A、130Bは、前後方向において壁部29Aよりも送出ローラ11側に延びている。サイドガイド130A、130Bは、左右方向から見て、壁部29Aよりも送出ローラ11側に配置されるプロセスカートリッジ21の開口89に近い側の端部よりも送出ローラ11側まで延びている。言い換えると、サイドガイド130A、130Bは、左右方向から見て、プロセスカートリッジの21の下側となる位置まで延びている。
図8に二点鎖線で示すように、サイドガイド130A、130Bは、圧板110が離間位置にある状態で、左右方向から見て、送出ローラ11の下側となる位置まで延びている。また、サイドガイド130A、130Bは、圧板110が離間位置にある状態で、左右方向から見て、壁部29Aよりも送出ローラ11に接近する搬送部保持フレーム50の下側となる位置まで延びている。この状態では、サイドガイド130A、130Bのガイド後端部130Rは、送出ローラ11の最前面より長さL1だけ後方に位置している。
図8に実線で示すように、サイドガイド130A、130Bは、圧板110が接近位置にある状態で、左右方向から見て、送出ローラ11と重なる位置まで延びている。サイドガイド130A、130Bは、圧板110が接近位置にある状態で、左右方向から見て、搬送部保持フレーム50の左端部51A及び右端部51Bと重なる位置まで延びている。
<画像形成処理の動作>
画像形成装置1は、以下のようにして、圧板110に載置されたシート99に画像を形成する。すなわち、図示しない制御部が制御を開始すると、変位機構119が圧板110を図2に示す離間位置から図7に示す接近位置に変位させる。そうすると、図7に示すように、圧板110に載置されたシート99に送出ローラ11が当接する。
次に、送出ローラ11、分離ローラ12、搬送ローラ対14A、14B、画像形成部20、スキャナ部29、定着器30及び排出ローラ対19A、19Bが連動して稼働する。そうすると、送出ローラ11は、当接するシート99を搬送経路P1に送り出す。搬送シュート59の傾斜面59Dは、送り出されるシート99に下側から当接し、シート99が搬送経路P1に沿って搬送されるように案内する。分離ローラ12は、分離パッド13とともに送り出されるシート99を1枚ずつ分離する。搬送ローラ対14A、14Bは、分離されたシート99をプロセスカートリッジ21に向けて搬送する。
次に、感光ドラム22が回転し、その表面が帯電器25により一様に正帯電される。その後、スキャナ部29が照射するレーザ光により、感光ドラム22が露光される。これにより、スキャナ部29は、感光ドラム22の表面に、形成すべき画像に対応した静電潜像を形成する。次に、現像ローラ23及び供給ローラ24は、収容部26から感光ドラム22の表面の静電潜像にトナーを供給する。これにより、感光ドラム22の表面には、静電潜像に対応するトナー像が担持される。そのトナー像は、搬送されるシート99に感光ドラム22が当接しつつ回転し、転写ローラ27に印加された負の電圧が作用することにより、シート99に転写される。
トナー像が転写されたシート99は、搬送経路P1に沿ってさらに略垂直に搬送され、定着部30に到達する。そうすると、定着部30において、加熱ローラ31がシート99を加熱する。また、加圧ローラ32がシート99を加熱ローラ31に向けて押圧して、シート99を加圧する。これにより、定着部30は、トナー像をシート99に定着させる。その後、シート99は、排出ローラ対19A、19Bに搬送され、排出口71から排出トレイ72に向けて排出される。こうして、画像形成装置1は、シート99に対する画像形成処理を終了する。
<作用効果>
実施例1の画像形成装置1では、サイドガイド130A、130Bは、圧板110に載置されるシート99の幅方向、すなわち左右方向にスライド可能に圧板110に設けられている。サイドガイド130A、130Bは、圧板110に載置されるシート99を左右方向において位置決めするとともに、離間位置又は接近位置に変位する圧板110と一体的に変位する。そして、サイドガイド130A、130Bは、図2及び図7〜図8に示すように、スキャナ部29を覆う壁部29Aよりも送出ローラ11側まで延びている。こうして、この画像形成装置1では、圧板110に設けられたサイドガイド130A、130Bが送出ローラ11に対して接近しているため、送出ローラ11の近傍でシート99を左右方向において確実に位置決めできる。
したがって、実施例1の画像形成装置1では、圧板110に載置されるシート99が搬送経路P1に送り出される際の斜行を抑制できる。その結果、この画像形成装置1では、搬送経路P1に送り出されるシート99の斜行を修正するレジストレーションローラ等を搬送経路P1における送出ローラ11と画像形成部20との間に設ける必要がなくなる。本実施例では、レジストレーションローラを省略しているので、部品点数の削減により、製造コストの低廉化を実現できる。
また、この画像形成装置1では、図8に示すように、サイドガイド130A、130Bは、左右方向から見て、プロセスカートリッジ21の下側となる位置まで延びている。さらに、サイドガイド130A、130Bは、左右方向から見て、送出ローラ11と長さL1で重なる位置まで延びている。これにより、この画像形成装置1では、サイドガイド130A、130Bが送出ローラ11に対して一層接近しているため、送出ローラ11の近傍でシート99を左右方向において一層確実に位置決めできる。その結果、この画像形成装置1では、圧板110に載置されるシート99が搬送経路P1に送り出される際の斜行を確実に抑制できる。
さらに、この画像形成装置1では、圧板110及びサイドガイド130A、130Bは、前後方向において開口89側から送出ローラ11に向けて延びている。これにより、この画像形成装置1では、開口89側から送出ローラ11の近傍までの長い範囲に亘って、シート99を左右方向において一層確実に位置決めできる。その結果、この画像形成装置1では、圧板110に載置されるシート99が搬送経路P1に送り出される際の斜行を一層確実に抑制できる。
また、この画像形成装置1では、プロセスカートリッジ21は、底部21Cにより、開口89から感光体22に向かって進入する光の少なくとも一部を遮る遮光部材を兼ねている。このため、この画像形成装置1では、プロセスカートリッジ21により、開口89から装置本体8内に進入する光が感光体22に到達し難くなるので、スキャナ部29による感光体22の露光を良好に行うことができる。
さらに、この画像形成装置1では、サイドガイド130A、130Bの上端縁における送出ローラ11側に切欠き130Cが形成されているので、圧板110が接近位置に変位し、プロセスカートリッジ21に対してサイドガイド130A、130Bが接近しても、プロセスカートリッジ21の下面21Aに形成された膨出部21Bと、右側のサイドガイド130Bの上端縁における送出ローラ11側とが干渉することを切欠き130Cによって抑制できる。このため、この画像形成装置1では、サイドガイド130A、130B全体として、ある程度の高さを確保し易くなるので、シート99の積載枚数を増やすことができる。
また、この画像形成装置1では、プロセスカートリッジ21が遮光部材を兼ねていることにより、プロセスカートリッジ21と遮光部材とが全くの別部材である場合と比較して、部品点数を削減できる。
さらに、この画像形成装置1では、搬送部保持フレーム50の左端部51A及び右端部51Bが左右方向において、第1位置にあるサイドガイド130A、130Bよりも送出ローラ11に接近している。これにより、この画像形成装置1では、接近位置に変位する圧板110に伴ってサイドガイド130A、130Bが上昇しても、左端部51A及び右端部51Bと、サイドガイド130A、130Bとが干渉しない。このため、この画像形成装置1では、搬送部保持フレーム50とサイドガイド130A、130Bとを上下方向において接近させ易い。その結果、この画像形成装置1は、上下方向の薄型化を実現できる。
(実施例2)
図9及び図10に示すように、実施例2の画像形成装置は、実施例1のスキャナ部29及び壁部29Aの代わりに、スキャナ部229及び壁部229Aを採用している。また、実施例2の画像形成装置では、圧板110の圧板後端部110Rに、摩擦部材118が設けられている。また、実施例2の画像形成装置では、実施例1でサイドガイド130A、130Bに形成されていた切欠き130Cを無くしている。実施例2のその他の構成は、実施例1と同一である。このため、実施例1と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略又は簡略する。
図9に示すように、スキャナ部229は、多数の発光素子がライン状に並ぶLEDヘッドによって、画像形成部20の感光体ドラム22を露光するLED式露光装置である。このため、スキャナ部229は、レーザ光を走査する実施例1のスキャナ部29よりも、感光ドラム22に接近している。スキャナ部229は、装置本体8に対して着脱されるプロセスカートリッジ21に干渉しないように、感光ドラム22に対して前方、かつ上方に位置して、感光ドラム22に向けて斜めにレーザ光を照射する。
壁部229Aは、スキャナ部229と画像形成部20との間に配置されている。壁部229Aは、スキャナ部229を後方、かつ下方から覆っている。
図9及び図10に示すように、摩擦部材118は、摩擦係数の高い材料からなる扁平板材である。摩擦部材118は、圧板110に載置されるシート99の枚数が少ない場合において、圧板110に当接するシート99とそのシート99の上にある他のシート99とが重送されないように、圧板110に当接するシート99に対して摩擦力を作用させる。ガイド後端部130Rは、左右方向から見て、摩擦部材118と重なる位置にある。
実施例2の画像形成装置においても、サイドガイド130A、130Bは、図9に示すように、前後方向において、スキャナ部229と画像形成部20との間に配置される壁部229Aよりも送出ローラ11側に延びている。また、サイドガイド130A、130Bは、左右方向から見て、ガイド後端部130Rが摩擦部材118と重なる位置まで延びている。
したがって、実施例2の画像形成装置は、実施例1の画像形成装置1と同様、圧板110に載置されるシート99が搬送経路P1に送り出される際の斜行を抑制できる。
以上において、本発明を実施例1、2に即して説明したが、本発明は上記実施例1、2に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
また、実施例1では、プロセスカートリッジ21が遮光部材を兼ねていたが、この構成には限定されない。例えば、搬送部保持フレーム50が遮光部材の少なくとも一部を兼ねていてもよい。また、遮光部材は、プロセスカートリッジ21及び搬送部保持フレーム50とは別の部材であってもよい。
圧板は、離間位置と接近位置との間で揺動してもよいし、平行移動してもよい。また、圧板は、送出ローラに向かって下り傾斜したまま、接近位置と離間位置との間で変位してもよい。圧板の上下方向の変位は垂直とは限らず傾斜していてもよい。
本発明は画像形成装置又は複合機等に利用可能である。
1…画像形成装置、99…シート、P1…搬送経路、8…装置本体
11…送出ローラ、110…載置台(圧板)、130A、130B…サイドガイド
20…画像形成部、21…プロセスカートリッジ、22…感光体(感光ドラム)
29、229…露光部(スキャナ部)、29A…壁部、89…開口
21…遮光部材(プロセスカートリッジ)
21A…遮光部材(プロセスカートリッジ)の下面
130C…切欠き、50…フレーム(搬送部保持フレーム)
51A、51B…フレームにおける幅方向の両端部
29B…通過孔(レーザ通過孔)

Claims (9)

  1. 開口が形成された装置本体と、
    前記装置本体内に設けられ、シートに画像を形成する感光体を備えた画像形成部と、
    前記装置本体内に設けられ、前記シートを送り出す送出ローラと、
    前記装置本体内に設けられ、前記送出ローラに対して離間する離間位置と、前記離間位置よりも前記送出ローラに接近する接近位置との間で変位可能であり、前記シートが載置される載置台と、
    前記載置台に載置される前記シートの幅方向にスライド可能に前記載置台に設けられ前記離間位置又は前記接近位置に変位する前記載置台と一体的に変位するとともに、前記開口側から前記送出ローラ側に延びるサイドガイドと、
    前記感光体よりも前記開口側に設けられ、前記感光体を露光する露光部と、
    前記感光体を露光する光が通過するための通過孔が形成され前記露光部を覆う壁部と、を備え、
    前記サイドガイドは、前記壁部よりも前記送出ローラ側まで延びており、
    前記開口と前記感光体の間であって前記載置台と前記感光体との間に配置され、前記開口から前記感光体に向かって進入する光の少なくとも一部を遮る遮光部材をさらに備え、
    前記載置台は、前記開口側に設けられた前記幅方向に延びる軸心周りに揺動し、
    前記サイドガイドの前記載置台に支持されている側と反対側の端縁のうち前記送出ローラ側の端縁には、前記遮光部材の形状に合わせて前記載置台側に向けて切り欠かれた切欠きが形成され、
    前記切欠きは、前記サイドガイドの前記送出ローラ側端部の手前で切り欠かれていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成部は、前記感光体を有し前記装置本体に対して着脱可能に設けられるプロセスカートリッジを備え、
    前記プロセスカートリッジは、前記遮光部材の少なくとも一部を兼ねている請求項記載の画像形成装置。
  3. 前記装置本体内に設けられ、前記送出ローラを保持するフレームをさらに備え、
    前記サイドガイドは、前記幅方向において、第1位置と、前記第1位置よりも前記送出ローラから離間する第2位置との間で移動可能に構成され、
    前記フレームにおける前記幅方向の両端部は、前記幅方向において、前記第1位置にある前記サイドガイドよりも前記送出ローラに接近するように構成されている請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 開口が形成された装置本体と、
    前記装置本体内に設けられ、シートに画像を形成する感光体を備えた画像形成部と、
    前記装置本体内に設けられ、前記シートを送り出す送出ローラと、
    前記装置本体内に設けられ、前記送出ローラに対して離間する離間位置と、前記離間位置よりも前記送出ローラに接近する接近位置との間で変位可能であり、前記シートが載置される載置台と、
    前記載置台に載置される前記シートの幅方向にスライド可能に前記載置台に設けられ前記離間位置又は前記接近位置に変位する前記載置台と一体的に変位するとともに、前記開口側から前記送出ローラ側に延びるサイドガイドと、
    前記感光体よりも前記開口側に設けられ、前記感光体を露光する露光部と、
    前記感光体を露光する光が通過するための通過孔が形成され前記露光部を覆う壁部と、を備え、
    前記サイドガイドは、前記壁部よりも前記送出ローラ側まで延びており、
    前記装置本体内に設けられ、前記送出ローラを保持する保持フレームと、
    前記保持フレームにおける前記幅方向の両端縁が結合されるサイドフレームと、をさらに備え、
    前記サイドガイドは、前記幅方向において、第1位置と、前記第1位置よりも前記送出ローラから離間する第2位置との間で移動可能に構成され、
    前記保持フレームにおける前記幅方向の両端部は、前記幅方向において、前記第1位置にある前記サイドガイドよりも前記送出ローラに接近するように構成され、
    前記保持フレームにおける前記幅方向の両端部は、前記保持フレームにおける前記幅方向の両端縁より前記開口側に位置し、かつ、前記保持フレームにおける前記幅方向の両端縁から前記幅方向の中央に向かって凹んでおり、
    前記載置台が前記接近位置に変位すると、前記幅方向から見て、前記サイドガイドの前記送出ローラ側端部が前記保持フレームにおける前記幅方向の両端部と重なっていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記開口と前記感光体の間であって前記載置台と前記感光体との間に配置され、前記開口から前記感光体に向かって進入する光の少なくとも一部を遮る遮光部材をさらに備えている請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記サイドガイドの前記載置台に支持されている側と反対側の端縁は、前記遮光部材の形状に合わせて前記載置台側に向けて切り欠かれた切欠きが形成されている請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成部は、前記感光体を有し前記装置本体に対して着脱可能に設けられるプロセスカートリッジを備え、
    前記プロセスカートリッジは、前記遮光部材の少なくとも一部を兼ねている請求項5又は6記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成部は、前記感光体を有し前記装置本体に対して着脱可能に設けられるプロセスカートリッジを備え、
    前記サイドガイドは、前記プロセスカートリッジの前記開口側の端部よりも前記送出ローラ側まで延びている請求項1乃至7のいずれか1項記載の画像形成装置。
  9. 前記サイドガイドは、前記幅方向から見て、前記送出ローラと重なる位置まで延びている請求項8記載の画像形成装置。
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