JP5962180B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
このため、筐体本体側と協働して前面扉を閉鎖し施錠状態とする施錠機構が設けられているが、これだけでは不正行為の防止には不十分で、施錠状態を破って制御基板に不正な変更等を加える事例が頻発している。
これはワンウェイネジを用いて封止するものである。ワンウェイネジは回転の一方向にはドライバが引っ掛かる当接面部と、逆方向にはドライバが滑る凹部とからなるネジ溝を有しており、通常のマイナスドライバなどでは緩め方向に回すことが困難となっている。
すなわち、このようなワンウェイネジを用いて基板ボックスの本体と蓋体とを非可逆的な固着状態とすることにより、基板ボックスを不正に開いたり正規外の制御基板を備えた複製品の基板ボックスにすり替えることを防止しようとするものである。
一方、基板ボックス内の制御基板はケーブルによって外部の機器と信号の授受を行う必要がある。例えば容量制限の都合上、基板ボックスがメイン基板ボックスとサブ基板ボックスに分割されている場合、サブ基板ボックス内の制御基板につながるケーブルのコネクタがメイン基板ボックスの制御基板のソケットに接続される。このコネクタ接続部はメイン基板ボックス内外の境界であり、コネクタが外されればソケットに露出した端子からも制御プログラム等の変更や大当たり信号の発生が不正に行われる可能性がある。
このため、別途の封止部材を使用することなく、コネクタカバー自体が基板ボックスなど相手部材に取り付けられた後は、その破損などの痕跡を残すことなしには取外すことができない構造が求められる。
このような要求は基板ボックスのコネクタ部に対するコネクタカバーに限らず、相手部材に取り付けられて封止を必要とする構造体全般に共通するものである。
カバーは接続部を介して接続された第1構造部と第2構造部を有し、
第1構造部と所定部位の間には、該所定部位から離間する剥し方向において互いに係止する第1構造部剥し方向係止手段が設けられ、
第2構造部と所定部位の間には、該所定部位から離間する剥し方向において互いに係止する第2構造部剥し方向係止手段が設けられ、
第1構造部剥し方向係止手段および第2構造部剥し方向係止手段はカバーを構造部材に対して押し込み方向に所定位置まで移動させることによりそれぞれ不可逆の係止状態となるように構成されて、カバーと構造部材が固定され、
接続部において第1構造部と第2構造部を分離後は、第2構造部剥し方向係止手段は第2構造部の構造部材に対する押し込み方向に対して垂直なスライド方向の離脱を可能に構成され、第2構造部を取り外すことにより、第1構造部剥し方向係止手段が押し込み方向に対して垂直でかつ第2構造部のスライド方向に対してカバーと構造部材の固定が解除されるものとした。
図1はスロットマシンの全体斜視図、図2は前面扉を取外して示す内部の正面図である。
スロットマシン1の筐体は、正面側が開口する箱形状の筐体本体2と、その開口部を閉じる前面扉3とから構成される。
筐体本体2は、天板2a、底板2b、背板2c、左側板2d、右側板2eからなる。
前面扉3は、左端側の上下複数カ所がヒンジによって筐体本体2に取り付けられ、ヒンジを軸として水平に揺動し、筐体本体2の開口部を開閉可能となっている。
前面扉3の右端部には、筐体本体2側と協働して前面扉3を閉鎖し施錠状態とする施錠機構4が設けられている。
前面扉3の表側は、複数の表示窓6を備える遊技パネル5、コイン投入口7、各種の操作レバーやボタン、スイッチ類を備える操作部8、コイン受け皿9、その他の演出表示部10などが設けられた公知の遊技面となっている。これらの詳細は、例えば特開2008−61739号公報に示される。
仕切板2fの下部には、コインを貯留する貯留タンクとコインを前面扉3のコイン受け皿8へ払い出す払出装置とを備えたホッパ装置11や、電源ボックス12が配置されている。
前面扉3のコイン投入口7から投入されたコインはホッパ装置11に供給され、貯留タンクに貯留されるか、あるいはコイン受け皿9へ排出されるようになっている。
仕切板2fの上部には、前面扉3の各表示窓6に対して1対1で対応させて横に並べたリール14を同一軸線上で回転可能に支持したリールユニット15が取り付けられている。
リールユニット15の上方には、スロットマシンの制御を行う主基板ユニット20が背板2cに取付けて設置されている。
とくに指定しない限り、図3の状態を基準として図中の右側を主基板ユニット20の右側、図中の左側を主基板ユニット20の左側とし、図中の手前側を主基板ユニット20の前側、図中の奥側を主基板ユニット20の後側として説明し、主基板ユニット20を構成する各部材についても同様とする。また、後述のコネクタカバー300にかかる方向についても図3の主基板ユニット20に取り付けられた状態を基準とする。
主基板ユニット20は、主制御装置22と、主制御装置を筐体本体2に支持する台座装置25とを備えている。主制御装置22により、遊技内容が制御される。
主制御装置22は可動ベース部100に保持され、回動中心軸線Zに直交してこれから離間する方向(上方)にスライドさせることにより、可動ベース部100から取り外し可能となっている。
ソケット45まわりのコネクタ接続部CON1には、主制御装置22から可動ベース部100に跨って当該部位をカバーするコネクタカバー300が取り付けられる。
ソケット48まわりのコネクタ接続部CON2には、主制御装置22に当該部位をカバーするコネクタカバー360が取り付けられる。
なお、主制御装置22にはソケット45、48以外にもソケットが設けられているが、不正アクセスによって制御に影響を受けるのを防止するためコネクタカバーが取り付けられるもののみ挙げておく。
第1ボックス200と第2ボックス201は透明または半透明の樹脂で形成される。
主制御装置22を保持した可動ベース部100を起立姿勢にすることにより、基板ボックス30が背板2cにそって平行になって、内部の主基板23の表面が筐体本体2の正面側から視認可能となる一方、可動ベース部100を傾倒姿勢にすることにより、基板ボックス30も筐体本体2の正面側に傾倒して内部の主基板23の裏面が視認可能となるように構成されている。
なお、左右が対となっている構成について個々に特有のものは参照番号にLまたはRの識別符号を付して説明し、共通の場合には識別符号を付さないで説明する。また、複数の同種のものにa、b、c、・・の識別符号を付した場合も同様とする。
まず、台座装置25の固定ベース部50(50L、50R)は左右に分離した樹脂成形品で、それぞれ背板2cに固定されている。
図4は左側の固定ベース部50Lを示す斜視図、図5は側面図である。
固定ベース部50Lは、背板2cへの取付面となる縦壁51と、縦壁51の下部から前方へ延びた底部ブロック52と、底部ブロック52に連なって縦壁51の下部の外側端縁(可動ベース部100の左側では左側端縁、右側では右側端縁)から前方へ延びるヒンジ支持壁53とを有する。
縦壁51は幅狭の上端から内方側へ幅広となった下部へ幅が変化している。
縦壁51上部の周囲よりも一段高くなった段部51aからは、ヒンジ支持壁53の上方を姿勢保持部62が前方へ延びている。姿勢保持部62は、可動ベース部100の上部を係止することにより可動ベース部100を起立姿勢位置に保持するためのもので、その先端に爪63を有している。
補強壁55は縦壁51からその曲がり部までの間、ヒンジ軸54から所定の間隙を保持している。そして、補強壁55の曲がり部近傍とヒンジ軸54の間をつないで、リブ形状の第1回動ストッパ56が形成してある。
可動ベース部100に主制御装置22を取り付けた状態で、主制御装置22をヒンジ軸54まわりに傾倒させたとき、可動ベース部100の後述の係止バー134が第1回動ストッパ56に当接するとともに、基板ボックス30の前壁31から可動ベース部100の前壁部105にかかる部分が第2回動ストッパ58に当接して所定の傾倒姿勢位置となるように設定してある。
なお、以下に説明する他の部材やその各部位にも肉抜きが施されているが、とくに個別には言及しない。
背板2cへの取り付けのため、縦壁51の裏面上部にはフック60が形成され、縦壁51の下部内方端にはヒンジ軸54と略同じ高さ位置に凹部65を形成してその底壁にネジ挿通穴66が設けてある。さらに、縦壁51の下部外方端には裏面に開口する不図示のネジ孔も形成してある。
右側の固定ベース部50Rは固定ベース部50Lと左右対称であるほかは同一である。
可動ベース部100は合成樹脂製で、主制御装置22(基板ボックス30)の下端壁34(図8参照)を受ける載置部102と、載置部102の左右外側に上下にわたって形成された側部ブロック104(104L、104R)と、載置部102の後端から上下に延びた後壁部106と、載置部102の前端縁から下方に延びる前壁部105と、前壁部105と後壁部106とに連なって載置部102と平行に延びる下壁部107を有している。載置部102と下壁部107の間は複数の区画からなる封止部108となる。
また、第3、第4区画109c、109dはそれぞれ基板ボックス30と可動ベース部100間を封止する第3の封止結合部72のための封止構造形成部75bを備えている。
保持壁116は側端壁112に沿った一定幅のフランジ状である。
側端壁112、保持壁116および後壁部106とでコ字形の溝118(118L、118R)を形成している。溝118の下端は載置部102より一段高い段差面119となっている。
取っ手兼係止部120は封止部108の前壁部105と面一に連なった前壁121を備え、前壁121には指掛け部123が形成されるとともに、固定ベース部50の姿勢保持部62の爪63と係止する係止孔124が設けてある。
軸受部114には、軸筒115の斜め後上方に軸筒115の端面よりも外方に突出する係止バー134を備えている。係止バー134は、可動ベース部100を傾倒姿勢位置にしたとき固定ベース部50の第1回動ストッパ56に当接するものである。
なお、後壁部106の上縁は左右の所定範囲が側端壁112の上端と同じ高さで、左右方向中央部ではより低い直線状で、その間は傾斜しており、後方から見たとき谷形状を呈している。後壁部106の上縁端面には複数の突起132が形成されている。
とくに図示しないが、後壁部106から下壁部107にかけては軸筒115と同心の円筒面となっている。
載置部102には貫通穴129に開口する連通穴130が後壁部(膨出部106a)に接して設けてあり、後述する基板ボックス30の突片40を受け入れるようになっている。
保持壁116Rの前端面に開口する凹部127の底壁には、基板ボックス30の固定用ネジ孔39に対応させて、ネジ挿通穴128(図7参照)が設けてある。
右側の側部ブロック104Rにおける溝118Rは前後幅一定である。
図7は左側の側部ブロック104Lを示す斜視図である。
側部ブロック104Lにおいては、保持壁116L自体は薄板状で、その前端面は取っ手兼係止部120Lの前壁121よりも後方へ退避している。したがって、保持壁116Lの前端面は取っ手兼係止部120Lの側壁122から内方へ延びる形態となっている。
保持壁116Lの上半部116aの前端面上にはケーブル押え140が一体に設けられ、下半部116bには右側の保持壁116Rと同様に、基板ボックス30の固定用ネジ孔39に対応させて、ネジ挿通穴128が設けてある。
さらに下半部116bの前端面上には第1の剥し方向係止部220eと第2のスライド方向係止部240が設けてある。
ケーブル押え140や各係止部220e、240については追って詳細に説明する。
つぎに、相対的に可動ベース部100の起立姿勢位置、すなわち可動ベース部の後壁部106と固定ベース部50の縦壁51を重ねた状態にすると、可動ベース部100の貫通穴129が固定ベース部50のネジ挿通穴66に重なるから、ドライバで貫通穴129を通してネジ挿通穴66から筐体本体2の背板2c内側の対応する箇所に予め設けられているナット部にネジをねじ込んで固定ベース部50を背板2cに固定する。
可動ベース部100はこのように背板2cに固定された固定ベース部50のヒンジ軸54を軸筒115に挿入されて支持されているので、背板2cに固定された固定ベース部50から取外すことはできない。
図8は主制御装置22を前方から見た外観斜視図、図9は主制御装置22を後方から見た斜視図である。
基板ボックス30は表側の第1ボックス200と裏側の第2ボックス201とからなっている。
基板ボックス30の外形の基本前後幅(基本厚さ)は、可動ベース部100における前壁部105の前面から後壁部106の後面間の距離に一致させてある。
主基板23は、ネジなどにより例えば第1ボックス200の内側に取り付けられて基板ボックス30の内部に収容される。主基板23上には、配線パターンが形成されるとともに、CPUやROM等のICチップを含む各種電子部品等が実装され、外部のケーブル27との接続のためのソケット45が固定されている。
第1ボックス200と第2ボックス201間は不図示の係止爪やネジ等で結合されるとともに、初期状態では基板ボックス30の下端部において、例えば特願2010−158199に開示された第1封止部34と同様の、封止キャップを用いた第1の封止結合部70により結合状態が封止される。
さらに、第2の封止結合部71に隣接して、可動ベース部100との結合を封止するための第3の封止結合部72(図3参照)を形成する2つの封止構造形成部75a、75aが設けてある。
第3の封止結合部72は内部点検等のため第1の封止結合部70を破壊して封止解除した後の再封止に使用するものであって、可動ベース部100との封止によって同時に第1ボックス200と第2ボックス201間の結合も封止する。
封止構造形成部74、75aは例えば特願2010−158199に開示された第2、第3封止部36、38における筒状体255と同様に筒状をなし、主基板ユニット20専用に準備された封止ピンを使い回しして挿入することにより封止を行う。
ここでは、これらにより基板ボックス30自体、あるいは基板ボックス30と可動ベース部100間が封止結合されることのみ述べて、その詳細説明は省略する。
基板ボックス30の左右両端の上部には、それぞれ側壁35よりも左右外方に張り出した側方張出し部37(37L、37R)を有する。さらに、側方張出し部37の下側には、側壁35から同様に左右外方に張り出すが、側方張出し部よりも少ない張り出し量で下端壁34近くまで延びる被保持部38(38L、38R)を有している。
なお、右側の被保持部38Rの前端面は上下に渡って平坦面であるが、左側の被保持部38Lの前端面は上下方向中間位置に段差を有して、上半部が下半部よりも前方へオフセットしている。これは、保持壁116Lの上半部116aおよび下半部116bに対応するものである。
このため、基板ボックス30の後壁32も可動ベース部100の後壁部106および膨出部106aに対応して基本外形から退避したオフセット領域42a、42bを有している。
後壁32のオフセット領域42aにおける可動ベース部100の後壁部106の上縁に対向する周面には、突起132に対応する係止穴43が形成されている。
また、被保持部38の下端もオフセットさせて、下端壁34からの高さが可動ベース部100における溝118の段差面119の高さに対応させてある。
一方、左側の側方張出し部37Lの上半部は基本前後幅のままであるが、下半部は後述する切欠き212により、基本前後幅より薄くなっている。切欠き212はソケット45に接続されたコネクタ28から延びるケーブル27を引き出すケーブル通路24の一部を形成するが、これについては後述する。
前述のように、載置部102に基板ボックス30を載置したとき、可動ベース部100から露出した基板ボックス30の外面と左側の側部ブロック104Lまわりの各壁部外面との間でもその境界部分で基本的に面一となるが、ただし、保持壁116Lの前端面上には第1の剥し方向係止部220e、第2のスライド方向係止部240、ケーブル押え140などが形成されているので、保持壁116Lまわりでは単純に面一とはなっていない。
主基板ユニット20(基板ボックス30)は固定ベース部50L、50Rを介してスロットマシン1の筐体内に支持された可動ベース部100に載置され、この載置状態においてソケット45にケーブル27のコネクタ28が接続される。そしてこの後、このコネクタ接続部CON1にコネクタカバー300が取り付けられる。
図10はコネクタカバー300の取り付け部を示す部分拡大正面図、図11は図10におけるA−A部断面図である。
前述のように、コネクタカバー300はソケット45とケーブル27のコネクタ28との接続部をカバーするもので、その取り付け部はソケット挿通穴203を囲んで基板ボックス30と可動ベース部100に跨って形成されたカバー嵌め込み領域210として区画されている。
なお、ここでは可動ベース部100を支持している固定ベース部50は図示省略している。
まず、基板ボックス30においては、カバー嵌め込み領域210は前壁31(第1ボックス200)の表面(前面)からの底壁211の深さがコネクタカバー300の後述のベース305の板厚に対応する凹部として、ソケット挿通穴203を囲んで形成してある。
カバー嵌め込み領域210は前壁31の上下にわたって延びており、上端は上端壁33を残し、下端は下端壁34を抜けて素通しとなっている。なお、左側の側壁35Lに沿う部分は当該側壁で切り落とされている。
なお、図10において、符号78は保持壁116のネジ挿通穴128から基板ボックス30の固定用ネジ孔39に締め込んで可動ベース部100と基板ボックス30を固定したネジである。
第1の剥し方向係止部220aは、所定幅を有して底壁211の表面(前面)から所定の深さまで形成された幅広溝部221aと、幅広溝部221aに同幅で連通する空間222の前面開口部をスリット223を残して覆った引掛部224aとからなっている。スリット223はコネクタカバー300における後述の係止部315のリブ317との干渉を逃げるためのものであり、ソケット挿通穴203と並行に上下方向に延び、幅広溝部221aのソケット挿通穴203側の辺に沿っている。
また、幅広溝部221aの上下方向サイズはコネクタカバー300の係止部315aが進入可能に設定してある。
引掛部224aは、コネクタカバー300の引掛部316aを幅広溝部221aから進入させて当該引掛部224aの裏面側に位置させたとき、引掛部316aの剥し方向(底壁211に対する垂直方向)への抜けを阻止する。
なお、幅広溝部221aに連通する空間222はスリット223と引掛部224aの成形型を通すため、溝底225aが切欠かれている。
第1の剥し方向係止部220dは、図12の(d)に示すように、引掛部224dの下端の厚さが引掛部224aと同じで上方に行くにしたがって厚さが増大して、裏面が直線的な傾斜面となっている点が異なり、その他は引掛部224aと同じである。コネクタカバー300の引掛部316dが引掛部224dの裏面側に位置して係止する。
図13は第1のスライド方向係止部230を拡大して示し、(a)は正面図、(b)は(a)におけるD−D部断面図、(c)は(a)におけるE−E部断面図である。
第1のスライド方向係止部230は、底壁211に第1の剥し方向係止部220aの幅広溝部221aと同様の幅をもって底壁211の右側辺縁に沿って形成した幅広溝部231内の右側側壁に爪部232を形成して構成されている。
爪部232の係止面233から傾斜面234にわたる前縁は面取りされている。
幅広溝部231の深さは幅広溝部221aよりも深く、爪部232は幅広溝部231の深さの中間に位置しており、爪部232と溝底236とは高さ(前後)方向に所定の間隙を有している。
なお、溝底236から所定の間隙を有する爪部232の成形型のため、溝底236は爪部232に対応する部分が切欠かれている。
図14は図10におけるW−W部断面図である。
脚壁141の上端(前端)部には第2の剥し方向係止部として下方に開口する係止穴228が形成され、コネクタカバー300の後述する係止片314が進入可能となっている。
図15は第2のスライド方向係止部240を拡大して示し、(a)は正面図、(b)は(a)におけるF−F部断面図、(c)は(a)におけるG−G部断面図である。
第2のスライド方向係止部240は、上端に上下方向に垂直な係止面243を有し、その下側に内方へ傾斜する傾斜面244を有する爪部242で構成されている。係止面243は下半部116bの内方端縁から下半部116bの幅の中間まで延びている。
横支持壁246の上側には、当該横支持壁246の一部を下辺とする矩形枠形状のベース受け部250が下半部116bの内方端縁に沿って形成され、その上端が爪部242の傾斜面244の下端に連なっている。
第1の剥し方向係止部220eは基板ボックス30側の第1の剥し方向係止部220dの引掛部と同じ引掛部224dを側壁122から内方へ延ばしている。
第1の剥し方向係止部220eの引掛部224dは第1の剥し方向係止部220dの引掛部224dと上下方向で互いに同じ高さとなる位置に設定してある。第1の剥し方向係止部220eの引掛部224dの上端は横支持壁246に連なっている。
そして、2つの横支持壁246、247の間が第1の剥し方向係止部220eの幅広溝部221eを構成し、下半部116bの前端面がその溝底225eとなる。引掛部224dの裏面と溝底225eの間は十分な間隙があり、コネクタカバー300の係止部315eの後述する引掛部316dの進入が可能である。
可動ベース部100においては、保持壁116L(上半部116aおよび下半部116b)における側壁122より内方側がカバー嵌め込み領域210の一部となる。
そして、図10におけるK−K部断面図である図17に示すように、基板ボックス30および可動ベース部100のカバー嵌め込み領域210に対応する前壁部105から取っ手兼係止部120Lの前壁121にかけて、載置部102の前端縁およびその外方(左方)への延長線上の角部が切り欠かれて、傾斜面252となっている。
接続壁117の前端面は傾斜面252と同じ傾斜でカバー嵌め込み領域210の底壁211と同じ高さにある横支持壁247の前端面に向かっている。
コネクタカバー300は樹脂製で、外縁が縦細の矩形をなすベース305からコネクタ収容部306を膨出させている。コネクタ収容部306は側辺が不等長の台形をなす横断面を有している。ベース305の下端縁は裏面側が面取りされて傾斜面345となっている。
コネクタカバー300の第1部301には、コネクタ収容部306に連なって、可動ベース部100のケーブル押え140に対応させたケーブル押え収容部310が膨出させて形成されている。
第1部301の分割端と第3部303の分割端にはそれぞれ外面側に突のビード343が設けられて、断面形状保持の補強となっている。
耳片307、308には第1部301から第3部303の各部との接続部分の間に切欠き309が形成されて、当該切欠き309で細幅となった部分が易破断部となっている。
また第1部301の上端部には、コネクタ収容部306の前壁306a(山形断面の上面)およびケーブル押え収容部310側の側壁306dから上端壁306bを経てベース305に延びる薄板状のフィン337が、図18の(a)の正面図においてコネクタカバー300の長手方向に対して右上方向に傾斜させて互いに平行に3枚形成されている。
フィン337、338はベース305に対して垂直に立ち上がっている。なお、フィン337の前縁の前方向高さは、同一である必要はなく、互いに異なる高さとしてもよい。また、フィン337、338の傾斜方向は任意であり、例えば図18の図示と逆方向でもよい。
係止部315aは、ベース305から後方へ延びる片vとその後端から上方へ延びる片wとからなるL字状の引掛部316aを有し、その内方側(コネクタ収容部306側)をベース305から上方へ延びる片wまで立ち上げたリブ317に接続して構成されている。上方へ延びる片wとベース305裏面との間隙は第1の剥し方向係止部220aの引掛部224aの厚さに対応させてあり、リブ317の左右方向位置はスリット223に対応させてある。
係止部315bは係止部315aと同一、係止部315cは係止部315aと左右対称である。
係止部315cにも後方へ延びる片vより下方に所定長さの延長リブ318bが接続している。
なお、係止部315dにおいては、図21の(b)に対応する図22に示すように、引掛部316dの上方へ延びる片wをベース305裏面との間隙が大きくなるように傾斜させてある。この傾斜は第1の剥し方向係止部220dの引掛部224d裏面の傾斜に対応させてある。その他は図21に示した係止部315aと同じである。
係止部315eは係止部315dと左右対称である。
係止部320は、ベース305の長手方向(上下方向)と平行にベース305から後方へ延びた矩形の縦壁部321に、第1のスライド方向係止部230の爪部232と係止するための矩形の係止穴325を形成して構成され、縦壁部321は弾性変形により先端側がねじれ、および板厚方向に曲げ可能となっている。
また、係止穴325の先端縁(ベース305から遠い辺)には、外方側(コネクタ収容部306と反対側)に略45°の傾斜面326を形成してある。
係止部330は、ベース305から後方へ立ち上がったあと上方へ延びる弾性片部331と、弾性片部の上端に形成された爪332とから構成されている。
弾性片部331はベース305に対して垂直の板状で、その前縁とベース305裏面との間に間隙をもっている。弾性片部331が撓んで爪332部が左右方向に変位可能となっている。
弾性片部331の内側面は第2のスライド方向係止部240の爪部242における係止面243から傾斜面244に移行する点に対応するように設定してある。
ベース305裏面から弾性片部331の後縁までの高さhは、カバー嵌め込み領域210の底壁211から保持壁116Lの下半部116bの前端面までの深さよりも小さく設定してある。
係止片313は可動ベース部100におけるケーブル押え140の係止穴228に対応させてあり、係止穴228への進入を容易にするため、先端の前角は傾斜面314としてある。
なお、前壁310aと間隙をもった係止片313をコネクタカバー300内に形成する成形型のため、ケーブル押え収容部310はその前壁310aから下端壁310bにかけて部分的に切り欠かれている。
すなわち、係止部315a〜315cはその各引掛部316aが第1の剥し方向係止部220a〜220cの各引掛部224aと重なり、係止部315d、315eはその各引掛部316bが第1の剥し方向係止部220d、220eの各引掛部224dと重なり、係止部320はその縦壁部321の係止穴325が第1のスライド方向係止部230の爪部232と係止関係となる。
また、係止部330はその爪332の係止面333が第2のスライド方向係止部240の爪部242の係止面243と係止関係となる。
図20の(c)に示すように、押さえ隔壁350の後端縁は、コネクタ28がソケット45に確実に挿し込まれた状態で、コネクタカバー300のベース305が底壁211に着座したときに、コネクタ28の前端面に当接する高さに設定してある。
図20の(d)に示すように、横隔壁347の後端縁はベース305の裏面と面一とされている。
横隔壁347の上下方向位置は、カバー嵌め込み領域210へのコネクタカバー300の取り付け完了位置において、ソケット45に挿し込まれたコネクタを抜け止めロックして底壁211に対する直立位置になったロックレバー46の下方に近接するように設定されている。これにより、コネクタカバー300の取り付け過程において、横隔壁347がロックレバー46の開放状態である倒れ位置からロック状態の直立位置までの回動軌跡の範囲内を横切ることになる。
横隔壁348は第1部301との間のスリットに沿って形成され、図20の(e)に示すように、後端縁はベース305の裏面と面一とされているが、ロックレバー46との干渉を避ける切り欠き349を有している。
まず、傾倒姿勢位置とした可動ベース部100に基板ボックス30を載置する。
基板ボックス30の下端壁34が載置部102上に着座するとともに、第1、第3の封止結合部70、72や封止構造形成部75a、76などが第1区画109a〜第4区画109dに収容される。また、突片40が連通穴130に進入する。
つぎに、可動ベース部100の保持壁116のネジ挿通穴128からネジ78を基板ボックス30の固定用ネジ孔39に締め込んで、基板ボックス30を可動ベース部100に固定する。この場合、可動ベース部100を起立姿勢にして行うと作業が容易となる。
基板ボックス30が可動ベース部100に固定されると、両者にわたるカバー嵌め込み領域210がコネクタカバー300嵌め込み可能に準備されたことになる。
この際、ケーブル27はケーブル押え140の裏側に潜らせ、ケーブル通路24を通るように配索する。
なお、コネクタ28はロックレバーが倒れてソケット45の口が開いた状態で挿し込む。コネクタ28がソケット45に確実に挿し込まれるとその過程においてロックレバーを回動させ、正規の接続状態ではロックレバーが直立位置となってロックされる。
ここではまず、コネクタカバー300の上下をカバー嵌め込み領域210の上下方向に合わせ、コネクタカバー300裏面の係止部315が第1の剥し方向係止部220の各幅広溝部221(221a、221e)上に位置するように所定量ずらせて対向させる。
そして、ベース305を底壁211に押し付けて係止部315を幅広溝部221内に沈ませ、それからその押し付け状態を維持したままコネクタ収容部306の下端壁306cを押して、コネクタカバー300を上方へスライドさせ、係止部315の引掛部316(316a、316d)をカバー嵌め込み領域210の引掛部224(224a、224d)の裏面側に進入させる。この際、コネクタ収容部306の下端壁306cにはリブ340により多数の凹凸をなす指押し部339が形成されているので指が滑らず、作業が容易である。
なお、図25および次の図26には、理解を容易にするため、断面は異なるがコネクタ接続部と係止部を重ねて示している。
また、第1部301のコネクタ収容部306に設けた押さえ隔壁350もコネクタ28の前端面(背中)と干渉する。
したがって、コネクタ28が相当程度挿し込まれていなければコネクタカバー300を取り付けることはできないから、あらためてコネクタ28の挿し込みをやり直し、必要に応じて最後に手でロックレバー46を直立位置まで起こしてロックする。
とくに、2つの押さえ隔壁350はコネクタ28の長手方向(上下方向)の中央を挟んで離間しているので、コネクタ28が上下方向に傾いている場合にはコネクタカバー300を意識的に押し付けることにより押さえ隔壁350を介してコネクタ28を正規接続状態に是正することが可能である。
ここで、コネクタカバー300の下端部近傍に位置する係止部315d、315eの各引掛部316dは、その上方へ延びる片wが傾斜してその上端とベース305の裏面との間隙が拡がっているので、コネクタカバー300を上方へスライドさせる際、他位置の引掛部315a等と同様に支障なくカバー嵌め込み領域210の引掛部224dの裏面側に進入することができる。
なお、可動ベース部100の載置部102の角部を切り欠いた傾斜面252により、コネクタカバー300の湾曲の程度をできるだけ抑えてベース305裏面と底壁211間の間隙が小さくなるようにしている。
係止部330は、その弾性片部331が撓みながら、爪332の傾斜面334がカバー嵌め込み領域210における爪部242の傾斜面244に乗り上げていく。
また、ケーブル押え収容部310内に延びる係止片313がケーブル押え140の係止穴228に進入していく。
すなわち、図26に示すように、係止部315a(および315b、315c)の引掛部316aが第1の剥し方向係止部220a(および220b、220c)の引掛部224aの裏面側に重なって互いに係止し、係止部315d(および315e)の引掛部316dが第1の剥し方向係止部220d(および220e)の引掛部224dの裏面側に重なって、コネクタカバー300の引き剥がし方向の抜けが規制される。
さらに、図27に示すように、コネクタカバー300の係止片313は係止穴228に進入してケーブル押え140に係止し、コネクタカバー300の引き剥がし方向の抜けが規制される。
同様に、図28の(b)に示すように、係止部330の爪332の係止面333と第2のスライド方向係止部240の爪部242の係止面243が係止して、これによってもコネクタカバー300の矢示のスライド方向の抜けが規制される。
なお、板状のベース305の裏面には係止部315a、315b間の延長リブ318a、係止部315cのリブ317に続く延長リブ318bやビード342が形成されて剛性が高められている。またとくに左側の側辺についてはケーブル押え収容部310の側壁310cとも相俟ってベース305の剛性が高められているためコネクタカバー300は撓みにくいものとなっている。
また、図26に示すように、横隔壁347がロックレバー46の下側に近接するので、ロックレバー46のアンロック方向の回動が規制され、コネクタ28のソケット45からの抜けが防止される。
そして、ベース305の表面(前面)は周辺と面一であるとともに、ベースの周縁は、ケーブル通路24を横切る部分を除いて、底壁211および段差122a上に着座しているから、これらが周辺との隙間を塞いでおり各係止部分へ外部から直接アクセスすることは不可能である。
また、横隔壁348は第1部301と第2部302間のスリットから近傍に位置する係止部330へのアクセスを防止する。
したがってまた、ネジ挿通穴128から基板ボックス30の固定用ネジ孔39に締め込まれているネジもコネクタカバー300によって隠れるので、基板ボックス30と可動ベース部100の結合も封止され、可動ベース部100から基板ボックス30を取り外すこともできない。
なお、本実施の形態ではカバー嵌め込み領域210が主基板ユニット20の左端部に設けられ、筐体本体2内でのスペースに制約の多い部位であることから、左側の耳片307は他部材との干渉を避けてベース305から前方へ垂直に延ばす一方、右側の耳片308は切断作業が容易となるように斜めに延ばしている。
すなわち、図29に示すように、係止部320は、係止穴325の傾斜面326を第1のスライド方向係止部230の爪部232の傾斜面235上に滑らせながら、縦壁部321が弾性変形して爪部232から離脱する。
また、係止部330は、爪332の係止面333が第2のスライド方向係止部240における爪部242の係止面243上を滑って爪部242から離脱する。
こうして、コネクタカバー300をカバー嵌め込み領域210から取り外し、コネクタ接続部へのアクセスが可能となる。
なお、コネクタ28が正規の接続状態になければコネクタカバー300を取り付けることはできないので、その時点でコネクタ28の挿し込みをやり直すことができる。したがって、接続不完全なままで取り付けてしまったあとに気付いて直そうとしても封止されているためにコネクタカバーを破壊しなければならないという事態が避けられる。
ここで、下端壁34は第1ボックス200の下端壁206と第2ボックス201の下端壁207を突き合わせて構成されている(図9参照)。なお、下端壁206から外部には連結部297が延びて第1の封止結合部70を構成するアッパブラケットを支持している(後掲の図31参照)。
後掲の図30以下に示すように、矩形凹部208の下壁は前壁31に対して垂直な下端壁206の上面である一方、上壁255は前壁31に向かって上方に傾斜している。
この矩形凹部208内は左右方向3区画に分割され、中央の区画が前述のソケット48にかかるコネクタ接続部CON2となっている。
図30はコネクタ接続部CON2を示す拡大正面図、図31はコネクタ接続部CON2を斜め下方から見た斜視図、図32はコネクタ接続部CON2を斜め上方から見た斜視図、そして図33は図30におけるAA−AA部断面斜視図である。
なお、コネクタ接続部CON2における方向は図3あるいは図30における上下左右を指し、手前を前方とする。また、( )内は図33における上下方向を指す。
図30に示すように、ソケット48にかかるコネクタ接続部CON2には、ソケット挿通穴256を上壁261、下壁263、側壁262および側壁264の4壁で囲むコネクタ収容室260が形成されている。
なお、左区画および右区画にもそれぞれソケット挿通穴が設けられ、ソケットが配置されるが、不正アクセスによって制御に影響を受ける接続部ではないのでこれらについては触れない。
上壁261および下壁263のカバー受け部265a、265cの幅は側壁262、264のカバー受け部265b、265dよりも幅広である。
まず、第1係止部270について説明する。
図30、図31および図33に示すように、第1係止部270は、上壁261と左側の側壁264とが連なる角部に、当該角部と底壁257から立ち上がった第1辺268aおよび第2辺268bからなるL字形の枠壁268とで囲まれ、底壁257を貫通する矩形断面の貫通穴269aを形成してある。
枠壁268の上縁はカバー受け部265よりも所定量低い高さとなっている。
貫通穴269aは上壁261のカバー受け部265aの幅半分ほどまで切り欠いているが、当該部分でも側壁262、264のカバー受け部265b、265dと同等幅が確保されている。
図30に示すように、貫通穴269aにおける上壁261に沿った内壁面には、側壁264寄りの略半分に爪271が形成されている。
図34は図30におけるAB−AB部断面を示す。
貫通穴269aは底壁257の裏面に開口するが、図34に示すように、爪271はその開口位置に係止面272を有している。係止面272から上部は、所定長さで貫通穴269aの内面に達する傾斜面273となっている。爪271の左右幅は、後述の係止片405の爪406aの幅に略対応させてある。
とくに、左右幅における爪271を除く範囲は係止片405(爪406a)の右方へのスライドを許す逃げ空間Saを形成しており、以下に説明する第2係止部275、第5係止部290、および第6係止部295においても同様の逃げ空間が形成される。
貫通穴269fのサイズおよび爪271は、後述の係止片430の爪406aとの関係で貫通穴269aと同様である。
枠壁268、296の中間線Laを挟んで対向する第1辺268a、296aの各上縁は凹部278側を円弧で面取りしてある。
貫通穴269bのサイズおよび爪271は、後述の係止片410の爪406aとの関係で貫通穴269aと同様である。
互いに対向する第1辺276aと第3辺276cの上縁は貫通穴269bの穴縁を円弧で面取りしてある。
とくに図31に示すように、貫通穴269cは、底壁257の裏面から前面前方の所定高さまで側壁262の左面を切り欠いて右辺としている。
図35は図30におけるAC−AC部断面を示す。
第3係止部280の貫通穴269cの側壁262に対向する辺には、その内壁面の上壁261寄りの半分に、底壁257裏面(開口位置)に係止面282を有する爪281が形成されている。
爪281は係止面282から底壁257上面まで一定の矩形断面を有し、図30に示されるように、貫通穴269cの底壁257上面における実際の開口は当該爪281の矩形断面で上壁261寄りの角部が埋められた形状となっている。
爪281の上下幅は、後述の係止片415の爪406cの幅に略対応させてある。
貫通穴269cの左右幅は、爪281の係止面282の突出長さと、係止片415の板厚、および爪406cの係止面407cの突出長さの合計に余裕をもたせた値とし、上下幅は爪281の幅と爪406cの幅の合計に余裕をもたせた値としてある。これにより、第3係止部280および次の第4係止部285には下方へのスライドを許す逃げ空間Sbが形成される。
とくに図31に示すように、貫通穴269dは、底壁257の裏面から前面前方の所定高さまでカバー受け部265bの幅相当分を切り欠いて側壁262側の辺としているが、切り欠きは当該辺の下壁263寄りの略1/2の範囲に限定して、上壁261寄りの残部を爪281としている。
爪281の上下幅は、後述の係止片420の爪406cの幅に略対応させてある。
貫通穴269dのサイズは貫通穴269cと同じである。すなわち、貫通穴269dの左右幅は、爪281の係止面282の突出長さと、係止片420の板厚、および爪406cの係止面407cの突出長さの合計に余裕をもたせた値とし、上下幅は爪281の左右幅と爪406cの幅の合計に余裕をもたせた値としてある。
貫通穴269eの第6係止部295に隣接する辺は、枠壁が設けられておらず、また第6係止部295から離間している。
爪292を含む貫通穴269eの左右幅は、爪292の係止面293の突出長さと、後述の係止片425の板厚、および爪406bの係止面407bの突出長さの合計に余裕をもたせた値とし、上下幅は爪406bの幅に余裕をもたせた値としてある。
枠壁291の爪292を構成する辺に対向する第2辺291bの上縁は貫通穴269e側を円弧で面取りしてある。
コネクタ収容室260の底壁257には、右側の側壁262とソケット挿通穴256の間に、上壁261から下壁263にわたる直線溝288を設けてある。
第3係止部280と第4係止部285は直線溝288より側壁262側に位置し、第1係止部270、第2係止部275、第5係止部290および第6係止部295はソケット挿通穴256側に配置されている。
張り出し部266の下縁と下端壁206との間は第3、第4係止部280、285の爪281の上下幅を収容可能な間隙となるように設定してある。
ここで、コネクタカバー360における方向は図38の(a)における上下左右を指し、手前を前方とする。また( )内は図39における上下方向を指す。
コネクタカバー360は樹脂製で、基板ボックス30のカバー嵌め込み領域267に整合する矩形をなすベース365の裏面に後述の係止片を備えて構成されている。ベース365はスリット363により左右方向で長尺の第1部361と短尺の第2部362に2分割され、耳片375、377によって連結されている。
図38に示すように、第1部361のベース365の左辺に、コネクタ収容室260における切り欠き286に対応する上下幅をもつ切り欠き溝397が開口している。切り欠き溝397については後述する。
また、第1部361のベース365の左辺から左右方向長さの略1/3の位置から右辺(スリット363側)近傍まで延びる一定幅の膨出部369が形成されている。
膨出部369の上記一定幅は第1部361の上下幅の1/3強で、膨出部369の中心は第1部361の上下幅の中央を通って左右に延びる中間線Lbより所定量だけ上方にオフセットしている。
膨出部369の前面(上面)は右端が前方に所定高さを有し、左端はベース365の前面に合流して高さゼロとなる傾斜面である。
指押し部370は、上下方向のリブ371を複数(ここでは6本)左右方向等間隔に設け、リブ列における左端のリブ371aは膨出部369の左端に、そして右端のリブ371bは膨出部369の右端に配置して構成されている。各リブ371は膨出部369の上下全幅にわたって延び、前方向高さは左端のリブ371aから右端側へ進むほど順次大きくなっている。
指押し部373は、左右方向のリブ374を複数(ここでは6本)上下方向等間隔に設けて構成されている。各リブ374の長さは第2部362の左右幅よりも短いが、わずかにスリット363寄りに配置されている。
各リブ374の前方向高さは上端のリブ374aから下端側へ進むほど順次大きくなっているとともに、6本中の中央のリブが上述の中間線Lb上に位置している。
図39も参照して、下方の耳片377はベース365の前面から前方へ立ち上がって外周縁を円弧としたリブ状を呈しているとともに、スリット363を横切る部位で両側面を切り欠いて易破断部378としてある。耳片377はスリット363内には延びていない。
上方の耳片375も耳片377と同一形状であり、易破断部378を備えている。
図40および図42に示すように、コネクタカバー360はベース365裏面に第1部361の外周縁における上辺、下辺および左辺に沿って、それぞれ対応するカバー受け部265a、265cおよび265dの幅相当分を残して、厚板部367を備え、ベース365の周辺部と厚板部367の境界に段差が形成されている。厚板部367周囲のカバー受け部265の幅相当部分を当該厚板部367と区別するためフランジ部366と呼ぶ。
第1縦壁380のフランジ部366からの高さは、コネクタ収容室260におけるカバー受け部265から底壁257までの深さに対応している。
第1縦壁380に続く左側の所定範囲の厚板部367は上下両方向から後述の凹部399に達しない所定距離までフランジ部366と面一の切り欠きエリア368aとなっている。
また下辺側の切り欠きエリア368aには、コネクタ収容室260に延びた連結部297を逃げる切り欠きエリア368bが面一に連なっている。
剛性ブロック部390は、中間線Lbを挟んだ対象位置に後方へ向けて立ち上げた2つの柱壁391と、これらに接続した右壁392および左壁394とからなる。
柱壁391はベース365の外周縁(左辺)から厚板部367にかかる左右幅を有している。
右壁392は厚板部367から立ち上がるとともに、各柱壁391の右縁につながっている。
左壁394はフランジ部366から立ち上がるとともに、各柱壁391の左縁につながっている。
剛性ブロック部390のフランジ部366からの高さは、コネクタ収容室260におけるカバー受け部265から凹部278の凹部底278aまでの深さに対応している。
左壁394は、中間線Lbを挟んで上下に分離され、分離部分にそれぞれベース365から垂直に所定高さ(後方)まで立ち上がる側壁395を備えた切り欠き溝397を形成している。切り欠き溝397は右壁392に接続するまで延びている。
曲がり点pのベース365からの高さは右壁392の底部393の高さより小さい。したがって、左壁394の後縁は右壁392の後縁よりも急な傾斜となっている
切り欠き溝397の底壁396は、右方に進むほど後方となるように傾斜して、右壁392の左面に接続している。
剛性ブロック部390の外方に面する各角部は円弧で面取りし、また右壁392の後縁の内面側も同様に面取りしてある。
凹部399の底面399aには後方に膨出してベース365の前面と平行な端面を有する薄厚のコネクタ押さえ400が形成されている。コネクタ押さえ400は、ソケット挿通穴256から臨むソケット48に挿し込まれるコネクタ81の後述する係止プレート82に対応する位置に設定されている。(後掲の図47参照)
第1係止片405および第2係止片410はいずれもその爪406aの幅が先端でわずかに細くなるように左側端面を斜めに削いである(図39、図40)。
厚板部367上の左端における下側角部には第6係止部295に対応する第6係止片430が後方に立ち上がっている。第6係止片430は板面を厚板部367の下辺と面一にし、爪406aの係止面407aを下方(外方)に突出させている。その爪406aの左側端面は、第1、第2係止片405、410と同様に、幅が先端でわずかに細くなるように斜めに削いである。
爪406bはその係止面407bをわずかに傾斜させて、厚板部367(裏面)から係止面407bの外縁(先端)までの距離より係止面407bの根元側までの距離を長くしてある(とくに図39)。
爪406bはまた、幅が先端で細くなるように上側(内側)端面を斜めに削いである(図40)。
各係止片は基本的に同一形状であり、成形型の型抜き方向によって可能ならば、第1、第2および第6係止片405、410、430も係止面407bを傾斜させた爪406bを備えるものとするのが好ましい。
図38〜図40および図42に示すように、第2部362の裏面の左辺には、第2縦壁382が後方に延びている。第2縦壁382の上下方向長さは耳片375と耳片377の間に対応する範囲にわたっており、上端は第1部361における厚板部367の上辺および第1縦壁380の上端に整列している。
第2縦壁382の左面はスリット363の右側の側縁と面一になっており、また、第2縦壁382のベース365(フランジ部366)からの高さは、コネクタ収容室260におけるカバー受け部265から直線溝288の底までの深さに対応している。
第3縦壁384および横壁386のベース365からの高さは、コネクタ収容室260におけるカバー受け部265から底壁257までの深さに対応している。
第3係止片415はその先端に、左方(内方)に突出した係止面407cと、係止面407bから先端へ延びる傾斜面408cを有する爪406cを備えている。爪406cは第5係止片425の爪406bと同じく係止面407cをわずかに傾斜させてあるが、係止面407cから先端までの長さが爪406bより短い(図39)。
第3および第4係止片415、420の各爪406cの係止面407c(の外縁)のベース365からの高さは同一で、コネクタ収容室260におけるカバー受け部265bから第3および第4係止部の各爪の係止面までの深さにそれぞれ対応している。
第3縦壁384における横壁386との接続部と第4係止片420の間は、所定高さまで後縁からベース365方向の切り欠き385(図38の(c))となっている。
なお、上述したコネクタ収容室260およびコネクタカバー360における各壁や係止片等については、図示を省略した部分もあるが成形型に対する必要な抜き勾配が付与されることはもちろんである。
ここではまず、ケーブル80を概略左方に引き延ばした状態で、コネクタカバー360をカバー嵌め込み領域267に対向させ、コネクタカバー360の第1〜第6係止片405、410、415、420、425、430の爪406(406a、406b、406c)をコネクタ収容室260の対応する第1〜第6係止部270、275、280、285、290、295の開口にあてがう。
それから、ベース365の上辺および下辺に沿った部分に指を当てコネクタカバー360を押し込む。
これにより、各係止片が対応する係止部の貫通穴269(269a〜269f)を貫通して、先端の爪が各係止部の爪と係合する。
図43は図30におけるAB−AB部に相当する断面図で、第1係止片405と第1係止部270の係合状態および第6係止片430と第6係止部295の係合状態を示している。
第1係止片405は貫通穴269aに押し込まれる途中で爪406aの傾斜面408aが傾斜面273に沿って爪271に乗り上げ、弾性変形する。貫通穴269aにおける爪271とこれに対向する壁(枠壁268の第1辺268a)間の間隙は爪406aを含む第1係止片405が通過可能なサイズとなっているから、第1係止片405は曲がりながら貫通穴269aを通過したあと、自由姿勢に戻って爪406aの係止面407aが爪271の係止面272に係止し、抜け止めされる。
とくに図示しないが、第2係止片410も同様に、貫通穴269bを貫通して爪406aの係止面407aが第2係止部275の爪271の係止面272に係止して、抜け止めされる。
第3係止片415は貫通穴269cに押し込まれる際に爪406cの傾斜面408cが底壁257前面における爪281の角に乗り上げ、弾性変形する。貫通穴269cでは、爪281に対向する壁は側壁262を切り欠いて、その対向間隙は爪406cを含む第3係止片415が通過可能なサイズとなっているから、第3係止片415は曲がりながら貫通穴269cを通過したあと自由姿勢に戻って、底壁257裏面において爪406cの係止面407cが爪281の係止面282に係止し、抜け止めされる。
第4係止片420は貫通穴269dに押し込まれる前に爪406cの傾斜面408cがカバー受け部265bの角に乗り上げ、弾性変形する。貫通穴269dでは、爪281とこれに対向する辺の対向間隙が爪406cを含む第4係止片420が通過可能なサイズとなっているから、第4係止片420は曲がった状態で貫通穴269dを通過したあと自由姿勢に戻って、底壁257裏面において爪406cの係止面407cが爪281の係止面282に係止し、抜け止めされる。
第5係止片425は貫通穴269eに押し込まれる途中で爪406bの傾斜面408bが底壁257前面における爪292の角に乗り上げ、弾性変形する。貫通穴269eでは、爪292とこれに対向する壁(枠壁291の第2辺291b)の対向間隙は爪406bを含む第5係止片425が通過可能なサイズとなっているから、第5係止片425は曲がりながら貫通穴269eを通過したあと自由姿勢に戻って、底壁257裏面において爪406bの係止面407bが爪292の係止面293に係止し、抜け止めされる。
切り欠き溝397はコネクタ収容室260における側壁264の切り欠き286と協同してケーブル引出し口85を形成するので、ケーブル80はこのケーブル引出し口85からコネクタ収容室260外部へ引き出される。
したがって、ケーブル引出し口85をとくに狭く設定しても、ケーブル引出し口85を外れたコネクタカバー360の他の部位でケーブル80を噛み込んでしまうことはない。
また、コネクタ81は前方へ延びる係止プレート82を備えており、コネクタ81のソケット48への挿し込みが不十分で接続が正規状態でないときは、凹部399の底壁399aに設けられたコネクタ押さえ400がコネクタ81の係止プレート82に当接して押し込むので、コネクタ接続が十分でないときでもコネクタカバー360の取り付けによって同時に正規の接続状態が実現される。なお係止プレート82はコネクタ81の側壁から延びているので、コネクタ押さえ400がコネクタ81の頂壁から延びているケーブル80を押しつぶすことはない。
また、コネクタカバー360の剛性ブロック部390は凹部278に受容され、その後縁が凹部底278aに近接する。第1壁380、第3壁384および横壁386の後縁は底壁257に近接し、第2壁382の後縁は直線溝288に嵌る。
また、コネクタカバー360の第1縦壁380はその上下幅が上壁261と下壁263間の距離に対応するので、コネクタカバー360を押し込む前の上下方向の位置決めに用いることができる。
コネクタ81はその係止プレート82がコネクタカバー360のコネクタ押さえ400に規制されてソケット48との正規の接続状態を保持する。
コネクタ81の前面から延びるケーブル80は、コネクタカバー360の凹部399の底面399aで進路を曲げられてコネクタ収容室260の凹部278へ向かう。そして、ケーブル80は凹部278の凹部底278aと剛性ブロック部390における右壁392の底部393との間隙を抜けて、側壁264とコネクタカバー360間のケーブル引出し口85から外部へ引き出される。
ケーブル引出し口85以外からケーブル80とコネクタ81の接続部にアクセスしようとしても、コネクタカバー360のフランジ部366がカバー受け部265に落ち込んでおり、コネクタ収容室260の上壁261、下壁263および側壁264におけるカバー受け部265の段差と、上辺、下辺および左辺に沿っては、そのフランジ部366と厚板部367間の不図示の段差とが階段状をなすので、コネクタカバー360を取り外さなければ不可能である。
一方、コネクタカバー360を取り外すため各係止片と係止部の係合を解除することも、カバー受け部265の段差から厚板部367にかけての階段形状によりアクセスが困難である。また第3係止片415および第4係止片420は、直線溝288に嵌り込んだ第2縦壁382によってスリット363からのアクセスが防止され、またカバー受け部265a、265bに対して段差を形成し底壁257まで長く延びる第3縦壁384および横壁386によってコネクタカバー360周縁からのアクセスも防止される。
したがって、一旦取り付けたコネクタカバー360は取り外すことができないから、取り付け状態が封止されたことになる。
強引にケーブル80とコネクタ81の接続部にアクセスするためにはそのほか複数部位を破壊しなくてはならない。
分離された第2部302は、第2、第3係止片415、425を備えているが、これらの爪406cはその係止面407cをそれぞれ左右方向に突出させて第3、第4係止部280、285の爪281と係止している。そして、第3、第4係止部280、285の貫通穴269c、269dはそれぞれ爪281の下方に爪406cの上下幅を収容可能な空間を有しているので、爪406cは下方向にはスライド可能である。
また、第2部362の下辺と下端壁206との間にも爪281の上下幅を収容可能な間隙が設けられている。
なお、第2部362の前面には指押し部373が形成されているので、ここに指を押し付けて下方に移動させると容易に第2部362をスライドさせることができる。
図48の(b)はコネクタカバー360の第2部362を取り外した状態を示す。
そして、第1、第2、第5および第6係止部270、275、290および295の貫通穴269a、269bおよび296fはそれぞれ爪281の右方に爪406aの左右幅を収容可能な逃げ空間Saを有し、貫通穴269eも同様に爪292の右方に同様の逃げ空間を有しているので、爪406aおよび爪406bは右方向にスライド可能である。
第1部361の膨出部369には指押し部370が形成されているので、ここに指を押し付けて右方に移動させると容易に第1部361をスライドさせることができる。
こうして、コネクタカバー360をカバー嵌め込み領域267から取り外し、コネクタ収容室260のコネクタ接続部へのアクセスが可能となる。
以上のように、コネクタカバー360を切断破壊し、その痕跡が残ることなしにはコネクタ接続部にアクセスすることができず、例えばコネクタ81とソケット48の接続部分やケーブル80とコネクタ81の接続部分から制御プログラム等の変更が不正に行われることを確実に防止することが可能となる。
また、コネクタカバー300は縦長として上方向にスライドさせてカバー嵌め込み領域210に取り付けるよう各係止部の向きを設定したが、下方向にスライドさせて取り付け、あるいは左右方向にスライドさせて取り付けるようにしてもよい。
カバー嵌め込み領域は実施の形態の縦長に限定されず、ソケット45の配置に応じて横長としてもよい。
また、剥し方向の分離を阻止する機能を有する係止手段およびスライド方向の分離を阻止する機能を有する係止手段であれば、その形態は問わず任意のものを採用することができる。
剥し方向の分離を阻止する機能を有する係止手段およびスライド方向の分離を阻止する機能を有する係止手段はコネクタカバーのサイズ、形状に応じて少なくとも各1組ずつあればよい。
すなわち、コネクタカバー300はその剥し方向にかかる係止部を備える第1部301と第3部303、およびスライド方向にかかる係止部を備える第2部302の3部分に分離可能のものとしたが、係止手段の組数が少ない場合はコネクタカバー360のように2部分に分離可能であればよい。
さらには、係止プレート82を廃止してコネクタ押さえ400を直接コネクタ81の前面に当接するリブ状にしてもよい。あるいは、同じく係止プレート82を廃止して、コネクタ押さえ400はコネクタ81の前面から引き出されるケーブル80を間に挟んでコネクタ81の前面を押圧するように設定してもよい。
また、弾球式でない遊技機、例えば、外枠に開閉可能に支持された遊技機本体に貯留部および取込装置を備え、貯留部に貯留されている所定数の遊技球が取込装置により取り込まれた後にスタートレバーが操作されることによりリールの回転を開始する、パチンコ機とスロットマシンとが融合された遊技機として実施するようにしてもよい。
(1)構造部材の所定部位を覆ってカバーを取り付けてなる構造体を配設した遊技機において、
前記構造部材の所定部位と前記カバーの裏面との間には、第1の方向において互いに係止する第1係止手段と、前記第1の方向と交差する第2の方向において互いに係止する第2係止手段とが設けられ、
前記第1係止手段は前記カバーを前記構造部材に対して前記第2の方向と逆方向に所定位置まで移動させることにより係止状態となり、
前記第2係止手段は前記カバーを前記構造部材に対して前記第2の方向と逆方向に前記所定位置まで移動させることにより不可逆の係止状態となるように構成されて、前記カバーと前記構造部材が固定されるように構成され、
前記カバーの外面には複数のフィンが設けられていることを特徴とする遊技機。
強引にカバーを叩いて取り外そうとする場合でも、薄板状のフィンが容易に破壊されて不正の痕跡が残る。
前記カバーはそのベースから外方に膨出する膨出部を形成するとともに、接続部を介して接続された第1構造部と第2構造部を有し、
前記第1構造部と前記所定部位の間には、該所定部位から離間する剥し方向において互いに係止する剥し方向係止手段が設けられ、
前記第2構造部と前記所定部位の間には、前記構造部材に対するスライド方向に沿った一方向において互いに係止するスライド方向係止手段が設けられ、
前記膨出部の前記スライド方向に沿った他方向の端部の外面にはフィンが形成され、
前記剥し方向係止手段は前記カバーを前記構造部材に対して前記スライド方向に沿った他方向に所定位置まで移動させることにより係止状態となり、
前記スライド方向係止手段は前記カバーを前記構造部材に対して前記スライド方向に沿った他方向に前記所定位置まで移動させることにより不可逆の係止状態となるように構成されて、前記カバーと前記構造部材が固定され、
さらに、前記スライド方向係止手段は、前記接続部において前記第1構造部と前記第2構造部を分離後は、該第2構造部の前記構造部材に対する前記剥し方向の離脱を可能に構成されて、該第2構造部を取り外すことにより前記固定が解除されることを特徴とする遊技機。
強引に膨出部の端部を工具で叩いてカバーを不正に取り外そうとした場合でも、薄板状のフィンが容易に破壊されて痕跡が残る。
接続部を切断して第1構造部と第2構造部を分離すれば、スライド方向係止手段はスライド方向に沿った一方向の係止状態は解放されないが、剥し方向には第2構造部を取り外せるから、その後は残った第1構造部もスライド方向に沿った一方向に戻すことができ、剥し方向係止手段による係止状態から解放して取り外すことができる。
カバーを取り外そうとして工具で膨出部の端部を叩いたとき、たとえフィンが破壊されずとも、フィンの傾斜によって打撃の方向が逸れるので、簡単にはカバーに有効な打撃力が及ばず、取外しを困難にする。
第1構造部を第2構造部の設置領域方向に移動させるだけで剥し方向係止手段による係止状態から解放して取り外すことができる。
(5)前記第1構造部が前記第2構造部を前記スライド方向に沿って挟んでおり、前記剥し方向係止手段は前記第2構造部を挟む前記第1構造部のそれぞれと前記所定部位の間に設けてあることを特徴とする(2)から(4)のいずれか1に記載の遊技機。
剥し方向係止手段が第2構造部を挟んだ両側の第1構造部においてカバーを構造部材に係止するから、強い固定状態が得られる。
前記カバーの前記スライド方向に沿った他方向への移動により、前記第1の引掛部が前記第2の引掛部の裏面側に位置して互いに係止するものであることを特徴とする(2)から(4)のいずれか1に記載の遊技機。
簡素な引掛部同士をカバーのスライドにより係止させることにより、簡単に剥し方向に対する結合が得られる。
(7)前記剥し方向係止手段が、前記第1構造部に設けられて前記スライド方向に沿った他方向に延びる係止片と、前記所定部位側に設けられて前記スライド方向に沿った一方向に開口する係止穴とを有して、
前記カバーの前記スライド方向に沿った他方向への移動により、前記係止片が前記係止穴に進入して互いに係止するものであることを特徴とする(2)から(4)のいずれか1に記載の遊技機。
係止片が係止穴に進入して互いに係止することにより、簡単に剥し方向に対する結合が得られる。
前記第1構造部に設けられた第1の引掛部と、前記所定部位に設けられた第2の引掛部とを有して、前記カバーの前記スライド方向に沿った他方向への移動により、前記第1の引掛部が前記第2の引掛部の裏面側に位置して互いに係止する第1の剥し方向係止手段と、
前記第1構造部に設けられて前記スライド方向に沿った他方向に延びる係止片と、前記所定部位側に設けられて前記スライド方向に沿った一方向に開口する係止穴とを有して、前記カバーの前記スライド方向に沿った他方向への移動により、前記係止片が前記係止穴に進入して互いに係止する第2の剥し方向係止手段とを含むことを特徴とする(2)から(4)のいずれか1に記載の遊技機。
同じ剥し方向に対する係止のために、構成の異なる剥し方向係止手段を両方備えて、係止状態解放のための仕組みがそれぞれ異なる複合構造となるので、一層大きな不正アクセス防止効果が得られる。
前記カバーの前記スライド方向に沿った他方向への移動により、前記縦壁部の弾性変形を経て前記爪部が前記係止穴に嵌り込んで互いに係止し、
さらに、前記爪部と前記係止穴の少なくとも一方には、前記縦壁部の弾性変形により前記第2構造部の前記剥し方向への離脱を許す傾斜面を有しているものであることを特徴とする(2)から(4)のいずれか1に記載の遊技機。
爪部が係止穴に嵌り込むことによりスライド方向に係止して封止されるが、第1構造部と分離して第2構造部を剥し方向に引っ張れば、爪部と係止穴の一方に設けた傾斜面により、縦壁部が弾性変形して爪部と係止穴の係止が外れるから、カバーの第2構造部を取り外すことができる。
前記カバーの前記スライド方向に沿った他方向への移動により、前記弾性片部の弾性変形を経て前記第1の爪部と前記第2の爪部がそれぞれの前記係止面で互いに係止し、
さらに、前記第1の爪部は前記第2の爪部に対して互いの前記係止面における前記剥し方向に沿ったスライドにより離脱可能に構成されていることを特徴とする(2)から(4)のいずれか1に記載の遊技機。
第1の爪部と第2の爪部の係止により封止されるが、第1構造部と分離して第2構造部を第1の方向に引っ張れば、係止面で滑ってカバーの第2構造部を取り外すことができる。
前記第2構造部に設けられて前記スライド方向に沿って前記構造部材側へ延び係止穴を備える縦壁部と、前記所定部位に設けられて前記スライド方向に沿った他方向側の端に係止面を備える爪部とを有して、前記カバーの前記スライド方向に沿った他方向への移動により、前記縦壁部の弾性変形を経て前記爪部が前記係止穴に嵌り込んで互いに係止し、さらに、前記爪部と前記係止穴の少なくとも一方には、前記縦壁部の弾性変形により前記第2構造部の前記剥し方向への離脱を許す傾斜面を有している第1のスライド方向係止手段と、
前記第2構造部に設けられて前記スライド方向に沿った一方向側の端に係止面を有する第1の爪部を備えた弾性片部と、前記所定部位に設けられて前記スライド方向に沿った他方向側の端に係止面を備える第2の爪部とを有して、前記カバーの前記スライド方向に沿った他方向への移動により、前記弾性片部の弾性変形を経て前記第1の爪部と前記第2の爪部がそれぞれの前記係止面で互いに係止し、さらに、前記第1の爪部は前記第2の爪部に対して互いの前記係止面における前記剥し方向に沿ったスライドにより離脱可能に構成されている第2のスライド方向係止手段とを含むことを特徴とする(2)から(4)のいずれか1に記載の遊技機。
同じスライド方向に対する係止のために、構成の異なるスライド方向係止手段を両方備えて、係止状態解放のための仕組みがそれぞれ異なる複合構造となるので、一層大きな不正アクセス防止効果が得られる。
前記カバーが、コネクタ接続部を囲む所定部位を覆うコネクタカバーであり、
前記膨出部が、前記コネクタ接続部を収容するコネクタ収容部であることを特徴とする(2)から(11)のいずれか1に記載の遊技機。
(13)前記剥し方向係止手段は、前記コネクタ接続部を挟んで、複数設けてあることを特徴とする(12)に記載の遊技機。
複数の剥し方向係止手段が第1構造部のコネクタ接続部を挟んだ両側でそれぞれ係止することにより、均等で強い固定状態が得られる。
前記コネクタカバーの前記第1構造部は前記ケーブル押えを収容するケーブル押え収容部を備えて、前記係止片は前記ケーブル押え収容部の内壁から延びていることを特徴とする(12)または(13)に記載の遊技機。
ケーブル押えをケーブルガイドと剥し方向係止手段の一部に兼用しているので、構成が簡単化される。
コネクタカバーを不正に取り外そうとして工具でケーブル押え収容部の端部を叩くと、薄板状のフィンが容易に破壊されて痕跡が残る。
(16)前記ケーブル押え収容部に形成された前記フィンは、前記スライド方向に対して傾斜していることを特徴とする(15)に記載の遊技機。
工具でケーブル押え収容部の端部を叩いた場合、たとえフィンが破壊されずとも、フィンの傾斜によって打撃の方向が逸れるので、簡単にはカバーに有効な打撃力が及ばず、取外しを困難にする。
前記コネクタカバーはその外周縁において前記基板ユニットの表面と面一となるように構成されていることを特徴とする(12)から(16)のいずれか1に記載の遊技機。
カバーがカバー嵌め込み領域に嵌め込まれて、各係止手段が基板ユニットの表面より沈んだ配置となるので、不正なアクセスがとくに困難となる。
前記カバー嵌め込み領域が前記基板ボックスと前記可動ベース部に跨って設定されていることを特徴とする(17)に記載の遊技機。
コネクタ接続部が基板ボックスの周辺部に近接している場合でも、カバー嵌め込み領域が可動ベース部に跨って広く確保され、各係止手段を高い自由度で適切な位置に配置することができる。
また、カバー嵌め込み領域内に基板ボックスと可動ベース部の結合部を配置することにより、基板ボックスと可動ベース部の結合もコネクタカバーにより封止されるので、基板ボックスが不正に可動ベース部から取り外されるおそれもない。
耳片が突出して設けられているので工具による切断が容易である。
(20)前記耳片は前記第1構造部と前記第2構造部の境界に切り欠きを有していることを特徴とする(19)に記載の遊技機。
切り欠き部分が易破断部となって切断しやすく、容易に第2構造部を第1構造部から分離できる。
(21)前記耳片は前記コネクタカバーの外周縁に沿って設けてあることを特徴とする(19)または(20)に記載の遊技機。
コネクタ収容部などを膨出させてある場合でも、耳片はそれから離間しているので工具をあてがい易く、切断作業が容易である。
コネクタの接続が不完全な状態ではコネクタカバーの取り付けが阻止されるので、接続不完全なままで封止してしまうことが防止される。
(23)前記取り付け阻止手段は、接続が不完全なときの前記コネクタ接続部と干渉する干渉部材であることを特徴とする(22)に記載の遊技機。
干渉部材がコネクタ接続部と干渉することによりコネクタカバーの取り付けができず、取り付け作業者は直ちに異常であることを認識することができる。
横隔壁がロックレバーと干渉することにより、ロック位置にない、すなわちコネクタが正規の接続状態にないことがわかる。
横隔壁はコネクタ収容部の剛性も向上させる。
コネクタの接続が不完全なときはソケットへの挿し込みが不十分で、ソケットからのコネクタの突出量が大きいから、コネクタ押さえがコネクタに乗り上げるためコネクタが正規の接続状態にないことがわかる。
コネクタ押さえがコネクタに乗り上げた場合、コネクタカバーを意識的に押し付けることによりコネクタ押さえを介してコネクタを正規の接続状態に是正することができる。
(26)前記コネクタ押さえが前記コネクタの長手方向中央を挟んで互いに離間した位置に対応させて2箇所に形成された隔壁であることを特徴とする(25)に記載の遊技機。
コネクタが不均等に斜めに挿し込まれている場合にも、コネクタが正規の接続状態にないことが精度良くわかる。
指押し部に指を掛けて押せば、カバー(コネクタカバー)を構造部材(基板ユニット)に対してスライド方向に沿った他方向に所定位置まで移動させ、剥し方向係止手段およびスライド方向係止手段を係止状態とするのが容易となる。
前記コネクタカバーはその外周の所定位置に前記外部ケーブルを通過させる切り欠き溝を開口させ、
前記コネクタカバーと前記コネクタ収容室の間には、該コネクタ収容室から離間する剥し方向において互いに係止する剥し方向係止手段が設けられ、
前記剥し方向係止手段は前記コネクタカバーを前記基板ユニットに対して押し込み方向に所定位置まで移動させることにより不可逆の係止状態となるように構成されて、前記コネクタカバーと前記基板ユニットが固定され、
さらに、前記コネクタカバーの裏面には、前記切り欠き溝を通って前記コネクタ収容室内に延びる前記外部ケーブルの延出方向を前記コネクタへ向かう途中で異なる方向へ規制するブロック部が前記コネクタ収容室を横切って設けられていることを特徴とする遊技機。
コネクタカバーを基板ユニットに対して押し込むだけで簡単に剥し方向に対する結合が得られる。
そしてブロック部がコネクタ収容室を横切っているため切り欠き溝から外部ケーブルとコネクタの接続部やコネクタとソケットの接続部に直線的にアクセスすることができない。
コネクタカバーを押し込む際、ソケットに接続したコネクタから延びる外部ケーブルは、ブロック部の案内手段によって切り欠き溝へ導かれるので、コネクタカバーの他の部位で外部ケーブルを噛み込んでしまうことがない。
(30)前記案内手段は、前記ブロック部の前記コネクタ収容室の底壁に対向する端縁を、当該底壁に近接させるとともにコネクタカバーの取り付け方向に平行な面内で前記切り欠き溝へ向けて傾斜させて形成してあることを特徴とする(29)に記載の遊技機。
ブロック部の傾斜した後縁の範囲内に外部ケーブルを保持すれば、容易に切り欠き溝へ導かれる。
前記切り欠き溝へ向けた前記近壁の傾斜度合いが前記遠壁の傾斜度合いより大きく設定してあることを特徴とする(30)に記載の遊技機。
切り欠き溝に近い近壁の端縁がとくに急な傾斜となっているので、切り欠き溝を狭く設定しても外部ケーブルは確実に当該切り欠き溝へ導かれる。
前記コネクタ収容室の周縁には前記フランジ部を着座させるカバー受け部を形成してカバー嵌め込み領域とされ、
前記コネクタカバーのベースの外面はその外周縁において周辺の表面と面一となるように構成されていることを特徴とする(28)から(31)のいずれか1に記載の遊技機。
コネクタカバーがカバー嵌め込み領域に嵌め込まれて、各係止手段が基板ユニットの表面より沈んだ配置となるので、不正なアクセスが困難となる。
周辺の表面に対して適度に傾斜したケーブルの引出し方向を実現することができる。
前記カバーは接続部を介して接続された第1構造部と第2構造部を有し、
前記第1構造部と前記所定部位の間には、該所定部位から離間する剥し方向において互いに係止する第1構造部剥し方向係止手段が設けられ、
前記第2構造部と前記所定部位の間には、該所定部位から離間する剥し方向において互いに係止する第2構造部剥し方向係止手段が設けられ、
前記第1構造部剥し方向係止手段および第2構造部剥し方向係止手段は前記カバーを前記構造部材に対して押し込み方向に所定位置まで移動させることによりそれぞれ不可逆の係止状態となるように構成されて、前記カバーと前記構造部材が固定され、
前記接続部において前記第1構造部と前記第2構造部を分離後は、前記第2構造部剥し方向係止手段は前記第2構造部の前記構造部材に対する前記押し込み方向に対して垂直なスライド方向の離脱を可能に構成され、前記第2構造部を取り外すことにより、前記第1構造部剥し方向係止手段が前記押し込み方向に対して垂直でかつ前記第1構造部のスライド方向に対して垂直な前記第1構造部のスライド方向の離脱を可能に構成されて、前記固定が解除されることを特徴とする遊技機。
耳片が突出して設けられているので工具による切断が容易である。
(36)前記耳片は前記第1構造部と前記第2構造部の境界を横切る部位で側面を切り欠いて易破断部を形成してあることを特徴とする(35)に記載の遊技機。
易破断部が切断しやすく、容易に第2構造部を第1構造部から分離できる。
前記第1構造部の裏面側に設けられた第1の係止片と、前記所定部位に設けられた第1の係止部とを有し、
前記第1の係止片は、前記第1構造部から延びる弾性片部の先端に爪を備え、前記第1の係止部は前記第1の係止片の爪に対応する爪を備えて、
前記カバーの前記押し込み方向に沿った移動により、前記第1の係止片の爪が前記弾性片部の弾性変形を経て前記第1の係止部の爪に係止するものであり、
前記第1の係止部は前記第1の係止片の前記爪の係止位置から前記第1構造部と第2構造部の並びにおける第2構造部方向へのスライドを許す逃げ空間を有し、
前記第1の係止片の爪は、前記第2構造部方向へのスライドにより、前記第1の係止部の爪から離脱可能に構成されており、
前記第2構造部剥し方向係止手段は、
前記第2構造部の裏面側に設けられた第2の係止片と、前記所定部位に設けられた第2の係止部とを有し、
前記第2の係止片は、前記第2構造部から延びる弾性片部の先端に爪を備え、前記第2の係止部は前記第1の係止片の爪に対応する爪を備えて、
前記カバーの前記押し込み方向に沿った移動により、前記第2の係止片の爪が前記弾性片部の弾性変形を経て前記第2の係止部の爪に係止するものであり、
前記第2の係止部は前記第2の係止片の前記爪の係止位置から前記第1構造部と第2構造部の並びに対して垂直方向へのスライドを許す逃げ空間を有し、
前記第2の係止片の爪は、前記垂直方向へのスライドにより、前記第2の係止部の爪から離脱可能に構成されていることを特徴とする(34)から(36)のいずれか1に記載の遊技機。
一方、第1構造部と第2構造部を分離すれば、それぞれ押し込み方向と異なる方向にスライドさせることにより、係止状態から離脱でき、封止を解除できる。
第1の係止片を第1構造部と第2構造部の並び方向にスライドさせれば、第1の係止片の爪はこれに係止する第1の係止部の爪から離脱可能となる。
(39)前記第1の係止片は、前記第1構造部の周辺に沿って複数設けられ、前記弾性片部からの爪の突出方向を前記第1構造部と第2構造部の並びに対する垂直方向において互いに逆向きとした係止片を含むことを特徴とする(38)に記載の遊技機。
複数箇所での係止によりカバーの取付けが確実になるとともに、第1の係止片同士の間で爪の向きが異なるので、不正にカバーを抉って取り外そうとしても同時に係止を解除できない。
(39)の発明と同様に、複数箇所での係止によりカバーの取付けが確実になるとともに、第1の係止片同士の間で爪の向きが異なるので、不正にカバーを抉って取り外そうとしても同時に係止を解除できない。
第1構造部を該第1構造部と第2構造部の並びにおける第2構造部方向にスライドさせることにより、第1の係止片の爪はこれに係止する第1の係止部の爪から対向関係のまま離反して離脱可能となる。
第2の係止片を第1構造部と第2構造部の並び方向に対して垂直方向にスライドさせれば、第2の係止片の爪はこれに係止する第2の係止部の爪から離脱可能となる。
(42)前記第2の係止片は、前記第2構造部の周辺に沿って複数設けられ、前記弾性片部からの爪の突出方向を前記第1構造部と第2構造部の並び方向において互いに逆向きとした係止片を含むことを特徴とする(41)に記載の遊技機。
複数箇所での係止によりカバーの取付けが確実になるとともに、第2の係止片同士の間で爪の向きが異なるので、不正にカバーを抉って取り外そうとしても同時に係止を解除できない。
前記所定部位がコネクタ接続部を収容するコネクタ収容部であり、
前記カバーが、前記コネクタ収容部を覆うコネクタカバーであることを特徴とする(34)から(42)のいずれか1に記載の遊技機。
(44)前記コネクタカバーはベースの裏面外周を内側の厚板部より薄いフランジ部とし、
前記コネクタ収容室の周縁には前記フランジ部を着座させるカバー受け部が形成されて、
前記コネクタカバーのベースの外面はその外周縁において周辺の表面と面一となるように構成されていることを特徴とする(43)に記載の遊技機。
コネクタカバーがカバー受け部に沈み、着座部まわりのコネクタ収容室側との合わせ面が階段状となるので、コネクタカバー外周の隙間からコネクタ収容室内に直線的にアクセスすることはできない。
コネクタカバー外周の隙間から針金などを差し込んでも、厚板部の外周面に阻止されるので、第1の係止片に不正にアクセスすることも困難である。
(46)前記第1の係止部は、その前記逃げ空間と前記爪の係止位置における前記第1の係止片とを囲む囲み壁を備えていることを特徴とする(43)から(45)のいずれか1に記載の遊技機。
カバーを抉って不正に第1の係止片の爪の係止部分にアクセスしようとしても囲み壁に阻まれて困難である。
前記第1の係止部の爪は前記第1の係止片の爪との係止面を前記貫通穴の底壁裏面側の開口に位置させていることを特徴とする(46)に記載の遊技機。
第1の係止片の爪の位置がコネクタカバーのベースから離間して不正アクセスを困難にするとともに、弾性片部の長さが大きくなって弾性変形し易く、軽い押し込み力でコネクタカバーを取り付けることができる。
第1構造部と第2構造部間の境界をなすスリットからコネクタ収納空間への直線的な不正アクセスも第1アクセス防御壁に阻止されて不可能である。
第1アクセス防御壁とコネクタ収容室の底壁との隙間から針金などを差し込んでも、コネクタ収容室の上部に位置するコネクタと外部ケーブルの接続部にはアクセス困難である。
第1構造部と第2構造部間のスリットから第2係止片などへの不正アクセスは第2アクセス防御壁に阻止されて不可能である。
(50)前記第1構造部は裏面に前記ソケットに接続された前記コネクタの上部を囲む凹部を形成していることを特徴とする(43)から(49)のいずれか1に記載の遊技機。
外部ケーブルが連結されたコネクタ上部まわりが狭くなるので、外部から第1構造部の裏面側空間に針金などを進入させ得たとしても、コネクタと外部ケーブルの接続部にまでアクセスすることはきわめて困難である。
コネクタの接続が不完全なときはソケットへの挿し込みが不十分で、ソケットからのコネクタの突出量が大きいから、コネクタ押さえがコネクタに乗り上げるためコネクタが正規の接続状態にないことがわかる。
コネクタ押さえがコネクタに乗り上げた場合、コネクタカバーを意識的に押し付けることによりコネクタ押さえを介してコネクタを正規の接続状態に是正することができる。
(52)前記コネクタ押さえは前記コネクタの側壁から頂壁上方まで延びる係止突部に当接することを特徴とする(51)に記載の遊技機。
外部ケーブルがコネクタの頂壁から延びている場合でも、コネクタ押さえが外部ケーブルを挟むことなく直接コネクタ(係止突部)を押圧することができる。
前記第1構造部の裏面には前記切り欠き溝を通って前記コネクタ収容室内に延びる前記外部ケーブルの経路を前記コネクタとは異なる方向へ規制するブロック部が前記コネクタ収容室を横切って設けられていることを特徴とする(43)から(52)のいずれか1に記載の遊技機。
切り欠き溝から外部ケーブルの経路に沿って針金などを差し込んでも、コネクタへ進めるためには経路を曲げねばならず、コネクタと外部ケーブルの接続部などへの不正アクセスは極めて困難である。
コネクタと外部ケーブルとの接続部などはコネクタ収容室の上部に位置するに対し、切り欠き溝からの経路が距離の離れたコネクタ収容室の底壁近傍を通るから、不正アクセスの阻止にとくに有効である。
(55)前記ブロック部は前記コネクタから延びる前記外部ケーブルを前記切り欠き溝へ導く案内手段を有していることを特徴とする(53)または(54)に記載の遊技機。
コネクタカバーを押し込む際、ソケットに接続したコネクタから延びる外部ケーブルは、ブロック部の案内手段によって切り欠き溝へ導かれるので、外部ケーブルの出口が確定し、コネクタカバーの他の部位で外部ケーブルを噛み込んでしまうことがないから、コネクタカバーの取り付け面側に外部ケーブルを引き出す場合に有効である。
該膨出部の表面には、前記第1構造部と第2構造部の並び方向の力を受け止める第1の指押し部が形成されていることを特徴とする(43)から(55)のいずれか1に記載の遊技機。
コネクタカバーを基板ユニットに対してスライドさせ、第1の係止片の爪を第1の係止部の爪から離脱させるのが容易となる。
(57)前記膨出部の表面は前記第1構造部から第2構造部方向に進むほど高くなるように傾斜していることを特徴とする(56)に記載の遊技機。
指が爪の離脱方向に引っ掛かりやすくなる。
複数のリブが指に接触して滑りを阻止するので、有効にスライド力を第1構造部に及ぼすことができる。
(59)前記第1の指押し部の複数のリブは、前記第1の係止片の爪の前記第1の係止部の爪からの離脱方向に進んだ位置にあるほど順次に高くなっていることを特徴とする(58)に記載の遊技機。
指が爪の離脱方向に一層引っ掛かりやすくなる。
コネクタカバーを基板ユニットに対してスライドさせ、第2の係止片の爪を第2の係止部の爪から離脱させるのが容易となる。
(61)前記第2の指押し部は前記第1構造部と第2構造部の並び方向に延びる複数のリブを前記第1構造部と第2構造部の並び方向に対して垂直方向に並べて形成されていることを特徴とする(60)に記載の遊技機。
複数のリブが指に接触して滑りを阻止するので、有効にスライド力を第2構造部に及ぼすことができる。
(62)前記複数のリブは、前記第2の係止片の爪の前記第2の係止部の爪からの離脱方向に進んだ位置にあるほど順次に高くなっていることを特徴とする(61)に記載の遊技機。
指が爪の離脱方向に引っ掛かりやすくなる。
主基板ユニット20が発明における構造部材、および基板ユニットに該当し、コネクタ接続部CON1が所定部位に該当する。
コネクタカバー300がカバー、およびコネクタカバーに該当し、その第1部301および第3部303がそれぞれ第1構造部に、第2部302が第2構造部に対応し、コネクタ収容部306が膨出部に該当する。
第1の剥し方向係止部220と係止部315の組み合わせ、および係止穴228からなる第2の剥し方向係止部と係止片313の組み合わせが、それぞれ発明における第1係止手段を構成し、剥し方向係止手段を構成している。そしてとくに前者の組み合わせが第1の剥し方向係止手段に該当し、後者の組み合わせが第2の剥し方向係止手段に該当する。
そして、図10において紙面に垂直の手前方向が第1の方向、および剥がし方向に、同図において紙面に平行な上方向が第2の方向、およびスライド方向に沿った一方向に該当する。
耳片307、308が発明における接続部を構成している。
また、引掛部224が(6)、(8)の発明における第1の引掛部に該当し、引掛部316が第2の引掛部に該当する。
主基板23が制御基板に、ケーブル27が外部ケーブルに該当し、コネクタ28がコネクタに該当し、カバー嵌め込み領域210が所定部位に該当する。
保持壁116のネジ挿通穴128からネジ78を基板ボックス30に締め込んでいる部位が基板ボックスと可動ベース部の結合部に該当する。
そして、横隔壁347が(22)〜(24)の発明における取り付け阻止手段、および干渉部材に該当し、押さえ壁350が(25)、(26)の発明におけるコネクタ押さえ、および隔壁に該当する。指押し部339が(27)の発明における指押し部に該当する。
コネクタカバー360が発明におけるコネクタカバーに該当し、主基板ユニット20が基板ユニットに該当する。
そして、主基板23が制御基板に、ケーブル80が外部ケーブルに該当し、コネクタ81がコネクタに該当する。
第1係止片〜第6係止片と対応する第1係止部〜第6係止部の各組み合わせが発明における剥し方向係止手段に該当する。
また、剛性ブロック部390がブロック部に、その右壁392が遠壁に、左壁394が近壁に該当し、これら右壁392と左壁394の各前縁がブロック部の端縁に該当して、切り欠き溝397へ向かって右壁392と左壁394の各前縁が傾斜している構造が発明における案内手段を構成している。
コネクタ収容室260の側壁264の前縁がとくに(33)の発明における周壁の開口縁に該当する。
コネクタカバー360が発明におけるカバー、およびコネクタカバーに該当し、その第1部361が第1構造部に、第2部362が第2構造部に対応する。
主基板ユニット20が構造部材、および基板ユニットに該当し、コネクタ接続部CON2のコネクタ収容室260が所定部位に該当する。
そして、主基板23が制御基板に、ケーブル80が外部ケーブルに該当し、コネクタ81がコネクタに該当する。
耳片375、377が発明における接続部に該当する。
枠壁268、276、291、296が囲み壁に該当する。
とくに、第1係止片405、第2係止片410、第5係止片425および第6係止片430がそれぞれ第1の係止片に該当し、第3係止片415および第4係止片420がそれぞれ第2の係止片に該当する。
そして対応する第1係止部270、第2係止部275、第5係止部290および第6係止部295が第1の係止部に該当し、第3係止部280および第4係止部285が第2の係止部に該当する。
さらに、第3係止片415と第4係止片420とは、(42)の発明における爪の突出方向を第1構造部と第2構造部の並び方向において互いに逆向きとした係止片に該当する。
第1縦壁380が発明における第1アクセス防御壁に該当し、第2縦壁382、第3縦壁384および横壁386が第2アクセス防御壁を構成している。
係止プレート82が係止突部に該当する。
また、膨出部369が(56)の発明における膨出部に該当し、指押し部370が第1の指押し部に、指押し部373が第2の指押し部に該当する。
2 筐体本体
2a 天板
2b 底板
2c 背板
2d 左側板
2e 右側板
2f 仕切板
3 前面扉
4 施錠機構
5 遊技パネル
6 表示窓
7 コイン投入口
8 操作部
9 コイン受け皿
10 演出表示部
11 ホッパ装置
12 電源ボックス
14 リール
15 リールユニット
20 主基板ユニット
22 主制御装置
23 主基板
24 ケーブル通路
25 台座装置
27 ケーブル
28 コネクタ
30 基板ボックス
31 前壁
32 後壁
33 上端壁
34 下端壁
35L、35R 側壁
37L、37R 側方張出し部
38L、38R 被保持部
39 ネジ孔
40 突片
42a、42b オフセット領域
43 係止穴
45、48 ソケット
46 ロックレバー
50L、50R 固定ベース部
51 縦壁
51a 段部
52 底部ブロック
53 ヒンジ支持壁
54 ヒンジ軸
55 補強壁
56 第1回動ストッパ
57 上面
58 第2回動ストッパ
60 フック
62 姿勢保持部
63 爪
65 凹部
66 ネジ挿通穴
70 第1の封止結合部
71 第2の封止結合部
72 第3の封止結合部
75a、75b、76 封止構造形成部
78 ネジ
80 ケーブル
81 コネクタ
82 係止プレート
85 ケーブル引出し口
100 可動ベース部
102 載置部
104L、104R 側部ブロック
105 前壁部
106 後壁部
106a 膨出部
107 下壁部
108 封止部
109a 第1区画
109b 第2区画
109c 第3区画
109d 第4区画
112 側端壁
114 軸受部
115 軸筒
116L、116R 保持壁
116a 上半部
116b 下半部
117 接続壁
118 溝
119 段差面
120L、120R 取っ手兼係止部
121 前壁
122 側壁
122a 段差
123 指掛け部
124 係止孔
127 凹部
128 ネジ挿通穴
129 貫通穴
130 連通穴
132 突起
134 係止バー
140 ケーブル押え
141 脚壁
142 押えバー
143 支持脚
200 第1ボックス
201 第2ボックス
203 ソケット挿通穴
204 操作ボタンカバー部
205 ドア
206、207 下端壁
208 矩形凹部
210 カバー嵌め込み領域
211 底壁
212 切欠き
213a、213b 細溝
220a、220b、220c、220d、220e 第1の剥し方向係止部
221a、221e 幅広溝部
222 空間
223 スリット
224a、224d 引掛部
225a、225e 溝底
228 係止穴
230 第1のスライド方向係止部
231 幅広溝部
232 爪部
233 係止面
234 傾斜面
235 傾斜面
236 溝底
240 第2のスライド方向係止部
242 爪部
243 係止面
244 傾斜面
246、247 横支持壁
250 ベース受け部
252 傾斜面
256 ソケット挿通穴
257 底壁
260 コネクタ収容室
261 上壁
262、264 側壁
263 下壁
265、265a、265b、265c、265d カバー受け部
266 張り出し部
267 カバー嵌め込み領域
268 枠壁
268a 第1辺
268b 第2辺
269a、269b、269c、269d、269e、269f 貫通穴
270 第1係止部
271 爪
272 係止面
273 傾斜面
275 第2係止部
276 枠壁
276a 第1辺
276b 第2辺
276c 第3辺
278 凹部
278a 凹部底
280 第3係止部
281 爪
282 係止面
285 第4係止部
286 切り欠き
287 底壁
288 直線溝
290 第5係止部
291 枠壁
291a 第1辺
291b 第2辺
292 爪
293 係止面
295 第6係止部
296 枠壁
296a 第1辺
296b 第2辺
297 連結部
298 表示ブロック
300 コネクタカバー
301 第1部
302 第2部
303 第3部
305 ベース
306 コネクタ収容部
306a 前壁
306b 上端壁
306c 下端壁
306d 側壁
307、308 耳片
309 切欠き
310 ケーブル押え収容部
310a 前壁
310b 上端壁
310c 下端壁
310d 側壁
313 係止片
314 傾斜面
315a、315b、315c、315d、315e 係止部
316a、316d 引掛部
317 リブ
318a、318b 延長リブ
320 係止部
321 縦壁部
322、323 傾斜面
325 係止穴
326 傾斜面
330 係止部
331 弾性片部
332 爪
333 係止面
334 傾斜面
337、338 フィン
339 指押し部
340 リブ
342 ビード
343 ビード
345 傾斜面
347 横隔壁
349 切り欠き
350 押さえ隔壁
360 コネクタカバー
361 第1部
362 第2部
363 スリット
365 ベース
366 フランジ部
367 厚板部
368a、368b 切り欠きエリア
369 膨出部
370、373 指押し部
371、371a、371b、374、374a リブ
375、377 耳片
378 易破断部
380 第1縦壁
382 第2縦壁
384 第3縦壁
385 切り欠き
386 横壁
390 剛性ブロック部
391 柱壁
392 右壁
393 底部
394 左壁
395 側壁
396 底壁
397 切り欠き溝
399 凹部
399a 底面
400 コネクタ押さえ
405 第1係止片
406a、406b、406c 爪
407a、407b、407c 係止面
408a、407b、408c 傾斜面
410 第2係止片
415 第3係止片
420 第4係止片
425 第5係止片
430 第6係止片
La、Lb 中間線
p 曲がり点
Sa、Sb 逃げ空間
v 後方へ延びる片
w 上方へ延びる片
Z 回動中心軸線
Claims (8)
- 構造部材の所定部位を覆ってカバーを取り付けてなる構造体を配設した遊技機において、
前記カバーは接続部を介して接続された第1構造部と第2構造部を有し、
前記第1構造部と前記所定部位の間には、該所定部位から離間する剥し方向において互いに係止する第1構造部剥し方向係止手段が設けられ、
前記第2構造部と前記所定部位の間には、該所定部位から離間する剥し方向において互いに係止する第2構造部剥し方向係止手段が設けられ、
前記第1構造部剥し方向係止手段および第2構造部剥し方向係止手段は前記カバーを前記構造部材に対して押し込み方向に所定位置まで移動させることによりそれぞれ不可逆の係止状態となるように構成されて、前記カバーと前記構造部材が固定され、
前記接続部において前記第1構造部と前記第2構造部を分離後は、前記第2構造部剥し方向係止手段は前記第2構造部の前記構造部材に対する前記押し込み方向に対して垂直なスライド方向の離脱を可能に構成され、前記第2構造部を取り外すことにより、前記第1構造部剥し方向係止手段が前記押し込み方向に対して垂直でかつ前記第2構造部のスライド方向に対して垂直な前記第1構造部のスライド方向の離脱を可能に構成されて、前記固定が解除されることを特徴とする遊技機。 - 前記接続部は、前記第1構造部と前記第2構造部間にわたって外方へ突出して設けられた耳片であり、前記第1構造部と前記第2構造部の境界を横切る部位に易破断部を有していることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記第1構造部剥し方向係止手段は、前記第1構造部の裏面側に設けられた第1の係止片と、前記所定部位に設けられた第1の係止部とを有し、
前記第1の係止片は、前記第1構造部から延びる弾性片部の先端に爪を備え、前記第1の係止部は前記第1の係止片の爪に対応する爪を備えて、
前記カバーの前記押し込み方向に沿った移動により、前記第1の係止片の爪が前記弾性片部の弾性変形を経て前記第1の係止部の爪に係止するものであり、
前記第1の係止部は前記第1の係止片の前記爪の係止位置から前記第1構造部と第2構造部の並びにおける第2構造部方向へのスライドを許す逃げ空間を有し、
前記第1の係止片の爪は、前記第2構造部方向へのスライドにより、前記第1の係止部の爪から離脱可能に構成されており、
前記第2構造部剥し方向係止手段は、前記第2構造部の裏面側に設けられた第2の係止片と、前記所定部位に設けられた第2の係止部とを有し、
前記第2の係止片は、前記第2構造部から延びる弾性片部の先端に爪を備え、前記第2の係止部は前記第1の係止片の爪に対応する爪を備えて、
前記カバーの前記押し込み方向に沿った移動により、前記第2の係止片の爪が前記弾性片部の弾性変形を経て前記第2の係止部の爪に係止するものであり、
前記第2の係止部は前記第2の係止片の前記爪の係止位置から前記第1構造部と第2構造部の並びに対して垂直方向へのスライドを許す逃げ空間を有し、
前記第2の係止片の爪は、前記垂直方向へのスライドにより、前記第2の係止部の爪から離脱可能に構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。 - 前記第1の係止片は、前記弾性片部からの爪の突出方向を前記第1構造部と第2構造部の並びに対して垂直方向としていることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
- 前記第2の係止片は、前記弾性片部からの爪の突出方向を前記第1構造部と第2構造部の並び方向としていることを特徴とする請求項3または4に記載の遊技機。
- 前記第1構造部は外面に膨出部を有し、
該膨出部の表面には、前記第1構造部と第2構造部の並び方向の力を受け止める第1の指押し部が形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1に記載の遊技機。 - 前記第2構造部の外面には、前記第1構造部と第2構造部の並び方向に対して垂直方向の力を受け止める第2の指押し部を設けてあることを特徴とする請求項1から6のいずれか1に記載の遊技機。
- 前記構造部材が、制御基板を収納しソケットに外部ケーブルのコネクタを接続した基板ユニットであり、
前記所定部位がコネクタ接続部を収容するコネクタ収容部であり、
前記カバーが、前記コネクタ収容部を覆うコネクタカバーであることを特徴とする請求項1から7のいずれか1に記載の遊技機。
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JP2012101208A JP5962180B2 (ja) | 2012-04-26 | 2012-04-26 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012101208A JP5962180B2 (ja) | 2012-04-26 | 2012-04-26 | 遊技機 |
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Family Applications (1)
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JP2012101208A Active JP5962180B2 (ja) | 2012-04-26 | 2012-04-26 | 遊技機 |
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-
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- 2012-04-26 JP JP2012101208A patent/JP5962180B2/ja active Active
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