JP5961973B2 - 自動取引装置 - Google Patents

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本発明は、キー操作により本人確認を行う現金自動支払機、現金自動預払機等の自動取引装置において、キー操作の覗き見を防止する技術に関するものである。
一般に、自動取引装置では、顧客の本人確認を行うために、テンキーからなる暗証番号入力装置を備え顧客が当該キーを押下して暗証番号を入力する方法が採られている。
このとき、図12に示したように、顧客20の暗証番号の入力操作を背後の第三者21から読み取られることを困難にするために、暗証番号入力装置107をカバー107a等の覗き見防止手段を設け、第三者21から見えないようにしている。
この覗き見防止手段として、頂点部を切り落とした内部を空隙部としたピラミッド形状にてカバー本体を形成し、暗証番号入力装置107を覆い、側面の手の差込口から手を差し込んで、上部から覗き込みながら暗証番号を入力するようにした覗き見防止技術はあった(例えば、特許文献1参照)。
また、別の覗き見防止手段として、暗証番号入力装置を箱の内部に配置して隠蔽し、当該箱に暗証番号を入力するための手の挿入口と、キー位置を確認するための開閉可能な入力操作確認窓を設け、外界と遮断するといった覗き見防止技術はあった(例えば、特許文献2参照)。
特開2006−277702号公報 特開2001−147763号公報
しかしながら、上記特許文献1の覗き見防止技術では、頂点部を切り落とした覗き見防止板の形状をしているため、頂点部(上部)から覗き込みながら、暗証番号を入力する必要があり、背の低い顧客は暗証番号入力装置107を確認することができず、暗証番号の入力ができないという問題があった。
また、上記特許文献2の覗き見防止技術では、暗証番号入力装置を箱の内部に配置して隠蔽しているため、操作性が悪く、誤入力が発生しやすいといった問題があり、さらに、顧客から見えない死角エリアが発生しこの死角エリアにスキミングのための小型カメラ等が隠されてしまうといった問題があった。
本発明は、前述の課題を解決するため次の構成を採用する。すなわち、覗き見防止手段を具備した暗証番号入力装置を備え、当該暗証番号入力装置の操作により本人確認を行って取引を行う自動取引装置において、前記覗き見防止手段は、前面上部に拡大鏡を備え、前面下部に指を挿入できる開口部を備え、前記拡大鏡は回動可能であるようにした。
本発明の自動取引装置によれば、覗き見防止手段を具備した暗証番号入力装置を備え、当該暗証番号入力装置の操作により本人確認を行って取引を行う自動取引装置において、前記覗き見防止手段は、前面上部に拡大鏡を備え、前面下部に指を挿入できる開口部を備え、前記拡大鏡は回動可能であるようにしたので、操作性を低下させることなく、背の低い顧客でも操作でき、暗証番号のスキミングや覗き見を確実に防止することができる。
実施例1の自動取引装置の外観斜視図である。 実施例1の自動取引装置の制御系ブロック図である。 実施例1の自動取引装置の覗き見防止部の構成および動作説明図である。 実施例2の自動取引装置の外観斜視図である。 実施例2の自動取引装置の覗き見防止部の構成および動作説明図である。 実施例3の自動取引装置の外観斜視図である。 実施例3の自動取引装置の覗き見防止部の構成図である。 実施例3の自動取引装置の覗き見防止部の構成および動作説明図である。 実施例4の自動取引装置の外観斜視図である。 実施例4の自動取引装置の覗き見防止部の構成および動作説明図である。 変形例の自動取引装置の覗き見防止部の構成および動作説明図である。 従来の自動取引装置の構成および動作説明図である。
以下、本発明に係わる実施の形態例を、図面を用いて説明する。図面に共通する要素には同一の符号を付す。
(構成)
図1は、実施例1の自動取引装置の外観斜視図である。同図に示したように、実施例1の自動取引装置1は、装置前面側に設けられる操作パネル2に、後述の操作部3、カード・レシート口4、紙幣入出金口6、覗き見防止部9を具備した暗証番号入力装置7を備えた構成となっている。
カード・レシート口4は、キャッシュカード等のカードが挿入または返却され、また、取引結果を印字したレシートを顧客に返却する開口部であり、その奥部には後述するカード処理部21とレシート処理部23が設けられている。
紙幣入出金口6は、紙幣が投入されたり出金される開口部であり、この紙幣入出金口6にはシャッタが設けられ、シャッタが駆動されることにより紙幣入出金口6が開閉される。その奥部には、後述する紙幣の入出金処理を行う紙幣処理部24が設けられている。
操作部3は、取引に際して操作画面を表示するLCDと、取引選択や取引金額などを入力するタッチパネルが一体化されて構成される。
図2は、実施例1の自動取引装置の制御系ブロック図である。同図に示したように、実施例1の自動取引装置の制御系は、後述の各部の制御を行う制御部20と、前述の操作部3と、前記カード・レシート口4から挿入されるカードに記録された情報のリードライトを行うカード処理部21と、操作ガイダンス等を音声出力する音声案内部22と、レシートを印字出力するレシート処理部23と、紙幣の入出金制御を行う紙幣処理部24と、が備えられている。
さらに、各部に電源を供給する電源部27、制御部20の記憶部としてのメモリ部28、図示しないホストコンピュータとのインタフェイスを制御するインタフェイス部29が設けられている。
図3(a)は、実施例1の自動取引装置1の覗き見防止手段としての覗き見防止部9の構成を示す図1のY−Y断面図である。同図に示したように、実施例1の覗き見防止部9は、操作パネル2に図示しないネジ等により固定される暗証番号入力装置7と、これを覆うように覗き見防止板9aが設けられ、覗き見防止板9aの前面側の上部に遮光フィルタ部8が設けられている。
覗き見防止板9aの背面側の角度、すなわち水平方向Hからの縦方向の角度θ1は、図3(b)に示したように視点の高さLhの顧客A(20a)が暗証番号入力装置7を見る縦方向の角度θc1近傍となるように設定する。
前記視点の高さLhは、背の高い男性の平均身長の顧客を想定して設定すればよく、日本の男性の平均身長が171cm程度であるので、日本にて設置される自動取引装置の場合は、視点の高さLhは160cm程度とすればよい。勿論、男性、女性を合わせた平均身長に基づいた視点の高さLhとしてもよい。
覗き見防止部9の前面下部の開口部の長さLa1は、覗き見されないようにするには短い方がよいが、奥のキーもスムーズに押下できるように60mm程度とするのがよく、遮光フィルタ8の長さLb1は30mm程度とするのがよい。
なお、遮光フィルタ部8は、例えば、特開2003−131202号公報に記載の覗き見防止フィルタを用いればよい。この覗き見防止フィルタは、防眩層を複数の透明シリコーンゴムシートと着色シリコーンゴムシートとを横方向に互い違いに重ね並べて一体化して構成し、この防眩層を挟むように上下に合計3層のシートを積層して構成したものである。
上記覗き見防止フィルタを設けることにより図1矢印F(0度)のように装置前面から見ると暗証番号入力装置7を見ることができるが、例えば、図1矢印F(45度)、F(−45度)の斜め約45度以上の方向から見ると光が遮断されて黒く見え、暗証番号入力装置7を見ることができない。なお、前記光を遮断する角度は、着色シリコーンゴムシートの間隔を調整すればよい。
(動作)
以上の構成により、実施例1の自動取引装置は以下のように動作する。この動作を前述図1ないし図3を用いて以下詳細に説明する。
まず、顧客が自動取引装置1に近づき、図示しない顧客センサにより顧客を検知すると、制御部20はカードを挿入する案内を操作部3に表示し、顧客がカード・レシート口4にカードを挿入する。
すると、制御部20は操作部3に取引選択画面を表示し、顧客が、例えば、出金取引を選択したときは、暗証番号入力装置7により暗証番号の入力を促す画面を表示する。
すると、顧客は、図3(a)のように覗き見防止部9の開口部に指を挿入し、遮光フィルタ部8を通して暗証番号入力装置7のキーの位置を確認しながら暗証番号を入力する。
このとき、視点の高さLhが160cm程度の顧客A(20a)が暗証番号入力装置7を見る縦方向の角度θc1近傍となるように覗き見防止板9aの背面側の角度、すなわち水平方向Hからの縦方向の角度θ1が設定されているので、覗き見防止部9内部に死角が発生しない。
一方、背の低い顧客B(20b)が暗証番号入力装置7を見るときは、覗き見防止部9の前面下部の開口部から暗証番号入力装置7を確認できるので、暗証番号を容易に入力することができ、また、覗き見防止部9の上部は遮光フィルタ8を通して見ることができるので顧客B(20b)の場合も覗き見防止部9内部に死角が発生しない。
また、遮光フィルタ8が設けられているので、顧客A(20a)および顧客B(20b)からは暗証番号入力装置7を見ることができるが、図12のように顧客20の後方の第三者21からは暗証番号入力装置7を見ようとしても、遮光フィルタ8により光が遮断されて見ることができない。
そして、暗証番号の入力が終了すると、紙幣処理部24にて出金処理を行い、紙幣入出金口6から紙幣を出金し、レシート処理部23により取引履歴を印字しカード・レシート口4からカードおよびレシートを排出し、顧客が紙幣、カードおよびレシートを受け取ると、出金取引を終了する。
なお、以上の実施例の説明では、暗証番号入力装置7を右側に備える例を示したが、背後からの第三者からさらに見え難いように中央や左側に設けるようにしてもよい。
(実施例1の効果)
以上詳細に述べたように実施例1の自動取引装置によれば、覗き見防止手段を具備した暗証番号入力装置を備え、当該暗証番号入力装置の操作により本人確認を行って取引を行う自動取引装置において、前記覗き見防止手段は、前面上部に遮光フィルタ部を備え、前面下部に指を挿入できる開口部を備え、前記暗証番号入力装置を覗き見防止板で覆い、当該覗き見防止板の背面の縦方向の角度を、平均身長の顧客が前記暗証番号装置を見る縦方向の角度近傍となるようにしたので、操作性を低下させることなく、背の低い顧客でも操作でき、暗証番号のスキミングや覗き見を確実に防止することができる。
(構成)
図4は、実施例2の自動取引装置の外観斜視図である。同図に示したように、実施例2の自動取引装置1は、暗証番号入力装置7および遮光フィルタ8を操作部3の下側の操作パネル2の内側に設けた構成となっている。
図5(a)は、実施例2の自動取引装置1の覗き見防止手段としての覗き見防止部9の構成を示す図4のZ−Z断面図である。同図に示したように、実施例2の覗き見防止部9は、操作パネル2の内側に設けているので、図示しないネジ等により操作パネル2に固定される暗証番号入力装置7と、前面側の上部に遮光フィルタ部8のみが設けられており、実施例1のように覗き見防止板9aは設ける必要がなく、操作パネル2の筐体により覗き見防止部背面9bが形成され、暗証番号入力装置7が覆われる。
遮光フィルタ部8は、例えば、特開2003−131202号公報に記載の覗き見防止フィルタを用いればよいことは実施例1と同様である。
図5(a)の操作パネル2の筐体にて形成される覗き見防止部背面9bの角度、すなわち水平方向Hからの縦方向の角度θ2は、図5(b)に示したように視点の高さLhの顧客A(20a)が暗証番号入力装置7を見る縦方向の角度θc2近傍となるように設定する。
前記視点の高さLhは、実施例1と同様に、背の高い男性の平均身長の顧客を想定して設定すればよく、日本の男性の平均身長が171cm程度であるので、日本にて設置される自動取引装置の場合は、視点の高さLhは160cm程度とすればよいし、男性、女性を合わせた平均身長に基づいた視点の高さLhとしてもよい。
覗き見防止部9の前面下部の開口部の長さLa2は、自動取引装置の前面側に暗証番号入力装置7を取り付ける実施例1の場合と比較して実施例2の自動取引装置1では、顧客20は操作部3の下側に備えられた暗証番号入力装置7まで腕を伸ばして操作する必要があり、挿入される顧客20の指の角度は鋭角(水平方向)となるので、La2を短くし50mm程度とし、遮光フィルタ8の長さLb2を長くし40mm程度とするのがよい。
その他の構成は実施例1の自動取引装置の構成と同様であるので、簡略化のためにその詳細な説明は省略する。また、実施例2の制御系の構成も図2と同様の構成となっているので、簡略化のためにその詳細な説明は省略する。
(動作)
以上の構成により、実施例2の自動取引装置は以下のように動作する。この動作を前述図4および図5を用いて以下詳細に説明する。なお、全体の取引の動作は実施例1と同様であるので簡略化のためにその詳細な説明は省略する。
実施例2の自動取引装置1の暗証番号を入力する際の動作を以下詳細に説明する。まず、顧客は、図5(a)のように覗き見防止部9の開口部に指を挿入し、遮光フィルタ部8を通して暗証番号入力装置7のキーの位置を確認しながら暗証番号を入力する。
このとき、視点の高さLhが160cm程度の顧客A(20a)が暗証番号入力装置7を見る縦方向の角度θc2近傍となるように、覗き見防止部背面9bの角度、すなわち水平方向Hからの縦方向の角度θ2が設定されているので、覗き見防止部9内部に死角が発生しない。
一方、背の低い顧客B(20b)が暗証番号入力装置7を見るときは、覗き見防止部9の前面下部の開口部から暗証番号入力装置7を確認できるので、暗証番号を容易に入力することができる。
また、遮光フィルタ8が設けられているので、顧客A(20a)および顧客B(20b)からは暗証番号入力装置7を見ることができるが、図12のように顧客20の後方の第三者21からは暗証番号入力装置7を見ようとしても、遮光フィルタ8により光が遮断されて見ることができない。
なお、以上の実施例の説明では、暗証番号入力装置7を右側に備える例を示したが、背後からの第三者からさらに見え難いように中央や左側に設けるようにしてもよいことは実施例1と同様である。
(実施例2の効果)
以上詳細に述べたように実施例2の自動取引装置によれば、覗き見防止部を備えた暗証番号入力装置を操作パネルの内側に設けるようにしたので、覗き見防止板を設けることなく実施例1と同様の効果を得ることができる。
(構成)
図6は、実施例3の自動取引装置の外観斜視図である。同図に示したように、実施例3の自動取引装置1は、装置前面側に設けられる操作パネル2に、後述の覗き見防止部9を具備した暗証番号入力装置7を備えた構成となっている。その他の構成は実施例1の自動取引装置の構成と同様であるので、簡略化のためにその詳細な説明は省略する。また、実施例3の制御系の構成も図2と同様の構成となっているので、簡略化のためにその詳細な説明は省略する。
図7は、実施例3の自動取引装置1の覗き見防止手段としての覗き見防止部9の構成を示す外観斜視図であり、図8は、図6のY−Y断面図である。同図に示したように、実施例3の覗き見防止部9は、操作パネル2に図示しないネジ等により固定される暗証番号入力装置7と、これを覆うように覗き見防止板9aが設けられ、覗き見防止板9aの前面側の上部に遮光フィルタ部8が設けられており、覗き見防止部9の上部に、略水平な、透明若しくは半透明の材料または遮光フィルタからなる上部覗き見防止板9zを設けている。
実施例1、実施例2では、2点鎖線で示したように、覗き見防止板9aの角度(実施例1、実施例2では図3のθ1、図5のθ2)を所定の角度近傍とする必要がある。実施例3の覗き見防止部9では、当該上部に、上部覗き見防止板9zを備えているので、背の高い顧客20aが暗証番号を入力するときでも、図8(a)破線で示したD部が死角となることはない。このため、実施例3の覗き見防止板9aの角度θ3は、2点鎖線の角度よりさらに鋭角にしてもよいし鈍角としてもよい。周囲の空間との兼ね合いや操作性を考慮し顧客の手や指を自由に動かす空間となる破線H部の大きさを調整して任意に設定することができるようになっている。
なお、上部覗き見防止板9aの配置は水平ではなく、前後方向に角度を設けて配置してもよい。また、覗き見防止板9aの材料も、第三者から覗き見されない程度の透明度であれば、半透明の材料を用いてもよい。
遮光フィルタ部8等は、例えば、特開2003−131202号公報に記載の覗き見防止フィルタを用いればよい。
覗き見防止部9の前面下部の開口部の長さLa3は、覗き見されないようにするには短い方がよいが、奥のキーもスムーズに押下できるように実施例1と同様、60mm程度とするのがよく、遮光フィルタ8の長さLb3は、20mm程度とすればよいが、上部覗き見防止板9zの大きさに応じて長さを変えるのがよい。
上記のように覗き見防止フィルタを設けることにより図6矢印F(0度)のように装置前面から見ると暗証番号入力装置7を見ることができるが、例えば、図6矢印F(45度)、F(−45度)の約45度以上の方向から見ると光が遮断されて黒く見え、暗証番号入力装置7を見ることができない。
(動作)
以上の構成により、実施例3の自動取引装置は以下のように動作する。この動作を、前述図8を用いて以下詳細に説明する。なお、全体の取引の動作は実施例1と同様であるので簡略化のためにその詳細な説明は省略する。
実施例3の自動取引装置1の暗証番号を入力する際の動作を以下詳細に説明する。まず、顧客は、図8(a)のように覗き見防止部9の開口部に指を挿入し、遮光フィルタ部8や上部覗き見防止板9zを通して暗証番号入力装置7のキーの位置を確認しながら暗証番号を入力する。
このとき、実施例3の覗き見防止部9は、上部覗き見防止板9zが設けられているので、視点の高さLhが160cm程度の顧客A(20a)が暗証番号入力装置7を見る縦方向の角度θc3と、覗き見防止板9aの背面側の角度、すなわち水平方向Hからの縦方向の角度θ3は同じ角度となっていなくても、覗き見防止部9内部に死角が発生しない。
一方、背の低い顧客B(20b)が暗証番号入力装置7を見るときは、覗き見防止部9の前面下部の開口部から暗証番号入力装置7を確認できるので、暗証番号を容易に入力することができる。また、覗き見防止部9の上部は遮光フィルタ8を通して見ることができるので顧客B(20b)の場合も覗き見防止部9内部に死角が発生しない。
また、図12のように顧客20の後方の第三者21からは暗証番号入力装置7を見ようとしても、遮光フィルタ8により光が遮断されて見ることができない。
そして、暗証番号の入力が終了すると、紙幣処理部24にて出金処理を行い、紙幣入出金口6から紙幣を出金し、レシート処理部23により取引履歴を印字しカード・レシート口4からカードおよびレシートを排出し、顧客が紙幣、カードおよびレシートを受け取ると、出金取引を終了する。
なお、以上の実施例の説明では、暗証番号入力装置7を右側に備える例を示したが、背後からの第三者からさらに見え難いように中央や左側に設けるようにしてもよいことは実施例1と同様である。
(実施例3の効果)
以上詳細に述べたように実施例3の自動取引装置によれば、覗き見防止部の上部に、略水平な、透明若しくは半透明の材料または遮光フィルタからなる上部覗き見防止板を設けるようにしたので、実施例1の効果に加え、覗き見防止板の角度を所定の角度とする必要がなくなり、周囲の空間との兼ね合いや操作性を考慮し任意に設定することができるようになる。
(構成)
図9は、実施例4の自動取引装置の外観斜視図である。同図に示したように、実施例4の自動取引装置1は、実施例2と同様に、暗証番号入力装置7、遮光フィルタ8を操作部3の下側の操作パネル2の内側に設けた構成となっている。
図10(a)は、実施例4の自動取引装置1の覗き見防止手段としての覗き見防止部9の構成を示す図9のZ−Z断面図である。同図に示したように、実施例4の覗き見防止部9は、操作パネル2の内側に設けているので、図示しないネジ等により操作パネル2に固定される暗証番号入力装置7と、前面側の上部に遮光フィルタ部8が設けられており、実施例3のように覗き見防止板9aは設ける必要がなく、操作パネル2の筐体により覗き見防止部背面9bが形成され、暗証番号入力装置7が覆われる。
遮光フィルタ部8は、例えば、特開2003−131202号公報に記載の覗き見防止フィルタを用いればよいことは実施例1と同様である。
実施例4の自動取引装置1の覗き見防止部9では、さらに、暗証番号を入力する際に、顧客から見て死角となる破線D部に、採光用ライト10および赤外線センサ11を備えている。
なお、図9、図10(a)の破線J部に透明な材料からなる透明部を設けたり、遮光フィルタ部8を長くしてこれに替えるようにすれば、破線D部が顧客から見て死角にならないので、前記採光用ライト10および赤外線センサ11を備えない構成としてもよい。
以上のように、死角となる破線D部に採光用ライト10および赤外線センサ11を備え、スキミング等のために設置された小型カメラ等の異物19の有無を容易に検出できるので、2点鎖線で示したように、覗き見防止板9aの角度θ4を所定の角度近傍とする必要がなく、2点鎖線の角度よりさらに鋭角にしてもよいし鈍角としてもよく、周囲の空間との兼ね合いや操作性を考慮し顧客の手、指を動かす空間となる破線H部の大きさを調整して任意に設定することができるようになる。
覗き見防止部9の前面下部の開口部の長さLa4は、自動取引装置1の前面側に暗証番号入力装置7を取り付ける実施例3の場合と比較して実施例4の自動取引装置1では、顧客20は操作部3の下側に備えられた暗証番号入力装置7まで腕を伸ばして操作する必要があり、挿入される顧客20の指の角度は鋭角(水平方向)となるので、実施例2と同様、La4を短くし50mm程度とすればよいが、実施例4の覗き見防止部9は、上部覗き見防止板9zが備えられているので遮光フィルタ8の長さLb4は20mm程度とすればよい。
その他の構成は実施例2の自動取引装置の構成と同様であるので、簡略化のためにその詳細な説明は省略する。また、実施例4の制御系の構成も図2と同様の構成となっているので、簡略化のためにその詳細な説明は省略する。
(動作)
以上の構成により、実施例4の自動取引装置は以下のように動作する。この動作を、前述図10を用いて以下詳細に説明する。なお、全体の取引の動作は実施例1と同様であるので簡略化のためにその詳細な説明は省略する。
実施例4の自動取引装置の暗証番号を入力する際の動作を以下詳細に説明する。まず、顧客は、図10(a)のように覗き見防止部9の開口部に指を挿入し、遮光フィルタ部8を通して暗証番号入力装置7のキーの位置を確認しながら暗証番号を入力する。
このとき、実施例4の覗き見防止部9は、採光用ライト10および赤外線センサ11を備えて不正なスキミングのための小型カメラ等の異物19の有無を検出できるようになっているので、視点の高さLhが160cm程度の顧客A(20a)が暗証番号入力装置7を見る縦方向の角度θc4と、覗き見防止板9aの背面側の角度、すなわち水平方向Hからの縦方向の角度θ4は同じ角度となっていなくても、覗き見防止部9内部に死角が発生しない。
一方、背の低い顧客B(20b)が暗証番号入力装置7を見るときは、覗き見防止部9の前面下部の開口部から暗証番号入力装置7を確認できるので、暗証番号を容易に入力することができる。
また、遮光フィルタ8が設けられているので、顧客A(20a)および顧客B(20b)からは暗証番号入力装置7を見ることができるが、図12のように顧客20の後方の第三者21からは暗証番号入力装置7を見ようとしても、遮光フィルタ8により光が遮断されて見ることができない。
なお、以上の実施例の説明では、暗証番号入力装置7を右側に備える例を示したが、背後からの第三者からさらに見え難いように中央や左側に設けるようにしてもよいことは実施例2と同様である。
以上のように、実施例4の覗き見防止部9では、採光用ライト10を備えるようになっているので、広くなった外部入力装置7により暗証番号等を入力する際に、操作者の手、指の空間の暗がりを明るく照らすことにより、誤操作を少なくすることができる。また、顧客の操作と連動させて採光用ライト10の点灯、点滅を行うようにすれば、操作の誘導を行うこともできる。或いは、さらに、装置スタンバイ時等に、採光用ライト10の点灯、点滅を行うようにすれば、集客効果を得ることもできる。
(実施例4の効果)
以上詳細に述べたように実施例4の自動取引装置によれば、採光用ライトおよび赤外線センサを備えて不正なスキミングのための不審物の設置を検出できる覗き見防止部を備えた暗証番号入力装置を操作パネルの内側に設けるようにしたので、実施例2の効果に加え、覗き見防止板の角度を所定の角度とする必要がなく、周囲の空間との兼ね合いや操作性を考慮し任意に設定することができる。
《その他の変形例》
以上の実施例の説明では、覗き見防止部9の前面上部に遮光フィルタ8を設けるように説明したが、図11に示したように、支点13aを支点として矢印B方向に回動可能な拡大鏡13を設け、拡大鏡13を顧客が見やすいように矢印B方向に操作するような構成としてもよい。或いは、図示していないが、さらに拡大鏡13の前面側または背面側に遮光フィルタ部8を設けるようにしてもよい。また、拡大鏡13は、同図に示したように矩形状のものではなく円形状のものとしてもよい。このような構成とすることにより、顧客20からは拡大した暗証番号入力装置7を見ながら操作することができるようになり、第三者21からは拡大鏡13或いはさらに遮光フィルタにより暗証番号入力装置7が見えず、覗き見されることがない。
また、以上の実施例の説明では、遮光フィルタを覗き見防止フィルタにより構成するように説明したが、覗き見防止フィルタではなく、例えば、特開2007−293062号等に記載のベールビュー液晶と呼ばれる視野角を切り替えられるスイッチ液晶を設け、顧客の設定操作により覗き見を防止するか否かを切り替えたり、顧客の背後の第三者の存在を赤外センサやカメラ画像により検知し、自動的に覗き見を防止するか否かを切り替えたりするようにしてもよい。
以上述べたように、本発明は、キー操作により本人確認を行う現金自動支払機、現金自動預払機等の自動取引装置に広く用いることができる。
1 自動取引装置
2 操作パネル
3 操作部
4 カード・レシート口
6 紙幣入出金口
7 暗証番号入力装置
9 覗き見防止部
9a 覗き見防止板
9b 覗き見防止部背面
10 採光用ライト
11 赤外線センサ
13 拡大鏡
13a 支点
19 異物
20 制御部
21 カード処理部
23 レシート処理部
24 紙幣処理部
θ1、θ2、θ3、θ4 覗き見防止部の背面の縦方向の角度
θc1、θc2、θc3、θc4 顧客が暗証番号入力装置を見る縦方向の角度

Claims (4)

  1. 覗き見防止手段を具備した暗証番号入力装置を操作パネルに備え、当該暗証番号入力装置の操作により本人確認を行って取引を行う自動取引装置において、
    前記覗き見防止手段は、前面上部に拡大鏡を備え、前面下部に指を挿入できる開口部を備え
    前記拡大鏡は回動可能であることを特徴とする自動取引装置。
  2. 前記拡大鏡に遮光フィルタ部を設け、
    前記遮光フィルタ部は、覗き見防止フィルタまたはスイッチ液晶としたことを特徴とする請求項1記載の自動取引装置。
  3. 前記覗き見防止手段は、上部に、略水平な、半透明若しくは透明な材料、または覗き見防止フィルタ若しくはスイッチ液晶からなる上部覗き見防止板を備えたことを特徴とする請求項1記載の自動取引装置。
  4. 前記暗証番号入力装置を覗き見防止板で覆い、当該覗き見防止板の背面の縦方向の角度を、平均身長の顧客が前記暗証番号入力装置を見る縦方向の角度近傍となるようにしたことを特徴とする請求項1記載の自動取引装置。
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