JP5961230B2 - 遊技機用押ボタン装置及び遊技機 - Google Patents
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Description
遊技者によって押下操作が為される押ボタンと、
押ボタンを上下方向に進退可能な状態で保持するハウジングと、
押ボタンを上向きに付勢することにより、押し下げられた押ボタンを初期位置に復帰させる付勢手段と、
押ボタンが押し下げられたことを検出する検出手段と、
を備えた遊技機用押ボタン装置であって、
押ボタンが、筒状の押ボタン本体部と、押ボタン本体部の上端側の開口を覆う押ボタン上面部とで構成されて、押ボタン上面部が、透光性を有する素材によって形成されるとともに、
押ボタン本体部の内側に、球状の部材によって形成されて、その外面に遊技関連情報が表示された遊技関連情報表示体が収容され、
押ボタンの押下方向(上下方向)に対して傾斜した軸を回転軸として遊技関連情報表示体が回転することにより、押ボタン上面部の上方から視認される遊技関連情報が切り替わるようにしたことを特徴とする遊技機用押ボタン装置
を提供することによって解決される。
遊技者によって押下操作が為される押ボタンと、
押ボタンを上下方向に進退可能な状態で保持するハウジングと、
押ボタンを上向きに付勢することにより、押し下げられた押ボタンを初期位置に復帰させる付勢手段と、
押ボタンが押し下げられたことを検出する検出手段と、
を備えた遊技機用押ボタン装置を用いた遊技機であって、
押ボタンが、筒状の押ボタン本体部と、押ボタン本体部の上端側の開口を覆う押ボタン上面部とで構成されて、押ボタン上面部が、透光性を有する素材によって形成され、
押ボタン本体部の内側に、遊技関連情報がその外面における回転対称な複数箇所に表示された回転体からなる遊技関連情報表示体が収容され、
遊技関連情報表示体を遊技関連情報が切り替わる態様で回転させるための回転用駆動源が備えられるとともに、
押ボタンの押下方向(上下方向)に対して傾斜した軸を回転軸として遊技関連情報表示体が一方に連続的に回転することにより、押ボタン上面部の上方から視認される遊技関連情報が切り替わるように
したことを特徴とする遊技機
を提供することによっても解決される。
本発明に係る遊技機用押ボタン装置の好適な実施態様について、図面を用いてより具体的に説明する。以下においては、回胴式遊技機(パチスロ)を例に挙げて説明するが、本発明に係る遊技機用押ボタン装置は、回胴式遊技機で用いるものに限定されず、パチンコ遊技機等、回胴式遊技機以外の遊技機においても採用することができる。図1は、本発明に係る遊技機用押ボタン装置を採用した回胴式遊技機の前面を示した正面図である。
図2は、本発明に係る遊技機用押ボタン装置において、押ボタン10が初期位置にある状態を、y−z平面に平行で押ボタン10の中心線を通る平面で切断して示した断面図である。図3は、本発明に係る遊技機用押ボタン装置において、押ボタン10が所定深さまで押し下げられた状態を、y−z平面に平行で押ボタン10の中心線を通る平面で切断して示した断面図である。図4は、本発明に係る遊技機用押ボタン装置において、押ボタン10が限界まで押し下げられた状態を、y−z平面に平行で押ボタン10の中心線を通る平面で切断して示した断面図である。図5は、本発明に係る遊技機用押ボタン装置において、押ボタン10が初期位置にある状態を、x−z平面に平行で押ボタン10の中心線を通る平面で切断して示した断面図である。図6は、図2に示される押ボタン基部13をz軸方向負側から見た状態を示した図である。図7は、図2に示される規制手段50をz軸方向正側から見た状態を示した図である。
本実施態様において、押ボタン10は、図1におけるチャンスボタン113を構成するものとなっている。押ボタン10は、その成形材料を特に限定されるものではないが、通常、硬質樹脂材料によって形成される。押ボタン10を構成する各部材を成形する硬質樹脂材料としては、ポリエチレン又はポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂や、ポリエチレンテレフタレート又はポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂や、ポリメタクリル酸メチルやポリアクリル酸メチルやポリメタクリル酸エチル等のアクリル系樹脂や、ポリスチレンや、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)や、ポリカーボネート等が例示される。
ハウジング20の形態は、押ボタン10を上下方向に進退可能に保持できるのであれば特に限定されない。本実施態様においては、図2に示すように、有底筒状の部材によって構成している。ハウジング20は、1つの部材のみによって構成されたものであってもよいが、通常、押ボタン10の組み付け等を考慮して複数の部材によって構成される。本実施態様において、ハウジング20は、ハウジング20の上部を形成する上側部材21と、ハウジング20の下部を形成する下側部材22と、後述する従動ギア80や伝達機構や回転用駆動源等を覆うカバー部材23(図5)とで構成している。上側部材21には、押ボタン上面部12を露出させるための開口部が設けられている。他方、下側部材22は、有底箱状の部材となっており、その底部には、規制部材50の軸部52bを挿入するためのスライド孔22aと、押ボタン10のガイドピン13bを挿入するためのガイド孔22bとが設けられている。
遊技関連情報表示手段70は、押ボタン上面部12に遊技関連情報を表示するためのものとなっており、本実施態様においては、図5に示すように、遊技関連情報表示体71と、固定軸72と、基板73と、拡散板74と、表示体用カバー75とで構成している。これらのうち、遊技関連情報表示体71は、ハウジング20内(押ボタン本体部11内)で回転するようになっている。既に述べた通り、遊技関連情報表示体71は、その回転軸が押ボタン10の押下方向に対して傾斜しているのであれば、その回転方向を特に限定されないが、本実施態様において、遊技関連情報表示体71の回転軸(回転中心線)は、遊技関連情報表示体71を形成する球殻体の中心を通り、図2の紙面に垂直な方向(x軸方向に平行)となっており、押ボタン10の押下方向に対して直交させている。このため、遊技関連情報表示体71を回転させると、押ボタン上面部12に表示される遊技関連情報の内容が切り替わるようになっている。
付勢手段30は、押ボタン10を上向きに付勢することにより、押し下げられた押ボタン10を初期位置に復帰させることができるものであれば、その構造や配置は特に限定されない。付勢手段30としては、コイルバネのほか、板バネ等を使用することができる。本実施態様においては、図2に示すように、押ボタン10のそれぞれのガイドピン13bに外嵌したコイルバネ30を、付勢手段として用いている。このコイルバネ30は、その上端が押ボタン10の下面に当接し、その下端がハウジング20の内底面に当接した状態に設けられている。
検出手段40は、押ボタン10が押し下げられたことを検出するためのものとなっている。検出手段40は、押ボタン10が押し込まれた際に、押ボタン10の検出片13cと接触する接触型のセンサ(例えばリミットスイッチなど)を用いてもよいが、検出片13cに接触することなく押ボタン10が押し込まれたことを検出できる非接触式のセンサ(例えば光電センサや近接センサなど)を用いると好ましい。本実施態様においては、図2に示すように、赤外光を発する出光部41と出光部41からの赤外光を受ける受光部42とを有し、出光部41と受光部42との間に障害物(検出片13c)が挿入されて受光部42が赤外光を受光しなくなると検出信号を出力する光電センサを検出手段40として用いている。
規制手段50は、押ボタン10が所定深さまで押し下げられると押ボタン10に当接し、押ボタン10の下方への移動を規制するためのものとなっている。既に述べた通り、本実施態様において、規制手段50は、ハウジング20に対して上下方向にスライド可能な構造となっており、図3に示すように、押ボタン10が所定深さまで押し下げられると押ボタン10の当接片13aに当接して圧縮変形を開始する3個の第一緩衝部材51と、これらの第一緩衝部材51を支持するための支持部材52とで構成されている。支持部材52は、第一緩衝部材51を支持固定するための台板部52aと、ハウジング20のスライド孔22a挿入される軸部52bとで構成されている。ところで、規制手段50は、上下方向にスライド可能であるといっても、本実施態様においては、その台板部52aの下面とハウジング20の内底面との隙間に、後述する第二緩衝部材60が配されているため、規制手段50のスライド量は、第二緩衝部材60が圧縮変形によって圧縮される範囲となっている。
第二緩衝部材60は、図2に示すように、規制手段50の台板部52aの下面とハウジング20の内底面との隙間に挟持された状態となっており、押ボタン10とともに規制手段50が押し下げられた際に圧縮変形を行い、緩衝作用を発揮するものとなっている。第二緩衝部材60は、その形状を特に限定されないが、本実施態様においては、その中心部に規制手段50の軸部52bを挿通することができるように、その中心部に貫通孔が設けられたドーナツ状の板材としている。第二緩衝部材60の厚さ(上下方向の厚さ。以下同じ。)は、特に限定されないが、薄くしすぎると、第二緩衝部材60による緩衝作用が限定的になってしまう。このため、第二緩衝部材60の厚さは、通常、1mm以上とされる。第二緩衝部材60の厚さは、2mm以上とすると好ましく、3mm以上であるとより好ましい。第二緩衝部材60の厚さに特に上限はないが、通常、10mm以下とされ、好ましくは7mm以下とされる。本実施態様において、第二緩衝部材60の厚さは、3mmとなっている。第二緩衝部材60の直径も、特に限定されないが、通常、20〜50mm程度とされ、本実施態様においては、約34mmとしている。
起振手段90は、演出効果を高めること等を目的として、押ボタン10を振動させるためのものとなっている。例えば、チャンスボタン等の押ボタンでは、起振手段90によって遊技機用押ボタンを振動させ、その振動を遊技者の指先に伝えることで、演出効果を高めることができる。起振手段90は、押ボタン10に振動を生じさせることができるものであれば、特に限定されないが、本実施態様においては、押ボタン本体部11の外周部に対して揺動可能に支持された半円状の錘としている。図2〜4において、起振手段90は、ハウジング20内で宙に浮いた状態に描かれているが、これは、図示の制限上、そのように描かれているだけであり、実際の起振手段90は、押ボタン本体部11の外周部に固定された図示省略のモータ等からなる起振用駆動源の出力軸に固定された状態となっている。すなわち、起振用駆動源が駆動して起振手段90を揺動軸Lを中心として揺動させた際の慣性力が押ボタン本体部11に伝達されることで、押ボタン10が振動するようになっている。
続いて、本実施態様の遊技機用押ボタン装置における押ボタン10を押下操作した際の各部の動作について説明する。押ボタン10は、コイルバネ30によって上向きに付勢されているため、それが押し下げられていないとき(遊技者が触れていないとき)には、図2に示すように、押ボタン10の肩部がハウジング20の開口縁に掛止された初期位置に位置している。このとき、押ボタン10の下部の当接片13aは、規制手段50よりも上側に離れた場所に位置しており、当接片13aは第一緩衝部材51に当接していない。また、規制手段50は、第二緩衝部材60によって上向きに付勢されており、その台板部52aがハウジング20の内底面から浮いた状態となっている。
11 押ボタン本体部
12 押ボタン上面部(レンズ体)
13 押ボタン基部
13a 当接片
13b ガイドピン
13c 検出片
20 ハウジング
21 上側部材
22 下側部材
22a スライド孔
22b ガイド孔
23 駆動源収容部材
30 コイルバネ(付勢手段)
40 検出手段
41 出光部
42 受光部
50 規制手段
51 第一緩衝部材
52 支持部材
52a 台板部
52b 軸部
52c 第一緩衝部材収容凹部
60 第二緩衝部材
70 遊技関連情報表示手段
71 遊技関連情報表示体
71a 軸支部
71b 第一表示部
71c 第二表示部
71d 第三表示部
72 固定軸
73 基板
73a 光源
74 拡散板
75 表示体用カバー
80 従動ギア
90 起振手段
100 回胴式遊技機
101 メダル投入口
102 第一リール
103 第二リール
104 第三リール
105 液晶ディスプレイ
106 スピーカ
107 マックスベットボタン
108 シングルベットボタン
109 スタートレバー
110 第一ストップボタン
111 第二ストップボタン
112 第三ストップボタン
113 チャンスボタン
114 払戻しボタン
Claims (7)
- 遊技者によって押下操作が為される押ボタンと、
押ボタンを上下方向に進退可能な状態で保持するハウジングと、
押ボタンを上向きに付勢することにより、押し下げられた押ボタンを初期位置に復帰させる付勢手段と、
押ボタンが押し下げられたことを検出する検出手段と、
を備えた遊技機用押ボタン装置であって、
押ボタンが、筒状の押ボタン本体部と、押ボタン本体部の上端側の開口を覆う押ボタン上面部とで構成されて、押ボタン上面部が、透光性を有する素材によって形成されるとともに、
押ボタン本体部の内側に、球状の部材によって形成されて、その外面に遊技関連情報が表示された遊技関連情報表示体が収容され、
押ボタンの押下方向に対して傾斜した軸を回転軸として遊技関連情報表示体が回転することにより、押ボタン上面部の上方から視認される遊技関連情報が切り替わるようにしたことを特徴とする遊技機用押ボタン装置。 - 遊技関連情報表示体が、押ボタンの押下方向に対して直交する軸を回転軸として回転する請求項1記載の遊技機用押ボタン装置。
- 遊技関連情報表示体を回転させるための回転用駆動源を備えた請求項1又は2記載の遊技機用押ボタン装置。
- 遊技関連情報表示体の外面を部分的に覆い、遊技関連情報表示体の外面における上方に露出する部分の面積を狭くすることで、押ボタン上面部の上方から視認される遊技関連情報の範囲を制限するための表示体用カバーが、押ボタン上面部と遊技関連情報表示体との間に設けられた請求項1又は2記載の遊技機用押ボタン装置。
- 表示体用カバーが、遊技関連情報表示体の上面側の外周部を囲う環状の部材によって形成された請求項4記載の遊技機用押ボタン装置。
- 請求項1〜5いずれか記載の遊技機用押ボタン装置を用いた遊技機。
- 遊技者によって押下操作が為される押ボタンと、
押ボタンを上下方向に進退可能な状態で保持するハウジングと、
押ボタンを上向きに付勢することにより、押し下げられた押ボタンを初期位置に復帰させる付勢手段と、
押ボタンが押し下げられたことを検出する検出手段と、
を備えた遊技機用押ボタン装置を用いた遊技機であって、
押ボタンが、筒状の押ボタン本体部と、押ボタン本体部の上端側の開口を覆う押ボタン上面部とで構成されて、押ボタン上面部が、透光性を有する素材によって形成され、
押ボタン本体部の内側に、遊技関連情報がその外面における回転対称な複数箇所に表示された回転体からなる遊技関連情報表示体が収容され、
遊技関連情報表示体を遊技関連情報が切り替わる態様で回転させるための回転用駆動源が備えられるとともに、
押ボタンの押下方向に対して傾斜した軸を回転軸として遊技関連情報表示体が一方に連続的に回転することにより、押ボタン上面部の上方から視認される遊技関連情報が切り替わるように
したことを特徴とする遊技機。
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JP2014179290A JP5961230B2 (ja) | 2014-09-03 | 2014-09-03 | 遊技機用押ボタン装置及び遊技機 |
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Family Applications (1)
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JP2014179290A Expired - Fee Related JP5961230B2 (ja) | 2014-09-03 | 2014-09-03 | 遊技機用押ボタン装置及び遊技機 |
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2014
- 2014-09-03 JP JP2014179290A patent/JP5961230B2/ja not_active Expired - Fee Related
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