JP5958543B2 - ロボット - Google Patents

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Description

本発明は、ロボットに関する。
例えば産業ロボットなどのロボットでは、高速性、高精度、高い自由度、広い可動範囲などが求められる。
例えば高速な箱詰め作業などには、高速性の面で優れているパラレルリンクロボットが用いられている。
近年、パラレルリンクロボットの先端に3自由度の姿勢変更機構を設けたものが開発され、例えば組立作業などに利用されている。
特開平10−146789号公報 特開平10−213403号公報 特開平11−77577号公報 特開2011−230241号公報 特開2010−184328号公報 特開平1−310881号公報
しかしながら、上述のパラレルリンクロボットは、姿勢変更の範囲が狭く、また、垂直方向の可動範囲も狭い。
また、パラレルリンクロボットは可搬重量が小さいので、上述のパラレルリンクロボットの先端に3自由度の姿勢変更機構を設けたものは、剛性が低い。このため、ロボットの動作精度が要求される作業、例えば部品を凹部にはめ込むような作業で、部品の位置がずれて凹部へのはめ込みに失敗してしまう場合がある。
そこで、可動範囲が広く、かつ、剛性が高いロボットを実現したい。
本ロボットは、ツール軸と、ツール軸の一の部分に取り付けられ、ツール軸を傾斜自在に支持する第1支持機構と、ツール軸の他の部分に取り付けられ、ツール軸を傾斜自在に支持する第2支持機構と、第1支持機構を第1平面内で移動させる第1面内移動機構と、第2支持機構を第2平面内で移動させる第2面内移動機構と、第1面内移動機構及び第2面内移動機構を制御することによってツール軸の面内位置及び傾斜角度を制御する制御部とを備え、第1面内移動機構が、第1支持機構を第1平面内で平行移動させる第1平行移動機構であるか、又は、第2面内移動機構が、第2支持機構を第2平面内で平行移動させる第2平行移動機構であり、第1面内移動機構が第1平行移動機構である場合、第1平行移動機構は、第1平面に沿う一の方向に延びる第1レールと、第1レールに沿って平行移動する第1テーブルと、第1テーブルを駆動する第1テーブル駆動部と、第1テーブル上に設けられ、第1平面に沿う一の方向に直交する他の方向に延びる第2レールと、第2レールに沿って平行移動する第2テーブルと、第2テーブルを駆動する第2テーブル駆動部とを備え、第2テーブル上に第1支持機構を備え、第2面内移動機構が第2平行移動機構である場合、第2平行移動機構は、第2平面に沿う一の方向に延びる第3レールと、第3レールに沿って平行移動する第3テーブルと、第3テーブルを駆動する第3テーブル駆動部と、第3テーブル上に設けられ、第2平面に沿う一の方向に直交する他の方向に延びる第4レールと、第4レールに沿って平行移動する第4テーブルと、第4テーブルを駆動する第4テーブル駆動部とを備え、第4テーブル上に第2支持機構を備え、第1支持機構又は第2支持機構は、ツール軸を軸方向移動自在に支持することを要件とする。
したがって、本ロボットによれば、可動範囲が広く、かつ、剛性が高いロボットを実現することができるという利点がある。
本実施形態にかかるロボットの構成及び動作を説明するための模式的断面図である。 本実施形態にかかるロボットの構成及び動作を説明するための模式的断面図である。 本実施形態にかかるロボットを構成する支持機構及び面内移動機構の構成を示す模式的斜視図である。 本実施形態にかかるロボットの具体的な構成例を示す模式的斜視図である。 本実施形態にかかるロボットの具体的な構成例を示す模式的斜視図である。 本実施形態にかかるロボットの具体的な構成例における構成及び動作を説明するための模式的断面図である。 本実施形態にかかるロボットの具体的な構成例における構成及び動作を説明するための模式的断面図である。 本実施形態の第1変形例にかかるロボットの構成を示す模式的斜視図である。 本実施形態の第1変形例にかかるロボットの他の構成例を示す模式的断面図である。 本実施形態の第2変形例にかかるロボットの構成を示す模式的斜視図である。 本実施形態の第2変形例にかかるロボットを構成する支持機構の構成を示す模式的斜視図である。 本実施形態の第2変形例にかかるロボットの構成及び動作を説明するための模式的断面図である。
以下、図面により、本発明の実施の形態にかかるロボットについて、図1〜図7を参照しながら説明する。
本実施形態にかかるロボットは、産業ロボットであって、例えばパーソナルコンピュータや携帯電話などの比較的小型の部品を備えるものの組み立て作業、特に動作精度が要求される作業に用いて好適のロボットである。
本実施形態のロボットは、図1に示すように、ツール軸1と、第1支持機構2と、第2支持機構3と、第1面内移動機構4と、第2面内移動機構5と、制御部6とを備える。
ここで、ツール軸1は、その先端1Aに各種のツールやテーブルなどが取り付けられる軸である。例えば、ツール軸1の先端1Aには、エアチャック等のエンドエフェクタ、ワークを保持するテーブルなどが取り付けられる。
第1支持機構2は、ツール軸1の一の部分に取り付けられ、ツール軸1を傾斜自在(傾斜自由)に支持するものである。つまり、第1支持機構2は、ツール軸1(ここではツール軸1の中心軸)に沿う方向の軸(Z軸)に直交する2軸周り(X軸周り及びY軸周り;図3中、符号X、Yで示す回転方向)にツール軸1を回転自在(回転自由)に支持するものである。なお、ここでは、第1支持機構2は、下方に位置する支持機構であるため、下側支持機構又は下段支持機構ともいう。
ここでは、第1支持機構2は、ツール軸1に沿う方向の軸に直交する2軸周りにツール軸1を回転自在に支持する自在継手である。
この自在継手2は、図3に示すように、ツール軸1を挿入しうる穴を有する内側ホルダ10Aと、内側ホルダ10Aの周囲を囲むリング状の外側ホルダ10Bとを備える。そして、内側ホルダ10Aは、外側ホルダ10Bの内側にベアリング10Cを介して回転自在に支持されている。つまり、内側ホルダ10Aは、2つの回転軸10Dを備え、これらの回転軸10Dがそれぞれ外側ホルダ10Bに装着されているベアリング10Cに挿入されて、外側ホルダ10Bの内側にベアリング10Cを介して回転自在に支持されている。ここでは、内側ホルダ10Aは、外側ホルダ10BにX軸周りに回転自在に支持されている。このため、ツール軸1は、内側ホルダ10Aを介して、X軸周りに回転自在に支持されていることになる。また、外側ホルダ10Bは、後述の第1面内移動機構4を構成する第2テーブル上に固定された2つの固定部材10Eにベアリング10Fを介して回転自在に支持されている。つまり、外側ホルダ10Bは、2つの回転軸10Gを備え、これらの回転軸10Gがそれぞれ固定部材10Eに装着されているベアリング10Fに挿入されて、固定部材10Eにベアリング10Fを介して回転自在に支持されている。ここでは、外側ホルダ10Bは、固定部材10EにY軸周りに回転自在に支持されている。このため、ツール軸1は、内側ホルダ10A及び外側ホルダ10Bを介して、Y軸周りに回転自在に支持されていることになる。
第2支持機構3は、図1に示すように、ツール軸1の他の部分に取り付けられ、ツール軸1を傾斜自在及びスライド自在(スライド自由;軸方向移動自在、軸方向移動自由)に支持するものである。つまり、第2支持機構3は、ツール軸1に沿う方向の軸に直交する2軸周りにツール軸1を回転自在に支持し、ツール軸1をその軸方向(ここではツール軸の中心軸の軸方向)へスライド自在に支持するものである。なお、ここでは、第2支持機構3は、上方に位置する支持機構であるため、上側支持機構又は上段支持機構ともいう。
ここでは、第2支持機構3は、ツール軸1に沿う方向の軸に直交する2軸周りにツール軸1を回転自在に支持し、ツール軸1を軸方向へスライド可能なスライダ10Hを備える自在継手である。ここで、スライダ10Hとしては、例えばツール軸1を回転自在、かつ、軸方向にスライド自在に支持しうる円筒スライダを用いれば良い。
この自在継手3は、上述の自在継手2と同様に、ツール軸1を挿入しうる穴を有する内側ホルダ10A′と、内側ホルダ10A′の周囲を囲むリング状の外側ホルダ10B′とを備える。また、内側ホルダ10A′の穴にスライダ10H(ここでは円筒スライダ)が装着されている。そして、内側ホルダ10A′は、外側ホルダ10B′の内側にベアリング10C′を介して回転自在に支持されている。つまり、内側ホルダ10A′は、2つの回転軸10D′を備え、これらの回転軸10D′がそれぞれ外側ホルダ10B′に装着されているベアリング10C′に挿入されて、外側ホルダ10B′の内側にベアリング10C′を介して回転自在に支持されている。ここでは、内側ホルダ10A′は、外側ホルダ10B′にX軸周りに回転自在に支持されている。このため、ツール軸1は、内側ホルダ10A′を介して、X軸周りに回転自在に支持されていることになる。また、外側ホルダ10B′は、後述の第2面内移動機構5を構成するテーブル11E′上に固定された固定部材10E′にベアリング10F′を介して回転自在に支持されている。つまり、外側ホルダ10B′は、2つの回転軸10G′を備え、これらの回転軸10G′がそれぞれ固定部材10E′に装着されているベアリング10F′に挿入されて、固定部材10E′にベアリング10F′を介して回転自在に支持されている。ここでは、外側ホルダ10B′は、固定部材10E′にY軸周りに回転自在に支持されている。このため、ツール軸1は、内側ホルダ10A′及び外側ホルダ10B′を介して、Y軸周りに回転自在に支持されていることになる。
このように、ツール軸1は、間隔をあけて設けられた第1支持機構2と第2支持機構3とによって2点で支持されている。このため、ツール軸1を安定して支持することができる。また、ツール軸1の先端1Aは、ツール軸1に沿う方向の軸(Z軸)に直交する2軸(X軸及びY軸)方向へ動かないように拘束される。つまり、ツール軸1の先端に荷重がかかった場合であっても、ツール軸1の先端1AはX軸方向及びY軸方向へ動かないように拘束される。このため、ツール軸1は、X軸方向及びY軸方向に対して非常に剛性が高い。つまり、ツール軸1の剛性を高くすることができる。このように、従来のパラレルリンクロボットと比較して、剛性が高く、可搬重量も大きいロボットを実現することができる。例えば、ツール軸1の先端1A(作用点)に荷重をかけた場合、ツール軸先端の変位(変形量)は、従来のパラレルリンクロボットと比較して約1/10〜1/20程度となる。つまり、ツール軸1の剛性は約10〜20倍程度になる。このため、安定した作業が可能となる。例えば、ロボットの動作精度が要求される作業、例えば部品を凹部にはめ込むような作業を失敗することなく、確実に行なうことが可能となる。
第1面内移動機構4は、第1支持機構2を第1平面内で移動させるものである。このため、第1支持機構2は、第1平面内で移動可能になっている。
ここでは、第1面内移動機構4は、第1支持機構2を第1平面内で平行移動(直線移動)させる第1平行移動機構4Xである。
この第1平行移動機構4Xは、図3に示すように、第1レール11Aと、第1テーブル11Bと、第1テーブル駆動部11Cと、第2レール11Dと、第2テーブル11Eと、第2テーブル駆動部11Fとを備える。なお、テーブルを可動テーブルともいう。また、レールをリニアレールともいう。
ここで、第1レール11Aは、第1平面に沿う一の方向に延びている。ここでは、第1平面に沿う一の方向は、Y軸方向である。なお、第1レール11Aは、例えば地面又は作業台のような箇所に固定される。
第1テーブル11Bは、第1レール11Aに沿って平行移動するようになっている。ここでは、第1テーブル11Bは、第1リニアガイド11Gを介して、第1レール11A上に移動可能に取り付けられている。
第1テーブル駆動部11Cは、第1テーブル11Bを駆動するものである。ここでは、第1テーブル駆動部11Cは、第1テーブル11Bに取り付けられた第1テーブル用ボールねじ11CAと、第1テーブル用ボールねじ11CAを駆動する第1テーブル用モータ11CBとを備える。この場合、第1テーブル用ボールねじ11CA及び第1テーブル用モータ11CBによって、第1テーブル11Bの移動量を変えることができる。なお、第1テーブル用ボールねじ11CAを、第1テーブル用Y軸ボールねじ又は第1Y軸ボールねじともいう。
第2レール11Dは、第1テーブル11B上に設けられており、第1平面に沿う一の方向に直交する他の方向に延びている。ここでは、第1平面に沿う一の方向に直交する他の方向は、X軸方向である。
第2テーブル11Eは、第2レール11Dに沿って平行移動するようになっている。ここでは、第2テーブル11Eは、第2リニアガイド11Hを介して、第2レール11D上に移動可能に取り付けられている。
第2テーブル駆動部11Fは、第2テーブル11Eを駆動するものである。ここでは、第2テーブル駆動部11Fは、第2テーブル11Eに取り付けられた第2テーブル用ボールねじ11FAと、第2テーブル用ボールねじ11FAを駆動する第2テーブル用モータ11FBとを備える。この場合、第2テーブル用ボールねじ11FA及び第2テーブル用モータ11FBによって、第2テーブル11Eの移動量を変えることができる。なお、第2テーブル用ボールねじ11FAを、第2テーブル用X軸ボールねじ又は第1X軸ボールねじともいう。
そして、第2テーブル11E上に第1支持機構2が設けられている。ここでは、第2テーブル11Eの表面上に、第1支持機構2としての自在継手が固定されている。
なお、このように、第1平行移動機構4X上に第1支持機構2を設けたものを、第1ステージ17という。
第2面内移動機構5は、図1に示すように、第2支持機構3を第2平面内で移動させるものである。つまり、第2面内移動機構5は、第1平面の上方に位置し、第1平面と平行な第2平面内で、第2支持機構3を移動させるものである。このため、第2支持機構3は、第2平面内で移動可能になっている。
ここでは、第2面内移動機構5は、第2支持機構3を第2平面内で平行移動(直線移動)させる第2平行移動機構5Xである。
この第2平行移動機構5Xは、上述の第1平行移動機構4Xと同様に、第3レール11A′と、第3テーブル11B′と、第3テーブル駆動部11C′と、第4レール11D′と、第4テーブル11E′と、第4テーブル駆動部11F′とを備える。
ここで、第3レール11A′は、第2平面に沿う一の方向に延びている。ここでは、第2平面に沿う一の方向は、Y軸方向である。なお、第3レール11A′は、例えば地面又は作業台のような箇所に固定される。
第3テーブル11B′は、第3レール11A′に沿って平行移動するようになっている。ここでは、第3テーブル11B′は、第3リニアガイド11G′を介して、第3レール11A′上に移動可能に取り付けられている。
第3テーブル駆動部11C′は、第3テーブル11B′を駆動するものである。ここでは、第3テーブル駆動部11C′は、第3テーブル11B′に取り付けられた第3テーブル用ボールねじ11CA′と、第3テーブル用ボールねじ11CA′を駆動する第3テーブル用モータ11CB′とを備える。この場合、第3テーブル用ボールねじ11CA′及び第3テーブル用モータ11CB′によって、第3テーブル11B′の移動量を変えることができる。なお、第3テーブル用ボールねじ11CA′を、第3テーブル用Y軸ボールねじ又は第2Y軸ボールねじともいう。
第4レール11D′は、第3テーブル11B′上に設けられており、第2平面に沿う一の方向に直交する他の方向に延びている。ここでは、第2平面に沿う一の方向に直交する他の方向は、X軸方向である。
第4テーブル11E′は、第4レール11D′に沿って平行移動するようになっている。ここでは、第4テーブル11E′は、第4リニアガイド11H′を介して、第4レール11D′上に移動可能に取り付けられている。
第4テーブル駆動部11F′は、第4テーブル11E′を駆動するものである。ここでは、第4テーブル駆動部11F′は、第4テーブル11E′に取り付けられた第4テーブル用ボールねじ11FA′と、第4テーブル用ボールねじ11FA′を駆動する第4テーブル用モータ11FB′とを備える。この場合、第4テーブル用ボールねじ11FA′及び第4テーブル用モータ11FB′によって、第4テーブル11E′の移動量を変えることができる。なお、第4テーブル用ボールねじ11FA′を、第4テーブル用X軸ボールねじ又は第2X軸ボールねじともいう。
そして、第4テーブル11E′上に第2支持機構3が設けられている。ここでは、第4テーブル11E′の表面上に、第2支持機構3としての自在継手が固定されている。
なお、このように、第2平行移動機構5X上に第2支持機構3を設けたものを、第2ステージ18という。
このように、本実施形態では、第1支持機構2を移動させる第1平面と、第2支持機構3を移動させる第2平面とは、上下に位置し、互いに平行になっている。つまり、第1支持機構2と第2支持機構3は、上下に位置し、平行移動するようになっている。そして、第1支持機構2と第2支持機構3によってツール軸1が支持されているため、ツール軸1も平行移動することになる。つまり、ツール軸1は、互いに直交する2軸方向(X軸方向及びY軸方向)に移動可能になっている。ここでは、第1支持機構2を移動させる第1面内移動機構4と、第2支持機構3を移動させる第2面内移動機構5とが、上下に位置し、平行に設けられている。つまり、第1レール11Aと第3レール11A′は、上下に位置し、平行に設けられている。そして、第1テーブル11Bと第3テーブル11B′は、上下に位置し、平行移動するようになっている。また、第2レール11Dと第4レール11D′は、上下に位置し、平行に設けられている。そして、第2テーブル11Eと第4テーブル11E′は、上下に位置し、平行移動するようになっている。このため、第1ステージ17と、第2ステージ18とは、上下に位置し、平行に設けられていることになる。このように、2つのステージ17、18を平行に設けた構造を有するロボットを、パラレルステージ型ロボットともいう。このようにステージ17、18を上下2段とし、これらのステージ17、18に備えられる支持機構2、3(ここでは自在継手)でツール軸1を2点支持することで、ツール軸1の面内移動だけでなく、ツール軸1を傾けて姿勢変更することもできるようにしている。
なお、本実施形態では、第1ステージ17と第2ステージ18とを平行に設けているが、これに限られるものではない。例えば、作業エリアなどの条件等によって平行に設置できない場合などには、第1ステージ17と第2ステージ18とを平行に設けなくても良い。この場合、上述のように、第2支持機構3を、ツール軸1をスライド自在に支持するようにしているため、第1支持機構2と第2支持機構3との間の距離、即ち、ツール軸1に沿う方向の距離が変動しても、これを吸収することができる。但し、本実施形態のように、第1ステージ17と第2ステージ18とは平行に設けるのが好ましい。第1ステージ17と第2ステージ18とが平行に設けられていれば、全移動範囲で第1支持機構2と第2支持機構3との間の相対的な距離とツール軸1の姿勢変更との関係が同じになるため、制御が複雑になるのを防ぐことができるからである。
制御部6は、第1面内移動機構4及び第2面内移動機構5を制御するものである。つまり、制御部6は、第1面内移動機構4及び第2面内移動機構5を制御することによってツール軸1の面内位置(ここではツール軸先端の面内位置)及び傾斜角度を制御するものである。本実施形態では、制御部6は、第1テーブル用モータ11CB、第3テーブル用モータ11CB′、第2テーブル用モータ11FB、第4テーブル用モータ11FB′を制御するようになっている。この制御部6は、例えばCPU、メモリ、記憶装置等を備えるコンピュータ(コントローラ)である。なお、第1テーブル用モータ11CB、第3テーブル用モータ11CB′、第2テーブル用モータ11FB、第4テーブル用モータ11FB′の回転軸の回転角を検知しうるエンコーダを設けておき、エンコーダからの情報に基づいて、制御部6が、第1テーブル用モータ11CB、第3テーブル用モータ11CB′、第2テーブル用モータ11FB、第4テーブル用モータ11FB′を制御するようにすれば良い。
本実施形態では、上述のように、ツール軸1は、第1支持機構2と第2支持機構3とによって2点で支持されている。また、第1支持機構2は、第1面内移動機構4によって第1平面内で移動可能となっている。また、第2支持機構3は、第2面内移動機構5によって第2平面内で移動可能となっている。そして、制御部6が、第1面内移動機構4を制御することによって第1平面内で第1支持機構2を移動させるようになっている。また、制御部6が、第2面内移動機構5を制御することによって第2平面内で第2支持機構3を移動させるようになっている。
この場合、図2に示すように、第1面内移動機構4及び第2面内移動機構5を制御することによってツール軸1を支持している第1支持機構2及び第2支持機構3を同期して同方向へ移動させることで、ツール軸1を平行移動させることができ、これにより、ツール軸1の面内位置を制御することができる。つまり、第1支持機構2の第1平面内での移動量、即ち、X軸方向への移動量及びY軸方向への移動量と、第2支持機構3の第2平面内での移動量、即ち、X軸方向への移動量及びY軸方向への移動量とが同一になり、かつ、第1支持機構2及び第2支持機構3の移動方向が同方向になるように制御する。これにより、ツール軸1の傾斜角度を変えずにツール軸1を平行移動させることができ、ツール軸1の面内位置を制御することができる。なお、ツール軸1の面内位置を制御することは、互いに直交する2軸方向(X軸方向及びY軸方向)のツール軸1の位置を制御することである。
また、第1面内移動機構4及び第2面内移動機構5を制御することによってツール軸1を支持している第1支持機構2及び第2支持機構3を別々に同方向へ移動させることで、ツール軸1を平行移動させると同時に第1支持機構2と第2支持機構3の位置をずらしてツール軸1を傾斜させることができ、ツール軸1の面内位置及び傾斜角度を制御することができる。つまり、第1支持機構2の第1平面内での移動量と、第2支持機構3の第2平面内での移動量とが異なり、かつ、第1支持機構2及び第2支持機構3の移動方向が同一になるように制御する。これにより、ツール軸1を平行移動させると同時に第1支持機構2と第2支持機構3の位置をずらしてツール軸1を傾斜させることができ、ツール軸1の面内位置及び傾斜角度を制御することができる。
また、例えば図1に示すように、第1面内移動機構4及び第2面内移動機構5を制御することによってツール軸1を支持している第1支持機構2及び第2支持機構3の少なくとも一方を移動させることで、第1支持機構2と第2支持機構3の位置をずらしてツール軸1を傾斜させることができる。例えば、第1支持機構2に対して、その上方に位置する第2支持機構3を右方向へ移動させれば、ツール軸1は右方向へ傾斜することになる。逆に、第1支持機構2に対して、その上方に位置する第2支持機構3を左方向へ移動させれば、ツール軸1は左方向へ傾斜することになる。同様に、第1支持機構2に対して、その上方に位置する第2支持機構3を前方向へ移動させれば、ツール軸1は前方向へ傾斜することになる。逆に、第1支持機構2に対して、その上方に位置する第2支持機構3を後方向へ移動させれば、ツール軸1は後方向へ傾斜することになる。なお、ツール軸1の傾斜が大きくなるにしたがって、第1支持機構2と第2支持機構3との間の距離が長くなるため、上述のように、第2支持機構3を、ツール軸1をスライド自在に支持するものとしている。また、第1支持機構2のみを移動させても良いし、第2支持機構3のみを移動させても良いし、第1支持機構2及び第2支持機構3を、異なる方向(逆方向を含む)へ移動させても良い。
この場合、第1平面及び第2平面に平行な方向における第1支持機構2と第2支持機構3との相対的な距離(面内方向距離;図1中、符号Aで示す)に応じて、ツール軸1の傾斜角度(図1中、符号θで示す)が変わることになる。このため、第1平面及び第2平面に平行な方向における第1支持機構2と第2支持機構3との相対的な距離を制御することで、ツール軸1の傾斜角度を制御することができる。なお、ツール軸1の傾斜角度を制御することは、ツール軸1に沿う方向の軸(Z軸)に直交する2軸周り(X軸周り及びY軸周り)のツール軸1の回転角度を制御することである。
また、この場合、第1支持機構2及び第2支持機構3の移動量及び移動方向の設定によって、ツール軸1の傾斜角度のみを制御することもできるし、ツール軸1の傾斜角度の制御に加え、ツール軸1の面内位置の制御を行なうこともできる。
このように、第1支持機構2と第2支持機構3との相対的な位置関係が変わらないように制御することでツール軸1の面内位置制御を行なうことができる一方、第1支持機構2と第2支持機構3との相対的な位置関係が変わるように制御することで、ツール軸1の傾斜角度制御(姿勢制御;姿勢変更制御)を行なうことができる。このため、従来のパラレルリンクロボットと比較して、水平方向の可動範囲が広く、また、姿勢変更の範囲も広い。
ところで、本実施形態における具体的な構成例では、図4に示すように、さらに、ツール軸1を回転させるツール軸回転駆動部8を備える。つまり、ツール軸1をその中心軸周り(図4中、符号θで示す方向)に回転させるツール軸回転駆動部8を備える。ここでは、ツール軸回転駆動部8は、ツール軸1の端部に取り付けられたツール軸用モータ8Aを備える。つまり、ツール軸1は、ツール軸用モータ8Aによってダイレクト駆動されるようになっている。そして、このツール軸用モータ8Aは、第1支持機構2に取り付けられている。ここでは、ツール軸用モータ8Aは、第1支持機構2としての自在継手を構成する内側ホルダ10Aに取り付けられている。このため、ツール軸1は、その端部が、ツール軸用モータ8Aを介して、第1支持機構2に取り付けられていることになる。そして、ツール軸1の端部は、ツール軸用モータ8Aによって回転させられるため、第1支持機構2に回転自在に支持されていることになる。この場合、第2支持機構3は、ツール軸1を回転自在に支持するようにする。例えば、上述のように、第2支持機構3を、ツール軸1を回転自在、かつ、軸方向にスライド自在に支持しうるスライダ10Hを備えるものとすれば良い。例えば、寿命等を考慮すると、スライダ10Hには、回転運動と直線運動の両方に対応しているものとして、日本ベアリング株式会社のストロークブッシュやスライドロータリーブッシュを用いるのが好ましい。このように、第1支持機構2及び第2支持機構3は、ツール軸1を回転自在に支持するようにする。また、制御部6は、ツール軸回転駆動部8、即ち、ツール軸用モータ8Aも制御するようになっている。つまり、制御部6は、ツール軸回転駆動部8を制御することによってツール軸1の回転も制御するようになっている。なお、ツール軸用モータ8Aの回転軸の回転角を検知しうるエンコーダを設けておき、エンコーダからの情報に基づいて、制御部6が、ツール軸用モータ8Aを制御するようにすれば良い。
また、本実施形態における具体的な構成例では、さらに、ツール軸1を軸方向(図4中、符号Zで示す方向)へ移動させる軸方向移動機構9を備える。ここでは、軸方向は、Z軸方向である。つまり、軸方向は、第1平面及び第2平面に交差する方向、例えば、第1平面及び第2平面に直交する方向である。これにより、ツール軸1は、互いに直交する3軸方向に移動可能となる。また、軸方向移動機構9は、図4、図5に示すように、第1支持機構2又は第2支持機構3を、第1支持機構2と第2支持機構3が離接する方向へ移動させるガイド9Aと、ガイド9Aを駆動するガイド駆動部9Bとを備える。ここでは、ガイド9Aは、第1支持機構2を第2支持機構3に対して離接する方向へ移動させるようになっている。また、ガイド9Aは、第1支持機構2を構成する固定部材10Eに取り付けられている。つまり、固定部材10Eは、第1面内移動機構4を構成する第2テーブル11E上に固定されておらず、ガイド9Aに取り付けられている。なお、ガイド9Aをリニアガイドともいう。ここでは、ガイド駆動部9Bは、ガイド9Aに取り付けられたガイド用ボールねじ9BAと、ガイド用ボールねじ9BAを駆動するガイド用モータ9BBとを備える。なお、ガイド用ボールねじ9BAを、ガイド用Z軸ボールねじ又はZ軸ボールねじともいう。この場合、ガイド用ボールねじ9BA及びガイド用モータ9BBによって、ガイド9Aの移動量、即ち、ツール軸1の軸方向への移動量を変えることができる。そして、制御部6は、軸方向移動機構9、具体的には、ガイド用モータ9BBを制御するようになっている。つまり、制御部6は、軸方向移動機構9を制御することによってツール軸1の軸方向位置を制御するようになっている。このため、従来のパラレルリンクロボットと比較して、垂直方向の可動範囲が広い。このように、ツール軸1を軸方向へ移動させるために第1支持機構2を第2支持機構3に対して離接する方向へ移動させる構成、即ち、第1支持機構2が上下動する構成を採用すると、ツール軸1の傾斜角度は、第1支持機構2と第2支持機構3との間のZ軸方向の距離に依存することになる。つまり、ツール軸1の傾斜角度θは、第1支持機構2と第2支持機構3との間のZ軸方向の距離Zと、第1支持機構2と第2支持機構3との間の面内方向の距離(相対的な距離)Aとによって規定される[θ=Arctan(Z/A)]。例えば、図6に示すように、YZ平面におけるツール軸1の傾斜角度θxは、第1支持機構2と第2支持機構3との間のZ軸方向の距離Zと、第1支持機構2と第2支持機構3との間のY軸方向の距離Y、即ち、Y軸方向への第1支持機構2の移動量Y1とY軸方向への第2支持機構3の移動量Y2との差ΔY=Y2−Y1とによって規定される[θx=Arctan(Z/Y);θx=Arctan(Z/(Y2−Y1))]。また、例えば、図7に示すように、XZ平面におけるツール軸の傾斜角度θyは、第1支持機構2と第2支持機構3との間のZ軸方向の距離Zと、第1支持機構2と第2支持機構3との間のX軸方向の距離X、即ち、X軸方向への第1支持機構2の移動量X1とX軸方向への第2支持機構3の移動量X2との差ΔX=X2−X1とによって規定される[θy=Arctan(Z/X);θy=Arctan(Z/(X2−X1))]。このため、ツール軸1の姿勢制御において、第1支持機構2と第2支持機構3との間のZ軸方向の距離Zを考慮することが必要になる。なお、ガイド用モータ9BBの回転軸の回転角を検知しうるエンコーダを設けておき、エンコーダからの情報に基づいて、制御部6が、ガイド用モータ9BBを制御するようにすれば良い。
このように、本実施形態のロボットでは、ツール軸1は、互いに直交する2軸方向(X軸方向及びY軸方向)へ移動しうる2自由度、ツール軸1に沿う方向の軸(Z軸)に直交する2軸周り(X軸周り及びY軸周り)に回転(傾斜)しうる2自由度、中心軸周りに回転しうる1自由度、軸方向へ移動しうる1自由度という、合計6自由度がある。つまり、小型で、剛性が高く、可動範囲が広く、自由度の高いロボットを実現することができる。これに対し、従来のパラレルリンクロボットにおいて、自由度を高くしようとすると、剛性が低くなってしまう。
なお、本実施形態の具体的な構成例(図4参照)では、上述のように、ツール軸1を回転させるツール軸回転駆動部8、及び、ツール軸1を軸方向へ移動させる軸方向移動機構9を備えるものとしているが、これらのいずれか一方又は両方を備えないものとしても良い。また、本実施形態では、第1支持機構2を、ツール軸1を傾斜自在に支持するものとし、第2支持機構3を、ツール軸1を傾斜自在及びスライド自在に支持するものとしているが、これに限られるものではなく、第1支持機構2を、ツール軸1を傾斜自在及びスライド自在に支持するものとし、第2支持機構3を、ツール軸1を傾斜自在に支持するものとしても良い。つまり、第1支持機構2又は第2支持機構3が、ツール軸1をスライド自在(軸方向移動自在)に支持するようになっていれば良い。具体的には、第1支持機構2又は第2支持機構3が、ツール軸1を軸方向へスライド可能なスライダを備える自在継手であれば良い。また、本実施形態の具体的な構成例(図4参照)では、ツール軸1を回転させるツール軸回転駆動部8を第1支持機構2に取り付け、また、ツール軸1を軸方向へ移動させる軸方向移動機構9を第1支持機構2に取り付けているが、これに限られるものではない。例えば、ツール軸回転駆動部8を第2支持機構3に取り付け、また、軸方向移動機構9を第2支持機構3に取り付けるようにしても良い。この場合、ツール軸回転駆動部8を、逆向きにして、第2支持機構3に取り付け、また、軸方向移動機構9を、逆向きにして、第2支持機構3に取り付ければ良い。また、この場合、第1支持機構2を、ツール軸1を傾斜自在及びスライド自在に支持するものとし、第2支持機構3を、ツール軸1を傾斜自在に支持するものとするのが好ましい。そして、この場合、ツール軸1の先端1Aは、下方に位置することになる。また、例えば、ツール軸回転駆動部8を第1支持機構2に取り付け、軸方向移動機構9を第2支持機構3に取り付けるようにしても良いし、ツール軸回転駆動部8を第2支持機構3に取り付け、軸方向移動機構9を第1支持機構2に取り付けるようにしても良い。また、本実施形態のロボットは、上下逆向きにして用いても良いし、横方向へ向くようにして用いても良い。
したがって、本実施形態にかかるロボットによれば、可動範囲が広く、かつ、剛性が高いロボットを実現することができるという利点がある。
なお、本発明は、上述した実施形態に記載した構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
例えば、上述の実施形態では、第2面内移動機構5を、第2支持機構3を第2平面内で平行移動させる第2平行移動機構5Xとしているが、これに限られるものではなく、例えば、図8に示すように、第2面内移動機構5を、第2支持機構3を第2平面内で回転移動させる第2回転移動機構5Yとしても良い。なお、その他の構成は、上述の実施形態のものと同様である。また、これを第1変形例という。
この場合、第2回転移動機構5Yは、第3アーム12Aと、第3アーム駆動部12Bと、第4アーム12Cと、第4アーム駆動部12Dとを備えるものとすれば良い。ここで、第3アーム12Aは、一方の端部を回転中心として第2平面に沿う方向へ回転するようになっている。また、第3アーム駆動部12Bは、第3アーム12Aを駆動するものである。例えば、第3アーム駆動部12Bは、第3アーム12Aの一方の端部に取り付けられた第3アーム用モータ12BAを備えるものとすれば良い。また、第4アーム12Cは、第3アーム12Aの他方の端部が一方の端部に取り付けられ、その一方の端部を回転中心として第2平面に沿う方向へ回転するようになっている。また、第4アーム駆動部12Dは、第4アーム12Cを駆動するものである。例えば、第4アーム駆動部12Dは、第4アーム12Cの一方の端部に取り付けられた第4アーム用モータ12DAを備えるものとすれば良い。なお、このような構造を有するものを、スカラーロボット又は水平多関節ロボットともいう。そして、第4アーム12Cの他方の端部に第2支持機構3を設ければ良い。
ここでは、固定台12Eに第3アーム用モータ12BAが取り付けられており、この第3アーム用モータ12BAの回転軸に第3アーム12Aの一方の端部が取り付けられており、第3アーム用モータ12BAによって第3アーム12Aが回転駆動されるようになっている。なお、第3アーム12Aの回転中心(回転軸;図8中、符号Aで示す)は、第3アーム用モータ12BAの回転軸の中心であるが、第3アーム用モータ12BAは第3アーム12Aの一方の端部に取り付けられているため、第3アーム12Aは、一方の端部を回転中心として回転(旋回)することになる。また、第3アーム12Aの他方の端部に第4アーム用モータ12DAが取り付けられており、この第4アーム用モータ12DAの回転軸に第4アーム12Cの一方の端部が取り付けられており、第4アーム用モータ12DAによって第4アーム12Cが回転駆動されるようになっている。なお、第4アーム12Cの回転中心(回転軸;図8中、符号Bで示す)は、第4アーム用モータ12DAの回転軸の中心であるが、第4アーム用モータ12DAは第4アーム12Cの一方の端部に取り付けられているため、第4アーム12Cは、一方の端部を回転中心として回転(旋回)することになる。また、第4アーム12Cの他方の端部には、ツール軸1が傾斜することができる大きさの開口部12CAが設けられており、この開口部12CAの上方に第2支持機構3が設けられている。そして、ツール軸1は、開口部12CAを介して第2支持機構3に取り付けられている。この場合、第3アーム12A及び第4アーム12Cの2つのアームが回転することによって、第2支持機構3を第2平面内で回転移動させることができる。
この場合、制御部6は、第1テーブル用モータ11CB、第2テーブル用モータ11FB、第3アーム用モータ12BA、第4アーム用モータ12DAを制御することになる。つまり、制御部6は、第1平行移動機構(第1面内移動機構)4X及び第2回転移動機構(第2面内移動機構)5Yを制御することによって、ツール軸1の面内位置及び傾斜角度を制御することになる。なお、第1テーブル用モータ11CB、第2テーブル用モータ11FB、第3アーム用モータ12BA、第4アーム用モータ12DAの回転軸の回転角を検知しうるエンコーダを設けておき、エンコーダからの情報に基づいて、制御部6が、第1テーブル用モータ11CB、第2テーブル用モータ11FB、第3アーム用モータ12BA、第4アーム用モータ12DAを制御するようにすれば良い。
なお、第2回転移動機構5Yの構成は、これに限られるものではなく、後述の第1回転移動機構4Yと同様に、ボールねじスプライン軸、ボールねじナット及びボールスプラインナットを含むボールねじスプラインを備えるスカラーロボットを、第2回転移動機構として用いても良い(例えば図9参照)。この場合、第2支持機構3として用いる自在継手として、屈折によって回転速度が変化しない等速ジョイントを用いるのが好ましい。また、スライダ10Hは第1支持機構2に設ければ良い。
同様に、上述の実施形態では、第1面内移動機構4を、第1支持機構2を第1平面内で平行移動させる第1平行移動機構4Xとしているが、これに限られるものではなく、例えば、第1面内移動機構4を、第1支持機構2を第1平面内で回転移動させる第1回転移動機構としても良い。
この場合、第1回転移動機構は、第1アームと、第1アーム駆動部と、第2アームと、第2アーム駆動部とを備えるものとすれば良い。ここで、第1アームは、一方の端部を回転中心として第1平面に沿う方向へ回転するようになっている。また、第1アーム駆動部は、第1アームを駆動するものである。例えば、第1アーム駆動部は、第1アームの一方の端部に取り付けられた第1アーム用モータを備えるものとすれば良い。また、第2アームは、第1アームの他方の端部が一方の端部に取り付けられ、その一方の端部を回転中心として第1平面に沿う方向へ回転するようになっている。また、第2アーム駆動部は、第2アームを駆動するものである。例えば、第2アーム駆動部は、第2アームの一方の端部に取り付けられた第2アーム用モータを備えるものとすれば良い。なお、このような構造を有するものを、スカラーロボット又は水平多関節ロボットともいう。そして、第2アームの他方の端部に第1支持機構2を設ければ良い。
ここでは、固定台に第1アーム用モータが取り付けられており、この第1アーム用モータの回転軸に第1アームの一方の端部が取り付けられており、第1アーム用モータによって第1アームが回転駆動されるようになっている。なお、第1アームの回転中心は、第1アーム用モータの回転軸の中心であるが、第1アーム用モータは第1アームの一方の端部に取り付けられているため、第1アームは、一方の端部を回転中心として回転(旋回)することになる。また、第1アームの他方の端部に第2アーム用モータが取り付けられており、この第2アーム用モータの回転軸に第2アームの一方の端部が取り付けられており、第2アーム用モータによって第2アームが回転駆動されるようになっている。なお、第2アームの回転中心は、第2アーム用モータの回転軸の中心であるが、第2アーム用モータは第2アームの一方の端部に取り付けられているため、第2アームは、一方の端部を回転中心として回転(旋回)することになる。また、第2アームの他方の端部には、ツール軸1が傾斜することができる大きさの開口部が設けられており、この開口部の上方に第1支持機構2が設けられている。そして、ツール軸1は、開口部を介して第1支持機構2に取り付けられている。この場合、第1アーム及び第2アームの2つのアームが回転することによって、第1支持機構2を第1平面内で回転移動させることができる。
なお、第1回転移動機構の構成は、これに限られるものではなく、例えば図9に示すように、第1アーム13と、第2アーム14と、ボールねじスプライン軸15A、ボールねじナット15B及びボールスプラインナット15Cを含むボールねじスプライン15とを備えるスカラーロボット16を、第1回転移動機構4Yとして用いても良い。この場合、第1支持機構2として用いる自在継手として、屈折によって回転速度が変化しない等速ジョイント2Xを用いるのが好ましい。この場合、第1アーム13は、一方の端部を回転中心として第1平面に沿う方向へ回転するようになっている。このため、第1アーム13を駆動する第1アーム駆動部(ここでは第1アーム用モータ)を備える。なお、図9中、符号Aは、第1アーム13の回転軸(回転中心)を示している。第2アーム14は、第1アーム13の他方の端部が一方の端部に取り付けられ、一方の端部を回転中心として第1平面に沿う方向へ回転するようになっている。このため、第2アーム14を駆動する第2アーム駆動部(ここでは第2アーム用モータ)を備える。なお、図9中、符号Bは、第2アーム14の回転軸(回転中心)を示している。そして、制御部6は、第1回転移動機構4Y(第1面内移動機構4)及び第2平行移動機構5X(第2面内移動機構5)を制御することによって、ツール軸1の面内位置及び傾斜角度を制御するようになっている。また、ボールねじスプライン15は、第2アーム14の他方の端部に取り付けられている。また、このボールねじスプライン15を構成するボールねじスプライン軸15Aの端部に、第1支持機構2としての等速ジョイント2Xを介して、ツール軸1が連結されている。つまり、第1支持機構2としての等速ジョイント2Xは、ボールねじスプライン軸15Aの端部をツール軸1の端部に連結している。また、第2アーム14は、ボールねじナット15Bを駆動するボールねじナット駆動部と、ボールスプラインナット15Cを駆動するボールスプラインナット駆動部とを備える。ここでは、ボールねじナット駆動部は、ボールねじナット15Bに取り付けられたボールねじナット用モータを備える。また、ボールスプラインナット駆動部は、ボールスプラインナット15Cに取り付けられたボールスプラインナット用モータを備える。そして、制御部6は、ボールねじナット駆動部(ここではボールねじナット用モータ)及びボールスプラインナット駆動部(ここではボールスプラインナット用モータ)を制御することによってツール軸1の回転及び軸方向位置を制御するようになっている。この場合、制御部6は、第3テーブル用モータ11CB′、第4テーブル用モータ11FB′、第1アーム用モータ、第2アーム用モータ、ボールねじナット用モータ、ボールスプラインナット用モータを制御することになる。なお、第3テーブル用モータ11CB′、第4テーブル用モータ11FB′、第1アーム用モータ、第2アーム用モータ、ボールねじナット用モータ、ボールスプラインナット用モータの回転軸の回転角を検知しうるエンコーダを設けておき、エンコーダからの情報に基づいて、制御部6が、第3テーブル用モータ11CB′、第4テーブル用モータ11FB′、第1アーム用モータ、第2アーム用モータ、ボールねじナット用モータ、ボールスプラインナット用モータを制御するようにすれば良い。
要するに、上述の実施形態のように、第1面内移動機構4として第1平行移動機構4Xを用い、第2面内移動機構5として第2平行移動機構を用いても良いし、この変形例のように、第1面内移動機構4として第1回転移動機構を用い、第2面内移動機構5として第2平行移動機構を用いても良いし、また、第1面内移動機構4として第1平行移動機構を用い、第2面内移動機構5として第2回転移動機構を用いても良いし、また、第1面内移動機構4として第1回転移動機構を用い、第2面内移動機構5として第2回転移動機構を用いても良い。
また、上述の実施形態では、ツール軸1を回転させるツール軸回転駆動部8、及び、ツール軸1を軸方向へ移動させる軸方向移動機構9を備えるものとし、制御部6が、ツール軸回転駆動部8を制御することによってツール軸1の回転を制御するとともに、軸方向移動機構9を制御することによってツール軸1の軸方向位置を制御するようにしているが、これに限られるものではなく、例えば図10に示すように、ボールねじスプライン軸1X、ボールねじナット20及びボールスプラインナット21を含むボールねじスプライン24を用いても良い。なお、その他の構成は、上述の実施形態のものと同様である。また、これを第2変形例という。
つまり、例えば、ツール軸1を、ボールねじスプライン軸1Xとし、第1支持機構2を、ボールねじスプライン軸1Xに係合(螺合;嵌合)したボールねじナット20及びボールスプラインナット21の一方と、ボールねじナット20及びボールスプラインナット21の一方を駆動する第1ナット駆動部22とを備えるものとし、第2支持機構3を、ボールねじナット20及びボールスプラインナット21の他方と、ボールねじナット20及びボールスプラインナット21の他方を駆動する第2ナット駆動部23とを備えるものとしても良い。この場合、第1ナット駆動部22は、例えば、ボールねじナット20及びボールスプラインナット21の一方に取り付けられた第1ナット用モータ22Aを備えるようにすれば良い。また、第2ナット駆動部23は、例えば、ボールねじナット20及びボールスプラインナット21の他方に取り付けられた第2ナット用モータ23Aを備えるようにすれば良い。そして、制御部6は、第1ナット駆動部22(ここでは第1ナット用モータ22A)及び第2ナット駆動部23(ここでは第2ナット用モータ23A)を制御するようにすれば良い。つまり、制御部6は、第1ナット駆動部22及び第2ナット駆動部23を制御することによってツール軸1の回転及び軸方向位置を制御するようにすれば良い。なお、第1ナット用モータ22A、第2ナット用モータ23Aの回転軸の回転角を検知しうるエンコーダを設けておき、エンコーダからの情報に基づいて、制御部6が、第1ナット用モータ22A、第2ナット用モータ23Aを制御するようにすれば良い。
なお、ボールねじスプライン軸1Xとしては、螺旋状と軸方向の2種類の溝が掘ってあるオーバーラップタイプと、ボールねじ軸とスプライン軸を単純に接合した接合タイプとがあるが、いずれのタイプを用いても良い。オーバーラップタイプは高価であるが、ストロークが長く、機能的に有利である。一方、接合タイプは安価である。
また、ボールねじスプライン24を用いる場合、上述の実施形態のように、ツール軸1を軸方向へ移動させるために、第1支持機構2を第2支持機構3に対して離接する方向へ移動させることがない。つまり、ボールねじスプライン24を用いる場合、第1支持機構2を第2支持機構3に対して離接する方向へ移動させずに、即ち、例えば図12に示すように、ツール軸1としてのボールねじスプライン軸1Xを2点支持する第1支持機構2と第2支持機構3との間のZ軸方向の距離Zを変えずに、ツール軸1を軸方向へ移動させることができる。このため、上述のように、ボールスプラインナット21及びボールねじナット20の一方を第1支持機構2に設け、他方を第2支持機構3に設け、第1ステージ17と第2ステージ18とを平行に設けることで、全移動範囲で第1支持機構2と第2支持機構3との間のZ軸方向の距離Zが一定になる。この場合、ツール軸1の傾斜角度θは、第1支持機構2と第2支持機構3との間のZ軸方向の距離Zと、第1支持機構2と第2支持機構3との間の面内方向の距離(相対的な距離)Aとによって規定される[θ=Arctan(Z/A)]。これにより、ツール軸1の姿勢制御が容易となる。つまり、どの位置であっても同じ条件でツール軸1を傾けることができ、計算も容易である。これに対し、上述の実施形態のように、ツール軸1を軸方向へ移動させるために第1支持機構2を第2支持機構3に対して離接する方向へ移動させる構成、即ち、第1支持機構2が上下動する構成を採用すると、ツール軸1の傾斜角度は、第1支持機構2と第2支持機構3との間のZ軸方向の距離に依存することになる。このため、ツール軸1の姿勢制御において、第1支持機構2と第2支持機構3との間のZ軸方向の距離を考慮することが必要になる。
ここでは、図11に示すように、第1ナット駆動部22としての第1ナット用モータ22Aとして第1中空モータ25を用い、この第1中空モータ25が第1支持機構2としての自在継手に取り付けられている。具体的には、第1支持機構2としての自在継手を構成する外側ホルダ10Bの内側に、内側ホルダ10Aに代えて、第1中空モータ25がベアリング26を介して回転自在に支持されている。ここでは、第1中空モータ25は、外側ホルダ10BにX軸周りに回転自在に支持されている。このため、ツール軸1は、第1中空モータ25を介して、X軸周りに回転自在に支持されていることになる。また、ツール軸1は、外側ホルダ10B及び第1中空モータ25を介して、Y軸周りに回転自在に支持されていることになる。このように構成される第1支持機構2としての自在継手も、上述の実施形態の場合と同様に、ツール軸1に沿う方向の軸に直交する2軸周りにツール軸1を回転自在に支持する自在継手である。
また、ここでは、第1中空モータ25の回転部25Aの外周にセットカラー27が締め付けられており、このセットカラー27にボールねじナット20及びボールスプラインナット21の一方がねじ28によって取り付けられている。このようにして、ボールねじナット20及びボールスプラインナット21の一方が、第1中空モータ25を介して、第1支持機構2としての自在継手に取り付けられており、第1中空モータ25によって回転駆動されるようになっている。そして、ボールねじナット20及びボールスプラインナット21の一方は、ツール軸1としてのボールねじスプライン軸1Xに係合(螺合又は嵌合)している。このように、ツール軸1の一の部分に、ボールねじナット20及びボールスプラインナット21の一方及びセットカラー27を介して、第1中空モータ25及び外側ホルダ10Bを備える第1支持機構2が取り付けられており、この第1支持機構2はツール軸1を傾斜自在及び軸方向移動自在に支持している。この第1支持機構2は、ツール軸1に沿う方向の軸(Z軸)に直交する2軸周り(X軸周り及びY軸周り)にツール軸1を回転自在に支持している。
同様に、第2ナット駆動部23としての第2ナット用モータ23Aとして第2中空モータを用い、この第2中空モータが第2支持機構3としての自在継手に取り付けられている。具体的には、第2支持機構3としての自在継手を構成する外側ホルダ10B′の内側に、内側ホルダ10A′に代えて、第2中空モータがベアリングを介して回転自在に支持されている。ここでは、第2中空モータは、外側ホルダ10B′にX軸周りに回転自在に支持されている。このため、ツール軸1は、第2中空モータを介して、X軸周りに回転自在に支持されていることになる。また、ツール軸1は、外側ホルダ10B′及び第2中空モータを介して、Y軸周りに回転自在に支持されていることになる。このように構成される第2支持機構3としての自在継手も、上述の実施形態の場合と同様に、ツール軸1に沿う方向の軸に直交する2軸周りにツール軸を回転自在に支持する自在継手である。
また、ここでは、第2中空モータの回転部の外周にセットカラーが締め付けられており、このセットカラーにボールねじナット20及びボールスプラインナット21の他方がねじ止めされている。このようにして、ボールねじナット20及びボールスプラインナット21の他方が、第2中空モータを介して、第2支持機構3としての自在継手に取り付けられており、第2中空モータによって回転駆動されるようになっている。そして、ボールねじナット20及びボールスプラインナット21の他方は、ツール軸1としてのボールねじスプライン軸1Xに係合(螺合又は嵌合)している。このように、ツール軸1の他の部分に、ボールねじナット20及びボールスプラインナット21の他方及びセットカラーを介して、第2中空モータ及び外側ホルダ10B′を備える第2支持機構3が取り付けられており、この第2支持機構3はツール軸1を傾斜自在及び軸方向移動自在に支持している。この第2支持機構3は、ツール軸1に沿う方向の軸(Z軸)に直交する2軸周り(X軸周り及びY軸周り)にツール軸1を回転自在に支持している。
また、図10に示すように、ツール軸1としてのボールねじスプライン軸1Xは、第1中空モータ25及び第2中空モータを貫通しており、ボールねじナット20及びボールスプラインナット21の一方及び他方を組み合わせて回転させることで、回転及び軸方向移動(上下動)が可能になっている。そして、制御部6が、第1ナット駆動部22としての第1ナット用モータ22A及び第2ナット駆動部23としての第2ナット用モータ23Aを制御することによって、ツール軸1としてのボールねじスプライン軸1Xの回転及び軸方向位置を制御するようになっている。ここでは、制御部6が、第1ナット用モータ22Aを制御することによって、ボールねじナット20及びボールスプラインナット21の一方が回転駆動され、ツール軸1としてのボールねじスプライン軸1Xの回転及び軸方向位置を制御するようになっている。例えば、制御部6が、第1ナット用モータ22A又は第2ナット用モータ23Aを作動させて、ボールスプラインナット21を回転させずに、ボールねじナット20を回転させることで、ツール軸1としてのボールねじスプライン軸1Xの軸方向位置を制御することができる。この場合、ボールスプラインナット21は回り止め機構となる。また、例えば、制御部6が、第1ナット用モータ22A又は第2ナット用モータ23Aを作動させて、ボールねじナット20を回転させずに、ボールスプラインナット21を回転させることで、ツール軸1としてのボールねじスプライン軸1Xの回転を制御することができる。
なお、ボールスプラインナット21は回転方向だけを拘束しているため、ボールねじナット20が固定されている場合、ボールスプラインナット21がボールねじスプライン軸1Xの軸方向へ動いても、ボールねじスプライン軸1Xは軸方向へ移動することもないし、回転することもない。逆に、ボールスプラインナット21が固定されている場合、ボールねじナット20がボールねじスプライン軸1Xの軸方向へ動くと、ボールねじスプライン軸1Xはボールねじナット20に同期して動く。このように、ボールねじスプライン軸1Xの軸方向位置(上下方向位置)は、ボールねじナット20の動きによって決まり、ボールスプラインナット21の動きは影響しない。このため、上述の実施形態のロボットのように2つの支持機構(自在継手)2、3の距離が変わる場合にも、ボールねじスプライン24を用いることができる。つまり、ボールスプラインナット21とボールねじナット20をそれぞれ支持機構(自在継手)2、3に取り付けることで、ツール軸1としてのボールねじスプライン軸1Xの軸方向移動と回転を実現することができる。また、上述のように、ボールスプラインナット21及びボールねじナット20の一方を第1支持機構2に設け、他方を第2支持機構3に設ければ良く、これらのナット20、21は2つの支持機構2、3のどちらの側に設けても良い。但し、ボールねじナット20側が基準となるので、ボールねじナット20を設ける方の支持機構(自在継手)2、3を頑丈にするのが好ましい。
なお、ここでは、上述の実施形態の変形例として、第1回転移動機構又は第2回転移動機構を用いる場合(第1変形例)、及び、ボールねじスプラインを用いる場合(第2変形例)を別個に説明しているが、これらを組み合わせることもできる。
1 ツール軸
1A ツール軸の先端
1X ボールねじスプライン軸
2 第1支持機構(自在継手)
2X 等速ジョイント(自在継手)
3 第2支持機構
4 第1面内移動機構
4X 第1平行移動機構
4Y 第1回転移動機構
5 第2面内移動機構
5X 第2平行移動機構
5Y 第2回転移動機構
6 制御部
8 ツール軸回転駆動部
8A ツール軸用モータ
9 軸方向移動機構
9A ガイド
9B ガイド駆動部
9BA ガイド用ボールねじ
9BB ガイド用モータ
10A、10A′ 内側ホルダ
10B、10B′ 外側ホルダ
10C、10C′ ベアリング
10D、10D′ 回転軸
10E、10E′ 固定部材
10F、10F′ ベアリング
10G、10G′ 回転軸
10H スライダ
11A 第1レール
11A′ 第3レール
11B 第1テーブル
11B′ 第3テーブル
11C 第1テーブル駆動部
11C′ 第3テーブル駆動部
11CA 第1テーブル用ボールねじ
11CA′ 第3テーブル用ボールねじ
11CB 第1テーブル用モータ
11CB′ 第3テーブル用モータ
11D 第2レール
11D′ 第4レール
11E 第2テーブル
11E′ 第4テーブル
11F 第2テーブル駆動部
11F′ 第4テーブル駆動部
11FA 第2テーブル用ボールねじ
11FA′ 第4テーブル用ボールねじ
11FB 第2テーブル用モータ
11FB′ 第4テーブル用モータ
11G 第1リニアガイド
11G′ 第3リニアガイド
11H 第2リニアガイド
11H′ 第4リニアガイド
12A 第3アーム
12B 第3アーム駆動部
12BA 第3アーム用モータ
12C 第4アーム
12D 第4アーム駆動部
12DA 第4アーム用モータ
12E 固定台
13 第1アーム
14 第2アーム
15 ボールねじスプライン
15A ボールねじスプライン軸
15B ボールねじナット
15C ボールスプラインナット
16 スカラーロボット
17 第1ステージ
18 第2ステージ
20 ボールねじナット
21 ボールスプラインナット
22 第1ナット駆動部
22A 第1ナット用モータ
23 第2ナット駆動部
23A 第2ナット用モータ
24 ボールねじスプライン
25 第1中空モータ
25A 回転部
26 ベアリング
27 セットカラー
28 ねじ

Claims (12)

  1. ツール軸と、
    前記ツール軸の一の部分に取り付けられ、前記ツール軸を傾斜自在に支持する第1支持機構と、
    前記ツール軸の他の部分に取り付けられ、前記ツール軸を傾斜自在に支持する第2支持機構と、
    前記第1支持機構を第1平面内で移動させる第1面内移動機構と、
    前記第2支持機構を第2平面内で移動させる第2面内移動機構と、
    前記第1面内移動機構及び前記第2面内移動機構を制御することによって前記ツール軸の面内位置及び傾斜角度を制御する制御部とを備え、
    前記第1面内移動機構が、前記第1支持機構を前記第1平面内で平行移動させる第1平行移動機構であるか、又は、前記第2面内移動機構が、前記第2支持機構を前記第2平面内で平行移動させる第2平行移動機構であり、
    前記第1面内移動機構が前記第1平行移動機構である場合、前記第1平行移動機構は、前記第1平面に沿う一の方向に延びる第1レールと、前記第1レールに沿って平行移動する第1テーブルと、前記第1テーブルを駆動する第1テーブル駆動部と、前記第1テーブル上に設けられ、前記第1平面に沿う前記一の方向に直交する他の方向に延びる第2レールと、前記第2レールに沿って平行移動する第2テーブルと、前記第2テーブルを駆動する第2テーブル駆動部とを備え、前記第2テーブル上に前記第1支持機構を備え、
    前記第2面内移動機構が前記第2平行移動機構である場合、前記第2平行移動機構は、前記第2平面に沿う一の方向に延びる第3レールと、前記第3レールに沿って平行移動する第3テーブルと、前記第3テーブルを駆動する第3テーブル駆動部と、前記第3テーブル上に設けられ、前記第2平面に沿う前記一の方向に直交する他の方向に延びる第4レールと、前記第4レールに沿って平行移動する第4テーブルと、前記第4テーブルを駆動する第4テーブル駆動部とを備え、前記第4テーブル上に前記第2支持機構を備え、
    前記第1支持機構又は前記第2支持機構は、前記ツール軸を軸方向移動自在に支持することを特徴とするロボット。
  2. 前記第1平面と前記第2平面とは、互いに平行になっていることを特徴とする、請求項1に記載のロボット。
  3. 前記第1支持機構は、前記ツール軸に沿う方向の軸に直交する2軸周りに前記ツール軸を回転自在に支持する自在継手であり、
    前記第2支持機構は、前記ツール軸に沿う方向の軸に直交する2軸周りに前記ツール軸を回転自在に支持する自在継手であり、
    前記第1支持機構又は前記第2支持機構は、前記ツール軸を軸方向へスライド可能なスライダを備える自在継手であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のロボット。
  4. 前記第1面内移動機構が、前記第1平行移動機構であり、
    前記第2面内移動機構が、前記第2平行移動機構であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のロボット。
  5. 前記第2面内移動機構が、前記第2平行移動機構であり、
    前記第1面内移動機構が、前記第1支持機構を前記第1平面内で回転移動させる第1回転移動機構であり、前記第1回転移動機構は、一方の端部を回転中心として前記第1平面に沿う方向へ回転する第1アームと、前記第1アームを駆動する第1アーム駆動部と、前記第1アームの他方の端部が一方の端部に取り付けられ、前記一方の端部を回転中心として前記第1平面に沿う方向へ回転する第2アームと、前記第2アームを駆動する第2アーム駆動部とを備え、前記第2アームの他方の端部に前記第1支持機構を備えることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のロボット。
  6. 前記第1面内移動機構が、前記第1平行移動機構であり、
    前記第2面内移動機構が、前記第2支持機構を前記第2平面内で回転移動させる第2回転移動機構であり、前記第2回転移動機構は、一方の端部を回転中心として前記第2平面に沿う方向へ回転する第3アームと、前記第3アームを駆動する第3アーム駆動部と、前記第3アームの他方の端部が一方の端部に取り付けられ、前記一方の端部を回転中心として前記第2平面に沿う方向へ回転する第4アームと、前記第4アームを駆動する第4アーム駆動部とを備え、前記第4アームの他方の端部に前記第2支持機構を備えることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のロボット。
  7. 前記ツール軸を回転させるツール軸回転駆動部を備え、
    前記第1支持機構及び前記第2支持機構は、前記ツール軸を回転自在に支持し、
    前記制御部は、前記ツール軸回転駆動部を制御することによって前記ツール軸の回転を制御することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のロボット。
  8. 前記ツール軸を軸方向へ移動させる軸方向移動機構を備え、
    前記制御部は、前記軸方向移動機構を制御することによって前記ツール軸の軸方向位置を制御することを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載のロボット。
  9. 前記軸方向移動機構は、前記第1支持機構又は前記第2支持機構を、前記第1支持機構と前記第2支持機構が離接する方向へ移動させるガイドと、前記ガイドを駆動するガイド駆動部とを備えることを特徴とする、請求項8に記載のロボット。
  10. 前記第2アームは、他方の端部にボールねじスプライン軸、ボールねじナット及びボールスプラインナットを含むボールねじスプラインを備え、さらに、前記ボールねじナットを駆動するボールねじナット駆動部と、前記ボールスプラインナットを駆動するボールスプラインナット駆動部とを備え、
    前記第1支持機構は、前記ボールねじスプライン軸の端部を前記ツール軸の端部に連結する等速ジョイントであり、
    前記制御部は、前記ボールねじナット駆動部及び前記ボールスプラインナット駆動部を制御することによって前記ツール軸の回転及び軸方向位置を制御することを特徴とする、請求項6に記載のロボット。
  11. 前記ツール軸は、ボールねじスプライン軸であり、
    前記第1支持機構は、前記ボールねじスプライン軸に係合したボールねじナット及びボールスプラインナットの一方と、前記ボールねじナット及び前記ボールスプラインナットの一方を駆動する第1ナット駆動部とを備え、
    前記第2支持機構は、前記ボールねじナット及び前記ボールスプラインナットの他方と、前記ボールねじナット及び前記ボールスプラインナットの他方を駆動する第2ナット駆動部とを備え、
    前記制御部は、前記第1ナット駆動部及び前記第2ナット駆動部を制御することによって前記ツール軸の回転及び軸方向位置を制御することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のロボット。
  12. 前記ツール軸の先端に荷重がかかった場合に前記ツール軸の先端の前記ツール軸に沿う方向の軸に直交する2軸方向への動きが拘束されるように、前記ツール軸が前記第1支持機構及び前記第2支持機構によって支持されていることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項に記載のロボット。
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