JP5957998B2 - スクリーン版、及び積層型電子部品の製造方法 - Google Patents

スクリーン版、及び積層型電子部品の製造方法 Download PDF

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本発明は、スクリーン版、及び積層型電子部品の製造方法に関する。
積層型電子部品の製造工程では、メッシュを備えたスクリーン版を用いて導体パターン等をグリーンシート上に印刷した後に、複数のグリーンシートを積層することが広く行われている。近年、積層型電子部品が小型化され、導体パターン等が薄膜化されるのに伴って、印刷膜厚の均一性の向上が求められている。特許文献1には、メッシュの紗厚が縦糸及び横糸の原糸の平均径よりも小さく、且つメッシュの開口率が26%以上であるスクリーン版が、印刷膜厚の均一性の向上に適していることが開示されている。
特開2008−74073号公報
しかしながら、メッシュの開口率を大きくすると、スクリーン版の版離れ性は低下する傾向がある。このため、メッシュの開口率を26%以上にしてしまうと、版離れの際にグリーンシート等の被印刷物がスクリーン版に引っ張られて変形し、却って印刷品質が低下してしまう懼れがある。
本発明は、印刷膜厚の均一性を低下させることなく、版離れ性を向上させることができるスクリーン版、及び積層型電子部品の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者等は、メッシュの開口率及び紗厚と印刷品質との関係について調査研究を行い、以下の事象を見出した。メッシュの線径より紗厚を大きくすれば、メッシュの開口率を15%まで小さくしても印刷膜厚の均一性は低下しない。メッシュの線径よりメッシュの目開きが小さくなるようにメッシュの開口率を小さくすれば、版離れ性が向上する。
かかる事象を踏まえ、本発明に係るスクリーン版は、メッシュを備えたスクリーン版であって、メッシュの開口率が15%以上であり、メッシュの目開きがメッシュの線径より小さく、メッシュの紗厚がメッシュの線径より大きいことを特徴とする。
このようなスクリーン版では、メッシュの紗厚がメッシュの線径より大きく且つメッシュの開口率が15%以上であるため、印刷膜厚の均一性は低下しない。メッシュの目開きがメッシュの線径より小さいため、版離れ性は向上する。従って、印刷膜厚の均一性を低下させることなく、版離れ性を向上させることができる。
メッシュの交差部には平面が形成されており、交差部に形成された平面の最大幅は、メッシュの線径より小さいことが好ましい。この場合、交差部に平面が形成されていても、その平面の最大幅がメッシュの線径より小さいため、メッシュの紗厚がメッシュの線径より大きいことが確保される。
メッシュの線径に対するメッシュの紗厚の比率は、メッシュの目開きに対するメッシュの線径の比率よりも大きいことが好ましい。この場合、メッシュの開口率の縮小に対してメッシュの紗厚を十分に拡大し、印刷膜厚の均一性の低下をより確実に防止することができる。
本発明に係る積層型電子部品の製造方法は、上記スクリーン版を用いたスクリーン印刷工程を備えたことを特徴とする。この製造方法によれば、スクリーン印刷工程において、印刷膜厚の均一性を低下させることなく版離れ性を向上させることができる。
本発明によれば、印刷膜厚の均一性を低下させることなく、版離れ性を向上させることができるスクリーン版、及び積層型電子部品の製造方法を提供することができる。
本実施形態に係るスクリーン版を示す平面図である。 メッシュを拡大して示す平面図である。 図2中のIII−III線に沿う断面図である。 積層セラミックコンデンサの断面図である。 積層セラミックコンデンサの製造手順を示すフローチャートである。 マスク部が形成されたメッシュの断面図である。 スクリーン印刷工程を示す模式図である。 スクリーン印刷工程を示す模式図である。 スクリーン印刷工程を示す模式図である。 スクリーン印刷工程を示す模式図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係るスクリーン版を示す平面図である。図1に示されるスクリーン版1は、例えば、積層型電子部品の製造工程においてグリーンシートに導体パターンを印刷するのに利用される版である。スクリーン版1は、矩形状の版枠2と、版枠2内の全域に張り渡されたメッシュ3と、を備えている。版枠2は、例えばアルミニウム等の軽量金属材料からなる。
図2は、メッシュ3を拡大して示す平面図である。図3は、図2中のIII−III線に沿う断面図である。図2に示されるように、メッシュ3は、線材4と、線材4に交差する線材5とを織り合わせたものである。線材4,5は、ステンレス、真鍮、銅、又はりん青銅等の金属からなる。ステンレスからなる線材4,5は、引張強度の高さや伸びの少なさにおいて特に優れている。メッシュ3の一方面は、被印刷物に向けられる印刷面3aとなっている。メッシュ3の他方面は、印刷用のペーストが載せられる載置面3bとなっている。
メッシュ3の目開きE1は、メッシュ3の線径D1より小さい。メッシュ3の開口率は、15%以上である。メッシュ3の目開きE1は、メッシュ3の編目3cの幅、すなわち線材4同士又は線材5同士の間隔である。メッシュ3の線径D1は、線材4,5の直径である。メッシュ3の開口率は、次の式により算出される値である。
開口率=(E1)/(D1+E1)
図3に示されるように、メッシュ3の紗厚T1は、メッシュ3の線径D1より大きい。メッシュ3の線径D1に対するメッシュ3の紗厚T1の比率は、メッシュ3の目開きE1に対するメッシュ3の線径D1の比率よりも大きい。
図2及び図3に示されるように、線材4と線材5とが交差する交差部Cには平面Pが形成されている。各平面Pは、メッシュ3の印刷面3a側及び載置面3b側において線材4又は線材5の表面に形成されている。平面Pは、メッシュ3のカレンダ加工や研磨加工等によって形成されている。線材4,5に形成された各平面Pは、それぞれ線材4,5の軸線方向に長い形状を呈している。各平面Pの長手方向の幅、すなわち各平面Pの最大幅は、線径D1より小さい。
続いて、スクリーン版1を用いたスクリーン印刷工程を備えた積層型電子部品の製造方法について説明する。ここでは、一例として積層セラミックコンデンサの製造方法について説明する。
図4は、積層セラミックコンデンサの概略構成を示す断面図である。積層セラミックコンデンサ100は、積層された複数の誘電体層112と、積層方向の両側の誘電体層112に積層された外層111,111と、誘電体層112同士の間に介在する内部電極層114と、を有するコンデンサ素体116を備えている。積層方向に交差する方向でのコンデンサ素体116の両端面116a,116bには、外部電極118A,118Bが設けられている。一部の内部電極層114Aは、外部電極118Aに接続されている。残りの内部電極層114Bは、外部電極118Bに接続されている。内部電極層114Aと内部電極層114Bとは、積層方向で交互に配置されている。
図5は、積層セラミックコンデンサの製造手順を示すフローチャートである。図5に示されるように、積層セラミックコンデンサ100は、シート準備工程S11、印刷準備工程S12、スクリーン印刷工程S13、乾燥工程S14、積層工程S15、プレス・切断工程S16、本焼成工程S17、外部電極形成工程S18を経て製造される。
シート準備工程S11では、複数の誘電体グリーンシートと複数の外層グリーンシートとを準備する。各誘電体グリーンシートは、本焼成工程S17を経ると誘電体層112となる。各外層グリーンシートは、本焼成工程S17を経ると外層111となる。
印刷準備工程S12では、印刷用の導電性ペーストとスクリーン版1とを準備する。導電性ペーストは、導電性粒子(例えば、金属粒子)を有機バインダ及び有機溶剤に分散させてペースト状にしたものである。スクリーン版1の準備に際しては、メッシュ3にマスク部を形成する。マスク部は、導電性ペーストを透過させない部分である。図6は、マスク部が形成されたメッシュの断面図である。図6に示されるように、マスク部Mの形成には乳剤6を用いる。具体的には、メッシュ3の印刷面3a上に乳剤6からなるマスク層6aを形成すると共に、メッシュ3の編目3c内に乳剤6を入り込ませることで、編目3cを塞ぐ。マスク部Mが形成されていない部分は、載置面3bから印刷面3aに導電性ペーストを透過させる印刷窓部Wとなる。
スクリーン印刷工程S13では、スクリーン版1を用いて誘電体グリーンシートに導体パターンを印刷する。乾燥工程S14では、誘電体グリーンシートに印刷された導体パターンを乾燥させる。導体パターンは、本焼成工程S17を経ると内部電極層114となる。
積層工程S15では、外層グリーンシート上に複数の誘電体グリーンシートを積層し、更にその上に外層グリーンシートを積層して積層体を得る。プレス・切断工程では、積層体にプレス処理を施した後に、積層体を切断して個片化し、複数の積層体チップを得る。本焼成工程S17では、複数の積層体チップを焼成する。焼成により、各積層体チップはコンデンサ素体116となる。外部電極形成工程S18では、コンデンサ素体116の両端面116a,116bにそれぞれ外部電極118A,118Bを形成する。以上により、積層セラミックコンデンサ100が完成する。
続いて、スクリーン印刷工程S13について、より詳細に説明する。図7〜10の(a)は、スクリーン版1を用いたスクリーン印刷工程を示す模式図である。まず、図7(a)に示されるように、シート準備工程S11で準備された誘電体グリーンシート7と、印刷準備工程S12で準備されたスクリーン版1とを平行に配置する。このとき、メッシュ3の印刷面3aと誘電体グリーンシート7の被印刷面7aとを対向させ、印刷面3aと被印刷面7aとの間には隙間を設ける。次に、図8(a)に示されるように、印刷準備工程S12で準備された導電性ペースト9を、メッシュ3の載置面3bに載せる。ドクター8により、載置面3bの一方側から他方側に導電性ペースト9を塗り広げる。このとき、導電性ペースト9は、印刷窓部Wにおいてメッシュ3の編目3c内に入り込む。
次に、図9(a)に示されるように、スキージ10をメッシュ3の載置面3bに押し当て、載置面3bの他方側から一方側に移動させる。スキージ10が押し当たっている位置及びその周辺では、スキージ10に押されてメッシュ3が誘電体グリーンシート7側に変位し、マスク部Mのマスク層6aが誘電体グリーンシート7の被印刷面7aに接触する。載置面3b上の導電性ペースト9は、スキージ10によって載置面3bの一方側に掻き寄せられると共に、印刷窓部Wの編目3c内に押し込まれる。すると、印刷窓部Wの編目3c内に先に浸透していた導電性ペースト9が誘電体グリーンシート7側に押し出され、誘電体グリーンシート7の被印刷面7aに付着する。マスク部Mのマスク層6aが被印刷面7aに接触していることから、マスク層6aによって導電性ペースト9の広がりが抑えられ、被印刷面7aに付着した導電性ペースト9が印刷窓部Wの形状に成形される。
スキージ10が通過した位置では、スキージ10が遠ざかるのに応じてメッシュ3が誘電体グリーンシート7から離れ、被印刷面7aに付着した導電性ペースト9のみが被印刷面7aに残る。これにより、印刷窓部Wの形状に応じた導体パターンKが印刷される。図10(a)に示されるように、スキージ10が全ての印刷窓部Wを通過し、メッシュ3の全体が誘電体グリーンシート7から離れると、導体パターンKの印刷が完了する。
続いて、メッシュ3と異なるメッシュ23を備えたスクリーン版21と対比しながら、スクリーン版1の作用及び効果について説明する。図7〜10の(b)は、スクリーン版21を用いたスクリーン印刷工程を示し、それぞれ図7〜10の(a)に対応している。メッシュ23の紗厚T2はメッシュ3の紗厚T1より小さい。メッシュ23の目開きE2は、メッシュ23の線径D2より大きい。すなわち、メッシュ23の開口率はメッシュ3の開口率より大きい。
メッシュ3の開口率はメッシュ23の開口率よりも小さいが、メッシュ3の紗厚T1はメッシュ23の紗厚T2より大きい。このため、図8(a)及び(b)に示されるように、メッシュ3に浸透する導電性ペースト9の量は、メッシュ23に浸透する導電性ペースト9の量に対して過少とはならない。これにより、メッシュ3から誘電体グリーンシート7側に押し出される導電性ペースト9の量も、メッシュ23から誘電体グリーンシート7側に押し出される導電性ペースト9の量に対して過少とはならない。これに加え、メッシュ3の開口率は15%以上であるため、メッシュ3から誘電体グリーンシート7側に押し出された導電性ペースト9は印刷窓部W内に万遍なく広がる。従って、スクリーン版1を用いたスクリーン印刷工程では、スクリーン版21を用いたスクリーン印刷工程に対する印刷膜厚の均一性の低下を防止することができる。
メッシュ3の交差部Cには平面Pが形成されている。平面Pの形成により、メッシュ3の紗厚T1を調整することで、メッシュ3から誘電体グリーンシート7側に押し出される導電性ペースト9の量を適量にすることができる。従って、スクリーン版21を用いたスクリーン印刷工程に対して、印刷膜厚を同等にすることができる。
平面Pの最大幅が線径D1より小さいことにより、メッシュ3の紗厚T1がメッシュ3の線径D1より大きいことが確保される。このため、平面Pが形成されていても、メッシュ3から誘電体グリーンシート7側に押し出される導電性ペースト9の量が過少となることを防止することができる。従って、印刷膜厚の均一性の低下を防止することができる。
メッシュ3の線径D1に対するメッシュ3の紗厚T1の比率は、メッシュ3の目開きE1に対するメッシュ3の線径D1の比率より大きい。このため、メッシュ3の開口率の縮小に対してメッシュ3の紗厚T1を十分に拡大し、メッシュ3から誘電体グリーンシート7側に押し出される導電性ペースト9の量が過少となることをより確実に防止することができる。従って、印刷膜厚の均一性の低下をより確実に防止することができる。
メッシュの線径よりもメッシュの目開きが小さくなるようにメッシュの開口率を小さくすれば、スクリーン版の版離れ性は向上する。メッシュ23の目開きE2はメッシュ23の線径D2より大きい。これに対し、メッシュ3の目開きE1はメッシュ3の線径D1より小さい。このため、メッシュ3を備えたスクリーン版1の版離れ性は、メッシュ23を備えたスクリーン版21に対して向上する。
メッシュ23を備えたスクリーン版21を用いたスクリーン印刷工程では、版離れの際に誘電体グリーンシート7がスクリーン版21に引っ張られて変形し、却って印刷品質が低下してしまう懼れがある。例えば、誘電体グリーンシート7の変形により、図9(b)及び図10(b)に示される隆起B等が生じ、導体パターンKの表面に凹凸が生じてしまう懼れがある。メッシュ3を備えたスクリーン版1を用いたスクリーン印刷工程では、このような現象を防止し、印刷品質の低下を防止することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、平面Pは形成されていなくてもよい。メッシュ3の線径D1に対するメッシュ3の紗厚T1の比率は、メッシュ3の目開きE1に対するメッシュ3の線径D1の比率以下であってもよい。
スクリーン版1は導体パターンの印刷以外に用いられてもよい。例えば、スクリーン版1は、誘電体グリーンシートの被印刷面のうち導体パターンが形成されていない部分に段差調整用パターンを印刷するのに用いられてもよい。
続いて、スクリーン版の実施例及び比較例について説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
[スクリーン版の作製]
実施例1として、紗厚が線径より大きく、目開きが線径より小さく、開口率が15%であるメッシュを備えたスクリーン版を作製した。実施例2として、紗厚が線径より大きく、目開きが線径より小さく、開口率が24%であるメッシュを備えたスクリーン版を作製した。比較例1として、紗厚が線径より大きく、目開きが線径より小さく、開口率が14%であるメッシュを備えたスクリーン版を作製した。比較例2として、紗厚が線径より大きく、目開きが線径より大きく、開口率が30%であるメッシュを備えたスクリーン版を作製した。
[印刷品質の評価]
各スクリーン版を用い、グリーンシートに導体パターンを印刷した。各印刷工程では、他の印刷工程と同じ組成の導電性ペーストを用い、他の印刷工程に比べて導体パターンの平均膜厚が同等となるように印刷条件を設定した。次の評価基準により印刷膜厚の均一性及び版離れ性を評価した。評価結果を表1に示す。
(1)印刷膜厚の均一性の評価基準
印刷窓部の形状に対して導体パターンの外縁が波打っておらず、且つ導体パターンに擦れがない場合を「OK」と評価した。印刷窓部の形状に対して導体パターンの外縁が波打っているか、導体パターンに擦れがある場合を「NG」と評価した。
(2)版離れ性の評価基準
版離れ性に起因するグリーンシートの変形が生じていない場合を「OK」と評価した。版離れ性に起因するグリーンシートの変形が生じている場合を「NG」と評価した。
Figure 0005957998
実施例1及び比較例1の結果によって、メッシュの線径より紗厚を大きくすれば、メッシュの開口率を15%まで小さくしても印刷膜厚の均一性は低下しないことが確認された。実施例2及び比較例2の結果によって、メッシュの線径よりメッシュの目開きが小さくなるようにメッシュの開口率を小さくすれば、版離れ性は向上することが確認された。これらの結果から、本発明に係るスクリーン版によれば、印刷膜厚の均一性を低下させることなく、版離れ性を向上させることができるということが確認された。
1…スクリーン版、3…メッシュ、C…交差部、D1…線径、E1…目開き、P…平面、T1…紗厚。

Claims (3)

  1. メッシュを備えたスクリーン版であって、
    前記メッシュの開口率が15%以上であり、
    前記メッシュの目開きが前記メッシュの線径より小さく、
    前記メッシュの紗厚が前記メッシュの線径より大きく、
    前記メッシュの交差部には平面が形成されており、
    前記交差部に形成された平面の最大幅は、前記メッシュの線径より小さいことを特徴とするスクリーン版。
  2. メッシュを備えたスクリーン版であって、
    前記メッシュの開口率が15%以上であり、
    前記メッシュの目開きが前記メッシュの線径より小さく、
    前記メッシュの紗厚が前記メッシュの線径より大きく、
    前記メッシュの線径に対する前記メッシュの紗厚の比率は、前記メッシュの目開きに対する前記メッシュの線径の比率よりも大きいことを特徴とするスクリーン版。
  3. 請求項1又は2記載のスクリーン版を用いたスクリーン印刷工程を備えたことを特徴とする積層型電子部品の製造方法。
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