JP5957925B2 - 暗露光制御装置 - Google Patents

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    • H04N25/63Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise applied to dark current

Description

本発明はデジタルカメラに設けられる撮像素子の露光を制御する装置に関し、より詳しくは撮像素子に発生した暗電流による画像信号のノイズ成分を検出するために、暗露光を制御する装置に関する。
暗電流は受光していない状態において撮像素子に発生するものであり、露光時間が長くなるほど、撮影画像に対する影響が大きくなる。そこで従来、本露光を実行する度に暗露光を行い、暗露光により得られた画像データを本露光による画像データから減算して、暗電流の影響を低減させる装置が知られている(特許文献1)。この装置では、暗露光はシャッタ幕を閉じた状態で行われ、撮像素子に生じた暗電流による画像信号のノイズ成分を検出している。
特開平8−51571号公報
暗露光において、シャッタ幕を閉じるだけでは遮光が不十分な場合がある。例えば天体撮影を行っているときに撮影場所の近くを自動車が通り、そのヘッドライトの強い光が撮影レンズから入射した場合、シャッタ幕を通って撮像素子の受光面に漏れ込むことがある。従来の一眼レフカメラでは、暗露光はミラーがダウン状態にあるため、撮影レンズを通った光のいくらかはミラーによって遮られ、撮像素子に入射する光は比較的少ない。しかし近年開発されているミラーレス型カメラでは、撮影レンズを通った光は直接シャッタ幕に当たるため、撮像素子に入射するおそれが強い。
本発明は、暗露光を実行している間に強い光が撮影レンズに入り込むような状況であっても、撮像素子へ入射する光量を大幅に減少させることができる暗露光制御装置を提供することを目的としている。
本発明に係る暗露光制御装置は、シャッタを閉塞した状態で撮像素子に発生する画像信号を検出する暗露光実行手段と、撮像素子に入射する光量を調整するための絞りと、絞りの開度を調整する絞り駆動手段とを備え、絞り駆動手段は、暗露光実行手段の動作時に前記絞りの開度を、本露光における開度よりも縮小可能である特徴としている。
絞り駆動手段は、暗露光実行手段の動作時に絞りの開口面積を、本露光における開口面積の2分の1以下にしてもよく、あるいは絞りの開度を最小絞りにしてもよい。
暗露光制御装置は、撮像素子に対する露光時間と、撮像素子の感度と、撮像素子の温度とに基づいて、暗露光実行手段を動作させるか否かを判定する第1の暗露光判定手段を備えてもよい。この場合、絞り駆動手段は、第1の暗露光判定手段が撮像素子の感度が所定値を越えていると判定した場合に絞りを縮小するように構成されてもよい。
撮像素子に対する露光時間のみに基づいて、暗露光実行手段を動作させるか否かを判定する第2の暗露光判定手段を備えてもよい。これはバルブ撮影において効果的である。
暗露光装置は、撮像素子に対する露光時間と、撮像素子の感度と、撮像素子の温度とに基づいて、本露光を電子制御により時間的に分割して実行する必要があるか否かを判定する第1の分割露光判定手段を備えてもよい。この場合、暗露光実行手段は好ましくは、第1の分割露光判定手段が分割露光の必要があると判定した場合、本露光における分割露光の回数と同じ回数だけ暗露光を時間的に分割して実行する。また、第1の分割露光制御手段を備える構成では、絞り駆動手段は、暗露光の分割露光において絞りの開度を最小絞りにしてもよい。あるいは暗露光制御装置は、暗露光の1回目の分割露光において撮像素子に光の漏れ込みがあったか否かを判定する光漏れ検出手段をさらに備えてもよく、光漏れ検出手段によって漏れ込みがあったと判定された場合、絞り駆動手段は、暗露光の2回目以降の分割露光において絞りの開度を最小絞りにすることが好ましい。
暗露光制御装置は、撮像素子に対する露光時間のみに基づいて、本露光を電子制御により時間的に分割して実行する必要があるか否かを判定する第2の分割露光判定手段を備えてもよい。この場合、暗露光実行手段は、第2の分割露光判定手段が分割露光の必要があると判定した場合、本露光における分割露光の回数と同じ回数だけ暗露光を時間的に分割して実行する。これはバルブ撮影において効果的である。また、絞り駆動手段は、暗露光の分割露光において絞りの開度を最小絞りにしてもよく、暗露光の1回目の分割露光において撮像素子に光の漏れ込みがあったか否かを判定する光漏れ検出手段を備えており、光漏れ検出手段によって漏れ込みがあったと判定された場合、絞り駆動手段が、暗露光の2回目以降の分割露光において絞りの開度を最小絞りにしてもよい。
本発明によれば、暗露光を実行している間に強い光が撮影レンズに入り込むような状況であっても、撮像素子へ入射する光量を低減させることができる。
本発明の第1〜第3の実施形態に共通である一眼レフ・デジタルカメラの概略的な構成を示すブロック図である。 第1の実施形態における通常の撮影モードの制御ルーチンを示すフローチャートである。 第1の実施形態におけるバルブ撮影モードの制御ルーチンを示すフローチャートである。 第2の実施形態における通常の撮影モードの制御ルーチンを示すフローチャートである。 第2の実施形態におけるバルブ撮影モードの制御ルーチンを示すフローチャートである。 第3の実施形態における通常の撮影モードの制御ルーチンを示すフローチャートである。 第3の実施形態におけるバルブ撮影モードの制御ルーチンを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は一眼レフ・デジタルカメラの概略的な構成を示すブロック図であり、このデジタルカメラの構成は第1〜第3の実施形態に共通である。
撮影レンズ11、12の間には絞り13が設けられ、撮影レンズ11、12の後方にはミラー14とシャッタ幕15と撮像素子16が設けられる。ミラー14の上方にはプリズム17が配設される。プリズム17の下側にはピントガラス18が設けられ、プリズム17の背面側には対物レンズ19が設けられる。
撮影レンズ11、12の光軸X上における位置はレンズ制御回路21によって制御され、焦点調節あるいはズーミング動作が行われる。絞り13の開度は絞り駆動回路22によって調整され、撮像素子16に入射する光量が調整される。ミラー14の回動はミラー駆動回路23によって駆動され、シャッタ幕15の開閉はシャッタ駆動回路24によって駆動される。撮影レンズ11、12の合焦状態はAFセンサ25によって検出され、被写体の明るさは測光センサ26によって検出される。AFセンサ25と測光センサ26の検出信号はそれぞれCPU31に入力される。これらの検出信号に基づいて、CPU31により、レンズ制御回路21と絞り駆動回路22とミラー駆動回路23とシャッタ駆動回路24が制御され、撮影動作が実行される。
CPU31にはシャッタボタン、モードダイアル等の操作部材32と、液晶モニタ等の状態表示装置33が接続される。操作部材32によって、撮影モードが決定されるだけでなく、シャッタスピードおよび絞り値が設定され、また撮影動作が実行される。状態表示装置33には、そのときの撮影モード、シャッタスピード、絞り値等が表示される。
撮像素子16の基板には温度センサ28が取り付けられており、これにより撮像素子16の温度が検知されてCPU31に入力される。撮像素子16の撮像動作すなわち電荷蓄積動作および画像信号の読出し動作は画像処理回路(DSP)41により制御され、撮影により撮像素子16に発生した画像信号はDSP41において所定の画像処理を施される。
DSP41にはメモリ42とカードインターフェース43とモニタインターフェース44が接続される。モニタインターフェース44には液晶駆動回路45が接続され、液晶駆動回路45には液晶モニタ(LCD)46とバックライト47が接続される。画像処理された画像信号はメモリ42に格納されるほか、カードインターフェース43に接続されたカードメモリ(図示せず)に記録可能であり、またLCD46によって表示される。
図2は第1の実施形態における通常の撮影モードの制御ルーチンを示すフローチャートである。ステップ101では、操作部材32を操作することによって、撮像素子16の感度、シャッタスピード(Tv)等の撮影条件が設定される。シャッタボタンが全押しされることによってステップ102が実行され、撮影が開始される。ステップ103では、各種撮影条件により長秒NR(ノイズリダクション)が必要か否か判定される。ここで各種撮影条件とは、露光時間(シャッタスピード)、撮像素子16の感度、撮像素子16の温度である。また長秒NRとは、露光時間が例えば数10秒以上におよぶ場合等において、シャッタ幕15を閉塞した状態(すなわち暗露光)で撮像素子16に発生する暗電流に起因して生じる画像信号のノイズ成分を除去するための制御である。つまり、このノイズ成分はDSP41だけでは処理しきれない画素欠陥であり、長秒NRによって補正される。
ステップ103において長秒NRが必要であると判断されなかったとき、ステップ104へ進み、本露光のみが行われる。すなわち暗露光が実行されることなく、通常の撮影動作が行われる。ステップ105では、撮像素子16から画像信号が出力され、DSP41において画像処理が施されて撮影動作は終了する。
ステップ103において長秒NRが必要であると判断されたとき、ステップ106へ進み、本露光が行われた後、絞り13の開度が最小絞りに設定され、暗露光が行われる。より具体的には、本露光の後、シャッタ幕15が全閉状態に定められるとともに、絞り13の開度が最小値に定められ、この間に撮像素子16に発生するノイズ成分である画像信号が検出されてDSP41に出力される。なお暗露光の時間は本露光と同じ長さであってもよいが、本露光よりも短い時間に定め、演算により、本露光の露光時間に相当するノイズ成分を求めてもよい。
ステップ107では、DSP41において、本露光の画像データから暗露光の画像データ(ノイズ成分)が減算され、本露光の画像データに対する補正が行われる。次いでステップ105が実行され、撮影動作は終了する。
図3は第1の実施形態におけるバルブ撮影モードの制御ルーチンを示すフローチャートである。ステップ201では、操作部材32を操作することによって撮像素子16の感度が設定される。シャッタボタンが全押しされることによってステップ202が実行され、撮影すなわち本露光が開始される。本露光は撮影者がシャッタボタンを押し続けている間継続され、シャッタボタンが解放されるとステップ203が実行されて本露光は終了する。
ステップ204では、各種撮影条件により長秒NRが必要であるか否か判定されるが、ここでは本露光における露光時間が所定値を越えているときに長秒NRが必要であると判定される。すなわち図2に示す通常の撮影モードと異なり、撮像素子16に対する露光時間のみに基づいて暗露光の要否が判断される。長秒NRが不要であると判定された場合、ステップ205が実行されて撮像素子16から画像信号が出力され、DSP41において画像処理が施されて撮影動作は終了する。
ステップ204において長秒NRが必要であると判定された場合、ステップ206へ進み、絞り13の開度が最小絞りに設定され、暗露光が行われる。この間に撮像素子16に発生する画像信号が検出されてDSP41に出力される。次いでステップ207では、DSP41において、本露光の画像データから暗露光の画像データが減算され、本露光の画像データに対する補正が行われる。そしてステップ205が実行され、撮影動作は終了する。
以上のように図2に示す通常の撮影モードでは、ステップ103における長秒NRの要否は、撮像素子16に対する露光時間と、撮像素子16の感度と、撮像素子16の温度とに基づいて判定される。これに対して図3に示すバルブ撮影モードでは、ステップ204における長秒NRの要否は、撮像素子16に対する露光時間のみに基づいて判定される。
長秒NRの必要性を決定する要因は露光時間が最も支配的であり、撮像素子16の感度と温度の優先順位は露光時間よりも低い。長秒NRの必要性は例えばテーブルの形式でメモリ等に記憶される。このテーブルの内容は、例えば露光時間が32秒を越える撮影では、感度と温度に関係なく長秒NRを実行するが、露光時間が30秒よりも短い場合、感度が同じであれば、温度が高くなるほど長秒NRを実行する傾向が強くなるように作成されている。
以上のように第1の実施形態では、長秒NRの実行時すなわち暗露光時、絞り13の開度を最小絞りに設定しているので、カメラの外から光が入ってきても、この光の大部分は絞り13によって遮断され、閉塞状態にあるシャッタ幕15から撮像素子16に漏れ込むことが低減される。このような効果は特に、ミラーレス型カメラにおいて顕著であり、長時間露光における撮影画像の画質を大幅が向上する。
図4は第2の実施形態における通常の撮影モードの制御ルーチンを示すフローチャートである。ステップ301では操作部材32により、撮像素子16の感度、シャッタスピード(Tv)等の撮影条件が設定され、シャッタボタンが全押しされるとステップ302において撮影が開始される。ステップ303では、各種撮影条件により長秒NRが必要か否か判定される。ステップ303において長秒NRが不要であると判定されたとき、ステップ304において本露光のみが行われる。ステップ305では、撮像素子16から画像信号が出力され、DSP41において画像処理が施されて撮影動作は終了する。
ステップ303において長秒NRが必要であると判定されたとき、ステップ306において撮像素子16の感度が所定値(例えばISO1600)を越えているか否かが判定される。撮像素子16の感度が所定値以下である場合、つまり感度が相対的に低い場合、撮像素子16に生じる暗電流は比較的小さいと見做され、ステップ307において、本露光が行われた後、絞り13の開度を維持したまま暗露光が実行される。ステップ308では、DSP41において、本露光の画像データから暗露光の画像データが減算される。次いでステップ305が実行され、撮影動作は終了する。
ステップ306において撮像素子16の感度が所定値を越えていると判定された場合、ステップ309へ進み、本露光が行われた後、絞り13の開度が最小絞りに設定され、暗露光が行われる。そしてステップ308、305が実行され、撮影動作は終了する。第1の実施形態と同様に、暗露光の時間は本露光と同じ長さであってもよいが、本露光よりも短い時間に定め、演算により、本露光の露光時間に相当するノイズ成分を求めてもよい。
図5は第2の実施形態におけるバルブ撮影モードの制御ルーチンを示すフローチャートである。ステップ401では操作部材32により、撮像素子16の感度が設定され、シャッタボタンが全押しされるとステップ402において撮影すなわち本露光が開始される。シャッタボタンが解放されるとステップ403が実行されて本露光は終了する。ステップ404では、各種撮影条件(すなわち本露光における露光時間)により長秒NRが必要であるか否か判定される。露光時間が相対的に短く、長秒NRが不要であると判定された場合、ステップ405が実行されて撮像素子16から画像信号が出力され、DSP41において画像処理が施されて撮影動作は終了する。
ステップ404において長秒NRが必要であると判定された場合、ステップ406へ進み、撮像素子16の感度が所定値(例えばISO1600)を越えているか否かが判定される。撮像素子16の感度が所定値以下である場合、撮像素子16に生じる暗電流は比較的小さいと見做され、ステップ407において、本露光の絞り13の開度を維持したまま暗露光が実行される。次いでステップ408、405が実行され、撮影動作は終了する。
ステップ406において撮像素子16の感度が所定値を越えていると判定された場合、ステップ409へ絞り13の開度が最小絞りに設定され、暗露光が行われる。この間に撮像素子16に発生する画像信号が検出されてDSP41に出力される。次いでステップ408、405が実行され、撮影動作は終了する。
以上のように第2の実施形態では、長秒NRを行う場合に、ステップ306、406において撮像素子16の感度の大きさをチェックする。そして、撮像素子16の感度が相対的に高いとき、シャッタ幕15から漏れ込む光量が撮像素子16に生じる暗電流に与える影響、つまり画質に与える影響が大きいと判断されて、絞り13の開度が最小絞りに定められる。換言すれば、撮像素子16の感度が相対的に低いときには絞り13の開度を本露光と同じにするため、絞り13を駆動する頻度を減らすことができる。その他の作用効果は第1の実施形態と同じである。
図6は第3の実施形態における通常の撮影モードの制御ルーチンを示すフローチャートである。ステップ501〜505は図4に示す第2の実施形態におけるステップ301〜305と同様である。
ステップ503において長秒NRが必要であると判定されたとき、ステップ506において分割露光が必要であるか否か判定される。分割露光は、撮像素子16に対する露光を、電子制御により時間的に分割して実行するものである。例えば1回の露光時間を10秒に定め、1回の露光が完了する度に信号電荷を撮像素子16から出力するようにする。
分割露光の必要性は、撮像素子16に対する露光時間と、撮像素子16の感度と、撮像素子16の温度とに基づいて判定される。例えば、感度と温度を含む所定の演算式から露光時間の閾値を定め、分割露光が必要であるか否かを判定することができる。
ステップ506において分割露光が不要であると判定された場合、ステップ507において、本露光が行われた後、絞り13の開度を維持したまま暗露光が実行される。ステップ508では、DSP41において、本露光の画像データから暗露光の画像データが減算される。次いでステップ505が実行され、撮影動作は終了する。
ステップ506において分割露光が必要であると判定された場合、ステップ511へ進む。ステップ511では、まず本露光が分割露光により実行される。その後、本露光における分割露光の回数と同じ回数だけ、暗露光が時間的に分割して実行されるが、ステップ511では、暗露光の分割露光は1回だけ行われる。この暗露光の分割露光の時間は本露光の分割露光の時間よりも短く、演算により、本露光における1回の分割露光に対応した画像データ(ノイズ成分)が求められる。ステップ512では、ステップ511において実行された、暗露光の1回目の分割露光に対応する画像データがDSP41においてチェックされ、撮像素子16において光の漏れ込みがあったか否か判定される。具体的には、画素値が所定の閾値を越えた画素の数が所定値よりも多いとき、光の漏れ込みがあったと判定される。
ステップ512において光の漏れ込みがなかったと判定された場合、ステップ513が実行され、本露光における分割露光の回数と一致するまで、暗露光の分割露光が実行される。そしてステップ508において、本露光の画像データから暗露光の画像データが減算されるが、この減算は対応する画像データ同士に対して行われる。例えば本露光の2回目の分割露光の画像データから暗露光の2回目の分割露光の画像データが減算される。次いでステップ505が実行され、撮影動作は終了する。
ステップ512において光の漏れ込みがあったと判定された場合、ステップ514が実行され、暗露光の2回目以降の分割露光において絞り13の開度が最小絞りに設定される。そしてステップ513、508、505の順に処理が実行され、撮影動作は終了する。
図7は第3の実施形態におけるバルブ撮影モードの制御ルーチンを示すフローチャートである。ステップ601では、操作部材32により、撮像素子16の感度が設定され、シャッタボタンが全押しされると、ステップ602において撮影が開始される。ステップ603では露光時間が分割露光の必要時間を越えたか否か判定される。第2の実施形態におけるステップ506との違いは、露光時間のみに基づいて分割露光の要否を判定する点である。この判定の基準値は例えば30秒である。露光時間が基準値以下であるとき、ステップ604へ進み、本露光が終了したか否か判定される。本露光が終了していないとき、ステップ603へ戻る。
すなわちバルブ撮影が行われている間、ステップ603、604が繰り返し実行され、ステップ604において本露光が終了したと判定されるとステップ605へ進み、各種撮影条件により、長秒NRが必要であるか否か判定される。長秒NRが不要であると判定された場合、ステップ606において画像信号が撮像素子16から出力され、DSP41において画像処理が施されて撮影動作は終了する。
ステップ605において、露光時間、感度、温度等の各種撮影条件により長秒NRが必要であると判定された場合、ステップ607において、本露光の絞り13の開度を維持したまま暗露光が実行される。次いでステップ608、606が実行され、撮影動作は終了する。
ステップ603において露光時間が基準値を越えたと判定されたとき、ステップ611へ進み、分割露光が開始される。すなわち本露光が継続され、シャッタボタンが押されている間ステップ611は継続して実行される。シャッタボタンが解放されると、ステップ612へ進み、分割露光による暗露光が開始される。すなわちバルブ撮影モードにおいて分割露光が必要である場合、必ず長秒NRが行われる。またバルブ撮影モードにおける暗露光は、図6のステップ511と同様に、本露光における分割露光の回数と同じ回数だけ実行されるが、ステップ612では、暗露光の分割露光は1回だけ行われる。暗露光の分割露光の時間は本露光よりも短く、暗露光の画像データはステップ511と同様に演算により求められる。
ステップ613では、ステップ612において実行された、暗露光の1回目の分割露光に対応する画像データがDSP41においてチェックされ、ステップ512と同じ手法により、撮像素子16において光の漏れ込みがあったか否か判定される。ステップ613において光の漏れ込みがなかったと判定された場合、ステップ614において、本露光における分割露光の回数と一致するまで、暗露光の分割露光が実行される。そしてステップ608、606の順に処理が実行され、撮影動作は終了する。
ステップ613において光の漏れ込みがあったと判定された場合、ステップ615が実行され、暗露光の2回目以降の分割露光において絞り13の開度が最小絞りに設定される。そしてステップ614、608、606の順に処理が実行され、撮影動作は終了する。
以上のように第3の実施形態によっても、第1および第2の実施形態と同様に、撮像素子16に対する光の漏れ込みを抑えることができ、最終的に得られる撮影画像の画質を向上させることができる。なおステップ512、613では、暗露光の1回目の分割露光における光の漏れ込みの判定結果に基づいて、絞り13の開度を最小絞りにするか否かを決定しているが、光の漏れ込みの有無に関係なく、絞り13の開度を最小絞りに定めてもよい。またステップ513、614では、暗露光の1回目の分割露光による画像データを利用することを前提としているが、光の漏れ込みがあった場合には1回目の分割露光の画像データを破棄し、絞り13の開度を最小絞りに設定して、1回目の分割露光の画像データを取り直してもよい。
第1〜第3の実施形態では、暗露光時の絞り13の開度を最小絞りに設定しているが、本発明はこれに限定されない。例えば、本露光における絞り13の開口面積の2分の1以下にしてもよく、あるいは本露光における開度よりも縮小するように設定してもよい。
15 シャッタ幕
16 撮像素子

Claims (12)

  1. シャッタを閉塞した状態で撮像素子に発生する画像信号を検出する暗露光実行手段と、
    前記撮像素子に入射する光量を調整するための絞りと、
    前記絞りの開度を調整する絞り駆動手段とを備え、
    前記絞り駆動手段は、前記暗露光実行手段の動作時に前記絞りの開度を、本露光における開度よりも縮小可能であり
    前記暗露光実行手段は前記撮像素子の感度が所定値を越えているか否かを判定する感度判定手段を備え、前記感度判定手段が、前記感度が所定値を越えていると判定したとき、前記絞り駆動手段は前記絞りを縮小し、前記感度判定手段が、前記感度が所定値以下であると判定したとき、前記絞り駆動手段は前記絞りを維持することを特徴とする暗露光制御装置。
  2. 前記絞り駆動手段は、前記暗露光実行手段の動作時に前記絞りの開口面積を、本露光における開口面積の2分の1以下にすることを特徴とする請求項1に記載の暗露光制御装置。
  3. 前記絞り駆動手段は、前記暗露光実行手段の動作時に前記絞りの開度を最小絞りにすることを特徴とする請求項1に記載の暗露光制御装置。
  4. 前記撮像素子に対する露光時間と、前記撮像素子の感度と、前記撮像素子の温度とに基づいて、前記暗露光実行手段を動作させるか否かを判定する第1の暗露光判定手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の暗露光制御装置。
  5. 前記絞り駆動手段は、前記第1の暗露光判定手段が前記撮像素子の感度が所定値を越えていると判定した場合に前記絞りを縮小することを特徴とする請求項4に記載の暗露光制御装置。
  6. 前記撮像素子に対する露光時間のみに基づいて、前記暗露光実行手段を動作させるか否かを判定する第2の暗露光判定手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の暗露光制御装置。
  7. 前記撮像素子に対する露光時間と、前記撮像素子の感度と、前記撮像素子の温度とに基づいて、本露光を電子制御により時間的に分割して実行する必要があるか否かを判定する第1の分割露光判定手段を備え、前記暗露光実行手段は、前記第1の分割露光判定手段が分割露光の必要があると判定した場合、本露光における分割露光の回数と同じ回数だけ暗露光を時間的に分割して実行することを特徴とする請求項1に記載の暗露光制御装置。
  8. 前記絞り駆動手段は、前記暗露光の分割露光において前記絞りの開度を最小絞りにすることを特徴とする請求項7に記載の暗露光制御装置。
  9. 前記暗露光の1回目の分割露光において前記撮像素子に光の漏れ込みがあったか否かを判定する光漏れ検出手段を備え、前記光漏れ検出手段によって前記漏れ込みがあったと判定された場合、前記絞り駆動手段は、前記暗露光の2回目以降の分割露光において前記絞りの開度を最小絞りにすることを特徴とする請求項7に記載の暗露光制御装置。
  10. 前記撮像素子に対する露光時間のみに基づいて、本露光を電子制御により時間的に分割して実行する必要があるか否かを判定する第2の分割露光判定手段を備え、前記暗露光実行手段は、前記第2の分割露光判定手段が分割露光の必要があると判定した場合、本露光における分割露光の回数と同じ回数だけ暗露光を時間的に分割して実行することを特徴とする請求項1に記載の暗露光制御装置。
  11. 前記絞り駆動手段は、前記暗露光の分割露光において前記絞りの開度を最小絞りにすることを特徴とする請求項10に記載の暗露光制御装置。
  12. 前記暗露光の1回目の分割露光において前記撮像素子に光の漏れ込みがあったか否かを判定する光漏れ検出手段を備え、前記光漏れ検出手段によって前記漏れ込みがあったと判定された場合、前記絞り駆動手段は、前記暗露光の2回目以降の分割露光において前記絞りの開度を最小絞りにすることを特徴とする請求項10に記載の暗露光制御装置。
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