JP5957413B2 - エレベータ乗かご内監視装置 - Google Patents

エレベータ乗かご内監視装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5957413B2
JP5957413B2 JP2013111214A JP2013111214A JP5957413B2 JP 5957413 B2 JP5957413 B2 JP 5957413B2 JP 2013111214 A JP2013111214 A JP 2013111214A JP 2013111214 A JP2013111214 A JP 2013111214A JP 5957413 B2 JP5957413 B2 JP 5957413B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
car
recording
power
case
base member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013111214A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014227299A (ja
Inventor
悟 野内
悟 野内
利行 桑野
利行 桑野
弘光 本橋
弘光 本橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Building Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Building Systems Co Ltd
Priority to JP2013111214A priority Critical patent/JP5957413B2/ja
Publication of JP2014227299A publication Critical patent/JP2014227299A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5957413B2 publication Critical patent/JP5957413B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)

Description

本発明は、監視カメラで撮影した乗かご内の様子を記録装置で記録するエレベータ乗かご内監視装置に係り、特に既設のエレベータに設けるのに好適なエレベータ乗かご内監視装置に関する。
エレベータの乗かごには、乗かご内で悪戯書きや損壊行為等の悪事を行った者等を撮影して記録するエレベータ乗かご内監視装置が設けられているものがある。このエレベータ乗かご内監視装置は、エレベータの乗かご内の様子を撮影する監視カメラと、この監視カメラにより撮影されたものを記録媒体に記録する記録装置とを備える。この種の技術としては特許文献1に開示されたものがある。
特許文献1には、エレベータ乗かご内防犯装置が開示されている。このエレベータ乗かご内防犯装置は、乗かご内にビデオカメラを備え、このビデオカメラで撮影した映像をビデオテープ等の収録体に収録するようにしたエレベータ乗かご内防犯装置において、乗かごの運転盤内に、収録体への映像収録を行わせるビデオデッキが収納されている。
特開平10−310347号公報
特許文献1に開示のエレベータ乗かご内防犯装置において、ビデオデッキ(記録装置)は乗かごの運転盤に設けられるものである。このため、特許文献1に開示のエレベータ乗かご内防犯装置を既設のエレベータに設ける場合には、運転盤にビデオデッキを収容するスペースの確保、および、ビデオデッキを運転盤に取り付けるための部材の追加等の運転盤の改造を行う必要があり、その改造は煩雑である。
本発明は前述の事情を考慮してなされたものであり、その目的は、既設のエレベータの乗かごに従来よりも設けやすいエレベータ乗かご内監視装置を提供することにある。
前述の目的を達成するために本発明に係るエレベータ乗かご内監視装置は次のように構成されている。
本発明に係る一形態は、乗かごの天井板に取り付けられ、当該乗かご内の様子を撮影して撮影信号に変換する監視カメラと、記撮影信号記録媒体に記録する記録装置と、前記監視カメラおよび前記記録装置に供給する電力を出力する電源装置とを備えエレベータ乗かご内監視装置において、前記記録装置を収容するかご内ケースと、前記電源装置を収容するかご上ケースと、前記電源装置から前記監視カメラに電力を導く監視カメラ用電源線と、前記電源装置から前記記録装置に電力を導く記録装置用電源線と、前記監視カメラから前記記録装置に前記撮影信号を導く信号線とを備え、前記かご内ケースは、前記天井板の下面に添え当てられるベース部材を備え、前記かご上ケースは、前記天井板の上面に添え当てられる底板部を備え、前記監視カメラには、雄ネジ部が突出して設けられ、前記雄ネジ部は、前記監視カメラの内部と外部を連通させる筒状に形成されることで、前記監視カメラ用電源線と前記信号線とが通されるブッシングを兼ねるものであり、前記天井板には、前記雄ネジ部が挿し通されるネジ挿通穴と前記記録装置用電源線および前記信号線が通される配線穴とが貫通して設けられ、前記監視カメラ、前記かご内ケース、および前記かご上ケースは、前記ベース部材に設けられた配線穴と記底板部に設けられた配線穴とが前記天井板に設けられた前記配線穴の位置に対応して配置された状態で、前記ネジ挿通穴に挿し通した前記雄ネジ部と当該雄ネジ部に螺合するナットとを締結することによって、当該天井板に取り付けられ、前記監視カメラ用電源線は、前記雄ネジ部に通された状態で、一端を電源装置に接続され、他端を前記監視カメラに接続され、前記記録装置用電源線は、記ベース部材に設けられた前記配線穴と、前記天井板に設けられた前記配線穴と、記底板部に設けられた前記配線穴とに通された状態で、一端を前記電源装置に接続され、他端を前記記録装置に接続され、前記信号線は、前記雄ネジ部と、記ベース部材に設けられた前記配線穴と、前記天井板に設けられた前記配線穴と、記底板部に設けられた前記配線穴とに通された状態で、一端を前記監視カメラに接続され、他端を前記記録装置に接続されたことを特徴とする。
本発明に係る他形態は、乗かごの天井板に取り付けられ、当該乗かご内の様子を撮影して撮影信号に変換する監視カメラと、記撮影信号記録媒体に記録する記録装置と、前記監視カメラおよび前記記録装置に供給する電力を出力する電源装置とを備えエレベータ乗かご内監視装置において、前記記録装置を収容するかご内ケースと、前記電源装置を収容するかご上ケースと、前記電源装置から前記監視カメラに電力を導く監視カメラ用電源線と、前記電源装置から前記記録装置に電力を導く記録装置用電源線と、前記監視カメラから前記記録装置に前記撮影信号を導く信号線とを備え、前記かご内ケースは、前記天井板の下面に添え当てられるベース部材を備え、前記かご上ケースは、前記天井板の上面に添え当てられる底板部を備え、前記監視カメラには、雄ネジ部が突出して設けられ、記ベース部材と前記底板部とには、前記雄ネジ部が挿し通される取付穴、並びに前記監視カメラ用電源線および前記記録装置用電源線が通される配線穴が貫通して設けられ、前記天井板には、前記雄ネジ部が挿し通されるネジ挿通穴と前記記録装置用電源線および前記信号線が通される配線穴とが貫通して設けられ、前記監視カメラ、前記かご内ケース、および前記かご上ケースは、前記ベース部材に設けられた配線穴と記底板部に設けられた配線穴とが前記天井板に設けられた前記配線穴の位置に対応して配置された状態で、前記取付穴および前記ネジ挿通穴に挿し通した前記雄ネジ部と当該雄ネジ部に螺合するナットとを締結することによって、当該天井板に取り付けられ、前記監視カメラ用電源線は、記ベース部材に設けられた前記配線穴と、前記天井板に設けられた前記配線穴と、記底板部に設けられた前記配線穴とに通された状態で、一端を前記電源装置に接続され、他端を前記監視カメラに接続され、前記記録装置用電源線は、記ベース部材に設けられた前記配線穴と、前記天井板に設けられた前記配線穴と、記底板部に設けられた前記配線穴とに通された状態で、一端を前記電源装置に接続され、他端を前記記録装置に接続され、前記信号線は、前記かご内ケースの内部において前記監視カメラと前記記録装置との間に配線されたことを特徴とする。
本発明によれば上記何れかの構成により、既設のエレベータの乗かごに従来よりも設けやすいエレベータ乗かご内監視装置を提供できるようになる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態の説明により明らかにされる
本発明の第1の実施形態に係るエレベータ乗かご内監視装置に備えられる監視カメラおよびかご内ケースの配置の一例を示す斜視図である。 図1に示した監視カメラおよびかご内ケースの拡大斜視図である。 図1のIII−III拡大断面図である。 図1のIV−IV拡大断面図である。 図3に示したかご内ケースおよびベース板部のV−V断面図である。 図3に示したかご内ケースからカバー部材を取り外した状態の側面図である。 本発明の第2の実施形態に係るエレベータ乗かご内監視装置の図4に対応する図である。
本発明の第1の実施形態に係るエレベータ乗かご内監視装置について図1〜6を用いて説明する。
図1〜図4に示すように、第1の実施形態に係るエレベータ乗かご内監視装置1は、乗かご80内の様子を撮影して撮影信号に変換する監視カメラ2と、この監視カメラ2により撮影されたものを撮影信号に基づいてメモリカード4(記録媒体)に記録する記録装置3と、この記録装置3の状態を示す表示灯5と、100Vの交流電源に100V電源線70を介して接続され、この交流電源から供給される交流電力を監視カメラ2、記録装置3、表示灯5のそれぞれに適合した直流電力に変換する電源装置6と、表示灯5および記録装置3を収容するかご内ケース10と、電源装置6を収容するかご上ケース40と、電源装置6から監視カメラ2に電力を導く監視カメラ用電源線71と、電源装置6から記録装置3に電力を導く記録装置用電源線72、監視カメラ2から記録装置3に撮影信号を導く信号線73と、記録装置3から表示灯5に電力を導く表示灯用電源線74とを備える。
監視カメラ2は、乗かご80の天井を成す天井板82の下面に突出して設けられるものであり、円筒状の筐体2aを備える。この筐体2aは、乗かご80の奥側において一端を上端として天井板82に添え当てられた状態で天井板82に取り付けられる。筐体2aの他端(下端)には、レンズ(図示省略)と、このレンズを覆って位置するドーム状の保護カバー2bとを備える。監視カメラ2のレンズは、乗かご80の出入口81に向けられている。
監視カメラ2の筐体2aの上端には、雄ネジ部2cが突出して設けられている。この雄ネジ部2cは、監視カメラ2の内部と外部を連通させる筒状に形成されることで、電源装置6から監視カメラ2に電力を導く監視カメラ用電源線71と、監視カメラ2から記録装置3に撮影信号を導く信号線73とが通されるブッシングを兼ねている。つまり、雄ネジ部2cは円筒状に形成されたものであって、その円筒の外周面が雄ネジとして機能し、内周面がブッシングとして機能するものである。天井板82には、監視カメラ2の雄ネジ部2cが挿し通されるネジ挿通穴82aが設けられている。このネジ挿通穴82aに挿し通された雄ネジ部2cには、ナット2dが螺合している。つまり、監視カメラ2は雄ネジ部2cとナット2dによって天井板82に取り付けられている。
かご内ケース10は、天井板82に取り付けられるベース部材20と、このベース部材20に取り付けられたカバー部材30とを備える。
ベース部材20は、天井板82の下面に添え当られるベース板部21を備える。乗かご80の出入口81側を前側とし乗かご80の奥側を後側とした場合に、前後方向においてベース板部21の中央よりも前方の箇所には、監視カメラ2の雄ネジ部2cが挿し通される取付穴21aが貫通して設けられている。
ベース部材20は、監視カメラ2が挿入されて位置するカメラ配置穴23aと、このカメラ配置穴23aを囲んで位置し、乗かご80の出入口81に近い箇所ほど、天井板82からのかご内ケース10の突出寸法を小さくする先細り部22とを備える。先細り部22は、前方向に半円形状に張り出した傾斜板部23を備える。カメラ配置穴23aは傾斜板部23に貫通して設けられた楕円形の穴である。
記録装置3は、先細り部22よりも後方において、ベース板部21に取り付けられている。カバー部材30は、記録装置3を覆った状態でベース部材20に取り付けられる。
図4,図5に示すように、ベース部材20は、ベース板部21から下方向に延びて設けられ、ベース部材20に対するカバー部材30の配置をガイドする左右1対のガイド部24,25を備える。これら1対のガイド部24,25の間には、記録装置3が配置される。
カバー部材30は先細り部22よりも後方でベース部材20に取り付けられるものであり、記録装置3を下方から覆う下板部31と、左右方向において対向して位置する1対の側板部32,33と、記録装置3を後方から覆う奥板部34とを備える。1対の側板部32,33は、1対のガイド部24,25のそれぞれに対して、外側から重なり合って位置する。
カバー部材30の1対の側板部32,33のそれぞれには、雄ネジ26,27のそれぞれが挿し通される取付穴32a,33aが貫通して設けられている。ガイド部24には、取付穴32aに挿し通された状態の雄ネジ26が挿し通されるネジ挿通穴24aと、ガイド部24のガイド部25側の面に設けられ、ネジ挿通穴24aに挿し通された状態の雄ネジ26に螺合される雌ネジ28が設けられている。ガイド部25には、取付穴33aに挿し通された状態の雄ネジ27が挿し通されるネジ挿通穴33aと、ガイド部25のガイド部24側の面に設けられ、ネジ挿通穴33aに挿し通された状態の雄ネジ27に螺合される雌ネジ29が設けられている。
ベース部材20は先細り部22とガイド部24の間の位置に、カバー部材30の前端部が差し込まれる差込み部20aを備える。この差込み部20aは、カバー部材30の前端部の上下左右方向の移動を規制する。
カバー部材30は、差込み部20aに差し込まれた状態において、側板部32をガイド部24に雄ネジ26と雌ネジ28で締結され、側板部33をガイド部25に雄ネジ27と雌ネジ29で締結されることによって、ベース部材20に取り付けられている。
カバー部材30は、雄ネジ26,27が緩められてカバー部材30から取り除かれた状態で、図6に示すように矢印Aに移動されることによって、すなわち、ガイド部24に沿って後方向にスライドされることで差込み部20aから抜かれた後に下方向にスライドされることによって、ベース部材20から取り外される。このようにベース部材20からカバー部材30が取り外された状態で、記録装置3に対するメモリカード4の装着および取出しが行われる。
図4に示すように、ベース部材20は、先細り部22と差込み部20aとの間の位置に、表示灯5を収容している。先細り部22と差込み部20aと間に位置するベース部材20の箇所には、表示灯5の発光部を乗かご80内に対して露出させる窓20bが貫通して設けられている。
図3,図4に示すように、かご上ケース40は、天井板82の上面、すなわち乗かご80の天井裏に設けられている。このかご上ケース40は、箱状のケース本体50と、このケース本体50の開口部50aを塞いだ状態でケース本体50に取り付けられる蓋部材60とを備える。
ケース本体50は、かご上ケース40の底面を成す底板部51(図4に示す)と、前後方向において対向して位置する1対の側板部53,54と、左右方向において対向して位置する1対の側板部55,56(側板部55は図3、側板部56は図4に示す)とを備える。
ケース本体50の底板部51は、天井板82の上面に添え当てられて位置する。この底板部51には、監視カメラ2の雄ネジ部2cが挿し通される取付穴51aが貫通して設けられている。つまり、かご上ケース40は監視カメラ2およびかご内ケース10のベース部材20とともに、天井板82に設けられたネジ挿通穴82aの位置で、天井板82に対し雄ネジ部2cとナット2dにより締結されている。
ケース本体50の側板部54「の内壁面には電源装置6が添え当てられた状態で取り付けられている。
図4に示すように、蓋部材60は、ケース本体50の開口部50aを塞いだ状態に配置される天板部61と、この天板部61の縁から延び、ケース本体50の側板部53,54のそれぞれと重なり合って配置される側板部62,63を備える。これら側板部62,63のそれぞれには、雄ネジ64,65のそれぞれが挿し通される取付穴62a,63aが設けられている。ケース本体50には、取付穴62aに挿し通された状態の雄ネジ64が挿し通されるネジ挿通穴53aと、このネジ挿通穴53aに挿通された状態の雄ネジ64に螺合される雌ネジ53bと、取付穴63aに挿し通された状態の雄ネジ65が挿し通されるネジ挿通穴54aと、このネジ挿通穴54aに挿通された状態の雄ネジ65に螺合される雌ネジ54bとが設けられている。つまり、蓋部材60はケース本体50の開口部50aを塞いだ状態で、雄ネジ64,65と雌ネジ53b,54bによってケース本体50に締結されている。
ケース本体50の側板部56には、配線穴55aが貫通して設けられている。この配線穴55aには、100Vの交流電源から電源装置6に電力を導く100V電源線70が通される。また、配線穴55aの位置にはブッシング56が装着され、これにより、配線穴55aの縁との接触による100V電源線70の損傷が防止されている。
ケース本体50の底板部51、天井板82、ベース部材20のベース板部21のそれぞれには、互いに同軸上に配置される配線穴51b,82b,21bのそれぞれが貫通して設けられている。これらの配線穴51b,82b,21bには、電源装置6から記録装置3に電力を導く記録装置用電源線72と、監視カメラ2から記録装置3に撮影信号を導く信号線73とが通される。また、配線穴51b,82b,21bの位置にはブッシング83が装着され、これにより、配線穴51b,82b,21bのそれぞれの縁との接触による記録装置用電源線72および信号線73の損傷が防止されている。
ブッシング83は配線穴51b,82b,21bの全てを貫通して位置することで、かご内ケース10のベース部材20とかご上ケース40のケース本体50とが天井板82に対し監視カメラ2の雄ネジ部2cを中心として回転することを阻止する。
ブッシング83は、配線穴51bの周囲においてかご上ケース40の底板部51に上方から接する鍔状の上部抜け止め部83bと、配線穴21bの周囲においてかご内ケース10のベース板部21に下方から接する鍔状の下部抜け止め部83bとを備える。これら上部抜け止め部83bと下部抜け止め部83bは、ブッシング83が配線穴51b,82b,21bから抜けることを阻止しているとともに、かご内ケース10のベース板部21と天井板82とかご上ケース40の底板部51とを上下方向において挟持している。
このように構成されたエレベータ乗かご内監視装置1を既設の乗かご80に設置する作業は、乗かご80の天井裏側に配された作業者(以下「かご上作業者」という)と、乗かご80内に配された作業者(以下「かご内作業者」という)とによって行われる。それらかご上作業者とかご内作業者により行われる作業の手順を、次に説明する。なお、その作業の前に、かご内ケース10のベース部材20に対する記録装置3と表示灯5との取付け、記録装置3と表示灯5とを接続する表示灯用電源線74の配線、かご上ケース40のケース本体50に対する電源装置6の取付け、ケース本体50に設けられた配線穴55aに対するブッシング56の装着は、完了している。
はじめに、かご上作業者とかご内作業者は、天井裏に既に設置されている機器を避けてかご上ケース40を配置することと、監視カメラ2のレンズを乗かご80の出入口81に向けることと、記録装置3に対してメモリカード4を抜き取るのに要する乗かご80の奥壁84と記録装置3との間隔とを考慮して、かご上ケース40、かご内ケース10および監視カメラ2の取付位置を決定し、この取付位置に基づいて、かご上作業者は天井板82の上面にネジ挿通穴82aの中心および配線穴82bの中心を罫書きする。
次に、かご上作業者は、天井板82の上面に対して行った罫書きに基づき、天井板82に対して穴あけ加工を行って、ネジ挿通穴82aと配線穴82bとを天井板82に設ける。
次に、かご内作業者は、かご内ケース10のベース部材20に設けられたカメラ配置穴23aに監視カメラ2の筐体2aを挿入するとともに、ベース部材20に設けられた取付穴21aに監視カメラ2の雄ネジ部2cを挿し通す。そして、取付穴21aに挿し通された状態の雄ネジ部2cを、天井板82のネジ挿通穴82aに下方から挿し通して、天井板82の上面側(天井裏)に突出させる。
次に、かご上作業者は、ネジ挿通穴82aから天井板82の上面側に突出した状態の雄ネジ部2cを、かご上ケース40のケース本体50に設けられた取付穴51aに挿し通す。そして、かご上作業者は、取付穴51aからケース本体50の内側に突出した状態の雄ネジ部2cにナット2dを螺合させ仮締めする。この仮締めの段階において、かご上作業者は、監視カメラ2、かご内ケース10およびかご上ケース40を、雄ネジ部2cを中心に回転自在な状態としておく。
次に、かご上作業者は、仮止めされた状態のかご上ケース40を監視カメラ2の雄ネジ部2cを中心に回転させることで、かご上ケース40の底板部51に設けられた配線穴51bを、天井板82に設けられた配線穴82bと同軸上に配置する。また、かご内作業者は、仮止めされた状態のかご内ケース10を監視カメラ2の雄ネジ部2cを中心に回転させることで、かご内ケース10のベース部材20に設けられた配線穴21bを、天井板82に設けられた配線穴82bと同軸上に配置する。配線穴51b,21bの両方が配線穴82bと同軸上に配置された状態において、かご上作業者およびかご内作業者はいずれか1人で、または2人で協力して、それらの配線穴51b,82b,21bの位置にブッシング83を装着する。
次に、かご内作業者は、仮止めされた状態の監視カメラ2を雄ネジ部2cを中心に回転させることで、監視カメラ2のレンズを乗かご80の出入口81に向ける。
次に、かご上作業者は、ナット2dを本締めして、監視カメラ2、かご内ケース10のベース部材20およびかご上ケース本体50を、天井板82に対して固定する。
次に、かご上作業者およびかご内作業者はいずれか1人で、または2人で協力して、100V交流電源と電源装置6とを接続する100V電源線70の配線、電源装置6と監視カメラ2とを接続する監視カメラ用電源線71の配線、電源装置6と記録装置3とを接続する記録装置用電源線72の配線、監視カメラ2と記録装置3とを接続する信号線73の配線を行う。
最後に、かご上作業者はかご上ケース40の蓋部材60をケース本体50に取付け、かご内作業者はかご内ケース10のカバー部材30を、ベース部材20に取り付ける。これで、既設の乗かご80に対するエレベータ乗かご内監視装置1の設置は完了する。
第1の実施形態に係るエレベータ乗かご内監視装置1は、次の効果を奏する。
第1の実施形態に係るエレベータ乗かご内監視装置1は、乗かご80の天井板82に対して雄ネジ部2cが挿し通されるネジ挿通穴82aと、記録装置用電源線72および信号線73が通される配線穴82bとを設けるだけで、既設のエレベータの乗かごに設けることができるものであるので、従来よりも既設のエレベータの乗かごに設けやすくすることができる。
第1の実施形態に係るエレベータ乗かご内監視装置1において、かご内ケース10は、監視カメラ2が挿入されて位置するカメラ配置穴23aと、このカメラ配置穴23aを囲んで位置し、乗かご80の出入口81に近い箇所ほど、かご内ケース10の厚さ寸法を小さくする先細り部22とを備える。これにより、第1の実施形態に係るエレベータ乗かご内監視装置1は、乗客が出入口81から乗かご80に入ったときに、天井板82の下面からかご内ケース10が突出している印象を軽減することができる。
第1の実施形態に係るエレベータ乗かご内監視装置1において、カバー部材30はベース部材20に対して着脱自在に取り付けられるものであり、このカバー部材30がベース部材20から取り外された状態において、記録装置3がメモリカード4の装着および取出しを行うことが可能に露出される。これにより、第1の実施形態に係るエレベータ乗かご内監視装置1は、かご内ケース10が天井板82に取り付けられた状態での記録装置3に対するメモリカード4の装着、および、記録装置3からのメモリカード4の取出しを行いやすくすることができる。
第1の実施形態に係るエレベータ乗かご内監視装置1において、ブッシング83は上部抜け止め部83aと下部抜け止め部83bによって、かご内ケース10のベース板部21と天井板82とかご上ケース40の底板部51とを挟持するので、雄ネジ部2cとナット2dのみによって天井板82にかご内ケース10とかご上ケース40とを取り付ける場合よりも、天井板82に対するかご内ケース10およびかご上ケース40の取付強度を高めることができる。
本発明の第2の実施形態に係るエレベータ乗かご内監視装置について、図7を用いて説明する。ここでは、第2の実施形態に係るエレベータ乗かご内監視装置と第1の実施形態に係るエレベータ乗かご内監視装置との相違点のみ説明する。
図7に示すように、第2の実施形態に係るエレベータ乗かご内監視装置101において、監視カメラ2には、第1の実施形態における雄ネジ部2cとは相違し、ブッシングを兼ねない雄ネジ部102cが設けられている。
第2の実施形態に係るエレベータ乗かご内監視装置101においては、雄ネジ部102cがブッシングを兼ねないことに関連して、電源装置6と監視カメラ2とを接続する監視カメラ用電源線71の配線の態様、監視カメラ2と記録装置3とを接続する信号線73の配線の態様とが、第1の実施形態におけるそれらの配線の態様とは相違する。
第2の実施形態に係るエレベータ乗かご内監視装置101においては、監視カメラ用電源線71と信号線73は、監視カメラ2の筐体2aの側部から引き出されて設けられている。そして、監視カメラ用電源線71は、かご上ケース40の底板部51に設けられた配線穴51bと、天井板82に設けられた配線穴82bと、かご内ケース10のベース板部21に設けられた配線穴21bとに通された状態で、一端を電源装置6に接続されていて、他端を監視カメラ2に接続されている。信号線73は、かご内ケース10の内部において監視カメラ2と記録装置3との間に配線されている。
このように構成された第2の実施形態に係るエレベータ乗かご内監視装置101は、乗かご80の天井板82に対して雄ネジ部102cが挿し通されるネジ挿通穴82aと、監視カメラ用電源線71および記録装置用電源線72が通される配線穴82bとを設けるだけで、既設のエレベータの乗かごに設けることができるものであるので、従来よりも既設のエレベータの乗かごに設けやすくすることができる。
1 エレベータ乗かご内監視装置
2 監視カメラ
2c 雄ネジ部
2d ナット
3 記録装置
4 メモリカード(記録媒体)
6 電源装置
10 かご内ケース
20 ベース部材
21a 取付穴
21b 配線穴
22 先細り部
23a カメラ配置穴
30 カバー部材
40 かご上ケース
51 底板部
51a 取付穴
51b 配線穴
71 監視カメラ用電源線
72 記録装置用電源線
73 信号線
80 乗かご
81 出入口
82 天井板
82a ネジ挿通穴
82b 配線穴
101 エレベータ乗かご内監視装置
102c 雄ネジ部

Claims (4)

  1. 乗かごの天井板に取り付けられ、当該乗かご内の様子を撮影して撮影信号に変換する監視カメラと、記撮影信号記録媒体に記録する記録装置と、前記監視カメラおよび前記記録装置に供給する電力を出力する電源装置とを備えエレベータ乗かご内監視装置において、
    前記記録装置を収容するかご内ケースと、前記電源装置を収容するかご上ケースと、前記電源装置から前記監視カメラに電力を導く監視カメラ用電源線と、前記電源装置から前記記録装置に電力を導く記録装置用電源線と、前記監視カメラから前記記録装置に前記撮影信号を導く信号線とを備え、
    前記かご内ケースは、前記天井板の下面に添え当てられるベース部材を備え、
    前記かご上ケースは、前記天井板の上面に添え当てられる底板部を備え、
    前記監視カメラには、雄ネジ部が突出して設けられ、
    前記雄ネジ部は、前記監視カメラの内部と外部を連通させる筒状に形成されることで、前記監視カメラ用電源線と前記信号線とが通されるブッシングを兼ねるものであり、
    前記天井板には、前記雄ネジ部が挿し通されるネジ挿通穴と前記記録装置用電源線および前記信号線が通される配線穴とが貫通して設けられ、
    前記監視カメラ、前記かご内ケース、および前記かご上ケースは、前記ベース部材に設けられた配線穴と記底板部に設けられた配線穴とが前記天井板に設けられた前記配線穴の位置に対応して配置された状態で、前記ネジ挿通穴に挿し通した前記雄ネジ部と当該雄ネジ部に螺合するナットとを締結することによって、当該天井板に取り付けられ、
    前記監視カメラ用電源線は、前記雄ネジ部に通された状態で、一端を電源装置に接続され、他端を前記監視カメラに接続され、
    前記記録装置用電源線は、記ベース部材に設けられた前記配線穴と、前記天井板に設けられた前記配線穴と、記底板部に設けられた前記配線穴とに通された状態で、一端を前記電源装置に接続され、他端を前記記録装置に接続され、
    前記信号線は、前記雄ネジ部と、記ベース部材に設けられた前記配線穴と、前記天井板に設けられた前記配線穴と、記底板部に設けられた前記配線穴とに通された状態で、一端を前記監視カメラに接続され、他端を前記記録装置に接続されたことを特徴とするエレベータ乗かご内監視装置。
  2. 乗かごの天井板に取り付けられ、当該乗かご内の様子を撮影して撮影信号に変換する監視カメラと、記撮影信号記録媒体に記録する記録装置と、前記監視カメラおよび前記記録装置に供給する電力を出力する電源装置とを備えエレベータ乗かご内監視装置において、
    前記記録装置を収容するかご内ケースと、前記電源装置を収容するかご上ケースと、前記電源装置から前記監視カメラに電力を導く監視カメラ用電源線と、前記電源装置から前記記録装置に電力を導く記録装置用電源線と、前記監視カメラから前記記録装置に前記撮影信号を導く信号線とを備え、
    前記かご内ケースは、前記天井板の下面に添え当てられるベース部材を備え、
    前記かご上ケースは、前記天井板の上面に添え当てられる底板部を備え、
    前記監視カメラには、雄ネジ部が突出して設けられ、
    記ベース部材と前記底板部とには、前記雄ネジ部が挿し通される取付穴、並びに前記監視カメラ用電源線および前記記録装置用電源線が通される配線穴が貫通して設けられ、
    前記天井板には、前記雄ネジ部が挿し通されるネジ挿通穴と前記記録装置用電源線および前記信号線が通される配線穴とが貫通して設けられ、
    前記監視カメラ、前記かご内ケース、および前記かご上ケースは、前記ベース部材に設けられた配線穴と記底板部に設けられた配線穴とが前記天井板に設けられた前記配線穴の位置に対応して配置された状態で、前記取付穴および前記ネジ挿通穴に挿し通した前記雄ネジ部と当該雄ネジ部に螺合するナットとを締結することによって、当該天井板に取り付けられ、
    前記監視カメラ用電源線は、記ベース部材に設けられた前記配線穴と、前記天井板に設けられた前記配線穴と、記底板部に設けられた前記配線穴とに通された状態で、一端を前記電源装置に接続され、他端を前記監視カメラに接続され、
    前記記録装置用電源線は、記ベース部材に設けられた前記配線穴と、前記天井板に設けられた前記配線穴と、記底板部に設けられた前記配線穴とに通された状態で、一端を前記電源装置に接続され、他端を前記記録装置に接続され、
    前記信号線は、前記かご内ケースの内部において前記監視カメラと前記記録装置との間に配線されたことを特徴とするエレベータ乗かご内監視装置。
  3. 請求項1または2記載のエレベータ乗かご内監視装置において、
    前記かご内ケースは、前記監視カメラが挿入されて配置されるカメラ配置穴を有すると共に当該カメラ配置穴を囲んで位置され、前記乗かごの出入口に近い箇所さ寸法小さくされた先細り部を有することを特徴とするエレベータ乗かご内監視装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項記載のエレベータ乗かご内監視装置において、
    前記記録装置は、着脱自在なメモリカードを前記記媒体として備えるものであって、前記ベース部材に取り付けられ、
    前記かご内ケースは、前記ベース部材に対して前記記録装置を覆った状態で取り付けられたカバー部材を備え、
    前記カバー部材は前記ベース部材に対して着脱自在に取り付けられると共に当該ベース部材から取り外された状態において、前記記録装置が前記メモリカードの装着および取出しを行うことが可能に露出されることを特徴とするエレベータ乗かご内監視装置。
JP2013111214A 2013-05-27 2013-05-27 エレベータ乗かご内監視装置 Active JP5957413B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013111214A JP5957413B2 (ja) 2013-05-27 2013-05-27 エレベータ乗かご内監視装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013111214A JP5957413B2 (ja) 2013-05-27 2013-05-27 エレベータ乗かご内監視装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014227299A JP2014227299A (ja) 2014-12-08
JP5957413B2 true JP5957413B2 (ja) 2016-07-27

Family

ID=52127498

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013111214A Active JP5957413B2 (ja) 2013-05-27 2013-05-27 エレベータ乗かご内監視装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5957413B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3406556A1 (en) 2017-05-23 2018-11-28 Otis Elevator Company Elevator doorway display systems for elevator cars

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3333398B2 (ja) * 1996-09-02 2002-10-15 株式会社日立ビルシステム エレベータのかご内映像記録装置
JP2002037554A (ja) * 2000-07-04 2002-02-06 Otis Elevator Co エレベータ乗りかご内の監視装置
JP2004043116A (ja) * 2002-07-12 2004-02-12 Otis Elevator Co 乗りかご内映像記録装置の防振ケース
JP2012056693A (ja) * 2010-09-08 2012-03-22 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの映像記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014227299A (ja) 2014-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5870779B2 (ja) 建設機械のカウンタウェイト装置
JP5957413B2 (ja) エレベータ乗かご内監視装置
US9610850B2 (en) Vehicle charging unit
JP6682755B2 (ja) カメラ装置
JP2015016938A (ja) エレベーターのかご内映像記録装置
JP2007332630A (ja) フエンス用機器取り付け装置及びフエンス
JP5635344B2 (ja) 電気機器
KR101532346B1 (ko) 듀얼 카메라가 장착된 차량용 블랙박스
JP3214832U (ja) 鉄道車両用防犯カメラシステム
JP5550973B2 (ja) ビデオカメラ装置及びそのカメラアダプタ構造
JP2012220537A (ja) 電気機器の配線構造、及び画像形成装置
KR200460881Y1 (ko) Cctv 카메라의 공용 부착형 브라켓 구조
CN212111303U (zh) 易燃挥发物探测器
JP2007150790A (ja) 監視カメラ
JP6035532B2 (ja) 車両用充電装置
JP4735587B2 (ja) 蓋の取付構造
CN210865089U (zh) 一种车载违法取证设备
JP5052202B2 (ja) 端子装置
KR101594692B1 (ko) 열차용 차상 모니터 거치대
JP4798394B2 (ja) 電気機器用ケース
JP6247102B2 (ja) 車両用充電装置
JP2016096282A (ja) 電気機器収納用箱
CN205427976U (zh) 行车记录仪
JPS6022726Y2 (ja) 操作盤
JP2015016939A (ja) エレベーターのかご内映像記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160412

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160414

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160512

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160614

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160620

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Ref document number: 5957413

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150