JP4798394B2 - 電気機器用ケース - Google Patents

電気機器用ケース Download PDF

Info

Publication number
JP4798394B2
JP4798394B2 JP2008045874A JP2008045874A JP4798394B2 JP 4798394 B2 JP4798394 B2 JP 4798394B2 JP 2008045874 A JP2008045874 A JP 2008045874A JP 2008045874 A JP2008045874 A JP 2008045874A JP 4798394 B2 JP4798394 B2 JP 4798394B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
opening
lid
plate portion
lid member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008045874A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009206249A (ja
Inventor
徹 浦野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2008045874A priority Critical patent/JP4798394B2/ja
Publication of JP2009206249A publication Critical patent/JP2009206249A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4798394B2 publication Critical patent/JP4798394B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Description

本発明は、箱状の電気機器用ケースに関し、特に上壁に小蓋を備えたケースの防水構造に関する。
内部に電気機器を収納する電気機器用ケースにおいて、内部に設けられた端子台と外部から導入する配線とを接続するために、ケースの上蓋(上壁)に一部分のみ内部が露出可能となるよう開口部を備えたものがある。このように上蓋に開口部を備えた構造のケースを例えば車両のエンジンルームのように雨水等が付着する虞のある場所に設置する場合には、防水性を確保するために、通常、開口部を着脱可能な小蓋(蓋部材)で覆うとともに小蓋の周囲部と上蓋との間にシーリングを施している(特許文献1)。
特許第3832308号公報
上記のような電気機器用ケースでは、ケースの上蓋側に雌ねじが設けられ、小蓋を上蓋に載せてボルトによって固定することが一般的である。そして、ボルトの取付部から内部に水が侵入しないように、上蓋側の雌ねじを貫通せずに形成している。
しかしながら、このように上蓋側の雌ねじを貫通せずに形成するには、上蓋の少なくとも雌ねじ部分を肉厚にする必要がある。したがって、上蓋を鋳物で製作したり、板金で製作した上蓋に一端が閉塞した雌ネジを溶接して製作したりする必要があり、部品重量やコストが上昇してしまうといった問題点がある。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、防水性を確保しつつコストや重量を抑えた蓋部材付の電気機器用ケースを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、上壁の一部に開口部が設けられた箱状のケース本体と、前記上壁より小さく形成され、かつ前記開口部を着脱可能に覆う蓋部材とを備えた電気機器用ケースにおいて、上壁の開口部の周囲にボルトが挿通されるボルト孔を形成するとともに、蓋部材に下端が閉塞された雌ねじを形成し、蓋部材によって前記ケース本体の内側から開口部を覆うと共にボルト孔に挿通されたボルトが雌ねじに螺合されることで、ケース本体の上壁に蓋部材が固定されることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、ケース本体の側壁に挿入口が設けられ、蓋部材は、挿入口をケース本体の外側から覆う縦板部と、縦板部から側方に延びて形成され、挿入口から前記ケース本体の内部に挿入されて開口部を覆う横板部と、を備えたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2において、蓋部材は、ケース本体の側壁に対して上下方向に調節可能に固定されることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3において、蓋部材は、前記雌ねじが形成される位置よりも外側にシール部材が配設されていることを特徴とする。
本発明の請求項1の電気機器用ケースによれば、開口部を覆う蓋部材を内側から覆う構造とし、蓋部材側に下端が閉塞された雌ねじを形成している。したがって、ボルト取付部における防水性を確保しつつ、蓋部材より大きな上壁を板金で製作することができ、重量及びコストが抑制された蓋部材付の電気機器用ケースが実現可能となる。
本発明の請求項2の電気機器用ケースによれば、挿入口から横板部を挿入することで、横板部により内側から上壁の開口部を覆うことができる。更に、縦板部によって挿入口が塞がれるので防水性が確保され、上記請求項1の電気機器用ケースが容易に実現可能となる。
本発明の請求項3の電気機器用ケースによれば、蓋部材はケース本体の上壁に対して横板部の上下位置が調節可能に固定されるので、上壁と蓋部材との密着性を高めることができる。
本発明の請求項4の電気機器用ケースによれば、蓋部材は前記雌ねじが形成される位置よりも外側にシール部材が配設されているため、ケース本体の内部に上壁の開口部の周囲に設けられたボルトが挿通されるボルト孔から浸入した水が浸入することを防ぐことができ防水性が向上する。
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る電気機器用ケースを用いたエンジンコントロールボックスの全体図である。
車両のエンジンコントロールボックスは、エンジンルームに備えられており、表面に雨水や泥はね等が掛かる虞のある環境下に配置されている。エンジンコントロールボックスは、電気機器用ケース(以下、ケース1という)の内部にCPU等の電子機器が内蔵されて構成されており、外部からケース内に信号線(ハーネス)や電源コードが引き込まれている。
図1に示すように、ケース1は、上方が開口した箱状の本体部(ケース本体)2と、該本体部2の上側を覆う上蓋(上壁)3とを備えている。上蓋3は、本体部2の側壁2aより外方に突出したフランジ4に、ボルト5によって締結されている。ハーネス6は、本体部2の側壁2bに設けられた開口部からケース内部に導かれており、開口部から内部に雨水が侵入しないように、ハーネス6とともに開口部がチューブ7によって覆われている。
図2は、小蓋の取付構造を示す斜視図である。
図2に示すように、ケース1の内部にはCPU等の電子機器のインターフェースとハーネス6とを電気的に接続するための端子台10が備えられている。端子台10は、ケース1の本体部2内に設置された状態で、ハーネス6の接続、取り外しが可能なように、上方に作業スペースが確保されている。
ケース1の上蓋3には、開口部11が設けられている。開口部11は、端子台10に作業者の手がアプローチできるように、端子台10の上方に位置している。また、ケース1には、上蓋3より小さく形成され、かつ開口部11を密閉する小蓋12が着脱自在に備えられている。
ケース1の側壁2bには、開口部11に近接した位置に、開口部11より横幅の大きい長方形状の挿入口13が設けられている。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る小蓋12の取付部の断面図であり、A)は小蓋12の挿入途中の状態を、B)は小蓋12の取付後の状態を示す。図4は、小蓋12の縦板部12aの構造を示す正面図である。
図3に示すように、小蓋12は、断面略T字状の部材であって、挿入口13を覆う長方形の板部材である縦板部12aと、縦板部12aの上下方向略中央から水平に延びる横板部12bとから構成されている。
横板部12bは、幅が開口部11より大きくかつ挿入口13より若干小さく形成されており、A)に示すように外方から挿入口13に挿入され、B)に示すように上蓋3の開口部11を下方から塞ぐ機能を有する。
上蓋3と小蓋12とはボルト14により着脱可能に固定されている。詳しくは、開口部11の周囲には、ボルト孔15が略等間隔で6箇所設けられている一方、小蓋12の横板部12bには、このボルト孔15に相対するように雌ねじ16が6箇所形成されている。小蓋12は、雌ねじ16が貫通しないように、例えば鋳造によって横板部12bの肉厚が大きく形成され、内側となる雌ねじの下端が閉塞されている。更に、上蓋3と小蓋12の横板部12bとの間には、開口部11及びボルト14の周囲を巻くようにOリング(シール部材)17が設置されており、このOリング17は上蓋3と小蓋12の横板部12bとの間からケース1の内部への雨水等の侵入を防止する機能を有している。
また、ケース1の側壁2bと小蓋12ともボルト20により着脱可能に固定されている。詳しくは、側壁2bが上蓋3より上方に突出しており、小蓋12の取付用フランジの一部としての機能を有する。側壁2bの挿入口13の周囲、四隅には、雌ねじ21が形成されている。雌ねじ21は、上蓋3より上方に突出した部位に配置されたものを除き、内側が閉塞されている。小蓋12の縦板部12aには、この雌ネジ21に相対するようにボルト孔22が設けられている。側壁2bと小蓋12の縦板部12aとの間には、挿入口13の周囲を巻くようにOリング23が設置されており、このOリング23は側壁2bと小蓋12の縦板部12aとの間からケース1の内部への雨水等の侵入を防止する機能を有している。更に、小蓋12の縦板部12aに設けられたボルト孔22は、図4に示すように、上下方向に延びる長孔となっている。
上記のような構成により、本実施形態のケース1では、上方のボルト14及び側方のボルト20を取り外し、挿入口13から横板部12bを引き抜くことで小蓋12を取り外すことが可能となり、端子台10の上方に設けた上蓋3の開口部11を容易に開放することができる。特に、本実施形態のケース1では、開口部11を覆う小蓋12を、開口部11の下方即ちケース1の内側から覆う構造とし、小蓋12側にボルト14締結用の雌ねじ16を形成している。したがって、小蓋12より大きな上蓋3を板金で製作することができるとともに、防水性を確保するため雌ねじ16が貫通しないように横板部12bを鋳造で肉厚に製作したとしても小蓋12は上蓋3より小さいので、防水性を確保しつつ重量及びコストが抑制された小蓋付きケースが実現可能となる。
なお、小蓋12の縦板部12aのボルト孔22を上下方向に長穴としたので、上蓋3に対する上下位置を調節して小蓋12を固定することができ、上蓋3と小蓋12との密着性を高めることができる。
次に、図5を用いて本発明の第2の実施形態を説明する。
図5は、本実施形態に係る小蓋12の取付部の構造を示す断面図である。
以下、第1の実施形態と異なる部分のみ説明する。
図5に示すように、本実施形態では、小蓋12の横板部12bが縦板部12aから上方に向かって斜めに延び、縦板部12aの上端と略同じ上下位置で屈曲して水平となっている。そして、この横板部12bの水平部分に雌ねじ16を設ける構造となっている。なお、図中では、縦板部12aを締結するボルト20が左右1個ずつの計2個となっているが、このボルト20の締結箇所あるいは、上蓋3と横板部12bとを締結するボルト14の締結箇所は限定されるものではなく、夫々密着性が確保されるように位置及び個数を適宜設定すればよい。
以上の構成により、本実施形態では、第1の実施形態と同様に防水性を確保しつつ重量及びコストが抑制された小蓋付きケースが可能となるとともに、ケース1の側壁2bを上蓋3より上方に突出させる必要がなく、外観を向上させることができる。
なお、以上の実施形態において、小蓋12の縦板部12aを下方に延ばしてハーネス6のケース1への引き込み部分を密閉する構造としてもよい。このようにすれば、縦板部12aによってハーネス6の引き込み部分の防水も図ることができ、ケース1全体の防水性を向上させることができる。
また、以上の実施形態では、ケース1を車両のエンジンコントロールボックスに採用しているが、本発明はこれに限定するものではなく、防水性を必要とする小蓋付のケースに広く採用することができる。
本発明に係る電気機器用ケースを用いたエンジンコントロールボックの全体図である。 小蓋の取付構造を示す斜視図である。 第1の実施形態に係る小蓋の取付部の構造を示す断面図であり、A)は小蓋の挿入途中の状態を、B)は小蓋の取付後の状態を示す。 小蓋の縦板部の構造を示す正面図である。 第2の実施形態に係る小蓋の取付部の構造を示す断面図である。
符号の説明
1 ケース
2 本体部
3 上蓋
11 開口部
12 小蓋
12a 縦板部
12b 横板部
13 挿入口
14 ボルト
15 ボルト孔
16 雌ねじ
17 Oリング

Claims (4)

  1. 上壁の一部に開口部が設けられた箱状のケース本体と、前記上壁より小さく形成され、かつ前記開口部を着脱可能に覆う蓋部材とを備えた電気機器用ケースにおいて、
    前記上壁の開口部の周囲にボルトが挿通されるボルト孔が形成されるとともに、前記蓋部材に下端が閉塞された雌ねじが形成され、
    前記蓋部材は、前記ケース本体の内側から前記開口部を覆い、前記ボルト孔に挿通されたボルトが前記雌ねじに螺合することで、前記ケース本体の上壁に固定されることを特徴とする電気機器用ケース。
  2. 前記ケース本体の側壁に挿入口が設けられ、
    前記蓋部材は、前記挿入口を前記ケース本体の外側から覆う縦板部と、前記縦板部から側方に延びて形成され、前記挿入口から前記ケース本体の内部に挿入されて前記開口部を覆う横板部と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電気機器用ケース。
  3. 前記蓋部材は、前記ケース本体の側壁に対して上下方向に調節可能に固定されることを特徴とする請求項2に記載の電気機器用ケース。
  4. 前記蓋部材は、前記雌ねじが形成される位置よりも外側にシール部材が配設されていることを特徴とする請求項3に記載の電気機器用ケース。
JP2008045874A 2008-02-27 2008-02-27 電気機器用ケース Expired - Fee Related JP4798394B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008045874A JP4798394B2 (ja) 2008-02-27 2008-02-27 電気機器用ケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008045874A JP4798394B2 (ja) 2008-02-27 2008-02-27 電気機器用ケース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009206249A JP2009206249A (ja) 2009-09-10
JP4798394B2 true JP4798394B2 (ja) 2011-10-19

Family

ID=41148242

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008045874A Expired - Fee Related JP4798394B2 (ja) 2008-02-27 2008-02-27 電気機器用ケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4798394B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0165188U (ja) * 1987-10-21 1989-04-26
JPH01163380U (ja) * 1988-05-07 1989-11-14
JP2001332879A (ja) * 2000-05-19 2001-11-30 Kawamura Electric Inc 機器収納用ラック

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009206249A (ja) 2009-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7671275B2 (en) Electrical connection box
JP5524687B2 (ja) コネクタ
JP5212834B2 (ja) 電気接続箱
JP5330173B2 (ja) 機器接続用コネクタ
EP3795427B1 (en) Electrical connection box and wire harness
JP2013069736A (ja) 電子制御装置
JP5068054B2 (ja) 電気接続箱の取付構造
JP4966647B2 (ja) 電気接続箱のシール構造
JP2009124874A (ja) 電気接続箱
JP6184860B2 (ja) ペダルユニット
JP4798394B2 (ja) 電気機器用ケース
JP2015046483A (ja) 防水筐体
JP7067647B2 (ja) パワーコンディショナ
JP2597713Y2 (ja) 分岐接続箱
JP4416706B2 (ja) 電気接続箱の防水構造
JP4116728B2 (ja) 電子機器ケースのシール構造
JP2009017611A (ja) 金属閉鎖形スイッチギヤ
JP2010115003A (ja) パワーケーブルカバー
JP3717283B2 (ja) 電子機器の筐体ケース
JP2008054371A (ja) 電源分配構造
JP4634408B2 (ja) 電子機器
JP5117289B2 (ja) ポンプ制御用電装箱
CN214012708U (zh) 一种集中装配的变压器端子箱
JP4735587B2 (ja) 蓋の取付構造
US11769993B2 (en) Electrical junction box housing

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100414

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110704

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110706

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110719

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140812

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4798394

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140812

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees