JP5956328B2 - トップボックス - Google Patents

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本発明は、鞍乗型車両に装着されるトップボックスに関する。
自動二輪車に代表される鞍乗型車両において、車両後部に装着されるトップボックスに灯火器を設けたものが提案されている。例えば、特許文献1にはハイマウントストップランプとなる灯火器を設け、電線を介して車体側から電力供給を行って発光させるものが提案されている(特許文献1)。
特開平6−263072号公報
しかし、特許文献1のように、トップボックスに灯火器を設けると共に車体側から電力供給を行う構成とすると、灯火器と電線の増加や、電極の脱着機構、それらの防水機構等によりコストアップや部品点数の増加を招く。
本発明の目的は、上述するコストアップや部品点数の増加を抑制しつつ、トップボックスを発光可能とすることにある。
本発明によれば、鞍乗型車両の後部灯火器の上方に配置されるトップボックスにおいて、上方に開口する開口部を有する本体部と、前記本体部の前部に回動可能に支持され、前記開口部を開閉する蓋部と、前記本体部の後部の左右方向中央部に設けられ、前記本体部と前記蓋部とを係合する係合機構と、前記後部灯火器からの光を導光する導光部材と、を備え、前記導光部材は、前記トップボックスの下部に位置し、前記後部灯火器からの光を受光する受光部と、前記トップボックスの後部に位置し、前記受光部で受光した光を前記トップボックスの後方に出射させる発光部と、を備え、前記発光部は、前記係合機構に対して左右方向にオフセットして配置される、ことを特徴とするトップボックスが提供される(請求項1)。
この場合、前記発光部は、前記係合機構に対して左右方向左側に配置される第1発光部と、前記係合機構に対して左右方向右側に配置される第2発光部と、を含む構成を採用してもよい(請求項)。
この場合、前記受光部は、前記トップボックスの下部の左右方向中央部に配置され、前記導光部材は、前記受光部から前記第1及び第2発光部に向けて二股に分岐した分岐部を備える構成を採用してもよい(請求項)。
また、前記受光部は前記本体部の下部に配置され、前記発光部は前記本体部の後部に配置される構成を採用してもよい(請求項)。
また、前記導光部材は、前記受光部を有し、前記本体部に設けられる本体部側導光部と、前記発光部を有し、前記蓋部に設けられる蓋部側導光部と、から成り、前記蓋部の閉鎖時に、前記本体部側導光部から前記蓋部側導光部へ光が受け渡されるように、前記本体部側導光部に光受け渡し用発光部を、前記蓋部側導光部に光受け渡し用受光部を、それぞれ設けた構成を採用してもよい(請求項)。
請求項1の本発明のトップボックスでは、前記導光部材によって、車両側の前記後部灯火器の発光を利用してトップボックスを発光させることができる。したがって、灯火器やその電力供給のための電線、電極の脱着機構、それらの防水機構等が不要となり、コストアップや部品点数の増加を抑制しつつ、トップボックスを発光可能とすることができる。
更に、前記係合機構の配設スペースや前記係合機構に対する操作性を確保しつつ、トップボックスを発光させることができる。
請求項の本発明のトップボックスでは、前記第1及び第2発光部が左右に配置されるので外観性を向上できる。
請求項の本発明のトップボックスでは、鞍乗型車両においては前記後部灯火器が車幅方向中央部に配置されることが多いところ、前記受光部が前記後部灯火器に合わせた配置となって効率的な受光を可能とする一方、前記分岐部を設けたことで、一箇所の前記受光部から複数の前記発光部への導光を実現できる。
請求項の本発明のトップボックスでは、前記本体部に前記導光部材の全体が装着されるので、前記蓋部に前記導光部材が及ぶ構成に比べてその構造をより簡略化することができる。
請求項の本発明のトップボックスでは、前記発光部をより高い位置に配置することができ、その視認性を向上できる。
本発明の一実施形態に係るトップボックスの利用状態を示す図。 (A)は導光部材の斜視図、(B)は図1のトップボックスの後面図。 (A)は図2(B)の線I-Iに沿う導光部材の断面図、(B)は図2(B)の線II-IIに沿う導光部材の断面図、(B)及び(C)は別例の導光部材の断面図。 (A)乃至(C)は別例の導光部材の説明図。 (A)及び(B)は別例の導光部材の説明図。 (A)は別例の導光部材の説明図、(B)は図6(A)の線III-IIIに沿う断面図。 (A)乃至(C)は別例の導光部材の説明図。
<第1実施形態>
図1は本発明の一実施形態に係るトップボックスAの利用状態を示す図である。トップボックスAは、鞍乗型車両100の後部灯火器101の上方に取付ステー102を介して固定されて配置される。なお、トップボックスA等について、その方向(上下方向、左右方向、前後方向)に言及する場合には、図1に示すように車両搭載時の方向を基準とすることとする。
鞍乗型車両100は、本実施形態の場合、自動二輪車を想定しているが、例えば、自動三輪車等、他の車輪数の車両にも本発明は適用可能であり、特に、トップボックスAの利用の点で後輪一輪の車両に好適である。自動二輪車に適用する場合、その形式は問われず、後部灯火器の上方にトップボックスを取付可能であれば適用することができ、図示の例はスポーツタイプの自動二輪車を想定しているが、この他、スクータタイプ等の自動二輪車にも適用できる。
後部灯火器101は、例えば、テールランプ或いはストップランプ等であり、主に、車両後方への発光を目的とした灯火器である。
取付ステー102は、例えば、その前部側が車両100の後部座席形成部の側部に固定され、その後部側にトップボックスAが固定される。
トップボックスAは、本体部1と、蓋部2と、導光部材3とを備える。本体部1は、上方に開口した開口部を有する箱体であり、その内部空間はトップボックスAの収容空間の大部分を構成する。蓋部2は、下方に開口した開口部を有する浅底の箱体であり、本体部1の開口部を開閉する。図1は閉鎖状態を示している。
本実施形態の場合、本体部1と蓋部2とはヒンジ部4を介して連結されており、蓋部2はヒンジ部4を介して本体部1に対して矢印d1方向に回動可能に支持されている。本実施形態の場合、ヒンジ部4はトップボックスAの前部に設けられており、したがって、蓋部2は本体部1の前部に回動可能に支持されている。しかし、ヒンジ部4の位置は、トップボックスAの左右の側部等、他の部位であってもよい。また、蓋部2は回動可能にせずに、本体部1に脱着自在としてもよい。
次に、図1に加えて図2及び図3を参照して導光部材3について説明する。図2(A)は導光部材3の斜視図、図2(B)はトップボックスAの後面図である。図3(A)は図2(B)の線I-Iに沿う導光部材3の断面図、図3(B)は図2(B)の線II-IIに沿う導光部材3の断面図、図3(C)及び(D)は別例の導光部材3の断面図である。
導光部材3は、後部灯火器101からの光を受光して内部で導光し、トップボックスAの後方に出射させる部材であり、本実施形態の場合、本体部1に固定されている。固定方法は、どのような方法でもよく、例えば、接着やねじ止めが挙げられる。
導光部材3は、例えば、アクリルやポリカーボネート等の樹脂材料から型成型等により立体的形状に一体形成される透明部材である。導光部材3は、無色透明でもよいし有色透明でもよいが、通常、後部灯火器101は赤色等の有色光を発光するため、導光部材3が有色透明であると、導光部材3が発する光が暗くなる場合がある。よって、導光部材3は無色透明であることが好ましい。
本実施形態の場合、導光部材3は板状をなしている。導光部材3は、本体部1の下部から後部に渡って設けられており、本体部1の外形形状に合わせて湾曲した板状をなしている。
導光部材3は、本体部1に面する表面3aと、反対側の裏面3bと、端面3cと、反対側の端面3dと、左右一対の側面3e、3eと、を備える。端面3cはその全体が受光部31を構成し、裏面3bはその一部が発光部32を構成している。
受光部31は、後部灯火器101から光を受光するようにトップボックスAの下部に位置している。受光部31から入射した光は、導光部材3の各面で反射しながら内部を伝搬し、発光部32から出射する。発光部32は、受光部31で受光した光を後方に出射させるように、トップボックスAの後部に位置している。
受光部31は、後部灯火器101からの光が、より多く入射するように構成されることが好ましい。ここで、後部灯火器101は、一般に、車両100の斜幅方向(左右方向)では中央部に位置する。一方、トップボックスAも、一般に車両100の左右方向では中央部に位置する。そこで、本実施形態では、図2(B)に示すように、受光部31をトップボックスAの下部の左右方向中央部に位置するようにしている。これにより、受光部31が後部灯火器101により近い、後部灯火器101に合わせた配置となり、入射光量を向上することができる。
また、後部灯火器101からの光が受光部31の表面の法線方向に入射すると入射効率が向上する。そこで、受光部31の向きにより入射光量を向上できる。例えば、図3(A)に示すように後部灯火器101を構成する光源101aと、受光部31の中心部(上下、左右、前後方向の中央部)とを結ぶ線と、受光部31との間の垂直方向の角度θ1は90°±10°の範囲内であることが好ましい。本実施形態の場合、後部灯火器101は複数の光源101aから構成されている。このような場合、少なくとも1つの光源101aとの関係で角度θ1が90°±10°の範囲内にあることが好ましく、2以上の光源101aとの関係で角度θ1が90°±10°の範囲内にあることが更に好ましい。なお、光源101aは例えばLEDである。また、受光部31の向きを本体部1の底面との関係で見た場合、これらの間の角度θ2は、45°±10°の範囲内にしておけば、概ねどのような車両においても最低レベルの入射光量を確保することができると考えられる。
次に、導光部材3の内部を伝搬する光をなるべく発光部32から出射させて輝度を向上するためには、伝搬途中で外部に出射することが防止されることが好ましい。そこで、導光部材3の各面のうち、外部への光の出射が予想される部位には光を反射する反射層が設けられることが好ましい。
本実施形態では、図3(A)及び図3(B)に示すように、裏面3bのうち発光部32以外の部分や、端面3dに反射層33が形成されている。反射層33は、この他に、側面3eにも形成されることが好ましい。表面3aにも形成してもよいが、表面3aは本体部1に接しており、本体部1が反射層として機能することを期待できることから、反射層33を設けなくてもよい。
反射層33は、アルミ蒸着等により反射膜として形成してもよいし、薄板の反射材を張り付けて形成してもよい。反射層33の表面には、その周囲と同色(例えば本体部1と同色)の着色を施して導光部材3の存在を目立たないようにしてもよく、逆に、周囲と異色或いは無着色として導光部材3の存在をアピールするようにしてもよい。
このような反射層33を設けることで、発光部33に到達する光を多くすることができ、光量を向上できる。なお、発光部33の輝度を向上する点で、例えば、図3(C)に示すようなプリズム溝GRを形成してもよい。プリズム溝GRは、表面3aのうち、発光部33に対向する部分において、左右方向に延在して線状に形成された、断面が三角形の溝であり、同図の例ではプリズム溝GR上下方向に複数配列されている。このようなプリズム溝GRを設けることで、光がプリズム溝GRで反射して発光部33から出射する光の指向性をより揃えることができ、輝度を向上できる。また、図3(D)に示すように、発光部32の表面を、バフかけ等によって微小な凹凸を有するように粗面化してもよい。これは発光部33から出射する光を拡散して発光ムラの軽減に寄与する。
係る構成からなるトップボックスAでは、導光部材3によって、車両100側の後部灯火器101の発光を利用してトップボックスAを発光させることができる。したがって、トップボックスAに固有の灯火器やその電力供給のための電線が不要となり、コストアップや部品点数の増加を抑制しつつ、トップボックスAを発光することができる。特に、後部灯火器101の点灯、消灯に同期して、発光部32が点灯、消灯するように見えるので、発光部32を後部灯火器101の補助灯として機能させることができる。
<第2実施形態>
一般にトップボックスは、本体部と蓋部とを係合する係合機構が後部中央に設けられ、その周辺に施錠機構やユーザが係合を解除するハンドル等が設けられる場合が多い。本実施形態では、このような係合機構等の配置スペースを確保しながら、導光部材3を配設する形態を例示する。なお、以下の説明において、上記第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
図4(A)は本実施形態のトップボックスBの後部を示す。同図の例では、本体部1の後部の左右方向中央部に係合機構5が設けられている。係合機構5は、一般的な構成でよく、例えば、本体部1の内側に設けられ、蓋部2と係合する可動のフック等である。施錠機構6は、その施錠により係合機構5を係合状態に維持し、解錠により係合解除が可能な状態となる。ハンドル7はユーザによる係合機構5の操作部を構成し、その操作により係合機構5を係合解除状態に移行することができる。なお、施錠機構6が無い構成や、ハンドル7を無くして施錠機構6の解錠操作により係合解除を行える構成も採用可能である。
本実施形態の場合、導光部材3は、その全体が係合機構5(及び施錠機構6並びにハンドル7)に対して左側にオフセットして配置されている。これにより、係合機構5の配設スペースや係合機構5に対する操作性(施錠機構6やハンドル7に対する操作性)を確保しつつ、トップボックスBを発光することができる。なお、導光部材3は、破線で示すように右側にオフセットして配置してもよく、更に、左右両側に1つずつ導光部材3を設けてもよい。
次に、図4(A)の例では、受光部31も左右方向にオフセットすることから、後部灯火器101との距離が遠くなり、入射光量が十分に確保できない場合がある。そこで、受光部31は左右方向中央部に位置させ、発光部32を左右方向にオフセットしてもよい。図4(B)はその一例であるトップボックスCの後部を示し、図4(C)はトップボックスCの導光部材3Aの斜視図である。
図4(B)及び(C)の導光部材3Aは、受光部31に対する発光部32の左右方向の位置をオフセットしてこれらを一体に接続することで、発光部32が係合機構5(及び施錠機構6並びにハンドル7)に対して左右方向にオフセットした構成としている。
このような構成により、受光部31が後部灯火器101に合わせた配置となって効率的な受光が可能となる。また、係合機構5(及び施錠機構6並びにハンドル7)の配設スペース、係合機構5に対する操作性(施錠機構6やハンドル7に対する操作性)を確保しつつ、トップボックスCを発光することができる。
なお、図4(B)の例では発光部32が左側にオフセットしているが、右側にオフセットしてもよい。また、発光部32を2つ設けて係合機構5等の左右両側に1つずつ配置してもよい。図5(A)はその一例であるトップボックスDの後部を示し、図5(B)はトップボックスDの導光部材3Bの斜視図である。
図5(A)及び(B)の導光部材3Bは、1つの受光部31と、2つの発光部32、32とを含む。2つの発光部32、32のうちの一方は、係合機構5等に対して左右方向左側に配置され、他方は係合機構5等に対して左右方向左側に配置されている。導光部材3Bは受光部31から2つの発光部32に向けて二股に分岐した分岐部34を備え、全体として左右対称形状で一体に形成されている。
このように発光部32を係合機構5等に対して左右に配置することで、外観性を向上できる。また、分岐部34を設けたことで一箇所の受光部31から複数の発光部32への導光を実現できる。
なお、図5(A)の例では、本体部1の後部において、発光部32を部分的に囲むようにリフレクタ8、8を設けている。このようなリフレクタ8を設けることで外観性を更に向上できる。
<第3実施形態>
上記第1及び第2実施形態では、いずれも導光部材3〜3BをトップボックスA〜Dの外部に配置する構成としたが、受光部31及び発光部32以外の少なくとも一部は内部に配置する構成としてもよい。図6(A)はその一例であるトップボックスEの後部を示す図、図6(B)は図6(A)の線III-IIIに沿う断面図である。
本実施形態の構成は、図5(A)及び図5(B)に示したトップボックスDと基本的に同様であり、以下、異なる点を説明する。
本実施形態の導光部材3Cは、図5(B)に示した導光部材3Bと同様の構成であり、1つの受光部31と、2つの発光部32と、これらを接続する分岐部34とを備えた構成となっている。但し、受光部31と、発光部32とを除いて本体部1の外壁内側に配置されており、受光部31と発光部32とは、外方へ突出した形状とされている。
本体部1の外壁には、受光部31を外部に露出させる開口部1aと、2つの発光部32をそれぞれ外部に露出させる2つの開口部1bと、を備える。導光部材3Cは、全体として本体部1の外壁内面に倣って曲折されており、該内面に接触している。本体部1は、また、カバー部材1cを備える。カバー部材1cは導光部材3Cの表面3aを覆ってトップボックスEの収容物と導光部材3Cとの接触を防止する部材である。カバー部材1cは、本体部1の外壁に固定され、該外壁の内面とカバー部材1cとの隙間により導光部材3Cの配置空間が形成されることになる。本体部1の外壁内面とカバー部材1cとは反射層33に代わる反射層として利用することも可能である。
本実施形態では、受光部31と発光部32を除いて導光部材3CがトップボックスD内に配置されるので、導光部材3Cを保護すると共に、トップボックスDから導光部材3Cが脱落して地面に落下してしまうことを防止できる。また、分岐部34等はトップボックスD内に隠れるので、外観性を向上できる。
<第4実施形態>
上記第1〜第3実施形態では、受光部31を本体部1の下部に、発光部32を本体部1の後部にそれぞれ配置した。この構成は、本体部1に導光部材3〜3Cの全体が装着されるので、その構造をより簡略化できるという利点がある。一方、発光部32を蓋部2に配置した構成を採用することもできる。この構成では発光部32をより高い位置に配置することができ、その視認性を向上できるという利点がある。以下、図7(A)〜図7(C)を参照して発光部32を蓋部2に配置した構成例を説明する。図7(A)は本実施形態のトップボックスFの後部を示す図であり、図7(B)は図7(A)の線IV-IVに沿う断面図であり、図7(C)は導光部材3Dの斜視図である。
発光部32を蓋部2に配置する構成の場合、本体部1と蓋部2とが分離可能であることから、導光部材を2以上の部分で構成する。本実施形態の導光部材3Dは、本体部1に設けられる1つの本体部側導光部30aと、蓋部2に設けられる2つの蓋部側導光部30bとの3部分構成となっている。本体部側導光部30aは本体部1の下部から後部に渡ってその外形に沿って延設され、蓋部側導光部30bは蓋部2の後部において上下方向に渡ってその外形に沿って上部が湾曲しながら延設されている。
本体部側導光部30aは受光部31と、分岐部34と、光受け渡し用発光部TF1と、を有する。蓋部側導光部30bは発光部32と、光受け渡し用受光部TF2と、を有する。
発光部TF1と受光部TF2とは、蓋部2の閉鎖時に本体部側導光部30aから蓋部側導光部30bへ光が受け渡されるように設定される。本実施形態では、本体部1と蓋部2との合わせ位置に位置する本体部側導光部30aの端面を発光部TF1とし、また、蓋部側導光部30bの端面を受光部TF2としている。これらの導光部間で光の受け渡しが可能であれば、発光部TF1と受光部TF2とはどのような位置であってもよいが、本体部1と蓋部2との合わせ位置に位置する部位とすることで、蓋部2の開閉に際して邪魔になったり、本体部1への荷物の収容時に邪魔になることを回避できる。
また、本実施形態では、発光部TF1と重なってその側方を覆うように蓋部側導光部30bの端面側部を突出した被覆部35を設けており、被覆部35の内面も受光部TF2を構成している。被覆部35は発光部TF1から放射状に出射する光の外方へ指向する光を効果的に蓋部側導光部30bに入射させる。これは、本体部側導光部30aから蓋部側導光部30bへの光の受け渡しに伴う、光の漏れを減少させる。
以上の構成により、本実施形態では、蓋部2の閉鎖時においては、受光部31と発光部32との間で光の伝達経路が形成される。よって、後部灯火器101が発光すると、その光が受光部31から入射して本体部側導光部30aと蓋部側導光部30bとを伝播し、発光部32を発光させることができる。
<他の実施形態>
以上の通り、本発明の複数の実施形態について説明したが、各実施形態は互いに組み合わせることは可能である。また、本発明が上記実施形態に限定されないことはいうまでもない。
A〜F トップボックス
100 鞍乗型車両
101 後部灯火器
3〜3D 導光部材
31 受光部
32 発光部

Claims (5)

  1. 鞍乗型車両(100)の後部灯火器(101)の上方に配置されるトップボックス(B〜F)において、
    上方に開口する開口部を有する本体部(1)と、
    前記本体部(1)の前部に回動可能に支持され、前記開口部を開閉する蓋部(2)と、
    前記本体部(1)の後部の左右方向中央部に設けられ、前記本体部(1)と前記蓋部(2)とを係合する係合機構(5)と、
    記後部灯火器(101)からの光を導光する導光部材(3〜3D)と、を備え、
    前記導光部材(3〜3D)は、
    前記トップボックス(B〜F)の下部に位置し、前記後部灯火器(101)からの光を受光する受光部(31)と、
    前記トップボックス(B〜F)の後部に位置し、前記受光部(31)で受光した光を前記トップボックス(B〜F)の後方に出射させる発光部(32)と、を備え
    前記発光部(32)は、前記係合機構(5)に対して左右方向にオフセットして配置される、
    ことを特徴とするトップボックス(B〜F)。
  2. 前記発光部(32)は、
    前記係合機構(5)に対して左右方向左側に配置される第1発光部(32)と、
    前記係合機構に対して左右方向右側に配置される第2発光部(32)と、を含む、
    ことを特徴とする請求項に記載のトップボックス(D〜F)。
  3. 前記受光部(31)は、前記トップボックス(D〜F)の下部の左右方向中央部に配置され、
    前記導光部材(3B〜3D)は、前記受光部(31)から前記第1及び第2発光部(32)に向けて二股に分岐した分岐部(34)を備える、
    ことを特徴とする請求項に記載のトップボックス(D〜F)。
  4. 記受光部(31)は前記本体部(1)の下部に配置され、
    前記発光部(32)は前記本体部(1)の後部に配置される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のトップボックス(B〜E)。
  5. 記導光部材(3D)は、
    前記受光部(31)を有し、前記本体部(1)に設けられる本体部側導光部(30a)と、
    前記発光部(32)を有し、前記蓋部(2)に設けられる蓋部側導光部(30b)と、から成り、
    前記蓋部(2)の閉鎖時に、前記本体部側導光部(30a)から前記蓋部側導光部(30b)へ光が受け渡されるように、前記本体部側導光部(30a)に光受け渡し用発光部(TF1)を、前記蓋部側導光部(30b)に光受け渡し用受光部(TF2)を、それぞれ設けた、
    ことを特徴とする請求項1に記載のトップボックス(F)。
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