JP5955575B2 - 単結晶育成装置 - Google Patents

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本発明は、単結晶育成装置に関するものである。
単結晶を育成する場合、フローティングゾーン式の単結晶育成装置を用いることは従来から知られている(特許文献1および特許文献2)。このような単結晶育成装置50は、図5及び図6に示すように、対称形の2つの楕円面鏡51、52を有し、各々の一方の焦点F0、F0(図6参照)が一致するように対向結合させて加熱炉を構成する。この回転楕円面鏡51、52の内面、すなわち反射面は、赤外線を高反射率で反射させるために金めっき処理が施されている。各回転楕円面鏡51、52の他方の焦点F1、F2付近には、加熱源、例えば、ハロゲンランプ等の赤外線ランプ53、54が固定配置してある。各回転楕円面鏡51、52の一致した焦点F0には被加熱部55が位置し、上方から鉛直方向に延びる上結晶駆動軸56の下端に固定した原料棒57と、下方から鉛直方向に延びる下結晶駆動軸58の上端に固定された種結晶棒59とを突き合わせてある。前記上結晶駆動軸56および下結晶駆動軸58は、図示するように、保持部材60、61によって気密に保持され、図示しないサーボモータ等の駆動モータで回転自在、かつ、同期または相対速度を有して昇降自在に保持されている。
前記原料棒57および種結晶棒59が配置された空間m1を、赤外線ランプ53、54が配置された空間m2と区画して、単結晶育成室62を形成する透明な石英管63を設けて、上記単結晶育成室62に結晶育成に対して好適な不活性ガス等を充満させる。
前記単結晶育成装置50によれば、回転楕円面鏡51、52の第1、第2の焦点F1、F2に配置された赤外線ランプ53、54から照射される赤外線を、上記回転楕円面鏡51、52で反射させ、共通の焦点F0に位置する被加熱部55に集光させて赤外線加熱する。この赤外線加熱による輻射エネルギーにより、被加熱部55の原料棒57の下端および種結晶棒59の上端を加熱溶融させながら、円滑に接触させることにより、図7に示すように、原料棒57と種結晶棒59間の被加熱部55に溶融帯64を形成させる。
そして、下端に原料棒57を固定した上結晶駆動軸56と上端に種結晶棒59を固定した下結晶駆動軸58とを共に回転させ、かつ、同期または相対速度を有してゆっくり下方に向かって移動させることによって、原料棒57と種結晶棒59間の溶融帯64が次第に原料棒57側に移動していって、結晶が成長していき単結晶が育成される。なお、図7にける57aは原料棒57側の固液界面を示し、59aは種結晶棒59側の固液界面を示している。
しかしながら、図5および図6等に示す単結晶育成装置50における回転楕円面鏡51、52では、お互いの焦点を共有する配置となるため、全楕円の形状とはなりえない。このため、楕円を外れた光は原料棒57および種結晶棒59が配置された焦点に集まらずに、回転楕円面鏡51、52内で反射しているだけである。
例えば、一方の赤外線ランプ53(又は54)が配置されていない他方の回転楕円面鏡52(又は51)側に直接到達して反射される光(放射熱)は、試料(原料棒57および種結晶棒59)の溶融に使用されることが少なく、溶融を望まない部位はもとより、回転楕円面鏡等の試料以外を加熱するエネルギーとなるため、効率良く加熱されると言えない。これは、加熱源と試料溶融部の間の距離、つまり、回転楕円面鏡の焦点間距離が近いため、楕円形の半分程度の反射領域した溶融に利用できないからである。
そこで、このような単結晶育成装置の回転楕円面鏡に、特許文献3に記載のような効率よく集束できる金属反射鏡を用いたり、特許文献4に記載のような反射効率のよい反射リフレクタを用いたり、特許文献4に記載のようなスポット光に色むらを生じないようにするスポットライトを用いたりすることを提案できる。
特許文献3に記載の金属反射鏡は、2つの回転楕円面を有するものであり、特許文献4に記載の反射リフレクタは、楕円反射面と円弧状部とを有するものであり、特許文献5に記載のスポットライトは、3つの楕円形反射鏡を有するものである。
特公昭63−62873号公報 特開2005−247668号公報 米国特許5677983号明細書 特開平9−166815号公報 特開2010−274707号公報
前記特許文献3、特許文献4、および特許文献5では、これらの反射鏡を、単結晶育成装置に用いることの開示や示唆もない。すなわち、反射鏡自体効率よく反射させるものであっても、単結晶育成装置において、一方の反射鏡からの放射熱の他方の反射鏡への入射を少なくできるものはない。
このため、たとえ、特許文献3や特許文献4に記載のものを単に単結晶育成装置に適用したとしても、光(加熱源)のエネルギーロスを小さくできるように設定できるものではない。
そこで、本発明は斯かる実情に鑑み、光(加熱源)のエネルギーロスを小さくして、効率良く試料溶融することが可能な単結晶育成装置を提供するものである。
本発明の単結晶育成装置は、各々一対の焦点を有しかつ一方の焦点が一致するように配置される一対の反射鏡と、反射鏡の他方の焦点に配置された加熱源とを備え、前記加熱源の放射熱を直接的および反射鏡で反射して、反射鏡の一方の焦点に配置された試料に照射して単結晶を育成する単結晶育成装置において、各反射鏡は、長径をa1とするとともに、短径をb1としたときに、b1/a1が扁平楕円となる第1楕円面鏡と、第1楕円面鏡の他方の焦点側に配設される第2楕円面鏡と、第1楕円面鏡と第2楕円面鏡との間に配設される球面鏡とで構成され、一方の焦点に配置される試料を囲繞する囲繞管の中心軸に垂直な平面での断面において、各第1楕円面鏡の交点が、前記囲繞管の中心軸を通り、かつ第1楕円面鏡の短径方向と平行な面上に配置し、第1楕円面鏡の焦点と第2楕円面鏡の焦点とが共通であり、この焦点がこの反射鏡の焦点をなし、球面鏡の中心が前記加熱源が配置される焦点と一致して、球面鏡と第2楕円面鏡とが連続するとともに、第1楕円面鏡と球面鏡との間に段差部が形成され、前記一方の焦点と第1楕円面鏡の段差部側の端縁とを結ぶ直線の延長線上に第2楕円面鏡と球面鏡との連設部があるものである。
本発明の単結晶育成装置によれば、一方の焦点と第1楕円面鏡の段差部側の端縁とを結ぶ直線の延長線上に第2楕円面鏡と球面鏡との連設部があることによって、一方の反射鏡の加熱源からの放射熱の他方の反射鏡への入射が少なくなって、試料溶融のための加熱源からの放射熱のエネルギーロスを少なくすることができる。
第1楕円面鏡において、その長径をa1とするとともに、短径をb1としたときに、b1/a1を0.4〜0.95とするのが好ましい。また、前記囲繞管の中心軸に垂直な平面での断面において、前記囲繞管と第1楕円面鏡との間の最小隙間寸法を、前記囲繞管の外径寸法の8.0%〜120%とすることができる
本発明の単結晶育成装置では、試料溶融のための加熱源からの放射熱のエネルギーロスを少なくすることができ、効率よく試料を溶融することができる。このため、小さい能力の加熱源で、短時間に安定して溶融して単結晶を育成できる。
b1/a1を0.4〜0.95としたり、a1/a2を0.5〜1.0とするとともに、b1/b2を0.3〜0.80としたり、一方の焦点と第1楕円面鏡の段差部側の端縁とを結ぶ直線の延長線上に第2楕円面鏡と球面鏡との連設部があるように設定することによって、放射熱のエネルギーロスを少なくできる単結晶育成装置を安定して提供できる。
本発明の単結晶育成装置の簡略断面図である。 前記図1の単結晶育成装置の簡略側面図である。 前記図1の単結晶育成装置のエネルギーロスを算出するための簡略断面平面図である。 前記図1の単結晶育成装置のエネルギーロスを算出するための簡略断面側面図である。 従来の単結晶育成装置の簡略断面図である。 前記図5のA−A線断面図である。 前記図5の単結晶育成装置における被加熱部の拡大図である。 前記従来の単結晶育成装置のエネルギーロスを算出するための簡略断面平面図である。 蒸着物吸着ジャケットを省略した従来の単結晶育成装置のエネルギーロスを算出するための簡略断面側面図である。
以下本発明の実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。
図1と図2に本発明に係る単結晶育成装置を示し、この単結晶育成装置は、各々一対の焦点F0、F1、F0、F2を有しかつ一方の焦点F0が一致するように配置される一対の反射鏡1、2と、反射鏡1、2の他方の焦点F1、F2に配置された加熱源3、4とを備える。反射鏡1、2の内面で構成される反射面は、赤外線で高反射率で反射させるための金めっき処理等が施されている。
各反射鏡1、2の他方の焦点F1、F2付近には、加熱源3、4を構成する一例として、例えば、ハロゲンランプ等の赤外線ランプ3A、4Aが固定配置してある。各反射鏡1、2の一致した一方の焦点F0には被加熱部5に配置される試料S(後述する原料棒7と種結晶棒9との突合部である)とが位置し、この試料5を含むように石英管からなる囲繞管10が鉛直方向に設置されている。
この囲繞管10は、囲繞管10の内方部分m1をそれ以外の反射鏡1、2の内方部分m2と区分することによって、囲繞管10の内方部分m1を単結晶育成に適する雰囲気に置換し、かつ、その雰囲気状態を維持し易くするものである。一方で、各反射鏡1、2内の内方部分m2の加熱源3、4を、囲繞管10の内方部分m1内の被加熱部5に影響を与えることなく冷却するのに役立つ。
各反射鏡1、2の一致した焦点F0に位置する被加熱部5では、上方から鉛直方向に延びる上結晶駆動軸6の下端に固定した原料棒7と、下方から鉛直方向に延びる下結晶駆動軸8の上端に固定された種結晶棒9とを突き合わせている。前記上結晶駆動軸6および下結晶駆動軸8は、図示省略の保持部材によって気密に保持され、図示省略サーボモータ等の駆動モータで回転自在、かつ、同期して、または相対速度を有して昇降自在に保持されている。
上記の単結晶育成装置において、囲繞管10内の原料棒7の周囲には、円筒状の蒸発物吸着ジャケット14が配置されている。前記蒸発物吸着ジャケット14は、耐食性の高いステンレス(例えば、SUS 304)などによって略2重円筒状に形成されており、内部に、冷却媒体が循環する冷却媒体通路16を有する。冷却媒体の循環によって、蒸発物吸着ジャケット14を効率良く冷却して、蒸発物質の吸着効果を高めるようにしている。なお、図例の実施形態では、蒸発物吸着ジャケットを原料棒7の周囲のみに配置しているが、種結晶棒9の周囲にも配置してもよい。
ところで、各反射鏡1、2は、第1楕円面鏡21と、第1楕円面鏡の外径側に配設される第2楕円面鏡22と、第1楕円面鏡21と第2楕円面鏡22との間に配設される球面鏡23とで形成される。このため、各反射鏡1、2は、複数個(この実施例では4個)のブロック体25、26、27、28にて構成される。すなわち、ブロック体25、26が第1楕円面鏡21を構成し、ブロック体28で第2楕円面鏡22を構成し、ブロック体27で球面鏡23を構成することになる。
ブロック体25、26は短筒体からなり、ブロック体25の内径面が第1楕円面鏡21の短径よりも一方の焦点F0側を構成し、ブロック体26の内径面が第1楕円面鏡21の短径よりも他方の焦点F1(F2)側を構成する。この場合、ブロック体25においては、第1楕円面鏡21を形成する第1楕円形の長径の一方の焦点F0側の端部を省略するものであって、ブロック体26においては、第1楕円面鏡21を形成する第1楕円形の長径の他方の焦点F1(F2)側の端部を省略するものである。
ブロック体28は、第2楕円面鏡22を形成する第2楕円形の長径の端部側における円弧面が形成された円盤形状体にて構成される。また、ブロック体27は、内径面が球面鏡23を形成する球面を形成する円盤形状体にて構成される。
そして、この4つのブロック体25、26、27、28を、組み合わせることによって、各反射鏡1、2を形成することができる。このため、ブロック体25には他方の焦点F1側の端部に鍔部25aが設けられ、ブロック体26の両端部にてそれぞれ鍔部26a、26bが設けられ、ブロック体27には、ブロック体26の鍔部26aに対抗(対面)する端部に鍔部27bが設けられている。
ブロック体25の鍔部25aとブロック体26の鍔部26bとが重ね合わされて、ボルト部材30にてこれらが固着され、ブロック体26の鍔部26aとブロック体27の鍔部27bとが重ね合わされて、ボルト部材30にてこれらが固着される。この場合、ブロック体25の鍔部25aには貫通孔31が設けられ、ブロック体26の鍔部26bにねじ孔32が設けられ、ブロック体27の鍔部25bには貫通孔31が設けられ、ブロック体26の鍔部26aにねじ孔32が設けられている。
また、ブロック体27の反鍔部側に端面38と、ブロック体28の内端面39とが重ね合わされ、ボルト部材33にてこれらが固着される。この場合、ブロック体28に貫通孔34が設けられ、ブロック体27の端面38にねじ孔35が設けられている。
このため、第1楕円面鏡21の焦点F0、F1(F0、F2)と第2楕円面鏡22の焦点F0、F1(F0、F2)とが共通であり、この焦点F0、F1、F2がこの反射鏡の焦点をなし、球面鏡23の中心Oに前記加熱源が配置される焦点F1(F2)と一致する。また、球面鏡23と第2楕円面鏡22とが連続するとともに、第1楕円面鏡21と球面鏡23との間に段差部40が形成される。そして、一方の焦点に配置される試料S(原料棒7と種結晶棒9)を囲繞する囲繞管10と第1楕円面鏡21との間の最小隙間寸法を、囲繞管10の外径寸法の8.0%〜120%、より好ましくは8.3%〜116.7%とする。すなわち、図3に示すように、最小隙間寸法をtとし、囲繞管10の外径寸法をDとしたときに、t/Dを0.08〜1.2とする。
この場合、第1楕円面鏡21において、その長径をa1とするとともに、短径をb1としたときに、b1/a1を0.4〜0.95、より好ましくは0.4〜0.92とし、第2楕円面鏡22において、その長径をa2とするとともに、短径をb2としたときに、b2/a2を0.4〜0.95、より好ましくは0.4〜0.92とする。また、b1/b2を0.3〜0.80、より好ましくは0.3〜0.73とする。さらに、a1/a2を0.5〜1.0、より好ましくは0.54〜1.0とし、球面鏡23の半径をrとしたときに、r=a1/2程度とする。
図1に示すように、一方の焦点F0と第1楕円面鏡21の段差部40側の端縁41とを結ぶ直線Lの延長線上に第2楕円面鏡22と球面鏡23との連設部42がある。
このように設定することによって、一方の反射鏡1(2)の加熱源3(4)からの放射熱の他方の反射鏡2(1)への入射が少なくなって、試料溶融のための加熱源3(4)からの放射熱のエネルギーロスを少なくすることができる。
すなわち、図3において、一方の反射鏡1の加熱源3からの他方の反射鏡2(1)への入射範囲は、ハッチングで示す範囲である。この場合の入射範囲をθとした場合、エネルギーロスは、2θ/360°で演算することができる。例えば、θが10.294°であれば、エネルギーロスは、(2×10.294)÷360=0.057=5.7%となる。
図4において、一方の反射鏡1の加熱源3からの他方の反射鏡2(1)への入射範囲は、ハッチングで示す範囲である。この場合の入射範囲をθ1とした場合、エネルギーロスは、2θ1/360°で演算することができる。例えば、θ1が15°であれば、エネルギーロスは、(2×15)÷360=0.083=8.3%となる。
これに対して、図5と図6等に示す従来の単結晶育成装置では、一方の回転楕円面鏡51の加熱源53(54)からの放射熱の他方の回転楕円面鏡52(51)への入射が多く、試料溶融のための加熱源53(54)からの放射熱のエネルギーロスが大きくなっている。
すなわち、図8において、一方の反射鏡1の加熱源3からの他方の反射鏡2(1)への入射範囲は、ハッチングで示す範囲である。この場合の入射範囲をαとした場合、エネルギーロスは、2α/360°で演算することができる。例えば、αが41.134°であれば、エネルギーロスは、(2×41.134)÷360=0.229=22.9%となる。なお、図8においては、上結晶駆動軸56の周囲には蒸発物吸着ジャケット64が配置されている。
図9において、一方の反射鏡1の加熱源3からの他方の反射鏡2(1)への入射範囲は、ハッチングで示す範囲である。この場合の入射範囲をα1とした場合、例えば、α1が460°であれば、エネルギーロスは、(2×60)÷360=0.333=33.3%となる。
本発明の単結晶育成装置では、試料溶融のための加熱源からの放射熱のエネルギーロスを少なくすることができ、効率よく試料を溶融することができる。このため、小さい能力の加熱源で、短時間に安定して溶融して単結晶を育成できる。
b1/a1を0.4〜0.95としたり、a1/a2を0.5〜1.0とするとともに、b1/b2を0.3〜0.80としたり、一方の焦点F0と第1楕円面鏡21の段差部40側の端縁41とを結ぶ直線Lの延長線上に第2楕円面鏡22と球面鏡23との連設部42があるように設定することによって、放射熱のエネルギーロスを少なくできる単結晶育成装置を安定して提供できる。
前記実施形態のように、反射鏡1(2)を複数個のブロック体を構成することによって、第1楕円面鏡21と第2楕円面鏡22と球面鏡23とからなる反射鏡1(2)を精度よく安定して製造することができる。しかも、前記実施形態では、各ブロック体がボルト部材による締結であるので、分離・組立を簡単に行うことができる。このため、各ブロック体の交換やメンテナンスを行うことができ、長期にわたって安定して単結晶育成装置を提供できる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、例えば、前記実施形態では、蒸発物吸着ジャケット14を配置したものであったが、このようなジャケットを省略してもよい。省略する場合、いずれか一方であっても、両方であってもよい。また、反射鏡を構成する場合、前記実施形態では、4つのブロック体にて構成したが、用いるブロック体として4つに限るものではない。製造可能であれば、1つのブロック体にて構成してもよい。
1、2 反射鏡
3、4 加熱源
10 囲繞管
21 楕円面鏡
22 楕円面鏡
23 球面鏡
40 段差部
42 連設部
50 単結晶育成装置
F0 焦点
F1、F2 焦点

Claims (2)

  1. 各々一対の焦点を有しかつ一方の焦点が一致するように配置される一対の反射鏡と、反射鏡の他方の焦点に配置された加熱源とを備え、前記加熱源の放射熱を直接的および反射鏡で反射して、反射鏡の一方の焦点に配置された試料に照射して単結晶を育成する単結晶育成装置において、
    各反射鏡は、長径をa1とするとともに、短径をb1としたときに、b1/a1が扁平楕円となる第1楕円面鏡と、第1楕円面鏡の他方の焦点側に配設される第2楕円面鏡と、第1楕円面鏡と第2楕円面鏡との間に配設される球面鏡とで構成され、一方の焦点に配置される試料を囲繞する囲繞管の中心軸に垂直な平面での断面において、各第1楕円面鏡の交点が、前記囲繞管の中心軸を通り、かつ第1楕円面鏡の短径方向と平行な面上に配置し、第1楕円面鏡の焦点と第2楕円面鏡の焦点とが共通であり、この焦点がこの反射鏡の焦点をなし、球面鏡の中心が前記加熱源が配置される焦点と一致して、球面鏡と第2楕円面鏡とが連続するとともに、第1楕円面鏡と球面鏡との間に段差部が形成され、
    前記一方の焦点と第1楕円面鏡の段差部側の端縁とを結ぶ直線の延長線上に第2楕円面鏡と球面鏡との連設部があることを特徴とする単結晶育成装置。
  2. 前記囲繞管の中心軸に垂直な平面での断面において、前記囲繞管と第1楕円面鏡との間の最小隙間寸法を、前記囲繞管の外径寸法の8.0%〜120%としたことを特徴とする請求項1に記載の単結晶育成装置。
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