JP5955480B1 - ワイヤ放電加工機およびワイヤ位置検出方法 - Google Patents

ワイヤ放電加工機およびワイヤ位置検出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5955480B1
JP5955480B1 JP2016501477A JP2016501477A JP5955480B1 JP 5955480 B1 JP5955480 B1 JP 5955480B1 JP 2016501477 A JP2016501477 A JP 2016501477A JP 2016501477 A JP2016501477 A JP 2016501477A JP 5955480 B1 JP5955480 B1 JP 5955480B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
distance
electrical data
wire electrode
workpiece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016501477A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2016174748A1 (ja
Inventor
大介 関本
大介 関本
中川 孝幸
孝幸 中川
智昭 ▲高▼田
智昭 ▲高▼田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP5955480B1 publication Critical patent/JP5955480B1/ja
Publication of JPWO2016174748A1 publication Critical patent/JPWO2016174748A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H7/00Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
    • B23H7/02Wire-cutting
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H7/00Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
    • B23H7/26Apparatus for moving or positioning electrode relatively to workpiece; Mounting of electrode

Abstract

ワイヤ放電加工機(100)は、ワイヤ電極(1)とワーク(2)との間の極間距離と極間距離により変化する電気的データとの関係と、与えられた極間距離において測定された電気的データと、に基づいて、ワーク(2)に対するワイヤ電極(1)の位置を決める。

Description

本発明は、ワイヤ電極のワーク端面からの位置検出を実行するワイヤ放電加工機およびワイヤ位置検出方法に関する。
ワイヤ放電加工においては、加工に先立ってワイヤ電極とワークとの間である極間の位置関係を正確に把握して、極間の位置決めを実行する必要がある。従来の極間の位置決め方法は、特許文献1に示すように、ワイヤ電極とワークとの電気的接触を検出する方法が一般的である。ワイヤ電極の走行時にワイヤ電極は振動するので、電気的接触を使って極間の位置決めを行った場合、ワークがワイヤ電極の振動の範囲内に接近すると接触状態が検出される。このとき、機械間のワイヤテンションの差などに起因して、振動の振幅および周波数は一定とはならないため、接触情報のみに基づいて極間の相対位置を検出することは困難である。したがって、同じワーク端面に対してワイヤ電極の位置決めを行ったときでも、位置決めの繰り返し精度はワイヤの振動幅だけばらついてしまう。
ワイヤ電極の走行を停止させて位置決めを行った場合も、ワイヤを保持するダイスにおけるワイヤ貫通部分の隙間であるクリアランスの範囲でばらつきが発生するため、正確な端面位置の検出は難しい。
特開平4−171120号公報
従って、ワーク端面に対してワイヤ電極の正確な位置決めを行うためには、ワイヤ電極を走行させて振動が発生している状態であっても、振動に依存しない位置検出方法が必要となる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ワイヤ電極の走行の有無によらずにワーク端面からのワイヤ電極の正確な位置検出が可能なワイヤ放電加工機を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ワイヤ電極とワークとの間の極間距離と極間距離により変化する電気的データとの関係と、与えられた極間距離において測定された電気的データと、に基づいて、ワークに対するワイヤ電極の位置を決めることを特徴とする。
本発明にかかるワイヤ放電加工機は、ワイヤ電極の走行の有無によらずにワーク端面からのワイヤ電極の正確な位置検出が可能になるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかるワイヤ放電加工機の構成を示す図 実施の形態1にかかるワイヤ放電加工機のデータ測定部の構成の一例を示す図 実施の形態1にかかるワイヤ放電加工機の制御部の構成の一例を示す図 実施の形態1にかかるワイヤ放電加工機におけるワイヤ電極の振動を説明する斜視図 実施の形態1にかかるワイヤ放電加工機における極間距離の時間変化の様子を示す図 実施の形態1にかかるワイヤ電極とワークとの関係を示す図 実施の形態1にかかるワイヤ電極およびワークが発生する電場と同じ電場を生ずる鏡像法による点電荷モデルを示す図 実施の形態1にかかるワイヤ放電加工機によるワイヤ位置検出方法の手順を示すフローチャート
以下に、本発明の実施の形態にかかるワイヤ放電加工機およびワイヤ位置検出方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかるワイヤ放電加工機100の構成を示す図である。ワイヤ放電加工機100は、放電電極となるワイヤ電極1と、ワイヤ電極1を巻回しワイヤ電極1を供給するワイヤボビン7と、ワイヤ電極1が走行する経路上に配されるワイヤ送りローラ5と、ワイヤ電極1を送り出す上ノズル21を備えた加工ヘッド3と、ワイヤ電極1を収容する下ノズル22と、ワイヤ電極1とワーク2との間の静電容量を求めるためのデータ測定部4と、加工ヘッド3とワーク2とを図示せぬ駆動軸を駆動して動かす駆動部8と、データ測定部4の測定結果に基づいて駆動部8を制御する制御部6と、を備える。データ測定部4の一端は、給電子9を介してワイヤ電極1に電気的に接続されており、その他端はワーク2に接続されている。駆動部8は、駆動軸を駆動することによりワーク2に対してワイヤ電極1を相対的に移動させることができる。制御部6は、データ測定部4の測定結果に基づいて、駆動部8に加工ヘッド3およびワーク2の水平方向の位置を制御させることでワーク2に対してワイヤ電極1の位置決めを実行する。その後、制御部6は、ワイヤ電極1とワーク2との間に放電を発生させてワーク2を加工する。
図2は、実施の形態1にかかるワイヤ放電加工機100のデータ測定部4の構成の一例を示す図である。データ測定部4は、角周波数ωの正弦波の交流電圧Vinを供給する測定用の交流電源40と、交流電源40の一端に接続された直流成分遮断コンデンサ41と、交流電源40の接地された他端に接続された電流検出抵抗42と、電流検出抵抗42の接地されていない端子における交流電圧Voutを電圧の振幅値|Vout|に変換して制御部6に送る整流回路43と、を備える。直流成分遮断コンデンサ41の容量はCf、電流検出抵抗42の抵抗値はRsである。直流成分遮断コンデンサ41はワイヤ電極1に接続されており、電流検出抵抗42はワーク2に接続されている。以上の構成によりデータ測定部4は、ワイヤ電極1とワーク2との間の極間静電容量101であるCgとワイヤ放電加工機100の浮遊容量102であるCsとの合成容量Ctに対応する電気的データである|V out|を測定することができる。浮遊容量102は、ワイヤ放電加工機100の配線といった要因により生ずる容量であり、合成容量Ctは、CgとCsとの和である。
図3は、実施の形態1にかかるワイヤ放電加工機100の制御部6の構成の一例を示す図である。制御部6は数値制御装置であって、演算処理を実行する演算部61と、演算部61がワークエリアに用いるメモリ62と、加工プログラムを含んだ各種の情報を記憶する記憶部63と、を備える。演算部61は、中央演算処理装置(CPU:Central
Processing Unit)またはシステムLSI(Large Scale Integration)である。メモリ62は、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)といった揮発性記憶装置である。記憶部63は、ハードディスクドライブまたはソリッドステートドライブといった不揮発性記憶装置である。制御部6は、記憶部63に保持される加工プログラムを演算部61が実行することにより加工ヘッド3およびワーク2の位置を制御する。
図4は、実施の形態1にかかるワイヤ放電加工機100におけるワイヤ電極1の振動を説明する斜視図である。図4では、簡単のためデータ測定部4、制御部6、上ノズル21および下ノズル22といったワイヤ放電加工機100の構成の一部を省いて示してある。ワイヤ電極1が上から下へと向かうワイヤ走行方向に走行した場合、走行経路から摩擦を受けるために、ワイヤ電極1はワイヤ走行方向と垂直な水平方向にμmのオーダーで振動する。従って、ワイヤ電極1とワーク2との間の距離である極間距離は、ワイヤ走行時には時間変化する。
図5は、実施の形態1にかかるワイヤ放電加工機100における極間距離の時間変化の様子を示す図である。図5は、ワイヤ静止時の極間距離の時間変化が破線で、ワイヤ走行時の極間距離の時間変化が実線で示されている。ワイヤ静止時の極間距離が時間変化しないのに対して、ワイヤ走行時の極間距離はワイヤ静止時の極間距離より大きくなったり小さくなったりと時間変化する様子が示されている。
以下では、データ測定部4および制御部6により、ワイヤ電極1とワーク2との間の極間静電容量101であるCgを求める方法を説明する。
交流電圧Vin、角周波数ω、直流成分遮断コンデンサ41の容量Cf、合成容量Ct、電流検出抵抗42の抵抗値Rs、電流検出抵抗42に流れる電流iおよび電圧Voutの関係は以下の式(1)および式(2)で示される。
Figure 0005955480
Figure 0005955480
式(1)および式(2)より、以下の式(3)の関係が導かれる。
Figure 0005955480
式(3)を変形すると、以下の式(4)になる。
Figure 0005955480
式(4)から実際に計測される電圧の振幅値を用いた表現にすると、以下の式(5)になる。
Figure 0005955480
式(5)を整理すると、以下の式(6)になる。
Figure 0005955480
ここで、Cfの値をCtの値に比べて十分大きな値にしておけば、直流成分遮断コンデンサ41は直流成分の遮断だけの機能を持ち、Ct/Cfを0であると近似できる。従って、式(6)は以下の式(7)と変形することができる。
Figure 0005955480
式(7)に示されるように、|Vout|とCtとは一意な関係になっている。その結果、|Vin|およびRsが制御部6に与えられている状況で、データ測定部4の測定により|Vout|が得られれば、制御部6は、式(7)により、極間静電容量101であるCgと浮遊容量102であるCsとの合成容量Ctを求めることができる。|Vin|およびRsが制御部6に与えられている状況とは、|Vin|およびRsを記憶部63が保存しているといった状況である。
合成容量Ctから極間静電容量101であるCgを求めるには、浮遊容量102であるC sを予め求めておく必要がある。Csを得るには、ワイヤ電極1とワーク2との距離を十分離してCgが0[F]とみなせる状態で、合成容量Ctを求めればよい。その時の合成容量Ctの値がCsとみなせるので、これを制御部6の記憶部63に保存しておく。その後、ワイヤ電極1とワーク2との距離を近づけた状態でのデータ測定部4の測定により得られた合成容量CtとCsとの差分をとることにより、合成容量Ctから浮遊容量成分を除外した極間静電容量101であるCgを求めることができる。従って、|Vout|とCgとの関係も式(7)を介して一意な関係になっている。即ち、|Vout|はCgに対応する電圧値である。
以上のようにして得られた極間静電容量101の値Cgから、ワイヤ電極1の中心とワーク2の端面との間の極間距離hを求める方法について以下に説明する。
ワイヤ電極1とワーク2との極間静電容量101の値Cgは、理論的には、以下のように求めることができる。
図6は、実施の形態1にかかるワイヤ電極1とワーク2との関係を示す図である。ワーク2は、ワイヤ電極1の径に対して十分大きいものであるから、図6に示すように無限の広さを持つ導体とみなすことができる。
ワーク2を無限の広さを持つ導体とみなすことができる場合は、ワイヤ電極1とワーク2との間に電位差を与えた場合に空間に発生する電場は、鏡像法を使って求めることができる。図7は、実施の形態1にかかるワイヤ電極1およびワーク2が発生する電場と同じ電場を生ずる鏡像法による点電荷モデルを示す図である。ワーク端面をy軸とし、y軸と垂直方向をx軸とする。そして、実際にワイヤ電極1が存在する側をx軸の正方向とする。図7においては、ワーク端面から距離sだけ離れている座標(s,0)に点電荷+qが配置され、ワーク端面を対象軸とした反対側の座標(−s,0)に点電荷−qが配置される。
図7に示すように、座標(s,0)に配置された点電荷+qにより電場が発生していると考えた場合、座標(s,0)から距離rだけ離れた位置における電場Eはガウスの法則より、以下の式(8)で示される。なお、式(8)のεは、ワイヤ電極1およびワーク2が存在する空間の誘電率である。
Figure 0005955480
ワイヤ電極1の表面までは等電位であるから、点電荷がワイヤ電極1の中心からrだけ離れた位置に発生させる電位φは、ワイヤ電極1の半径をaとすれば、以下の式(9)で示される。
Figure 0005955480
従って、点電荷+qおよび点電荷−qがある位置(x,y)に発生させる電位φは、以下の式(10)で示される。
Figure 0005955480
ここで、φ(s,0)+φ(−s,0)=0の関係を用いた。
式(10)における等電位面は、以下の式(11)を満たす(x,y)の位置である。
Figure 0005955480
式(11)を整理すると、以下の式(12)になる。
Figure 0005955480
式(12)は円の軌跡を表す式である。従って、ワイヤ電極1の表面が等電位面であることから、極間距離hおよびワイヤ電極1の半径aを用いると、sおよびKとの関係として、以下の式(13)が得られる。
Figure 0005955480
式(13)を解くと、sおよびKを以下の式(14)および式(15)と表せる。
Figure 0005955480
Figure 0005955480
ここで、式(11)および式(14)を式(10)に代入すると、+qの点電荷および無限の広さを持つ導体が空間に発生させる電位Vを、以下の式(16)のように求めることができる。
Figure 0005955480
極間静電容量101の値Cgは、Cg=q/Vより計算でき、ワーク端面のワイヤ走行方向の単位長さ当たりのワイヤ電極1とワーク2との間の静電容量Cgは、以下の式(17)のように表わされる。
Figure 0005955480
実際に計測で求まる静電容量は、式(17)にワーク板厚tをかけた値となる。ここで、分子の2πεtは比例項であるため、Aと置けば、式(18)のようになる。
Figure 0005955480
制御部6の記憶部63には、ユーザにより入力されたワイヤ電極1の半径aが保持されている。式(18)から求めたい量は極間距離hであるので、Aの値が分かれば、計測により求められたCgから極間距離hを導出することができる。
そこで、ワイヤ電極1を静止させてワイヤ振動がない状態にて、第1極間距離h1での静電容量CgであるC1を求める。次に、ワイヤ電極1がワーク2からさらに遠ざかるように駆動部8が駆動軸を距離dだけ送り、第2極間距離h2での静電容量CgであるC2を求める。これにより、以下の式(19)、式(20)および式(21)が成り立つ。
Figure 0005955480
Figure 0005955480
Figure 0005955480
式(19)、式(20)および式(21)からなる連立方程式は、C1、C2およびdが得られれば、h1、h2およびAについて解くことができる。得られたAを式(18)に代入することにより、極間距離hと極間静電容量101の値Cgとの関係を求めることができる。上述したように、|Vout|とCgとの関係は式(7)を介して一意な関係になっているので、式(18)により極間距離hと|Vout|との関係も得られたことになる。
そして、ワイヤ電極1を走行させた状態にして、そのときの極間静電容量101の値C gを計測により求める。このCgの値に基づいて式(18)から極間距離hを求めることができる。即ち、ワイヤ電極1が振動状態である場合を含めて、極間距離hを精度よく測定できるので、高い精度で位置決めを実行することができる。
以上の議論に基づいて、ワイヤ放電加工機100はワイヤ電極1の走行の有無によらずにワーク端面からのワイヤ電極1の正確な位置を求めることができる。図8は、実施の形態1にかかるワイヤ放電加工機100によるワイヤ位置検出方法の手順を示すフローチャートである。
まず、浮遊容量102であるCsが記憶部63に保存されているか否かが制御部6により判定される(ステップS1)。Csが保存されていない場合(ステップS1:No)、極間距離が十分離れた位置で浮遊容量102のCsを求める(ステップS2)。具体的には、予め|Vin|およびRsの値が記憶部63に保存されている状態で、ワイヤ電極1とワーク2との距離を十分離した状態で、制御部6は整流回路43から測定結果である|V out|の値を得る。ここで得られた|Vout|の値と、既知の|Vin|およびRsの値とに基づいて、式(7)を用いて制御部6がCtの値を計算すれば、これがCsの値とみなせる。このようにして得られたCsの値を記憶部63に保存する(ステップS3)。その後、ステップS1に戻る。なお、|Vin|およびRsの値は、予め記憶部63にワイヤ放電加工機100のユーザが設定してもよいし、データ測定部4が制御部6に通知して制御部6が記憶部63に保存するようにしてもよい。また、制御部6が設定した|Vin|の値で交流電源40が交流電圧Vinを供給するようにしてもかまわない。
sが保存されている場合(ステップS1:Yes)、ワイヤ電極1とワーク2との相対位置に基づいて、ワイヤ電極1がワーク2に近づく位置決め方向をユーザが制御部6に設定する(ステップS4)。その後、ワイヤ電極1が走行している場合は、走行を停止してワイヤ電極1を静止させる(ステップS5)。次に、ワイヤ電極1がワーク2に近づくように、制御部6は駆動部8に、位置決め方向に図示せぬ駆動軸を送らせる(ステップS6)。その後、制御部6により、ワイヤ電極1とワーク2との電気的接触を検出したか否かが判定される(ステップS7)。電気的接触を検出しない場合(ステップS7:No)、ステップS6に戻る。
電気的接触を検出した場合(ステップS7:Yes)、制御部6は駆動部8に、駆動軸の送りを一旦停止させる。そして今度は、ワイヤ電極1がワーク2から遠ざかるように、駆動軸を10μmから20μm後退させ、ワイヤ電極1とワーク2との間の極間距離を第1極間距離h1にする(ステップS8)。この状態で、制御部6はデータ測定部4から測定結果である|Vout|を得る。ここで得られた第1電気的データである|Vout|の値と、既知の|Vin|およびRsの値とに基づいて、式(7)を用いて制御部6がCtの値を計算し、そこからCsの値を減算して極間静電容量101の値Cgが得られる。この時得られたCgを式(19)のC1とし、C1の値を記憶部63に保存する(ステップS9)。
次に、制御部6は駆動部8に、ワイヤ電極1がワーク2からさらに遠ざかるように、駆動軸を式(21)のdだけさらに後退させ、ワイヤ電極1とワーク2との間の極間距離を第2極間距離h2にする(ステップS10)。dの値は、5μmから10μmといった値である。dの値は、極間静電容量101の値Cgの変化が計測出来る程度の値である必要がある。この状態で、制御部6はデータ測定部4から測定結果である|Vout|を得る。ここで得られた第2電気的データである|Vout|の値と、既知の|Vin|およびRsの値とに基づいて、式(7)を用いて制御部6がCtの値を計算し、そこからCsの値を減算して極間静電容量101の値Cgが得られる。この時得られたCgを式(20)のC2とし、C2の値を記憶部63に保存する(ステップS11)。
ステップS9からS11により、式(19)から式(21)のC1、C2およびdが得られたことになるので、式(19)から式(21)の連立方程式を制御部6が解くことにより、h1、h2およびAが求まる。ここで得られたAを式(18)に代入することにより、ワイヤ電極1の中心からワーク2の端面までの極間距離hと極間静電容量101の値Cgとの関係が求まる(ステップS12)。
ステップS12の後、極間距離hがワイヤ走行時に使用する妥当な値となるように制御部6が駆動部8を制御して、駆動部8の駆動軸の位置が定まった状態で、その位置を記憶部63に記録する。その状態で、ワイヤ電極1を走行させる(ステップS13)。次に、ワイヤ電極1が走行して振動が発生している状態で、データ測定部4の測定結果である|Vout|の値と、|Vin|およびRsの値とに基づいて、式(7)を用いて制御部6がCtの値を計算し、そこからCsの値を減算して極間静電容量101の値Cgを得る。さらに、制御部6は、式(18)を用いてワイヤ電極1の中心からワーク2の端面までの極間距離hを計算する。即ち、ワイヤ電極1が走行して振動している状態で、制御部6は極間距離hをリアルタイムに計算する(ステップS14)。
これにより、制御部6は、極間距離hの時系列データを得ることができる。このようにして得られた極間距離hの時系列データにおいては、極間距離hはワイヤ電極1の振動により分布している。従って、制御部6は、極間距離hの時間平均またはサンプル平均といった平均値h0を計算する(ステップS15)。即ち、加工時と同じ状態である走行時のワイヤ電極1の位置分布の中心位置とワーク端面との距離であるh0が求まる。既に記憶部63に記録されている駆動部8の駆動軸の位置と、その状態でのワイヤ走行時の極間距離hの平均値h0が得られたので、駆動軸の位置に対する極間距離hの平均値h0が正確に求まったことになる。これにより、制御部6は、ワイヤ電極1の走行時における極間距離hの平均値h0を駆動部8に正確に制御させることが可能となる。以上でワイヤ電極1の位置検出動作は終了である。
ステップS15において、制御部6は、走行時におけるワイヤ電極1の位置分布の中心位置とワーク端面との正確な距離と、駆動部8の駆動軸の位置との関係が把握できたことになる。即ち、実施の形態1にかかるワイヤ放電加工機100によれば、ワイヤ電極1の走行の有無によらずにワーク端面からのワイヤ電極1の正確な位置検出が可能となる。走行時におけるワイヤ電極1の位置分布の中心位置は、静止時のワイヤ電極1の位置とは必ずしも一致しないので、走行時における極間距離hの平均値h0を得られることは、ワーク端面に対するワイヤ電極1の位置決めを正確に実行するために必須な情報である。この結果、ワイヤ電極1の振動状態を考慮した上で、ワーク2に対するワイヤ電極1の高精度な位置決めが可能となる。具体的には、ワイヤ電極1をワーク端面に接触させる場合の位置決めにおいては、制御部6が駆動部8を制御して、ワイヤ電極1がワーク2に近づく方向に駆動軸をh0−a移動させればよい。
また、ワイヤ電極1とワーク2との電気的接触を検出する従来の位置決め方法の場合は、電気的接触を検出する1つの位置データの取得に30秒から40秒かかっており、ばらつきを低減するために複数回の測定を実行するには非常に長い時間を要していた。これに対して、実施の形態1にかかるワイヤ放電加工機100によるワイヤ位置検出方法によれば、走行中のワイヤ電極1の極間距離hをリアルタイムに短時間で大量に取得できるために、ワーク2に対するワイヤ電極1の高精度な位置決め作業を短時間で実現することが可能となる。
上記説明では、電気的データは、電圧の振幅値である電圧値|Vout|であるとして説明したが、制御部6の電圧値|Vout|に基づいてCgを求める機能とデータ測定部4の機能とを纏めてデータ測定部と見做してもよい。その場合、ステップS9で得られたC1の値が第1電気的データとなり、ステップS11で得られたC2の値が第2電気的データとなる。
また、加工液にワイヤ電極1とワーク2とを浸した状態で、極間距離hの平均値h0を制御することも求められている。加工液が油の場合、油は抵抗値が高いので、式(8)の誘電率εを油に対応する値に変更すれば、上記議論がそのまま成立する。即ち、絶縁性が高い加工液に対しては、誘電率εの違いで対処することが可能である。
一方、加工液が水の場合、水は電解質なので極間距離hを小さくすると電気が流れる。従って、極間距離hに応じて加工液を介したワイヤ電極1とワーク2との間の抵抗値が変化する。この場合は、加工液を介したワイヤ電極1とワーク2との間の抵抗値または加工液を介したワイヤ電極1とワーク2との間に流れる電流値が電気的データとなる。この場合も、極間距離hと、ワイヤ電極1とワーク2との間の抵抗値または電流値との関係が測定を介して求まれば、上記の議論が成立する。即ち、ワイヤ電極1が走行して振動が発生している状態で、抵抗値または電流値を測定して極間距離hをリアルタイムに計算すれば、制御部6は、走行時におけるワイヤ電極1の位置分布の中心位置とワーク端面との正確な距離と、駆動部8の駆動軸の位置との関係を把握できるので、ワイヤ電極1の走行の有無によらずにワーク端面からのワイヤ電極1の正確な位置検出が可能となる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 ワイヤ電極、2 ワーク、3 加工ヘッド、4 データ測定部、5 ワイヤ送りローラ、6 制御部、7 ワイヤボビン、8 駆動部、9 給電子、21 上ノズル、22
下ノズル、40 交流電源、41 直流成分遮断コンデンサ、42 電流検出抵抗、43 整流回路、61 演算部、62 メモリ、63 記憶部、100 ワイヤ放電加工機、101 極間静電容量、102 浮遊容量。

Claims (15)

  1. ワイヤ電極とワークとの間の極間距離と前記極間距離により変化する極間静電容量にかかる電気的データとの関係を、前記ワイヤ電極を静止させた状態で測定した前記電気的データに基づいて求め、与えられた前記極間距離において測定された前記電気的データと前記関係とに基づいて、前記ワークに対する前記ワイヤ電極の位置を決める
    ことを特徴とするワイヤ放電加工機。
  2. 前記電気的データを測定するデータ測定部と、
    前記ワークに対して前記ワイヤ電極を相対的に移動させる駆動部と、
    前記駆動部を制御することにより前記ワークに対する前記ワイヤ電極の位置を決める制御部と、
    を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のワイヤ放電加工機。
  3. 前記データ測定部は、静止させた前記ワイヤ電極と前記ワークとの間が第1極間距離であるときの第1電気的データと、静止させた前記ワイヤ電極と前記ワークとの間が第2極間距離であるときの第2電気的データと、を測定し、
    前記制御部は、前記第1電気的データと、前記第2電気的データと、前記第1極間距離と前記第2極間距離との差と、に基づいて、前記関係を得る
    ことを特徴とする請求項2に記載のワイヤ放電加工機。
  4. 前記データ測定部は、前記駆動部の駆動軸の位置が定まった状態で、前記ワイヤ電極の走行時の電気的データを測定し、
    前記制御部は、前記走行時の電気的データと前記関係とに基づいて、前記ワイヤ電極の走行時の前記極間距離の平均値を求める
    ことを特徴とする請求項3に記載のワイヤ放電加工機。
  5. 前記電気的データは、極間静電容量に対応する電圧値である
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のワイヤ放電加工機。
  6. 前記電気的データは、極間静電容量である
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のワイヤ放電加工機。
  7. ワイヤ電極とワークとの間の極間距離と前記極間距離により変化する極間静電容量にかかる電気的データとの関係を、前記ワイヤ電極を静止させた状態で測定した前記電気的データに基づいて求め、与えられた前記極間距離において測定された前記電気的データと前記関係とに基づいて、前記ワークに対する前記ワイヤ電極の位置を決めるワイヤ放電加工機であって、
    二つの異なる極間距離であるときの前記電気的データを測定する
    ことを特徴とするワイヤ放電加工機。
  8. 前記電気的データを測定するデータ測定部と、
    前記ワークに対して前記ワイヤ電極を相対的に移動させる駆動部と、
    前記駆動部を制御することにより前記ワークに対する前記ワイヤ電極の位置を決める制御部と、
    を備える
    ことを特徴とする請求項に記載のワイヤ放電加工機。
  9. 前記データ測定部は、静止させた前記ワイヤ電極と前記ワークとの間が第1極間距離であるときの第1電気的データと、静止させた前記ワイヤ電極と前記ワークとの間が第2極間距離であるときの第2電気的データと、を測定し、
    前記制御部は、前記第1電気的データと、前記第2電気的データと、前記第1極間距離と前記第2極間距離との差と、に基づいて、前記関係を得る
    ことを特徴とする請求項に記載のワイヤ放電加工機。
  10. 前記データ測定部は、前記駆動部の駆動軸の位置が定まった状態で、前記ワイヤ電極の走行時の電気的データを測定し、
    前記制御部は、前記走行時の電気的データと前記関係とに基づいて、前記ワイヤ電極の走行時の前記極間距離の平均値を求める
    ことを特徴とする請求項に記載のワイヤ放電加工機。
  11. 前記電気的データは、極間静電容量に対応する電圧値である
    ことを特徴とする請求項から10のいずれか1項に記載のワイヤ放電加工機。
  12. 前記電気的データは、極間静電容量である
    ことを特徴とする請求項から10のいずれか1項に記載のワイヤ放電加工機。
  13. 静止させたワイヤ電極とワークとの間が第1極間距離であるときの極間静電容量にかかる第1電気的データを求めるステップと、
    静止させた前記ワイヤ電極と前記ワークとの間が第2極間距離であるときの極間静電容量にかかる第2電気的データを求めるステップと、
    前記第1電気的データと、前記第2電気的データと、前記第1極間距離と前記第2極間距離との差と、に基づいて、極間距離と前記極間距離により変化する極間静電容量にかかる電気的データとの関係を得るステップと、
    前記ワークに対して前記ワイヤ電極を相対的に移動させる駆動部の駆動軸の位置が定まった状態で、前記ワイヤ電極の走行時の電気的データを測定するステップと、
    前記走行時の電気的データと前記関係とに基づいて、前記ワイヤ電極の走行時の前記極間距離の平均値を求めるステップと、
    を備える
    ことを特徴とするワイヤ位置検出方法。
  14. 前記第1および第2電気的データは、極間静電容量に対応する電圧値である
    ことを特徴とする請求項13に記載のワイヤ位置検出方法。
  15. 前記第1および第2電気的データは、極間静電容量である
    ことを特徴とする請求項13に記載のワイヤ位置検出方法。
JP2016501477A 2015-04-28 2015-04-28 ワイヤ放電加工機およびワイヤ位置検出方法 Active JP5955480B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2015/062877 WO2016174748A1 (ja) 2015-04-28 2015-04-28 ワイヤ放電加工機およびワイヤ位置検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5955480B1 true JP5955480B1 (ja) 2016-07-20
JPWO2016174748A1 JPWO2016174748A1 (ja) 2017-05-18

Family

ID=56421673

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016501477A Active JP5955480B1 (ja) 2015-04-28 2015-04-28 ワイヤ放電加工機およびワイヤ位置検出方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5955480B1 (ja)
WO (1) WO2016174748A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6017096B1 (ja) * 2015-10-30 2016-10-26 三菱電機株式会社 ワイヤ放電加工機、ワイヤ放電加工機の制御装置の制御方法及び位置決め方法
CN109693009A (zh) * 2019-01-16 2019-04-30 南京航空航天大学 工件往复运动辅助轴向冲液电解线切割加工方法及装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0481908A (ja) * 1990-07-25 1992-03-16 Mitsubishi Electric Corp 位置決め方法及び位置決め装置
JP2001157922A (ja) * 1999-11-29 2001-06-12 Mitsubishi Electric Corp 放電加工装置
US20130043218A1 (en) * 2011-08-19 2013-02-21 Apple Inc. Multi-wire cutting for efficient magnet machining

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0481908A (ja) * 1990-07-25 1992-03-16 Mitsubishi Electric Corp 位置決め方法及び位置決め装置
JP2001157922A (ja) * 1999-11-29 2001-06-12 Mitsubishi Electric Corp 放電加工装置
US20130043218A1 (en) * 2011-08-19 2013-02-21 Apple Inc. Multi-wire cutting for efficient magnet machining

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6017096B1 (ja) * 2015-10-30 2016-10-26 三菱電機株式会社 ワイヤ放電加工機、ワイヤ放電加工機の制御装置の制御方法及び位置決め方法
CN109693009A (zh) * 2019-01-16 2019-04-30 南京航空航天大学 工件往复运动辅助轴向冲液电解线切割加工方法及装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2016174748A1 (ja) 2017-05-18
WO2016174748A1 (ja) 2016-11-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI436843B (zh) 具有加工狀態判定功能之線切割放電加工機
JP5955480B1 (ja) ワイヤ放電加工機およびワイヤ位置検出方法
JP4580022B2 (ja) ワイヤ放電加工機
JP2016223866A (ja) 電圧検出プローブおよび測定装置
WO1997018052A1 (fr) Procede et instrument permettant de determiner une position dans laquelle une electrode en fil metallique entre en contact avec une piece a usiner
JP6526364B1 (ja) ワイヤ放電加工機および真直度算出方法
Yang et al. Miniaturization of WEDM using electrostatic induction feeding method
JP6017096B1 (ja) ワイヤ放電加工機、ワイヤ放電加工機の制御装置の制御方法及び位置決め方法
EP1533065A1 (en) Wire electric discharge machine
JPH0481908A (ja) 位置決め方法及び位置決め装置
JP5126713B2 (ja) 微細軸形成方法、この方法により形成される微細軸、及び微細軸形成装置
JP2007044813A (ja) 放電加工装置
JP6239200B1 (ja) ワイヤ放電加工機
US20130062318A1 (en) Wire discharge machine
JPS6240128B2 (ja)
JP5153457B2 (ja) ステージの位置変動検出装置およびこれを備えた搬送装置
JP2007240393A (ja) 表面電位計および表面電位測定方法
JP3279454B2 (ja) 放電加工装置
JPS61239154A (ja) き裂形状検出方法及び装置
TW201424894A (zh) 電加工方法與加工設備,以及應用於電加工的基準位置檢測方法
XIAOBING Modeling and simulation of crater formation and wire vibration in micro WEDM
JP6032726B2 (ja) 放電加工装置及び放電加工方法
Wei Development of Servo Feeding System for Micro ECM using Electrostatic Induction Feeding Method
CN116329683A (zh) 用于放电加工的方法
JP2000277581A (ja) 半導体評価装置

Legal Events

Date Code Title Description
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20160502

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160517

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160614

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5955480

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250