JP2001157922A - 放電加工装置 - Google Patents

放電加工装置

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JP2001157922A
JP2001157922A JP33813099A JP33813099A JP2001157922A JP 2001157922 A JP2001157922 A JP 2001157922A JP 33813099 A JP33813099 A JP 33813099A JP 33813099 A JP33813099 A JP 33813099A JP 2001157922 A JP2001157922 A JP 2001157922A
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electric discharge
resistor
load
power supply
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JP33813099A
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Taichiro Tamida
太一郎 民田
Akihiro Suzuki
昭弘 鈴木
Akihiko Iwata
明彦 岩田
Munemasa Kimura
宗雅 木村
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷や加工の状況によらず安定に加工ができ
る、放電加工装置を提供する。 【解決手段】 従来の放電加工装置では、特に高周波電
源を用いて加工を行なう場合、負荷や加工の状況によっ
て、負荷のインピーダンスが変動し、加工を安定して行
なうことができなかった。本発明では加工間隙に抵抗器
を接続することによって、負荷のインピーダンス変動を
緩和し、高周波でも安定に加工を行なうことができる放
電加工装置を提供する。負荷や加工の状況によらず安定
した加工を行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電加工装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】放電加工機には、形彫り放電加工、ワイ
ヤ放電加工などの方式がある。形彫り放電加工では特定
形状の電極を用いて電極と加工対象物間に放電を発生さ
せ、この放電により所定の形状を加工する。またワイヤ
放電加工では電極として導電性ワイヤを用い、上記ワイ
ヤに給電しながら巻取り・移動させてワイヤと加工対象
物間に放電を発生させ、この放電により加工を行なう。
【0003】図17は、『放電加工技術』(斎藤、毛
利、高鷲、古谷:日刊工業新聞社(1997))p.1
17に示されている一般的なワイヤ放電加工機の構成で
ある。図において1001はワイヤ、1002は加工対
象、1003は加工電源、1004a、1004bはそ
れぞれ給電ケーブル、1005は給電端子、1006は
供給リール、1007は巻取りリール、1008はブレ
ーキ、1009は巻取りローラ、1010はクロステー
ブル、1011はX軸モータ、1012はY軸モータ、
1013a、1013bはそれぞれモータ制御ケーブ
ル、1014は制御装置、1015はサーボ回路、10
16は加工液タンク、1017はポンプ、1018a、
1018bはそれぞれ加工液供給パイプである。
【0004】次に動作について説明する。加工電源10
03からワイヤ1001、加工対象1002間に給電ケ
ーブル1004a、1004b、および給電端子100
5を通じて電圧を印加する。ここでワイヤ1001と加
工対象1002間の電位差が放電開始電圧を超えるとワ
イヤ1001と加工対象1002間に放電が発生し、こ
の放電により加工対象1002の一部が除去されて加工
が行なわれる。この場合ワイヤ表面も同様に放電により
除去される。このため通常はワイヤの断線を防ぐためワ
イヤを巻取りながらワイヤ表面上の異なる位置で放電が
発生するようにして加工を行なう。ワイヤは供給リール
1006よりブレーキ1008、ガイド1019を通じ
て供給される。加工対象1002の下部には巻取りロー
ラ1009、巻取りリール1007があり、使用ずみの
ワイヤを巻取る。ワイヤとしては例えば直径0.3mm
〜0.03mmの銅線、黄銅線などが用いられる。
【0005】加工対象1002はクロステーブル101
0に固定される。クロステーブル1010にはX軸モー
タ1011、Y軸モータ1012が設けられている。さ
らにX軸モータ1011、Y軸モータ1012にはそれ
ぞれモータ制御ケーブル1013a、1013bが接続
され、制御回路1014、サーボ回路1015からの制
御信号が供給される。この構成にてクロステーブル10
10は制御回路1014、サーボ回路1015からなる
NC装置の指示に従い加工対象1002の位置を動か
す。これにより加工対象をNC装置の命令通りの形状に
加工することができる。
【0006】1016は加工液タンクである。このタン
クには例えば脱イオン水が用いられる。加工液はポンプ
1017の作用により加工液供給パイプ1018を通じ
て放電場に供給される。
【0007】次にワイヤ放電加工時に印加される電圧波
形について説明する。一般的にはワイヤと加工対象の間
にパルス状の電圧を印加するが、その電圧の波形によっ
て加工性能が変化することが知られている。例えば特開
平6−8049では、高周波の電源を用い、電圧を高速
で断続させて印加することによって、仕上げの微細な加
工を行なうことが示されている。このように、放電加工
機では、その加工要求に対して、低周波のパルス状の電
圧から、高周波の電圧波形などを使い分けている。ここ
で、高周波とは一般に1MHz程度以上の周波数を指
す。
【0008】高周波の電源を用いる場合、加工部と電源
の間に整合回路を設ける必要がある。図18は高周波の
電源を用いる場合の回路の構成の概略を示す。図におい
て1101はワイヤと加工対象で構成される加工電極間
の放電の負荷を示し、1102は高周波電源、1103
は整合回路、1104、1105はそれぞれ加工の負荷
部分の浮遊のインダクタンスおよびキャパシタンスを示
している。高周波電源と加工負荷の間に整合回路が設け
られ、これを調節することによって、エネルギーの反射
を抑え、電源から出力した電力ができるだけ多く加工負
荷に投入できるようにする。
【0009】次に、増幅器の方式について説明する。
【0010】増幅器はその動作によって、A級、B級、
C級などのタイプがある。図19はこれらA級、B級、
C級増幅器の動作の説明の図である。正弦波的な入力信
号が来た場合、A級増幅器ではその動作点のしきい値が
充分低いので、電流の全周期に亘って出力電流が流れ
る。このためひずみの少ない出力波形が得られるが、全
周期にわたって直流電流が流れるので効率が悪くなる。
【0011】図20に典型的なA級増幅器の回路構成を
示す。2013は入力信号、2014は入力抵抗、20
12は入力変成器、2005はトランジスタ、2011
は出力変成器、2004はコレクタ電圧Vcc、200
6、2007、2008はバイアス抵抗、2009、2
010はコンデンサである。さらに2003は負荷抵抗
である。出力変成器2011を含めた負荷のインピーダ
ンスをZ0とする。A級増幅器の理論上の最大コレクタ
効率は50%である。
【0012】一方、B級増幅器とは、動作点をカットオ
フ側にずらし、半周期のみ電流が流れるようにしたもの
である。このためA級増幅器よりも効率が高くなる。こ
のままでは半周期分の波形しか得られないので、プッシ
ュプル回路等を用いる。さらにC級増幅器では動作点を
カットオフよりさらに負の値に取り、半周期よりも短い
期間のみ電流が流れるようにしたもので、さらに効率は
高くなるが、波形のひずみは悪化する。
【0013】図21に典型的なB級、あるいはC級増幅
器の回路構成を示す。2015はコンデンサ、2005
がバイアス電圧VBBを示し、この電圧値をカットオフ
に選ぶとB級、A級とB級の間に選ぶとAB級、カット
オフよりも負側に選べばC級となる。図KはB級あるい
はC級増幅器の出力電流Icを示している。正の電流が
流れる位相をθとすると、θがπのとき、B級、π以下
のときC級を意味する。式102はB級増幅器の理論的
な最大コレクタ効率を示す。Vcは出力電圧、Icは出
力電流、Vccはコレクタ電圧、Vc1mはVcの基本
波の電圧振幅、Ic1mは基本波の電流振幅である。こ
の式のようにB級増幅器の最大効率は78.5%であ
る。一方C級増幅器のコレクタ効率を式(2)に示す。
コレクタ効率はθが小さいほど高くなり、θ=πで式
(1)に一致する。
【0014】 ηc=VcIc/(VccIc) =πVclmIclm/4(VccIclm) =π/4=(78.5%) ‥‥‥(1) ηc=(Vclm/4Vcc)(θ−sinθ)/ (sin(θ/2)−(θ/2)cos(θ/2))‥‥‥(2)
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ここで整合回路の調整
は、負荷部のインダクタンス1104およびキャパシタ
ンス1105(図18)に強く依存している。一方、実
際の加工機においては、負荷部のインダクタンス110
4およびキャパシタンス1105は、加工対象の配置な
どによってきわめて敏感に変化する。例えば、図23は
ワイヤ放電加工機の場合の、ワイヤと加工対象のあいだ
の加工電極間静電容量を、加工電極間距離を変化させて
計算したものである。ワイヤ放電加工機においてワイヤ
と加工対象の間の距離は加工中に大きく変動し、それに
よって静電容量が大きく変動することがわかる。このた
め整合回路1103を一旦調節しても加工の条件、加工
対象の形状や給電位置などが変化すると、電源からの出
力が全く負荷に入らない、という現象が生じる。このた
め高周波電源を用いた場合の加工は極めて不安定になっ
てしまう。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1にかか
わる放電加工機は、加工間隙に抵抗を接続したものであ
る。
【0017】本発明の請求項2にかかわる放電加工機
は、加工電源として高周波交流電極を備え、かつ加工間
隙に抵抗が接続したものである。
【0018】本発明の請求項3にかかわる放電加工機
は、抵抗器を加工間隙に並列に接続したものである。
【0019】本発明の請求項4にかかわる放電加工機
は、抵抗器を加工間隙に直列に接続したものである。
【0020】本発明の請求項5にかかわる放電加工機
は、並列に配された抵抗器の抵抗値が加工負荷のインピ
ーダンスの10倍以下に設定したものである。
【0021】本発明の請求項6にかかわる放電加工機
は、直列に配された抵抗器の抵抗値が加工負荷のインピ
ーダンスの1/10以上に設定したものである。
【0022】本発明の請求項7にかかわる放電加工機
は、高周波電源としてAB級増幅器またはB級増幅器ま
たはC級増幅器を用いたものである。
【0023】本発明の請求項8にかかわる放電加工機
は、高周波電源としてAB級増幅器またはB級増幅器ま
たはC級増幅器を用い、かつ、加工間隙に抵抗を接続し
たものである。
【0024】本発明の請求項9にかかわる放電加工機
は、抵抗器を同軸ケーブルで接続したものである。
【0025】本発明の請求項10にかかわる放電加工機
は、抵抗器をツイストケーブルで接続したものである。
【0026】本発明の請求項11にかかわる放電加工機
は、抵抗器を加工液中に浸したものである。
【0027】本発明の請求項12にかかわる放電加工機
は、抵抗器を加工漕の外部に設置したものである。
【0028】本発明の請求項13にかかわる放電加工機
は、電源や加工の状態によって、必要なときのみ抵抗を
接続できるようにスイッチを設けたものである。
【0029】本発明の請求項14にかかわる放電加工機
は、接続された電源および抵抗器をリレーを用いて切り
替えたものである。
【0030】本発明の請求項15にかかわる放電加工機
は、抵抗器を複数個備え、それらを負荷や加工の状況に
合わせてスイッチを用いて切り替えたものである。
【0031】
【発明の実施の形態】実施の形態1 図1は本発明の第一の実施の形態を示す図である。図に
おいて、1101はワイヤと加工対象間の放電の負荷、
1102は高周波電源、1103は整合回路、110
4、1105はそれぞれ加工の負荷部分の浮遊インダク
タンスおよびキャパシタンスである。また図1では整合
回路と負荷部の間に負荷と並列に抵抗1201(終端抵
抗)を接続している。
【0032】次に動作について説明する。高周波電源1
102から高周波パワーが負荷側に供給される。整合回
路1103では整合回路からみた前後のインピーダンス
が等しくなるように整合調整され、高周波パワーが反射
されることなく有効に負荷部に供給されるようにする。
負荷部に供給されたパワーによりワイヤと加工対象間に
放電が発生し、この放電により加工対象表面が除去さ
れ、加工がなされる。
【0033】ここで前述したように、負荷部のインダク
タンス1104、およびキャパシタンス1105は、ワ
イヤと加工対象の間隔など加工部分の状態により大きく
変化する。このため抵抗1201がない場合には、負荷
部の状能変化に伴って一旦整合調整したはずの整合回路
が整合条件からずれ、高周波パワーが高周波電源から有
効に負荷部に入らなくなってしまう。ところが図1では
負荷部と並列に抵抗1201を設置しているので、整合
回路から負荷側をみたインピーダンスが抵抗1201で
規定されている。このため負荷部のインダクタンス11
04、および1105が多少変化しても設置した固定値
の抵抗1201が負荷部分に加わっており、全体として
のインピーダンスの変化が小さくなる。これによって負
荷側の状態変化によらず、高周波電源からパワーを安定
して負荷部に注入することができる。このように図1に
示した構成を用いることにより、加工条件によらず安定
した加工を行なうことができる。
【0034】高周波電源を用いた放電加工機では、凹凸
が少なく面粗さが良好な加工面が得られる特徴がある。
ところが従来用いられていた構成では、前述したように
負荷部の状能変化により高周波電源から負荷部に供給さ
れるパワーが変動する問題点が生じていた。
【0035】このため加工する場所により加工パワーが
変化し、均一な加工面精度、面粗さが得られない問題が
あった。これに対して本実施の形態を用いると負荷部の
状態変化によらず負荷部に安定したパワーを供給でき
る。これにより加工面全体にわたり均一な加工面精度、
面粗さを得ることができる。
【0036】実施の形態2 図1では整合回路と負荷部の間に抵抗が挿入されている
が、図2のように電源から見て負荷部よりも遠いところ
に終端抵抗として挿入しても同じ効果が得られることは
言うまでもない。
【0037】実施の形態3 さて、ここで挿入した抵抗の値であるが、図1のように
負荷に対して並列に挿入した場合、負荷部分のインピー
ダンスと比較して、挿入した抵抗1201の値が大きす
ぎると充分な効果が得られない。従って挿入する抵抗値
の値はせいぜい負荷部分のインピーダンスの10倍程度
以下である必要がある。ここで抵抗値を負荷インピーダ
ンスの10倍に設定した場合、電源の入力のエネルギー
の約1割が抵抗1201で消費され、9割を負荷に投入
できる。一方この場合は負荷のインピーダンスの変動が
1割変化すると、整合回路から見たインピーダンスもほ
ぼ1割変化し、それほど大きな変動の抑制はできない。
したがって負荷の変動がそれほど大きくない場合に適し
ている。
【0038】一方、負荷のインピーダンスの変動が大き
い場合は挿入する抵抗の値を小さくする。例えば挿入す
る抵抗1201の値を負荷部のインピーダンスの1/1
0にした場合、負荷部のインピーダンスが倍に変化して
も、整合回路から見たインピーダンスの変化は5%程度
に抑えられる。従って負荷部のインピーダンスの変動に
対する加工の安定性は向上する。しかし一方、電源の電
力の9割が抵抗1201で消費されてしまい、加工部に
は1割しか投入できなくなる。
【0039】おおまかに挿入によるインピーダンス変動
の抑制度と、電力の投入を見積もってみる。まず加工部
の負荷のアドミッタンスをYとする。この負荷に並列に
x倍の抵抗(アドミッタンス=Y/x)を挿入する場合
を考える。整合回路から見たアドミッタンスは(1+1
/x)Yである。このとき負荷のアドミッタンスが変化
して(1+δ)Yになったとする。このとき整合回路か
ら見たアドミッタンスは(1+δ+1/x)Yであり、
δYだけ変化する。従って全体から見ると負荷のアドミ
ッタンスは{(1+1/x+δ)Y}/{(1+1/
x)Y}=1+δ/(1+1/x)倍になったことにな
る。この規格化された変化分δ/(1+1/x)をさら
にδで規格化し、定負荷変動の抑制率として定義する
と、1/(1+1/x)=x/(1+x)となる。
【0040】同様に電力の何割が負荷に投入されるかを
見積もると、Y/(Y+Y/x)=x/(1+x)とな
る。これは、前記の負荷変動抑制率と近似的に同じ式で
ある。
【0041】図3に、横軸を終端抵抗値比x(終端抵抗
値が負荷インピーダンスのx倍)とし、縦軸を負荷変動
抑制率としたときの両者の関係を示す。この関係は、縦
軸を実効電力投入率としても同じである。先に述べたよ
うに、抵抗値が大きすぎると値は1に近く、電力はほと
んど入るが、負荷変動は抑制されない。逆に抵抗値を小
さくすると0に近づき、負荷変動は充分抑制されるが、
電力の投入がわるくなることがわかる。
【0042】従って、挿入する抵抗値は負荷の変動の具
合や、加工に必要な電力と電源の能力などによって決定
すればよい。変動する加工電極に対しては、加工電極の
インピーダンスの10倍以下の範囲で用いればよいこと
を実験により確認した。
【0043】実施の形態4 挿入する抵抗1201は整合回路から見たインピーダン
スを固定抵抗で規定する効果があればよいので、負荷部
に対して直列に接続してもよい。図4では抵抗1201
を直列に接続した例を示す。この場合は図1の並列接続
の場合とは対称に、負荷のインピーダンス変動が小さい
場合は抵抗値を小さく、変動が大きい場合は抵抗値を大
きくする。変動する加工電極に対しては、加工電極のイ
ンピーダンスの1/10倍以上の範囲で用いればよいこ
とを実験により確認した。
【0044】実施の形態5 ここで、整合回路1103は電源と負荷のインピーダン
スの整合を取るためのものであるので、本発明のように
抵抗を接続することによって負荷のインピーダンスを規
定することができるのであれば、整合回路が必要なくな
る場合もある。図5のように電源と抵抗を接続した放電
間隙を直接接続しても、場合によっては安定に電力を投
入することができる。
【0045】実施の形態6 前述したように増幅器はその動作によって、A級、AB
級、B級、C級などのタイプがある。A級増幅器では動
作点を負荷線のほぼ中央に設けており、ひずみの少ない
正弦波出力が得られるが常時直流電流が流れているので
効率が悪い。これに対して動作点をカットオフ側にずら
しB級増幅器とするとA級増幅器よりも効率が高くな
る。A級増幅器、B級増幅器のそれぞれについて入力と
出力の関係を図7(a)に示す。このように同一入力に
対してB級増幅器ではA級増幅器の場合に比べて高い出
力が得られる。また、同一入力の場合で比べるとB級増
幅器の場合の方がA級増幅器に比べて出力が高い分、入
力・出力に変動が生じた時の出力変動の割合はB級増幅
器の場合の方が小さくなる。
【0046】図6(a)は本実施の形態を示す図であ
る。図6(a)において、1101はワイヤと加工対象
間の放電の負荷、1102は高周波電源、1103は整
合回路、1104、1105はそれぞれ加工の負荷部分
の浮遊インダクタンスおよびキャパシタンスである。ま
た図6(a)では高周波電源1102中の増幅器として
B級増幅器2001を設置している。一方、図6(b)
は高周波電源1102中の増幅器としてA級増幅器20
02を設置した例である。図6(a)に示した構成を用
いると、図6(b)に示した構成を用いた場合に比べ
て、同一入力に対して高い出力が得られ、負荷変動が発
生した場合の出力変動率を抑制することができる。特に
放電加工機の場合、図23に例を示したように、放電部
の状態による負荷変動が非常に大きい。このためB級増
幅器に代表される動作点をカットオフ側にずらした増幅
器を用いることにより、負荷変動が発生した場合の出力
変動抑制が効果的に得られる。
【0047】図7(b)は本実施の形態を用いて放電加
工機にて負荷変動と高周波電源出力の関係を調べた結果
である。図において、高周波電源にA級増幅器2002
を設置した場合とB級増幅器2001を設置した場合の
それぞれにつき、負荷変動の大きさが変化した場合の高
周波変動出力を示している。このようにA級増幅器20
02を用いる場合には負荷変動が増加した場合の出力減
少が大きい。このためA級増幅器2002を用いた場合
には放電部の条件が変化した場合に加工性能が変化しや
すい。これに対してB級増幅器2001を用いると負荷
変動が発生した場合の出力減少を抑制することができ
た。これにより放電場の状態が変化した場合にも加工性
能を大きく変化させず、より均一な加工を行なうことが
できる。
【0048】上記実施の形態では、動作点をカットオフ
側にずらした増幅器としてB級増幅器を用いる例を示し
たが、A級増幅器に比べて効率の高いAB級増幅器、C
級増幅器等でもよく、同様の効果を奏する。
【0049】実施の形態7 B級増幅器などバイアス電源を設け動作点をカットオフ
側にずらした増幅器ではコレクタ出力電圧は負荷側のイ
ンピーダンスの影響を受ける。例えばB級増幅器の場
合、コレクタ電圧出力Vcの基本波の電圧振幅Vc1m
は、基本波の電流振幅をIc1m、負荷側のインピーダ
ンスをZ0とすると Vc1m=Ic1m・Z0 ‥‥‥(3) コレクタ効率ηcは、交流出力VcIcを直流入力Vc
cIcで割り、 ηc=VcIc/VccIc=Vc1m・Ic1m /VccIc∝Ic1m・Ic1m・Z0 ‥‥‥(4) となる。式(3)にみられるように、この場合コレクタ
効率ηcは負荷インピーダンスZ0に依存する。このた
め負荷変動が非常に大きい場合にはB級増幅器のコレク
タ効率ηcがこの影響を受けてしまう。
【0050】本実施の形態はこれを解決するためのもの
である。本実施の形態の構成を図8に示す。図8におい
て、1101はワイヤと加工対象間の放電の負荷、11
02は高周波電源、1103は整合回路、1104、1
105はそれぞれ加工の負荷部分の浮遊インダクタンス
およびキャパシタンスである。また図8では高周波電源
1102中の増幅器としてB級増幅器2001を設置し
ている。
【0051】さらに図8では整合回路と負荷部の間に負
荷と並列に抵抗1201を設置している。図8では負荷
部と並列に抵抗1201を設置しているので、整合回路
から負荷側をみたインピーダンスが抵抗1201で規定
されている。このため負荷部のインダクタンス110
4、および1105が多少変化しても設置した固定値の
抵抗1201が負荷部分に加わっており、全体としての
インピーダンスの変化は抑えられる。これによってB級
増幅器のコレクタ効率ηcが負荷インピーダンスに影響
されることを抑制できる。このため本実施の形態構成を
用いることにより負荷側の状態変化によらず、高周波電
源からパワーを安定して負荷部に注入することができ
る。このように図8に示した構成を用いることにより、
加工条件によらず安定した加工を行なうことができる。
【0052】図8に示すように負荷部と並列に抵抗12
01を設置した場合には、抵抗1201にて抵抗値に応
じた損失が発生する。高周波電源の増幅器としてB級増
幅器に代表される動作点をカットオフ側にずらした増幅
器を用いることにより、増幅器の効率を上げることがで
きるので、抵抗1201にて発生する損失を補う効果が
得られる。
【0053】上記実施の形態では、動作点をカットオフ
側にずらした増幅器としてB級増幅器を用いる例を示し
たが、AB級増幅器、C級増幅器等でもよく、同様の効
果を奏する。
【0054】実施の形態8 次に具体的な抵抗1201の接続方法についての実施の
形態を述べる。抵抗は図1に従って給電線の間に接続す
ればよいのであるが、その接続によって不用意に負荷部
分の浮遊のインダクタンスが増加すると加工部のインピ
ーダンスの不安定さを増すことになり、かえって安定性
を損ないかねない。従って、できるだけ浮遊のインダク
タンスを少なくするような工夫が必要となる。図9では
接続に同軸ケーブル1202を用いた例を示す。抵抗1
201の接続線に同軸ケーブルを用いるとインダクタン
スを小さくすることができる。
【0055】実施の形態9 同じく、図10には接続線としてツイストケーブル12
03を用いた例を示す。実施の形態5と同様、インダク
タンスを小さくすることができる。
【0056】実施の形態10 さて、付加した抵抗1201はインピーダンス比に応じ
たエネルギーを消費して発熱する。電力容量の充分に大
きな抵抗を用いることはもちろんであるが、同時に抵抗
の冷却手段を講じなければならない。
【0057】図11に抵抗を容易に冷却する方法の例を
示す。多くの場合、放電加工は加工液1205の液中で
行なわれる。従ってワークを含む加工部分全体が、加工
液1205を満たした加工漕1204の内部でなされ
る。加工液は外部のチラーによって冷却され、一定温度
になるように制御されている。図11の例では抵抗12
01を加工液に浸されている。こうすることによって特
別な冷却機構を講じることなく、容易に抵抗を冷却でき
る。熱は加工液に伝わるが、外部のチラーによって温度
制御されているので問題はない。
【0058】実施の形態11 逆に抵抗の発する熱による影響をできるだけ避けたい、
という場合がある。例えばワイヤ1005の送り機構や
加工ヘッドは非常に複雑な機械であり、温度の変化に対
して非常に敏感である。このため加工部付近の機械系へ
の熱変形の影響をできるだけ少なくする必要がある。こ
の場合は図12のように抵抗を加工漕の外部に配置する
ことが望ましい。
【0059】実施の形態12 さて、始めにも述べたように高周波電源による加工は、
微細な仕上げ加工の際に用いられる。実際の加工では加
工面精度の異なるいくつかの加工プロセスを組み合わせ
ることが多い。つまり、始めは加工速度が速く、粗削り
な加工でだいたいの形状に切断した後、表面のみを微細
に削って仕上げ加工を行なうという組合わせで加工する
ことが多い。粗削りの加工では高周波の電源ではなく、
低周波で尖頭値の高いパルス電源が用いられる。従って
加工の各段階で電源を切り替える必要がある。
【0060】図11では高周波電源1102と整合回路
1103と同時に、粗加工用電源1206が接続され、
それらのどちらかがスイッチ1207によって給電線1
004に接続される、ということを示している。抵抗1
201は高周波電源の場合に必要なのであって、低周波
の粗加工用電源の場合に接続されたままになっている
と、この抵抗で電力が消費されてしまい、加工部への電
力の投入に損失が生じる。従って図11では抵抗120
1は整合回路1103とスイッチ1207の間に配置さ
れ、スイッチ1207を切り替えて電源をつなぎ変えた
場合に、高周波電源1102を接続したときのみ抵抗も
同時に接続される。
【0061】実施の形態13 しかし、抵抗1201はできるだけ加工負荷の近くに配
置することが望ましい。なぜならば図9や図10で説明
したように、抵抗の接続による回路系のインダクタンス
の増加を防ぐ必要があるからである。その場合、図13
のように抵抗と加工負荷の間にスイッチがあったり、配
線が長くなることは、インダクタンス分を増加させる要
因となり望ましくない。
【0062】従って、このように複数の電源を切り替え
て用いる場合、図14に示すように抵抗1201はでき
るだけ加工負荷の近くに配置し、抵抗1201には別に
スイッチ1208を設けて、高周波電源の時のみ抵抗を
接続する構成にする。
【0063】実施の形態14 スイッチの切り替えにはリレーを用いることができる。
図15はスイッチをリレーで制御した場合で、リレー制
御装置1210で制御されたリレー1209a、bおよ
び1211a、b、cによって電源の切り替えが行なわ
れる。この場合であれば抵抗の切り離しも容易にかつ同
時に行なえる。また制御装置1210をシーケンサなど
で制御することによって、加工状態に合わせて自動的に
切り替えを行なうことができる。
【0064】実施の形態15 実施の形態2で述べたように、抵抗の値は負荷の状況に
よって変化させる必要がある。さらには実施の形態1
0、11で述べたように、加工の条件によっても変える
必要がある。従って抵抗の単なる切り離しではなく、い
くつかの値の異なる抵抗器を予め用意しておき、加工条
件にもっともふさわしい抵抗器を選択して加工を行なう
ことが望ましい。このためにはいくつかの抵抗器と共
に、それらをスイッチあるいはリレーで分岐して、切り
替え制御すればよい。図16では抵抗器を複数備えて、
それらをリレーで切り替える装置を示す。抵抗器120
1a、1201b、1201cがそれぞれ給電線100
4a、bにリレー1211a、1211b、1211c
で接続されており、これらが制御装置1210で制御さ
れる。
【0065】
【発明の効果】本発明の請求項1にかかわる放電加工機
は、加工間隙に抵抗を接続することによって、加工間隙
のインピーダンス変化を緩和し、安定に加工を行なうこ
とができる。
【0066】本発明の請求項2にかかわる放電加工機
は、加工電源として高周波交流電極を備え、かつ加工間
隙に抵抗が接続されているので、高周波によるインピー
ダンス不整合を避け、安定な加工を行なうことができ
る。
【0067】本発明の請求項3にかかわる放電加工機
は、抵抗器を加工間隙に並列に接続することによって、
加工間隙のインピーダンス変化を緩和し、安定に加工を
行なうことができる。
【0068】本発明の請求項4にかかわる放電加工機
は、抵抗器を加工間隙に直列に接続することによって、
加工間隙のインピーダンス変化を緩和し、安定に加工を
行なうことができる。
【0069】本発明の請求項5にかかわる放電加工機
は、並列に配された抵抗器の抵抗値が加工負荷のインピ
ーダンスの10倍以下であるので、加工間隙のインピー
ダンス変化を緩和し、安定に加工を行なうことができ
る。
【0070】本発明の請求項6にかかわる放電加工機
は、直列に配された抵抗器の抵抗値が加工負荷のインピ
ーダンスの1/10以上であるので、加工間隙のインピ
ーダンス変化を緩和し、安定に加工を行なうことができ
る。
【0071】本発明の請求項7にかかわる放電加工機
は、高周波電源としてAB級増幅器またはB級増幅器ま
たはC級増幅器を用いたことによって、負荷変動に対す
る電源出力の安定性を高めるができる。
【0072】本発明の請求項8にかかわる放電加工機
は、高周波電源としてAB級増幅器またはB級増幅器ま
たはC級増幅器を用い、かつ放電間隙に抵抗を接続する
ことによって、電源出力を効率良くかつ安定に負荷に投
入することができる。同時に、これらの増巾量の効率を
高くすることができ、抵抗を付加したことによる電力の
損失を補うことができる。
【0073】本発明の請求項9にかかわる放電加工機
は、抵抗器を同軸ケーブルで接続しているので、抵抗器
の接続による負荷全体のインダクタンスの増加を最小限
に抑えることができる。
【0074】本発明の請求項10にかかわる放電加工機
は、抵抗器をツイストケーブルで接続しているので、抵
抗器の接続による負荷全体のインダクタンスの増加を最
小限に抑えることができる。
【0075】本発明の請求項11にかかわる放電加工機
は、抵抗器を加工液中に浸すことによって、抵抗器で発
生した熱を容易に冷却することができる。
【0076】本発明の請求項12にかかわる放電加工機
は、抵抗器を加工漕の外部に設置することによって、抵
抗器で発生した熱によって加工ヘッド周辺が影響を受け
ることを避けることができる。
【0077】本発明の請求項13にかかわる放電加工機
は、電源や加工の状態によって、必要なときのみ抵抗を
接続し、必要のないときは切り離すことによって、抵抗
による損失を抑えることができる。
【0078】本発明の請求項14にかかわる放電加工機
は、接続された電源および抵抗器をリレーを用いて切り
替えることによって、シーケンサなどを用いて容易にか
つ自動的に切り替えを行なうことができる。
【0079】本発明の請求項15にかかわる放電加工機
は、抵抗器を複数個備えているので、電源や加工条件に
よって最もふさわしい抵抗値を選んで、最適な加工を行
なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1を示す図である。
【図2】 本発明の実施の形態2を示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態3を示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態4を示す図である。
【図5】 本発明の実施の形態5を示す図である。
【図6】 (a)本発明の実施の形態6において、高周
波電源にB級増幅器を用いたことを示す図であり、
(b)本発明の実施の形態6において、高周波電源にA
級増幅器を用いたことを示す図である。
【図7】 (a)本発明の実施の形態6において、A級
増幅器とB級増幅器の入力と出力の関係を示す図であ
り、(b)本発明の実施の形態6において、A級増幅器
とB級増幅器の、負荷変動に対する出力の依存性を示す
図である。
【図8】 本発明の実施の形態7を示す図である。
【図9】 本発明の実施の形態8を示す図である。
【図10】 本発明の実施の形態9を示す図である。
【図11】 本発明の実施の形態10を示す図である。
【図12】 本発明の実施の形態11を示す図である。
【図13】 本発明の実施の形態12を示す図である。
【図14】 本発明の実施の形態13を示す図である。
【図15】 本発明の実施の形態14を示す図である。
【図16】 本発明の実施の形態15を示す図である。
【図17】 従来の放電加工機の構成を示す図である。
【図18】 従来の高周波電源を用いた放電加工機の電
気的構成の概略を示す図である。
【図19】 従来例のA級増幅器、B級増幅器およびC
級増幅器の増幅特性を示す図である。
【図20】 従来例のA級増幅器の典型的回路構成を示
す図である。
【図21】 従来例のB級増幅器あるいはC級増幅器の
典型的回路構成を示す図である。
【図22】 従来例のB級増幅器あるいはC級増幅器の
出力電流波形を示す図である。
【図23】 本発明の実施の形態6において、ワイヤ中
心からの距離と加工電極間静電容量の関係を示す図であ
る。
【符号の説明】
1001 ワイヤ、1002 加工対象、1003 加
工電源、1004a,1004b それぞれ給電ケーブ
ル、1005 給電端子、1006 供給リール、10
07 巻取りリール、1008 ブレーキ、1009
巻取りローラ、1010 クロステーブル、1011
X軸モータ、1012 Y軸モータ、1013a,10
13b モータ制御ケーブル、1014 制御装置、1
015 サーボ回路、1016 加工液タンク、101
7 ポンプ、1018a,1018b 加工液供給パイ
プ、1101 ワイヤと加工対象の加工電極間の放電の
負荷、1102 高周波電源、1103 整合回路、1
104 加工の負荷部分の浮遊のインダクタンス、11
05 加工の負荷部分の浮遊のキャパシタンス、110
6 負荷部、1201 抵抗器、1202 同軸ケーブ
ル、1203 ツイストケーブル、1204 加工漕、
1205 加工液、1206 低周波のパルス電源、1
207a,1207b 電源切り換えスイッチ、120
8 抵抗接続スイッチ、1209a,1209b,12
09c リレー、1210 リレー制御装置、1211
抵抗切り換え用リレー、2001 B級増幅器、20
02 A級増幅器、2003 負荷抵抗、2004 コ
レクタ電圧電源(Vcc)、2005 トランジスタ、
2006,2007,2008 バイアス抵抗、200
9,2010 コンデンサ、2011 出力変成器、2
012 入力変成器、2013 入力信号、2014
入力抵抗、2015 コンデンサ、2016 ベース電
圧電源(VBE)。
フロントページの続き (72)発明者 岩田 明彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 木村 宗雅 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3C059 AA01 AB00 BA03 BA12 BA16 BA21 BA22

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工電源と加工電極を備え、加工電極と
    被加工物を対向してなる加工間隙に電圧を印加して放電
    を発生し、加工を行なう放電加工機であって、前記加工
    間隙に抵抗器を接続したことを特徴とする放電加工装
    置。
  2. 【請求項2】 加工電源と加工電極を備え、加工電極と
    被加工物を対向してなる加工間隙に電圧を印加して放電
    を発生し、加工を行なう放電加工機であって、前記加工
    電源として高周波交流電源を備え、かつ加工電極と被加
    工物を対向してなる加工間隙に抵抗器を接続したことを
    特徴とする放電加工装置。
  3. 【請求項3】 抵抗器を加工間隙に対して並列に接続し
    たことを特徴とする、請求項1または2記載の放電加工
    装置。
  4. 【請求項4】 抵抗器を加工間隙に対して直列に接続し
    たことを特徴とする、請求項1または2記載の放電加工
    装置。
  5. 【請求項5】 接続する抵抗器の抵抗値を、加工負荷の
    インピーダンスの10倍以下となるように設定した、請
    求項3記載の放電加工装置。
  6. 【請求項6】 接続する抵抗器の抵抗値を、加工負荷の
    インピーダンスの1/10倍以上となるように設定し
    た、請求項4記載の放電加工装置。
  7. 【請求項7】 加工電源と加工電源を備え、加工電極と
    被加工物を対向してなる加工間隙に電圧を印加して放電
    を発生し、加工を行なう放電加工機であって、前記加工
    電源が高周波電源であり、高周波交流電源の増幅回路と
    して、AB級増幅器またはB級増幅器またはC級増幅器
    を用いたことを特徴とする放電加工装置。
  8. 【請求項8】 加工電極と被加工物を対向してなる加工
    間隙に抵抗器を接続したことを特徴とする、請求項7記
    載の放電加工装置。
  9. 【請求項9】 抵抗器と加工間隙の間を、同軸ケーブル
    で接続したことを特徴とする、請求項1または2記載の
    放電加工装置。
  10. 【請求項10】 抵抗器と加工間隙の間を、ツイストケ
    ーブルで接続したことを特徴とする、請求項1または2
    記載の放電加工装置。
  11. 【請求項11】 加工液を満たした加工漕の内部で加工
    を行なう放電加工装置であって、接続した抵抗器を加工
    液中に浸したことを特徴とする、請求項1または2記載
    の放電加工装置。
  12. 【請求項12】 加工液を満たした加工漕の内部で加工
    を行なう放電加工装置であって、接続した抵抗器を加工
    漕外部に設置したことを特徴とする、請求項1または2
    記載の放電加工装置。
  13. 【請求項13】 複数の電源を用い、加工目的に対して
    電源を切り替える機構を有する放電加工機であって、高
    周波電源を用いるときのみ抵抗器を接続することを特徴
    とする、請求項1または2記載の放電加工装置。
  14. 【請求項14】 抵抗器あるいは電源の接続切り替えを
    リレーを用いて行なうことを特徴とする、請求項13記
    載の放電加工装置。
  15. 【請求項15】 抵抗値の異なる抵抗器を複数個備え、
    負荷によって抵抗器を切り替えることを特徴とする、請
    求項2記載の放電加工装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5955480B1 (ja) * 2015-04-28 2016-07-20 三菱電機株式会社 ワイヤ放電加工機およびワイヤ位置検出方法
JP2016183097A (ja) * 2011-06-06 2016-10-20 エム ケー エス インストルメンツ インコーポレーテッドMks Instruments,Incorporated オゾン発生器

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WO2016174748A1 (ja) * 2015-04-28 2016-11-03 三菱電機株式会社 ワイヤ放電加工機およびワイヤ位置検出方法

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