JP2001157921A - 放電加工装置 - Google Patents

放電加工装置

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JP2001157921A
JP2001157921A JP33812999A JP33812999A JP2001157921A JP 2001157921 A JP2001157921 A JP 2001157921A JP 33812999 A JP33812999 A JP 33812999A JP 33812999 A JP33812999 A JP 33812999A JP 2001157921 A JP2001157921 A JP 2001157921A
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power supply
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electrode
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JP33812999A
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Akihiro Suzuki
昭弘 鈴木
Taichiro Tamida
太一郎 民田
Akihiko Iwata
明彦 岩田
Munemasa Kimura
宗雅 木村
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速の荒加工と高面精度の仕上加工の工程数
を減らし、加工時間を短縮することを目的とする。 【解決手段】 荒加工電源と高周波仕上電源を加工電極
に並列に接続する。お互いの電源が加工時に悪影響を及
ぼすのをふせぐため、電源と加工電極間に直列または並
列にインピーダンス調整回路またはスイッチを接続す
る。荒加工用電源と高周波仕上電源が干渉しあわなくな
り、加工制御がしやすくなると同時に工程数をへらして
加工時間を短縮することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電加工装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】放電加工機には、形彫り放電加工、ワイ
ヤ放電加工などの方式がある。形彫り放電加工では特定
形状の電極を用いて電極と加工対象物間に放電を発生さ
せ、この放電により所定の形状を加工する。またワイヤ
放電加工では電極として導電性ワイヤを用い、上記ワイ
ヤに給電しながら巻取り・移動させてワイヤと加工対象
物間に放電を発生させ、この放電により加工を行う。
【0003】第19図は、『放電加工技術』(斎藤、毛
利、高鷲、古谷:日刊工業新聞社(1997))p.1
17に示されている一般的なワイヤ放電加工機の構成で
ある。図において1001はワイヤ、1002は加工対
象、1003は加工電源、1004a、1004bはそ
れぞれ給電ケーブル、1005は給電端子、1006は
供給リール、1007は巻取りリール、1008はブレ
ーキ、1009は巻取りローラ、1010はクロステー
ブル、1011はX軸モータ、1012はY軸モータ、
1013a、1013bはそれぞれモータ制御ケーブ
ル、1014は制御装置、1015はサーボ回路、10
16は加工液タンク、1017はポンプ、1018a、
1018bはそれぞれ加工液供給パイプである。
【0004】次に動作について説明する。加工電源10
03からワイヤ1001、加工対象1002間に給電ケ
ーブル1004a、1004b、および給電端子100
5を通じて電圧を印加する。ここでワイヤ1001と加
工対象1002間の電位差が放電開始電圧を超えるとワ
イヤ1001と加工対象1002間に放電が発生し、こ
の放電により加工対象1002の一部が除去されて加工
が行われる。この場合ワイヤ表面も同様に放電により除
去される。このため通常はワイヤの断線を防ぐためワイ
ヤを巻取りながらワイヤ表面上の異なる位置で放電が発
生するようにして加工を行う。ワイヤは供給リール10
16よりブレーキ1008、ガイド1019を通じて供
給される。加工対象1002の下部には巻取りローラ1
009、巻取りリール1007があり、使用ずみのワイ
ヤを巻取る。ワイヤとしては例えば直径0.3mm〜
0.03mmの銅線、黄銅線などが用いられる。
【0005】加工対象1002はクロステーブル101
0に固定される。クロステーブル1010にはX軸モー
タ1011、Y軸モータ1012が設けられている。さ
らにX軸モータ1011、Y軸モータ1012にはそれ
ぞれモータ制御ケーブル1013a、1013bが接続
され、制御回路1014、サーボ回路1015からの制
御信号が供給される。この構成にてクロステーブル10
10は制御回路1014、サーボ回路1015からなる
NC装置の指示に従い加工対象1002の位置を動か
す。これにより加工対象をNC装置の命令通りの形状に
加工することができる。
【0006】1016は加工液タンクである。このタン
クには例えば脱イオン水が用いられる。加工液はポンプ
1017の作用により加工液供給パイプ1018を通じ
て放電場に供給される。
【0007】次にワイヤ放電加工機にて加工時に加工電
極間に印加される電圧波形について説明する。一般的に
はワイヤと加工対象の間にパルス状の電圧を印加する
が、その電圧波形によって加工性能が変化することが知
られている。例えば特開平6−8049では高周波の電
源を用い、電圧を高速で断続させて印加することによっ
て仕上げの微細な加工を行うことが示されている。ここ
で高周波とは一般に1MHz程度以上の周波数を指す。
また加工対象を高速切断する場合には周波数を数十kH
z程度に下げ、高ピーク電流が流れるタイプの電源を用
いる。
【0008】加工対象を高速加工する場合の回路構成の
例を図20に示す。図20にて、1003は加工電源、
1004a、1004bはそれぞれ加工電源1003と
加工電極を結ぶ給電線である。図20では加工電極間を
負荷1105として示している。1101、1102は
それぞれ加工負荷部の浮遊のインダクタンスおよびキャ
パシタンス、1103は放電の断続を模擬したスイッ
チ、1104は放電抵抗を表わしている。ここで加工電
源1003は周波数を数十kHz程度に下げ、高ピーク
電流が流れるタイプの電源である。この電源を用いると
加工対象を高速に切断することができるが一方切断面の
面粗さは荒い。ここではこのタイプの電源を荒加工電源
と称する。
【0009】次に動作について説明する。負荷部は電源
から電圧が印加されない状態ではワイヤと加工対象で構
成される電極、および電極間を満たす加工液で構成され
る。この部分の等価回路を図20にてインダクタンス1
101、およびキャパシタンス1102で表わしてい
る。電圧が印加されない状態では等価回路上のスイッチ
1103はOFFしている。電源から電圧が印加される
と負荷部にてキャパシタンス1102両端の電圧が上昇
する。そしてキャパシタンス1102両端の電圧が放電
開始電圧に達すると電極間に導電路が形成され放電が発
生する。図20では放電開始を等価回路上でスイッチ1
103で表わしている。つまり放電開始とともに等価回
路上のスイッチ1103がONし、電流が放電抵抗11
04に流れる。これにより放電抵抗部分で発熱して加工
対象が局所的に温度上昇し、加工がなされる。
【0010】荒加工電源の構成例を図21に示す。図2
1にて1210は直流電源、1220〜1223はトラ
ンジスタ、1230〜1233は抵抗器、1240は発
振回路、1250はデジタル制御回路、1260は加工
条件設定回路である。次に動作について説明する。加工
条件設定回路1260では電圧印加パルス幅τp、休止
期間τr、ピーク電流Ip、加工電圧Vなどを設定す
る。これら設定値をデジタル制御回路1250にてデジ
タル指令値に変換し、発振回路1240に入力する、発
振回路1240では入力された指令値にもとづきトラン
ジスタ1220〜1223をオン、オフさせる。トラン
ジスタ1220〜1223には直列に異なった抵抗値を
もつ抵抗器1230〜1233が接続されており、指令
値に基づく電流を加工電極間に流す。
【0011】トランジスタの動作と加工電極間の電圧、
電流の関係を図22に示す。トランジスタがパルス幅τ
pの期間オンするとこの期間に加工電極間の電圧は上昇
する。また休止期間τrの間は電極間のC成分により電
圧が維持され、再び電圧印加期間になると加工電極間電
圧は上昇する、やがて電圧値が放電開始電圧に達すると
放電が開始し、加工電極間に放電電流が流れる。
【0012】高周波電源1106を用いる場合の回路構
成の例を図23に示す。高周波電源の場合は加工部と電
源の間に一般に整合回路1107が設けられ、これを調
整することによりエネルギの反射を抑え、電源から出力
したエネルギができるだけたくさん加工負荷に入るよう
にする。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の放電加工機は以
上のように構成されており、通常加工対象を先に荒加工
電源1003を用いて切断し、その後高周波電源を荒加
工電源と入れ替えて加工電極に接続し、切断面の仕上げ
加工を行っていた。このように加工内容により電源接続
を変更する手間がかかる、加工が仕上げ内容により多く
の工程に別れ加工時間がかかる問題があった。
【0014】また、荒加工電源と高周波電源とを同時に
並列に加工電極に接続する場合、お互いの電源が干渉し
て正常に動作しないという問題がしばしば発生してい
た。たとえばこの問題は、荒加工電源を加工電極に接続
した状態で高周波電源を動作させる場合に発生しやす
い。
【0015】この現象を図24を用いて説明する。図2
4は荒加工電源1003などと仕上げ用の高周波電源1
006を併用する場合の等価回路図であり、図において
1102は主として放電ギャップの容量C0、1104
は放電時の放電抵抗R、1103は放電の断続を模擬す
るスイッチSW、1101、1210はそれぞれ放電加
工機内の浮遊のインダクタンス分L0および抵抗分R0
1105は放電負荷部、1121は荒加工電源のインダ
クタンスL1を示す。放電開始前において、高周波電源
1006のみが接続されている場合、電源から見た放電
負荷部1105のインピーダンスZは次式で表わせる。
【0016】 Z=R0+j(ωL0−1/ωC0) ・・・(1) インダクタンスL0と容量C0は直列共振回路となってお
り、電源周波数が共振周波数に近ければ容量C0の両端
の電圧が上昇し、放電負荷1103、1104に放電が
生じやすい状態となるので、高周波放電加工機はこのよ
うな条件で使用されることが多いと考えられる。このよ
うな場合のインピーダンスZのベクトル図の例を図25
に示す。
【0017】ここで荒加工電源が並列に接続されると、
式(1)のインピーダンスZは Z=R0+jω(L0+L1/(1−ω210)) ・・・(2) (ここに、Leq=L0+L1/(1−ω210))と
なり共振周波数が変化(一般に上昇)する。もともと共
振条件に近い条件で使用されることの多い高周波放電加
工機に荒加工電源が並列に接続されると、共振条件に近
づきすぎる場合がある。電源周波数が共振周波数に丁度
一致する場合は式(2)のリアクタンス分Z(Im)=
ωLeqがゼロとなり、インピーダンスZはR0のみと
なって非常に小さくなる。この場合のインピーダンスZ
のベクトル図を図26に示す。この場合は電源と負荷と
の整合条件が悪化して放電負荷へのパワーの投入が困難
となり、放電が不能となる場合がある。このように、高
周波電源を荒加工電源と並列に接続して併用する場合は
相互に干渉を生じやすく、加工が不可能となるという問
題がしばしば発生していた。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1にかか
わる放電加工機は、高周波交流電源を含む複数の加工電
源を加工電極に並列に接続し、このうち荒加工電源と加
工間隙間にダイオードを設けたものである。
【0019】本発明の請求項2にかかわる放電加工機
は、高周波交流電源を含む複数の加工電源を加工電極に
並列に接続し、複数の電源と加工電極の間に一つまたは
複数の電源選択用スイッチを設けたものである。
【0020】本発明の請求項3にかかわる放電加工機
は、高周波交流電源を含む複数の加工電源を加工電極に
並列に接続し、加工電極と直列または並列にインピーダ
ンス調整回路を接続したものである。
【0021】本発明の請求項4にかかわる放電加工機
は、高周波交流電源を含む複数の加工電源を加工電極に
並列に接続し、加工電極と直列または並列ににインピー
ダンス調整回路を接続し、上記並列に接続したインピー
ダンス調整回路と直列にスイッチを設けるかあるいは上
記直列に接続したインピーダンス調整回路と並列にスイ
ッチを設けたものである。
【0022】本発明の請求項5にかかわる放電加工機
は、高周波交流電源を含む複数の加工電源を加工電極に
並列に接続し、高周波交流電源と加工電極の間に直列に
コンデンサを接続したものである。
【0023】本発明の請求項6にかかわる放電加工機
は、高周波交流電源を含む複数の加工電源を加工電極に
並列に接続し、加工電極間の電圧・電流を検出する検出
器、および電圧・電流を制御する制御基板を備え、上記
加工電極と直列または並列にインピーダンス調整回路を
接続し、上記インピーダンス調整回路の回路定数を上記
制御基板により制御するものである。
【0024】本発明の請求項7にかかわる放電加工機
は、高周波交流電源を含む複数の加工電源を加工電極に
並列に接続し、さらに請求項1〜6のいずれかの構成を
とり、上記複数の加工電源のうち少なくとも2つから同
時に電圧を加工電極間に印加するようにしたものであ
る。
【0025】本発明の請求項8にかかわる放電加工機
は、高周波交流電源を含む複数の加工電源を加工電極に
並列に接続し、さらに請求項1〜6のいずれかの構成を
とり、上記複数の加工電源のうち高周波交流電源以外の
電源からの電圧印加休止期間に上記高周波交流電源から
加工電極間に電圧を印加するようにしたものである。
【0026】
【発明の実施の形態】実施の形態1 図1は本発明に第1の実施の形態を示す図である。図に
おいて1003は荒加工電源であり、周波数は数十kH
z程度で高ピーク電流が流れ、高速切断加工を行う。荒
加工電源は給電線1004a、1004bを通じて負荷
部1105に接続される。ここで本実施の形態は、高周
波仕上電源1106を整合回路1107を通じて負荷部
1105に、荒加工電源と並列に接続する構成とした。
【0027】次に動作について説明する。加工対象を切
断し、加工面を高面精度に仕上げる加工を行う場合にお
いて、まず荒加工電源1003を通電して加工電圧を負
荷部1105に印加して切断加工を行う。次に高周波仕
上電源1006を通電して加工電圧を負荷部1105に
印加し、面仕上げ加工を行う。図1の構成では図20、
図23の構成と異なり、荒加工電源1003および高周
波仕上電源1006が負荷部1105に並列に接続され
ているので、加工切り替え時に配線の変更を行う必要が
なく、加工工程を短縮することができる。これにより加
工時間を短縮することができる。
【0028】ここで、前述したように荒加工電源と高周
波仕上電源が負荷部に並列に接続されている時、荒加工
電源系のインダクタンス分L1の値によっては、高周波
仕上電源を用いて加工を行うと高周波仕上電源から負荷
部をみたインピーダンスが非常に小さくなり負荷部に電
圧がかかりにくいという問題があった。そこで本実施の
形態ではこの問題を解決するために、荒加工電源と負荷
部の間にダイオード1200を設けた。ダイオード12
00は、その内部インピーダンスが高周波電源の周波数
において負荷部のインピーダンスに比べて大きくなるよ
うに選ぶ。荒加工を行う場合にはダイオード1200を
通じて加工電極間に電圧を印加する。高周波電源を用い
る場合はダイオード1200により高周波電源側から荒
加工電源系の内部インピーダンスが遮断されるので、高
周波電源から負荷部をみたインピーダンスが非常に小さ
くなる現象を防ぐことができる。
【0029】なお、ここでは荒加工電源と高周波仕上電
源を各1台としたが、それぞれあるいは一方が複数の場
合にも、本実施の形態は適用できる。以下の実施の形態
についても同様である。
【0030】実施の形態2 図2は本発明の第2の実施の形態を示す図である。図2
において1は荒加工電源と負荷部の間に設けられたスイ
ッチである。
【0031】前述したように荒加工電源と高周波仕上げ
電源が負荷部に並列に接続せれている時、荒加工電源系
のインダクタンス分L1の値によっては、高周波仕上げ
電源を用いて加工を行うと高周波仕上げ電源から負荷部
をみたインピーダンスが非常に小さくなり負荷部に電圧
がかかりにくいという問題があった。そこで本実施の形
態ではこの問題を解決するために、荒加工電源と負荷部
の間にスイッチ1を設けた。荒加工を行う場合にはスイ
ッチ1をオンにして加工を行い、高周波仕上げ加工を行
う場合にはスイッチ1をオフにして加工を行う。これに
より荒加工電源系により高周波仕上げ加工が影響される
のをふせぐことができる。図2ではスイッチ1を給電線
1004aに設ける例を示したが、1004bに設けて
もよい。さらにスイッチ1を給電線1004a、100
4bの両方に設けるとアースを通じた浮遊のリアクタン
ス分の影響を除去でき、より一層効果が高まる。
【0032】荒加工時に高周波仕上げ電源系の影響が現
われる場合には、図3に示すように高周波仕上げ電源と
負荷部の間にスイッチ2を設けてもよい。荒加工を行う
時スイッチ2をオフにし、高周波仕上げ加工を行うとき
スイッチ2をオンすることにより、荒加工時に高周波仕
上げ電源系の影響を受けることを防ぐことができる。図
3ではスイッチ2を給電線1004cに設ける例を示し
たが、1004dに設けてもよい。さらにスイッチ2を
給電線1004c、1004dの両方に設けるとアース
を通じた浮遊のリアクタンス分の影響を除去でき、より
一層効果が高まる。
【0033】さらに荒加工電源、高周波仕上げ加工電源
の双方が悪影響を及ぼしあう場合には、図4に示すよう
にスイッチ1、スイッチ2の両方を設けてもよい。図4
にて1210はスイッチ1、スイッチ2のオン、オフを
制御する制御系、1220a、1220bはそれぞれ制
御系1210とスイッチ1、スイッチ2を結ぶ制御線で
ある。制御系1210により荒加工を行う時にはスイッ
チ1をオン、スイッチ2をオフにする。また高周波仕上
加工を行うときはスイッチ1をオフ、スイッチ2をオン
する。このように制御することにより、荒加工時に高周
波仕上電源の影響を受けることを防ぐことができ、高周
波仕上加工時に荒加工電源の影響を防ぐことができる。
【0034】実施の形態3 図5は本発明の第3の実施の形態を示す図である。図5
において、10は荒加工電源に並列に接続したインピー
ダンス調整回路である。
【0035】図25、図26でみたように荒加工電源と
高周波仕上げ電源を並列に負荷部に接続した場合に高周
波仕上電源から電圧が負荷部にかかりにくくなるのは、
高周波仕上げ電源からみた負荷部および荒加工電源のリ
アクタンス分が直列共振により0に近づくためであっ
た。そこで本実施の形態では荒加工電源と並列にインピ
ーダンス調整回路10を接続した。インピーダンス接続
回路には例えば図6に示すようにコンデンサ20を用い
ればよい。この場合のインピーダンスZについて図7に
て説明する。インピーダンス調整回路10を設けない場
合に高周波仕上電源から負荷部および荒加工電源をみた
時のインピーダンスZAが図7に示す状態であるとす
る。これは図26でみたのと同じ状態であり、荒加工電
源のインダクタンス分L1のために負荷部のリアクタン
ス分Z(Im)=ωLeqが0に近くなっている。この
場合、負荷部のインピーダンスはほとんど抵抗分R0
みとなって非常に小さくなり、高周波電源から負荷部に
電圧を印加しても負荷部の電圧が上昇せず放電が発生し
ない。そこでインピーダンス調整回路10によりこの問
題に対処する。例えばインピーダンス回路10としてコ
ンデンサ20を電源と並列に接続すると直列共振が除か
れてZ(Im)≠0となり、図7に示すように高周波仕
上げ電源から負荷部および荒加工電源系をみた時のイン
ピーダンスはZBに変化する。これにより負荷部のイン
ピーダンスが高くなり、負荷部の電圧が上昇し、放電が
得られるようになる。
【0036】上記実施の形態ではインピーダンス調整回
路10としてコンデンサ20を用いる例を示したが、他
のインピーダンス回路でもよく、同様の効果を奏する。
【0037】実施の形態4 上記実施の形態ではインピーダンス調整回路を荒加工電
源と並列に接続したが、直列に接続してもよい。その場
合の例を図8に示す。図8にて30は、電源から負荷部
に対して直列に接続したインピーダンス調整回路であ
る。またインピーダンス調整回路としてリアクトル40
を用いた例を図9に示す。
【0038】この場合のインピーダンス変化を図10に
示す。インピーダンス調整回路30を設けない場合に高
周波仕上電源から負荷部および荒加工電源系をみた時の
インピーダンスZAが図10に示す状態であるとする。
これは図26でみたのと同じ状態であり、荒加工電源の
インダクタンス分L1のために負荷部のリアクタンス分
Z(Im)=ωLeqが0に近くなっている。この場
合、負荷部のインピーダンスはほとんど抵抗分R0のみ
となり、非常に小さくなり、高周波電源から負荷部に電
圧を印加しても負荷部の電圧が上昇せず放電が発生しな
い。そこでインピーダンス調整回路30によりこの問題
に対処する。例えばインピーダンス回路30としてリア
クトル40を荒加工電源と直列に接続すると直列共振が
除かれてZ(Im)≠0となり、図10に示すように高
周波仕上げ電源から負荷部および荒加工電源系をみた時
のインピーダンスはZCに変化する。これにより負荷部
のインピーダンスが高くなり、負荷部の電圧が上昇し、
放電が得られるようになる。
【0039】上記実施の形態ではインピーダンス調整回
路30としてリアクトル40を用いる例を示したが、抵
抗器など他の素子、他の回路でもよく、同様の効果を奏
する。
【0040】実施の形態5 図11は本発明による第5の実施の形態を示す図であ
る。図11において50はインピーダンス調整回路10
に直列に設けたスイッチである。また図12ではインピ
ーダンス調整回路10としてコンデンサ20を用いた場
合の例を示している。
【0041】実施の形態3でみたように、荒加工電源と
並列にインピーダンス調整回路10を接続することによ
り高周波仕上電源からみた負荷部および荒加工電源系の
インピーダンスを調整することができ、高周波仕上電源
により負荷部で放電を発生できるようになる。ただし荒
加工を行う場合にこのインピーダンス調整回路10が影
響を及ぼす場合がある。本実施の形態はこれを避けるた
めのものである。本実施の形態では荒加工を行う場合は
スイッチ50をオフにしてインピーダンス調整回路10
を切り離す。これによりインピーダンス調整回路10の
影響をうけることなく荒加工を行うことができる。
【0042】実施の形態6 図13は本発明による第6の実施の形態を示す図であ
る。図13において70はインピーダンス調整回路30
に並列に設けたスイッチである。また図14ではインピ
ーダンス調整回路30としてリアクトル40を用いた場
合の例を示している。
【0043】実施の形態4でみたように、荒加工電源と
直列にインピーダンス調整回路30を接続することによ
り高周波仕上電源からみた負荷部および荒加工電源のイ
ンピーダンスを調整することができ、高周波仕上電源に
より負荷部で放電を発生できるようになる。ただし荒加
工を行う場合にこのインピーダンス調整回路30が影響
をおよぼす場合がある。本実施の形態はこれを避けるた
めのものである。本実施の形態では荒加工を行う場合は
スイッチ70をオンにしてインピーダンス調整回路30
を短絡する。これによりインピーダンス調整回路30の
影響をうけることなく荒加工を行うことができる。
【0044】実施の形態7 図15は本発明による第7の実施の形態を示す図であ
る。図15において80は高周波交流電源と加工電極の
間に直列に接続したコンデンサである。
【0045】荒加工電源から負荷部に投入されるパワー
は非常に大きい。このため負荷部に対して荒加工電源と
高周波仕上電源を並列接続した状態で荒加工を行うと、
荒加工電源からのパワーの一部が高周波仕上電源に流れ
込み、高周波仕上電源を破壊するおそれがある。本実施
の形態ではこれを防ぐために高周波仕上電源と加工電極
の間に直列にコンデンサを接続している。荒加工電源で
は高周波仕上電源に比べて動作周波数が低いのでコンデ
ンサのインピーダンス1/ωCはその分高くなる。つま
りコンデンサ80は高周波仕上電源から見れば低インピ
ーダンスとなり、荒加工電源から見れば高インピーダン
スとなる。これにより荒加工電源から高周波仕上電源へ
のパワー流入を防ぐことができる。
【0046】コンデンサ80の容量は、荒加工時に負荷
部のインピーダンスに比べてコンデンサ80のインピー
ダンスが高くなるように選べばよい。
【0047】また、このコンデンサ80は、前記の実施
の形態のように荒加工電源の接続により負荷部のインピ
ーダンスが非常に小さくなる問題を生じた場合の解決手
段としても有効である。
【0048】実施の形態8 図16は本発明による第8の実施の形態を示す図であ
る。図16において90は加工電極間の電圧を検出する
電圧検出器、100は加工電極間の電流を検出する電流
検出器、110は電圧・電流を制御する制御回路、12
0a〜dは電圧・電流検出器90、100と制御回路1
10、およびインピーダンス調整回路10、30と制御
回路110をそれぞれ接続する信号線である。
【0049】実施の形態3、実施の形態4に述べたよう
に、インピーダンス調整回路10、30を用いることに
より、負荷部および負荷部と並列の電源系のインピーダ
ンスZを調整することができる。ここでインピーダンス
Zは負荷部の状態により変化し、場合によっては加工中
に再び放電が発生しにくい状態になることもある。そこ
で本実施の形態ではこのインピーダンスZを自動調整す
る。
【0050】電圧検出器90、電流検出器100はそれ
ぞれ高周波仕上げ電源が動作する場合の負荷部の電圧・
電流を検出する。制御回路110ではこれらの電圧・電
流の検出信号からインピーダンスを検出し、電極間に放
電が発生しやすいようにインピーダンス調整回路10、
30を調整する。これにより負荷部のインピーダンスが
大きく変動する場合においても安定した加工を行うこと
ができる。
【0051】実施の形態9 以上実施の形態1〜実施の形態8で述べたように、荒加
工電源と高周波仕上げ電源を負荷部に並列に接続して動
作できるようになると、荒加工電源と高周波仕上げ電源
の両者から同時に負荷部に電圧印加できるようになる。
本実施の形態では、実施の形態1〜実施の形態8で述べ
た構成をとり、荒加工電源と高周波仕上げ電源の両者か
ら同時に負荷部に電圧を印加して加工を行う。
【0052】図17はこの場合の加工特性を示す図であ
る。図17において左縦列に示した(a)は荒加工電源
のみを用いた加工、右縦列に示した(b)は荒加工電源
と高周波仕上電源の両者から同時に負荷部に電圧を印加
して行う加工の例である。図17(a)に示すように、
荒加工電源のみを用いる場合には電流波形は通常三角波
に近いパルス形状となる。この場合、発生する放電パル
スごとに加工対象は大きく削りとられる。例えば時刻t
=t1にて加工対象のAB間が放電で削りとられると、
次の放電が発生する時刻t=t2では加工対象の突起部
分であるA、B部に放電が発生してこの部分が削りとら
れる。そして新たな突起部C、Dができる。次の放電が
発生する時刻t=t3では加工対象の突起部分である
C、D部に放電が発生してこの部分が削りとられる。そ
して新たな突起部E、Fができる。これを繰り返して加
工対象の切断が進む。ここで荒加工電源のみを用いて加
工する場合には放電の各パルスが高速切断加工用の高ピ
ーク電流によりなされるので加工表面には大きな突起部
が残る。
【0053】ここで、本実施の形態では荒加工電源と高
周波仕上電源の両者から同時に負荷部に電圧を印加す
る。このため電流波形は荒加工電流波形に1MHz以上
の高周波が重畳した形となる。これにより荒加工を進め
るとともに高周波放電が発生して突起部分を細かく削り
とる。これにより図17(b)に示すように突起部の少
ない良好な仕上げ面を得ることができる。
【0054】本実施の形態では荒加工電源による切断工
程と高周波仕上電源による面仕上加工を同時に行うこと
ができるので、加工工程を減らすことができ加工時間を
大幅に短縮することができる。
【0055】実施の形態10 実施の形態9では荒加工電源と高周波仕上電源の両者か
ら同時に負荷部に電圧を印加する例を示したが、図18
(a)に示すように荒加工期間と仕上加工期間を分けて
もよい。こうすることにより、加工部分の電圧が過度に
低下する現象を防ぐことができる。この場合は実施の形
態2に述べたように図4にて制御系1210により荒加
工を行う時にはスイッチ1をオン、スイッチ2をオフに
し、また高周波仕上げ加工を行うときはスイッチ1をオ
フ、スイッチ2をオンすればよい。このように制御する
ことにより、互いの電源が干渉することなく加工を行う
ことができる。
【0056】また荒加工の周波数は仕上加工の周波数に
比べて低いので図18(b)に示すように荒加工を連続
して行いながら、荒加工のパルスとパルスの間に仕上電
源から電圧を印加して仕上げ加工を行ってもよい。さら
に図18(c)に示すように荒加工と仕上げ加工の間に
休止期間を入れてもよい。こうすることにより、加工電
極間のインピーダンスが休止期間に回復した後に加工電
極間に電圧を印加できるようになり、効率よく加工を行
うことができる。
【0057】
【発明の効果】本発明の請求項1にかかわる放電加工機
は、高周波交流電源を含む複数の加工電源を加工電極に
並列に接続し、このうち荒加工電源と加工間隙間にダイ
オードを設けているので、複数の電源どうしが干渉して
動作不良をおこすことを防ぐことができる。
【0058】本発明の請求項2にかかわる放電加工機
は、高周波交流電源を含む複数の加工電源を加工電極に
並列に接続し、複数の電源と加工電極の間に一つまたは
複数の電源選択用スイッチを設けているので、複数の電
源どうしが干渉して動作不良をおこすことを防ぐことが
できる。
【0059】本発明の請求項3にかかわる放電加工機
は、高周波交流電源を含む複数の加工電源を加工電極に
並列に接続し、加工電極と直列または並列にインピーダ
ンス調整回路を接続しているので、複数の電源どうしが
干渉して動作不良をおこすことを防ぐことができる。
【0060】本発明の請求項4にかかわる放電加工機
は、高周波交流電源を含む複数の加工電源を加工電極に
並列に接続し、加工電極と直列または並列ににインピー
ダンス調整回路を接続し、上記並列に接続したインピー
ダンス調整回路と直列にスイッチを設けるかあるいは上
記直列に接続したインピーダンス調整回路と並列にスイ
ッチを設けているので、複数の電源どうしが干渉して動
作不良をおこすことを防ぐことができる。またインピー
ダンス調整回路が荒加工に影響を与えることを防ぐこと
ができる。
【0061】本発明の請求項5にかかわる放電加工機
は、高周波交流電源を含む複数の加工電源を加工電極に
並列に接続し、高周波交流電源と加工電極の間に直列に
コンデンサを接続していいるので、荒加工電源と高周波
電源を並列に接続した場合にも高周波電源が荒加工電圧
で破壊されるのをふせぐことができる。
【0062】本発明の請求項6にかかわる放電加工機
は、高周波交流電源を含む複数の加工電源を加工電極に
並列に接続し、加工電極間の電圧・電流を検出する検出
器、および電圧・電流を制御する制御基板を備え、上記
加工電極と直列または並列にインピーダンス調整回路を
接続しているので、複数の電源どうしが干渉して動作不
良をおこすことを防ぐことができる。またインピーダン
ス調整回路が荒加工に影響を与えることを防ぐことがで
きる。
【0063】本発明の請求項7にかかわる放電加工機
は、高周波交流電源を含む複数の加工電源を加工電極に
並列に接続し、さらに請求項1〜6のいずれかの構成を
とり、上記複数の加工電源のうち少なくとも2つから同
時に電圧を加工電極間に印加するようにしているので荒
加工と仕上げ加工を同時に行うことができ、加工時間を
大幅に短縮することができる。
【0064】本発明の請求項8にかかわる放電加工機
は、高周波交流電源を含む複数の加工電源を加工電極に
並列に接続し、さらに請求項1〜6のいずれかの構成を
とり、上記複数の加工電源のうち高周波交流電源以外の
電源からの電圧印加休止期間に上記高周波交流電源から
加工電極間に電圧を印加するようにしいるので、荒加工
と仕上げ加工を別工程にわける必要がなく、加工時間を
大幅に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す回路図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態2を示す回路図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態2を示す回路図であ
る。
【図4】 この発明の実施の形態2を示す回路図であ
る。
【図5】 この発明の実施の形態3を示す回路図であ
る。
【図6】 この発明の実施の形態3を示す回路図であ
る。
【図7】 この発明の実施の形態3の効果を示す図であ
る。
【図8】 この発明の実施の形態4を示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態4を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態4の効果を示す回路
図である。
【図11】 この発明の実施の形態5を示す回路図であ
る。
【図12】 この発明の実施の形態5を示す回路図であ
る。
【図13】 この発明の実施の形態6を示す回路図であ
る。
【図14】 この発明の実施の形態6を示す回路図であ
る。
【図15】 この発明の実施の形態7を示す回路図であ
る。
【図16】 この発明の実施の形態8を示す回路図であ
る。
【図17】 この発明の実施の形態9を示す波形図であ
る。
【図18】 この発明の実施の形態10を示す波形図で
ある。
【図19】 従来の放電加工機の構成を示す図である。
【図20】 従来の放電加工機の回路構成を示す図であ
る。
【図21】 従来の放電加工機の回路構成を示す図であ
る。
【図22】 従来の放電加工機の動作を示す波形図であ
る。
【図23】 従来の放電加工機の回路構成を示す図であ
る。
【図24】 放電加工機の荒加工電源と高周波電源を併
用する場合の回路構成を示す図である。
【図25】 従来の放電加工機の放電開始前の負荷イン
ピーダンスを示す図である。
【図26】 従来の放電加工機の放電開始前の負荷イン
ピーダンスを示す図である。
【符号の説明】
1 スイッチ、2 スイッチ、10 インピーダンス調
整回路、20 コンデンサ、30 インピーダンス調整
回路、40 リアクトル、50 スイッチ、70 スイ
ッチ、80 コンデンサ、90 電圧検出器、100
電流検出器、110 制御回路、120 信号ケーブ
ル、1001 加工電極としてのワイヤ、1002 加
工電極としての加工対象、1004 給電線、1003
荒加工電源、1106 高周波仕上電源、1200
ダイオード、1210 制御系。
フロントページの続き (72)発明者 岩田 明彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 木村 宗雅 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3C059 AA01 AB01 AB05 BA06 BA10 BB02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工電極と第1の加工電源と第2の加工
    電源を備え、加工電極と被加工物を対向してなる加工間
    隙に電圧を印加して放電を発生して加工を行う放電加工
    機であって、上記第2の加工電源は第1の加工電源より
    高い周波数で動作する高周波交流電源であり、上記第1
    の加工電源と第2の加工電源を上記加工電極に並列に接
    続し、上記第1の加工電源と加工間隙の間にダイオード
    を設けた放電加工装置。
  2. 【請求項2】 加工電極と複数の加工電源とを備え、加
    工電極と被加工物を対向してなる加工間隙に電圧を印加
    して放電を発生して加工を行う放電加工機であって、上
    記複数の加工電源の少なくとも一つは高周波交流電源で
    あり、上記複数の加工電源を上記加工電極に並列に接続
    し、上記複数の電源と加工電極の間に一つまたは複数の
    電源選択用スイッチを設け、高周波交流電源から負荷部
    に電圧を印加する期間にその他の電源と負荷部を切り離
    すように制御する制御系を設けた放電加工装置。
  3. 【請求項3】 加工電極と複数の加工電源とを備え、加
    工電極と被加工物を対向してなる加工間隙に電圧を印加
    して放電を発生して加工を行う放電加工機であって、上
    記複数の加工電源の少なくとも一つは高周波交流電源で
    あり、上記複数の加工電源を上記加工電極に並列に接続
    し、上記加工電極と直列または並列にインピーダンス調
    整回路を接続した放電加工装置。
  4. 【請求項4】 加工電極と複数の加工電源とを備え、加
    工電極と被加工物を対向してなる加工間隙に電圧を印加
    して放電を発生して加工を行う放電加工機であって、上
    記複数の加工電源の少なくとも一つは高周波交流電源で
    あり、上記複数の加工電源を上記加工電極に並列に接続
    し、上記加工電極と直列または並列ににインピーダンス
    調整回路を接続し、上記並列に接続したインピーダンス
    調整回路と直列にスイッチを設けるか、または上記直列
    に接続したインピーダンス調整回路と並列にスイッチを
    設けた放電加工装置。
  5. 【請求項5】 加工電極と複数の加工電源とを備え、加
    工電極と被加工物を対向してなる加工間隙に電圧を印加
    して放電を発生して加工を行う放電加工機であって、上
    記複数の加工電源の少なくとも一つは高周波交流電源で
    あり、上記複数の加工電源を上記加工電極に並列に接続
    し、上記高周波交流電源と加工電極との間に直列にコン
    デンサを接続した放電加工装置。
  6. 【請求項6】 加工電極と複数の加工電源とを備え、加
    工電極と被加工物を対向してなる加工間隙に電圧を印加
    して放電を発生して加工を行う放電加工機であって、加
    工電極間の電圧・電流を検出する検出器、および電圧・
    電流を制御する制御回路を備え、上記複数の加工電源の
    少なくとも一つは高周波交流電源であり、上記複数の加
    工電源を上記加工電極に並列に接続し、上記加工電極と
    直列または並列にインピーダンス調整回路を接続し、上
    記インピーダンス調整回路の回路定数を上記制御回路に
    より制御することを特徴とする放電加工装置。
  7. 【請求項7】 加工電極と複数の加工電源とを備え、加
    工電極と被加工物を対向してなる加工間隙に電圧を印加
    して放電を発生して加工を行う放電加工機であって、上
    記複数の加工電源の少なくとも一つは高周波交流電源で
    あり、上記複数の加工電源を上記加工電極に並列に接続
    し、上記複数の加工電源のうち少なくとも2つから同時
    に電圧を加工電極間に印加することを特徴とする請求項
    1〜6のいずれかに記載の放電加工装置。
  8. 【請求項8】 加工電極と複数の加工電源とを備え、加
    工電極と被加工物を対向してなる加工間隙に電圧を印加
    して放電を発生して加工を行う放電加工機であって、上
    記複数の加工電源の少なくとも一つは高周波交流電源で
    あり、上記複数の加工電源を上記加工電極に並列に接続
    し、上記複数の加工電源のうち高周波交流電源以外の電
    源からの電圧印加休止期間に上記高周波交流電源から加
    工電極間に電圧を印加することを特徴とする請求項1〜
    6のいずれかに記載の放電加工装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9446465B2 (en) 2012-10-30 2016-09-20 Mitsubishi Electric Corporation Wire electric-discharge machining apparatus
EP3907032A4 (en) * 2019-07-25 2022-06-15 Beijing Dongxing Lubricant Co., Ltd. METHOD OF UNLOADING A REINFORCED CHIP FOR EDM MACHINING

Cited By (3)

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