JP5955396B2 - イコチニブ、イコチニブ塩酸塩、及びそれらの中間体の製造方法 - Google Patents

イコチニブ、イコチニブ塩酸塩、及びそれらの中間体の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は医薬の技術分野、特にイコチニブ(Icotinib)中間体、イコチニブ及びイコチニブ塩酸塩の製造方法に関する。
チロシンキナーゼ受容体はシグナル変換に関与する膜貫通タンパク質である。チロシンキナーゼ受容体は、カスケードで細胞の増殖、変異、血管形成、アポトーシス及び他の重要な特徴を制御する増殖因子シグナルを、細胞の表面から細胞内へと伝える。かかるチロシンキナーゼ受容体の一つのクラスである上皮成長因子受容体(EGFR)チロシンキナーゼは、脳、肺、肝臓、膀胱、胸部、頭頸部、食道、消化管、乳房、卵巣、子宮頸部、若しくは甲状腺の腫瘍又は癌を含む、多くのヒト腫瘍又は癌において過剰発現する。
EGFRは多くの種類の腫瘍細胞において発現する。EGFRは、上皮成長因子(EGF)又はトランスフォーミング増殖因子−α(TGF−α)を含むそのリガンドと結合した後、細胞質ドメイン中のチロシンキナーゼを活性化し、EGFRヒドロキシル末端のチロシンのリン酸転移反応を起こす。次に、EGFRは、異なるシグナル伝達経路を介して複数の遺伝子転写を制御し、それにより細胞の増殖、分化、及びアポトーシスを調節する。EGFRは、腫瘍の転移、血管増殖、及び化学療法薬剤耐性に密接に関与する。
様々な分子生物学上及び細胞生物学上並びに臨床上の研究が、EGFRキナーゼ阻害剤が、癌細胞の増殖、転移及びその他の応答に関係するEGFRシグナル伝達をブロックすることを示し又は証明し、従って臨床上の抗癌治療効果を実現している。
類似の化学構造を有する2種の経口EGFRキナーゼ阻害剤は、2003年に米国FDAにより進行性非小細胞肺癌の治療に対して認可されたゲフィチニブ(Gefitinib)(アストラゼネカのイレッサ)、及び2004年に米国FDAにより進行性非小細胞肺癌及び膵臓癌の治療に対して認可されたエルロチニブ(Erlotinib)塩酸塩(ロッシュ及びOSIのタルセバ)である。
EGFRチロシンキナーゼ阻害剤(TKI)は、新世代の標的抗癌剤の世界中で流行している研究分野である。米国特許第7078409号(B2)及び中国特許第130568号(C)はイコチニブの製造方法を開示し、国際公開第2010/003313号はイコチニブ塩酸塩の製造方法を開示する。しかし、米国特許第7078409号(B2)及び中国特許第130568号(C)に開示される方法は、非常に毒性の高い試薬、すなわち(COCl)又はオキシ塩化リンなどの塩素化剤の使用を必要とする。これらの非常に毒性の高い塩素化剤、特にリンを含む塩素化剤は、後段の反応において除去することが困難であるか又は高コストとなる。従って、現行の合成方法は非常に高コストであるばかりでなく、重大な環境汚染問題を引き起こし、製造者及び利用者の健康に対する重大な脅威をもたらす。国際公開第2010/003313号に開示される製造方法は、これもまた高コストであり、分離又は回収が困難である金属触媒を使用する。更に、かかる金属及びホスフィン配位子を如何なる形であっても直接排出することは、重大な環境汚染を引き起こすこととなるであろう。
本発明によって設計された中間化合物は、イコチニブ又はイコチニブ塩酸塩の製造に用いられる。これらの製造方法は、高毒性試薬の使用を回避し、穏和な反応条件で進行し、よって当該技術分野において現在知られている合成方法よりも、より簡易、より経済的、より低毒性及びより安全である。
本発明は、現行の技術の問題点を克服し、イコチニブの中間体、すなわち化合物A、化合物B、及び化合物Cの製造方法、並びにこれらの中間体を用いるイコチニブ及びイコチニブ塩酸塩の製造方法を提供する。これらの新規な方法は、より環境にやさしく、より経済的であり、相対的に温和な反応条件で進行することができ、環境汚染を低減することができる。
本出願における説明の利便性のために、化合物1は1,8−ビス−(パラ−トルエンスルホナート)−3,6−ジオキソ−オクタンを指し、化合物2は3,4−ベンゾ−12−クラウン−4−ベンゾニトリルを指し、化合物Aは6−ニトロ−3,4−ベンゾ−12−クラウン−4−ベンゾニトリルを指し、化合物Bは6−アミノ−3,4−ベンゾ−12−クラウン−4−ベンゾニトリルを指し、化合物Cは
を指し、化合物C1は
を指し、イコチニブは4−[(3−エチニルフェニル)アミノ]−キナゾリン及び[6,7−b]−12−クラウン−4を指し、イコチニブ塩酸塩は4−[(3−エチニルフェニル)アミノ]−キナゾリン及び[6,7−b]−12−クラウン−4塩酸塩を指す。これらの物質については、化合物Aは化合物Bを製造するために用いることができ、化合物Bは化合物Cを製造するために用いることができ、化合物Cはイコチニブ又はイコチニブ塩酸塩を製造するために用いることができ、化合物A、B、及びCは全てイコチニブ及びイコチニブ塩酸塩を製造するために用いることができる。化合物1、2、A、B、C、及びC1、イコチニブ及びイコチニブ塩酸塩の化学構造をそれぞれ以下に示す。
本発明は、第一に、式A、B、又はC
(式中、それぞれのR及びRが独立にメチル、エチル、プロピル、若しくはイソプロピルであるか、又は
及びRが、R及びRが結合するN原子と共に3〜7員環を形成する)
の化合物を提供する。R及びRのそれぞれが、独立にメチル又はエチルであることが好ましい。
本発明は、更に、化合物Cについて幾つかの好ましい技術的解決法を提供する。
及びRがメチルであることが好ましい。
及びRがエチルであることが好ましい。
及びRが、R及びRが結合するN原子と共に3、4又は5員環を形成することが好ましい。
及びRが、R及びRが結合するN原子と共に5、6又は7員環を形成することが好ましい。
本発明は、更に、化合物Cが化合物Bから製造され、
の工程を含む、式Cの化合物の製造方法を提供する。
本発明は、更に、式Cの化合物の製造方法について、幾つかの好ましい技術的解決法を提供する。
該方法は、
(式中、R及びRのそれぞれが、独立にメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、イソブチル、又はベンジルであるか、あるいは
及びRが3〜7員環を形成する)
の工程を含むことが好ましい。
及びRのそれぞれが、独立にメチル、エチル、イソプロピル、tert−ブチル、又はベンジルであることが好ましい。
及びRがメチルであることが好ましい。
及びRがエチルであることが好ましい。
化合物Bと
とが、ジオキサン又はトルエン中、還流状態下で反応することが好ましい。
化合物Bと
とのモル比が1:1.5〜1:2.8であることが好ましい。
化合物Bと
とのモル比が1:2.0〜1:2.5であることが好ましい。
11〜30mmolの化合物Bと25〜67mmolの
とが、140〜180mLのジオキサン中、還流状態下で10〜15時間反応することが好ましい。
がN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール、N,N−ジメチルホルムアミドジエチルアセタール、又はN,N−ジメチルホルムアミドジ−tert−ブチルアセタールであることが好ましい。
本発明は、更に、式Bの化合物が式Aの化合物から製造され、
の工程を含む、式Bの化合物の製造方法を提供する。
本発明は、更に、式Bの化合物の製造方法について、幾つかの好ましい技術的解決法を提供する。
化合物Aが、接触水素化反応又は金属が関与する還元反応を介して、プロトン供与体、金属水素化物、ヒドラジン、又はアルカリ金属アミド溶液と反応し、金属がMg、Al、Zn、Fe、Sn、Pb、又はCuであり、プロトン供与体が酢酸、ギ酸、及び/又はトリフルオロ酢酸であり、接触水素化反応において適用される触媒がパラジウム/カーボン又はラネーニッケルであり、金属水素化物が水素化ナトリウム又は水素化カリウムであり、アルカリ金属がナトリウム又はカリウムであることが好ましい。
化合物A、鉄粉、及び酢酸のメタノール溶液が完全に混合され、反応が完了するまで加熱されて還流することが好ましい。
85mmol〜0.2molの化合物A、0.45〜0.71molの鉄粉、及び900〜1200mLの酢酸のメタノール溶液が完全に混合され、その後、反応が完了するまで加熱されて還流されることが好ましい。酢酸のメタノール溶液については、酢酸の質量パーセントは3〜7%である。
本発明は、また、化合物Cとm−アミノフェニルアセチレンとが有機酸中で反応する、イコチニブの製造方法を提供する。
本発明は、更に、イコチニブの製造方法について、幾つかの好ましい技術的解決法を提供する。
化合物Cとm−アミノフェニルアセチレンとのモル比が1:1〜1:2であることが好ましい。
化合物Cとm−アミノフェニルアセチレンとのモル比が1:1〜1:1.5であることが好ましい。
有機酸が酢酸、ギ酸、及び/又はトリフルオロ酢酸であることが好ましい。
化合物C、m−アミノフェニルアセチレン、及び有機酸が完全に混合され、その後70〜150℃で反応することが好ましい。
反応温度が90〜120℃であり、有機酸が酢酸であることが好ましい。
N,N−ジメチル−N’−(6−シアノ−3,4−ベンゾ−12−クラウン−4)ホルムアミジン、m−アミノフェニルアセチレン及び酢酸が完全に混合され、その後70〜150℃で反応することが好ましい。
9〜25mmolのN,N−ジメチル−N’−(6−シアノ−3,4−ベンゾ−12−クラウン−4)ホルムアミジン、15〜21mmolのm−アミノフェニルアセチレン、及び150〜320mLの酢酸が完全に混合され、その後90〜120℃で反応することが好ましい。
12〜20mmolのN,N−ジメチル−N’−(6−シアノ−3,4−ベンゾ−12−クラウン−4)ホルムアミジン、17〜20mmolのm−アミノフェニルアセチレン、及び200〜260mLの酢酸が完全に混合され、その後95〜105℃で反応することが好ましい。
本発明は、新規なイコチニブ塩酸塩の製造方法を提供する。イコチニブは、化合物Cから本発明に記載される方法を用いて製造することができる。その後、得られたイコチニブが低級アルコールに溶解され、撹拌下に塩化水素(ガス又は液体)が添加される。反応完了後に反応混合物がろ過される。
本発明は、更に、イコチニブ塩酸塩の製造方法について、幾つかの好ましい技術的解決法を提供する。
低級アルコールがメタノール、エタノール、及び/又はイソプロパノールであることが好ましい。
イコチニブの量が1.3〜2.6mmol、低級アルコールがメタノール、その容積が30〜60mLであることが好ましい。
イコチニブの量が1.8mmol、低級アルコールがメタノール、その容積が40mLであることが好ましい。
本出願において用いられる「プロトン供与体」との用語は、酢酸、ギ酸、トリフルオロ酢酸などの、プロトンを提供できる溶媒を指す。
本出願において用いられる「低級アルコール」との用語は、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、又はエチレングリコールなどの、C〜Cの直鎖状又は分岐鎖状の単位又はポリオールを指す。
本出願において用いられる「R及びRが、それらが結合するN原子と共に」との用語は、R及びRが(それらに結合する窒素原子と)一緒になって3〜7員環を形成し得ることを意味する。
本出願において用いられる「R及びRが3〜7員環を形成する」との用語は、R及びRが(Rに結合する酸素原子、炭素原子、及びRに結合する酸素原子と)一緒になって3〜7員環を形成し得ることを意味する。
本出願において用いられる「化合物」との用語は、化合物又はその薬学的に許容される塩又は溶媒和物を指す。
本発明によって提供される新規な方法は、米国特許第7078409号(B2)、中国特許第130568号(C)及び国際公開第2010/003313号に開示される方法の代替とすることができる。現在、TKI型の医薬の生産は大規模である。我々の新規な方法は、毒性の高い物質を用いず、汚染物質の排出及び環境汚染を大幅に低減し、その結果、顕著な経済的利益をもたらす。
本発明を、以下の実施例によって更に例証するが、本発明はこれらに限定されず、実施例は製造方法を説明することのみを目的とするものである。
本発明の実施例において、当業者が本発明を十分に理解するのを助けるために実施形態を説明するのみであり、本発明を限定するものではない。本発明における実施形態の技法又は方法は、別段明示しない限り、本分野における一般的な技法又は方法である。
一般合成スキーム
本発明により提供される化合物Aは、これには限定されないが、次の合成スキーム
によって調製することができる。
本発明によって提供される化合物Bは、これには限定されないが、次の合成スキーム
によって調製することができる。
本発明によって提供される化合物Cは、これには限定されないが、次の合成スキーム
(式中、
それぞれのR及びRが独立にメチル、エチル、プロピル、若しくはイソプロピルであるか、又は
及びRが、R及びRが結合するN原子と共に3〜7員環を形成し、
及びRのそれぞれが独立にメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、イソブチル、及びベンジルから選択されるか、又は
及びRが共に3〜7員環を形成する)
によって調製することができる。
本発明によって提供される化合物Cは、イコチニブの直接合成:
(式中、
それぞれのR及びRが独立にメチル、エチル、プロピル、及びイソプロピルから選択されるか、又は
及びRが、R及びRが結合するN原子と共に3〜7員環を形成する)
に用いることができる。
イコチニブ塩酸塩は、イコチニブと塩酸又は塩化水素ガスとの反応によって製造することができる。
実施例1 化合物Aの合成
1.化合物2の合成
10Lの三ツ口反応フラスコ中に3,4−ジヒドロキシフェニルニトリル(79.5g)、炭酸カリウム(272g)、及びアセトニトリル(6L)を加えた。この反応混合物を撹拌して溶解させ、加熱して還流させた。その後、還流条件下で、化合物1のアセトニトリル溶液(化合物1を200g、アセトニトリルを2L)を滴下によって添加した。HPLCでの監視による反応の完了後に、反応混合物を室温まで冷却し、ろ過を行って溶媒を除去した。得られた固形分を酢酸エチルに溶解し、ろ過した。ろ液を濃縮し、残りを石油エーテルに溶解し蒸発させた。残留物を精製して化合物2を得た(18.9g)。
1HNMR (CDCl3-δppm): 7.30〜7.33 (m, 1H); 7.25 (s, 1H); 6.97-6.99 (d, 1H); 4.19〜4.23 (m, 4H); 3.83〜3.91 (m, 4H); 3.77 (s, 4H).
MS: (M+H) + 250
2.化合物Aの合成
化合物2(41.6g)を酢酸(580mL)に溶解し、30℃に加温し、溶液に発煙硝酸(83mL)を滴下により添加した。その後、濃硫酸(42mL)を滴下により添加した。反応混合物を室温まで冷却し、一晩反応させた。TLCでの監視による反応の完了後、反応溶液を氷水中に散布すると沈殿が現れ、ろ過し、固形分を冷水(500mL×2)で洗浄し、減圧下、35℃で乾燥し、化合物Aの粗生成物(46g)を得て、その後これをイソプロパノールから再結晶化して精製し、化合物A(33g)を得た。
1HNMR (CDCl3-δppm): 7.90 (s, 1H); 7.36 (s, 1H); 4.33〜4.369 (m, 4H); 3.87〜3.89 (m, 4H); 3.737 (s, 4H).
実施例2 化合物Bの合成
化合物A(32g)、鉄粉(30.5g)、5%酢酸メタノール溶液(1070mL)を2Lの反応フラスコに加え、加熱して還流させた。TLCでの監視による反応の完了後、反応混合物を冷却し濃縮した。濃縮した反応溶液を酢酸エチルに溶解し、ろ過し、無水硫酸ナトリウム(NaSO)で乾燥し、溶媒を除去して化合物B(23g)を得た。
1HNMR (d6-DMSO-δppm): 7.07 (s, 1H); 6.36 (s, 1H); 5.73 (s, 2H); 3.95〜4.22 (m, 4H); 3.77〜3.78(m, 2H); 3.34〜3.62 (m, 6H).
実施例3 化合物C1の合成
化合物B(5g)、N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(5g)、及びジオキサン(160mL)を500mLの三ツ口フラスコに加え、加熱して還流させ、TLCで反応を監視した。反応混合物を12時間反応させた。反応完了後、反応溶液を室温まで冷却し、蒸発させて化合物C1(5.8g)を得た。
1HNMR (CDCl3-δppm): 7.56 (s, 1H); 7.15 (s, 1H); 6.51 (s, 1H); 4.12〜4.18 (m, 4H); 3.89〜3.91 (m, 2H); 3.78〜3.80 (m, 6H); 3.07 (s, 6H)
実施例4 イコチニブの合成
化合物C1(5g)、m−アミノフェニルアセチレン(2.2g)、及び酢酸(230mL)を500mLの反応フラスコに加え、100℃に加熱し、反応をTLCにより監視した。反応完了後、反応混合物を蒸発させ、メタノールを添加し、その後混合物を衝撃分散させ、ろ過し、メタノールで洗浄してイコチニブ(5g)を得た。
1HNMR (d6-DMSO-δppm): 11.98 (s, 1H); 9.50 (s, 1H); 8.53 (s, 1H); 8.14 (s, 1H); 8.04〜8.05 (m, 1H); 7.90〜7.92 (m, 1H); 7.38〜7.42 (m, 1H); 7.31 (s, 1H); 7.20〜7.22 (m, 1H); 4.29〜4.30 (m, 4H); 4.21 (s, 1H); 3.74〜3.81 (m, 4H); 3.64 (s, 4H); 1.91 (s, 3H);
実施例5 イコチニブ塩酸塩の合成
イコチニブ(700mg)及びメタノール(40mL)を100mLの反応フラスコに加え、撹拌下で塩化水素ガス又は濃塩酸を添加した。反応完了後、反応混合物をろ過し、イコチニブ塩酸塩の粗生成物を得て、その後これをイソプロパノールから再結晶化して精製し、イコチニブ塩酸塩(760mg)を得た。
1HNMR (d6-DMSO-δppm): 11.37 (s, 1H); 8.87 (s, 1H); 8.63 (s, 1H); 7.90 (s, 1H); 7.78〜7.80 (d, 1H); 7.48〜7.52 (m, 1H); 7.40〜7.41 (m, 2H); 4.36〜4.38 (d, 4H); 4.30 (s, 1H); 3.75〜3.81 (d, 4H); 3.61 (s, 4H);
実施例6 化合物Bの合成
化合物A(25g)、鉄粉(25g)、及び3%酢酸メタノール溶液(900mL)を用い、その他の一連の操作及び条件は実施例2において記載したものと同様にして、化合物B(16.6g)を得た。
実施例7 化合物Bの合成
化合物A(40g)、鉄粉(40g)、及び7%酢酸メタノール溶液(1200mL)を用い、その他の一連の操作及び条件は実施例2において記載したものと同様にして、化合物B(28.4g)を得た。
実施例8 化合物Bの合成
化合物A(25g)、Pd/C(5g)、及び3%酢酸メタノール溶液(900mL)を2Lの反応フラスコに加え、水素ガスを加え、TLCによって反応を監視した。反応完了後、反応混合物をろ過し、溶媒を除去して化合物B(17g)を得た。
実施例9 化合物Bの合成
化合物A(40g)、マグネシウムリボン(17g)、及び5%酢酸メタノール溶液(1200mL)を用い、その他の一連の操作及び条件は実施例2において記載したものと同様にして、化合物B(25.2g)を得た。
実施例10 化合物Bの合成
化合物A(25g)、亜鉛粉末(32.5g)、及び5%酢酸メタノール溶液(900mL)を用い、その他の一連の操作及び条件は実施例2において記載したものと同様にして、化合物B(17.1g)を得た。
実施例11 化合物Bの合成
化合物A(25g)、鉄粉(28g)、及び5%トリフルオロ酢酸メタノール溶液(700mL)を用い、その他の一連の操作及び条件は実施例2において記載したものと同様にして、化合物B(16g)を得た。
実施例12 化合物C1の合成
化合物B(3g)、N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(3g)、ジオキサン(140mL)を用い、還流時間を10〜11時間とし、その他の一連の操作及び条件は実施例3において記載したものと同様にして、化合物C1(3.2g)を得た。
実施例13 化合物C1の合成
化合物B(8g)、N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(8g)、ジオキサン(180mL)を用い、還流時間を12〜13時間とし、その他の一連の操作及び条件は実施例3において記載したものと同様にして、化合物C1(8.7g)を得た。
実施例14 化合物C1の合成
化合物B(3g)、N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(3g)、トルエン(140mL)を用い、還流時間を13〜15時間とし、その他の一連の操作及び条件は実施例3において記載したものと同様にして、化合物C1(2.9g)を得た。
実施例15 化合物C1の合成
反応時間を10時間とし、その他の一連の操作及び条件は実施例14において記載したものと同様にして、化合物C1(2.6g)を得た。
実施例16 化合物C1の合成
化合物B(3g)、N,N−ジメチルホルムアミドジエチルアセタール(3.7g)、ジオキサン(140mL)を500mLの三ツ口フラスコに加え、加熱して還流させ、TLCで反応を監視した。反応時間は約11〜12時間である。反応完了後、反応混合物を室温まで冷却し、蒸発させて化合物C1(2.5g)を得た。
実施例17 化合物C1の合成
化合物B(3g)、N,N−ジメチルホルムアミドジ−t−ブチルアセタール(5.1g)をジオキサン(140mL)に溶解し、加熱して還流させ、TLCで反応を監視した。反応時間を11〜12時間とした。反応完了後、反応混合物を室温まで冷却し、蒸発させて化合物C1(2.6g)を得た。
実施例18 化合物C1の合成
化合物B(3g)、N,N−ジメチルホルムアミドジイソプロピルアセタール(4.4g)をジオキサン(140mL)に溶解し、加熱して還流させ、TLCで反応を監視した。反応時間を11〜12時間とした。反応完了後反応混合物を室温まで冷却し、蒸発させて化合物C1(2.4g)を得た。
実施例19 イコチニブの合成
化合物C1(3g)、m−アミノフェニルアセチレン(1.3g)、及び酢酸(130mL)を250mLの反応フラスコに加え、70〜80℃に加熱し、反応をTLCにより監視した。反応完了後、反応混合物を蒸発させ、メタノールを添加し、その後混合物を衝撃分散させ、ろ過し、メタノールで洗浄してイコチニブ(2.8g)を得た。
実施例20 イコチニブの合成
化合物C1(8g)、m−アミノフェニルアセチレン(3.5g)を酢酸(380mL)に溶解し、100〜120℃に加熱し、反応をTLCにより監視した。反応完了後、反応混合物を蒸発させ、エタノールを添加し、その後混合物を衝撃分散させ、ろ過し、エタノールで洗浄してイコチニブ(7.2g)を得た。
実施例21 イコチニブの合成
反応温度を120〜150℃とし、その他の一連の操作及び条件は実施例4に記載したものと同様にして、イコチニブ(2.2g)を得た。
実施例22 イコチニブの合成
化合物C1(3g)、m−アミノフェニルアセチレン(1.8g)、及び酢酸(130mL)を250mLの反応フラスコに加え、90〜100℃に加熱し、反応をTLCにより監視した。反応完了後、反応混合物を蒸発させ、イソプロパノールを添加し、その後混合物を衝撃分散させ、ろ過し、イソプロパノールで洗浄してイコチニブ(2.9g)を得た。
実施例23 イコチニブの合成
化合物C1(3g)、m−アミノフェニルアセチレン(1.3g)をギ酸(130mL)に溶解し、80〜90℃に加熱し、反応をTLCにより検出した。反応完了後、反応混合物を蒸発させ、メタノールを添加し、その後混合物を衝撃分散させ、ろ過し、メタノールで洗浄してイコチニブ(2.7g)を得た。
実施例24 イコチニブの合成
化合物C1(3g)、m−アミノフェニルアセチレン(1.3g)をトリフルオロ酢酸(130mL)に溶解し、70〜80℃に加熱し、反応をTLCにより監視した。反応完了後、反応混合物を蒸発させ、メタノールを添加し、その後混合物を衝撃分散させ、ろ過し、メタノールで洗浄してイコチニブ(2.7g)を得た。
実施例25 イコチニブ塩酸塩の合成
イコチニブ(500mg)を100mLの反応フラスコに加え、30mLのエタノールに溶解した。撹拌下で塩化水素ガスを添加した。完了後、反応混合物をろ過して粗生成物を得た。粗生成物を更にイソプロピルアルコールから再結晶して精製し、イコチニブ塩酸塩(515mg)を得た。
実施例26 イコチニブ塩酸塩の合成
イコチニブ(500mg)を100mLの反応フラスコに加え、40mLのTHFに溶解した。撹拌下で塩化水素ガスを添加した。完了後、反応混合物をろ過して粗生成物を得た。粗生成物を更にイソプロピルアルコールから再結晶化して精製し、イコチニブ塩酸塩(500mg)を得た。
実施例27 イコチニブ塩酸塩の合成
イコチニブ(500mg)を100mLの反応フラスコに加え、50mLのイソプロピルアルコールに溶解した。撹拌下で塩化水素ガスを添加した。完了後、反応混合物をろ過して粗生成物を得た。粗生成物を更にイソプロピルアルコールから再結晶化して精製し、イコチニブ塩酸塩(500mg)を得た。
実施例28 イコチニブ塩酸塩の合成
イコチニブ(1000mg)を100mLの反応フラスコに加え、60mLのメタノールに溶解した。撹拌下で濃塩酸を、pHが2.0に調整されるまで滴下により添加した。完了後、反応混合物をろ過して粗生成物を得た。粗生成物を更にイソプロピルアルコールから再結晶して精製し、イコチニブ塩酸塩(1000mg)を得た。
次の、表1中の代表的な化合物を、上述したものと類似の方法によって合成した。

Claims (33)

  1. 式A、B、又はC
    (式中、
    及びRのそれぞれが独立にメチル、エチル、プロピル、又はイソプロピルであるか、あるいは
    及びRが、それらが結合するN原子と共に3〜7員環を形成する)
    の化合物。
  2. 及びRのそれぞれが独立にメチル又はエチルである、請求項1に記載の化合物。
  3. 及びRが何れもメチルである、請求項1に記載の化合物。
  4. 及びRが何れもエチルである、請求項1に記載の化合物。
  5. 及びRが、それらが結合するN原子と共に3、4、又は5員環を形成する、請求項1に記載の化合物。
  6. 及びRが、それらが結合するN原子と共に5、6、又は7員環を形成する、請求項1に記載の化合物。
  7. 化合物Cが化合物Bから製造され、
    の工程を含む、請求項1〜6の何れか一項に記載の化合物の製造方法。
  8. (式中、
    及びRのそれぞれが独立にメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ノルマル−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、イソブチル、又はベンジルであるか、あるいは
    及びRが共に3〜7員環を形成する)
    の工程を含む、請求項7に記載の方法。
  9. 及びRのそれぞれが独立にメチル、エチル、イソプロピル、tert−ブチル、又はベンジルである、請求項8に記載の方法。
  10. 及びRが何れもメチルである、請求項8に記載の方法。
  11. 及びRが何れもエチルである、請求項8に記載の方法。
  12. 化合物Bと
    とが、ジオキサン又はトルエン中、還流下で反応する、請求項8に記載の方法。
  13. 化合物Bと
    とのモル比が1:1.5〜1:2.8である、請求項12に記載の方法。
  14. 化合物Bと
    とのモル比が1:2.0〜1:2.5である、請求項12に記載の方法。
  15. 11〜30mmolの化合物Bと25〜67mmolの
    とが、140〜180mLのジオキサン中、還流下で10〜15時間反応する、請求項12に記載の方法。
  16. がN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール、N,N−ジメチルホルムアミドジエチルアセタール、又はN,N−ジメチルホルムアミドジ−tert−ブチルアセタールである、請求項12に記載の方法。
  17. 化合物Bが化合物Aから製造され、
    の工程を含む、請求項1〜6の何れか一項に記載の化合物の製造方法。
  18. 化合物Aが、接触水素化反応又は金属が関与する還元反応を介して、プロトン供与体、金属水素化物、ヒドラジン又はアルカリアンモニア溶液と反応し、
    金属がMg、Al、Zn、Fe、Sn、Pb又はCuであり、
    プロトン供与体が酢酸、ギ酸及び/又はトリフルオロ酢酸(TFA)であり、
    接触水素化反応において適用される触媒がPd/C又はラネーニッケルであり、
    金属水素化物が水素化ナトリウム又は水素化カリウムであり、
    アルカリ金属がナトリウム又はカリウムである、請求項17に記載の方法。
  19. 化合物A、鉄粉、及び酢酸のメタノール溶液が完全に混合され、反応が完了するまで加熱されて還流する、請求項18に記載の方法。
  20. 85mmol〜0.2molの化合物A、0.45〜0.71molの鉄粉、及び900〜1200mLの酢酸のメタノール溶液が完全に混合され、反応が完了するまで加熱されて還流され、酢酸のメタノール溶液における酢酸の質量パーセントが3〜7%である、請求項18に記載の方法。
  21. 化合物Cとm−アミノフェニルアセチレンとの間の反応が有機酸中で起こる、請求項1〜6の何れか一項に記載の化合物からのイコチニブの製造方法。
  22. 化合物Cとm−アミノフェニルアセチレンとのモル比が1:1〜1:2である、請求項21に記載の方法。
  23. 化合物Cとm−アミノフェニルアセチレンとのモル比が1:1〜1:1.5である、請求項21に記載の方法。
  24. 有機酸が酢酸、ギ酸、及び/又はトリフルオロ酢酸である、請求項21に記載の方法。
  25. 化合物C、m−アミノフェニルアセチレン、及び有機酸が完全に混合され、70〜150℃で反応する、請求項21に記載の方法。
  26. 反応温度が90〜120℃であり、有機酸が酢酸である、請求項21に記載の方法。
  27. N,N−ジメチル−N’−(6−シアノ−3,4−ベンゾ−12−クラウン−4)ホルムアミジン、m−アミノフェニルアセチレン、及び酢酸が完全に混合され、70〜150℃で反応する、請求項21に記載の方法。
  28. 9〜25mmolのN,N−ジメチル−N’−(6−シアノ−3,4−ベンゾ−12−クラウン−4)ホルムアミジン、15〜21mmolのm−アミノフェニルアセチレン、及び150〜320mLの酢酸が完全に混合され、90〜120℃で反応する、請求項21に記載の方法。
  29. 12〜20mmolのN−ジメチル−N’−(6−シアノ−3,4−ベンゾ−12−クラウン−4)ホルムアミジン、17〜20mmolのm−アミノフェニルアセチレン、及び200〜260mLの酢酸が完全に混合され、95〜105℃で反応する、請求項21に記載の方法。
  30. 化合物Cが原料物質であり、
    請求項21〜29の何れか一項に記載の方法を用いてイコチニブを製造することと、
    イコチニブを低級アルコールに溶解することと、
    撹拌しつつ、塩化水素ガス又は塩酸を添加することと、その後
    反応が完了した後にイコチニブをろ過することと、
    を含む、請求項1〜6の何れか一項に記載の化合物からのイコチニブ塩酸塩の製造方法。
  31. 低級アルコールがメタノール、エタノール、及び/又はイソプロパノールである、請求項30に記載の方法。
  32. イコチニブの量が1.3〜2.6mmol、低級アルコールがメタノール、その容積が30〜60mLである、請求項30に記載の方法。
  33. イコチニブの量が1.8mmol、低級アルコールがメタノール、その容積が40mLである、請求項30に記載の方法。
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