JP5954870B2 - 担体 - Google Patents

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Description

本発明は、担体に関する。
水族館等では、水生生物の排泄物や残餌をろ過槽(硝化槽)により除去し、処理水を再利用する閉鎖型(循環型)の水処理システムが用いられる場合がある。
従来の水処理システムでは、硝化菌の担体として砂等の粒状物を使用するのが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
また、砂に代えて、スポンジを担体として使用する場合もある(例えば、特許文献2参照)。スポンジを担体として使用すれば、スポンジに形成された多数の孔に硝化菌が保持されるので、効率の良い浄化が期待できる。
特開2005−177601号公報 特開2008−114220号公報
砂を利用した硝化槽は、水生生物の排泄物や残餌により目詰まりが生じるため、洗浄水を逆方向に通水して不純物を取り除く逆洗浄を定期的に実施する必要がある。なお、逆洗浄を実施すると、担体間の硝化菌が流出して、浄化機能が低下する場合があるとともに、逆洗浄に使用した洗浄水の処理を行う必要があるため、手間と費用がかかる。
さらに、従来の硝化槽は、水槽容量の10〜20%程度の容量を要するため、広大なバックヤードを必要としていた。
一方、スポンジを担体として利用する場合は、スポンジが変形することで、スポンジ内の孔がつぶれてしまい、浄化機能が低下するおそれがあった。
本発明は、このような問題点を解決するためのなされたものであり、浄化機能が低下することなく長期間使用することが可能で、かつ、水処理システムのコンパクト化を図ることを可能とした担体を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明の担体は、硝化槽内に収容されて硝化菌を保持する担体であって、円筒状のカバーケースと、前記カバーケースに収容された多角形断面のスポンジとからなり、前記スポンジの形状が四角柱であって、前記スポンジの断面の交差する二つの辺のうちの少なくとも一方の辺の長さが前記カバーケースの内径よりも小さく、かつ、前記断面の対角線の長さが前記カバーケースの内径よりも大きいことを特徴としている。
本発明の担体によれば、円筒状のカバーケースとスポンジとの間に隙間が形成されるため、多数の担体を硝化槽に充填した際にスポンジ同士が密着し難くなり、担体間の空隙が保持されるようになるので、目詰まりを起こし難くなる。
また、スポンジのみからなる担体を使用すると、水圧等により担体がつぶれて、浄化機能が低下するが、本発明に係る担体によれば、スポンジがつぶれ難くなるので、浄化機能が低下することがない。
また、多孔質のスポンジを利用することで、硝化菌による高い浄化機能を期待することができ、故に硝化槽のコンパクト化を図ることができる。
前記スポンジの形状が四角柱であって、前記スポンジの断面の交差する二つの辺のうちの少なくとも一方の辺の長さが前記カバーケースの内径よりも小さく、かつ、前記断面の対角線の長さが前記カバーケースの内径よりも大きいため、カバーケースとスポンジとの間に隙間が確実に形成される。
前記カバーケースが、格子筒状であれば、スポンジによる水処理機能が向上する。
本発明の担体によれば、浄化機能が低下することなく長期間使用することが可能で、かつ、水処理システムのコンパクト化を図ることが可能となる。
本発明の実施の形態に係る水処理システムを示す模式図である。 図1の水処理システムの硝化槽を示す断面斜視図である。 (a)は担体の斜視図、(b)は担体の分解斜視図である。
本実施形態の水処理システム1は、海洋水族館における水槽内の飼育水Wを浄化して再利用する閉鎖型(循環型)水処理システムであって、図1に示すように、硝化槽2と、脱窒槽3と、送水管4と、ポンプ5とを備えている。
硝化槽2および脱窒槽3は、それぞれ送水管4を介して水槽6に連結されている。ポンプ5を作動させると、水槽6から送水管4を介して硝化槽2、脱窒槽3に飼育水Wが送り込まれ、硝化槽2、脱窒槽3で処理された飼育水Wは、水槽6に戻される。
硝化槽2は、水槽6から送られてきた飼育水Wから、水性生物にとって有害なアンモニア態窒素の除去を行う。
硝化槽2は、硝化菌を保持した多数の担体7,7,…を内包しており、この硝化菌による硝化反応により飼育水W中のアンモニア態窒素を硝酸態窒素や亜硝酸態窒素にまで酸化(硝化)する。
脱窒槽5は、内部に脱窒菌を保持しており、硝化槽2における硝化反応に伴い発生した硝酸性イオン(硝酸態窒素や亜硝酸態窒素)を窒素にまで還元(脱窒)する。
硝化槽2は、中空の容器からなり、図2に示すように、上部21が円柱状を呈しているとともに、下部22は下方に行くに従って縮径する円錐台状を呈している(テーパー状に形成されている)。
硝化槽2の上端面23には、飼育水Wを散水する注水口24が形成されていて、硝化槽2の下端部には排水口25が形成されている。つまり、硝化槽2は、上端から内部に送り込まれた飼育水Wを、下端から排水するように構成されている。
また、硝化槽2には、下部22のテーパー状の壁面に送気口26が形成されていて、上端面22に排気口27が形成されている。つまり、硝化槽2は、下部22において送気口26から斜め上向きに注入された空気を、上端の排気口27から排気するように構成されている。
硝化槽2の内部には、多数の担体7,7,…がランダムに投入されている。なお、硝化槽2の内部に投入される担体7の数は限定されるものではないが、注水口24から散水された飼育水Wが全体に行きわたるように、最上部に位置する担体7と硝化槽2の上端との間に隙間が形成される数とする。
担体7は、図3の(a)に示すように、円筒状のカバーケース71と、カバーケース71に収容されたスポンジ72とにより構成されている。
カバーケース71は、合成樹脂製であって、図3の(b)に示すように、複数の縦材とリング材とが一体に成形されることにより格子筒状を呈している。カバーケース71が格子筒状に形成されていることにより、全方向から内空部分(スポンジ72)への飼育水Wの流入が可能に形成されている。
カバーケース71は、水圧等により変形することがない強度を備えているとともに、比重が1よりも大きい。
なお、カバーケース71の形態は限定されるものではなく、例えば多数の貫通孔が管壁に形成された有孔管であってもよいし、両端のみが開口した管体であってもよい。また、カバーケース71の材質も限定されない。
本実施形態のスポンジ72は、多数の孔を有した四角柱状の部材であって、合成樹脂により構成されている。スポンジ72の孔には、硝化菌が保持される。
本実施形態のスポンジ72は、交差する二つの辺a,bの長さがカバーケース71の内径dよりも小さく、かつ、対角線cの長さがカバーケース71の内径dよりも大きい正方形断面を有している。
スポンジ72をカバーケース71に収容すると、図3の(a)に示すように、スポンジ72の角部がカバーケース71の内面に接した状態となるため、抜け出すことがない。また、スポンジ72の四辺(四面)とカバーケース71の内面との間に空隙73が形成される。
なお、スポンジ72の断面形状は限定されるものではなく、例えば、少なくとも短辺がカバーケース71の内径dよりも小さく、かつ、対角線cの長さがカバーケース71の内径dよりも大きい長方形断面であってもよいし、矩形以外の多角形断面であってもよい。
以上、本実施形態の水処理システム1によれば、カバーケース71とスポンジ72との間に空隙73が形成されているため、硝化槽2の内部においてスポンジ72同士が密着し難くなる。そのため、担体7間(スポンジ72間)の空隙が保持されるため、飼育水Wとともに流れてきた排泄物や残餌による目詰まりが起こり難くなる。よって、逆洗浄を要することなく、長期間にわたって、浄化機能が維持される。
スポンジ72は、カバーケース71に収容されているため、形状が保持される。そのため、スポンジ72が水圧等によりつぶれることで浄化機能が低下することがない。
多孔質のスポンジ72を利用しているため、硝化菌の保持能力が高く、高い浄化機能を期待することができる。そのため、従来の砂ろ過槽が水槽6の容積の10〜20%程度の容積を必要としていたのに対し、本実施形態の硝化槽2によれば、水槽6の容積の1%〜3%以下の容積であっても十分な浄化機能を発現することができる。ゆえに、硝化槽のコンパクト化により、バックヤードの省スペース化を図ることができる。
格子筒状のカバーケース71を利用しているため、スポンジ72へ飼育水Wを誘導しやすく、高い処理能力を期待することができる。
硝化槽2内では、担体7,7,…がランダムに投入されているため、担体7間に空隙が形成されて、目詰まりが起こり難い。
また、硝化槽2の下部が円錐状であるため、硝化された飼育水Wが排水口25から速やかに流下し、硝化槽2の底部に滞留し難い。
下部に形成された送気口26から送気することで硝化槽2内の担体7,7,…を攪拌することができる。担体7,7,…を攪拌すれば、一部の担体7に付着した有機物(排泄物や残餌等の固形物)を拡散させて、目詰まりの防止を図ることができる。
また、送気口26から硝化槽2の内部に空気を送り込むことで、水分が含まれたスポンジ72に空気を供給して、好気性条件の改善を図ることができる。
なお、硝化槽2の上端には排気口27が形成されているため、硝化槽2内に送気しても、内部の気圧が上昇することを防止できる。
以上、本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明は、前述の実施形態に限られず、前記の各構成要素については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、硝化槽の下部が円錐台状(テーパー状)である場合について説明したが、硝化層の形状は限定されるものではなく、例えば、全体的に円柱状であってもよいし、全体的に円錐台状であってもよい。また、硝化槽は、断面円形に限定されるものではなく、例えば、断面矩形であってもよい。この場合、硝化槽の下部は角錐台状にすればよい。
また、硝化槽は、必ずしも送気口や排気口を備えている必要はない。
また、前記実施形態では、担体のカバーケースとスポンジとの間に空隙を備えている場合について説明したが、カバーケースとスポンジとの間の空隙は必ずしも形成されている必要はない。
1 水処理システム
2 硝化槽
24 注水口
25 排水口
7 担体
71 カバーケース
72 スポンジ
W 飼育水

Claims (2)

  1. 硝化槽内に収容されて硝化菌を保持する担体であって、
    円筒状のカバーケースと、前記カバーケースに収容されたスポンジとからなり、
    前記スポンジの形状が四角柱であって、
    前記スポンジの断面の交差する二つの辺のうちの少なくとも一方の辺の長さが前記カバーケースの内径よりも小さく、かつ、前記断面の対角線の長さが前記カバーケースの内径よりも大きいことを特徴とする、担体。
  2. 前記カバーケースが、格子筒状であることを特徴とする、請求項1に記載の担体。
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