図1を参照して、電気かみそり1の構成について説明する。
電気かみそり1は、かみそり本体10および刃ユニット20を有する。
かみそり本体10は、グリップ部11、ヘッド部12、駆動部13、電源スイッチ14、およびヘッドカバー15を有する。ヘッド部12は、グリップ部11に結合されている。駆動部13は、グリップ部11およびヘッド部12に収容されている。駆動部13の一部は、ヘッド部12から外部に突出している。駆動部13は、刃ユニット20に接続するための2個の駆動棹13A、2個の駆動棹13B、および駆動棹13C(図9参照)を有する。2個の駆動棹13Aは、駆動棹13Cの両側に位置している。2個の駆動棹13Bは、駆動棹13Aに対して駆動棹13Cとは反対側に位置している。駆動部13は、刃ユニット20を往復運動させる。電源スイッチ14は、グリップ部11に位置している。ヘッドカバー15は、ヘッド部12に取り付けられている。
刃ユニット20は、外周部分においてヘッドカバー15により覆われている。刃ユニット20は、2個の第1刃ブロック21、2個の第2刃ブロック24、スリット刃ブロック30、および外刃ケース27を有する。2個の第1刃ブロック21は、スリット刃ブロック30の両側に位置している。2個の第2刃ブロック24は、第1刃ブロック21に対してスリット刃ブロック30とは反対側に位置している。外刃ケース27は、各第1刃ブロック21、各第2刃ブロック24、およびスリット刃ブロック30を保持する。外刃ケース27は、ヘッド部12に取り付けられている。
第1刃ブロック21は、第1ネット刃22および第1内刃23を有する。第1内刃23は、第1ネット刃22に収容されている。第1内刃23は、駆動棹13Aに接続されている。第1内刃23は、駆動部13により第1ネット刃22に対して往復運動する。
第2刃ブロック24は、第2ネット刃25および第2内刃26を有する。第2内刃26は、第2ネット刃25に収容されている。第2内刃26は、駆動棹13Bに接続されている。第2内刃26は、駆動部13により第2ネット刃25に対して往復運動する。このように、電気かみそり1は、各内刃23,26を各ネット刃22,25に対して往復運動させる往復動式電気かみそりの形態を有する。
刃ユニット20の機能について説明する。
第1刃ブロック21は、主に倒れた状態の髭(毛)を切除する機能を有する。第2刃ブロック24は、主に短く立った状態の髭(毛)を切除する機能を有する。スリット刃ブロック30は、主に細長い髭(毛)を切除する機能を有する。
図2を参照して、スリット刃ブロック30の詳細な構成について説明する。
スリット刃ブロック30に関する方向として、「幅方向ZA」、「内幅方向ZA1」、「外幅方向ZA2」、「奥行方向ZB」、「奥行内方向ZB1」、「奥行外方向ZB2」、「高さ方向ZC」、「先端方向ZC1」、および「基端方向ZC2」が次のように定義される。なお、幅方向ZAは「配列方向」に相当する。また、高さ方向ZCは「コーム部品の高さ方向」に相当する。
「幅方向ZA」は、スリット刃ブロック30の正面視における長手方向の双方向を示す。「内幅方向ZA1」は、幅方向ZAにおいて幅方向ZAの中心に接近する方向を示す。「外幅方向ZA2」は、幅方向ZAにおいて幅方向ZAの中心から離間する方向を示す。
「高さ方向ZC」は、スリット刃ブロック30の正面視において幅方向ZAと直交する双方向を示す。「先端方向ZC1」は、高さ方向ZCにおいてかみそり本体10側から刃ユニット20側(ともに図1参照)に向かう方向を示す。「基端方向ZC2」は、高さ方向ZCにおいて刃ユニット20側からかみそり本体10側に向かう方向を示す。
「奥行方向ZB」は、幅方向ZAおよび高さ方向ZCと直交する双方向を示す。「奥行内方向ZB1」は、奥行方向ZBにおいて奥行方向ZBの中心に接近する方向を示す。「奥行外方向ZB2」は、奥行方向ZBにおいて奥行方向ZBの中心から離間する方向を示す。
スリット刃ブロック30は、スリット外刃40、コーム部品60、2個の外刃継手90、スリット内刃100、内刃継手110、および2個のコイルばね31を有する。スリット刃ブロック30は内刃継手110において駆動部13(図1参照)に接続されている。
スリット外刃40は、金属材料により形成されている。スリット外刃40は、例えばプレス加工により成形することができる。スリット外刃40は、正面視において幅方向ZAの中央位置に向かうにつれて先端方向ZC1に緩やかに湾曲する湾曲形状を有する。スリット外刃40は、側面視において基端方向ZC2に開口するU字形状を有する。スリット外刃40は、複数の刃片41、複数のスリット孔42、2個の連結部43、および2個のスリット本体部50を有する。スリット外刃40は、同一の材料により複数の刃片41、2個の連結部43、および2個のスリット本体部50が一体に形成された構成を有する。
コーム部品60は、スリット外刃40とは個別に形成されている。コーム部品60は、樹脂材料により形成されている。コーム部品60は、例えば射出成形により成形することができる。コーム部品60は、平面視において枠形状を有する。コーム部品60は、正面視において幅方向ZAの中央位置に向かうにつれて先端方向ZC1に緩やかに湾曲する湾曲形状を有する。コーム部品60の剛性は、スリット外刃40の剛性よりも低い。コーム部品60は、2個のコーム支持壁70および2個のコーム端壁80を有する。コーム部品60は、同一の材料により2個のコーム支持壁70および2個のコーム端壁80が一体に形成された構成を有する。
外刃継手90は、樹脂材料により形成されている。外刃継手90は、例えば射出成形により成形することができる。外刃継手90は、幅方向ZAにおいて互いに離間している。外刃継手90は、継手本体91、載置部92、突起部93、収容穴94、4個の第1溶着部95、4個の第2溶着部96、およびばね取付部97を有する。外刃継手90は、同一材料により継手本体91、載置部92、突起部93、4個の第1溶着部95、4個の第2溶着部96、およびばね取付部97が一体に形成された構成を有する。
スリット内刃100は、金属材料により形成されている。スリット内刃100は、例えばプレス加工により成形することができる。スリット内刃100は、2個のスリット本体部101、複数の刃片102、および複数のスリット孔103を有する。スリット内刃100は、同一の材料により2個のスリット本体部101および複数の刃片102が一体に形成された構成を有する。
各スリット本体部101は、2個の位置決め部104および2個の溶着固定部105を有する。一方のスリット本体部101および他方のスリット本体部101は、複数の刃片102により互いに接続されている。位置決め部104は、基端方向ZC2に開口する凹形状を有する。位置決め部104は、スリット本体部101の外幅方向ZA2の部分に位置している。溶着固定部105は、幅方向ZAに互いに離間する一対の腕部を有する。腕部は、基端方向ZC2に延びている。溶着固定部105は、スリット本体部101において位置決め部104よりも内幅方向ZA1の部分に位置している。
刃片102は、基端方向ZC2が開口するU字形状を有する。複数の刃片102は、幅方向ZAにおいて空隙を介して位置している。スリット孔103は、幅方向ZAに隣り合う刃片102の間の空隙として形成されている。
内刃継手110は、樹脂材料により形成されている。内刃継手110は、例えば射出成形により成形することができる。内刃継手110は、継手本体111、駆動嵌合部112、4個の位置決め部113、4個の溶着部114、および2個のばね取付部115を有する。内刃継手110は、同一の材料により継手本体111、駆動嵌合部112、4個の位置決め部113、4個の溶着部114、および2個のばね取付部115が一体に形成された構成を有する。
駆動嵌合部112は、継手本体111の幅方向ZAの中央位置において継手本体111が先端方向ZC1に凹む凹形状を有する。駆動嵌合部112は、駆動部13における内刃継手110に対応する駆動棹13C(図9参照)が嵌め合わせられる。位置決め部113は、継手本体111の外幅方向ZA2の部分において奥行外方向ZB2に突出している。溶着部114は、継手本体111の内幅方向ZA1の部分において奥行外方向ZB2に突出している。ばね取付部115は、継手本体111の外幅方向ZA2の端部において基端方向ZC2に突出している。
図2〜図4を参照して、スリット外刃40の詳細な構成について説明する。
図2に示されるように、刃片41は、基端方向ZC2に開口するU字形状を有する。複数の刃片41は、幅方向ZAにおいて2個の連結部43の間に配列されている。複数の刃片41は、幅方向ZAにおいて空隙を介して位置している。
スリット孔42は、幅方向ZAに隣り合う刃片41の間の空隙として形成されている。スリット孔42は、スリット外刃40を奥行方向ZBに貫通する空間を有する。スリット孔42は、髭(毛)をスリット外刃40内に導入する機能を有する。
連結部43は、平面視において平板形状を有する。連結部43は、内幅方向ZA1に向かうにつれて先端方向ZC1に緩やかに傾斜している。連結部43は、スリット外刃40の幅方向ZAの両端部に位置している。
各スリット本体部50は、幅方向ZAおよび高さ方向ZCに平行する壁部により形成されている。各スリット本体部50は、4個の第1挿入部51、1個の第2挿入部52、4個の嵌合部53、2個の第1溶着固定部54、および2個の第2溶着固定部55を有する。一方のスリット本体部50および他方のスリット本体部50は、複数の刃片41および2個の連結部43により互いに接続されている。
第1溶着固定部54は、スリット本体部50の幅方向ZAの端部に位置している。第2溶着固定部55は、スリット本体部50において第1溶着固定部54よりも内幅方向ZA1の部分に位置している。
第1挿入部51は、スリット本体部50において基端方向ZC2に延びている。第1挿入部51は、正面視において第1挿入部51の先端すなわち第1挿入部51の基端方向ZC2の端部に向かうにつれて幅方向ZAの寸法が小さくなるテーパ形状を有する。第1挿入部51の基端方向ZC2の端部は、正面視において曲面形状を有する。第1挿入部51は、幅方向ZAにおいて互いに離間している。外幅方向ZA2の2個の第1挿入部51は、スリット本体部50において第1溶着固定部54および第2溶着固定部55の幅方向ZAの間の部分に位置している。内幅方向ZA1の2個の第1挿入部51は、スリット本体部50において第2溶着固定部55よりも内幅方向ZA1の部分に位置している。
図3に示されるように、第1挿入部51は、基端方向ZC2の端部において傾斜部51Aを有する。傾斜部51Aは、第1挿入部51の奥行内方向ZB1側の部分に形成されている。傾斜部51Aは、基端方向ZC2に向かうにつれて奥行外方向ZB2に傾斜している。傾斜部51Aは、基端方向ZC2に向かうにつれて奥行方向ZBの寸法(厚さ寸法)が小さくなる。すなわち、傾斜部51Aの厚さ寸法TA1は、第1挿入部51における傾斜部51A以外の部分の厚さ寸法TA2よりも小さい。
図2に示されるように、第2挿入部52は、スリット本体部50において基端方向ZC2に延びている。第2挿入部52は、正面視において第2挿入部52の先端すなわち第2挿入部52の基端方向ZC2の端部に向かうにつれて幅方向ZAの寸法が小さくなるテーパ形状を有する。第2挿入部52の基端方向ZC2の端部は、正面視において曲面形状を有する。第2挿入部52は、スリット本体部50の幅方向ZAの中央部分に位置している。第2挿入部52の高さ方向ZCの寸法LC2は、第1挿入部51の高さ方向ZCの寸法LC1よりも小さい。
図4に示されるように、第2挿入部52は、基端方向ZC2の端部において傾斜部52Aを有する。傾斜部52Aは、第2挿入部52の奥行内方向ZB1側に部分に形成されている。傾斜部52Aは、基端方向ZC2に向かうにつれて奥行外方向ZB2に傾斜している。傾斜部52Aは、基端方向ZC2に向かうにつれて奥行方向ZBの寸法(厚さ寸法)が小さくなる。すなわち、傾斜部52Aの厚さ寸法TB1は、第2挿入部52における傾斜部52A以外の部分の厚さ寸法TB2よりも小さい。
嵌合部53は、幅方向ZAにおいて互いに離間している。外幅方向ZA2の2個の嵌合部53は、第2溶着固定部55の外幅方向ZA2に隣接している。内幅方向ZA1の2個の嵌合部53は、スリット本体部50において内幅方向ZA1の第1挿入部51と第2挿入部52との幅方向ZAの間の部分に位置している。嵌合部53は、スリット本体部50を奥行方向ZBに貫通する貫通孔53Aを有する。
嵌合部53は、その基端方向ZC2の端部において傾斜部53Bを有する(図14参照)。傾斜部53Bは、嵌合部53の奥行外方向ZB2側の部分に形成されている。傾斜部53Bは、基端方向ZC2に向かうにつれて奥行内方向ZB1に傾斜している。
図2を参照して、外刃継手90の詳細な構成について説明する。
載置部92は、幅方向ZAおよび奥行方向ZBに平行する平板形状を有する。載置部92は、平面視においてT字形状を有する。載置部92は、継手本体91の外幅方向ZA2の端部かつ継手本体91の先端方向ZC1の端部に位置している。載置部92は、外方部92Aおよび内方部92Bを有する。外方部92Aは、内方部92Bから外幅方向ZA2に連続して形成されている。外方部92Aの先端方向ZC1側の面および内方部92Bの先端方向ZC1側の面は、面一として形成されている。外方部92Aの奥行方向ZBの寸法は、内方部92Bの奥行方向ZBの寸法よりも大きい。
突起部93は、平面視において幅方向ZAの寸法よりも奥行方向ZBの寸法が大きい長方形状を有する。突起部93は、載置部92の外方部92Aから先端方向ZC1に突出している。
収容穴94は、載置部92の内方部92Bに形成されている。収容穴94は、幅方向ZAにおいて突起部93に隣り合っている。収容穴94は、内方部92Bの先端方向ZC1側の面から基端方向ZC2に凹む形状を有する。
第1溶着部95は、円筒形状を有する。第1溶着部95は、継手本体91の外幅方向ZA2の部分に位置している。第1溶着部95は、継手本体91の奥行方向ZBの面から奥行外方向ZB2に突出している。
第2溶着部96は、円筒形状を有する。第2溶着部96は、継手本体91の内幅方向ZA1の端部に位置している。第2溶着部96は、継手本体91の奥行方向ZBの面から奥行外方向ZB2に突出している。
ばね取付部97は、継手本体91において第1溶着部95および第2溶着部96の幅方向ZAの間の部分に位置している。ばね取付部97は、略円錐形状の突起部を有する。突起部は、継手本体91から先端方向ZC1に突出している。
図5および図6を参照して、コーム部品60の詳細な構成について説明する。
図5に示されるように、コーム部品60は、コーム支持壁70の幅方向ZAの端部を奥行方向ZBに結ぶ距離D1が2個のコーム支持壁70の幅方向ZAの中央部を奥行方向ZBに結ぶ距離D2よりも大きい形状を有する。
各コーム支持壁70は、支持壁本体71、複数のコーム72、複数のスリット孔73、4個の第1収容部74、1個の第2収容部75、4個の位置決め部76、および2個の段差部77を有する。各コーム支持壁70は、同一の材料により支持壁本体71、複数のコーム72、4個の第1収容部74、1個の第2収容部75、および4個の位置決め部76が一体に形成された構成を有する。
図6(a)に示されるように、支持壁本体71は、幅方向ZAおよび奥行方向ZBに平行している。支持壁本体71は、幅方向ZAの中心に向かうにつれて先端方向ZC1に緩やかに湾曲する湾曲形状を有する。
図6(b)に示されるように、コーム支持壁70の支持壁本体71は、基端方向ZC2の端部において傾斜部78を有する。傾斜部78は、支持壁本体71の奥行外方向ZB2側の面が基端方向ZC2に向かうにつれて奥行内方向ZB1に傾斜する形状を有する。
複数のコーム72は、櫛形状を構成している(図6(a)参照)。コーム72は、幅方向ZAにおいて空隙を介して互いに離間した状態で配置されている(図6(a)参照)。コーム72は、支持部72Aおよび突起部72Bを有する。コーム72は、同一の材料により支持部72Aおよび突起部72Bが一体に形成された構成を有する。支持部72Aは、高さ方向ZCに延びる柱状に形成されている。突起部72Bは、コーム72の幅方向ZAからの側面視において曲面形状を有する。突起部72Bは、支持部72Aの先端方向ZC1の端部から連続している。突起部72Bは、支持部72Aから奥行外方向ZB2に突出している。
図6(a)に示されるように、スリット孔73は、幅方向ZAにおいて隣り合うコーム72の間の空隙として形成されている。スリット孔73は、スリット外刃40のスリット孔42(ともに図2参照)に髭(毛)を導入する機能を有する。
第1収容部74は、幅方向ZAにおいて互いに離間している。外幅方向ZA2の第1収容部74は、複数のコーム72の幅方向ZAの端部に位置している。第1収容部74は、支持壁本体71の内面71Bから奥行内方向ZB1に突出している(図5参照)。なお、支持壁本体71の内面71Bは「スリット外刃と対向する対向面」に相当する。
第2収容部75は、支持壁本体71の幅方向ZAの中央部に位置している。第2収容部75は、支持壁本体71の内面71Bから奥行内方向ZB1に突出している(図5参照)。第2収容部75の幅方向ZAの寸法は、第1収容部74の幅方向ZAの寸法よりも大きい。
位置決め部76は、幅方向ZAにおいて互いに離間している。外幅方向ZA2の位置決め部76は、支持壁本体71において外幅方向ZA2の第1収容部74に対して内幅方向ZA1側に隣り合う部分に位置している。内幅方向ZA1の位置決め部76は、支持壁本体71において内幅方向ZA1の第1収容部74および第2収容部75の幅方向ZAの間に位置している。位置決め部76は、支持壁本体71の内面71Bから奥行内方向ZB1に突出する突起片として形成されている(図6(b)参照)。
図6(b)に示されるように、位置決め部76は、案内部76A、規制面76B、および内面76Cを有する。案内部76Aは、基端方向ZC2に向かうにつれて奥行外方向ZB2に傾斜する形状を有する。案内部76Aは、先端方向ZC1の端部において支持壁本体71の内面71Bに接続されている。規制面76Bは、位置決め部76の基端方向ZC2の端面として形成されている。規制面76Bは、幅方向ZAおよび奥行方向ZBに平行する平面形状を有する。内面76Cは、案内部76Aの奥行外方向ZB2の端部および規制面76Bの奥行外方向ZB2の端部を接続している。内面76Cは、幅方向ZAおよび高さ方向ZCに平行する平面形状を有する。
図6(a)に示されるように、段差部77は、支持壁本体71の幅方向ZAの両端部に形成されている。段差部77は、コーム端壁80に隣接している。段差部77は、支持壁本体71の奥行内方向ZB1側の面が奥行外方向ZB2に凹んだ形状を有する(図5参照)。
コーム端壁80は、端壁本体81、収容部82、突起部83を有する。コーム端壁80は、同一の材料により端壁本体81および突起部83が一体に形成された構成を有する。コーム端壁80は、端壁本体81の奥行方向ZBの端部において支持壁本体71の幅方向ZAの端部に接続されている。
端壁本体81は、正面視において外幅方向ZA2に向かうにつれて基端方向ZC2に向かい湾曲する湾曲形状を有する。端壁本体81の先端方向ZC1の端部は、支持壁本体71よりも先端方向ZC1の先端方向の端部よりも先端方向ZC1に位置している。
収容部82は、端壁本体81の基端方向ZC2の端面から先端方向ZC1に凹む凹形状を有する。
突起部83は、幅方向ZAおよび奥行方向ZBに平行する平板形状を有する。突起部83は、平面視において四角形状を有する(図5参照)。突起部83は、端壁本体81の内幅方向ZA1の端面から内幅方向ZA1に突出している。突起部83は、奥行方向ZBにおいてコーム支持壁70の段差部77と対向している(図5参照)。突起部83は、基端方向ZC2の端面において、射出成形の金型が離型されるときのゲートとの切断部分が形成されている。
図5および図7を参照して、第1収容部74の詳細な構成について説明する。
図5に示されるように、第1収容部74は、一対の連結壁74A、対向壁74B、および貫通孔74Cを有する。第1収容部74は、同一の材料により一対の連結壁74Aおよび対向壁74Bが一体に形成された構成を有する。
貫通孔74Cは、第1収容部74を高さ方向ZCに貫通している。貫通孔74Cは、支持壁本体71の内面71B、一対の連結壁74A、および対向壁74Bにより囲まれた空間として形成されている。
一対の連結壁74Aは、幅方向ZAに間隙を介して互いに離間している。連結壁74Aは、支持壁本体71の内面71Bから奥行内方向ZB1に突出している。連結壁74Aの幅方向ZAの寸法(以下、「厚さ寸法DC1」)は、対向壁74Bの奥行方向ZBの寸法(以下、「厚さ寸法DC2」)よりも大きい。
対向壁74Bは、奥行方向ZBにおいて支持壁本体71の内面71Bと対向している。対向壁74Bは、連結壁74Aの奥行内方向ZB1の端部のそれぞれと連結されている。対向壁74Bは、突起部74Eおよび案内部74Dを有する。
突起部74Eは、貫通孔74Cの幅方向ZAの中央部に位置している。突起部74Eは、対向壁74Bの内面74Fから奥行外方向ZB2に突出している。突起部74Eの幅方向ZAの寸法は、貫通孔74Cの幅方向ZAの寸法よりも小さい。
図7に示されるように、案内部74Dは、対向壁74Bの先端方向ZC1の端部に形成されている。案内部74Dは、先端方向ZC1に向かうにつれて奥行内方向ZB1に傾斜する形状を有する。案内部74Dは、幅方向ZAにおいて貫通孔74Cの全体にわたり形成されている(図5(b)参照)。案内部74Dは、突起部74Eの先端方向ZC1の端部に連続している。
図5および図8を参照して、第2収容部75の詳細な構成について説明する。
第2収容部75は、収容本体部75Aおよび貫通孔75Bを有する。
収容本体部75Aは、平面視において幅方向ZAの寸法が奥行方向ZBの寸法よりも大きい長方形状を有する。収容本体部75Aの幅方向ZAの寸法は、第1収容部74の対向壁74Bの幅方向ZAの寸法よりも大きい。
収容本体部75Aは、案内部75C、位置決め突起75D、および突起部75Eを有する。収容本体部75Aは、幅方向ZAにおいて貫通孔75Bに対して位置決め突起75Dとは反対側の部分(幅広部)の幅方向ZAの寸法が大きい形状を有する。幅広部は、コーム部品60が射出成形されるとき、成形品となるコーム部品60を金型から離すためにエジェクトピンにより押される。
貫通孔75Bは、収容本体部75Aを高さ方向ZCに貫通している。貫通孔75Bは、支持壁本体71の内面71Bおよび収容本体部75Aの内面75Fにより囲まれた空間として形成されている。
位置決め突起75Dは、収容本体部75Aの幅方向ZAの端部かつ先端方向ZC1の端面から先端方向ZC1に突出している。位置決め突起75Dは、平面視において四角形状を有する。
突起部75Eは、貫通孔75Bの幅方向ZAの中央位置に形成されている。突起部75Eは、収容本体部75Aの内面75Fから奥行外方向ZB2に突出している。突起部75Eの幅方向ZAの寸法は、貫通孔75Bの幅方向ZAの寸法よりも小さい。
図8に示されるように、案内部75Cは、収容本体部75Aの先端方向ZC1の端部に形成されている。案内部75Cは、先端方向ZC1に向かうにつれて奥行内方向ZB1に傾斜する形状を有する。案内部75Cは、幅方向ZAにおいて貫通孔75Bの全体にわたり形成されている。案内部75Cは、突起部75Eの先端方向ZC1の端部に連続している。
図9〜図14を参照して、組立後のスリット刃ブロック30の構成について説明する。
図9に示されるように、スリット刃ブロック30は、スリット外刃40、コーム部品60、外刃継手90、スリット内刃100、内刃継手110、およびコイルばね31が互いに結合された構成を有する。
この状態において、スリット外刃40の各溶着固定部54,55および外刃継手90の各溶着部95,96がコーム支持壁70の支持壁本体71の基端方向ZC2の端面(以下、「基端面71A」)よりも基端方向ZC2に突出している。また、スリット内刃100の溶着固定部105および内刃継手110の溶着部114が支持壁本体71の基端面71Aよりも基端方向ZC2に突出している。
外刃継手90は、第1溶着部95においてスリット外刃40の第1溶着固定部54内に位置している。外刃継手90は、ヒートシール加工により第1溶着部95が第1溶着固定部54に溶着されることによりスリット外刃40に固定されている。外刃継手90は、第2溶着部96においてスリット外刃40の第2溶着固定部55内に位置している。外刃継手90は、ヒートシール加工により第2溶着部96が第2溶着固定部55に溶着されることによりスリット外刃40に固定されている。
内刃継手110は、スリット内刃100の2個のスリット本体部101(図2参照)の奥行方向ZBの間に収容されている。内刃継手110は、位置決め部113(図2参照)がスリット内刃100の位置決め部104(図2参照)に接触することによりスリット内刃100に対する位置が決定されている。内刃継手110は、ヒートシール加工により溶着部114が溶着固定部105に固定されることによりスリット内刃100および内刃継手110が互いに固定されている。スリット内刃100は、スリット外刃40内に収容されている。
スリット刃ブロック30は、コイルばね31により内刃継手110と外刃継手90が互いに連結された構成を有する。コイルばね31の先端方向ZC1の端部は、内刃継手110のばね取付部115に取り付けられている。コイルばね31の基端方向ZC2の端部は、外刃継手90のばね取付部97に取り付けられている。コイルばね31は、内刃継手110および外刃継手90により圧縮された状態が維持されている。
図10に示されるように、コーム部品60は、スリット外刃40を取り囲んでいる。コーム72は、奥行方向ZBにおいてスリット外刃40の刃片41に隣り合っている。コーム72の配列ピッチは、刃片41の配列ピッチと等しい。このため、コーム部品60のスリット孔73は、スリット外刃40のスリット孔42と連通している。
コーム支持壁70は、内面71Bにおいて幅方向ZAの全体にわたりスリット外刃40のスリット本体部50(図2参照)と奥行方向ZBに対向している。コーム支持壁70は、段差部77においてスリット外刃40のスリット本体部50の奥行外方向ZB2の面と空隙を介して対向している。
図11に示されるように、スリット外刃40は、連結部43においてコーム端壁80の突起部83の先端方向ZC1の端面に載置されている。コーム部品60は、コーム端壁80の端壁本体81の基端方向ZC2の端面において外刃継手90の載置部92の先端方向ZC1の面に接触している。コーム部品60は、コーム端壁80の突起部83の基端方向ZC2の端面において載置部92の先端方向ZC1の面に接触している。このとき、収容穴94は、突起部83の切断部分を収容している。
スリット外刃40の連結部43の幅方向ZAの端面は、コーム部品60のコーム端壁80の幅方向ZAの内面と幅方向ZAに微小な間隙を介して対向している。コーム部品60は、収容部82において外刃継手90の突起部93を収容している。
このように、コーム部品60は、突起部83においてスリット外刃40および外刃継手90により高さ方向ZCおよび幅方向ZAに挟み込まれている。このため、コーム部品60は、スリット外刃40および外刃継手90に対する高さ方向ZCおよび幅方向ZAの移動が規制される。
図12に示されるように、スリット外刃40は、第1挿入部51において第1収容部74の貫通孔74Cに挿入されている。図13に示されるように、スリット外刃40は、第2挿入部52において第2収容部75の貫通孔75Bに挿入されている。図14に示されるように、スリット外刃40は、嵌合部53において位置決め部76に嵌め合わせられている。
図9および図12を参照して、第1挿入部51が第1収容部74に挿入される形態について説明する。
図9に示されるように、第1挿入部51は、幅方向ZAにおいて支持壁本体71における駆動棹13Cとは異なる部分に位置している。第1挿入部51の基端方向ZC2の端部は、駆動棹13Cの先端部よりも基端方向ZC2に位置している。
図12に示されるように、第1挿入部51が第1収容部74に挿入されるとき、第1挿入部51の基端方向ZC2の端面(以下、「基端面51B」)が第1収容部74の案内部74Dに接触する。第1挿入部51の基端面51Bは、案内部74Dに沿って基端方向ZC2および奥行外方向ZB2に案内される。そして、第1挿入部51の傾斜部51Aは、第1収容部74の突起部74Eに接触する。これにともない、第1挿入部51は、第1収容部74の貫通孔74Cに案内される。これにより、第1挿入部51は、貫通孔74Cに挿入される。この状態において、第1挿入部51は、奥行方向ZBにおいてコーム支持壁70の支持壁本体71の内面71Bと第1収容部74の突起部74Eとにより挟み込まれている。第1挿入部51は、奥行方向ZBにおいて対向壁74Bの突起部74Eとは異なる部分の内面74Fと間隙を介して対向している。
図9および図13を参照して、第2挿入部52が第2収容部75に挿入される形態について説明する。
図9に示されるように、第2挿入部52は、幅方向ZAにおいて支持壁本体71における駆動棹13Cと重なる部分に位置している。第2挿入部52の基端方向ZC2の端部は、駆動棹13Cの先端部よりも先端方向ZC1に位置している。
図13に示されるように、第2挿入部52が第2収容部75に挿入されるとき、第2挿入部52の基端方向ZC2の端面(以下、「基端面52B」)が第2収容部75の案内部75Cに接触する。第2挿入部52の基端面52Bは、案内部75Cに沿って基端方向ZC2および奥行外方向ZB2に案内される。そして、第2挿入部52の傾斜部52Aは、突起部75Eに接触する。これにともない、第2挿入部52は、第2収容部75の貫通孔75Bに案内される。これにより、第2挿入部52は、貫通孔75Bに挿入される。このとき、スリット本体部50は、コーム部品60の位置決め突起75Dに接触する。これにより、コーム部品60およびスリット外刃40の高さ方向ZCの相対位置が決められる。この状態において、第2挿入部52は、奥行方向ZBにおいてコーム支持壁70の支持壁本体71の内面71Bと第2収容部75の突起部75Eとにより挟み込まれている。第2挿入部52は、奥行方向ZBにおいて収容本体部75Aの突起部75Eとは異なる部分の内面75Fと間隙を介して対向している。
図14を参照して、嵌合部53が位置決め部76に嵌め合わせられる形態について説明する。
嵌合部53が位置決め部76に嵌め合わせられるとき、嵌合部53の基端方向ZC2の端面(以下、「基端面53C」)が位置決め部76の案内部76Aに接触する。嵌合部53の基端面53Cは、案内部76Aに沿って基端方向ZC2および奥行内方向ZB1に案内される。そして、嵌合部53の傾斜部53Bは、位置決め部76の内面76Cに接触する。これにともない、嵌合部53は、傾斜部53Bにより基端方向ZC2および奥行内方向ZB1に移動する。そして、嵌合部53の貫通孔53Aが位置決め部76に嵌め合わせられる。
図14を参照して、刃片41およびコーム72の位置関係について説明する。
コーム72は、突起部72Bの先端方向ZC1の端面(以下、「先端面72C」)において刃片41の基端方向ZC2の端面(以下、「基端面41B」)よりも先端方向ZC1に位置している。コーム72は、先端面72Cにおいて刃片41の先端方向ZC1の端面(以下、「先端面41A」)よりも基端方向ZC2に位置している。
コーム72は、突起部72Bの奥行外方向ZB2の端部(以下、「頂部72D」)において刃片41の基端面41Bよりも基端方向ZC2に位置している。コーム72の先端面72Cから突起部72Bの頂部72Dまでの高さ方向ZCの寸法L1は、刃片41の厚さ寸法L2よりも小さい。
図15を参照して、第1ネット刃22の構成について説明する。
第1ネット刃22は、幅方向ZAの側面視において基端方向ZC2に開口するU字形状を有する。第1ネット刃22は、先端方向ZC1の端部から基端方向ZC2に向かうにつれて奥行方向ZBの寸法(以下、「ネット刃幅DN」)が大きくなる湾曲形状を有する。第1ネット刃22は、最大幅部22Aおよび先端部22Bを有する。第1ネット刃22は、同一の材料により最大幅部22Aおよび先端部22Bが一体に形成された構成を有する。第1ネット刃22は、最大幅部22Aにおいてネット刃幅DNが最大となる。
図15を参照して、スリット外刃40、コーム部品60、および第1ネット刃22の位置関係について説明する。
コーム部品60の支持壁本体71の基端面71Aは、第1ネット刃22の最大幅部22Aよりも先端方向ZC1側に位置している。支持壁本体71の高さ方向ZCの寸法は、スリット外刃40のスリット本体部50の各挿入部51,52、嵌合部53、および各溶着固定部54,55を含む部分(図9参照)における高さ方向ZCの寸法よりも小さい。
第1ネット刃22は、奥行方向ZBにおいてコーム部品60と隣接している。第1ネット刃22は、最大幅部22Aにおいてスリット外刃40と奥行方向ZBに隣接している。詳細には、第1ネット刃22の最大幅部22Aは、スリット外刃40と奥行方向ZBに微小な間隙を介して隣り合っている。第1ネット刃22は、先端部22Bにおいてコーム部品60と奥行方向ZBに隣接している。詳細には、第1ネット刃22の先端部22Bは、コーム部品60と奥行方向ZBに微小な間隙を介して隣り合っている。
第1ネット刃22は、最大幅部22Aにおける奥行内方向ZB1側の部分が高さ方向ZCにおいてコーム支持壁70の傾斜部78と重なっている。第1ネット刃22は、先端部22Bの奥行内方向ZB1側の部分が高さ方向ZCにおいてコーム支持壁70と重なっている。
図9、および図11〜図16を参照して、電気かみそり1の作用について説明する。
電気かみそり1は、第1の機能〜第5の機能を有する。
第1の機能は、電気かみそり1の奥行方向ZBの小型化を図る機能を示す。第2の機能は、スリット刃ブロック30の組立が容易となる機能を示す。第3の機能は、コーム支持壁70の変形を抑制する機能を示す。第4の機能は、各挿入部51,52が各収容部74,75に容易に挿入される機能を示す。第5の機能は、スリット外刃40がコーム部品60に組み付けられるときにコーム支持壁70が奥行外方向ZB2に変形することを抑制する機能を示す。
図15を参照して、第1の機能の詳細について説明する。
図15(a)に示されるように、コーム支持壁70の支持壁本体71の基端面71Aは、第1ネット刃22の最大幅部22Aよりも先端方向ZC1に位置している。すなわち、スリット刃ブロック30においては、スリット外刃40および第1ネット刃22の最大幅部22Aの奥行方向ZBの間にコーム部品60が位置していない。したがって、奥行方向ZBにおいてスリット外刃および第1ネット刃の大径部の間に支持壁本体が位置すると仮定した電気かみそりの構成と比較して、電気かみそり1は、奥行方向ZBに小型化することができる。
また、コーム部品60は、基端方向ZC2の部分において傾斜部78を有する。このため、図15(b)に示されるように、電気かみそり1の使用時にスリット刃ブロック30が基端方向ZC2にフロートした場合においてコーム部品60と第1ネット刃22との干渉が回避される。
図9を参照して、第2の機能の詳細について説明する。
コーム部品60の高さ方向ZCの寸法は、スリット外刃40の各溶着固定部54,55の高さ方向ZCの寸法よりも小さい。このため、スリット外刃40の各溶着固定部54,55および外刃継手90の各溶着部95,96がコーム部品60よりも基端方向ZC2に突出させることができる。これにより、各溶着固定部54,55および各溶着部95,96がスリット刃ブロック30の外部から露出する。すなわち、組立作業者が各溶着固定部54,55および各溶着部95,96がスリット刃ブロック30の外部から視認することが可能となる。したがって、各溶着固定部54,55および各溶着部95,96のヒートシール加工が容易に実行される。
図11を参照して、第3の機能の詳細について説明する。
支持壁本体71の厚さ寸法を小さくすることにより第1ネット刃22がよりスリット外刃40に近づけることができる。このため、第1の機能をより向上させるために支持壁本体71の厚さ寸法が小さいことが好ましい。
しかし、コーム部品60の高さ方向ZCの寸法を小さくすること、および支持壁本体71の厚さ寸法を小さくすることにより、コーム部品60の剛性が低下する。このため、電気かみそり1の使用時にコーム72を介してコーム支持壁70に外力が加えられたときのコーム支持壁70の変形量が多くなるおそれがある。
これに対して、本実施形態の電気かみそり1は、以下のコーム部品60およびスリット外刃40の結合構成を有する。すなわち、スリット外刃40の第1挿入部51がコーム部品60の第1収容部74および支持壁本体71により挟み込まれている。スリット外刃40の第2挿入部52がコーム部品60の第2収容部75および支持壁本体71により挟み込まれている。スリット外刃40の嵌合部53がコーム部品60の位置決め部76に嵌め合わせられている。
これら結合構成により、コーム部品60のコーム支持壁70が外力により奥行外方向ZB2に変形する力がコーム支持壁70に作用したとき、第1挿入部51および第1収容部74が接触する。また第2挿入部52および第2収容部75が接触する。これにより、コーム支持壁70が奥行外方向ZB2に変形することが抑制される。したがって、スリット刃ブロック30は、コーム部品60の高さ方向ZCの小型化および支持壁本体71の奥行方向ZBの薄型化と、コーム部品60の奥行外方向ZB2への変形の抑制とを両立することができる。
加えて、スリット刃ブロック30は、複数の第1挿入部51が幅方向ZAに離間して形成された構成、および複数の第1収容部74が幅方向ZAに離間して形成された構成を有する。このため、コーム支持壁70の幅方向ZAの広い範囲にわたりコーム支持壁70が奥行外方向ZB2に変形することが抑制される。
また、コーム部品60のコーム支持壁70が外力により基端方向ZC2に変形する力がコーム支持壁70に作用したとき、位置決め部76の規制面76B(図14参照)が嵌合部53に接触する。これにより、コーム支持壁70が基端方向ZC2に変形することが抑制される。したがって、スリット刃ブロック30は、コーム部品60の高さ方向ZCの小型化および支持壁本体71の奥行方向ZBの薄型化と、コーム部品60の基端方向ZC2への変形の抑制とを両立することができる。
加えて、スリット刃ブロック30は、複数の嵌合部53が幅方向ZAに離間して形成された構成、および複数の位置決め部76が幅方向ZAに離間して形成された構成を有する。このため、コーム支持壁70の幅方向ZAの広い範囲にわたりコーム支持壁70が基端方向ZC2に変形することが抑制される。
図12〜図14を参照して、第4の機能の詳細について説明する。
図12に示されるように、第1挿入部51が第1収容部74の案内部74Dに接触することにより第1挿入部51が貫通孔74Cに案内される。このため、第1挿入部51が貫通孔74Cに円滑に挿入される。
また、コーム部品60は、支持壁本体71の小型化および薄型化を図っているため、コーム支持壁70が奥行外方向ZB2に撓みやすい。このため、第1挿入部51が第1収容部74に挿入されるとき、第1収容部74が奥行外方向ZB2に移動する場合がある。これに対して、本実施形態のスリット外刃40は、第1挿入部51に傾斜部51Aを有する。これにより、第1挿入部51の基端面51Bが第1挿入部51において奥行外方向ZB2側に位置する。このため、第1収容部74が奥行外方向ZB2に移動したときにおいても奥行方向ZBにおいて第1挿入部51の基端面51Bが貫通孔74Cと重なる確率が高くなる。したがって、第1挿入部51は、貫通孔74Cに挿入されやすい。
加えて、第1挿入部51の傾斜部51Aが案内部74Dに接触することにより第1挿入部51が貫通孔74Cにより円滑に案内される。したがって、第1挿入部51は、貫通孔74Cにより挿入されやすくなる。
図13に示されるように、第2挿入部52が案内部75Cに接触することにより第2挿入部52が貫通孔75Bに案内される。このため、第2挿入部52が貫通孔75Bに円滑に挿入される。
また、第2挿入部52は、傾斜部52Aを有する。このため、コーム支持壁70の奥行外方向ZB2への撓みに起因して第2収容部75が奥行外方向ZB2に移動したときにおいても奥行方向ZBにおいて第2挿入部52の基端面52Bが貫通孔75Bと重なる確率が高くなる。したがって、第2挿入部52は、貫通孔75Bに挿入されやすい。
加えて、第2挿入部52の傾斜部52Aが案内部75Cに接触することにより第2挿入部52が貫通孔75Bにより円滑に案内される。したがって、第2挿入部52は、貫通孔75Bにより挿入されやすくなる。
図14に示されるように、嵌合部53が位置決め部76に嵌め合わせられるとき、嵌合部53の基端面53Cは、位置決め部76の案内部76Aにより内面76Cに案内される。そして、嵌合部53は、嵌合部53が位置決め部76に対して基端方向ZC2に挿入されることにともない傾斜部53Bにより基端面53Cから嵌合部53の奥行外方向ZB2の側面に案内される。このように、嵌合部53が位置決め部76に嵌め合わせられるとき、嵌合部53が位置決め部76を奥行内方向ZB1に円滑に乗り上げることができる。このため、嵌合部53が位置決め部76に容易に嵌め合わせられる。
図16を参照して、第5の機能の詳細について説明する。
なお、「距離HA1」は、第1挿入部51の基端方向ZC2の端部と嵌合部53の基端面53Cとの間の高さ方向ZCの距離を示す。「距離HA2」は、第2挿入部52の基端方向ZC2の端部と嵌合部53の基端面53Cとの間の高さ方向ZCの距離を示す。「距離HB1」は、第1収容部74の先端方向ZC1の端面と位置決め部76の先端方向ZC1の端部との間の高さ方向ZCの距離を示す。「距離HB2」は、第2収容部75の先端方向ZC1の端面と位置決め部76の先端方向ZC1の端部との間の高さ方向ZCの距離を示す。
スリット外刃40およびコーム部品60の各距離は以下の関係を有する。すなわち、距離HA1は、距離HA2よりも大きい。距離HB1および距離HB2は互いに等しい。距離HA1は、距離HB1および距離HB2よりも大きい。距離HA2は、距離HB1および距離HB2よりも大きい。
このため、スリット外刃40およびコーム部品60の組付時において、図16(b)に示されるように、嵌合部53の基端面53Cが位置決め部76の先端方向ZC1の端部に接触するとき、第1挿入部51が第1収容部74に収容される。また第2挿入部52の基端方向ZC2の端部が第2収容部75に収容される。
ところで、嵌合部53が位置決め部76に嵌め合わせるために嵌合部53が位置決め部76に乗り上げるとき、スリット外刃40がコーム支持壁70を奥行外方向ZB2に押し付ける。これにより、コーム支持壁70においては、コーム支持壁70が奥行外方向ZB2に変形する力が作用する。
これに対して、嵌合部53が位置決め部76に嵌め合わせるとき、第1挿入部51が第1収容部74に収容され、第2挿入部52が第2収容部75に収容されている。このため、コーム支持壁70が奥行外方向ZB2に変形したとしても各挿入部51,52が各収容部74,75に円滑に挿入される。
本実施形態の電気かみそり1は以下の効果を奏する。
(1)コーム部品60は、第1収容部74においてスリット外刃40の第1挿入部51が挿入されている。この構成によれば、コーム支持壁70が奥行外方向ZB2に変形させる力がコーム支持壁70に作用したとき、第1挿入部51が第1収容部74に接触する。このため、コーム支持壁70の奥行外方向ZB2への変形が抑制される。
(2)コーム部品60は、第2収容部75においてスリット外刃40の第2挿入部52が挿入されている。この構成によれば、コーム支持壁70が奥行外方向ZB2に変形させる力がコーム支持壁70に作用したとき、第2挿入部52が第2収容部75に接触する。このため、コーム支持壁70の奥行外方向ZB2への変形が抑制される。
(3)スリット外刃40の距離HA1および距離HA2は、コーム部品60の距離HB1および距離HB2よりも大きい。この構成によれば、嵌合部53が位置決め部76に乗り上げる前に各挿入部51,52の少なくとも一部が各収容部74,75に挿入された状態となる。このため、嵌合部53が位置決め部76に乗り上げることに起因してコーム支持壁70が奥行外方向ZB2に変形する前に各挿入部51,52が各収容部74,75に挿入される。したがって、スリット外刃40がコーム部品60に組み付けやすくなる。
(4)第2挿入部52の高さ方向ZCの寸法LC2は、第1挿入部51の高さ方向ZCの寸法LC1よりも小さい。この構成によれば、内刃継手110の駆動嵌合部112に駆動部13の駆動棹13C(図9参照)が嵌め合わせられたとき、第2挿入部52の基端方向ZC2の端部が駆動棹13Cよりも先端方向ZC1に位置する。したがって、第2挿入部52と駆動部13との干渉を回避することができる。
(5)各挿入部51,52は、基端方向ZC2に向かうにつれて幅方向ZAの寸法が小さくなるテーパ形状を有する。この構成によれば、各挿入部51,52が各収容部74,75の貫通孔74C,75Bに挿入されやすくなる。
(6)スリット刃ブロック30は、複数の第1挿入部51が幅方向ZAに離間して形成された構成、および複数の第1収容部74が幅方向ZAに離間して形成された構成を有する。この構成によれば、コーム支持壁70の幅方向ZAの広い範囲にわたりコーム支持壁70が奥行外方向ZB2に変形することが抑制される。
(7)スリット外刃40は、第1挿入部51において傾斜部51Aを有する。この構成によれば、第1挿入部51が第1収容部74の貫通孔74Cに案内される。したがって、第1挿入部51が貫通孔74Cに挿入されやすくなる。
また、コーム部品60は、第1収容部74において案内部74Dを有する。この構成によれば、第1挿入部51の基端面51Bが貫通孔74Cに案内される。したがって、第1挿入部51が貫通孔74Cにより挿入されやすくなる。
(8)第1挿入部51は、奥行方向ZBにおいてコーム支持壁70の支持壁本体71の内面71Bと第1収容部74の突起部74Eとにより挟み込まれている。第1挿入部51は、奥行方向ZBにおいて対向壁74Bの突起部74Eとは異なる部分の内面74Fと間隙を介して対向している。この構成によれば、突起部74Eが省略されて対向壁74Bの内面74Fと接触したと仮定した第1収容部と比較して、第1挿入部51および対向壁74Bの接触面積が小さくなる。このため、第1挿入部51が第1収容部74に挿入されるときの摩擦力が小さくなる。したがって、第1挿入部51が第1収容部74に挿入されやすくなる。
(9)スリット外刃40は、第2挿入部52において傾斜部52Aを有する。この構成によれば、第2挿入部52が第2収容部75の貫通孔75Bに案内される。したがって、第2挿入部52が貫通孔75Bに挿入されやすくなる。
また、コーム部品60は、第2収容部75において案内部75Cを有する。この構成によれば、第2挿入部52の基端面52Bが貫通孔75Bに案内される。したがって、第2挿入部52が貫通孔75Bにより挿入されやすくなる。
(10)第2挿入部52は、奥行方向ZBにおいてコーム支持壁70の支持壁本体71の内面71Bと第2収容部75の突起部75Eとにより挟み込まれている。第2挿入部52は、奥行方向ZBにおいて収容本体部75Aの突起部75Eとは異なる部分の内面75Fと間隙を介して対向している。この構成によれば、突起部75Eが省略されて収容本体部75Aの内面75Fと接触したと仮定した第2収容部と比較して、第2挿入部52および収容本体部75Aの接触面積が小さくなる。このため、第2挿入部52が第2収容部75に挿入されるときの摩擦力が小さくなる。したがって、第2挿入部52が第2収容部75に挿入されやすくなる。
(11)コーム部品60は、位置決め部76においてスリット外刃40の嵌合部53が嵌め合せられている。この構成によれば、コーム支持壁70がスリット外刃40に対して高さ方向ZCに移動することが規制される。このため、コーム支持壁70の高さ方向ZCへの変形が抑制される。
(12)コーム部品60は、位置決め部76において案内部76Aを有する。この構成によれば、スリット外刃40の嵌合部53が位置決め部76に嵌め合わせられるとき、嵌合部53が位置決め部76を容易に乗り上げられる。このため、嵌合部53および位置決め部76の組付けが容易となる。
(13)スリット刃ブロック30は、複数の嵌合部53が幅方向ZAに離間して形成された構成、および複数の位置決め部76が幅方向ZAに離間して形成された構成を有する。この構成によれば、コーム支持壁70の幅方向ZAの広い範囲にわたりコーム支持壁70が基端方向ZC2に変形することが抑制される。
(14)電気かみそり1は、奥行方向ZBにおいてコーム部品60およびスリット外刃40と第1ネット刃22とが隣接している。この構成によれば、コーム部品60およびスリット外刃40と第1ネット刃22との間に他の部品が介在すると仮定した構成と比較して、コーム部品60およびスリット外刃40と第1ネット刃22とが奥行方向ZBに接近した状態で配置することができる。このため、電気かみそり1は、奥行方向ZBにおいて小型化することができる。
加えて、コーム部品60は、第1ネット刃22の最大幅部22Aよりも第1ネット刃22の先端側に位置している。この構成によれば、高さ方向ZCにおいてコーム部品60および第1ネット刃22が重なり合う。これにより、コーム部品60と第1ネット刃とがより接近することが可能となる。このため、電気かみそり1は、奥行方向ZBにおいてさらに小型化することができる。
(15)コーム部品60は、コーム支持壁70において傾斜部78を有する。この構成によれば、コーム支持壁70から傾斜部78が省略されたと仮定した構成と比較して、コーム部品60および第1ネット刃22を奥行方向ZBに接近させた状態で配置することができる。
加えて、傾斜部78に代えて段差形状にて支持壁本体71の基端方向ZC2側の部分を形成したと仮定した構成と比較して、コーム部品60の射出成形時に支持壁本体71の基端方向ZC2側の部分の成形材料の流動性が向上する。このため、コーム部品60が成形しやすくなる。
(16)スリット外刃40の各溶着固定部54,55および外刃継手90の各溶着部95,96は、コーム部品60よりも基端方向ZC2に突出している。この構成によれば、スリット外刃40および外刃継手90の溶着作業が容易に行われる。また、各溶着固定部54,55および各溶着部95,96の溶着後の確認が目視により容易に行われる。
(17)スリット内刃100の溶着固定部105および内刃継手110の溶着部114は、コーム部品60の支持壁本体71の基端面71Aよりも基端方向ZC2に突出している。この構成によれば、スリット内刃100および内刃継手110の溶着作業が容易に行われる。また、溶着固定部105および溶着部114の溶着後の確認が目視により容易に行われる。
(18)第1収容部74は、連結壁74Aの厚さ寸法DC1が対向壁74Bの厚さ寸法DC2よりも大きい関係を有する。この構成によれば、連結壁74Aが対向壁74Bを連結するため、対向壁74Bの厚さ寸法DC2が小さい構成でも第1収容部74の剛性を確保することができる。したがって、第1収容部74の剛性を確保しつつ、第1収容部74の奥行方向ZBの寸法が小さくなる。
本スリット刃ブロックおよび本電気かみそりは、上記実施形態とは別の実施形態を含む。以下、本スリット刃ブロックおよび本電気かみそりのその他の実施形態としての上記実施形態の変形例を示す。なお以下の各変形例は、互いに組み合わせることもできる。
・実施形態のスリット外刃40において、第1挿入部51および第2挿入部52の一方を省略することもできる。
・実施形態のスリット外刃40において、嵌合部53を省略することもできる。
・実施形態のスリット外刃40は、各スリット本体部50において4個の第1挿入部51および1個の第2挿入部52を有する。ただし、第1挿入部51および第2挿入部52の数は実施形態に例示された内容に限られない。スリット外刃40は、各スリット本体部50において第1挿入部51を1〜3個または5個以上有してもよい。スリット外刃40は、各スリット本体部50において第2挿入部52を複数有してもよい。
・実施形態のスリット外刃40は、各スリット本体部50において4個の嵌合部53を有する。ただし、嵌合部53の数は実施形態に例示された内容に限られない。スリット外刃40は、各スリット本体部50において嵌合部53を3個以下または5個以上有してもよい。
・実施形態のスリット外刃40は、スリット本体部50において4個の第1溶着固定部54を有する。ただし、第1溶着固定部54の個数は実施形態に例示された内容に限られない。スリット外刃40は、スリット本体部50において第1溶着固定部54を1〜3個または5個以上有してもよい。なお、第2溶着固定部55についても同様に変更することができる。
・実施形態のスリット外刃40は、第1挿入部51の高さ方向ZCの寸法LC1が第2挿入部52の高さ方向ZCの寸法LC2よりも大きい関係を有する。ただし、各挿入部51,52の寸法関係は実施形態に例示された内容に限られない。例えば、変形例のスリット外刃40は、第1挿入部51の高さ方向ZCの寸法LC1が第2挿入部52の高さ方向ZCの寸法LC2以下の関係を有する。また、別の変形例のスリット外刃40は、第2挿入部52の高さ方向ZCの寸法LC2が第1挿入部51の高さ方向ZCの寸法LC1以上の関係を有する。
・実施形態の各挿入部51,52は、基端方向ZC2に向かうにつれて幅方向ZAの寸法が小さくなるテーパ形状を有する。ただし、各挿入部51,52の形状は実施形態に例示された内容に限られない。例えば、変形例の各挿入部51,52は、各挿入部51,52の高さ方向ZCの全体にわたり幅方向ZAの寸法が等しい形状を有する。
・実施形態の各挿入部51,52において、傾斜部51A,52Aに代えて段差部を有することもできる。この変更した構成において、各挿入部51,52の基端方向ZC2の端部の厚さ寸法は、各挿入部51,52において基端方向ZC2の端部以外の部分の厚さ寸法よりも小さい。
・実施形態の各挿入部51,52において、傾斜部51A,52Aを省略することもできる。
・実施形態のコーム部品60は、樹脂材料により形成されている。ただし、コーム部品60の材料は実施形態に例示された内容に限られない。例えば、変形例のコーム部品60は、金属材料により形成される。
・実施形態のコーム部品60において、各コーム支持壁70において第1収容部74および第2収容部75の一方を省略することもできる。
・実施形態のコーム部品60において、位置決め部76を省略することもできる。
・実施形態のコーム部品60は、各コーム支持壁70において4個の第1収容部74および1個の第2収容部75を有する。ただし、第1収容部74および第2収容部75の数は実施形態に例示された内容に限られない。コーム部品60は、各コーム支持壁70において第1収容部74を1〜3個または5個以上有してもよい。コーム部品60は、各コーム支持壁70において第2収容部75を複数有してもよい。
・実施形態のコーム部品60は、各コーム支持壁70においてコーム72を有する。ただし、コーム部品60の構成は実施形態に例示された内容に限られない。例えば、変形例のコーム部品60は、コーム支持壁70のいずれかのコーム72が省略された構成を有する。
・実施形態のコーム部品60は、2個のコーム支持壁70を有する。ただし、コーム部品60の構成は実施形態に例示された内容に限られない。例えば、変形例のコーム部品60は、コーム支持壁70のいずれかが省略された構成を有する。
・実施形態の第1収容部74において、一対の連結壁74Aの一方を省略することもできる。
・実施形態の外刃継手90は、4個の第1溶着部95を有する。ただし、第1溶着部95の個数は実施形態に例示された内容に限られない。外刃継手90は、第1溶着部95を1〜3個または5個以上有してもよい。なお、第2溶着部96についても同様に変更することができる。
・実施形態の内刃継手110は、継手本体111の幅方向ZAの中央部に駆動嵌合部112が形成されている。ただし、駆動嵌合部112の位置は実施形態に例示された内容に限られない。例えば、変形例の内刃継手110は、幅方向ZAの両端部に駆動嵌合部112が形成される。変形例の駆動部13は、2個の駆動棹13Cを有する。各駆動棹13Cは、各駆動嵌合部112に嵌め合わせられる。この場合、変形例のコーム部品60および変形例のスリット外刃40は次のような構成を有する。すなわち、変形例のコーム部品60は、各支持壁本体71の幅方向ZAの両端部において第1収容部74に代えて第2収容部75が形成され、幅方向ZAの中央部に第2収容部75に代えて第1収容部74が形成される。変形例のスリット外刃40は、各スリット本体部50の幅方向ZAの両端部において第1挿入部51に代えて第2挿入部52が形成され、各スリット本体部50の幅方向ZAの中央部において第2挿入部52に代えて第1挿入部51が形成される。このような構成によれば、実施形態の(4)の効果に準じた効果を奏することができる。
・実施形態のスリット刃ブロック30は、スリット外刃40が第1挿入部51を有し、コーム部品60が第1収容部74を有する構成を有する。ただし、スリット刃ブロック30の構成は実施形態に例示された内容に限られない。例えば、変形例のスリット刃ブロック30は、図17に示されるように、スリット外刃120が収容部122を有し、コーム部品130が挿入部132を有する構成を有する。
スリット外刃120は、プレス加工により収容部122が一体に形成されている。収容部122は、連結部123および対向部124を有する。収容部122は、同一の材料により連結部123および対向部124が一体に形成された構成を有する。連結部123は、スリット外刃120のスリット本体部121から奥行外方向ZB2に延びている。対向部124は、スリット本体部121と平行している。対向部124は、幅方向ZAに延びている。
コーム部品130は、支持壁本体131、挿入部132、および凹部133を有する。挿入部132は、支持壁本体131から基端方向ZC2に延びている。挿入部132は、基端方向ZC2に向かうにつれて幅方向ZAの寸法が小さくなるテーパ形状を有する。凹部133は、支持壁本体131の基端方向ZC2の端部から先端方向ZC1に向かい凹んでいる。
コーム部品130がスリット外刃120に組み付けられるとき、挿入部132が収容部122に挿入される。このとき、挿入部132は、対向部124およびスリット本体部121の外面121Aにより挟み込まれる。また、凹部133は、連結部123に差し込まれている。なお、スリット本体部121の外面121Aは「奥行方向においてコーム支持壁と対向する対向面」に相当する。
この構成によれば、支持壁本体131が奥行外方向ZB2に変形させる力が支持壁本体131に作用したとき、奥行方向ZBにおいて支持壁本体131および挿入部132がスリット本体部121に接触する。このため、支持壁本体131の奥行外方向ZB2への変形が抑制される。なお、スリット外刃40の第2挿入部52およびコーム部品60の第2収容部75についても同様に変更することができる。
・上記変形例のスリット刃ブロック30において、挿入部132に傾斜部51Aと同様の形状を追加することもできる。
・実施形態のスリット刃ブロック30は、スリット外刃40が嵌合部53を有し、コーム部品60が位置決め部76を有する構成を有する。ただし、スリット刃ブロック30の構成は実施形態に例示された内容に限られない。例えば、変形例のスリット刃ブロック30は、スリット外刃40が位置決め部76を有し、コーム部品60が嵌合部53を有する構成を有する。
・実施形態のスリット刃ブロック30は、スリット外刃40の各溶着固定部54,55および外刃継手90の各溶着部95,96がヒートシール加工により溶着される。ただし、スリット外刃40および外刃継手90の固定構造は実施形態に例示された内容に限られない。例えば、変形例のスリット刃ブロック30は、スリット外刃40および外刃継手90が接着により固定される。要するに、スリット外刃40および外刃継手90が固定可能な構成であれば、ヒートシール加工に限らず、他の固定方法を用いることができる。
・実施形態のスリット刃ブロック30は、スリット内刃100がスリット外刃40に対して往復運動する往復動式の構成を有する。ただし、スリット刃ブロック30の構成は実施形態に例示された内容に限られない。例えば、変形例のスリット刃ブロック30は、スリット内刃100がスリット外刃40に対して回転する回転式の構成を有する。
・実施形態の刃ユニット20は、2個の第1刃ブロック21、2個の第2刃ブロック24、およびスリット刃ブロック30を有する。ただし、刃ユニット20の構成は実施形態に例示された内容に限られない。例えば、変形例の刃ユニット20は、第1刃ブロック21および第2刃ブロック24の少なくとも一方を有していない。また、別の変形例の刃ユニット20は、1個の第1刃ブロック21および1個の第2刃ブロック24、およびスリット刃ブロック30を有する。また、さらに別の変形例の刃ユニット20は、1個の第1刃ブロック21および1個の第2刃ブロック24の一方、およびスリット刃ブロック30を有する。
・実施形態の電気かみそり1は、第1内刃23および第2内刃26を第1ネット刃22および第2ネット刃25に対して往復運動させ、スリット内刃100をスリット外刃40に対して往復運動させる往復動式電気かみそりの形態を有する。ただし、電気かみそり1の構成は実施形態に例示された内容に限られない。例えば、変形例の電気かみそり1は、各内刃23,26を各ネット刃22,25に対して回転運動させ、スリット内刃100をスリット外刃40に対して回転運動させる回転式電気かみそりの形態を有する。
・実施形態の電気かみそり1は、髭(毛)を切除する機能を有する。ただし、電気かみそり1の適用範囲は実施形態に例示された内容に限られない。例えば、変形例の電気かみそり1は、眉等の髭とは異なる毛を切除するフェイスシェーバーとしての構成を有する。また別の変形例の電気かみそり1は、顔とは異なる身体の部位の毛を切除するボディシェーバーとしての構成を有する。