JP5950231B2 - 内刃ユニット、およびこの内刃ユニットを有する電気かみそり - Google Patents

内刃ユニット、およびこの内刃ユニットを有する電気かみそり Download PDF

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Description

本発明は、内刃ユニット、およびこの内刃ユニットを有する電気かみそりに関する。
特許文献1は、従来の内刃ユニットの一例を開示している。
図19は、特許文献1の内刃ユニット900の分解斜視構造を示す。
内刃ユニット900は、内刃910および内刃継手部品920を有する。内刃910は、内刃本体部911および複数の刃片912を有する。内刃継手部品920は、継手本体部921および複数の継手振動部922を有する。継手本体部921は、内刃本体部911と結合される。継手振動部922は、振動部本体部923および刃片用結合部924を有する。
図20は、内刃ユニット900の模式的な平面構造を示す。
継手振動部922は、振動部本体部923において継手本体部921に結合される。継手振動部922は、刃片用結合部924において刃片912に結合される。振動部本体部923は、継手本体部921と一体的に形成される。刃片用結合部924は、振動部本体部923と一体的に形成される。刃片用結合部924は、第1刃片対向面925および第2刃片対向面926を有する。刃片用結合部924は、第1刃片対向面925および第2刃片対向面926により刃片912を挟み込むことにより刃片912と結合する。
特許文献1の電気かみそりは、駆動部、外刃ユニット、および内刃ユニット900を有する。なお、図19および図20は、電気かみそり、駆動部、および外刃ユニットを省略している。
駆動部は、内刃ユニット900を外刃ユニットに対して往復運動させる。内刃ユニット900は、往復運動することにより、外刃ユニットの外刃孔を介して導入された毛を切断する。刃片912は、外刃ユニットの外刃と協働して毛を挟み込むことにより弾性変形する。刃片912は、毛を切断したとき、復元力により弾性変形する。振動部本体部923は、刃片912の弾性変形に応じて弾性変形することにより振動する。振動部本体部923は、振動することにより音を発生する。このように、特許文献1の電気かみそりは、毛を切断したとき、振動部本体部923により音を発生する。
特許第4595968号
本願発明者は、内刃ユニット900が次の課題を含むことを見出した。
刃片912は、加工誤差を持つことがある。刃片912が加工誤差を持つ場合、刃片912の部位毎に刃片912の形状が異なる。そして、加工誤差に起因して、刃片912の形状が刃片用結合部924への嵌め込みに好ましい適正形状と異なる場合、内刃ユニット900の組立工程において、刃片912を第1刃片対向面925および第2刃片対向面926の間に嵌め込むときの抵抗が大きくなる。このため、作業効率が低下する。
本発明は、以上の背景をもとに創作されたものであり、組立性の向上に貢献する構造を有する内刃ユニット、およびこの内刃ユニットを有する電気かみそりを提供することを目的とする。
本発明に従う内刃ユニットの一形態は、電気かみそりの内刃ユニットであって、前記内刃ユニットは、内刃および内刃継手部品を有し、前記内刃は、内刃本体部および複数の刃片を有し、前記内刃継手部品は、継手本体部および継手振動部を有し、前記継手本体部は、前記内刃本体部と結合され、前記継手振動部は、振動部本体部および刃片用結合部を有し、前記振動部本体部において前記継手本体部に結合され、前記刃片用結合部において前記刃片に結合され、前記振動部本体部は、前記刃片の弾性変形に応じて弾性変形し、前記刃片用結合部は、前記振動部本体部と結合され、第1刃片対向面および第2刃片対向面を有し、前記第1刃片対向面および前記第2刃片対向面により前記刃片を挟み込むことにより前記刃片と結合し、前記第1刃片対向面および前記第2刃片対向面の少なくとも一方は、前記刃片に接触する対向面接触部、および前記刃片に接触しない対向面離間部を有し、前記対向面離間部は、前記内刃ユニットの奥行方向において前記対向面接触部に並べて形成され、前記第1刃片対向面および前記第2刃片対向面の少なくとも一方は、前記刃片に向けて突出した曲面形状を有し、前記対向面接触部が最も突出している。
本内刃ユニットは、比較対象の内刃ユニットと比較して、組立性の向上に貢献する。その理由を以下に示す。なお、以下の説明における異形刃片の用語は、刃片用結合部への組み付け部分に異形部分が存在している刃片を示す。また、異形部分は、製造された刃片において、刃片の適正形状と相違する部分を示す。また、以下の説明における適正関係の用語は、内刃継手部品および適正形状の刃片が有する関係を示す。
比較対象の内刃ユニットは、比較対象の内刃継手部品を有する。比較対象の内刃継手部品は、各刃片対向面に対向面離間部を有していない。異形刃片は、比較対象の内刃継手部品における刃片対向面との関係が適正関係と異なる。このため、比較対象の内刃継手部品および異形刃片を互いに結合する作業が行われる場合、異形刃片が刃片用結合部に嵌め込まれるときに大きな抵抗が生じる。または、異形刃片を刃片用結合部に嵌め込むことができない。このため、比較対象の内刃ユニットの組立性が著しく低下する。
一方、本内刃ユニットの内刃継手部品は、各刃片対向面の少なくとも一方に対向面離間部を有する。このため、内刃継手部品および異形刃片を互いに結合する作業が行われる場合、内刃継手部品および異形刃片の関係における適正関係との相違部分が、各刃片対向面の少なくとも一方の対向面離間部により吸収される可能性が生じる。このため、本内刃ユニットは、比較対象の内刃ユニットと比較して、内刃および内刃継手部品の組立性を向上させることに貢献する。
なお、対向面離間部は、内刃が組み付けられていない内刃継手部品において、刃片用結合部および異形刃片の結合に関する作業性を向上させることを意図して形成される構造を示す。すなわち、対向面離間部の定義は、完成した内刃ユニットにおいて、対向面離間部が刃片と非接触の関係を有することを含まない。
本内刃ユニットおよび本電気かみそりは、組立性の向上に貢献することができる。
第1実施形態の電気かみそりの分解斜視図。 図1の内刃ユニットの分解斜視図。 図1の内刃ユニットの正面図。 図6のXB−XB線の断面図。 図4の一部の拡大図。 図3のXA−XA線の断面図。 図2の継手振動部の側面図。 図2の継手振動部の平面図。 図8のXC−XC線の断面図。 図8のXC−XC線の断面図。 第2実施形態の継手振動部の平面図。 第3実施形態の継手振動部の平面図。 第4実施形態の継手振動部の平面図。 第5実施形態の継手振動部の平面図。 第6実施形態の継手振動部の平面図。 第7実施形態の継手振動部の平面図。 図8のXC−XC線に対応する第8実施形態の継手振動部の断面図。 図8のXD−XD線に対応する第8実施形態の継手振動部の断面図。 従来の内刃ユニットの分解斜視図。 従来の内刃ユニットの模式的な平面図。
(内刃ユニットおよび電気かみそりが取り得る形態の一例)
〔1〕本発明に従う内刃ユニットの一形態は、電気かみそりの内刃ユニットであって、前記内刃ユニットは、内刃および内刃継手部品を有し、前記内刃は、内刃本体部および複数の刃片を有し、前記内刃継手部品は、継手本体部および継手振動部を有し、前記継手本体部は、前記内刃本体部と結合され、前記継手振動部は、振動部本体部および刃片用結合部を有し、前記振動部本体部において前記継手本体部に結合され、前記刃片用結合部において前記刃片に結合され、前記振動部本体部は、前記刃片の弾性変形に応じて弾性変形し、前記刃片用結合部は、前記振動部本体部と結合され、第1刃片対向面および第2刃片対向面を有し、前記第1刃片対向面および前記第2刃片対向面により前記刃片を挟み込むことにより前記刃片と結合し、前記第1刃片対向面および前記第2刃片対向面の少なくとも一方は、前記刃片に接触する対向面接触部、および前記刃片に接触しない対向面離間部を有し、前記対向面離間部は、前記内刃ユニットの奥行方向において前記対向面接触部に並べて形成され、前記第1刃片対向面および前記第2刃片対向面の少なくとも一方は、前記刃片に向けて突出した曲面形状を有し、前記対向面接触部が最も突出している。
〔2〕前記内刃ユニットの一例によれば、前記第1刃片対向面は、前記対向面接触部としての第1対向面接触部、および前記対向面離間部としての第1対向面離間部を有し、前記第1対向面接触部は、前記第1刃片対向面のうちの前記奥行方向の中間部分に形成され、前記第1対向面離間部は、前記第1刃片対向面のうちの前記奥行方向の両端部分に形成されている。
〔3〕前記内刃ユニットの一例によれば、前記第2刃片対向面は、前記対向面接触部としての第2対向面接触部、および前記対向面離間部としての第2対向面離間部を有し、前記第2対向面接触部は、前記第2刃片対向面のうちの前記奥行方向の中間部分に形成され、前記第2対向面離間部は、前記第2刃片対向面のうちの前記奥行方向の両端部分に形成されている。
〔4〕前記内刃ユニットの一例によれば、前記第1刃片対向面および前記第2刃片対向面は、前記奥行方向において少なくとも一部分が重なり合う。
〔5〕前記内刃ユニットの一例によれば、前記対向面接触部の面積は、前記対向面離間部の面積よりも小さい。
〔6〕前記内刃ユニットの一例によれば、前記〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載の内刃ユニットを有する電気かみそり。
(第1実施形態)
図1を参照して、電気かみそり1の構成について説明する。
電気かみそり1は、かみそり本体10、外刃ユニット20、および2つの内刃ユニット30を有する。電気かみそり1は、内刃ユニット30を外刃ユニット20に対して往復運動させる往復動式電気かみそりの形態を有する。
かみそり本体10は、グリップ部11、ヘッド部12、駆動部13、および電源スイッチ14を有する。かみそり本体10は、本体正面10A、本体背面10B、本体右側面10C、および本体左側面10Dを有する。かみそり本体10は、本体長手方向、本体幅方向、および本体奥行方向を規定する。本体長手方向は、かみそり本体10の正面視における長手方向の双方向を示す。本体幅方向は、かみそり本体10の正面視において本体長手方向に直交する双方向を示す。本体奥行方向は、本体長手方向および本体幅方向に直交する双方向を示す。
本体正面10Aは、電気かみそり1が使用者により使用されるとき、使用者に向かい合う面を示す。本体背面10Bは、本体奥行方向において、本体正面10Aとは反対側に存在する面を示す。本体右側面10Cは、本体幅方向において、本体正面10Aに対して右側に存在する面を示す。本体左側面10Dは、本体幅方向において、本体正面10Aに対して左側に存在する面を示す。
ヘッド部12は、グリップ部11に結合されている。駆動部13は、グリップ部11およびヘッド部12に収容されている。駆動部13の一部は、ヘッド部12から外部に突出している。駆動部13は、本体幅方向において内刃ユニット30を往復運動させる。電源スイッチ14は、グリップ部11の本体正面10Aに形成されている。
外刃ユニット20は、外刃21、外刃ケース22、および複数の外刃孔(図示略)を有する。外刃ケース22は、かみそり本体10に結合される。外刃21は、外刃ケース22に結合されている。外刃21は、外刃孔を介して外刃ケース22の内部の空間に毛を導入する。
内刃ユニット30は、内刃40および内刃継手部品60を有する。内刃ユニット30は、内刃継手部品60において駆動部13に結合されている。内刃ユニット30は、外刃ユニット20に対して往復運動することにより毛を切断する。
図2を参照して、内刃ユニット30の詳細な構成について説明する。図2は、内刃ユニット30が組み立てられる前の内刃40および内刃継手部品60を示す。なお、図2を参照する説明において、かみそり本体10およびこれに関連する事項は、図1を参照することにより該当する事項を確認することができる。
内刃ユニット30は、内刃長手方向DX、内刃高さ方向DY、内刃奥行方向DZ、内刃内方向、および内刃外方向を規定する。内刃長手方向DXは、内刃ユニット30の正面視における長手方向の双方向を示す。内刃高さ方向DYは、内刃ユニット30の正面視において内刃長手方向DXに直交する双方向を示す。内刃奥行方向DZは、内刃長手方向DXおよび内刃高さ方向DYに直交する双方向を示す。内刃内方向は、内刃長手方向DXにおいて内刃長手方向DXの中心に接近する方向を示す。内刃外方向は、内刃長手方向DXにおいて内刃長手方向DXの中心から離間する方向を示す。
内刃長手方向DXの一方は、右方向DXRを示す。内刃長手方向DXの他方は、左方向DXLを示す。右方向DXRは、内刃ユニット30の正面視において左から右に向かう方向を示す。左方向DXLは、正面視において右から左に向かう方向を示す。
内刃高さ方向DYの一方は、上方向DYTを示す。内刃高さ方向DYの他方は、下方向DYBを示す。上方向DYTは、内刃ユニット30の正面視においてかみそり本体10側から外刃21側に向かう方向を示す。下方向DYBは、内刃ユニット30の正面視において外刃21側からかみそり本体10側に向かう方向を示す。
内刃奥行方向DZの一方は、前方向DZFを示す。内刃奥行方向DZの他方は、後方向DZRを示す。前方向DZFは、本体背面10B側から本体正面10A側に向かう方向を示す。後方向DZRは、本体正面10A側から本体背面10B側に向かう方向を示す。
内刃ユニット30は、内刃正面30A、内刃背面30B、内刃右側面30C、および内刃左側面30Dを有する。内刃正面30Aは、内刃奥行方向DZにおいて前方向DZF側に存在する面を示す。内刃背面30Bは、内刃奥行方向DZにおいて後方向DZR側に存在する面を示す。内刃右側面30Cは、内刃長手方向DXにおいて右方向DXR側に存在する面を示す。内刃左側面30Dは、内刃長手方向DXにおいて左方向DXL側に存在する面を示す。
内刃40は、金属材料により形成されている。内刃40は、例えばプレス加工により成形することができる。内刃40は、2つの内刃本体部41、複数の刃片50、2つの保護片45、および複数のスリット孔46を有する。内刃40は、内刃本体部41、複数の刃片50、および2つの保護片45が同一の材料により一体的に形成された構造を有する。
内刃本体部41は、溶着固定部42、引掛嵌合部43、および挿入嵌合部44を有する。一方の内刃本体部41および他方の内刃本体部41は、複数の刃片50および2つの保護片45により互いに接続されている。内刃本体部41は、溶着固定部42、引掛嵌合部43、および挿入嵌合部44において内刃継手部品60に結合される。
内刃継手部品60は、樹脂材料により形成されている。内刃継手部品60は、例えば射出成形により成形することができる。内刃継手部品60は、継手本体部61および6つの継手振動部70を有する。内刃継手部品60は、継手本体部61および6つの継手振動部70が同一の材料により一体的に形成された構造を有する。内刃長手方向DXにおいて互いに隣り合う継手振動部70の距離は、内刃長手方向DXにおいて互いに隣り合う刃片50の距離よりも長い。
継手本体部61は、本体用結合部62、内刃用結合部63、長手位置決め部64、高さ位置決め部65、奥行位置決め部66、溶着部67、抜止部68、および指当部69を有する。本体用結合部62は、駆動部13と結合される。内刃用結合部63は、内刃40と結合される。長手位置決め部64、奥行位置決め部66、溶着部67、および抜止部68は、内刃用結合部63の前方向DZF側の壁部および後方向DZR側の壁部のそれぞれに形成されている。
長手位置決め部64は、互いに隣り合う2つの溶着部67の間において、内刃用結合部63を貫通する窓部分に形成されている。高さ位置決め部65は、内刃用結合部63の内刃長手方向DXの端部、かつ内刃用結合部63の上方向DYT側の部分に形成されている。奥行位置決め部66および溶着部67は、内刃用結合部63の表面上に形成されている。抜止部68は、内刃用結合部63の内刃外方向側の部分において、内刃用結合部63を貫通する窓部分に形成されている。指当部69は、内刃用結合部63の内刃長手方向DXの端部に形成されている。
図3および図4を参照して、組み立て後の内刃ユニット30の構成について説明する。
内刃ユニット30は、内刃40および内刃継手部品60が互いに結合された構造を有する。内刃継手部品60は、内刃本体部41の前方向DZF側の壁部と内刃本体部41の後方向DZR側の壁部との間に配置されている。保護片45は、高さ位置決め部65に接触している。刃片50の刃片頂上部53は、継手振動部70に嵌め込まれている。
溶着部67は、ヒートシール加工により溶着固定部42に固定されている。抜止部68は、引掛嵌合部43に嵌め込まれている。抜止部68は、引掛嵌合部43との接触により、内刃継手部品60に対する内刃40の上方向DYTへの移動を規制している。長手位置決め部64は、挿入嵌合部44に嵌め込まれている。長手位置決め部64は、挿入嵌合部44との接触により、内刃長手方向DXにおける内刃継手部品60に対する内刃40の位置を規定している。奥行位置決め部66は、内刃本体部41の内側面に接触している。奥行位置決め部66は、内刃本体部41の内側面との接触により、内刃奥行方向DZにおける内刃継手部品60に対する内刃40の位置を規定している。
図5および図6を参照して、刃片50の詳細な構成について説明する。
刃片50は、内刃ユニット30の側面視において、下方向DYBを向いたU字形状に類似する形状を有する。刃片50は、刃片本体部51、刃片刃先部52、および刃片本体部51の一部分としての刃片頂上部53、刃片外周面50A、刃片内周面50B、刃片内側面50C、および刃片外側面50Dを有する。
刃片外周面50Aは、外刃21側に存在する面を示す。刃片外周面50Aは、外刃21の内周面に接触する。刃片内周面50Bは、内刃継手部品60側に存在する面を示す。刃片内周面50Bは、U字形状に類似する形状の空間を刃片50の内側に形成している。刃片内側面50Cは、内刃内方向側に存在する面を示す。刃片内側面50Cは、隣り合う別の刃片50の刃片外側面50Dとの間にスリット孔46を形成している。刃片外側面50Dは、内刃外方向側に存在する面を示す。刃片外側面50Dは、隣り合う別の刃片50の刃片内側面50Cとの間にスリット孔46を形成している。
刃片本体部51は、U字形状の直線部分において内刃本体部41と結合されている。刃片刃先部52は、刃片本体部51の湾曲部分の縁に形成されている。刃片刃先部52は、刃片本体部51の縁から内刃長手方向DXに突出している。刃片頂上部53は、刃片本体部51の湾曲部分の頂上部分を構成している。刃片頂上部53は、継手振動部70の刃片用結合部100に結合されている。
図5および図6を参照して、継手振動部70の詳細な構成について説明する。
継手振動部70は、振動部本体部71および刃片用結合部100を有する。継手振動部70は、振動部本体部71において継手本体部61と結合されている。継手振動部70は、刃片用結合部100において刃片50と結合されている。
振動部本体部71は、弾性変形しやすい構造を有する。振動部本体部71は、薄板形状を有する。振動部本体部71は、刃片50よりも低い剛性を有する。振動部本体部71のうちの上方向DYT側の部分は、半円形状を有する。振動部本体部71のうちの下方向DYB側の部分は、長方形状を有する。振動部本体部71は、本体部外周面71A、本体部内側面71B、および本体部外側面71Cを有する。
本体部外周面71Aは、刃片50側に存在する面を示す。本体部外周面71Aの一部分は、隙間を介して刃片内周面50Bと対向している。本体部内側面71Bは、内刃内方向側に存在する面を示す。本体部内側面71Bは、隣り合う継手振動部70の本体部内側面71B、または隣り合う継手振動部70の本体部外側面71Cと空間を介して対向している。本体部外側面71Cは、内刃外方向側に存在する面を示す。本体部外側面71Cは、隣り合う継手振動部70の本体部内側面71B、または高さ位置決め部65の内側面と空間を介して対向している。
図6および図7を参照して、刃片用結合部100の形成位置ついて説明する。
刃片用結合部100は、図6に示されるとおり、内刃奥行方向DZにおいて振動部本体部71の中間部分に形成されている。刃片用結合部100の内刃奥行方向DZの中心線は、内刃奥行方向DZにおいて、振動部本体部71の内刃奥行方向DZの中心線と一致している。刃片用結合部100は、図7に示されるとおり、内刃高さ方向DYにおいて振動部本体部71の上方向DYTの端部に形成されている。刃片用結合部100は、図7に示されるとおり、内刃長手方向DXにおいて、振動部本体部71に対して内刃外方向にオフセットしている。刃片用結合部100の内刃長手方向DXの中心線は、内刃長手方向DXにおいて、振動部本体部71の内刃長手方向DXの中心線に対して内刃外方向にオフセットしている。別の継手振動部70の刃片用結合部100は、図4に示されるとおり、内刃長手方向DXにおいて、振動部本体部71に対して内刃内方向にオフセットしている。この刃片用結合部100の内刃長手方向DXの中心線は、内刃長手方向DXにおいて、振動部本体部71の内刃長手方向DXの中心線に対して内刃内方向にオフセットしている。
図7および図8を参照して、刃片用結合部100の構成について説明する。なお、図7および図8に基づく刃片用結合部100の構成の説明においては、刃片50が結合されていない状態の刃片用結合部100を説明の対象としている。
刃片用結合部100は、図7に示されるとおり、結合部本体部101、刃片配置空間103、第1刃片用結合部110、および第2刃片用結合部120を有する。刃片用結合部100は、結合部本体部101、第1刃片用結合部110、および第2刃片用結合部120が同一の材料により一体的に形成された構造を有する。
結合部本体部101は、振動部本体部71と一体的に形成されている。結合部本体部101は、内刃長手方向DXおよび内刃高さ方向DYのそれぞれにおいて振動部本体部71の表面から突出している。結合部本体部101は、結合部基礎面102を有する。刃片配置空間103は、第1刃片対向面111、第2刃片対向面121、および結合部基礎面102により囲まれて形成されている。
第1刃片用結合部110および第2刃片用結合部120は、図7に示されるとおり、結合部本体部101から上方向DYTに突出している。第1刃片用結合部110は、第1刃片対向面111および第1結合部頂面114を有する。第2刃片用結合部120は、第2刃片対向面121および第2結合部頂面124を有する。
第1刃片用結合部110および第2刃片用結合部120は、図7に示されるとおり、内刃高さ方向DYにおいて互いに同じ寸法を有する。第1刃片用結合部110および第2刃片用結合部120は、図8に示されるとおり、内刃奥行方向DZにおいて互いに同じ寸法を有する。第1刃片用結合部110および第2刃片用結合部120は、図8に示されるとおり、内刃奥行方向DZにおいて結合部本体部101と同じ寸法を有する。
図8を参照して、各刃片対向面111,121の構成について説明する。
第1刃片対向面111は、内刃奥行方向DZの中間部分が内刃奥行方向DZの両端部分よりも刃片配置空間103側に突出した形状を有する。第1刃片対向面111は、第1対向面接触部112および2つの第1対向面離間部113を有する。
第1対向面接触部112は、内刃奥行方向DZにおいて第1刃片対向面111の中間部分に形成されている。第1対向面接触部112は、平面形状を有する。第1対向面接触部112の内刃奥行方向DZの中心線は、内刃奥行方向DZにおいて、結合部本体部101の内刃奥行方向DZの中心線と一致している。
一方の第1対向面離間部113は、内刃奥行方向DZにおいて、第1対向面接触部112に対して前方向DZF側に形成されている。他方の第1対向面離間部113は、内刃奥行方向DZにおいて、第1対向面接触部112に対して後方向DZR側に形成されている。各第1対向面離間部113は、平面形状を有する。
第1対向面接触部112の内刃奥行方向DZの長さは、1つの第1対向面離間部113の内刃奥行方向DZの長さと等しい。第1対向面接触部112の面積は、2つの第1対向面離間部113の面積の合計よりも小さい。
第2刃片対向面121は、内刃奥行方向DZの中間部分が内刃奥行方向DZの両端部分よりも刃片配置空間103側に突出している。第2刃片対向面121は、第2対向面接触部122および2つの第2対向面離間部123を有する。
第2対向面接触部122は、内刃奥行方向DZにおいて第2刃片対向面121の中間部分に形成されている。第2対向面接触部122は、平面形状を有する。第2対向面接触部122の内刃奥行方向DZの中心線は、内刃奥行方向DZにおいて、結合部本体部101の内刃奥行方向DZの中心線と一致している。
一方の第2対向面離間部123は、内刃奥行方向DZにおいて、第2対向面接触部122に対して前方向DZF側に形成されている。他方の第2対向面離間部123は、内刃奥行方向DZにおいて、第2対向面接触部122に対して後方向DZR側に形成されている。各第2対向面離間部123は、平面形状を有する。
第2対向面接触部122の内刃奥行方向DZの長さは、1つの第2対向面離間部123の内刃奥行方向DZの長さと等しい。第2対向面接触部122の面積は、2つの第2対向面離間部123の面積の合計よりも小さい。
図8を参照して、各刃片用結合部110,120の関係について説明する。
第1刃片用結合部110および第2刃片用結合部120は、内刃奥行方向DZにおいて互いに重なり合う位置に形成されている。第1刃片用結合部110および第2刃片用結合部120は、刃片配置空間103を介して互いに対向している。
第1刃片対向面111および第2刃片対向面121は、内刃長手方向DXにおいて、刃片配置空間103を介して互いに対向している。第1刃片対向面111の内刃奥行方向DZの中心線、および第2刃片対向面121の内刃奥行方向DZの中心線は、内刃奥行方向DZにおいて互いに一致している。
第1対向面接触部112および第2対向面接触部122は、内刃長手方向DXにおいて、刃片配置空間103を介して互いに対向している。第1対向面接触部112の内刃奥行方向DZの中心線、および第2対向面接触部122の内刃奥行方向DZの中心線は、内刃奥行方向DZにおいて互いに一致している。
前方向DZF側の第1対向面離間部113、および前方向DZF側の第2対向面離間部123は、内刃長手方向DXにおいて、刃片配置空間103を介して互いに対向している。また、後方向DZR側の第1対向面離間部113、および後方向DZR側の第2対向面離間部123は、内刃長手方向DXにおいて、刃片配置空間103を介して互いに対向している。
図8を参照して、接触部間距離LAおよび離間部間距離LBについて説明する。接触部間距離LAは、内刃長手方向DXにおける第1対向面接触部112と第2対向面接触部122との距離を示す。離間部間距離LBは、内刃長手方向DXにおける第1対向面離間部113と第2対向面離間部123との距離を示す。なお、以下の説明においては、適正刃片、異形刃片、異形部分、および適正関係の用語を用いる。適正刃片は、刃片頂上部53に異形部分が存在していない刃片50、すなわち適正形状を有する刃片50を示す。異形刃片は、刃片頂上部53に異形部分が存在している刃片50、すなわち適正形状と異なる形状を有する刃片50を示す。異形部分は、製造された刃片50において、適正刃片における適正形状と相違する部分を示す。適正関係は、内刃継手部品60および適正刃片が有する関係を示す。
接触部間距離LAは、離間部間距離LBよりも短い。接触部間距離LAは、適正刃片が刃片用結合部100に嵌め込まれる場合において、好ましい組立性が確保される大きさに設定されている。接触部間距離LAは、適正刃片が刃片用結合部100に嵌め込まれた場合において、刃片用結合部100による好ましい保持性が確保される大きさに設定されている。
離間部間距離LBは、適正刃片が刃片用結合部100に嵌め込まれる場合において、適正刃片の刃片内側面50Cおよび刃片外側面50Dと各対向面離間部113,123の間に隙間が形成される大きさに設定されている。離間部間距離LBは、異形刃片が刃片用結合部100に嵌め込まれる場合において、組立性の著しい低下が抑制される大きさに設定されている。
図7〜図10を参照して、刃片用結合部100および刃片50の結合について説明する。図7および図8は、適正刃片としての刃片50を二点鎖線により表示している。図7〜図10は、適正刃片が刃片用結合部100に結合された状態を示している。
図7は、刃片50が結合された刃片用結合部100の側面構造を示す。
刃片用結合部100は、第1対向面接触部112および第2対向面接触部122により刃片頂上部53を挟み込む。刃片用結合部100および刃片頂上部53は、下部隙間104を形成する。下部隙間104は、結合部基礎面102と刃片頂上部53の刃片内周面50Bとの間に形成される。下部隙間104は、内刃奥行方向DZにおいて、刃片用結合部100の全体にわたり形成される。
図9は、図8のXC−XC線の断面構造を示す。
第1対向面接触部112は、刃片外側面50Dと接触する。第2対向面接触部122は、刃片内側面50Cと接触する。第1結合部頂面114は、刃片刃先部52と隙間を介して対向する。第2結合部頂面124は、刃片刃先部52と隙間を介して対向する。
図10は、図8のXD−XD線の断面構造を示す。
第1対向面離間部113および刃片外側面50Dは、第1対向隙間115を形成する。すなわち、第1対向面離間部113は、第1対向隙間115を介して刃片外側面50Dと対向する。第2対向面離間部123および刃片内側面50Cは、第2対向隙間125を形成する。すなわち、第2対向面離間部123は、第2対向隙間125を介して刃片内側面50Cと対向する。第1結合部頂面114は、隙間を介して刃片刃先部52と対向する。第2結合部頂面124は、隙間を介して刃片刃先部52と対向する。
第1刃片対向面111は、図9および図10に示されるとおり、第1対向面接触部112において刃片外側面50Dに接触し、第1対向面離間部113において刃片外側面50Dと接触しない。すなわち、刃片頂上部53に接触する第1刃片対向面111の一部分、および刃片頂上部53に接触しない第1刃片対向面111の一部分は、内刃奥行方向DZにおいて並んでいる。なお、第2刃片対向面121および刃片頂上部53の関係は、第1刃片対向面111および刃片頂上部53の関係と同様の関係を示す。
電気かみそり1の作用について説明する。
電気かみそり1は、内刃ユニット30を有する。内刃ユニット30は、仮想の内刃継手部品(以下、「仮想継手部品」)を有する仮想の内刃ユニットと比較して、組立性の向上に貢献する。仮想継手部品は、第1対向面離間部113および第2対向面離間部123を有していない点において内刃継手部品60と相違し、その他の点において内刃継手部品60と同じ構成を有する。以下の説明においては、説明の便宜上、内刃継手部品60と共通する仮想継手部品の各構成要素に対して、内刃継手部品60の各構成要素の符号と同一の符号を付している。
異形刃片は、仮想継手部品の各刃片対向面111,121との関係が適正関係と異なる。このため、仮想継手部品および異形刃片を互いに結合する作業が行われる場合、異形刃片が刃片用結合部100に嵌め込まれるときに大きな抵抗が生じる。または、異形刃片を刃片用結合部100に嵌め込むことができない。このように、仮想の内刃ユニットは、異形刃片との組み付け作業が行われる場合において組立性が著しく低下する。
一方、内刃継手部品60は、各対向面離間部113,123を有する。このため、内刃継手部品60および異形刃片を互いに結合する作業が行われる場合、内刃継手部品60および異形刃片の関係における適正関係との相違部分が各対向面離間部113,123の少なくとも一方により吸収される可能性が生じる。このため、内刃ユニット30は、仮想継手部品を有する仮想の内刃ユニットと比較して、内刃40および内刃継手部品60の組立性の向上に貢献する。
刃片50の異形部分は、例えば次のように形成される。刃片50がプレス加工により形成される場合、プレス加工にともない刃片50にねじれ部分が形成される。このため、成形後の刃片50に異形部分としてのねじれ部分が形成される。また、刃片50がプレス加工により形成される場合、プレス金型の経時変化により、プレス金型における刃片成形部分の寸法が刃片50の適正形状と相違することがある。このため、成形後の刃片50に異形部分としての寸法誤差部分が形成される。
第1対向面離間部113および第2対向面離間部123の定義について説明する。
第1対向面離間部113は、内刃40が組み付けられていない内刃継手部品60において、刃片用結合部100および異形刃片の結合に関する作業性を向上させることを意図して形成される構造を示す。すなわち、第1対向面離間部113の定義は、完成した内刃ユニット30において、第1対向面離間部113が刃片50と非接触の関係を有することを含まない。なお、第2対向面離間部123も同様の技術的意味を有する。
このため、異形刃片が刃片用結合部100に結合された場合、異形部分の形状に応じて、第1対向面離間部113および第2対向面離間部123の少なくとも一方と刃片50とが互いに接触することもある。この場合においても、内刃ユニット30を組み立てるとき、内刃継手部品60および異形刃片の関係における適正関係とのずれの少なくとも一部分が、第1対向面離間部113および第2対向面離間部123の少なくとも一方により吸収されている。このため、完成後の内刃ユニット30の各対向面離間部113,123の少なくとも一方と刃片50とが互いに接触している場合においても、各対向面離間部113,123の少なくとも一方が組立性の向上に貢献している。
図1および図5を参照して、電気かみそり1の動作について説明する。
駆動部13は、電源スイッチ14がオンのとき、内刃ユニット30を外刃ユニット20に対して往復運動させる。内刃40の刃片50は、外刃ユニット20の外刃孔を介して導入された毛を外刃21と協働して挟み込む。刃片50は、毛を挟み込むことにより弾性変形する。振動部本体部71は、刃片50の弾性変形に応じて弾性変形する。内刃ユニット30は、外刃ユニット20に対して往復運動することにより、刃片50および外刃21により挟み込まれた毛を切断する。刃片50は、毛を切断したとき、復元力により弾性変形する。振動部本体部71は、刃片50の弾性変形に応じて弾性変形することにより振動する。振動部本体部71は、振動することにより音を発生する。このように、電気かみそり1は、毛を切断したとき、振動部本体部71により音を発生する。
第1実施形態の電気かみそり1は、以下の効果を奏する。
(1)電気かみそり1は、内刃ユニット30を有する。内刃ユニット30は、内刃継手部品60を有する。内刃継手部品60は、刃片用結合部100を有する。刃片用結合部100は、第1対向面離間部113および第2対向面離間部123を有する。このため、内刃40および内刃継手部品60の組立性を向上させることができる。
(2)第1刃片対向面111は、第1対向面接触部112および第1対向面離間部113を有する。第1対向面接触部112は、第1刃片対向面111の内刃奥行方向DZの中間部分に形成されている。第1対向面離間部113は、第1刃片対向面111の内刃奥行方向DZの両端部分に形成されている。この構成によれば、第1刃片対向面111の内刃奥行方向DZの両端部に第1対向面接触部112が形成されると仮定した構成と比較して、刃片用結合部100に対して刃片50が取り得る姿勢の範囲が大きくなる。このため、内刃ユニット30の組立性を向上させる効果が高くなる。
(3)第2刃片対向面121は、第2対向面接触部122および第2対向面離間部123を有する。第2対向面接触部122は、第2刃片対向面121の内刃奥行方向DZの中間部分に形成されている。第2対向面離間部123は、第2刃片対向面121の内刃奥行方向DZの両端部分に形成されている。この構成によれば、第1刃片対向面111により得られる効果と同様の効果が得られる。
(4)内刃ユニット30は、上記(2)および(3)の構成を併せて有する。このため、刃片用結合部100に対して刃片50が取り得る姿勢の範囲がより大きくなる。このため、内刃ユニット30の組立性を向上させる効果が高くなる。
(5)本願発明者は、刃片50がプレス加工により成形された場合、刃片頂上部53を内刃継手部品60に嵌め込むときの抵抗が大きくなるおそれがあることを確認した。その理由は、次のように考えられる。刃片50は、プレス加工により成形されたことにより、刃片頂上部53およびその付近に異形部分としてのねじれ部分を有することがある。そして、このようなねじれ部分が異形刃片としての刃片50に存在している場合、内刃継手部品60および異形刃片の関係における適正関係との相違の度合が特に大きくなる。このため、内刃継手部品60および刃片50を互いに結合するときの抵抗が大きくなる。または、刃片50を内刃継手部品60に嵌め込むことができない。
一方、内刃ユニット30は、内刃ユニット30は、上記(2)および(3)の構成を併せて有する。すなわち、刃片内側面50Cおよび刃片外側面50Dの両方において、刃片50の適正形状との相違部分を吸収することに貢献する構成を有する。このため、刃片頂上部53のねじれ部分における適正形状との相違を各対向面離間部113,123により吸収することが可能になる。このため、内刃ユニット30は、プレス加工により成形された刃片50の組立性の向上に貢献する。
(6)第1刃片対向面111および第2刃片対向面121は、内刃奥行方向DZにおいて互いに重なり合う。この構成によれば、内刃奥行方向DZにおいて各刃片対向面111,121が重なり合わないと仮定した構成と比較して、内刃奥行方向DZにおける各対向面接触部112,122の距離が短くなる。このため、刃片50が内刃奥行方向DZに対して傾きにくくなる。
(7)第1対向面接触部112および第2対向面接触部122は、内刃奥行方向DZにおいて互いに重なり合う。この構成によれば、内刃奥行方向DZにおいて各対向面接触部112,122が重なり合わないと仮定した構成と比較して、内刃長手方向DXにおける各対向面接触部112,122の対向面積が大きくなる。このため、刃片50が内刃奥行方向DZに対してより傾きにくくなる。
(8)第1対向面接触部112および第2対向面接触部122は、内刃奥行方向DZにおいて中心線が一致する。この構成によれば、内刃奥行方向DZにおいて各対向面接触部112,122の中心線が一致しないと仮定した構成と比較して、内刃長手方向DXにおける各対向面接触部112,122の対向面積が大きくなる。このため、刃片50が内刃奥行方向DZに対してより傾きにくくなる。
(9)第1対向面接触部112の面積は、第1対向面離間部113の合計の面積よりも小さい。この構成によれば、第1対向面接触部112の面積が第1対向面離間部113の合計の面積よりも大きいと仮定した構成と比較して、内刃継手部品60および異形刃片の関係における適正関係との相違部分が、第1刃片対向面111により吸収される余地が大きくなる。このため、内刃ユニット30の組立性を向上させる効果が高くなる。なお、第2対向面接触部122は、第1対向面接触部112により得られる効果と同様の効果を奏する。
(10)内刃ユニット30は、比較対象の内刃ユニットと比較して以下の有利な効果を奏する。比較対象の内刃ユニットは、刃片50および継手振動部70の結合構造において内刃ユニット30と相違し、その他の点において内刃ユニット30と同じ構成を有する。
比較対象の内刃ユニットは、刃片用結合部に第1刃片対向面および第2刃片対向面を有していない。比較対象の内刃ユニットは、次の第1比較工程および第2比較工程を経て組み立てられる。第1比較工程は、ヒーターにより刃片を加熱しながら刃片を継手振動部に接触させる。第2比較工程は、加熱されている刃片を継手振動部に押し付けることにより、継手振動部を熱変形させながら刃片を継手振動部に結合する。このように、比較対象の内刃ユニットは、組立工程において刃片を加熱するためのヒーターが必要になる。
一方、内刃ユニット30の刃片用結合部100は、第1刃片対向面111および第2刃片対向面121により刃片50を挟み込む構造を有する。このため、比較対象の内刃ユニットとは異なり、組立工程において刃片50を加熱するためのヒーターを用いる必要がない。このため、内刃ユニット30は。製造コストの低減に貢献する。
(第2実施形態)
第2実施形態の電気かみそり1は、次の点において第1実施形態の電気かみそり1と相違し、その他の点において第1実施形態の電気かみそり1と同じ構成を有する。第1実施形態の電気かみそり1の内刃ユニット30は、図8等に示される第1刃片対向面111および第2刃片対向面121を有する。第2実施形態の電気かみそり1の内刃ユニット30は、図11に示される第1刃片対向面211および第2刃片対向面221を有する。なお、第2実施形態の電気かみそり1において、第1実施形態の電気かみそり1と共通する構成については同一の符号を付して、その説明の一部または全部を省略する。
図11を参照して、第2実施形態の刃片用結合部100の構成について説明する。
刃片用結合部100は、第1実施形態の第1刃片対向面111に代えて、第1刃片対向面211を有する。刃片用結合部100は、第1実施形態の第2刃片対向面121に代えて、第2刃片対向面221を有する。刃片用結合部100は、その他の点において第1実施形態の刃片用結合部100と同じ構成を有する。
第1刃片対向面211は、内刃奥行方向DZの中間部分が内刃奥行方向DZの両端部分よりも刃片配置空間103側に突出した半円形状を有する。第1刃片対向面211は、第1対向面接触部212および2つの第1対向面離間部213を有する。
第1対向面接触部212は、内刃奥行方向DZにおいて第1刃片対向面211の中心に形成されている。第1対向面接触部212は、刃片用結合部100の平面視において第1刃片対向面211の半円の頂点に相当する部分を形成している。第1対向面接触部212は、線状の面として形成されている。第1対向面接触部212の内刃奥行方向DZの中心線は、内刃奥行方向DZにおいて、結合部本体部101の内刃奥行方向DZの中心線と一致している。
一方の第1対向面離間部213は、内刃奥行方向DZにおいて、第1対向面接触部212に対して前方向DZF側に形成されている。他方の第1対向面離間部213は、内刃奥行方向DZにおいて、第1対向面接触部212に対して後方向DZR側に形成されている。各第1対向面離間部213は、円弧形状を有する。
第2刃片対向面221は、第1刃片対向面211に対して線対称の形状を有する。第2刃片対向面221は、第2対向面接触部222および2つの第2対向面離間部223を有する。
第2実施形態の各刃片対向面211,221の相対的な関係は、第1実施形態の各刃片対向面111,121が有する相対的な関係と実質的に同じ関係を示す。各刃片対向面211,221の接触部間距離LAおよび離間部間距離LBは、第1実施形態の接触部間距離LAおよび離間部間距離LBに準じた設計内容を有する。
各刃片対向面211,221の接触部間距離LAは、内刃長手方向DXにおける第1対向面接触部212と第2対向面接触部222との距離を示す。各刃片対向面211,221の離間部間距離LBは、内刃長手方向DXにおける第1対向面離間部213と第2対向面離間部223との距離を示す。
第2実施形態の電気かみそり1は、第1実施形態の電気かみそり1が奏する(1)〜(6)、(9)、および(10)の効果と同様の効果を奏する。すなわち、内刃40および内刃継手部品60の組立性を向上させる旨の効果、およびその他の種々の効果を奏する。また、第2実施形態の電気かみそり1は、以下の効果を奏する。
(11)第1刃片対向面211は、刃片配置空間103側に突出した半円形状を有する。この構成によれば、第1刃片対向面211が内刃奥行方向DZに平行な平面形状を有すると仮定した構成と比較して、刃片頂上部53の異形部分における適正形状との相違を吸収することが可能な余地が大きくなる。このため、内刃ユニット30の組立性を向上させる効果が高くなる。なお、第2刃片対向面221は、第1刃片対向面211により得られる効果と同様の効果を奏する。
(第3実施形態)
第3実施形態の電気かみそり1は、次の点において第1実施形態の電気かみそり1と相違し、その他の点において第1実施形態の電気かみそり1と同じ構成を有する。第1実施形態の電気かみそり1の内刃ユニット30は、図8等に示される第1刃片対向面111および第2刃片対向面121を有する。第3実施形態の電気かみそり1の内刃ユニット30は、図12に示される第1刃片対向面311および第2刃片対向面321を有する。なお、第3実施形態の電気かみそり1において、第1実施形態の電気かみそり1と共通する構成については同一の符号を付して、その説明の一部または全部を省略する。
図12を参照して、第3実施形態の刃片用結合部100の構成について説明する。
刃片用結合部100は、第1実施形態の第1刃片対向面111に代えて、第1刃片対向面311を有する。刃片用結合部100は、第1実施形態の第2刃片対向面121に代えて、第2刃片対向面321を有する。刃片用結合部100は、その他の点において第1実施形態の刃片用結合部100と同じ構成を有する。
第1刃片対向面311は、内刃奥行方向DZの中間部分が内刃奥行方向DZの両端部分よりも刃片配置空間103側に突出したテーパー形状を有する。第1刃片対向面311は、第1対向面接触部312および2つの第1対向面離間部313を有する。
第1対向面接触部312は、内刃奥行方向DZにおいて第1刃片対向面311の中心に形成されている。第1対向面接触部312は、刃片用結合部100の平面視において一方の第1対向面離間部313と他方の第1対向面離間部313との交点を形成している。第1対向面接触部312は、線状の面として形成されている。第1対向面接触部312の内刃奥行方向DZの中心線は、内刃奥行方向DZにおいて、結合部本体部101の内刃奥行方向DZの中心線と一致している。
一方の第1対向面離間部313は、内刃奥行方向DZにおいて、第1対向面接触部312に対して前方向DZF側に形成されている。他方の第1対向面離間部313は、内刃奥行方向DZにおいて、第1対向面接触部312に対して後方向DZR側に形成されている。各第1対向面離間部313は、内刃奥行方向DZに対して傾斜した平面形状を有する。
第2刃片対向面321は、第1刃片対向面311に対して線対称の形状を有する。第2刃片対向面321は、第2対向面接触部322および2つの第2対向面離間部323を有する。
第3実施形態の各刃片対向面311,321の相対的な関係は、第1実施形態の各刃片対向面111,121が有する相対的な関係と実質的に同じ関係を示す。各刃片対向面311,321の接触部間距離LAおよび離間部間距離LBは、第1実施形態の接触部間距離LAおよび離間部間距離LBに準じた設計内容を有する。
各刃片対向面311,321の接触部間距離LAは、内刃長手方向DXにおける第1対向面接触部312と第2対向面接触部322との距離を示す。各刃片対向面311,321の離間部間距離LBは、内刃長手方向DXにおける第1対向面離間部313と第2対向面離間部323との距離を示す。
第3実施形態の電気かみそり1は、第1実施形態の電気かみそり1が奏する(1)〜(6)、(9)、および(10)の効果と同様の効果を奏する。すなわち、内刃40および内刃継手部品60の組立性を向上させる旨の効果、およびその他の種々の効果を奏する。また、第3実施形態の電気かみそり1は、以下の効果を奏する。
(12)第1刃片対向面311は、刃片配置空間103側に突出したテーパー形状を有する。この構成によれば、第1刃片対向面311が内刃奥行方向DZに平行な平面形状を有すると仮定した構成と比較して、刃片頂上部53の異形部分における適正形状との相違を吸収することが可能な余地が大きくなる。このため、内刃ユニット30の組立性を向上させる効果が高くなる。なお、第2刃片対向面321は、第1刃片対向面311により得られる効果と同様の効果を奏する。
(第4実施形態)
第4実施形態の電気かみそり1は、次の点において第1実施形態の電気かみそり1と相違し、その他の点において第1実施形態の電気かみそり1と同じ構成を有する。第1実施形態の電気かみそり1の内刃ユニット30は、図8等に示される第1刃片対向面111および第2刃片対向面121を有する。第4実施形態の電気かみそり1の内刃ユニット30は、図13に示される第1刃片対向面411および第2刃片対向面421を有する。なお、第4実施形態の電気かみそり1において、第1実施形態の電気かみそり1と共通する構成については同一の符号を付して、その説明の一部または全部を省略する。
図13を参照して、第4実施形態の刃片用結合部100の構成について説明する。
刃片用結合部100は、第1実施形態の第1刃片対向面111に代えて、第1刃片対向面411を有する。刃片用結合部100は、第1実施形態の第2刃片対向面121に代えて、第2刃片対向面421を有する。刃片用結合部100は、その他の点において第1実施形態の刃片用結合部100と同じ構成を有する。
第1刃片対向面411は、内刃奥行方向DZの中間部分が内刃奥行方向DZの両端部分よりも刃片配置空間103とは反対側に凹んだ形状を有する。第1刃片対向面411は、2つの第1対向面接触部412および第1対向面離間部413を有する。
第1対向面接触部412は、内刃奥行方向DZにおいて第1刃片対向面411の両端部分に形成されている。第1対向面接触部412は、平面形状を有する。一方の第1対向面接触部412は、内刃奥行方向DZにおいて、第1対向面離間部413に対して前方向DZF側に形成されている。他方の第1対向面接触部412は、内刃奥行方向DZにおいて、第1対向面離間部413に対して後方向DZR側に形成されている。2つの第1対向面接触部412の面積の合計は、第1対向面離間部413の面積よりも小さい。
第1対向面離間部413は、内刃奥行方向DZにおいて第1刃片対向面411の中間部分に形成されている。第1対向面離間部413の内刃奥行方向DZの中心線は、内刃奥行方向DZにおいて、結合部本体部101の内刃奥行方向DZの中心線と一致している。第1対向面離間部413は、平面形状を有する。
第2刃片対向面421は、第1刃片対向面411に対して線対称の形状を有する。第2刃片対向面421は、2つの第2対向面接触部422および第2対向面離間部423を有する。2つの第2対向面接触部422の面積の合計は、第2対向面離間部423の面積よりも小さい。
第4実施形態の各刃片対向面411,421の相対的な関係は、第1実施形態の各刃片対向面111,121が有する相対的な関係と実質的に同じ関係を示す。各刃片対向面411,421の接触部間距離LAおよび離間部間距離LBは、第1実施形態の接触部間距離LAおよび離間部間距離LBに準じた設計内容を有する。
各刃片対向面411,421の接触部間距離LAは、内刃長手方向DXにおける第1対向面接触部412と第2対向面接触部422との距離を示す。各刃片対向面411,421の離間部間距離LBは、内刃長手方向DXにおける第1対向面離間部413と第2対向面離間部423との距離を示す。
第4実施形態の電気かみそり1は、第1実施形態の電気かみそり1が奏する(1)、(6)〜(8)、および(10)の効果と同様の効果を奏する。すなわち、内刃40および内刃継手部品60の組立性を向上させる旨の効果、およびその他の種々の効果を奏する。
(第5実施形態)
第5実施形態の電気かみそり1は、次の点において第1実施形態の電気かみそり1と相違し、その他の点において第1実施形態の電気かみそり1と同じ構成を有する。第1実施形態の電気かみそり1の内刃ユニット30は、図8等に示される第1刃片対向面111および第2刃片対向面121を有する。第5実施形態の電気かみそり1の内刃ユニット30は、図14に示される第2刃片対向面521を有する。なお、第5実施形態の電気かみそり1において、第1実施形態の電気かみそり1と共通する構成については同一の符号を付して、その説明の一部または全部を省略する。
図14を参照して、第5実施形態の刃片用結合部100の構成について説明する。
刃片用結合部100は、第1実施形態の第2刃片対向面121に代えて、第2刃片対向面521を有する。刃片用結合部100は、その他の点において第1実施形態の刃片用結合部100と同じ構成を有する。
第2刃片対向面521は、内刃奥行方向DZの中間部分が内刃奥行方向DZの両端部分よりも刃片配置空間103とは反対側に凹んだ形状を有する。第2刃片対向面521は、2つの第2対向面接触部522および第2対向面離間部523を有する。
第2対向面接触部522は、内刃奥行方向DZにおいて第2刃片対向面521の両端部分に形成されている。第2対向面接触部522は、平面形状を有する。一方の第2対向面接触部522は、内刃奥行方向DZにおいて、第2対向面離間部523に対して前方向DZF側に形成されている。他方の第2対向面接触部522は、内刃奥行方向DZにおいて、第2対向面離間部523に対して後方向DZR側に形成されている。
第2対向面離間部523は、内刃奥行方向DZにおいて第2刃片対向面521の中間部分に形成されている。第2対向面離間部523の内刃奥行方向DZの中心線は、内刃奥行方向DZにおいて、結合部本体部101の内刃奥行方向DZの中心線と一致している。第2対向面離間部523は、平面形状を有する。
第1対向面接触部112および第2対向面離間部523は、内刃長手方向DXにおいて、刃片配置空間103を介して互いに対向している。第1対向面接触部112の内刃奥行方向DZの中心線、および第2対向面離間部523の内刃奥行方向DZの中心線は、内刃奥行方向DZにおいて互いに一致している。
前方向DZF側の第1対向面離間部113、および前方向DZF側の第2対向面接触部522は、内刃長手方向DXにおいて、刃片配置空間103を介して互いに対向している。また、後方向DZR側の第1対向面離間部113、および後方向DZR側の第2対向面接触部522は、内刃長手方向DXにおいて、刃片配置空間103を介して互いに対向している。
第5実施形態の電気かみそり1は、第1実施形態の電気かみそり1が奏する(1)、(2)、(6)、(9)および(10)の効果と同様の効果を奏する。すなわち、内刃40および内刃継手部品60の組立性を向上させる旨の効果、およびその他の種々の効果を奏する。
(第6実施形態)
第6実施形態の電気かみそり1は、次の点において第2実施形態の電気かみそり1と相違し、その他の点において第2実施形態の電気かみそり1と同じ構成を有する。第2実施形態の電気かみそり1の内刃ユニット30は、図11に示される結合部本体部101を有する。第6実施形態の電気かみそり1の内刃ユニット30は、図15に示される結合部本体部601を有する。なお、第6実施形態の電気かみそり1において、第2実施形態の電気かみそり1と共通する構成については同一の符号を付して、その説明の一部または全部を省略する。
図15を参照して、第6実施形態の刃片用結合部100の構成について説明する。
刃片用結合部100は、第2実施形態の結合部本体部101に代えて、結合部本体部601を有する。刃片用結合部100は、その他の点において第2実施形態の刃片用結合部100と同じ構成を有する。
結合部本体部601の中間部分は、刃片用結合部100の平面視において内刃長手方向DXに対して傾斜している。結合部本体部601の中間部分は、結合部本体部601のうちの第1刃片用結合部110および第2刃片用結合部120が突出していない部分を示す。結合部本体部601の中間部分は、内刃内方向から内刃外方向に向かうにつれて前方向DZF側から後方向DZR側に向けて傾斜している。
各刃片用結合部110,120の関係について説明する。
第1刃片対向面211および第2刃片対向面221は、内刃長手方向DXにおいて、刃片配置空間103を介して互いに対向している。第1刃片対向面211の内刃奥行方向DZの中心線は、内刃奥行方向DZにおいて、第2刃片対向面221の内刃奥行方向DZの中心線に対して後方向DZR側にオフセットしている。
第1対向面接触部212は、内刃奥行方向DZにおいて、第2対向面接触部222に対して後方向DZR側にオフセットしている。第1対向面接触部212の内刃奥行方向DZの中心線は、内刃奥行方向DZにおいて、第2対向面接触部222の内刃奥行方向DZの中心線に対して後方向DZR側にオフセットしている。
前方向DZF側の第1対向面離間部213の一部分、および前方向DZF側の第2対向面離間部223の一部分は、内刃長手方向DXにおいて、刃片配置空間103を介して互いに対向している。また、後方向DZR側の第1対向面離間部213の一部分、および後方向DZR側の第2対向面離間部223の一部分は、内刃長手方向DXにおいて、刃片配置空間103を介して互いに対向している。
第6実施形態の各刃片対向面211,221の接触部間距離LAおよび離間部間距離LBは、第1実施形態の接触部間距離LAおよび離間部間距離LBに準じた設計内容を有する。
各刃片対向面211,221の接触部間距離LAは、内刃長手方向DXにおける第1接触部線分と第2接触部線分との距離を示す。第1接触部線分は、刃片用結合部100の平面視において内刃長手方向DXに直交し、かつ第1対向面接触部212を通過する線分を示す。第2接触部線分は、刃片用結合部100の平面視において内刃長手方向DXに直交し、かつ第2対向面接触部222を通過する線分を示す。
各刃片対向面211,221の離間部間距離LBは、内刃長手方向DXにおける第1対向面離間部213と第2対向面離間部223との距離を示す。離間部間距離LBは、内刃奥行方向DZの位置に応じて異なる。
第6実施形態の電気かみそり1は、第2実施形態の電気かみそり1が奏する(1)〜(6)、(9)、および(10)の効果と同様の効果を奏する。すなわち、内刃40および内刃継手部品60の組立性を向上させる旨の効果、およびその他の種々の効果を奏する。
(第7実施形態)
第7実施形態の電気かみそり1は、次の点において第1実施形態の電気かみそり1と相違し、その他の点において第1実施形態の電気かみそり1と同じ構成を有する。第1実施形態の電気かみそり1の内刃ユニット30は、図8等に示される結合部本体部101を有する。第7実施形態の電気かみそり1の内刃ユニット30は、図16に示される結合部本体部701を有する。なお、第7実施形態の電気かみそり1において、第2実施形態の電気かみそり1と共通する構成については同一の符号を付して、その説明の一部または全部を省略する。
図16を参照して、第7実施形態の刃片用結合部100の構成について説明する。
刃片用結合部100は、第1実施形態の結合部本体部101に代えて、結合部本体部701を有する。刃片用結合部100は、その他の点において第1実施形態の刃片用結合部100と同じ構成を有する。
結合部本体部701は、第1結合部本体部701Aおよび第2結合部本体部701Bを有する。結合部本体部701は、刃片用結合部100の平面視において本体部外側面71Cを含む仮想面を基準として、第1実施形態の結合部本体部101が2つの部分に分割された構造に相当する構造を有する。第1結合部本体部701Aは、結合部本体部101のうちの本体部外側面71Cよりも内刃外方向側の部分と実質的に同じ構造を有する。第2結合部本体部701Bは、結合部本体部101のうちの本体部外側面71Cよりも内刃内方向側の部分と実質的に同じ構造を有する。
各刃片用結合部110,120の関係について説明する。
第1結合部本体部701Aの内刃奥行方向DZの中心線は、内刃奥行方向DZにおいて、振動部本体部71の内刃奥行方向DZの中心線に対して後方向DZR側にオフセットしている。第2結合部本体部701Bの内刃奥行方向DZの中心線は、内刃奥行方向DZにおいて、振動部本体部71の内刃奥行方向DZの中心線に対して前方向DZF側にオフセットしている。
第1刃片対向面111の内刃奥行方向DZの中心線は、内刃奥行方向DZにおいて、振動部本体部71の内刃奥行方向DZの中心線に対して後方向DZR側にオフセットしている。第2刃片対向面121の内刃奥行方向DZの中心線は、内刃奥行方向DZにおいて、振動部本体部71の内刃奥行方向DZの中心線に対して前方向DZF側にオフセットしている。
第7実施形態居の各刃片対向面111,121の接触部間距離LAおよび離間部間距離LBは、第1実施形態の接触部間距離LAおよび離間部間距離LBに準じた設計内容を有する。
各刃片対向面111,121の接触部間距離LAは、内刃長手方向DXにおける第1接触部線分と第2接触部線分との距離を示す。第1接触部線分は、刃片用結合部100の平面視において内刃長手方向DXに直交し、かつ第1対向面接触部112を通過する線分を示す。第2接触部線分は、刃片用結合部100の平面視において内刃長手方向DXに直交し、かつ第2対向面接触部122を通過する線分を示す。
各刃片対向面111,121の離間部間距離LBは、内刃長手方向DXにおける第1離間部線分と第2離間部線分との距離を示す。第1離間部線分は、刃片用結合部100の平面視において内刃長手方向DXに直交し、かつ第1対向面離間部113を通過する線分を示す。第2離間部線分は、刃片用結合部100の平面視において内刃長手方向DXに直交し、かつ第2対向面離間部123を通過する線分を示す。
第7実施形態の電気かみそり1は、第1実施形態の電気かみそり1が奏する(1)〜(5)、(9)、および(10)の効果と同様の効果を奏する。すなわち、内刃40および内刃継手部品60の組立性を向上させる旨の効果、およびその他の種々の効果を奏する。
(第8実施形態)
第8実施形態の電気かみそり1は、次の点において第1実施形態の電気かみそり1と相違し、その他の点において第1実施形態の電気かみそり1と同じ構成を有する。第1実施形態の電気かみそり1の内刃ユニット30は、図7等に示される第1結合部頂面114および第2結合部頂面124を有する。第8実施形態の電気かみそり1の内刃ユニット30は、図17および図18に示される第1結合部頂面814および第2結合部頂面824を有する。なお、第8実施形態の電気かみそり1において、第2実施形態の電気かみそり1と共通する構成については同一の符号を付して、その説明の一部または全部を省略する。
図17および図18を参照して、第8実施形態の刃片用結合部100の構成について説明する。図17は、図8のXC−XC線と同じ位置において破断された刃片用結合部100の断面構造を示す。図18は、図8のXD−XD線と同じ位置において破断された刃片用結合部100の断面構造を示す。
刃片用結合部100は、第1実施形態の第1結合部頂面114に代えて、第1結合部頂面814を有する。刃片用結合部100は、第1実施形態の第2結合部頂面124に代えて、第2結合部頂面824を有する。刃片用結合部100は、その他の点において第1実施形態の刃片用結合部100と同じ構成を有する。
第1結合部頂面814は、内刃長手方向DXにおいて第1刃片用結合部110の外周面から第1刃片対向面111に向かうにつれて上方向DYTから下方向DYBに向けて傾斜している。
第2結合部頂面824は、内刃長手方向DXにおいて第2刃片用結合部120の外周面から第2刃片対向面121に向かうにつれて上方向DYTから下方向DYBに向けて傾斜している。
第8実施形態の電気かみそり1は、第1実施形態の電気かみそり1が奏する(1)〜(10)の効果と同様の効果を奏する。すなわち、内刃40および内刃継手部品60の組立性を向上させる旨の効果、およびその他の種々の効果を奏する。
(その他の実施形態)
本電気かみそりおよび本内刃ユニットは、第1実施形態〜第8実施形態とは異なるその他の実施形態を含む。その他の実施形態は、一例として、以下に示される第1実施形態〜第8実施形態の変形例としての形態を含む。なお、以下の各変形例は、技術的に矛盾しない範囲において互いに組み合わせることができる。
・第1実施形態の刃片用結合部100は、1つの第1対向面接触部112および1つの第2対向面接触部122を有する。ただし、刃片用結合部100の構成は、第1実施形態に例示された内容に限られない。変形例の刃片用結合部は、第1対向面接触部112および第2対向面接触部122の少なくとも一方を複数有する。なお、第2実施形態、第5実施形態、および第8実施形態の刃片用結合部100についても上記変形例と同様に変更することができる。
・第1実施形態の刃片用結合部100は、図8等に示される第1対向面接触部112および第2対向面接触部122を有する。ただし、刃片用結合部100の構成は、第1実施形態に例示された内容に限られない。変形例の刃片用結合部は、一例として以下の構成を有する。
[変形例A1]の刃片用結合部は、第1対向面接触部112に代えて、第2実施形態の第1刃片対向面211と相似形の第1対向面接触部を有する。[変形例A2]の刃片用結合部は、第2対向面接触部122に代えて、第2実施形態の第2刃片対向面221と相似形の第2対向面接触部を有する。[変形例A3]の刃片用結合部は、[変形例A1]の第1対向面接触部、および[変形例A2]の第2対向面接触部を併せて有する。[変形例A4]の刃片用結合部は、[変形例A1]〜[変形例A3]のいずれか1つの刃片用結合部において複数の第1対向面接触部を有する。[変形例A5]の刃片用結合部は、[変形例A1]〜[変形例A4]のいずれか1つの刃片用結合部において複数の第2対向面接触部を有する。なお、[変形例A1]〜[変形例A5]の第1対向面接触部は、第1対向面離間部113と実質的に同じ役割を果たす部分を含む。また、[変形例A1]〜[変形例A5]の第2対向面接触部は、第2対向面離間部123と実質的に同じ役割を果たす部分を含む。
[変形例B1]の刃片用結合部は、第1対向面接触部112に代えて、第3実施形態の第1刃片対向面311と相似形の第1対向面接触部を有する。[変形例B2]の刃片用結合部は、第2対向面接触部122に代えて、第3実施形態の第2刃片対向面321と相似形の第2対向面接触部を有する。[変形例B3]の刃片用結合部は、[変形例B1]の第1対向面接触部、および[変形例B2]の第2対向面接触部を併せて有する。[変形例B4]の刃片用結合部は、[変形例B1]〜[変形例B3]のいずれか1つの刃片用結合部において複数の第1対向面接触部を有する。[変形例B5]の刃片用結合部は、[変形例B1]〜[変形例B4]のいずれか1つの刃片用結合部において複数の第2対向面接触部を有する。なお、[変形例B1]〜[変形例B5]の第1対向面接触部は、第1対向面離間部113と実質的に同じ役割を果たす部分を含む。また、[変形例B1]〜[変形例B5]の第2対向面接触部は、第2対向面離間部123と実質的に同じ役割を果たす部分を含む。
・第1実施形態の刃片用結合部100は、図8等に示される第1刃片用結合部110および第2刃片用結合部120を有する。ただし、刃片用結合部100の構成は、第1実施形態に例示された内容に限られない。変形例の刃片用結合部は、一例として以下の構成を有する。
[変形例C1]の刃片用結合部は、第1刃片用結合部110に代えて、第2実施形態〜第7実施形態のいずれか1つの第1刃片用結合部を有する。[変形例C2]の刃片用結合部は、第2刃片用結合部120に代えて、第2実施形態〜第7実施形態のいずれか1つの第2刃片用結合部を有する。[変形例C3]の刃片用結合部は、[変形例C1]の第1刃片用結合部、および[変形例C2]の刃片用結合部を併せて有する。
・第6実施形態の刃片用結合部100は、図15に示される各刃片対向面211,221を有する。ただし、各刃片対向面211,221の形状は、第6実施形態に例示された内容に限られない。変形例の刃片用結合部は、一例として以下の構成を有する。
[変形例D1]の刃片用結合部は、第1刃片対向面211に代えて、第1実施形態または第3実施形態〜第8実施形態のいずれか1つの第1刃片対向面を有する。[変形例D2]の刃片用結合部は、第2刃片対向面221に代えて、第1実施形態または第3実施形態〜第8実施形態のいずれか1つの第2刃片対向面を有する。[変形例D3]の刃片用結合部は、[変形例D1]の第1刃片対向面、および[変形例D2]の第2刃片対向面を併せて有する。
・第7実施形態の刃片用結合部100は、図16に示される各刃片対向面111,121を有する。ただし、各刃片対向面111,121の形状は、第7実施形態に例示された内容に限られない。変形例の刃片用結合部は、一例として以下の構成を有する。
[変形例E1]の刃片用結合部は、第1刃片対向面111に代えて、第2実施形態〜第4実施形態のいずれか1つの第1刃片対向面を有する。[変形例E2]の刃片用結合部は、第2刃片対向面121に代えて、第2実施形態〜第4実施形態のいずれか1つの第2刃片対向面を有する。[変形例E3]の刃片用結合部は、[変形例E1]の第1刃片対向面、および[変形例E2]の第2刃片対向面を併せて有する。
・第1実施形態〜第8実施形態の内刃ユニット30は、6つの継手振動部70を有する。ただし、継手振動部70の個数は、第1〜第8実施形態に例示された内容に限られない。変形例の内刃ユニット30は、1つ〜5つのいずれかまたは7つ以上のいずれかの個数の継手振動部70を有する。
・第1実施形態〜第8実施形態の電気かみそり1は、2つの内刃ユニット30を有する。ただし、内刃ユニット30の数は、第1実施形態〜第8実施形態に例示された内容に限られない。変形例の電気かみそりは、1つまたは3つ以上のいずれかの個数の内刃ユニット30を有する。
(課題を解決するための手段に関する付記)
課題を解決するための手段は、下記の各付記手段のとおり記述することもできる。なお、各付記手段が有する事項は、各実施形態において開示された事項に対応している。
[付記手段1]
付記手段1の内刃ユニットは、請求項1〜6のいずれか一項に記載の内刃ユニットにおいて次の事項を有する。前記刃片用結合部は、第1刃片用結合部、第2刃片用結合部、および刃片配置空間を有する。前記第1刃片用結合部は、前記第1刃片対向面を有する。前記第2刃片用結合部は、前記第2刃片対向面を有する。前記刃片配置空間は、前記第1刃片対向面と前記第2刃片対向面との間に形成されている。前記第1対向面接触部および前記第2対向面接触部は、前記内刃長手方向において、前記刃片配置空間を介して互いに対向する。前記第1対向面接触部の内刃奥行方向の中心線、および前記第2対向面接触部の内刃奥行方向の中心線は、前記内刃奥行方向において互いに一致している。
[付記手段2]
付記手段2の内刃ユニットは、付記手段1に記載の内刃ユニットにおいて次の事項を有する。前記刃片用結合部は、結合部本体部を有する。前記結合部本体部は、前記振動部本体部と一体的に形成されている。前記第1刃片用結合部は、前記結合部本体部から突出して形成されている。前記第2刃片用結合部は、前記結合部本体部から突出して形成されている。
1 :電気かみそり
10 :かみそり本体
10A :本体正面
10B :本体背面
10C :本体右側面
10D :本体左側面
11 :グリップ部
12 :ヘッド部
13 :駆動部
14 :電源スイッチ
20 :外刃ユニット
21 :外刃
22 :外刃ケース
30 :内刃ユニット
30A :内刃正面
30B :内刃背面
30C :内刃右側面
30D :内刃左側面
40 :内刃
41 :内刃本体部
42 :溶着固定部
43 :引掛嵌合部
44 :挿入嵌合部
45 :保護片
46 :スリット孔
50 :刃片
50A :刃片外周面
50B :刃片内周面
50C :刃片内側面
50D :刃片外側面
51 :刃片本体部
52 :刃片刃先部
53 :刃片頂上部
60 :内刃継手部品
61 :継手本体部
62 :本体用結合部
63 :内刃用結合部
64 :長手位置決め部
65 :高さ位置決め部
66 :奥行位置決め部
67 :溶着部
68 :抜止部
69 :指当部
70 :継手振動部
71 :振動部本体部
71A :本体部外周面
71B :本体部内側面
71C :本体部外側面
100 :刃片用結合部
101 :結合部本体部
102 :結合部基礎面
103 :刃片配置空間
104 :下部隙間
110 :第1刃片用結合部
111 :第1刃片対向面
112 :第1対向面接触部
113 :第1対向面離間部
114 :第1結合部頂面
115 :第1対向隙間
120 :第2刃片用結合部
121 :第2刃片対向面
122 :第2対向面接触部
123 :第2対向面離間部
124 :第2結合部頂面
125 :第2対向隙間
211 :第1刃片対向面
212 :第1対向面接触部
213 :第1対向面離間部
221 :第2刃片対向面
222 :第2対向面接触部
223 :第2対向面離間部
311 :第1刃片対向面
312 :第1対向面接触部
313 :第1対向面離間部
321 :第2刃片対向面
322 :第2対向面接触部
323 :第2対向面離間部
411 :第1刃片対向面
412 :第1対向面接触部
413 :第1対向面離間部
421 :第2刃片対向面
422 :第2対向面接触部
423 :第2対向面離間部
521 :第2刃片対向面
522 :第2対向面接触部
523 :第2対向面離間部
601 :結合部本体部
701 :結合部本体部
701A:第1結合部本体部
701B:第2結合部本体部
814 :第1結合部頂面
824 :第2結合部頂面
DX :内刃長手方向
DXL :左方向
DXR :右方向
DY :内刃高さ方向
DYT :上方向
DYB :下方向
DZ :内刃奥行方向
DZF :前方向
DZR :後方向
LA :接触部間距離
LB :離間部間距離

Claims (6)

  1. 電気かみそりの内刃ユニットであって、
    前記内刃ユニットは、内刃および内刃継手部品を有し、
    前記内刃は、内刃本体部および複数の刃片を有し、
    前記内刃継手部品は、継手本体部および継手振動部を有し、
    前記継手本体部は、前記内刃本体部と結合され、
    前記継手振動部は、振動部本体部および刃片用結合部を有し、前記振動部本体部において前記継手本体部に結合され、前記刃片用結合部において前記刃片に結合され、
    前記振動部本体部は、前記刃片の弾性変形に応じて弾性変形し、
    前記刃片用結合部は、前記振動部本体部と結合され、第1刃片対向面および第2刃片対向面を有し、前記第1刃片対向面および前記第2刃片対向面により前記刃片を挟み込むことにより前記刃片と結合し、
    前記第1刃片対向面および前記第2刃片対向面の少なくとも一方は、前記刃片に接触する対向面接触部、および前記刃片に接触しない対向面離間部を有し、
    前記対向面離間部は、前記内刃ユニットの奥行方向において前記対向面接触部に並べて形成され
    前記第1刃片対向面および前記第2刃片対向面の少なくとも一方は、前記刃片に向けて突出した曲面形状を有し、前記対向面接触部が最も突出している
    内刃ユニット。
  2. 前記第1刃片対向面は、前記対向面接触部としての第1対向面接触部、および前記対向面離間部としての第1対向面離間部を有し、
    前記第1対向面接触部は、前記第1刃片対向面のうちの前記奥行方向の中間部分に形成され、
    前記第1対向面離間部は、前記第1刃片対向面のうちの前記奥行方向の両端部分に形成されている
    請求項1に記載の内刃ユニット。
  3. 前記第2刃片対向面は、前記対向面接触部としての第2対向面接触部、および前記対向面離間部としての第2対向面離間部を有し、
    前記第2対向面接触部は、前記第2刃片対向面のうちの前記奥行方向の中間部分に形成され、
    前記第2対向面離間部は、前記第2刃片対向面のうちの前記奥行方向の両端部分に形成されている
    請求項1または2に記載の内刃ユニット。
  4. 前記第1刃片対向面および前記第2刃片対向面は、前記奥行方向において少なくとも一部分が重なり合う
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の内刃ユニット。
  5. 前記対向面接触部の面積は、前記対向面離間部の面積よりも小さい
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の内刃ユニット。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の内刃ユニットを有する電気かみそり。
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