JP5954391B2 - 接触片ユニット及びリレー - Google Patents

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Description

本発明は、接触片ユニット及びリレーに関する。
リレーには、複数の板バネが積層された接触片を有するものがある。接触片には、接点が接合される。例えば、特許文献1に記載のリレーでは、3枚の板バネが積層され、一体的に端子に接合されている。このように積層された複数の板バネを一体的に端子に接合する場合、複数の端子はカシメによって端子に接合される。また、接点を複数の板バネに一体的に接合するために、接点は、カシメによって複数の板バネに接合される。
詳細には、複数の板バネを貫通する孔に端子の突起が挿入され、突起が加圧変形される。これにより、複数の板バネを一体的に端子に接合することができる。また、複数の板バネを貫通する孔に接点の端部が挿入され、端部が加圧変形される。これにより、複数の板バネに接点を一体的に接合することができる。
米国特許第7659800号
しかし、上記のように、接点と接触片と端子とがカシメによって接合されている場合、接点と接触片との接合状態、或いは接触片と端子との接合状態のバラツキが大きくなり易い。このため、接合部分での接触抵抗が不安定となる。接触抵抗が不安定であることにより、接触抵抗が過剰に大きくなった場合には、接点と接触片と端子とに大電流が流れるときに、発熱が大きくなるという問題が生じる。
本発明の課題は、接触抵抗の過剰な増大を抑えることができる接触片ユニット及びリレーを提供することにある。
本発明の一態様に係る接触片ユニットは、端子と、接触片と、接点とを備える。接触片は、複数の板バネを有する。複数の板バネは、互いに積層して配置され、カシメにより端子に接合される。接点は、複数の板バネに、カシメにより接合される。接触片は、接点及び端子の少なくとも一方と電気的に導通するように溶接される。
本態様に係る接触片ユニットでは、溶接による溶融接合によって、接触片が接点及び端子の少なくとも一方と電気的に導通する。このため、接点及び端子の少なくとも一方と接触片との接合部分での接触抵抗を安定的に低く抑えることができる。これにより、接触抵抗の過剰な増大を抑えることができる。
接触片は、接点と電気的に導通するように溶接されてもよい。この場合、接触片と接点との接合部分において、接触抵抗の過剰な増大を抑えることができる。
接点又は接触片は、複数の板バネに亘って設けられる溝を有してもよい。複数の板バネは、溝において接点と溶接されてもよい。この場合、溶接される部分の面積が拡大することにより、接触抵抗をさらに安定的に低く抑えることができる。
接触片は、複数の板バネを貫通する貫通孔を有してもよい。接点は、貫通孔に挿入されてもよい。溝は、貫通孔の縁に設けられてもよい。この場合、溝の形成が容易である。
溝は、複数の板バネの積層方向に向かって、順次、大きくなってもよい。この場合、溶接時に溶接金属が溝を流れ易い。これにより、複数の板バネを安定的に接点に溶接することができる。
接点の接触面から遠い板バネの溝ほど大きくてもよい。この場合、接触面の反対側から溶接を行う場合に、溶接金属が溝を流れ易くなる。これにより、複数の板バネを安定的に接点に溶接することができる。
溝は、複数の板バネの積層方向に延びる直線状の形状を有してもよい。この場合、溝の形成が容易である。
接触片は、端子に接合される基端部と、基端部の反対に位置する先端部とを有してもよい。溝は、貫通孔の縁において貫通孔の中心よりも基端部側に配置されてもよい。この場合、接触抵抗をさらに低減することができる。
接触片は、大バネ定数板バネをさらに有してもよい。大バネ定数板バネは、複数の前記バネ板よりも大きいバネ定数を有し、複数のバネ板に積層されてもよい。大バネ定数板バネは、複数のバネ板と共に、接点に溶接されてもよい。この場合、大バネ定数板バネと複数のバネ板とをまとめて接点に溶接することができる。このため、溶接作業が容易である。
接触片は、大バネ定数板バネをさらに有してもよい。大バネ定数板バネは、複数のバネ板よりも大きいバネ定数を有し、複数のバネ板に積層されてもよい。大バネ定数板バネは、接点に溶接されなくてもよい。この場合、大バネ定数板バネに熱影響を与えることを回避することができる。これにより、熱影響による大バネ定数板バネの疲労強度の低下が抑えられる。
接点は、接触片上に配置される接触面を有してもよい。接触片は、接触面と接触片との境界において部分的に接点に溶接されてもよい。この場合、溶接作業が容易である。また、溶接による接触片への熱影響を小さく抑えることができる。
接触片は、接触面と接触片との境界に位置する少なくとも1つの溶接点において接点に溶接されてもよい。この場合、溶接作業が容易である。また、溶接による接触片への熱影響を小さく抑えることができる。
接触片は、端子と電気的に導通するように溶接されてもよい。この場合、接触片と端子との接合部分において、接触抵抗の過剰な増大を抑えることができる。
接触片は、溝を有してもよい。溝は、複数の板バネに亘って設けられ、端子に到達するように設けられてもよい。複数の板バネは、溝において端子と溶接されてもよい。この場合、溶接される部分の面積が拡大することにより、接触抵抗をさらに安定的に低く抑えることができる。
溝は、複数の板バネの端部に設けられてもよい。この場合、溝の形成が容易である。
溝は、複数の板バネの積層方向に向かって、順次、大きくなってもよい。この場合、溶接時に溶接金属が溝を流れ易い。これにより、複数の板バネを安定的に端子に溶接することができる。
端子から遠い板バネの溝ほど大きくてもよい。この場合、端子の反対側から溶接を行う場合に、溶接金属が溝を流れ易くなる。これにより、複数の板バネを安定的に接点に溶接することができる。
溝は、複数の板バネの積層方向に延びる直線状の形状を有してもよい。この場合、溝の形成が容易である。
端子は突起を有してもよい。接触片は、突起が挿入される貫通孔を有してもよい。接触片は、突起と貫通孔との境界において端子に溶接されてもよい。この場合、溶接作業が容易である。
接触片は、突起と貫通孔との境界に位置する少なくとも1つの溶接点において端子に溶接されてもよい。この場合、溶接作業が容易である。また、溶接による接触片への熱影響を小さく抑えることができる。
接触片は、接点及び端子の両方と電気的に導通するように溶接されてもよい。この場合、接触片と接点との接合部分、及び接触片と端子との接合部分において、接触抵抗の過剰な増大を抑えることができる。
本発明の他の態様に係るリレーは、上述した接触片ユニットを備える。本態様に係るリレーでは、溶接による溶融接合によって、接触片が接点及び端子の少なくとも一方と電気的に導通する。このため、接点及び端子の少なくとも一方と接触片との接合部分での接触抵抗を安定的に低く抑えることができる。これにより、接触抵抗の過剰な増大を抑えることができる。
本発明によれば、接触抵抗の過剰な増大を抑えることができる接触片ユニット及びリレーを提供することができる。
第1実施形態に係るリレーの斜視図である。 リセット状態のリレーの平面図である。 セット状態のリレーの平面図である。 第1実施形態に係る接触片ユニットの平面図である。 接触片ユニットの斜視図である。 接触片ユニットの分解斜視図である。 可動接触片を大バネ定数板バネ側から見た側面図である。 図7におけるVIII−VIII断面図である。 可動接触片の基端部の拡大図である。 図9におけるX−X断面図である。 溶接が施される前の可動接触片の基端部の拡大図である。 第2実施形態に係る接触片ユニットの側面図である。 第1実施形態の第1変形例に係る接触片ユニットの断面図である。 第1実施形態の第2変形例に係る接触片ユニットの断面図である。 第1実施形態の第3変形例に係る接触片ユニットの断面図である。 第1実施形態の第3変形例に係る接触片ユニットの製造方法を示す図である。 第2実施形態の変形例に係る接触片ユニットの側面図である。
以下、図面を参照して実施形態にかかるリレーについて説明する。図1は、第1実施形態に係るリレー1の斜視図である。図2は、第1実施形態に係るリレー1の平面図である。リレー1は、ベース11と、電磁石ユニット12と、接極子ユニット13と、連結体14と、可動接触片15と、可動接点端子16と、固定接点端子17とを備える。
ベース11は、電磁石ユニット12と、接極子ユニット13と、連結体14と、可動接触片15と、可動接点端子16と、固定接点端子17とを収容している。ベース11には、図示しないカバー部材が取り付けられる。
電磁石ユニット12は、接極子ユニット13を回転させる電磁力を発生させる。図2に示すように、電磁石ユニット12は、コイル21と、スプール22と、第1ヨーク23と、第2ヨーク24とを有する。コイル21は、スプール22に巻回されている。スプール22には図示しない鉄芯が挿入されている。第1ヨーク23は鉄芯の一端に連結されており、第2ヨーク24は鉄芯の他端に連結されている。
接極子ユニット13は、ベース11に対して回転可能に支持されている。接極子ユニット13は、第1ヨーク23と第2ヨーク24との間に配置されている。接極子ユニット13は、第1接極子25と第2接極子26と永久磁石27と可動体28とを有する。第1接極子25と第2接極子26と永久磁石27とは、可動体28に取り付けられている。可動体28は、回転軸281を中心に回転可能にベース11に支持されている。可動体28は、連結部282を有している。
第1接極子25は、第1端部251と第2端部252とを有する。第2接極子26は、第3端部261と第4端部262とを有する。第1端部251と第3端部261とは、可動体28から同方向に突出している。第2端部252と第4端部262とは、第1端部251と第3端部261とは反対の方向に、可動体28から突出している。
連結体14は、可動体28と可動接触片15とを連結している。連結体14の一端は、可動体28に連結される。連結体14の他端は、可動接触片15に連結される。
可動接触片15には、可動接点18が接合されている。可動接触片15は、可動接点端子16に接合されている。固定接点端子17には、固定接点19が接合されている。固定接点19は、可動接点18と対向して配置される。
次に、リレー1の動作について説明する。図2に示すリセット状態では、第1接極子25の第1端部251が第1ヨーク23と接触し、第2端部252が第2ヨーク24から離れている。第2接極子26の第4端部262が第2ヨーク24と接触し、第3端部261が第1ヨーク23から離れている。また、可動接点18は固定接点19から離れている。
コイル21に所定方向に通電すると、接極子ユニット13を所定の順方向(図2における時計回り)に回転させる電磁力が発生する。これにより、接極子ユニット13が順方向に回転する。接極子ユニット13が順方向に回転すると、連結体14が図2における左方向に移動する。これにより、可動接触片15の先端が図2における左方向に移動し、それと共に、可動接点18が固定接点19に近づく方向に移動する。その結果、可動接点18が固定接点19に接触する。これにより、リレー1は、図2に示すリセット状態から図3に示すセット状態に切り換えられる。
図3に示すように、セット状態では、第1接極子25の第1端部251が第1ヨーク23から離れ、第2端部252が第2ヨーク24に接触する。また、第2接極子26の第4端部262が第2ヨーク24から離れ、第3端部261が第1ヨーク23に接触する。なお、この状態でコイル21への通電が停止されても、永久磁石27の磁力により、セット状態が維持される。
次に、コイル21に上記の所定方向と逆の方向に通電すると、接極子ユニット13を上記の順方向と逆方向(図3における反時計回り)に回転させる電磁力が発生する。これにより、接極子ユニット13が逆方向に回転する。接極子ユニット13が逆方向に回転すると、連結体14が図3における右方向に移動する。これにより、可動接触片15の先端が図3における右方向に移動し、それと共に、可動接点18が固定接点19から離れる方向に移動する。その結果、可動接点18が固定接点19から離れる。これにより、リレー1は、図3に示すセット状態から図2に示すリセット状態に戻る。なお、この状態でコイル21への通電が停止されても、永久磁石27の磁力により、リセット状態が維持される。
次に、本実施形態に係る接触片ユニット2について説明する。図4は、接触片ユニット2の平面図である。図5は、接触片ユニット2の斜視図である。図6は、接触片ユニット2の分解斜視図である。
本実施形態に係る接触片ユニット2は、上述した可動接触片15と可動接点端子16と可動接点18とを有する。図5に示すように、可動接点18は、第1接点31と第2接点32とを有する。可動接触片15と可動接点端子16と第1接点31と第2接点32とが一体的に互いに接合されることで、接触片ユニット2が構成されている。なお、可動接点18の接点の数は、2つに限らず、2つより多い、或いは1つであってもよい。
図3から図6に示すように、可動接触片15は、複数の板バネ33−35を有する。複数の板バネ33−35は、互いに積層して配置される。複数の板バネ33−35は、例えば銅合金などの電導性を有する金属材料で形成される。
可動接触片15は、大バネ定数板バネ36をさらに有する。大バネ定数板バネ36は、複数の板バネ33−35に積層される。大バネ定数板バネ36は、例えば銅合金などの電導性を有する金属材料で形成される。大バネ定数板バネ36は、複数の板バネ33−35と異なる材料で形成される。大バネ定数板バネ36は、複数の板バネ33−35よりも高いバネ性を有する。複数の板バネ33−35と大バネ定数板バネ36とは、カシメにより可動接点端子16に一体的に接合される。
詳細には、複数の板バネ33−35は、第1板バネ33と第2板バネ34と第3板バネ35とを有する。すなわち、本実施形態では、可動接触片15は、3つの板バネ33−35と、1つの大バネ定数板バネ36とを有する。ただし、複数の板バネ33−35の数は、3つに限らず、3つより少ない、或いは3つより多くてもよい。また、大バネ定数板バネ36の数は、1つに限らず、1つより多くてもよい。或いは、大バネ定数板バネ36が省略されてもよい。
第1板バネ33と第2板バネ34と第3板バネ35とのなかで、第1板バネ33は、最も外側に配置される。すなわち、第1板バネ33と第2板バネ34と第3板バネ35とのなかで第1板バネ33は、最も可動接点端子16から遠くに配置される。第3板バネ35は、第1板バネ33と第2板バネ34と第3板バネ35とのなかで最も可動接点端子16の近くに配置される。第2板バネ34は、第1板バネ33と第3板バネ35との間に配置される。
大バネ定数板バネ36は、複数の板バネ33−35と可動接点端子16との間に配置される。言い換えれば、大バネ定数板バネ36は、第3板バネ35と可動接点端子16との間に配置される。大バネ定数板バネ36は、可動接点端子16に臨んで配置される。大バネ定数板バネ36は、可動接点端子16との固定位置において可動接点端子16に接触している。
可動接触片15は、基端部41と先端部42とを有する。基端部41は、可動接点端子16に接合される。先端部42は、基端部41の反対に位置しており、自由端となっている。なお、本実施形態において、基端部41から先端部42に向かう方向と平行な方向を長手方向と呼ぶ。長手方向及び可動接触片15の板厚方向に垂直な方向を幅方向と呼ぶ。また、可動接触片15の板厚方向は、複数の板バネ33−35の積層方向と同義である。
図5に示すように、可動接触片15は、複数の貫通孔43−45を有する。本実施形態では、可動接触片15は、3つの貫通孔43−45を有する。複数の貫通孔43−45は、可動接触片15を板厚方向に貫通している。
詳細には、図6に示すように、第1板バネ33は、複数の貫通孔43a−45aを有する。第2板バネ34は、複数の貫通孔43b−45bを有する。第3板バネ35は、複数の貫通孔43c−45cを有する。大バネ定数板バネ36は、複数の貫通孔43d−45dを有する。第1板バネ33の貫通孔43aと第2板バネ34の貫通孔43bと第3板バネ35の貫通孔43cと大バネ定数板バネ36の貫通孔43dとは、互いに重なるように配置されることで、可動接触片15の貫通孔43を構成する。
同様に、貫通孔44a−44dは、互いに重なるように配置されることで、可動接触片15の貫通孔44を構成する。貫通孔45a−45dは、互いに重なるように配置されることで、可動接触片15の貫通孔45を構成する。
可動接点端子16は、複数の突起46−48を有する。本実施形態では、可動接点端子16は、3つの突起46−48を有する。複数の突起46−48は、可動接触片15の複数の貫通孔43−45にそれぞれ挿入される。これらの突起46−48は、複数の貫通孔43−45に挿入された後に、カシメられる。これにより、可動接触片15が、可動接点端子16に接合される。すなわち、複数の板バネ33−35と大バネ定数板バネ36とが一体的に可動接点端子16に接合される。なお、可動接触片15の複数の貫通孔、及び可動接点端子16の突起の数は、3つに限らず、3つより少ない、或いは3つより多くてもよい。
図7は、可動接触片15の一部を大バネ定数板バネ36側から見た側面図である。図7に示すように、可動接触片15は、第1貫通孔51と第2貫通孔52とを有する。第1貫通孔51と第2貫通孔52とは、可動接触片15を板厚方向に貫通している。第1貫通孔51と第2貫通孔52とは、幅方向に並んで配置される。第2貫通孔52の直径は、第1貫通孔51の直径よりも小さい。
詳細には、図6に示すように、第1板バネ33は、第1貫通孔51aと第2貫通孔52aとを有する。第2板バネ34は、第1貫通孔51bと第2貫通孔52bとを有する。第3板バネ35は、第1貫通孔51cと第2貫通孔52cとを有する。大バネ定数板バネ36は、第1貫通孔51dと第2貫通孔52dとを有する。
第1板バネ33の第1貫通孔51aと第2板バネ34の第1貫通孔51bと第3板バネ35の第1貫通孔51cと大バネ定数板バネ36の第1貫通孔51dとは、同径である。第1板バネ33の第1貫通孔51aと第2板バネ34の第1貫通孔51bと第3板バネ35の第1貫通孔51cと大バネ定数板バネ36の第1貫通孔51dとは、互いに重なるように配置される。これらの各板バネの第1貫通孔51a−51dにより、可動接触片15の第1貫通孔51が構成される。
同様に、第2貫通孔52a−52dは、同径である。第2貫通孔52a−52dは、互いに重なるように配置される。これらの第2貫通孔52a−52dにより、可動接触片15の第2貫通孔52が構成される。
図6に示すように、第1接点31は、第1接触面311と第1突起部312とを有する。第1接触面311は、上述した固定接点19に接触する面である。第1突起部312の直径は、第1接触面311よりも小さい。第1突起部312は、可動接触片15の第1貫通孔51に挿入される。第1突起部312は、第1貫通孔51に挿入された後に、カシメられる。これにより、第1接点31が、可動接触片15に接合される。すなわち、複数の板バネ33−35と大バネ定数板バネ36とに一体的に第1接点31が接合される。
第2接点32は、第2接触面321と第2突起部322とを有する。第2接触面321は、図示しない、もう1つの固定接点19に接触する面である。第2突起部322の直径は、第2接触面321よりも小さい。第2接触面321の直径は、第1接触面311の直径よりも小さい。第2突起部322は、可動接触片15の第2貫通孔52に挿入される。第2突起部322は、第2貫通孔52に挿入された後に、カシメられる。これにより、第2接点32が、可動接触片15に接合される。すなわち、複数の板バネ33−35と大バネ定数板バネ36とに一体的に第2接点32が接合される。
図4及び図5に示すように、可動接触片15は、第1平坦部53と湾曲部54と第2平坦部55とを有する。第1平坦部53と湾曲部54と第2平坦部55とは、可動接触片15の長手方向に並んで配置される。湾曲部54は、可動接点端子16から離れる方向に凸に湾曲している。湾曲部54は、第1平坦部53と第2平坦部55との間に配置される。湾曲部54は、幅方向に延びている。
詳細には、図6に示すように、第1板バネ33は、湾曲部54aを有する。第2板バネ34は、湾曲部54bを有する。第3板バネ35は、湾曲部54cを有する。大バネ定数板バネ36は、湾曲部54dを有する。これらの板バネ33−36の積層された湾曲部54a−54dによって可動接触片15の湾曲部54が構成される。
なお、第2板バネ34には、第2板バネ34の湾曲部54bを通るように一対のスリット341,342が設けられている。一対のスリット341,342は、第2板バネ34の長手方向に延びている。一対のスリット341,342は、幅方向に互いに間隔を置いて配置される。
第1平坦部53は、上述した基端部41を含む。第1平坦部53は、上述した複数の貫通孔43−45を含む。すなわち、第1平坦部53は、可動接点端子16に接合される。詳細には、
図6に示すように、第1板バネ33は、第1平坦部53aを有する。第2板バネ34は、第1平坦部53bを有する。第3板バネ35は、第1平坦部53cを有する。大バネ定数板バネ36は、第1平坦部53dを有する。これらの板バネ33−36の積層された第1平坦部53a−53dによって可動接触片15の第1平坦部53が構成される。
第2平坦部55は、上述した先端部42を含む。第2平坦部55は、上述した第1貫通孔51と第2貫通孔52とを含む。すなわち、第2平坦部55には、可動接点18が接合される。
詳細には、図6に示すように、第1板バネ33は、第2平坦部55aを有する。第2板バネ34は、第2平坦部55bを有する。第3板バネ35は、第2平坦部55cを有する。大バネ定数板バネ36は、第2平坦部55dを有する。これらの板バネ33−36の積層された第2平坦部55a−55dによって可動接触片15の第2平坦部55が構成される。
可動接触片15は、変位規制部56を有する。変位規制部56は、上述した連結体14に係止することで、可動接触片15の先端の長手方向への変位を規制する。詳細には、変位規制部56は、第1板バネ33に設けられる。変位規制部56は、第1板バネ33の先端が屈曲されることで形成されている。
図6及び図7に示すように、大バネ定数板バネ36は、第1スリット57と第2スリット58とを有する。第1スリット57は、第1貫通孔51dの周囲に配置される。第1スリット57は、U字状に湾曲した形状を有する。第2スリット58は、第2貫通孔52dの周囲に配置される。第2スリット58は、U字状に湾曲した形状を有する。
図2及び図3に示すように、可動接触片15の先端部42は、連結体14の凹部141内に配置される。接触片ユニット2がベース11に取り付けられる前に、第1スリット57と第1貫通孔51dとの間の部分、及び第2スリット58と第2貫通孔52dとの間の部分を除く大バネ定数板バネ36の先端部421が、可動接点端子16側に向けて屈曲される。これにより、大バネ定数板バネ36の先端部421が、連結体14の凹部141の側面に接触する。これにより、図3に示すように、リレー1がセット状態であるときに、接点の接触圧を安定して得ることができる。
図8は、図7におけるVIII−VIII断面図である。図8に示すように、可動接触片15は、第1溝61を有する。第1溝61は、複数の板バネ33−35及び大バネ定数板バネ36に亘って設けられる。第1溝61は、可動接触片15の板厚方向に延びており、第1接点31に到達している。第1溝61は、第1貫通孔51の縁に設けられる。第1溝61は、第1貫通孔51の縁において第1貫通孔51の中心よりも基端部41側に配置される。
複数の板バネ33−35及び大バネ定数板バネ36は、第1溝61において第1接点31と溶接される。これにより、可動接触片15は、第1接点31と電気的に導通するように溶接される。すなわち、複数の板バネ33−35及び大バネ定数板バネ36は、第1接点31と電気的に導通するように溶接される。
詳細には、第1板バネ33は、第1溝61aを有する。第2板バネ34は、第1溝61bを有する。第3板バネ35は、第1溝61cを有する。大バネ定数板バネ36は、第1溝61dを有する。これらの板バネ33−36の積層された第1溝61a−61dによって、可動接触片15の第1溝61が構成される。
図7に示すように、複数の板バネ33−35の積層方向から見て、第1板バネ33の第1溝61a、第2板バネ34の第1溝61b、第3板バネ35の第1溝61c、及び大バネ定数板バネ36の第1溝61dの順に大きくなる。すなわち、第1溝61は、第1接点31の第1接触面311から遠い板バネの溝ほど大きくなる。従って、第1溝61は、複数の板バネ33−35の積層方向に向かって、順次、大きくなる。
なお、図7は、溶接が施される前の可動接触片15を示している。図7に示すように、可動接触片15は、第2溝62を有する。第2溝62は、第1溝61と同様に、複数の板バネ33−35及び大バネ定数板バネ36に亘って設けられる。第2溝62は、可動接触片15の板厚方向に延びており、第2接点32に到達している。複数の板バネ33−35及び大バネ定数板バネ36は、第2溝62において第2接点32と溶接される。これにより可動接触片15は、第2接点32と電気的に導通するように溶接される。すなわち、複数の板バネ33−35及び大バネ定数板バネ36は、第2接点32と電気的に導通するように溶接される。
詳細には、第1板バネ33は、第2溝62aを有する。第2板バネ34は、第2溝62bを有する。第3板バネ35は、第2溝62cを有する。大バネ定数板バネ36は、第2溝62dを有する。これらの板バネ33−36の積層された第2溝62a−62dによって、可動接触片15の第2溝62が構成される。
複数の板バネ33−35の積層方向から見て、第1板バネ33の第2溝62a、第2板バネ34の第2溝62b、第3板バネ35の第2溝62c、及び大バネ定数板バネ36の第2溝62dの順に大きくなる。すなわち、第2溝62は、第2接点32の第2接触面321から遠い板バネの溝ほど大きくなる。従って、第2溝62は、複数の板バネ33−35の積層方向に向かって、順次、大きくなる。
図9は、可動接触片15の基端部41の拡大図である。図9に示すように、可動接触片15は、複数の溝63,64を有する。可動接触片15は、複数の溝63,64において可動接点端子16と電気的に導通するように溶接される。本実施形態において、可動接触片15は、第1溝63と第2溝64とを有する。ただし、可動接触片15の溝の数は2つに限らず、2つより多い、あるいは1つであってもよい。
図10は、図9におけるX−X断面図である。図10に示すように、第1溝63は、複数の板バネ33−35及び大バネ定数板バネ36に亘って配置される。第1溝63は、可動接触片15の板厚方向に延びており、可動接点端子16に到達するように設けられる。従って、複数の板バネ33−35と大バネ定数板バネ36とは、第1溝63において可動接点端子16と溶接される。図示を省略するが第2溝64も第1溝63と同様の構成である。従って、複数の板バネ33−35と大バネ定数板バネ36とは、第2溝64において可動接点端子16と溶接される。
詳細には、図6に示すように、第1板バネ33は、第1溝63aと第2溝64aとを有する。第1溝63aと第2溝64aとは、第1板バネ33の基端部に設けられる。第2板バネ34は、第1溝63bと第2溝64bとを有する。第1溝63bと第2溝64bとは、第2板バネ34の基端部に設けられる。第3板バネ35は、第1溝63cと第2溝64cとを有する。第1溝63cと第2溝64cとは、第3板バネ35の基端部に設けられる。大バネ定数板バネ36は、第1溝63dと第2溝64dとを有する。第1溝63dと第2溝64dとは、大バネ定数板バネ36の基端部に設けられる。
第1溝63a−63dは、互いに重なるように配置される。これらの板バネ33−36の積層された第1溝63a−63dによって、可動接触片15の第1溝63が構成される。
図11は、溶接が施される前の可動接触片15の基端部41の拡大図である。図10及び図11に示すように。大バネ定数板バネ36の第1溝63d、第3板バネ35の第1溝63c、第2板バネ34の第1溝63b、及び第1板バネ33aの第1溝63aの順に大きくなる。すなわち、第1溝63は、可動接点端子16から遠い板バネの溝ほど大きくなる。これにより、第1溝63は、複数の板バネ33−35の積層方向に向かって、順次、大きくなる。
同様に、第2溝64a−64dは、互いに重なるように配置される。これらの板バネ33−36の積層された第2溝64a−64dによって、可動接触片15の第2溝64が構成される。
複数の板バネ33−35の積層方向から見て、大バネ定数板バネ36の第2溝64d、第3板バネ35の第2溝64c、第2板バネ34の第2溝64b、及び第1板バネ33の第2溝64aの順に大きくなる。すなわち、第2溝64は、可動接点端子16から遠い板バネの溝ほど大きくなる。これにより、第2溝64は、複数の板バネ33−35の積層方向に向かって、順次、大きくなる。
以上説明した、本実施形態に係る接触片ユニット2では、溶接による溶融接合によって、可動接触片15が可動接点18及び可動接点端子16と電気的に導通する。このため、可動接触片15と可動接点18との接合部分、及び可動接触片15と可動接点端子16との接合部分での接触抵抗を安定的に低く抑えることができる。これにより、接触抵抗の過剰な増大を抑えることができる。
複数の板バネ33−35と大バネ定数板バネ36とは、第1溝61において第1接点31と溶接される。このため、溶接される部分の面積が拡大することにより、接触抵抗をさらに安定的に低く抑えることができる。また、第1溝61は、第1貫通孔51の縁に設けられる。このため、第1溝61の形成が容易である。
第1接点31の第1接触面311から遠い板バネの第1溝61ほど大きくなる。このため、第1接触面311の反対側から溶接を行う場合に、溶接金属が第1溝61を流れ易くなる。これにより、複数の板バネ33−35を安定的に第1接点31に溶接することができる。
第1溝61は、第1貫通孔51の縁において第1貫通孔51の中心よりも基端部41側に配置される。このため、接触抵抗をさらに低減することができる。
大バネ定数板バネ36は、複数の板バネ33−35と共に、第1接点31に溶接される。このため、大バネ定数板バネ36と複数の板バネ33−35とをまとめて第1接点31に溶接することができる。従って、溶接作業が容易である。
なお、第2接点32及び第2溝62についても、第1接点31及び第1溝61に関する上記の効果と同様の効果を奏することができる。
複数の板バネ33−35は、第1溝63において可動接点端子16と溶接される。このため、溶接される部分の面積が拡大することにより、接触抵抗をさらに安定的に低く抑えることができる。
第1溝63は、複数の板バネ33−35の基端部と大バネ定数板バネ36の基端部とに設けられる。このため、第1溝63の形成が容易である。
可動接点端子16から遠い板バネの第1溝63ほど大きくなる。このため、可動接点端子16の反対側から溶接を行う場合に、溶接金属が第1溝63を流れ易くなる。これにより、複数の板バネ33−35を安定的に可動接点端子16に溶接することができる。
なお、第2溝64についても上記の第1溝63に関する効果と同様の効果を奏することができる。
次に、第2実施形態に係る接触片ユニット3について説明する。図12は、第2実施形態に係る接触片ユニット3の側面図である。図12に示すように、第2実施形態に係る接触片ユニット3では、可動接触片15は、第1接触面311と可動接触片15との境界において部分的に可動接点18に溶接される。詳細には、可動接触片15は、第1接触面311と可動接触片15との境界に位置する溶接点W1において第1接点31に溶接される。また、可動接触片15は、第2接触面321と可動接触片15との境界に位置する溶接点W2において第2接点32に溶接される。
より詳細には、第1接触面311と第1板バネ33との境界に位置する溶接点W1において、第1板バネ33が第1接点31に溶接される。第2接触面321と第1板バネ33との境界に位置する溶接点W2において、第1板バネ33が第2接点32に溶接される。
また、可動接触片15は、突起46と貫通孔43との境界において可動接点端子16に溶接される。詳細には、可動接触片15は、突起46と貫通孔43との境界に位置する溶接点W3において可動接点端子16に溶接される。
本実施形態に係る接触片ユニット3では、例えばスポット溶接を第1接触面311と可動接触片15との境界に施すことにより、第1接点31と可動接触片15とを容易に溶接することができる。同様に、第2接点32と可動接触片15との溶接を容易に行うことができる。また、スポット溶接を突起46と貫通孔43との境界に施すことにより、可動接触片15と可動接点端子16とを容易に溶接することができる。
第1接点31と可動接触片15との溶接点W1、第2接点32と可動接触片15との溶接点W2、可動接触片15と可動接点端子16との溶接点W3は、共に第1板バネ33上に位置する。このため、これらの溶接点W1−W3の溶接作業が容易である。また、各溶接点W1−W3の溶接範囲が小さいため、溶接による可動接触片15への熱影響を小さく抑えることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
図13は、第1実施形態の第1変形例に係る可動接触片15の断面図である。図13に示すように、可動接触片15の第1溝61は、複数の板バネ33−35の積層方向に延びる直線状の形状を有してもよい。すなわち、複数の板バネ33−35、及び大バネ定数板バネ36の第1溝61a−61dが同じ大きさであってもよい。この場合、第1溝61の形成が容易である。第2溝62についても第1溝61と同様に複数の板バネ33−35の積層方向に延びる直線状の形状を有してもよい。
図14は、第1実施形態の第2変形例に係る接触片ユニット2の断面図である。図14に示すように、可動接触片15の基端部41の第1溝63は、複数の板バネ33−35の積層方向に延びる直線状の形状を有してもよい。すなわち、複数の板バネ33−35及び大バネ定数板バネの第1溝63a−63dは同じ大きさであってもよい。この場合、第1溝63の形成が容易である。可動接触片15の基端部41の他の溝64についても同様に、複数の板バネ33−35の積層方向に延びる直線状の形状を有してもよい。
図15は、第1実施形態の第3変形例に係る接触片ユニット2の断面図である。上記の第1実施形態では、大バネ定数板バネ36は、複数の板バネ33−35と共に、可動接点18に溶接される。しかし、図15に示すように、大バネ定数板バネ36は、第1接点31に溶接されなくてもよい。また、図示を省略するが、大バネ定数板バネ36は、第2接点32に溶接されなくてもよい。すなわち、第1溝61及び第2溝62は、大バネ定数板バネ36に設けられなくてもよい。
第1実施形態の第3変形例に係る接触片ユニット2の製造方法を図16に示す。まず、図16Aに示すように、複数の板バネ33−35が互いに積層される。次に、図16Bに示すように、第1貫通孔51に、第1接点31の第1突起部312が挿入される。また、図示を省略するが、第2接点32の第2突起部322も、積層された複数の板バネ33−35の第2貫通孔52に挿入される。
次に、図16Cに示すように、第1溝61に溶接が施される。これにより、複数の板バネ33−35に第1接点31が溶接される。また、図示を省略するが、第2溝62に溶接が施される。これにより、複数の板バネ33−35に第2接点32が溶接される。
次に、図16Dに示すように、複数の板バネ33−35に、大バネ定数板バネ36が積層される。このとき、第1接点31の第1突起部312が大バネ定数板バネ36の第1貫通孔51dに挿入され、第2接点32の第2突起部322が、大バネ定数板バネ36の第2貫通孔52dに挿入される。
そして、第1接点31の第1突起部312がカシメられて、第1接点31が、複数の板バネ33−35と大バネ定数板バネ36とに接合される。また、図示を省略するが、第2接点32の第2突起部322がカシメられて、第2接点32が、複数の板バネ33−35と大バネ定数板バネ36とに接合される。
第1実施形態の第3変形例に係る接触片ユニット2では、溶接による熱影響を大バネ定数板バネ36に与えることを回避することができる。これにより、熱影響による大バネ定数板バネ36の疲労強度の低下が抑えられる。
図17は、第2実施形態の変形例に係る接触片ユニット3の側面図である。図17に示すように、第1接点31の第1接触面311と可動接触片15との溶接点W1の数は1つに限らず、複数であってもよい。第2接点32の第2接触面321と可動接触片15との溶接点W2の数は1つに限らず、複数であってもよい。可動接触片15と可動接点端子16との溶接点W3の数は1つに限らず、複数であってもよい。
なお、図17では各溶接部分の溶接点は3つずつであるが、3つより少ない、或いは3より多くてもよい。
上記の第1実施形態、第2実施形態、及び変形例では、可動接触片15が可動接点18と可動接点端子16との両方に溶接されている。しかし、可動接触片15が可動接点18のみと溶接されてもよい。或いは、可動接触片15が可動接点端子16のみと溶接されてもよい。
上記の可動接点18が、第1実施形態、及び変形例では、可動接点18と可動接触片15との溶接用の溝が、可動接触片15に設けられている。しかし、可動接点18と可動接触片15との溶接用の溝が、可動接点18に設けられてもよい。すなわち、第1接点31と可動接触片15との溶接用の溝が、第1接点31に設けられてもよい。第2接点32と可動接触片15との溶接用の溝が、第2接点32に設けられてもよい。
本発明によれば、接触抵抗の過剰な増大を抑えることができる接触片ユニット及びリレーを提供することができる。
16 可動接点端子
15 可動接触片
33−35 複数の板バネ
31 第1接点
61 第1溝
51 第1貫通孔
41 基端部
42 先端部
36 大バネ定数板バネ
311 第1接触面
63 第1溝
46 突起
43 貫通孔

Claims (20)

  1. 端子と、
    互いに積層して配置されカシメにより前記端子に接合されている複数の板バネを有する接触片と、
    複数の前記板バネに、カシメにより接合されている接点と、
    を備え、
    前記接触片は、前記接点と電気的に導通した状態で溶接されており、
    前記接点又は前記接触片は、複数の前記板バネに亘って設けられる溝を有し、
    複数の前記板バネは、前記溝において前記接点と溶接されている、
    接触片ユニット。
  2. 前記接触片は、複数の前記板バネを貫通する貫通孔を有し、
    前記接点は、前記貫通孔に挿入されており、
    前記溝は、前記貫通孔の縁に設けられる、
    請求項に記載の接触片ユニット。
  3. 前記溝は、複数の前記板バネの積層方向に向かって、順次、大きくなる、
    請求項に記載の接触片ユニット。
  4. 前記接点の接触面から遠い前記板バネの溝ほど大きい、
    請求項2又は3に記載の接触片ユニット。
  5. 前記溝は、複数の前記板バネの積層方向に延びる直線状の形状を有する、
    請求項に記載の接触片ユニット。
  6. 前記接触片は、前記端子に接合される基端部と、前記基端部の反対に位置する先端部とを有し、
    前記溝は、前記貫通孔の縁において前記貫通孔の中心よりも前記基端部側に配置される、
    請求項2から5のいずれかに記載の接触片ユニット。
  7. 前記接触片は、複数の前記板バネよりも大きいバネ定数を有し複数の前記板バネに積層される大バネ定数板バネをさらに有し、
    前記大バネ定数板バネは、複数の前記板バネと共に、前記接点に溶接されている、
    請求項1から6のいずれかに記載の接触片ユニット。
  8. 前記接触片は、複数の前記板バネよりも大きいバネ定数を有し複数の前記板バネに積層されている大バネ定数板バネをさらに有し、
    前記大バネ定数板バネは、前記接点に溶接されていない、
    請求項1から6のいずれかに記載の接触片ユニット。
  9. 前記接点は、前記接触片上に配置される接触面を有し、
    前記接触片は、前記接触面と前記接触片との境界において部分的に前記接点に溶接されている、
    請求項に記載の接触片ユニット。
  10. 前記接触片は、前記接触面と前記接触片との境界に位置する少なくとも1つの溶接点において前記接点に溶接されている、
    請求項に記載の接触片ユニット。
  11. 前記接触片は、前記端子と電気的に導通した状態で溶接されている、
    請求項1から10のいずれかに記載の接触片ユニット。
  12. 前記接触片は、複数の前記板バネに亘って設けられ、前記端子に到達するように設けられる溝を有し、
    複数の前記板バネは、前記溝において前記端子と溶接されている、
    請求項11に記載の接触片ユニット。
  13. 前記溝は、複数の前記板バネの端部に設けられる、
    請求項12に記載の接触片ユニット。
  14. 前記溝は、複数の前記板バネの積層方向に向かって、順次、大きくなる、
    請求項12又は13に記載の接触片ユニット。
  15. 前記端子から遠い前記板バネの溝ほど大きい、
    請求項12から14のいずれかに記載の接触片ユニット。
  16. 前記溝は、複数の前記板バネの積層方向に延びる直線状の形状を有する、
    請求項12又は13に記載の接触片ユニット。
  17. 前記端子は突起を有し、
    前記接触片は、前記突起が挿入され貫通孔を有し、
    前記接触片は、前記突起と前記貫通孔との境界において前記端子に溶接されている、
    請求項11に記載の接触片ユニット。
  18. 前記接触片は、前記突起と前記貫通孔との境界に位置する少なくとも1つの溶接点において前記端子に溶接されている、
    請求項17に記載の接触片ユニット。
  19. 前記接触片は、前記接点及び前記端子の両方と電気的に導通した状態で溶接されている、
    請求項1から18のいずれかに記載の接触片ユニット。
  20. 請求項1から19のいずれかに記載の接触片ユニットを備えるリレー。
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