JP5954038B2 - 紙幣処理装置、及び紙幣処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、紙幣処理装置、及び紙幣処理方法に関する。
金融機関の営業店カウンタ等に、窓口用現金処理機に代表される現金処理装置が設置されている。現金処理装置は、紙幣や硬貨の入金取引や出金取引等に利用される。職員は、例えば、現金処理装置の操作部、又は現金処理装置に接続された受付端末から操作を行うことにより、入金取引や出金取引を行うことができる。
下記の特許文献1には、紙幣入金口に投入された紙幣を一時保留部に一時保留した後にスタッカに収納する入金処理と、スタッカに収納された紙幣を分離して紙幣出金口に搬送する出金処理とを行う現金処理装置が開示されている。
特開2001−93022号公報
ところで、上記の出金処理において、多量の紙幣を出金する場合がある。かかる場合に、特許文献1の貨幣処置装置のように貨幣出金口が一つのみだと、出金処理を途中で停止するケースが生じる。
すなわち、貨幣出金口が集積できる最大集積枚数よりも出金する紙幣の枚数が多い場合には、貨幣出金口に集積された紙幣の枚数が最大集積枚数に達した際に、出金処理を停止させて、貨幣出金口に集積された紙幣を抜き取る必要がある。このため、残りの紙幣の貨幣出金口への搬送を再開するまでに時間が掛かる。また、紙幣が抜き取られるまで紙幣の搬送が再開されないので、出金処理の効率が低下する恐れがある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、出金処理を停止させずに多量の紙幣を効率的に出金することが可能な、新規かつ改良された紙幣処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、出金される紙幣を集積する第1出金口及び第2出金口と、前記第1出金口又は前記第2出金口へ紙幣を搬送する搬送部と、移動することにより前記第1出金口を開閉可能な第1開閉部材と、移動することにより前記第2出金口を開閉可能な第2開閉部材と、前記搬送部による前記紙幣の搬送と、前記第1開閉部材及び前記第2開閉部材の開閉動作とを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、出金処理の際に前記第1出金口の前記紙幣の集積枚数が最大集積枚数に達した場合には、前記紙幣の搬送先を前記第1出金口から前記第2出金口へ切り替える第1切替動作と、前記第1開閉部材を開ける第1開動作とを行い、前記搬送先を前記第1出金口から前記第2出金口へ切り替えた後であって、前記紙幣の前記第2出金口への搬送が完了する前に、前記第1開閉部材を開ける前記第1開動作を行う、紙幣処理装置が提供される。
かかる紙幣処理装置によれば、制御部は、出金処理の際に第1出金口の紙幣の集積枚数が最大集積枚数に達した場合には、紙幣の搬送先を第1出金口から第2出金口へ切り替える切替動作と、第1開閉部材を開ける開動作とを行う。これにより、第1出金口に集積された紙幣の枚数が最大集積枚数に達しても、出金処理を停止させずに、第2出金口に紙幣を搬送させることができる。また、第1開閉部材を開けることにより、第2出金口への紙幣の搬送中に、第1出金口に集積された紙幣を抜き取ることが可能なので、多量の紙幣を出金処理する際に紙幣を効率的に抜き取ることができる。
また、上記の紙幣処理装置において、前記第1出金口又は前記第2出金口に集積された紙幣が抜け取られたことを検知する検知部を更に備え、前記制御部は、前記切替動作と前記開動作を行った後に、前記第1出金口に集積された前記紙幣が抜き取られた場合には、前記第1開閉部材を閉める閉動作を行うこととしても良い。
また、上記の紙幣処理装置において、前記制御部は、前記第2出金口への前記紙幣の搬送が完了する前に前記第1出金口に集積された前記紙幣が抜き取られない場合には、前記第1出金口及び前記第2出金口への前記紙幣の搬送を停止し、前記第1出金口及び前記第2出金口への前記紙幣の搬送を停止した後、前記第1開閉部材及び前記第2開閉部材を開いた状態とし、前記第1出金口と前記第2出金口のいずれに集積された前記紙幣が抜き取られたかを判定し、前記紙幣が抜き取られた前記第1出金口と前記第2出金口のいずれかに前記紙幣を搬送することとしてもよい。
また、上記の紙幣処理装置において、前記制御部は、前記第1切替動作と前記第1開動作を行った後に、前記第2出金口の前記紙幣の集積枚数が最大集積枚数に達した場合には、前記搬送先を前記第2出金口から前記第1出金口へ切り替える第2切替動作と、前記第2開閉部材を開ける第2開動作とを行うこととしても良い。
また、上記の紙幣処理装置において、前記制御部は、前記第1切替動作を行った後に搬送される紙幣の枚数と、前記第2出金口の最大集積枚数とを比較し、前記紙幣の枚数が前記最大集積枚数よりも多いか否かに応じて、前記第1開閉部材の第1開動作のタイミングを異ならせることとしても良い。
また、上記の紙幣処理装置において、前記制御部は、前記搬送される紙幣の枚数が前記最大集積枚数以下である場合には、前記第2出金口への前記紙幣の搬送が完了した後に、前記第1開閉部材と前記第2開閉部材を同時に開け、前記紙幣の枚数が前記最大集積枚数よりも多い場合には、前記第1切替動作と共に前記第1開閉部材を開けることとしても良い。
以上説明したように本発明によれば、出金処理を停止させずに多量の紙幣を効率的に出金することが可能となる。
第1の実施形態に係る紙幣処理装置10の内部構成例を示す図である。 第1シャッタ16及び第2シャッタ17の構成例を示す模式図である。 比較例に係る紙幣処理装置900の内部構成例を示す図である。 紙幣処理装置10の機能構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る出金処理例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る出金紙幣の計数処理例を示すフローチャートである。 出金処理の際の第1シャッタ16及び第2シャッタ17の開閉状態を説明するための図である。 第2の実施形態に係る出金処理例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る計数処理例を示すフローチャートである。 第1出金口14及び第2出金口15の紙幣の集積枚数と、第1シャッタ16及び第2シャッタ17の開動作との関係を説明するための図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.第1の実施形態>
(1−1.紙幣処理装置の内部構成例)
図1を参照しながら、第1の実施形態に係る紙幣処理装置10の内部構成例について説明する。
図1は、第1の実施形態に係る紙幣処理装置10の内部構成例を示す図である。紙幣処理装置10は、金融機関の営業店等に設置されている。紙幣処置装置10は、装置の操作者である金融機関の受付窓口員等の職員による操作に基づいて、紙幣の取引を行う職員操作型端末である。
紙幣処理装置10は、図1に示すように、入金口12と、第1出金口14と、第2出金口15と、紙幣認識部20と、一時保留部22と、搬送部24と、紙幣カセット30A〜30Dと、リジェクト庫付き紙幣カセット35と、表示部40とを有する。
入金口12は、職員が紙幣を投入する投入口である。入金口12には、開口部を開閉するシャッタ(不図示)を設けるようにしてもよい。また、入金口12は、束で投入された紙幣を一枚ずつ分離して繰り出す分離機能を有する。
第1出金口14及び第2出金口15は、職員が受け取る紙幣が排出(出金)される排出口である。第1出金口14及び第2出金口15は、排出する紙幣を集積する集積機能を有する。第1出金口14及び第2出金口15は、一例として、紙幣を100枚(最大集積枚数)集積できる容量を有する。図1に示す例では、出金口が2つ設けられているが、これに限定されず、例えば出金口が3つ以上であってもよい。なお、図2に示すように、第1出金口14には開口部を開閉する第1出金口シャッタ(以下、第1シャッタと呼ぶ)16が、第2出金口15には開口部を開閉する第2出金口シャッタ(以下、第2シャッタと呼ぶ)17が、それぞれ設けられている。
図2は、第1シャッタ16及び第2シャッタ17の構成例を示す模式図である。図2(a)には、第1シャッタ16及び第2シャッタ17が閉じた状態が示され、図2(b)には、第1シャッタ16が開いた状態が示されている。第1シャッタ16及び第2シャッタ17は、移動することにより第1出金口14と第2出金口15を閉じる。なお、第1出金口14に紙幣が搬送されている際には、第1シャッタ16は閉じており、第2出金口15に紙幣が搬送されている際には、第2シャッタ17は閉じている。なお、図2では、平面状の第1シャッタ16及び第2シャッタ17をスライドさせて開閉させているが、曲面状のシャッタを回動させて開閉されても良い。
紙幣認識部20は、1枚ずつ通過していく紙幣の鑑別を行う。紙幣の進行方向は双方向に対応しており、紙幣認識部20は、入金口12側の方向から搬送される紙幣、およびその逆方向から搬送される紙幣の鑑別を行うことができる。具体的には、紙幣認識部20は、搬送路を通って搬送された紙幣の金種、真偽(真券/偽券)、正損(正券/損券)および走行状態(正常/異常)などを鑑別し、通過する紙幣に対して、正常判定またはリジェクト判定を行う。
ここで、本明細書において真券とは紙幣と鑑別されたものをいい、偽券とは紙幣と鑑別されなかったものをいう。また、正券とは真券と鑑別された紙幣のうち入金/出金に適すると鑑別されたものをいい、損券とは真券と鑑別された紙幣のうち入金/出金に適さないと鑑別されたものをいう。また、リジェクト判定は、偽券、損券(汚損、損壊、外形異常等)、走行異常(スキュー紙幣、重走等)といった要因に基づいて行われる。また、リジェクト紙幣には、出金紙幣として取り扱えない紙幣(例えば二千円札や五千円札)を含んでもよいし、外国紙幣を含んでもよい。
一時保留部22は、紙幣の分離と集積の両方の機能を有する。例えば、一時保留部22は、入金取引時に入金口12から分離されて紙幣認識部20により正常と鑑別された紙幣を一時的に集積する。一時保留部22に集積された紙幣は、入金した紙幣の口座計上などが確定したなど、取引が成立した場合に繰り出され、紙幣認識部20を経て紙幣カセット30A〜30Dなどに搬送される。なお、一時保留部22は、紙幣を順次重ねて集積する集積式であってもよいし、紙幣を順次巻いて収納するドラム式であってもよい。
搬送部24は、搬送路、紙幣を搬送する搬送ローラ、および搬送ローラを駆動する駆動機構を含み、紙幣を一枚ずつ搬送する。駆動機構は、例えばDCサーボモータまたはパルスモータなどが回転することにより、搬送ローラを駆動する。搬送部24は、後述する制御部により制御され、紙幣を目的の搬送先(例えば、第1出金口14又は第2出金口15)に搬送する。
紙幣カセット30A〜30Dは、紙幣を金種毎に収納可能な紙幣収納部であって、紙幣の集積および分離の両方の機能を有する。また、紙幣カセット30A〜30Dは、同一金種のための複数の紙幣カセットを含んでもよい。例えば、紙幣カセット30Aおよび30Cが一万円札用の紙幣カセットであり、紙幣カセット30Bおよび30Dが千円札用の紙幣カセットであってもよい。また、紙幣カセット30A〜30Dは、紙幣処理装置10に対して着脱可能な構造になっており、個別に交換することで紙幣カセット30A〜30Dに紙幣を装填することも可能である。
リジェクト庫付き紙幣カセット35(以下、紙幣カセット35とも称す)は、紙幣処理装置10に対して着脱可能な構造になっており、個別に交換することで、紙幣の回収および補充が可能である。また、紙幣カセット35は、上側に紙幣収納庫36、下側(底部)にリジェクト庫37を備える。
紙幣収納庫36は、紙幣を集積する集積機能および1枚ずつ繰り出す分離機能を有する。また、紙幣収納庫36は、カセット計数回収時に各紙幣カセット30A〜30Dから分離された紙幣を集積し、紙幣を回収することができる。また、紙幣収納庫36は、カセット計数補充に、紙幣収納庫36内に集積している紙幣を繰り出し、紙幣カセット30A〜30Dに紙幣を補充することができる。
リジェクト庫37は、紙幣を集積する集積機能のみ有する。リジェクト庫37は、紙幣認識部20によって異常と鑑別(リジェクト判定)された紙幣(リジェクト紙幣)を集積するための紙幣収納部である。
表示部40は、メニュー画面や処理結果画面を表示する。表示部40は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置により実現される。
また、紙幣処理装置10は、職員が操作可能な操作部(不図示)を有する。紙幣処理装置10は、職員が操作部を操作することにより、入金や出金の取引に対応する入金処理や出金処理等を行う。なお、紙幣処理装置10は、操作部の代わりに、紙幣処理装置10に接続された受付端末における職員の操作に基づいて、処理を行なっても良い。
(1−2.紙幣処理装置の基本処理)
紙幣処置装置10は、基本処理として、例えば入金処理、出金処理、補充処理、回収処理を行う。以下では、図1を参照しながら処理毎に説明する。
(入金処理)
入金処理は、入金口12の紙幣を紙幣処理装置10の内部に集積する処理である。紙幣処理装置10は、入金処理として、例えば、入金紙幣を一時保留部22へ退避させた後に一時保留部22から紙幣カセット30A〜30Dに集積する通常入金処理と、入金紙幣を一時保留部22へ退避させないで直接紙幣カセット30A〜30Dに集積するダイレクト入金処理とを行う。なお、紙幣処理装置10は、設定により通常入金処理又はダイレクト入金処理を選択することができる。
まず、通常入金処理について説明する。通常入金処理においては、まず、入金口12に投入された紙幣が一枚ずつ分離して繰り出され、繰り出された紙幣は、搬送部24により紙幣認識部20に搬送される。次に、紙幣認識部20が紙幣の鑑別を行い、鑑別結果が正常であった紙幣は、一時保留部22へ搬送されて集積される。その後、入金金額が確定すると、集積処理に移行する。
一方で、紙幣認識部20による鑑別結果が異常であった紙幣(リジェクト紙幣)は、第1出金口14又は第2出金口15に集積される。第1出金口14又は第2出金口15に集積された紙幣は、職員により入金口12に再投入されることで、紙幣認識部20による再鑑別が可能である。
集積処理においては、まず、一時保留部22から紙幣が1枚ずつ分離され、分離された紙幣が紙幣認識部20に搬送される。次に、紙幣認識部20による鑑別結果が正常であった紙幣は、金種に対応する紙幣カセット30A〜30Dに集積される。一方で、汚損券、折れ紙幣、スキュー紙幣などの走行異常紙幣のように、紙幣認識部20による鑑別結果が異常であった紙幣は、紙幣カセット35のリジェクト庫37に集積される。
一方で、入金金額の確定前に入金紙幣の返却(キャンセル)が指示されると、返却処理に移行する。返却処理においては、まず、一時保留部22から紙幣が1枚ずつ分離され、分離された紙幣が紙幣認識部20に搬送される。そして、紙幣認識部20による鑑別結果が正常/異常いずれであっても、全ての紙幣を第1出金口14、又は第2出金口15へ集積する。
次に、ダイレクト入金処理について説明する。入金口12に投入された紙幣は、通常入金処理と同様に、紙幣認識部20により鑑別される。そして、鑑別結果が正常であった紙幣は、金種に対応する紙幣カセット30A〜30Dに集積される。一方で、鑑別結果が異常であった紙幣(リジェクト紙幣)は、第1出金口14又は第2出金口15に集積される。第1出金口14又は第2出金口15に集積された紙幣は、職員により入金口12に再投入されることで、紙幣認識部20による再鑑別が可能である。
(出金処理)
出金処理は、紙幣カセット30A〜30Dの紙幣を第1出金口14又は第2出金口15に集積する処理である。
出金処理においては、まず、指定された金額に応じて紙幣カセット30A〜30Dから紙幣が1枚ずつ分離して繰り出され、繰り出された紙幣は、搬送部24により紙幣認識部20に搬送される。次に、紙幣認識部20が紙幣の鑑別を行い、鑑別結果が正常であった紙幣は、第1出金口14又は第2出金口15に集積される。具体的には、例えば出金する正常紙幣の金種や枚数に応じて、第1出金口14又は第2出金口15に選択的に集積(集金)される。一方で、鑑別結果が異常であった紙幣、すなわち、顧客に支払いできない紙幣は、紙幣カセット35のリジェクト庫37に集積される。
(補充処理)
補充処理は、紙幣処理装置10に紙幣を補充する処理である。紙幣処理装置10においては、具体的な補充方法として、入金口補充、カセット交換補充、およびカセット計数補充が可能である。以下、各補充方法について説明する。
入金口補充は、上述した入金処理における動作と同様である。例えば、入金口12から繰り出され、紙幣認識部20による鑑別結果が正常であった紙幣は、一時保留部22に退避された後、金種に対応する紙幣カセット30A〜30Dに集積される。一方で、鑑別結果が異常であった紙幣は、第1出金口14又は第2出金口15に集積される。
カセット交換補充は、紙幣カセット30A〜30Dが着脱可能であることを利用するものであり、予め紙幣を装填した紙幣カセットを、既に装着された紙幣カセット30A〜30Dのいずれかと交換することで、紙幣を補充する。なお、カセット交換補充では、補充した紙幣の金種と枚数をオペレータがマニュアルで登録する必要がある。
カセット計数補充においては、まず、紙幣カセット35の紙幣収納庫36に予め紙幣を装填し、紙幣処理装置10にセットする。次に、紙幣収納庫36から繰り出され、紙幣認識部20による鑑別結果が正常であった紙幣は、金種に対応する紙幣カセット30A〜30Dに集積される。一方で、鑑別結果が異常であった紙幣は、リジェクト庫37に集積される。なお、カセット計数補充では、紙幣認識部20により計数処理が実行されるので、補充した紙幣の金種および枚数をオペレータがマニュアルで登録する必要はない。
(回収処理)
回収処理は、紙幣処理装置10内の紙幣を回収する処理である。紙幣処理装置10においては、具体的な回収方法として、出金口回収、カセット交換回収、およびカセット計数回収が可能である。以下、各回収方法について説明する。
出金口回収は、上述した出金処理における動作と同様である。例えば、回収対象の紙幣カセット30A〜30Dから繰り出され、紙幣認識部20による鑑別結果が正常であった紙幣は、第1出金口14又は第2出金口15に集積される。一方で、鑑別結果が異常であった紙幣は、リジェクト庫37に集積される。そして、回収対象の紙幣カセット30A〜30Dに集積された全紙幣に対して行い、職員は、第1出金口14又は第2出金口15から、正常判定された紙幣を回収することができる。また、職員は、リジェクト庫37から異常判定された紙幣を回収することができる。
カセット交換回収は、紙幣カセット30A〜30Dのうちの所定の紙幣カセットを紙幣処理装置10から取り外すことで、紙幣の回収を行う。なお、カセット交換回収では、オペレータが、取り外した紙幣カセット30A〜30Dから紙幣を抜き取り、回収した紙幣の金種と枚数をマニュアルで数える必要がある。
カセット計数回収においては、紙幣カセット30A〜30Dのうち回収対象の紙幣カセットから繰り出され、紙幣認識部20による鑑別結果が正常であった紙幣は、紙幣カセット35の紙幣収納庫36に集積される。一方で、鑑別結果が異常であった紙幣は、リジェクト庫37に集積される。その後、職員が紙幣カセット35のみを紙幣処理装置10から取り外すことで、正常判定された紙幣および異常判定された紙幣を回収することができる。また、カセット計数回収では、紙幣認識部20により計数処理が実行されるので、回収した紙幣の金種および枚数をオペレータがマニュアルで数える必要はない。
(1−3.多量の紙幣を出金する際の問題点)
次に、多量の紙幣を出金する際の問題点について、図3に示す比較例に係る紙幣処理装置900を例に挙げて説明する。
図3は、比較例に係る紙幣処理装置900の内部構成例を示す図である。紙幣処理装置900は、図3に示すように一つの出金口914のみを有し、二つの出金口(第1出金口14、及び第2出金口15)を有する紙幣処理装置10と異なる。紙幣処理装置900においては、紙幣カセット30A〜30Dから分離された多量の紙幣を一つの出金口914に出金することになる。かかる場合には、出金処理を途中で停止するケースが生じる。
通常、出金口914が集積できる紙幣の枚数には限りがある。このため、出金口914の最大集積枚数よりも出金する紙幣の枚数が多い場合には、出金口914に集積された紙幣の枚数が最大集積枚数に達した際に、出金処理を一旦停止させて、職員が出金口914に集積された紙幣を抜き取る必要がある。具体的には、出金処理を停止させて出金口914のシャッタを開けて紙幣を抜き取り、その後にシャッタを閉めると、残りの紙幣の出金口914の搬送が再開される。このため、残りの紙幣の出金口914への搬送を再開するまでに時間が掛かる。また、シャッタが閉まるまで紙幣の搬送が再開されないので、出金処理の効率が低下する恐れがある。
これに対して、第1の実施形態に係る紙幣処理装置10では、詳細は後述するが、出金処理の際に、第1出金口14と第2出金口15のうちの一方の出金口(ここでは、便宜上、第1出金口と呼ぶ)の紙幣の集積枚数が最大集積枚数に達した場合には、紙幣の搬送先を一方の出金口から他方の出金口(便宜上、第2出金口と呼ぶ)へ切り替える動作と、第1出金口のシャッタを開ける開動作とを行う。これにより、第1出金口に集積された紙幣の枚数が最大集積枚数に達しても、出金処理を停止させずに、第2出金口に紙幣を引き続き搬送させることができる。また、第1出金口のシャッタ(第1シャッタ16又は第2シャッタ17)を開けることにより、第2出金口への紙幣の搬送中に、第1出金口に集積された紙幣を抜き取ることが可能なので、多量の紙幣を出金処理する際に紙幣を効率的に抜き取ることができる。
(1−4.紙幣処理装置の機能構成例)
図4を参照しながら、紙幣処理装置10の機能構成例について説明する。図4は、紙幣処理装置10の機能構成例を示すブロック図である。図4に示すように、紙幣処理装置10は、制御部70と、記憶部80と、検知部82とを備える。
制御部70は、紙幣処理装置10の動作全般を制御する。具体的には、制御部70は、上述した入金処理、出金処理、補充処理、回収処理等の基本処理を制御する。例えば、制御部70は、搬送部24による紙幣の搬送と、第1シャッタ16及び第2シャッタ17の開閉動作とを制御する。
ところで、第1の実施形態において、制御部70は、多量の紙幣を出金処理する際に、第1シャッタ16及び第2シャッタ17を以下のように制御する。ここでは、第1シャッタ16が、移動することにより第1出金口14を開閉可能な第1開閉部材に該当し、第2シャッタ17が、移動することにより第2出金口15を開閉可能な第2開閉部材に該当するものとする。また、出金処理の際に、第1出金口14と第2出金口15のうち第1出金口14に紙幣が先に搬送されるものとする。
制御部70は、出金処理の際に第1出金口14の紙幣の集積枚数が最大集積枚数(100枚)に達した場合には、紙幣の搬送先を第1出金口14から第2出金口15へ切り替える切替動作と、第1シャッタ16を開ける開動作とを行う。具体的には、制御部70は、第1出金口14の紙幣の集積枚数が最大集積枚数に達した場合には、紙幣の搬送先を第1出金口14から第2出金口15へ切り替えた後に、第1シャッタ16を開ける。なお、搬送部24は、搬送路に切替ブレード等の部材を有しており、切替ブレードを例えば回動させることで、搬送先として第1出金口14又は第2出金口15に設定できる。
これにより、第1出金口14に集積された紙幣の枚数が最大集積枚数に達しても、出金処理を停止させずに、第2出金口15に紙幣を搬送させることができる。また、搬送先の切り替え後に第1シャッタ16を開けることにより、第2出金口15への紙幣の搬送中に、第1出金口14に集積された紙幣を抜き取ることが可能なので、多量の紙幣を出金処理する際に紙幣を効率的に抜き取ることができる。
上記では、制御部70は、紙幣の搬送先を第1出金口14から第2出金口15へ切り替えた後に、第1シャッタ16を開けることとしたが、これに限定されない。例えば、制御部70は、第1シャッタ16を開けた後に、搬送先を第1出金口14から第2出金口15へ切り替えても良い。又は、制御部70は、搬送先を第1出金口14から第2出金口15へ切り替えると同時に、第1シャッタ16を開けても良い。かかる場合にも、出金処理を停止させずに、多量の紙幣を出金処理することができる。また、第1シャッタ16を開けるタイミングを早めることになるので、職員は、第2出金口15への紙幣の搬送中に第1出金口14に集積された紙幣を抜き取り易くなる。
また、制御部70は、搬送先の切替動作と第1シャッタ16の開動作とを行った後に、第1出金口14に集積された紙幣が抜き取られた場合には、第1シャッタ16を閉める閉動作を行う。これにより、第1シャッタ16が開いていることによって、その後に第1出金口14に集積される紙幣が飛び出すことを防止できる。また、第1出金口14から紙幣処理装置10の動作音等が外部に漏れることを抑制できる。
また、制御部70は、第2出金口15への紙幣の搬送が完了する前に第1出金口14に集積された紙幣が抜き取られない場合には、第1出金口14及び第2出金口15への紙幣の搬送を停止する。これにより、紙幣処理装置10の内部で紙幣のジャム等が発生することを防止できる。
また、制御部70は、搬送先の切替動作と第1シャッタ16の開動作とを行った後に、第2出金口15の紙幣の集積枚数が最大集積枚数(100枚)に達した場合には、搬送先を第2出金口15から第1出金口14へ切り替える切替動作と、第2シャッタ17を開ける開動作とを行う。これにより、紙幣の搬送先が第1出金口14と第2出金口15の間で交互に切り替わることになるので、第2出金口15に集積しきれない枚数の紙幣が出金される場合でも、職員が紙幣を抜き取った第1出金口14に紙幣を搬送することで、出金処理を停止させる必要がなくなる。また、第2シャッタ17を開けることにより、第1出金口14への紙幣の搬送中に、第2出金口15に集積された紙幣を抜き取ることが可能となる。
記憶部80は、紙幣処理装置10が動作するためのプログラム等を記憶する。また、記憶部80は、紙幣認識部20の鑑別結果を記憶しうる。
検知部82は、例えば光学センサ等を有し、様々な状態を検知する。例えば、検知部82は、第1出金口14や第2出金口15の紙幣の集積状態(集積枚数や、紙幣が抜き取られたか否か)を検知する。また、検知部82は、紙幣の搬送状態を検知しうる。
なお、上述した制御部70、および記憶部80の機能は、CPU(Central Processing
Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random
Access Memory)等から成るハードウェア構成により実現してもよい。CPUは、演算機能および制御機能を有し、各種プログラムに従って紙幣処理装置10の動作全般を制御する。ROMは、CPUが使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAMは、CPUの実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。
(1−5.出金処理例)
図5〜図7を参照しながら、第1の実施形態に係る出金処理例について説明する。図5は、第1の実施形態に係る出金処理例を示すフローチャートである。図6は、第1の実施形態に係る出金紙幣の計数処理例を示すフローチャートである。図7は、出金処理の際の第1シャッタ16及び第2シャッタ17の開閉状態を説明するための図である。
図5のフローチャートは、例えば制御部70のCPUが、ROMに記憶されているプログラムを実行することにより、実現される。なお、実行されるプログラムは、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリカード等の記録媒体に記憶されても良く、インターネットを介してサーバ等からダウンロードされても良い。
図5のフローチャートは、出金処理のアイドル状態、すなわち第1出金口14の第1シャッタ16、及び第2出金口15の第2シャッタ17が閉じている状態から開始される(ステップS100)。アイドル状態で、制御部70が、職員が操作する紙幣処理装置10の操作部、又は紙幣処理装置10に接続された受付端末から出金処理の指示を受けたものとする(ステップS102)。ここで、制御部70は、出金を行う紙幣カセットと出金枚数の情報を受け取る。
次に、制御部70は、出金される紙幣の搬送先を第1出金口14と第2出金口15のいずれかに設定する(ステップS104)。ここでは、搬送先が、第1出金口14に設定されたものとするが、第2出金口15に設定されても良い。次に、制御部70は、指示に応じた出金動作を開始する(ステップS106)。次に、制御部70は、図6に示す出金紙幣の計数処理を行う(ステップS108)。
図6のフローチャートで、制御部70は、まず、第1出金口14と第2出金口15に出金紙幣を搬送可能であるか否かを判定する(ステップS202、S204、S206)。そして、第1出金口14及び第2出金口15に出金紙幣を搬送可能である場合には(ステップS202:Yes、S204:Yes)、制御部70は、図7(a)に示すように、第1シャッタ16及び第2シャッタ17が閉じているシャッタ開閉状態1に維持する(ステップS208)。すなわち、出金処理を開始した際と同じ状態が維持される。
シャッタ開閉状態1で、制御部70は、紙幣カセットから繰り出された出金紙幣を紙幣認識部20に搬送し、鑑別結果が正常な出金紙幣を第1出金口14に搬送する。その後、検知部82が、第1出金口14に最大集積枚数(100枚)の出金紙幣が集積されたのを検知(第1出金口14のFullを検知)したものとする(ステップS210)。すると、制御部70は、出金紙幣の搬送先を第1出金口14から第2出金口15へ切り替える(ステップS212)。例えば、制御部70は、切替ブレードを回動することにより、紙幣の搬送を停止させずに搬送先を切り替える。これにより、出金紙幣が第2出金口15へ搬送される。
次に、制御部70は、図7(b)に示すように、出金紙幣Pが集積された第1出金口14の第1シャッタ16を開ける(ステップS214)。そして、制御部70は、第1シャッタ16が開いており、かつ第2シャッタ17が閉じているシャッタ開閉状態2を維持する(ステップS216)。この際、第1シャッタ16が開いているので、職員は、第1出金口14に集積された出金紙幣Pを抜き取ることができる。
シャッタ開閉状態2で、出金紙幣は第2出金口15へ搬送される。そして、制御部70は、第1出金口14から出金紙幣が抜き取られる前に、第2出金口15に最大集積枚数(100枚)の出金紙幣が集積された(第2出金口15がFull)か否かを判定する(ステップS218)。ステップS218で第2出金口15がFullである場合には(Yes)、第1出金口14及び第2出金口15に出金紙幣を搬送できないので、制御部70は、計数処理を停止する(S240)。
一方で、第2出金口15がFullになる前に(ステップS218:No)、検知部82が第1出金口14に集積された出金紙幣が抜き取られたことを検知すると(ステップS220)、制御部70は、図7(c)に示すように、出金紙幣が抜き取られた第1出金口14の第1シャッタ16を閉じる(ステップS222)。そして、制御部70は、第1シャッタ16及び第2シャッタ17が閉じているシャッタ開閉状態3を維持する(ステップS224)。この際に、出金紙幣は第2出金口15に搬送される。
その後、制御部70は、シャッタ開閉状態3で第2出金口15がFullになったことを検知すると(ステップS226)、出金紙幣の搬送先を第2出金口15から第1出金口14へ切り替える(ステップS228)。これにより、出金紙幣が第1出金口14へ搬送される。
次に、制御部70は、図7(d)に示すように、出金紙幣Pが集積された第2出金口15の第2シャッタ17を開ける(ステップS230)。そして、制御部70は、第1シャッタ16が閉じており、かつ第2シャッタ17が開いているシャッタ開閉状態4を維持する(ステップS232)。この際、第2シャッタ17が開いているので、職員は、第2出金口15に集積された出金紙幣Pを抜き取ることができる。
シャッタ開閉状態4が維持されている際に、出金紙幣は第1出金口14へ搬送される。そして、制御部70は、第2出金口15に集積された出金紙幣が抜き取られる前に、第1出金口14がFullか否かを判定する(ステップS234)。ステップS234で第1出金口14がFullである場合には(Yes)、すなわち図7(e)に示すように第1出金口14及び第2出金口15がFullである場合には、出金紙幣を搬送できないので、制御部70は、計数処理を停止する(S240)。
一方で、第1出金口14がFullになる前に(ステップS234:No)、検知部82が第2出金口15に集積された出金紙幣が抜き取られたことを検知すると(ステップS236)、制御部79は、出金紙幣が抜き取られた第2出金口15の第2シャッタ17を閉める(ステップS238)。そして、制御部70は、第1シャッタ16及び第2シャッタ17が閉じているシャッタ開閉状態1を維持する(ステップS208)。
その後、出金紙幣の第1出金口14と第2出金口15への搬送が完了すると(ステップS242)、制御部70は、計数処理を停止する(ステップS240)。
このように、計数処理が停止するまで、図6のフローチャートの処理が繰り返される。そして、計数処理が停止すると、図5のフローチャートに戻って、出金処理が継続される。すなわち、ステップS108の計数処理が停止すると、制御部70は、出金紙幣の搬送の停止要因を判定する(ステップS110)。ここで、停止要因は、第1出金口14及び第2出金口15がFullであるか、又は出金紙幣の搬送が完了したかである。
ステップS110で停止要因が第1出金口14及び第2出金口15がFullである場合には、制御部70は、出金紙幣の抜き取りを検知する(ステップS112)。この際、第1シャッタ16及び第2シャッタ17は、開いている。そして、制御部70は、第1出金口14と第2出金口15のいずれに集積された出金紙幣が抜き取られたかを判定する(ステップS114)。
ステップS114で第1出金口14の出金紙幣が抜き取られた場合には、第1出金口14に出金紙幣を搬送可能なので、制御部70は、出金紙幣の搬送先を第1出金口14に設定し(ステップS116)、第1シャッタ16を閉じる(ステップS118)。その後、制御部70は、計数処理を再度行う(ステップS108)。この場合、図6のフローチャートでは、ステップS232のシャッタ開閉状態4となる。
一方で、ステップS114で第2出金口15の出金紙幣が抜き取られた場合には、第2出金口15に出金紙幣を搬送可能なので、制御部70は、出金紙幣の搬送先を第2出金口15に設定し(ステップS120)、第2シャッタ17を閉じる(ステップS122)。その後、制御部70は、計数処理を再度行う(ステップS108)。この場合、図6のフローチャートでは、ステップS216のシャッタ開閉状態2となる。
ステップS110で停止要因が出金紙幣の搬送完了である場合には、制御部70は、計数処理停止時の搬送先が第1出金口14と第2出金口15のいずれであるかを判定する(ステップS124)。そして、ステップS124で搬送先が第1出金口14である場合には、第1出金口14の出金紙幣の抜き取りが可能となるように、制御部70は、第1シャッタ16を開く(ステップS126)。一方で、ステップS124で搬送先が第2出金口15である場合には、第2出金口15の出金紙幣の抜き取りが可能となるように、制御部70は、第2シャッタ17を開く(ステップS128)。
次に、制御部70は、出金紙幣の抜き取りを検知する(ステップS130)。この際、第1シャッタ16と第2シャッタ17のいずれか一方が開いている。そして、制御部70は、第1出金口14と第2出金口15のいずれに集積された出金紙幣が抜き取られたかを判定する(ステップS132)。
ステップS132で第1出金口14の出金紙幣が抜き取られた場合には、制御部70は、開いていた第1シャッタ16を閉じる(ステップS134)。一方で、ステップS132で第2出金口15の出金紙幣が抜き取られた場合には、制御部70は、開いていた第2シャッタ17を閉じる(ステップS136)。
次に、制御部70は、第1出金口14及び第2出金口15の両方とも出金紙幣が集積されていない(第1出金口14及び第2出金口15がEmpty)か否かを判定する(ステップS138)。ステップS138で第1出金口14及び第2出金口15がEmptyで無い場合には(No)、すなわち、ステップS132で出金紙幣が抜き取られていない出金口に出金紙幣が集積されている場合には、制御部70は、ステップS130に戻って、出金紙幣の抜き取りを再度検知する。
一方で、ステップS138で第1出金口14及び第2出金口がEmptyである場合には(Yes)、制御部70は、ステップS100のアイドル状態に戻る。これにより、一連の出金処理が完了する。
(1−6.第1の実施形態の有効性)
上述した第1の実施形態によれば、出金処理の際に、第1出金口14と第2出金口15のうちの一方の出金口(以下では、第1出金口14を例に挙げて説明する)の紙幣の集積枚数が最大集積枚数に達した場合には、紙幣の搬送先を第1出金口14から第2出金口15へ切り替える動作と、第1出金口14の第1シャッタ16を開ける開動作とを行う。
これにより、一方の出金口(第1出金口14)に集積された紙幣の枚数が最大集積枚数に達しても、出金処理を停止させずに、他方の出金口(第2出金口15)に紙幣を引き続き搬送させることができる。また、第1シャッタ16を開けることにより、第2出金口15への紙幣の搬送中に、職員が第1出金口14に集積された紙幣を抜き取ることが可能なので、多量の紙幣を出金処理する際に紙幣を効率的に抜き取ることができる。従って、出金処理を停止させずに多量の紙幣を効率的に出金することが可能となる。
なお、図5のフローチャートにおいて、制御部70は出金を行う紙幣カセットと出金枚数の情報を受け取るようにしたが、出金金種と出金枚数の情報を受け取るようにしてもよい。
<2.第2の実施形態>
上述した第1の実施形態では、制御部70は、第1出金口14に集積された紙幣の集積枚数が最大集積枚数に達すると、紙幣の搬送先を第1出金口14から第2出金口15へ切り替えると共に、第1出金口14の第1シャッタ16を開けていた。
これに対して、第2の実施形態では、制御部70は、搬送先を第2出金口15へ切り替えた後に搬送される紙幣(未出金紙幣)の枚数と、第2出金口15の最大集積枚数(100枚)とを比較し、紙幣の枚数が最大集積枚数よりも多いか否かに応じて、第1シャッタ16の開動作のタイミングを異ならせる。これにより、切替動作を行った後に搬送される未出金紙幣の枚数に応じて、第1シャッタ16を最適なタイミングで開くことができる。
具体的には、制御部70は、紙幣の枚数が最大集積枚数以下である場合には、第2出金口15への紙幣の搬送が完了した後に、第1シャッタ16と第2シャッタ17を同時に開ける。一方で、制御部70は、紙幣の枚数が最大集積枚数よりも多い場合には、搬送先の切替動作と共に第1シャッタ16を開ける。これにより、紙幣の枚数が最大集積枚数以下である場合には、第1シャッタ16と第2シャッタ17が同時に開くことで、職員は、例えば出金紙幣が全て第1出金口14及び第2出金口15に搬送されたことを認識できる。また、紙幣の枚数が最大集積枚数よりも多い場合には、搬送先の切替動作と共に第1シャッタ16を開けることで、第2出金口15の紙幣の搬送中に第1出金口14に集積された紙幣を抜き取り易くなる。
なお、第2の実施形態に係る紙幣処理装置10の構成は、第1の実施形態と同様であるので、説明を省略する。以下では、図8〜図10を参照しながら、第2の実施形態に係る出金処理例について説明する。
図8は、第2の実施形態に係る出金処理例を示すフローチャートである。図9は、第2の実施形態に係る計数処理例を示すフローチャートである。図10は、第1出金口14及び第2出金口15の紙幣の集積枚数と、第1シャッタ16及び第2シャッタ17の開動作との関係を説明するための図である。
図8のフローチャートでも、第1の実施形態と同様に、制御部70は、出金処理の指示を受けると、指示に応じた出金動作を開始し、計数処理を行う(ステップS102〜108)。
ところで、図9に示す第2の実施形態に係る計数処理では、出金紙幣の搬送先の出金口を切り替える際に、切替先の出金口に集積される出金紙幣の枚数が切替先出金口の最大集積枚数よりも多いか否かが判定される。
具体的には、ステップS212で出金紙幣の搬送先を第1出金口14から第2出金口15に切り替えると、制御部70は、第2出金口15への出金紙幣(未出金紙幣)の枚数が第2出金口15の最大集積枚数(100枚)よりも多いか否かを判定する(ステップS262)。そして、ステップS262で未出金紙幣の枚数が第2出金口15の最大集積枚数よりも多い場合には(Yes)、制御部70は、第1出金口14の第1シャッタ16を開ける(ステップS214)。第1シャッタ16が開くので(図7(b)参照)、第2出金口15に出金紙幣が搬送される際に、職員は、第1出金口14に集積された出金紙幣を抜き取ることができる。
一方で、ステップS262で未出金紙幣の枚数(ここでは、50枚とする)が第2出金口15の最大集積枚数以下の場合には(No)、制御部70は、第1シャッタ16を開けずに、第1シャッタ16及び第2シャッタ17が閉じているシャッタ開閉状態5に維持する(ステップS264)。これにより、第2出金口15に出金紙幣が搬送される際に、職員は、第1出金口14に集積された出金紙幣を抜き取ることができない。この結果、第2出金口15への出金紙幣の搬送が完了すると、図10(a)に示すように第1出金口14及び第2出金口15に出金紙幣が集積された状態で、計数処理が停止することになる(ステップS240)。
同様に、ステップS228で出金紙幣の搬送先を第2出金口15から第1出金口14に切り替える際にも、制御部70は、第1出金口14への出金紙幣(未出金紙幣)の枚数が第1出金口14の最大集積枚数(100枚)よりも多いか否かを判定する(ステップS266)。そして、ステップS266で未出金紙幣の枚数が第1出金口14の最大集積枚数よりも多い場合には(Yes)、制御部70は第2シャッタ17を開ける(ステップS230)。
一方で、ステップS266で未出金枚数の枚数が最大集積枚数以下の場合には(No)、制御部70は、第2シャッタ17を開けずに、第1シャッタ16及び第2シャッタ17が閉じているシャッタ開閉状態6に維持する(ステップS268)。これにより、第1出金口14への出金紙幣の搬送が完了すると、第1出金口14及び第2出金口15に出金紙幣が集積された状態で、計数処理が停止することになる(ステップS240)。
図9において、上述したステップ以外の他のステップの処理内容は、第1の実施形態と同様であるので、詳細な説明は省略する。第2の実施形態でも、計数処理が停止するまで、図9のフローチャートの処理が繰り返される。そして、計数処理が停止すると、図8のフローチャートに戻って、出金処理が継続される。すなわち、ステップS108の計数処理が停止すると、制御部70は、出金紙幣の停止要因を判定する(ステップS110)。
そして、ステップS110で停止要因が第1出金口14及び第2出金口15がFullである場合には、制御部70は、第1の実施形態と同様にステップS112〜ステップ122の処理を行う。
一方で、ステップS110で停止要因が出金紙幣の搬送完了である場合には、制御部70は、第1シャッタ16と第2シャッタ17の開動作を並行して処理する。すなわち、制御部70は、第1出金口14に出金紙幣が集積されているか否かを判定し(ステップS162)、ステップS162で第1出金口14に出金紙幣が集積されていると(Yes)、第1シャッタ16を開ける(ステップS164)。同時に、制御部70は、第2出金口15に出金紙幣が集積されているか否かを判定し(ステップS166)、ステップS166で第2出金口15に出金紙幣が集積されていると(Yes)、第2シャッタ17を開ける(ステップS168)。
このため、図9に示すステップS264、S268のように、未出金紙幣の枚数が第1出金口14や第2出金口15の最大集積枚数以下に起因して第1出金口14及び第2出金口15に出金紙幣が集積された状態で計数処理が停止した場合には、図10(b)に示すように、第1シャッタ16及び第2シャッタ17が共に(例えば同時に)開くことになる。このように第1シャッタ16及び第2シャッタ17が共に開くことで、職員は、例えば出金紙幣が全て第1出金口14及び第2出金口15に搬送されたことを認識できる。
その後のステップS130〜S138の処理は、第1の実施形態と同様であるので、詳細な説明は省略する。これにより、第2の実施形態に係る一連の出金処理が完了する。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
また、上述した紙幣処理装置10の処理における各ステップは、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、紙幣処理装置10の処理における各ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、紙幣処理装置10に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアを、上述した紙幣処理装置10の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。
また、上述した実施形態では、紙幣処理装置10を職員操作型端末に適用して説明したが、これに限定されない。例えば、顧客操作型端末であって、紙幣を還流させる(リサイクルさせる)タイプのATM(Automated teller machine)に代表される自動取引装置の現金処理部に適用してもよい。自動取引装置は、銀行、駅構内およびコンビニエンスストアなど、多様な場所に設置されている。顧客は、この自動取引装置に表示される表示画面において各種操作を行うことにより、入金、出金および残高照会などの取引を行うことができる。
10 紙幣処理装置
14 第1出金口
15 第2出金口
16 第1シャッタ
17 第2シャッタ
20 紙幣認識部
22 一時保留部
24 搬送部
30A〜30D 紙幣カセット
70 制御部
82 検知部

Claims (6)

  1. 出金される紙幣を集積する第1出金口及び第2出金口と、
    前記第1出金口又は前記第2出金口へ紙幣を搬送する搬送部と、
    移動することにより前記第1出金口を開閉可能な第1開閉部材と、
    移動することにより前記第2出金口を開閉可能な第2開閉部材と、
    前記搬送部による前記紙幣の搬送と、前記第1開閉部材及び前記第2開閉部材の開閉動作とを制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    出金処理の際に前記第1出金口の前記紙幣の集積枚数が最大集積枚数に達した場合には、前記紙幣の搬送先を前記第1出金口から前記第2出金口へ切り替える第1切替動作と、前記第1開閉部材を開ける第1開動作とを行い、
    前記搬送先を前記第1出金口から前記第2出金口へ切り替えた後であって、前記紙幣の前記第2出金口への搬送が完了する前に、前記第1開閉部材を開ける前記第1開動作を行う、
    紙幣処理装置。
  2. 請求項1に記載の紙幣処理装置において、
    前記第1出金口又は前記第2出金口に集積された前記紙幣が抜け取られたことを検知する検知部を更に備え、
    前記制御部は、前記第1切替動作と前記第1開動作を行った後に、前記第1出金口に集積された前記紙幣が抜き取られた場合には、前記第1開閉部材を閉める閉動作を行う、紙幣処理装置。
  3. 請求項に記載の紙幣処理装置において、
    前記制御部は、前記第2出金口への前記紙幣の搬送が完了する前に前記第1出金口に集積された前記紙幣が抜き取られない場合には、前記第1出金口及び前記第2出金口への前記紙幣の搬送を停止し、
    前記第1出金口及び前記第2出金口への前記紙幣の搬送を停止した後、前記第1開閉部材及び前記第2開閉部材を開いた状態とし、前記第1出金口と前記第2出金口のいずれに集積された前記紙幣が抜き取られたかを判定し、前記紙幣が抜き取られた前記第1出金口と前記第2出金口のいずれかに前記紙幣を搬送する、
    紙幣処理装置。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載の紙幣処理装置において、
    前記制御部は、
    前記第1切替動作と前記第1開動作を行った後に、前記第2出金口の前記紙幣の集積枚数が最大集積枚数に達した場合には、
    前記搬送先を前記第2出金口から前記第1出金口へ切り替える第2切替動作と、前記第2開閉部材を開ける第2開動作とを行う、紙幣処理装置。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の紙幣処理装置において、
    前記制御部は、
    前記第1切替動作を行った後に搬送される前記紙幣の枚数と、前記第2出金口の最大集積枚数とを比較し、
    前記紙幣の枚数が前記最大集積枚数よりも多いか否かに応じて、前記第1開閉部材の前記第1開動作のタイミングを異ならせる、紙幣処理装置。
  6. 請求項に記載の紙幣処理装置において、
    前記制御部は、
    前記搬送される紙幣の枚数が前記最大集積枚数以下である場合には、前記第2出金口への前記紙幣の搬送が完了した後に、前記第1開閉部材と前記第2開閉部材を同時に開け、
    前記紙幣の枚数が前記最大集積枚数よりも多い場合には、前記第1切替動作と共に前記第1開閉部材を開ける、紙幣処理装置。
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