JP5953680B2 - レンズ鏡胴及び撮像装置 - Google Patents

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本発明はレンズ鏡胴、及びそのレンズ鏡胴を備えた撮像装置に関する。
近年、デジタルカメラ等の撮影装置では、小型化が求められるとともに撮影画像の高画質化が求められている。この高画質化への要求を満たすために、光学系に使用するレンズ枚数を増加することが考えられており、小型化への要求を満たすために、非撮影時に各レンズをカメラ筐体内に沈胴させるとともに撮影時に各レンズをカメラ筐体内から繰り出させる構成のレンズ鏡胴が考えられている。ここで、高画質化への要求を満たすためには、レンズ鏡胴内において、光学系の撮影光軸に直交する方向で見た各レンズ相互の位置を、光学系としての設定に応じた所定の位置とする、いわゆる各レンズ相互の調芯を高精度に行う必要がある。このため、光学系の一部又は光学系全体を調芯すべく、複数のレンズ相互の撮影光軸に直交する方向で見た位置を調整するレンズ鏡胴が既に知られている(特許文献1参照)。
このレンズ鏡胴では、第1レンズを保持する筒状の第1レンズ枠の内側の嵌合凹部に、第2レンズ及び第3レンズを保持する筒状の第2レンズ枠が嵌め込まれている。この嵌合凹部は、第1レンズを保持する第1保持部の周りに形成され、第2レンズ枠と所定の隙間をおいて当該第2レンズ枠を嵌め込み保持している。このレンズ鏡胴では、例えば、予め第1保持部に第1レンズを嵌め込んで保持した第1レンズ枠と、予め第2保持部に第2レンズを嵌め込んで保持した第2レンズ枠と、を用意し、所定の調芯装置を用いて、第2レンズ枠を第1レンズ枠の嵌合凹部に嵌めこんでレンズ光軸に垂直な方向に二次元的に微調整し、その調整された位置で所定の隙間を接着剤で充填して第2レンズ枠を固定することにより、第1レンズに対して第2レンズを調芯することができる。
しかしながら、レンズ群の調芯機構において、光軸補正レンズ群の移動量と方向は、調芯部材(ネジ・カム等)によって与えられる移動量・方向と一致しないため、光軸補正レンズ群を適正な移動量・方向に調整するにはパラメータにて調芯部材の繰り出し量に対する光軸補正レンズ群の想定移動量・方向を設定する必要があり、実機実験によるデータ取得によるパラメータの設定を行うが、動きが直線方向に加え回転成分も発生するため想定移動量の設定が難しいという課題があった。
本発明の課題は、上記の事情に鑑みて為されたもので、高い精度で光軸補正レンズ群を調芯できるレンズ鏡胴を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、光軸方向に沿って移動自在な複数の撮像レンズ群と、
該撮像レンズ群の光軸方向に略垂直な面内で移動自在であり光軸補正を行う光軸補正レンズ群と、
前記光軸補正レンズ群の光軸補正レンズを保持する枠体と、
該枠体を移動させて当該光軸補正レンズ群の光軸を調整する光軸調整機構と、を備え、
前記光軸調整機構は、前記枠体を移動することで前記光軸補正レンズ群を前記撮像レンズ群の光軸に合致する方向に移動制御する駆動制御部と、前記枠体の移動を直進方向にガイドするガイド部とを有し、
前記駆動制御部及び前記ガイド部は、第1の方向へ移動制御する第1駆動制御部と第1の方向へ移動をガイドする第1ガイド部及び第2の方向へ移動制御する第2駆動制御部と第2の方向へ移動をガイドする第2ガイド部の少なくとも二組ずつ設けられ、かつ、各組の前記駆動制御部及び前記ガイド部は前記光軸補正レンズ群の光軸を挟んで互いに対向する位置に配置されており、
前記第1駆動制御部は、前記枠体を前記第2の方向へ移動するときは、前記枠体の第2方向へガイドするガイド部材としての機能を有し、
前記第2駆動制御部は、前記枠体を前記第1の方向へ移動するときは、前記枠体の第1方向へガイドするガイド部材としての機能を有することを特徴とする。
上記構成によれば、光軸調整機構の駆動制御部によって、光軸補正レンズ群を撮像レンズ群の光軸に合致する方向に移動制御したとき、光軸補正レンズ群の移動はガイド部によって直進方向にガイドされる。そのため、光軸補正レンズ群の調芯を高精度に行うことが可能となる。
本発明によれば、高い精度で光軸補正レンズ群を調芯することができる。
本発明に係る撮像装置としてのカメラの斜視図である。 収納状態のレンズ鏡胴の縦断面図である。 本発明に係るレンズ鏡胴の要部部品を示しており、(a)はその要部部品を被写体側から見た斜視図、(b)はその要部部品を結像面側から見た斜視図である。 図3の要部部品を結像面側から見た図である。 図3の要部部品を被写体側から見た図である。 光軸補正レンズ群の枠体を結像面側から見た図である 光軸調芯機構の駆動制御部の一部であるカム部材付近の構成を示した斜視図である。 図7のSA−SAに沿った断面図である。 調芯カムを示しており、(a)は調芯カムを一側から見た斜視図、(b)は調芯カムを他側から見た斜視図である。 スライダ及びピン付近の断面部である。 スライダ及びピン付近を一部断面で示した斜視図である。 スライダを示しており、(a)はスライダを上側から見た斜視図、(b)はスライダを下側から見た斜視図である。 本発明に係るレンズ鏡胴の作用を説明する図である。 図13に引き続き、本発明に係るレンズ鏡胴の作用を説明する図である。
以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。
図1は、本発明に係る撮像装置としてのレンズ鏡胴交換式のデジタルカメラの斜視図である。このデジタルカメラは、カメラ本体1の前面側にレンズ鏡胴2が着脱自在に取り付けられている。このレンズ鏡胴2は、内部に撮像レンズ群を有し、この撮像レンズ群の光軸に沿って、所定の収納(沈胴)位置と所定の撮像待機位置との間で進退可能となっている。
図2は、収納状態におけるレンズ鏡胴2の縦断面図である。レンズ鏡胴2はベース3にてカメラ本体1(図1参照)と締結される。レンズ鏡胴2は、直進ライナ4、回転筒5、第一レンズ群6、第二レンズ群7、第三レンズ群8、第四レンズ群9、及び第五レンズ群10を備えている。なお、図中の一点鎖線は、第一レンズ群6、第二レンズ群7、第三レンズ群8、第四レンズ群9、及び第五レンズ群10の中心を通る光軸である。
直進ライナ4の一側(結像面側)はベース3に締結されている。直進ライナ4の内部には、第二レンズ群7、第四レンズ群9、及び第五レンズ群10が設けられている。直進ライナ4の外部には回転筒5が設けられている。また、回転筒5の外部には第一レンズ群6が設けられている。回転筒5には、Z方向に移動制限が設けてあるが、光軸中心に回転できるようになっており、回転筒5が回転すると、直進ライナ4がZ方向に移動する。
回転筒5には、第一レンズ群6、第二レンズ群7、第四レンズ群9、及び第五レンズ群10の移動に対するカム溝が形成されており、各レンズ群に設けられた3本のフォロワ(図示省略)が前記カム溝に係合されている。また、第一レンズ群6、第二レンズ群7、第四レンズ群9、及び第五レンズ群10は、直進ライナ4によって回転が制限されているが、回転筒5を回転させると、上述したように直進ライナ4がZ方向に移動し、これにより、第一レンズ群6、第二レンズ群7、第四レンズ群9、及び第五レンズ群10がZ方向に繰り出しされる。
このとき、レンズ精度、部品精度及び組立て精度によっては光軸がずれて、画像の像面倒れ、画質低下等が生じることがある。
そこで、本実施例では、第五レンズ群10が光軸補正レンズ群となっており、この光軸補正レンズ群によって光軸調整を行うようにしている。
なお、図には示してないが、本発明に係るレンズ鏡胴2には、固定レンズ、ズームレンズ、フォーカスレンズなどが設けられている。また、レンズ鏡胴2には、レンズ系以外に、シャッタユニットや絞りユニット等も設けられている。
図3は、本発明に係るレンズ鏡胴2の要部部品を示しており、(a)はその要部部品を被写体側から見た斜視図、(b)はその要部部品を結像面側から見た斜視図である。また、図4は要部部品を結像面側から見た図、図5は要部部品を被写体側から見た図である。
第五レンズ群10である光軸補正レンズ群11を保持するズーム枠16は、図3に示すように、大径部16Aと小径部16Bとを有し、大径部16Aの外周面3箇所に設けられたフォロワ18によって、直進ライナ4(図2参照)及び回転筒5(図2参照)に固定されている。大径部16Aの結像面側(−Z方向側)は開放されているが、小径部16Bの被写体側(Z方向側)には円形の開口部16Cが形成され、この開口部16Cに合わせて光軸補正レンズ群11が設けられている。光軸補正レンズ群11は、板バネ14a,14b(図4も参照)によってZ方向に付勢されている。
ズーム枠16の小径部16B(軸受け部)には、一対の調芯カム12a,12bと一対のスライダ15a,15bが設けられている。ここでは、調芯カム12aとスライダ15aとが組みを成し、調芯カム12bとスライダ15bとが組みを成している。そして、調芯カム12aとスライダ15aとが光軸補正レンズ群11の光軸を挟んで対向配置され、調芯カム12bとスライダ15bとが光軸補正レンズ群11の光軸を挟んで対向配置されている。なおここでは、調芯カム12a、調芯カム12b、スライダ15b、スライダ15aは、光軸補正レンズ群11の光軸を中心にして円周上に略90度間隔で配置されている。
スライダ15a,15bは、ズーム枠16にて移動方向が制限され、X−Y平面の面内で、ズーム枠16の外周壁側から光軸補正レンズ群11の光軸方向にのみ摺動できるようになっている。
ズーム枠16の外周壁のバネ座16a(図10参照)とスライダ15aとの間にはコイルバネ13aが圧縮した状態で介在され、ズーム枠16の外周壁のバネ座16a(図10参照)とスライダ15bとの間にはコイルバネ13bが圧縮した状態で介在されている。そして、スライダ15aはコイルバネ13aによって、スライダ15bはコイルバネ13bによって、それぞれ光軸補正レンズ群11の光軸方向に付勢されている。
光軸補正レンズ群11は、図6に示すように、1枚以上の光軸補正レンズ11eと、光軸補正レンズ11eを保持する枠体11fにより構成されている。枠体11fには、調芯カム12a付近にカム当たり面11aが、調芯カム12b付近にカム当たり面11bがそれぞれ設けられている。また、光軸補正レンズ11eの光軸を挟んで、カム当たり面11aの反対側には2本のピン11c,11cが、カム当たり面11bの反対側には2本のピン11d,11dが各々設けられている。
カム当たり面11aの中央とピン11c,11c間の中央を通る一点鎖線L1と、カム当たり面11bの中央とピン11d,11d間の中央を通る一点鎖線L2は、共に光軸補正レンズ11eの光軸を通り、かつ該光軸で互いに90度の交角を持って交差している。また、ピン11c,11cの各々の中心を結ぶ線分L3は上記の一点鎖線L1と直角に交わり、同様に、ピン11d,11dの各々の中心を結ぶ線分L4は上記の一点鎖線L2と直角に交わっている。
ピン11c,11cは外径が同一で、ピン11c,11cの外周面に接する接線(破線)は互いに平行であるとともに、線分L3にも平行である。同様に、ピン11d,11dは外径が同一で、ピン11d,11dの外周面に接する接線(破線)は互いに平行であるとともに、線分L4にも平行である。ピン11c,11c間の間隔、及びピン11d,11d間の間隔はできるだけ広くして、調芯カム12a,12bがそれぞれカム当たり面11a,11bに傾きなく当接できるようにするのが望ましい。
図7は光軸調芯機構の駆動制御部の一部であるカム部材付近の構成を示した斜視図、図8は図7のSA−SAに沿った断面図である。
調芯カム12a(12b)は本体が円板状を成し、その中心に回転軸12eが突出して設けられている。回転軸12eは、その中心軸が上記の一点鎖線L1(L2)に対してδだけオフセットされている。また、円板状を成した調芯カム12a(12b)の本体は、その軸方向の厚さ(板厚)が一定ではなく、円周方向に沿って異なっている。この点については後述する。
そして、調芯カム12a(12b)の本体の厚さが一定でないため、調芯カム12a(12b)を回転させると、調芯カム12a(12b)のカム面12c(12d)がカム当たり面11a(11b)に当接して、カム当たり面11a(11b)を変位させる。これにより、光軸補正レンズ11eをA方向に摺動させることができる。なお、カム面12c(12d)とカム当たり面11a(11b)との摩擦は極力小さい方がよい。
図9は調芯カム12a(12b)を示しており、(a)は調芯カム12a(12b)を一側から見た斜視図、(b)は調芯カム12a(12b)を他側から見た斜視図である。調芯カム12a(12b)は、ズーム枠16の軸受けに回転軸12eが回転自在に軸支される。調芯カム12a(12b)は、その円板状の本体の一側に平坦な座面12fが、他側にカム面12c(12d)がそれぞれ形成されている。カム面12c(12d)には段部12hが形成され、この段部12hの前後に板厚の最も厚い部分12iと板厚の薄い部分12jとが設けられている。そして、板厚の最も薄い部分12jから板厚の最も厚い部分12iにかけて、板厚が漸次厚くなっている。
また、回転軸12eの端面には、回転軸12eをモータ等の駆動源に連結するための回転溝12gが形成されている。そして、回転軸12eを回転させることで調芯カム12a(12b)が回転しながら、そのカム面12c(12d)がカム当たり面11a(11b)に当接することで、カム当たり面11a(11b)が図8のようにA方向に移動して、光軸補正レンズ11eを同方向に移動させることができる。
図10はスライダ15a(15b)及びピン11c(11d)付近の断面部であり、図11はスライダ15a(15b)及びピン11c(11d)付近を一部断面で示した斜視図である。
ズーム枠16には、スライダ15a(15b)が配置される箇所に対向してバネ座16aが形成され、このバネ座16aとスライダ15a(15b)との間にコイルバネ13a(13b)が介装されている。また、スライダ15a(15b)の下面にはガイド溝15dが形成され、このガイド溝15dには、光軸補正レンズ11eを保持する枠体11fに設けられたピン11c(11d)の先端が係合している。ガイド溝15dは、図6に破線で示した位置に対応して配置されており、図6の一点鎖線L1又はL2に対して直角方向に設けられている。
そして、スライダ15aは、スライダ15bのガイド溝15dにピン11dが係合した状態でA方向に摺動でき、このときスライダ15bは、スライダ15aのガイド溝15dにピン11cが係合した状態でB方向に摺動できる。また、スライダ15bは、スライダ15aのガイド溝15dにピン11cが係合した状態でA方向に摺動でき、このときスライダ15aは、スライダ15bのガイド溝15dにピン11dが係合した状態でB方向に摺動できる。
図12はスライダ15a(15b)を示しており、(a)はスライダ15a(15b)を上側から見た斜視図、(b)はスライダ15a(15b)を下側から見た斜視図である。
スライダ15a(15b)は、取付面15f及びフック15gを有し、ガイドXY15eを介してズーム枠16に取り付けられ、A方向にのみ摺動自在となっている。また、スライダ15a(15b)にはバネ受面15cが設けられ、このバネ受面15cにコイルバネ13a(13b)の付勢力が作用する。スライダ15a(15b)の下面には、上述したように、ピン11c(11d)の先端が係合するガイド溝15dが形成されている。
そして、コイルバネ13a(13b)は光軸補正レンズ11eをA方向に付勢するとともに、スライダ15a(15b)はガイド溝15dがピン11c(11d)にガイドされてB方向に移動して、光軸補正レンズ11eの調芯が行われる。
なお、本実施例では、調芯カム12a(12b)、カム当たり面11a(11b)、コイルバネ13a(13b)、スライダ15a(15b)、ピン11c(11d)、及びガイド溝15d等は光軸調整機構を構成している。また、調芯カム12a(12b)、カム当たり面11a(11b)、コイルバネ13a(13b)、及びスライダ15a(15b)は駆動制御部を、ピン11c(11d)及びガイド溝15dはガイド部をそれぞれ構成している。また、本実施例では、調芯カム12a(12b)はカム部材を、コイルバネ13a(13b)は付勢部材をそれぞれ構成している。
次に、本実施例の作用を、図13及び図14を用いて説明する。なお、図13及び図14においては、ズーム枠16は省略されている。
先ず、図13のように光軸補正レンズ11eをA方向に移動させる場合は、調芯カム12aを回転させ、調芯カム12aのカム面12cをカム当たり面11aに当接させる。そうすると、光軸補正レンズ11eは調芯カム12aによって押し出されてA方向に移動する。一方、スライダ15aはコイルバネ13aによって押圧されており、光軸補正レンズ11eをA方向とは逆方向に付勢している。このとき、スライダ15bは、そのガイド溝15dにピン11d(図6参照)の先端が係合した状態で、つまりガイド溝15dに案内されてA方向に平行な方向に摺動する。
次に、図14のように光軸補正レンズ11eをB方向に移動させる場合は、調芯カム12bを回転させ、調芯カム12bのカム面12dをカム当たり面11bに当接させる。そうすると、光軸補正レンズ11eは調芯カム12bによって押し出されてB方向に移動する。一方、スライダ15bはコイルバネ13bによって押圧されており、光軸補正レンズ11eをB方向とは逆方向に付勢している。このとき、スライダ15aは、そのガイド溝15dにピン11c(図6参照)の先端が係合した状態で、つまりガイド溝15dに案内されてB方向に平行な方向に摺動する。
このように、光軸補正レンズ11eをA方向及びB方向に移動させることにより、光軸補正レンズ11eの光軸を最適な位置(図2に一点鎖線で示した光軸)に合致させることが可能となる。
本実施例によれば、光軸補正レンズ11e(光軸補正レンズ群11)のA方向及びB方向への直進性を維持した状態で調芯を行うことができ、高い精度で光軸補正レンズ11e(光軸補正レンズ群11)を調芯することができる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、上記実施例は本発明の例示にしか過ぎないものであり、本発明は上記実施例の構成にのみ限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、本発明に含まれることは勿論である。
例えば、調芯カム及びスライダは二組に限らず、光軸補正レンズの光軸を挟んで調芯カムとスライダを互いに対向位置に配置すれば、三組以上設けられていても良い。
1 カメラ本体
2 レンズ鏡胴
11 光軸補正レンズ群
11a,11b カム当たり面
11c,11d ピン
11e 光軸補正レンズ
12a,12b 調芯カム
12c,12d カム面
13a,13b コイルバネ
15a,15b スライダ
15d ガイド溝
16 ズーム枠
特開2008−111932号公報

Claims (5)

  1. 光軸方向に沿って移動自在な複数の撮像レンズ群と、
    該撮像レンズ群の光軸方向に略垂直な面内で移動自在であり光軸補正を行う光軸補正レンズ群と、
    前記光軸補正レンズ群の光軸補正レンズを保持する枠体と、
    該枠体を移動させて当該光軸補正レンズ群の光軸を調整する光軸調整機構と、を備え、
    前記光軸調整機構は、前記枠体を移動することで前記光軸補正レンズ群を前記撮像レンズ群の光軸に合致する方向に移動制御する駆動制御部と、前記枠体の移動を直進方向にガイドするガイド部とを有し、
    前記駆動制御部及び前記ガイド部は、第1の方向へ移動制御する第1駆動制御部と第1の方向へ移動をガイドする第1ガイド部及び第2の方向へ移動制御する第2駆動制御部と第2の方向へ移動をガイドする第2ガイド部の少なくとも二組ずつ設けられ、かつ、各組の前記駆動制御部及び前記ガイド部は前記光軸補正レンズ群の光軸を挟んで互いに対向する位置に配置されており、
    前記第1駆動制御部は、前記枠体を前記第2の方向へ移動するときは、前記枠体の第2方向へガイドするガイド部材としての機能を有し、
    前記第2駆動制御部は、前記枠体を前記第1の方向へ移動するときは、前記枠体の第1方向へガイドするガイド部材としての機能を有することを特徴とするレンズ鏡胴。
  2. 前記駆動制御部及び前記ガイド部は前記光軸補正レンズ群の光軸を中心に円周上90度間隔で配置されていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡胴。
  3. 前記駆動制御部は、前記光軸補正レンズ群を前記撮像レンズ群の光軸に合致する方向に押し出すカム部材と、該カム部材による押し出し力と反対方向に前記光軸補正レンズ群を付勢する付勢部材とを有することを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡胴。
  4. 前記ガイド部は、前記光軸補正レンズ群を保持する枠体に設けられたピンと、該ピンが移動自在に係合したガイド溝とを有することを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡胴。
  5. 請求項1〜4に記載のレンズ鏡胴を備えていることを特徴とする撮像装置。
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