JP5953213B2 - バルコニー付建物 - Google Patents

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Description

この発明は、建物ユニットの上に設置されるバルコニー付建物に関するものである。
従来、複数の建物ユニットを縦横に組み付けると共に、建物ユニットの一つにバルコニーユニットを組み付けるようにしたユニット建物が知られている。このバルコニーユニットは、バルコニー床とこの上に配設する手摺ユニットを備えている。
このようなユニット建物に用いる建物ユニットは、桁方向に位置する2つのコーナ支柱の上端部同士および下端部同士を上桁梁および下桁梁でそれぞれ結合し、妻方向に位置する2つのコーナ支柱の上端部同士および下端部同士を上妻梁および下妻梁でそれぞれ結合した骨組構造を有しているのが普通である。
このようなユニット建物では、建物ユニットの上桁梁間に根太を架設して、上桁梁および上妻梁間に形成される上面にバルコニーユニットを組付ることによりバルコニーを設けている。このバルコニーユニットを上面に組み付ける際、手摺ユニットの手摺柱を建物ユニットのコーナ支柱の上端部に取り付けるようにしているものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、バルコニーユニットしては、建物に組み付ける床フレームを設けて、この床フレームに手摺フレームを取り付けるようにしたものも知られている(例えば、特許文献2〜4参照)。
特開2010−013918号公報 特開2010−018964号公報 特開平5−263461号公報 特開平10−114996号公報
この特許文献2〜4のバルコニーユニットでは、手摺フレームが床フレームの縁部に沿って縁部の両端まで配設される構成となっているので、手摺フレームに取り付ける手摺壁を途中で切れるような構成とすることは構造上考えられない。
また、特許文献1のバルコニーユニットでは、上述したように手摺壁ユニットの手摺柱を建物ユニットのコーナ支柱の上端に取り付ける構成としている。このため、手摺壁ユニットの手摺壁の一つが建物ユニットの支柱間の途中で切れるような短手摺壁の場合、建物ユニットのコーナ支柱間に位置させる中間手摺柱を短手摺壁に設ける必要がある。
このバルコニー床の根太上に中間手摺を組み付けることも考えられるが、隣接する建物ユニットの側部に中間手摺柱を配置するような場合には、納まりの上でバルコニー床の根太上に中間手摺を組み付けることは不可能である。
そこで、この発明は、途中で切れるような短い手摺壁を設ける際に、この手摺壁の手摺面材を取り付ける中間手摺柱を収まりが良い状態で建物ユニットの上面に組み付けることができるバルコニー付建物を提供することを目的とするものである。
この目的を達成するため、この発明は、隅角にそれぞれ設けられた複数の柱材、及び、前記複数の柱材の隣接するものの上端部間および下端部間をそれぞれ連結する複数の上梁および下梁を有する骨組構造の建物ユニットと、前記上梁にバルコニー床が支持されたバルコニーユニットを備えるバルコニー付建物において、前記バルコニーユニットは、前記柱材の上に取り付けられた隅角手摺柱と、前記上梁の長手方向の中間に位置して前記上梁に設けた取付手段に取り付けられた中間手摺柱を備えることを特徴とする。
この構成によれば、途中で切れるような短手摺壁を設ける際に、この手摺壁の手摺面材を取り付ける中間手摺柱を収まりが良い状態で建物ユニットの上面に組み付けることができる。
本発明に係るバルコニー付建物の概要を説明する斜視図である。 図1に示したバルコニー付建物の建物ユニットとバルコニーとの関係をより詳細に示した斜視図である。 図2に示した2つの建物ユニットの骨組構造体とバルコニー床およびバルコニー手摺壁との関係を示す分解斜視図である。 図3の一つの建物ユニットの骨組構造体とバルコニー床に用いる床フレーム及び床パネルとの関係を示す分解斜視図である。 図4の床フレームが取り付けられた建物ユニットの骨組構造体と図2のバルコニー手摺壁との位置関係を示す説明図である。 (a)は図5のA−A線に沿う断面図、(b)は(a)の床部材の詳細な説明図、(c)は図3のC1−C1線に沿う断面図である。 図5のバルコニーユニットの手摺柱の取付説明図である。 (a)は図1のバルコニー付建物のバルコニーユニットが設けられた部分の平面図、(b)は(a)の矢印B1で示した部分の水平断面図である。 (a)は図8(b)のA1−A1線に沿う断面図、(b)は(a)の凸状固定金具と柱側固定金具との間に介装されたスペーサの平面図である。 図9(a)のA2−A2線に沿う断面図である。 図8(b)のA3−A3線に沿う断面図である。 (a)は図4,図5の根太支持梁の一方の平面図、(b)は(a)を矢印B2方向から見た正面図である。 (a)は図11の根太支持梁に設けた凸状固定金具(固定ボルトの図示を省略)と中間手摺柱の下端部に設けた柱側固定金具との関係を示す分解斜視図、(b)は(a)の凸状固定金具に固定ボルトが設けられた状態で第1の根太支持梁を上から見た平面図、(c)は(b)の左側面図、(d)は(c)の左側面図である。 (a)は図8,図9(a)に示した中間手摺柱の右側面図、(b)は(a)に示した中間手摺柱の右側面図、(c)は(b)に示した中間手摺柱の平面図、(d)は(b)に示した中間手摺柱の底面図である。 (a)は隣接する建物ユニットの柱材の上端部の拡大平面図、(b)は(a)の柱材に設けたジョイントピースに(c)の支持梁取付板を取り付けた拡大平面図、(c)は(b)の支持梁取付板の斜視図である。 図5の隣接する第1,第2の根太支持梁の第4の上梁側の端部の斜視図である。 図16の隣接する第1,第2の根太支持梁が図15(b)の隣接する建物ユニットの隣接する第1,第2の上梁に取り付けられた部分拡大平面図である。 図17の隣接する建物ユニットに樋支持枠が取り付けられた部分拡大平面図である。 図18のC2−C2線に沿う断面図である。 図18のC3−C3線に沿う断面図である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るバルコニー付建物の概要を説明する斜視図、図2は図1に示したバルコニー付建物の建物ユニットとバルコニーとの関係をより詳細に示した斜視図である。
また、図3は図2に示した2つの建物ユニットの骨組構造体とバルコニー床およびバルコニー手摺壁との関係を示す分解斜視図、図4は図3の一つの建物ユニットの骨組構造体とバルコニー床に用いる床フレーム及び床パネルとの関係を示す分解斜視図である。
更に、図5は、図4の床フレームが取り付けられた建物ユニットの骨組構造体と図2のバルコニー手摺壁との位置関係を示す説明図である。
図1に示したバルコニー付きのユニット建物1は、(a)に示したように、左右前後に並設された1階の複数の建物ユニットU11〜U16と、1階の複数の建物ユニットU11〜U16上にそれぞれ設置された複数の2階の建物ユニットU21〜U26と、2階の建物ユニットU21上に設置したペントハウス2を有する。
また、ユニット建物1は、図1の(b),図2におけるように、2階の建物ユニットU22,U23に跨って設置されたバルコニーユニット3を有する。
[建物ユニットU11〜U16,U21〜U26]
建物ユニットU11〜U16,U21〜U26は同じ骨組構造を有しているので、建物ユニットU23を骨組構造の代表例として説明する。
この建物ユニットU23は、図4に示したように、隅角(四隅)にそれぞれ設けられた複数の角筒状の柱材(コーナ支柱)4と、柱材4の上端部に一体に設けられたジョイントピース41を有する。このジョイントピース41は、互いに垂直で柱材4の互いに垂直な側面から突出するジョイント部41a,41bを有する。また、建物ユニットU23は、桁方向で隣接する柱材4,4のジョイント部41a,41aに両端部が取り付けられた断面がC字状(コ字状)の第1,第2の上梁(上桁梁)5,6を有する。更に、建物ユニットU23は、妻方向で隣接する柱材4,4のジョイント部41b,41bに両端部が取り付けられた断面がC字状(コ字状)の第3,第4の上梁(上妻梁)7,8を有する。
この第1,第2の上梁5,6は、第3,第4の上梁7,8よりも長く形成されていると共に、第3,第4の上梁7,8に対して垂直に設けられている。
これにより第1,第2の上梁5,6は互いに対向して平行に延び、第3,第4の上梁7,8は互いに対向して平行に延びている。また、図6(a)に示したように、第1の上梁5は上フランジ5aおよび下フランジ5bを有し、第2の上梁6は上フランジ6aおよび下フランジ6bを有する。
図4,図5,図7では図示を省略したが、図6(a)に示したように、第1,第2の上梁5,6の下部フランジ5b,6b上には垂木1aが架設されている。この垂木1aは、第1,第2の上梁5,6の長手方向に間隔をおいて複数設けられる。
この第1,第2の上梁5,6および第3,第4の上梁7,8は図4に示したように長方形状のユニット上枠(符号省略)を形成し、この上枠により長方形状の上面(符号省略)が形成されている。
また、建物ユニットU23は、隅角に設けられた複数のコーナ支柱(柱材)4の隣接するものの下端部間を連結する図示しない第1,第2の下梁(下桁梁)および第3,第4の下梁(下妻梁)を有する。
この構成により、建物ユニットU23は直方体状の骨組構造に形成されている。この構成には周知の構成を採用できる。
尚、建物ユニットU23以外の建物ユニットU11〜U16,U21,U22,U24〜U26は、骨組構造の詳細な部分が建物ユニットU23と同じであるので、建物ユニットU23と同じ部分又は類似する部分については建物ユニットU23に付した符号を付して、説明を省略する。
[バルコニーユニット3]
このバルコニーユニット3は、図1の(a),(b)に示したように、2階の建物ユニットU22上に配設されるバルコニーユニット部3aと、2階の建物ユニットU23上に配設されるバルコニーユニット部3bを有する。
バルコニーユニット部3aは、対向する手摺壁3w1,3w2と、手摺壁3w2の一端から手摺壁3w1側に延びる短手摺壁3w3と、バルコニー床部3F1を有する(図1,図2,図8(a)参照)。また、バルコニーユニット部3bは、対向する手摺壁3w4,3w5と、手摺壁3w4,3w5間を連設する手摺壁3w6と、バルコニー床部3F2を有する。このバルコニー床部3F1,3F2はバルコニーユニット3のバルコニー床3Fを形成している。
<バルコニーユニット部3a>
・手摺壁3w1,3w2
この手摺壁3w1は、図2,図3に示したように、一対の手摺柱(隅角手摺柱)3P,3Pと、手摺柱3P,3Pの上端部間に掛け渡された手摺兼用の上側面材取付梁31と、手摺柱3P,3Pの下部間に架け渡された下側面材取付梁32を有する。
(手摺壁3w1,3w2の手摺面材)
しかも、手摺壁3w1,3W2は同じ構成要素を備える手摺壁ユニット33を有する。この手摺壁ユニット33は、図20に示したように手摺内壁W33aと手摺外壁W33bを手摺面材として有する(図20では手摺壁3w2のみを図示)。この手摺壁ユニット33の手摺内壁W33aと手摺外壁W33bは、上側面材取付梁31と下側面材取付梁32とに上縁部および下縁部がそれぞれ取り付けられている。尚、手摺壁3w2も手摺壁3w1と同様な構成を有する。
・短手摺壁3w3
また、短手摺壁3w3は、手摺壁3w1,3w2の一端側(ペントハウス2側)の手摺柱3P,3P間の中間に配設された中間手摺柱3apと、手摺壁3w2の一端側(ペントハウス2側)の手摺柱3P(位置(i)で示した部分)を有する。
(短手摺壁3w3の手摺面材)
しかも、短手摺壁3w3は、中間手摺柱3aPの上端部とこれに対応する位置(i)で示した部分の手摺柱3Pの上端部間に掛け渡された上側面材取付梁31aと、中間手摺柱3apの下端部とこれに対応する位置(i)で示した部分の手摺柱3Pの下端部間に掛け渡された下側面材取付梁32aを有する。
更に、短手摺壁3w3は、中間柱側の手摺壁ユニット33aを有する。
この手摺壁ユニット33aは、図8(b)に示したように、手摺内壁33a1と手摺外壁33a2を手摺面材として有する。
この手摺内壁33a1と手摺外壁33a2は、互いに平行に且つ所定間隔をおいて結合部材(図示せず)により図示しない位置で結合されている。
また、手摺内壁33a1の中間手摺柱3ap側の端部には、上下に延びる角柱状の壁支持部材33a3が取り付けられている。
しかも、手摺内壁33a1と手摺外壁33a2は上側面材取付梁31aと下側面材取付梁32aとに上縁部および下縁部がそれぞれ取り付けられている。
中間手摺柱3apの下端部には、図3,図5,図9(a),図11、図13(a)〜図13(d),図14(a),図14(b)に示したように柱側固定金具17が取り付けられている。
この柱側固定金具17は、図13,図13(b)に示したように、中間手摺柱3apの下端に溶接等により取り付けられた上壁17aと、上壁17aの両側に下方に向けて連設された側壁17b,17bから逆U字状に形成されている。
この側壁17bには、上下に位置させた2つの取付孔17c,17cが形成されている。17dは、側壁17b,17b間に形成された嵌合凹部である。
(中間手摺柱3ap)
また、中間手摺柱3apには、図14(a),図14(b)に示したように下端部近傍の部分から上端部近傍の部分まで延びるコーナスタッド20が溶接固定されている。
このコーナスタッド20は、図14(b)に示したように柱側固定金具17の側壁17b,17bの一方側に位置させられている。
しかも、コーナスタッド20と側面との間には、図14(a)〜図14(d)に示したように嵌合溝20aが形成されている。この嵌合溝20aは、図14(a),図14(b)に示したように上下に延びている。この嵌合溝20aには、手摺壁ユニット33aの壁支持部材33a3が嵌合されている。
<バルコニーユニット部3b>
・手摺壁3w4,3w5
この手摺壁3w4,3w5は、手摺壁3w1と同様に、一対の手摺柱3P,3Pと、手摺柱3P,3Pの上端部間に掛け渡された手摺兼用の上側面材取付梁31と、手摺柱3P,3Pの下部間に架け渡された下側面材取付梁32と、上側面材取付梁31と下側面材取付梁32とに上縁部および下縁部がそれぞれ取り付けられた手摺壁ユニット33を有する(図3,図5参照)。
(手摺壁3w4,3w5の手摺面材)
しかも、手摺壁3w4,3w5の手摺壁ユニット33は、図20に示した手摺壁3w2の手摺内壁W33aと手摺外壁W33bと同様な手摺内壁(符号省略)と手摺外壁(符号省略)を手摺面材として有する。
・手摺壁3w6
また、手摺壁3w6は、手摺柱3P,3P(手摺壁3w4,3w5と共通の手摺柱)と、この手摺柱3P,3Pの上端部間および下端部間に掛け渡された上側面材取付梁31および下側面材取付梁32と、上側面材取付梁31と下側面材取付梁32とに上縁部および下縁部がそれぞれ取り付けられた手摺壁ユニット33を有する。
(手摺壁3w6の手摺面材)
しかも、手摺壁3w6の手摺壁ユニット33は、図20に示した手摺壁3w2の手摺内壁W33aと手摺外壁W33bと同様な手摺内壁(符号省略)と手摺外壁(符号省略)を手摺面材として有する。
<バルコニーユニット部3a,3bの手摺柱3Pの構造>
各手摺柱3Pは、図5に示したように、建物ユニットU22,U23の隅角に設けられたコーナ支柱4上にそれぞれ配設される。この手摺柱3Pには軸方向(上下)に延びる貫通孔10が形成され、手摺壁3Pの下端部には点検孔11が形成されている。また、手摺柱3Pの下端には図15(a),図15(b),図17,図18に示したように底壁3P1が設けられ、底壁3P1の中央には取付孔3P2が設けられている。
このコーナ支柱4の上端部に図7に示したように接合ボルト(第1の取付手段)4aを突設しておいて、手摺柱3Pの下端をコーナ支柱4の上端に当接させる際、接合ボルト4aを図15(a),図15(b),図17,図18に示したように手摺柱3Pの底壁3P1に設けた挿通孔3P2に挿通させる。
この状態で、図7に示した連結工具50の軸部51の下端部に設けたソケット52に図15(a),図15(b),図17,図18に示したナット4bを保持させて、この軸部51をコーナ支柱4の貫通孔10に挿入すると共に、接合ボルト4aにナット4bを螺着して締め付ける。これにより、手摺柱3Pは、建物ユニットU22,U23の隅角のコーナ支柱4に固定される。
<バルコニー床部3F1(3F2)の構造>
このバルコニー床部3F1(3F2)は、図4〜図7に示した床フレーム34と、床フレーム34上に取り付ける図4の床部材35を有する。尚、図5,図7では、手摺柱3Pおよび手摺中柱3aPの取付位置を示す便宜上、床板5の図示を省略している。
(床フレーム34)
この床フレーム34は、図4、図5,図6(a),図7に示したように互いに平行に設けられ且つ第1,第2の上梁5,6に沿って配設された第1,第2の根太支持梁34a,34bと、第1,第2の根太支持梁34a,34bに掛け渡された複数の根太34c、図18の床端部支持29(図4、図5,図7では図示の便宜上、図示を省略)を有する。この床フレーム34は、工場等で予め建物ユニット22,23等に組み付ける。
・第1の根太支持梁34aの構造
「下水平部36,垂直部37,上水平部38」
第1の根太支持梁34aは、図11,図12(a),図12(b),図13に示したように、下水平部36と、この下水平部36の一側縁から垂直に連設された垂直部37と、この垂直部37の上縁から下水平部36側とは反対側に垂直に連設された上水平部38を有する。この下水平部36,垂直部37,上水平部38は、板材をZ字に近い形状に垂直に折り曲げることにより形成されている。
「補強フランジ39」
この上水平部38の垂直部37とは反対側の縁部には、図12(a),図12(b)に示したように、上方に垂直に突出する補強フランジ39が長手方向に間隔をおいて複数設けられている。この補強フランジ39は第1の根太支持梁34aの一端部側,中央部,および他端部側に設けられていて、他端部側の補強フランジ39の端部には端まで切欠39f(図12,図16,図17,図19参照)が設けられている。
また、下水平部36は、図12(b)に示したように、一端側から他端側に向けて下方に傾斜させられている。
「端部取付部材34e」
また、図12に示したように、第1の根太支持梁34aの一端部には端部取付部材34dが溶接固定されている。第1の根太支持梁34aの他端部には端部取付部材34eが溶接固定されている。この端部取付部材34d,34eは、図4,図5,図7では図示の便宜上、図示を省略している。
この第1の根太支持梁34の端部取付部材34eは、切欠39fに対応させられていて、第1の根太支持梁34の他端部を図4,図5の第4の上梁8側の柱材4に取り付ける取付金具すなわち梁接続金具として用いられる。
この端部取付部材34eは、図16に示したように、第1の根太支持梁34aの下水平部36,垂直部37,上水平部38に沿う下水平部(水平突出部、金具側下水平部)21,垂直部22(金具側垂直部),上水平部(金具側水平部、金具側上水平部)23からZ字状に近い形状に形成されていると共に、上水平部23の端部上に突設した起立取付板部(支持突部)24と、起立取付板部24の両側部に設けられた補強リブ25,25を有する。この起立取付板部24には、左右に間隔をおいて取付孔24a,24aが設けられている。この下水平部21,垂直部22,上水平部23は、板材をZ字に近い形状に垂直に折り曲げることにより形成されている。この起立取付板部(支持突部)24は、バルコニー床部(3F1,3F2)の端部を支持可能な高さに設けられている。
また、端部取付部材34eの上水平部23には、起立取付板部(支持突部)24に対応して切り欠き部30が設けられている。この切り欠き部30を設けることで、端部取付部材34eの起立取付板部(支持突部)24を取り付けるための支持梁取付板(支持梁取付金具)26を取り付けるスペースを確保できる。
・第1,第2の根太支持梁34a,34bの対称性
尚、第1,第2の根太支持梁34a,34b間の中央にこれらと平行な仮想線O(図4,図6(a)参照)を想定したとき、第1,第2の根太支持梁34a,34bは図6(a)に示したように仮想線Oを中心に対称形状を有している。
従って、第2の根太支持梁34bについては、第1の根太支持梁34aに付した符号を付してその説明を省略する。
・根太34c
そして、図6(a)に示したように、第1の根太支持梁34aの下水平部36と第2の根太支持梁34bの下水平部36上には、第1,第2の根太支持梁34a,34bの長手方向に等間隔で配設した複数の根太34cの両端部が配設されている。
この根太34cの一端部は、図11に示したように第1の根太支持梁34aの下水平板部36および垂直部37に木ネジ36aおよび37aでそれぞれ固定されている。また、根太34cの他端部も取付構造の図示は省略したが一端部と同様に図示しない木ネジで第2の根太支持梁34bの下水平板部36および垂直部37に固定されている。
尚、根太34cは、工場で第1,第2の根太支持梁34a,34bに組み付けられて、第1,第2の根太支持梁34a,34bと共に床フレーム34を形成している。
・床端部支持枠29
図18の床端部支持枠29は、図4,図5,図7では図示および他の部分の説明の便宜上、図示を省略したが、第4の上梁8側に位置させて端の根太34cと平行に配設される。この床端部支持枠29は、バルコニー床部3F1,3F2の排水構造を設けることが可能に床部材35を取り付けるのに用いられる。
床端部支持枠29は、図18に示したように、下水平板部36上に取り付けられた根太29aと、根太29aと間隔をおいて平行に配設された根太29bと、図18のように根太29a,29bの端部間で且つ図20のように根太29a,29bの下端間を連結する樋支持部材(連結部材)29cと、図18,図20のように樋支持部材29cの両端部近傍上に固定された床支持駒29d,29eを有する。
尚、図4に示した各建物ユニットU22,U23において、柱材4,4に設けたジョイントピース41,41の妻方向のジョイント部41b,41bの間隔を連結間隔としたとき、根太29bは連結間隔と同じ長さか又はこれに近い長さに設定されている。これは根太29bを第4の上梁8に沿わせたときに、根太29bの端部がジョイント部41bに当たらない長さになっていれば良い。
<第1,第2の根太支持梁34a,34bの第1,第2の上梁5,6への取付>
この第1の根太支持梁34aの上水平部38は、図6(a)に示したように第1の上梁5の上フランジ5a上に配設されていると共に、図示しないネジ又はボルト等により上フランジ5aに固定されている。尚、第2の根太支持梁34bの上水平部38は、図6(a)に示したように第2の上梁6の上フランジ6a上に配設されていると共に、図示しないネジ又はボルト等により上フランジ6aに固定されている。
(第1,第2の根太支持梁34a,34bの一端部の柱材4への取付)
しかも、第1の根太支持梁34aの一端部の端部取付部材34dは、第3の上梁7側において第1の根太支持梁34aに対応する柱材4に設けたジョイントピース41のジョイント部41a上に、図示を省略したボルト等で固定されている(取付状態の図示は省略)。また、第2の根太支持梁34bの一端部にも同様な端部取付部材34dが設けられている。
(第1,第2の根太支持梁34a,34bの他端部の柱材4への取付)
この第1,第2の根太支持梁34a,34bの他端部には、図16に示したように、端部取付部材34e,34eが設けられている。
また、第4の上梁8側の柱材4に設けたジョイントピース41のジョイント部41a上には図15(a)に示したようにボルト孔41a1が形成され、ジョイント部41a上には図15(b)に示したように支持梁取付板26が配設される。この支持梁取付板26は、図15(c)に示したように、固定板部26aと起立板部26bからL字状に形成されている。そして、固定板部26aには取付孔26a1が形成され、起立板部26bには端部取付部材34eの取付孔24a,24aと同じ間隔の取付孔26b1,26b1が形成されている。
この支持梁取付板26の固定板部26aは、取付孔26a1に挿通した固定ボルト27を取付孔41a1に螺着することにより、ジョイント部41a上に取り付けられている。この状態では、固定板部26aが手摺柱3Pの側面に当接して、水平回転しないようになっている。また、第1,第2の上梁5,6側のジョイント部41a,41a上に取り付けられた支持梁取付板26,26は、起立板部26b、26bが互いに反対側に位置している。
更に、図16の隣接する端部取付部材34e,34eは、図17に示したように、起立取付板部24,24が支持梁取付板26,26の起立板部26b、26bの互いに反対側の面に当接させられている。しかも、起立取付板部24の取付孔24aおよび起立板部26bの取付孔26b1に固定ボルト28のネジ部を挿通して、固定ボルト28のネジ部に固定ナット28aを螺着することにより、端部取付部材34eの起立取付板部24は支持梁取付板26の起立板部26bに取り付けられている。これにより、端部取付部材34eは第4の上梁8側の柱材4に設けたジョイントピース41のジョイント部41a上に固定されている。
<床端部支持枠29の取付>
このようにして、建物ユニット22,23の第4の上梁8,8側の隣接する柱材4,4には、隣接する第1,第2の根太支持梁34a,34bの他端部側の端部取付部材34e,34eが取り付けられている。
この建物ユニット22,23の第4の上梁8,8側には上述したように床端部支持枠29,29がそれぞれ配設されている。この第4の上梁8の上には、図20に示したように、断面が逆U字状の根太取付部材8aが図示しないネジ又はボルト等の固定手段により取り付けられている。この根太取付部材8aは、図5に示した各建物ユニットU22,U23において、柱材4,4に設けたジョイントピース41,41の妻方向のジョイント部41b,41bの端間の間隔と略同じ長さに設けられている。
そして、各床端部支持枠29は、根太29aが図18に示したように隣接する第1,第2の根太支持梁34a,34bにおいて端部が下水平板部36上に取り付けられている。また、根太29bは、図20に示したように根太取付部材8aの内側面に木ネジ29b1で取り付けられる。
<バルコニー床部3F1,3F2の排水構造>
この床端部支持枠29は、上述したように、バルコニー床部3F1,3F2の排水構造を設けることが可能に床部材35を取り付ける際に用いられる。この排水構造には、排水樋16と、二次排水樋16aが用いられている。
この排水樋16と、二次排水樋16aは、図18に示したように、隣接する建物ユニットU22,U23に跨って延びていると共に、隣接する建物ユニットU22,U23の第4の上梁8,8に沿って建物ユニットU22,U23の互いに反対側の縁部まで延びている。
そして、二次排水樋16aは、図20に示したように床支持駒29d,29e間において樋支持部材29c上に支持されていると共に,図18に示したように端部取付部材34eの上水平部23上に支持されている。尚、二次排水樋16aの図示しない端部も図5に示した建物ユニットU22の第1の根太支持梁34aと建物ユニットU23の第2の根太支持梁34bに支持される。この場合も、第1,第2の根太支持梁34a,34bに設けられる端部取付部材34eの上水平部23に支持される。
尚、建物ユニットU23の建物ユニットU22とは反対側の壁に沿って又は壁内に排水パイプ(図示せず)を設けて、この排水パイプ(図示せず)により排水樋16、二次排水樋16aからの雨水を排水するようにする。
(床板15)
また、床フレーム34上には上述した床部材35が図6(a)〜図6(c)に示したように取り付けられている。この床部材35は、図4に示したように、野地板12,ルーフィング材13,発砲材料製の床板支持部材14,床板15を有する。また、図4に示したように、野地板12は、長手方向縁部が主野地板部12a,縁野地板部12bに分割され、ルーフィング材13は縁部が主ルーフィング部材13a,縁ルーフィング部材13bに分割されていて、床板支持部材14が主支持部材14a,縁支持部材14bに分割され、床板15が主床板部15a,縁床板部15bに分割されている。
この縁床板部15bは、図6(c)、図20に示したように上述した排水樋16と、この排水樋16の梁側壁上縁に連設された水平板部15b1,15b2と、水平板部15b2の縁部に垂直に設けられた起立板部15b3を一体に有する。
<床板15の取付>
そして、床板15の主野地板部12aは根太34c上に図6(a)〜図6(c)に示したように根太34c上に取り付ける。この主野地板部12aの縁野地板部12b側の端部は図6(c)および図19,図20に示したように、床端部支持枠29の根太29aおよび床支持駒29d上に木ネジ等で固定される。また、縁野地板部12bは、床支持駒29e,29d上に木ネジ等で固定され、中間部が図19上に示したように支持梁取付板26の起立板部26bの上端に当接させる。
この主野地板部12a及び縁野地板部12b上には主ルーフィング部材13a,縁ルーフィング部材13bが配設されている。この主ルーフィング部材13a,縁ルーフィング部材13bは、対向縁部側が二次排水樋16aの内側底部付近まで延設されている。
また、この主ルーフィング部材13a,縁ルーフィング部材13b上には主支持部材14a,縁支持部材14bが配設されている。この主支持部材14aの縁支持部材14b側の端部上に縁床板部15bの水平板部15b1,15b2を配設することにより、この水平板部15b1,15b2と一体の排水樋16が二次排水樋16a内に配設される。この水平板部16bと一体の起立板部16cは手摺内壁W33aに取り付けられる。
尚、床フレーム34上には建設現場で床板15が取り付けられる。また、第1の根太支持梁34aの下水平部36は、一端側が第3の上梁7側に配設され、他端側が第4の上梁8側に配設される。しかも、下水平部36は、図12(b)に示したように非常に小さな傾で下方に傾斜している。このため、下水平部36上に端部が取り付けられる同じ寸法の複数の根太34c上に床部材35が取り付けられたとき、床部材35の床面は第3の上梁7側から第4の上梁8側に向けて下方に小さく傾斜し、床面上に降る雨が第4の上梁8側に流れて排水樋16に流入する。
(手摺中間柱3aPの取付構造)
図1,図2に示したペントハウス2は、図5の建物ユニットU22の第1の上梁5側に位置し、且つ、第1の上梁5の長手方向の中間に対応する位置に居室柱2aを有する。この第1の上梁5には居室柱2aに近接して上述した手摺中間柱3aPの下端部が第2の取付手段(符号省略)により取り付けられる。
この第2の取付手段は、手摺中間柱3aPの下端に溶接固定した柱側固定金具17を有する。また、第2の取付手段は、建物ユニットU22に取り付けられた第1の根太支持梁34a(第1の上梁5側)の上水平部38上に溶接固定された凸状固定金具18を有する。この凸状固定金具18は、図5に示したペントハウス2の居室柱2aに対応する位置に設けられている。
この凸状固定金具18は、図9(a),図13(a)〜図13(d)に示した ように、上壁18aと、上壁18aの両側に下方に向けて連設された側壁18b,18bを有する。
この側壁18bには取付孔18cが形成されていると共に、側壁18bの内面側には図9(a),図12(b),図13(b)〜図13(d)に示したように固定ナット18dが溶接固定されている。この固定ナット18dと取付孔18cは中心が一致させられる。
また、この側壁18bは、図9(a),図11,図12(a),図12(b),図13(a)〜図13(d)に示したように、第1の根太支持梁34aの上水平部39上に溶接固定されている。そして、凸状固定金具18が設けられた第1の根太支持梁34aの上水平部38と第1の上梁5の上フランジ5aとの間には、図9(a),図11に示したように凸状固定金具18の下方に位置させたスペーサSが介装されている。このスペーサSは、図13(b)〜図13(d)に示したように長方形状に形成されている。
そして、手摺中間柱3aPの下端の柱側固定金具17を第1の根太支持梁34aの上水平部38側に移動させることにより、図9(a)に示したように第1の根太支持梁34aの凸状固定金具18を柱側固定金具17の嵌合凹部17dに嵌合させる。この凸状固定金具18の側壁18bを柱側固定金具17の側壁17bとの間には図9(b)に示したスペーサ19aが介装されている。このスペーサ19aには、上下に間隔をおいてボルト配設用切欠19b,19bが形成されている。
この状態で、図13の固定ボルト(第2の取付手段)19を取付孔17c,18cに挿通して、この固定ボルト19を固定ナット19cに螺着することにより、柱側固定金具17が第1の根太支持梁34a側の凸状固定金具18に着脱可能に取り付けられている。尚、この固定に際して、固定ボルト19,19はボルト配設用切欠19b,19bに挿通される。
この状態では、手摺中間柱3aPは、ペントハウス2の居室柱2aよりも位置(i)の手摺柱3P側にずれた位置で対角線が一致するように、角が居室柱2aの角に隣接させられている。
(補足説明1)
以上説明したように、この発明の実施の形態のバルコニー付建物は、隅角にそれぞれ設けられた複数の柱材4、及び、前記複数の柱材4の隣接するものの上端部間および下端部間をそれぞれ連結する複数の上梁(5〜8)および下梁を有する骨組構造の建物ユニット(U11〜U16、U12〜U26)と、前記上梁(5〜8)にバルコニー床(3F1,3F2)が支持されたバルコニーユニット3を備えている。しかも、前記バルコニーユニット3は、前記柱材4の上に取り付けられた隅角手摺柱(3P)と、前記上梁(5,6)の長手方向の中間に位置して前記上梁(5,6)に設けた取付手段(凸状固定金具18)に取り付けられた中間手摺柱3aPを備えている。
この構成によれば、途中で切れるような短い手摺壁を設ける際に、この手摺壁の手摺面材(手摺内壁33a1,手摺外壁33a2)を取り付ける中間手摺柱3aPを収まりが良い状態で建物ユニットU22の上面に組み付けることができる。
(補足説明2)
また、この発明の実施の形態のバルコニー付建物において、前記バルコニーユニット3は、前記複数の上梁(5〜8)のうち対向する一対の上梁(5,6)に沿って該一対の上梁にそれぞれ取り付けられた根太支持梁(34a,34b)と、前記一対の根太支持梁間に架設された複数の根太34cを備え、前記取付手段(凸状固定金具18)を前記根太支持梁(34a、34b)の少なくとも一方に固定することにより、前記上梁(5,6)に前記取付手段(凸状固定金具18)を設けている。
この構成によれば、取付手段(凸状固定金具18)により中間手摺柱3aPの取付位置を容易に設定できる。
(補足説明3)
また、この発明の実施の形態のバルコニー付建物において、前記取付手段は前記根太支持梁(34a)の上面に固定した凸状固定金具18である。この構成によれば、凸状固定金具18を介して中間手摺柱3aPの取付位置を容易に設定できる。
(補足説明4)
また、この発明の実施の形態のバルコニー付建物において、前記中間手摺柱3aPの下部には、凸状固定金具18の外周に嵌合する嵌合凹部17dが設けられた柱側固定金具17を固定している。
この構成によれば、中間手摺柱3aPの下端にとりつけた柱側固定金具17の嵌合凹部17dを根太支持梁(34a)の凸状固定金具18に嵌合するのみで、中間手摺柱3aPの取付位置を簡易に設定できる。
(補足説明5)
また、この発明の実施の形態のバルコニー付建物において、前記根太支持梁(34a,34b)は板材をZ字に近い形状に垂直に折り曲げることにより形成した下水平部36,垂直部37,上水平部38を備えている。
この構成によれば、根太支持梁(34a,34b)を容易に形成できる。
(補足説明6)
また、この発明の実施の形態のバルコニー付建物において、前記根太支持梁(34a)は、前記垂直部37が前記上梁(5,6)の内側に下方に延出している。
この構成によれば、バルコニー床3F1,3F2の床面を建物ユニットの上梁5〜8)の上面に近い位置に設定できるので、バルコニーユニット3に出入りする居室の床面より低い位置に容易に設定できる。
(補足説明7)
また、この発明の実施の形態のバルコニー付建物において、前記根太支持梁(34a)の前記上水平部38が前記建物ユニットU22,U23の前記第1対向上梁(上梁5)の上に固定されている。
この構成によれば、根太支持梁(34a)が建物ユニットU22の第1の上梁5から大きく突出することがないので、バルコニー床3F1,3F2の床面を建物ユニットの上梁5〜8の上面に近い位置に設定でき、バルコニーユニット3に出入りする居室の床面より低い位置に容易に設定できる。
(補足説明8)
また、この発明の実施の形態のバルコニー付建物において、前記根太支持梁(34a,34b)の前記下水平部36上に前記根太34cの端部が支持されている。
この構成によれば、根太34cに十分な強度を持たせる断面形状にするために、根太34cの上下方向の寸法を大きくしたとしても、根太34cの上端を低くできるので、バルコニー床3F1,3F2の床面を建物ユニットの上梁5〜8の上面に近い位置に設定でき、バルコニーユニット3に出入りする居室の床面より低い位置に容易に設定できる。
3 バルコニーユニット
3F1,3F2 バルコニー床
3P 手摺柱(隅角手摺柱)
3aP 中間手摺柱
3w1,3w2,3w4〜3w6 手摺壁
3w3 短手摺壁(手摺壁)
4 柱材
4a 接合ボルト(第1の取付手段)
5 第1の上梁(第1対向上梁)
6 第2の上梁(第2対向上梁)
7 第3の上梁
8 第4の上梁
17 柱側固定金具(第2の取付手段)
17d 嵌合凹部
18 凸状固定金具(第2の取付手段)
19 固定ボルト(第2の取付手段)
31 上側面材取付梁
31a 上側面材取付梁
32 下側面材取付梁
32a 下側面材取付梁
33a1 手摺内壁(手摺面材)
33a2 手摺外壁(手摺面材)
34a 第1の根太支持梁
34b 第2の根太支持梁
34c 根太
36 下水平部
37 垂直部
38 上水平部
U11〜U16 建物ユニット
U21〜U26 建物ユニット

Claims (8)

  1. 隅角にそれぞれ設けられた複数の柱材、及び、前記複数の柱材の隣接するものの上端部間および下端部間をそれぞれ連結する複数の上梁および下梁を有する骨組構造の建物ユニットと、
    前記上梁にバルコニー床が支持されたバルコニーユニットを備えるバルコニー付建物において、
    前記バルコニーユニットは、前記柱材の上に取り付けられた隅角手摺柱と、前記上梁の長手方向の中間に位置して前記上梁に設けた取付手段に取り付けられた中間手摺柱を備えることを特徴とするバルコニー付建物。
  2. 前記バルコニーユニットは、前記複数の上梁のうち対向する一対の上梁に沿って該一対の上梁にそれぞれ取り付けられた根太支持梁と、前記一対の根太支持梁間に架設された複数の根太を備え、
    前記取付手段を前記根太支持梁の少なくとも一方に固定することにより、前記上梁に前記取付手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載のバルコニー付建物。
  3. 前記取付手段は前記根太支持梁の上面に固定した凸状固定金具であることを特徴とする請求項1又は2記載のバルコニー付建物。
  4. 前記中間手摺柱の下部には、凸状固定金具の外周に嵌合する嵌合凹部が設けられた柱側固定金具を前記取付手段で固定したことを特徴とする請求項2記載のバルコニー付建物。
  5. 前記根太支持梁は板材をZ字に近い形状に垂直に折り曲げることにより形成した下水平部,垂直部,上水平部を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のバルコニー付建物。
  6. 前記根太支持梁は、前記垂直部が前記上梁の内側に下方に延出することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のバルコニー付建物。
  7. 前記根太支持梁の前記上水平部が前記建物ユニットの前記上梁の上に固定されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載のバルコニー付建物。
  8. 前記根太支持梁の上前記下水平部上に前記根太の端部が支持されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載のバルコニー付建物。
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