JP5952653B2 - ターゲット接合体 - Google Patents

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Description

本発明は、液晶ディスプレイ等の表示デバイスやタッチセンサー等の電子デバイスにおいて、薄膜トランジスタ(TFT)の電極材料や、センサーへの電気接続配線用のCu合金薄膜を形成するために使用され、スパッタリングターゲットとバッキングプレートをろう材を介して接合したターゲット接合体に関するものである。
Cu薄膜は電気抵抗が低く、加工が比較的容易である等の理由から、液晶ディスプレイ等の表示デバイスの走査電極や信号電極、タッチセンサー等の電子デバイスの電気接続配線として、微細加工がされて使用されている。Cu薄膜の素材としては、純Cuではガラス等の基材との密着性が悪く、また酸化し易いことから表面が変色し易く、しかも半導体中での拡散係数が大きいというデメリットがある。こうしたことから、電気接続配線用の薄膜の素材としては、Cu合金が使用されるのが一般的である。Cu合金薄膜では、上記のような純Cu薄膜を使用するときの問題を改善することができ、用途に応じた適切な添加元素を選択することによって、配線用薄膜として使用する際の機能を向上させることができる。そのため、電子デバイス用途に関して、様々な種類のCu合金薄膜が開発されている。
Cu合金薄膜の形成には、一般にスパッタリングターゲットを用いたスパッタリング法が採用される。このスパッタリング法は、真空容器内にアルゴン等の不活性ガスを低ガス圧下で導入し、薄膜と同一の材料からなるスパッタリングターゲットと、基材との間に高電圧を印加して、プラズマ放電を発生させる。そのプラズマ放電によってイオン化された気体(ここではアルゴン)をスパッタリングターゲットに加速・衝突させ、非弾性衝突によってスパッタリングターゲットの構成原子をたたき出し、これを基板上に付着・堆積させて薄膜を作製する方法である。
金属薄膜の成膜法には、スパッタリング法の他に、真空蒸着法も知られているが、スパッタリング法ではスパッタリングターゲットと同じ組成の薄膜を連続して形成できるというメリットを有する。また特に金属材料の場合には、スパッタリング法を適用すると、希土類元素等の様にCu中に固溶しない合金元素を薄膜中に強制固溶させることができる。工業的には、大面積に連続して安定成膜できるという観点からしても、スパッタリング法は優位な成膜法である。
このようなスパッタリング法に適用するスパッタリングターゲットとしては、一般に長方形状、円盤状等の平板状のものが使用され、スパッタリングターゲットは、その冷却や支持を目的にバッキングプレート(支持体)にはんだ等でろう付けされた状態(ターゲット接合体)で用いられるのが一般的である。
ところで上記バッキングプレートは、上述の通り、成膜時に加熱されたターゲットの冷却を目的としていることから、一般に熱伝導率の高い純Cu製、Cu合金製、純Al製またはAl合金製のものが使用されている。一方、上記バッキングプレートに取り付けられるスパッタリングターゲットは、形成する薄膜に応じた金属材料からなり、電気接続配線用のCu合金薄膜を形成するためCu合金としては、下地膜との密着性の優れるCu合金として、また、下地膜や上部膜中の原子の拡散を抑制するバリア膜用のCu合金として、所定量のMnを合金元素として含むCu−Mn合金を用いることが主流になっている。またターゲット材とバッキングプレートの接合には、熱伝導性と導電性が良好な低融点はんだ(例えばインジウム基はんだやすず基はんだ)等のボンディング材を用いたメタルボンディングが一般的に行われている。
Cu−Mn合金薄膜に関する技術として、例えば特許文献1には、液晶ディスプレイの電極として用いられるCu−Mn合金薄膜について、Mnが優先的に酸素と反応して、Cuの酸化を抑止する酸化物皮膜を形成することが示されている。この技術では、Cu−Mn合金薄膜を薄膜トランジスタ(TFT)の電極材料として使用した場合の有用性が示されている。
また特許文献2には、光記録層の保護層として用いられるZnSからのS拡散が起因で発生するCuの硫化に対して、Cu−Mn合金薄膜では界面反応が抑制されることが示されている。
一方、特許文献3では、スパッタリングターゲットのろう材との濡れ性を向上して、スパッタリングターゲットのバッキングプレートとの接合強度を増大させるようなスパッタリングターゲットの製造方法が示されている。
特許第4065959号公報 特許第4603044号公報 特許第2970729号公報
メタルボンディングによるスパッタリングターゲットとバッキングプレートとの接合は、スパッタリングターゲットとバッキングプレートの夫々を加熱して、接合させたい面の夫々に溶融したろう材を塗り、ろう材を塗った面同士を重ね合わせることによって行われる。しかしながら、スパッタリングターゲットがCu−Mn合金のようにMnを含有するものからなる場合には、溶融したろう材中に、スパッタリングターゲット中のMnが染みだし、ろう材表面に濃化するという現象が生じることが、本発明者らの検討によって明らかになった。
ろう材表面に濃化したMnは、酸化され易いため酸化膜が形成されることになる。ろう材の表面に酸化膜が形成された状態でろう付けによるボンディングを行うと、酸化膜はろう材との濡れ性が悪いために、スパッタリングターゲットとバッキングプレートを重ね合わせたときに、ろう材中にポロシティ(気泡)が生じることになる。このポロシティ部分は、熱伝導性に劣るので、スパッタリングによる成膜中にスパッタリングターゲットの部分的な温度上昇が生じ、成形膜厚の面内での不均一が生じやすい。また、スパッタリングターゲットの温度上昇が生じると、ろう材が溶け、スパッタリングターゲットとバッキングプレートとの界面からはみ出して異常放電の原因となり、安定した成膜が行えないという問題がある。はみ出したろう材は、ガラス基板に付着しパーティクルやスプラッシュが発生する原因にもなる。
これまでCu−Mn合金薄膜を形成する技術については、様々提案されているが、いずれもろう材中にポロシティ(気泡)の問題については、全く認識されていない。例えば、上記特許文献1のような技術では、スパッタリングターゲット中の合金元素が、ろう材中に拡散し、バッキングプレートとの貼り合わせで、ろう材中にポロシティ(気泡)が発生するような系で、安定した成膜が行えないという問題が生じることが予想される。
また、特許文献2の技術では、実際にはスパッタリングターゲットを用いてCu−Mn合金薄膜の成膜を行っておらず、擬似的に作製したCu−Mn合金インゴットに対してZnSを被覆しているため、実際にバッキングプレートにボンディングしてスパッタリングしたときの課題については把握されていない。
本発明は上記の様な事情に着目してなされたものであって、その目的は、Cu−Mn合金スパッタリングターゲットを用いてスパッタリングして成膜したときに、成形膜厚の面内での不均一を防止して厚さが均一な薄膜を形成することのできるターゲット接合体を提供することにある。また、本発明の他の目的は、ろう材の溶けだしによる異常放電を防止して安定した成膜が行えると共に、パーティクルやスプラッシュの発生を防止できるターゲット接合体を提供することにある。
上記目的を達成し得た本発明のターゲット接合体とは、スパッタリングターゲットとバッキングプレートとろう材を備え、スパッタリングターゲットの裏面がろう材を介してバッキングプレートと接合されてなるターゲット接合体において、前記スパッタリングターゲットは、Mnを2〜30原子%含むCu−Mn合金であると共に、前記ろう材中に存在するポロシティのスパッタリングターゲット裏面への投影面積の合計が、スパッタリングターゲット裏面の接合領域全体の面積に対して16%以下である点に要旨を有する。こうした構成を採用することによって、成形膜厚の面内での不均一を防止して厚さが均一な薄膜を形成することのできるターゲット接合体が提供できる。
また本発明のターゲット接合体は、スパッタリングターゲットとバッキングプレートとろう材を備え、スパッタリングターゲットの裏面がろう材を介してバッキングプレートと接合されてなるターゲット接合体において、前記スパッタリングターゲットは、Mnを2〜30原子%含むCu−Mn合金であると共に、前記ろう材中に存在する各ポロシティのスパッタリングターゲット裏面への投影面積が、スパッタリングターゲット裏面の接合領域全体の面積に対して0.2%以下である点にも要旨を有する。こうした構成を採用することによって、ろう材の溶けだしによる異常放電を防止して安定した成膜が行えると共に、パーティクルやスプラッシュの発生を防止できるターゲット接合体が提供できる。
更に、また本発明のターゲット接合体は、スパッタリングターゲットとバッキングプレートとろう材を備え、スパッタリングターゲットの裏面がろう材を介してバッキングプレートと接合されてなるターゲット接合体において、
前記スパッタリングターゲットは、Mnを2〜30原子%含むCu−Mn合金であると共に、前記ろう材中に存在するポロシティのスパッタリングターゲット裏面への投影面積の合計が、スパッタリングターゲット裏面の接合領域全体の面積に対して16%以下であり、且つ前記ろう材中に存在する各ポロシティのスパッタリングターゲット裏面への投影面積が、スパッタリングターゲット裏面の接合領域全体の面積に対して0.2%以下である点にも要旨を有する。こうした構成を採用することによって、上記の両特性を兼ね備えることができる。
本発明のターゲット接合体において、好ましく用いるろう材としては、インジウム基はんだやすず基はんだ等が挙げられる。
またバッキングプレートは、銅、銅合金、アルミニウムおよびアルミニウム合金よりなる群から選択される少なくとも1種であることも好ましい実施態様である。
本発明によれば、ろう材中に存在するポロシティのスパッタリングターゲット裏面への投影面積の合計を、スパッタリングターゲット裏面の接合領域全体の面積に対して所定の割合に規定しているため、スパッタリングして成膜したときに、成形膜厚の面内での不均一を防止して厚さが均一な薄膜を形成することができる。また本発明では、ろう材中に存在する各ポロシティのスパッタリングターゲット裏面への投影面積を、スパッタリングターゲット裏面の接合領域全体の面積に対して所定の割合に規定することによって、スパッタリングして成膜したときに、ろう材の溶けだしによる異常放電を防止して安定した成膜が行えると共に、パーティクルやスプラッシュの発生を防止できる。
ターゲット接合体の完成品を模式的に示した概略説明図(断面図)である。 スパッタリングターゲットを、溶融したろう材を介してバッキングプレート上に配置した状態を模式的に示した概略説明図(断面図)である。 スパッタリングターゲットを、溶融したろう材を介してバッキングプレート上に配置した他の状態を模式的に示した概略説明図(断面図)である。 スパッタリングターゲットを、溶融したろう材を介してバッキングプレート上に配置した更に他の状態を模式的に示した概略説明図(断面図)である。
スパッタリングターゲットとバッキングプレートを、ボンディング材を介してターゲット接合体とする際に、ボンディング材としてインジウム基(In基)はんだやすず基(Sn基)はんだ等の低融点金属を用い、加熱処理して低融点金属を溶融してターゲット材を融着させている。このとき、スパッタリングターゲットとして、Cu−Mn合金を用いた場合には、含有されているMnがろう材中に溶出し、ろう材表面に酸化膜を形成するため、ターゲットとバッキングプレートの貼り合わせ工程で、ろう材中にポロシティが生じ易い状態となる。こうした状態は、上記したような様々な問題を招くことになる。
上記した問題は、これまで全く認識されておらず、Cu−Mn合金以外のスパッタリングターゲットとバッキングプレートを接合する際には、何ら問題は生じないものとされていた。
本発明者らはこのような問題を解決できるターゲット接合体の構成について鋭意研究を重ねた。その結果、スパッタリングターゲット材とバッキングプレートがボンディング材を介して接合されたターゲット接合体において、(a)ろう材中に存在するポロシティのスパッタリングターゲット裏面への投影面積の合計や、(b)ろう材中に存在する各ポロシティのスパッタリングターゲット裏面への投影面積を、スパッタリングターゲット裏面の接合領域全体の面積に対して所定の割合となるように制御すれば、上記目的が見事に達成されることを見出し、本発明を完成するに至った。
図1は、ターゲット接合体の完成品を模式的に示した概略説明図(断面図)である。本発明のターゲット接合体1は、スパッタリングターゲット2とバッキングプレート3がろう材4を介して接合された構成となっている。尚、図1では、説明の便宜上、ろう材4は、凝固した状態を示しており、その中に存在することのあるポロシティについては図示していない。
本発明のターゲット接合体1において、ろう材4中に存在するポロシティのスパッタリングターゲット2裏面への投影面積とは、ろう材4を図1の上方から見たときのポロシティの面積(平面視面積)を意味し、この面積の合計の、スパッタリングターゲット3裏面の接合領域全体の面積に対する割合(以下、単に「投影面積率」と呼ぶことがある)が、16%以下となっている。この投影面積率を16%以下と規定したのは、投影面積率が高くなると、スパッタリング時におけるスパッタリングターゲット2の均一冷却が悪化し、成膜速度がスパッタリングターゲット2内で不均一となるからである。好ましい投射面積率は10%以下、より好ましくは7%以下である。尚、ポロシティが投影方向に2つ重なって存在していた場合、「投影面積の合計」とは、2つポロシティを同時に投影してできる影の面積とする。
投影面積率を上記のように制御するには、スパッタリングターゲット2とバッキングプレート3を溶融したろう材(後記図2の4a参照)で接合する際に、例えばスパッタリングターゲット2を上下動(ポンピング)させ(後記図2参照)、ろう材4a中のポロシティ5を追い出すようにすればよい。こうした方法によって投影面積率を小さくするには、上下動の際、例えばろう材中のポロシティを浮力により大気中に排出しやすくするため、インジウム基ろう材の温度を、粘性の低下する175℃以上に保持し、更にポンピング回数を10回以上実施するなどして、制御することが好ましい。
また、溶融したろう材4aを、スパッタリングターゲット2とバッキングプレート3の間に注入する際に、インジェクター8を用いて、ろう材4aをスパッタリングターゲット2とバッキングプレート3間に噴射・注入するようにしてもよい(後記図3参照)。こうした方法によって投影面積率を小さくするには、インジェクターを用いてろう材を噴射・注入する際、例えばインジェクター中のインジウム基ろう材の温度を175℃以上に保持して粘性を低下させ、ろう材中の気泡を自然に浮き上がらせて除去する。その後、スパッタリングターゲットとバッキングプレートの界面のろう材を置換するため、インジェクター中のろう材の押し出し量を加減して制御することが好ましい。
或は、スパッタリングターゲット2とバッキングプレート3を溶融したろう材4aで接合する際に、バッキングプレート3を振動台9に載置し(後記図4参照)、一体的にスパッタリングターゲット2を揺動させることによって、溶融したろう材4a中のポロシティ5を追い出すようにしてもよい(後記図4参照)。こうした方法によって投影面積率を小さくするには、スパッタリングターゲット2を揺動する際、例えばインジウム基ろう材の温度を175℃以上に保持して粘性を低下させ、スパッタリングターゲットを3°以上傾斜させて揺動する時間で制御することが好ましい。
本発明のターゲット接合体1では、ろう材4中に存在する、特に少なくとも接合端部中に存在する各ポロシティのスパッタリングターゲット2裏面への投影面積が、スパッタリングターゲット裏面の接合領域全体の面積に対して0.2%以下であることも有用である。上記「接合端部」とは、図1に示したターゲット接合体1の両端(実際には、全周部)から、内側へ5%程度(L1/L0×100)までの領域を意味する。少なくとも接合端部中に存在する各ポロシティのスパッタリングターゲット裏面への投影面積(以下、「各ポロシティの大きさ」と呼ぶことがある)が、スパッタリングターゲット裏面の接合領域全体の面積に対して0.2%以下とすることによって、ろう材の溶けだしによる異常放電を防止して安定した成膜が行えると共に、パーティクルやスプラッシュの発生を防止できるものとなる。各ポロシティの大きさが、上記特性に影響を与えるのは、接合端部での影響が大きいものとなる。従って、上記領域において、各ポロシティの大きさが「0.2%以下」となっていれば、中心部での各ポロシティの大きさが0.2%よりも大きくなっていてもよい。各ポロシティの大きさは、好ましくは0.1%以下、より好ましくは0.1%未満(測定限界)である。
尚、各ポロシティの大きさを上記のように制御するには、基本的に投影面積率を制御するときと同様にすればよいが、少なくとも接合端部に上記の制御が及ぶような制御を行えばよい。具体的には、スパッタリングターゲットとバッキングプレートの貼り合わせ時に、インジウム基ろう材の温度を175℃以上に保持し、生じたポロシティをスパッタリングターゲットのポンピング回数、もしくはインジェクターによるろう材の押し出し量、もしくはスパッタリングターゲットを傾斜させて揺動する時間を制御すればよい。
本発明で使用されるスパッタリングターゲットは、Mnを2〜30原子%含むCu−Mn合金である。Mnはスパッタリングターゲットに酸化物皮膜層を形成するために含有されるものである。Mnによる効果を発揮させるためには、Mn含有量は0.1原子%程度以上でもよく、Mn含有量が増大するにつれて上記効果も大きくなる。そして、Mn含有量が増大するに伴いポロシティが生成しやすい状態となる。本発明では、上記効果を発揮させるがポロシティが生成しやすくなるMn含有量として、その下限を2原子%と規定した。好ましくは5原子%以上であり、より好ましくは10原子%以上である。
しかしながら、Mn含有量が過剰になると、相対的にCu量が少なくなってCu−Mn合金の導電率が低下し、電気接続配線用としての機能が発揮されにくくなるので、30原子%以下とする必要がある。好ましくは25原子%以下であり、より好ましくは20原子%以下である。
本発明で使用されるスパッタリングターゲットには、その特性を阻害しない程度の他の成分を含んでいてもよい。こうした成分としては、例えば、Zn,Ni,Mg,Ti,Al等が挙げられ、これらの成分の1種以上を2原子%まで含むことが許容できる(残部は不可避不純物)。
本発明で使用されるバッキングプレートについては特に限定されないが、各種公知のバッキングプレートを用いることができる。例えば耐熱性、導電性、熱伝導性に優れたバッキングプレートとして、銅、各種銅合金、アルミニウム、各種アルミニウム合金よりなる群から選択される少なくとも1種を含むバッキングプレートが用いられる。またバッキングプレートには冷却水水路等の冷却手段などが設けられていてもよい。
本発明で用いるろう材については、従来から使用されている低融点はんだ(例えばインジウム基はんだやすず基はんだ等の金属)等が使用できる。具体的には、52質量%In−48質量%Sn、97質量%In−3質量%Ag等のインジウム基はんだや、91質量%Sn−9質量%Zn等のすず基はんだ等が挙げられる。
本発明のターゲット接合体は、下記の手順で作製することができる。まず、例えば溶解鋳造したCu−Mn合金のインゴットに機械加工を施すことによって、板状のスパッタリングターゲットを作製する。この作製したスパッタリングターゲットを、ろう材を用いてバッキングプレートにボンディングしてターゲット接合体とする。
そして、このようにして作製したターゲット接合体を、真空装置であるスパッタリング装置に取り付け、バッキングプレートとそれに対向する基板との間に電界を印加することによって、スパッタリングターゲットと基板との間にプラズマを形成し、プラズマ中の陽イオンをスパッタリングターゲットに衝突させることにより、スパッタリングターゲットを構成する原子を叩きだして、対向する基板上にスパッタリングターゲットに対応した組成の薄膜を均一に堆積させる。
以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はもとより下記実施例によって制限を受けるものではなく、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも勿論可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
[実験例1]
溶解鋳造したCu−10原子%Mn合金のインゴットを熱間圧延(圧延温度:700℃、圧下率:80%)し、切断後、機械加工を施して、直径:100mm×厚さ5mmの円盤状に加工し、スパッタリングターゲット2(Cu−Mn合金ターゲット)とした。このスパッタリングターゲット2と、純銅製のバッキングプレート3(サイズ:直径126mm×厚さ7mm)を、純インジウムろう材を用いて、貼り合わせてボンディングし、ターゲット接合体1を作製した。
スパッタリングターゲット2を、溶融したろう材(溶融状態のろう材)4aを介してバッキングプレート3上に配置した状態を模式的に図2(概略説明図)に示す。貼り合わせた後、溶融したろう材4a中には、ポロシティ5(気泡)が含まれるが、バッキングプレート3上に溶融したろう材4aを介してスパッタリングターゲット2を載せた状態で、スパッタリングターゲット2を12回上下動(図2中、矢印Aで示す)させ、ろう材4a中のポロシティ5を追い出し、ポロシティ5の投影面積率およびポロシティ5の大きさを制御した。尚、図2中、6はろう材留め用の堰を示している。
ターゲット接合体1は、ろう材4aが凝固する温度まで冷却し、ターゲット接合体1よりはみ出したろう材4aを除去し、完成品とした(実験例1)。ターゲット接合体1の完成品は、前記図1(概略説明図)に示した通りである。このターゲット接合体1において、水浸式の超音波探傷装置(「超音波透視装置HIS−2」商品名クレウトクレーマ−社製)を用い、ポロシティの投影面積率および各ポロシティの大きさを測定した。
このときポロシティの投影面積率については、上記超音波探傷装置によってポロシティによる反射エコーを検知して、ポロシティの投影面積を測定し、スパッタリングターゲット2裏面面積全体に対する割合を計算した。また各ポロシティの大きさについては、ターゲット接合体1の両端(実際には、全周部)から5mm内側までの領域(接合端部)にて、各ポロシティの投影面積の最大値を測定し、そのスパッタリングターゲット裏面面積全体に対する割合(接合端部での各ポロシィの大きさ)を計算した。
[実験例2]
実験例1と同様にして、スパッタリングターゲット2(Cu−Mn合金ターゲット)を機械加工し、これと純銅製のバッキングプレート3(サイズ:直径126mm×厚さ7mm)を、純インジウムろう材を用い、貼り合わせてボンディングし、ターゲット接合体1を作製した。このとき、図3(概略説明図)に示すように、溶融したろう材4aを、インジェクター8を用いてスパッタリングターゲット2とバッキングプレート3との間に噴射・注入し、ろう材4a中のポロシティ5(気泡)を追い出し、ポロシティの投影面積率、および接合端部での各ポロシティの大きさを制御した。
ターゲット接合体1は、ろう材4aが凝固する温度まで冷却し、ターゲット接合体1よりはみ出したろう材4aを除去し、完成品とした(実験例2)。ターゲット接合体1の完成品は、前記図1(概略説明図)に示した通りである。このターゲット接合体1において、実験例1と同様にして、ポロシティの投影面積率、および接合端部での各ポロシティの大きさを測定した。
[実験例3]
実験例1と同様にして、スパッタリングターゲット2(Cu−Mn合金ターゲット)を機械加工し、これと純銅製のバッキングプレート3(サイズ:直径126mm×厚さ7mm)を、純インジウムろう材を用い、貼り合わせてボンディングし、ターゲット接合体1を作製した。このとき、ろう材4a中のポロシテイ(気孔)を追い出すために、図4(概略説明図)に示すように、スパッタリングターゲット2とバッキングプレート3との間にろう材4aを介在させた状態で、振動台9上で一体的に揺動し、ろう材4a中のポロシティ5(気泡)を追い出し、揺動を10秒間実施することによってポロシティの投影面積率、および接合端部での各ポロシティの大きさを制御した。
ターゲット接合体1は、ろう材4aが凝固する温度まで冷却し、ターゲット接合体1よりはみ出したろう材4aを除去し、完成品とした(実験例3)。ターゲット接合体1の完成品は、前記図1(概略説明図)に示した通りである。このターゲット接合体1において、実験例1と同様にして、ポロシティの投影面積率、および接合端部での各ポロシティの大きさを測定した。
[実験例4〜6]
実験例1と同様にして、スパッタリングターゲット2(Cu−Mn合金ターゲット)を機械加工し、これと純銅製のバッキングプレート3(サイズ:直径126mm×厚さ7mm)を、純インジウムろう材を用い、貼り合わせてボンディングし、各種ターゲット接合体1を作製した(実験例4〜6)。このとき、実験例4については、ろう材4a中のポロシテイ(気孔)を追い出す作業(実験例1〜3のいずれかに記載の作業)を一切行わず、スパッタリングターゲット2(Cu−Mn合金ターゲット)とバッキングプレート3をボンディングした。また、実験例5については、ろう材中のポロシテイ(気孔)を振動台上での揺動を5秒間実施することによって追い出し、実験例6については、ろう材中のポロシテイ(気孔)をターゲットのポンピングを一回のみ実施することによって追い出す作業を行った。
各ターゲット接合体1は、ろう材4aが凝固する温度まで冷却し、ターゲット接合体1からはみ出したろう材4aを除去し、完成品とした(実験例4〜6)。ターゲット接合体1の完成品は、前記図1(概略説明図)に示した通りである。これらのターゲット接合体1において、実験例1と同様にして、ポロシティの投影面積率、および接合端部での各ポロシティの大きさを測定した。
上記実験例1〜6の各ターゲット接合体1を、マグネトロンDCスパッタリング装置に装着し、DC電力:260W、圧力:2mTorrでスパッタリングを行った。10分間のプレスパッタを実施した後、成膜時間1分で厚さ約300nmの膜をφ50mmのガラス基板に成膜し、イニシャルの特性(初期特性)として、基板の中心から20mmの距離における膜厚を8箇所で測定した。
その後、同じ条件で、2時間の放電を行い、再度成膜時間1分で厚さ約300nmの膜をφ50mmのガラス基板に成膜し、基板の中心から20mmの距離における膜厚を8箇所で測定した。イニシャルの8箇所の膜厚中の最大値と最小値の差と、2時間放電後の同じく8箇所の膜厚中の最大値と最小値の差を比較し、2時間放電後の8箇所の膜厚中の最大値と最小値の差が、イニシャルの8箇所の膜厚中の最大値と最小値の差に対して1.3倍以上変化している場合に、膜厚偏差発生有り(1.3倍未満では膜厚偏差発生無し)と判断した。
また、2時間放電後のガラス基板への成膜を終了した後、スパッタリングターゲットとバッキングプレートの界面にろう材の溶け出しがあるかどうかについても調査した。これらの結果を、ポロシティの投影面積率、接合端部での各ポロシティの大きさ(ポロシティの最大面積率)と共に、下記表1に示す。
Figure 0005952653
この結果から、次のように考察できる。まず実験例4と実験例6に示すように、ポロシティの投影面積率が16%を超えた場合には、膜厚偏差が発生したが、実験例1〜3、5のように投影面積率が16%以下では、膜厚偏差が発生しないことが分かる。こうした現象が生じる理由については、次のように考えることができる。即ち、成膜初期には、スパッタリングターゲット全体が、水冷されたバッキングプレートを介して均一に冷却されていると考えられるが、ポロシティの投影面積率が大きくなると、ポロシティ近傍のスパッタリングターゲットが局部的に冷却不足となり、スパッタリングターゲット表面の温度が局部的に上昇すると考えられる。スパッタリングターゲットの温度が上昇すると、スパッタリング率(即ち、成膜速度)が低下することが知られており、その影響で、膜厚偏差が発生したものと考えることができる。
また、実験例4と実験例5のように、スパッタリングターゲット端5mm領域でのポロシティの最大面積率が0.2%を超えた場合には、上記と同様の理由からスパッタリングターゲットが部分的に温度上昇するため、ターゲット接合体の接合端部から、ろう材が溶け出すものと考えられる。これに対し、接合端部での各ポロシティの大きさが0.2%以下の場合(実験例1〜3、6)には、ろう材が溶け出すほどのターゲットの局部的な温度上昇は生じないものと考えられる。
1 ターゲット接合体
2 スパッタリングターゲット
3 バッキングプレート
4 ろう材
4a 溶融したろう材
5 ポロシティ
6 堰
8 インジェクター
9 振動台

Claims (5)

  1. スパッタリングターゲットとバッキングプレートとろう材を備え、スパッタリングターゲットの裏面がろう材を介してバッキングプレートと接合されてなるターゲット接合体において、
    前記スパッタリングターゲットは、Mnを2〜30原子%;Zn,Ni,Ti,Alの1種以上を2原子%以下含み、残部:Cuおよび不可避不純物であるCu合金であると共に、前記ろう材中に存在するポロシティのスパッタリングターゲット裏面への投影面積の合計が、スパッタリングターゲット裏面の接合領域全体の面積に対して16%以下であることを特徴とするターゲット接合体。
  2. スパッタリングターゲットとバッキングプレートとろう材を備え、スパッタリングターゲットの裏面がろう材を介してバッキングプレートと接合されてなるターゲット接合体において、
    前記スパッタリングターゲットは、Mnを2〜30原子%;Zn,Ni,Ti,Alの1種以上を2原子%以下含み、残部:Cuおよび不可避不純物であるCu合金であると共に、前記ターゲット接合体の全周部から、内側へ5までの領域である接合端部中のろう材に存在する各ポロシティのスパッタリングターゲット裏面への投影面積が、スパッタリングターゲット裏面の接合領域全体の面積に対して0.2%以下であることを特徴とするターゲット接合体。
  3. スパッタリングターゲットとバッキングプレートとろう材を備え、スパッタリングターゲットの裏面がろう材を介してバッキングプレートと接合されてなるターゲット接合体において、
    前記スパッタリングターゲットは、Mnを2〜30原子%;Zn,Ni,Ti,Alの1種以上を2原子%以下含み、残部:Cuおよび不可避不純物であるCu合金であると共に、前記ろう材中に存在するポロシティのスパッタリングターゲット裏面への投影面積の合計が、スパッタリングターゲット裏面の接合領域全体の面積に対して16%以下であり、且つ、前記ターゲット接合体の全周部から、内側へ5%までの領域である接合端部中のろう材に存在する各ポロシティのスパッタリングターゲット裏面への投影面積が、スパッタリングターゲット裏面の接合領域全体の面積に対して0.2%以下であることを特徴とするターゲット接合体。
  4. 前記ろう材は、インジウム基はんだまたはすず基はんだである請求項1〜3のいずれかに記載のターゲット接合体。
  5. 前記バッキングプレートは、銅、銅合金、アルミニウムおよびアルミニウム合金よりなる群から選択される少なくとも1種である請求項1〜4のいずれかに記載のターゲット接合体。
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