JP5951240B2 - 車上送信装置 - Google Patents
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Description
第1の実施形態について図1乃至図3を参照し、詳細に説明する。図1は、第1の実施形態の車上送信装置の概略構成図である。図2と図3は、第1の実施形態の車上送信装置の信号発生部の詳細図である。
地上側には軌道101に沿って、運用上定められた間隔に従って、列車制御信号周波数に対応した、1つまたは複数の共振周波数(fs1〜fsn)を持った地上子1と、軌道を走行する列車からの信号を受信する地上装置2が存在する。
次に、各信号の生成方法について説明を行う。
ディジタル回路で各共振周波数に対応した周波数スイープ信号を生成する場合は、正弦波信号を生成する場合と同様に、ある振幅を持った周波数スイープ信号の波形データをスイープ開始周波数からスイープ終了周波数までスイープした信号を1周期とすると、M(Mは自然数)周期分を車上送信装置3内のメモリに格納し、波形データが収められているメモリのアドレスをインクリメントしていくことで波形を取り出す。格納されている波形データを、オーバーフローやアンダーフローしない範囲内でビットシフトを行うことで信号電力を設定できる。周波数スイープ波の初期位相と、周波数スイープ幅と、周波数スイープ速度は変更するごとに車上送信装置3内の演算器301で波形を生成する。
前述のように、正弦波信号、周波数スイープ信号の信号電力の変更は、ビットシフトによって簡易に実現可能である。しかし、変更できる信号振幅の値はメモリに格納されている信号波形の2のべき乗の乗除算で表現できる値という制約を受ける。また、正弦波信号の初期位相の変更は、メモリアドレスの初期値を変更することで簡易に実現可能である。しかし、変更できる初期位相はメモリに格納した波形データを生成した際のサンプリング周波数で制約を受ける。これらの制約下で変更できるパラメタの分解能が不十分である場合は、周波数スイープ波の初期位相、周波数スイープ幅、周波数スイープ速度と同様に、車上送信装置3内の演算器301で波形データを生成する。
各信号の初期位相は変更する範囲に制限は無いが、ディジタル回路ではオーバーフロー、アナログ回路では増幅器などで生じる信号の歪みを防ぐために、加算後の送信信号のピーク電力が大きくならないように各信号の初期位相を設定する。
本実施形態の車両用の送信装置によれば、車上送信信号のパラメタ設定手段と、そのパラメタに基づき生成される正弦波と周波数スイープ信号を加算することにより、消費電力を上昇させずに、信号検知の精度を向上させ、信頼性の高い車上送信装置を提供することが可能となる。
第2の実施形態について図4乃至図8を参照し、詳細に説明する。図4は、第2の実施形態の車上送信装置の全体構成を示す概略構成図である。図5は、第2の実施形態の車上送信装置の信号周波数の一例を示す図である。図6は、第2の実施形態の車上送信装置の車上子特性の一例を示す図である。図7は、図6の車上子特性を用いて送信信号のパラメタを変更する際に、サンプル毎に電力を設定した場合の送信スペクトルの一例を示す図である。図8は、図6の車上子特性を用いて送信信号のパラメタを変更する際に、信号毎に電力を設定した場合の送信スペクトルの一例を示す図である。尚、図1乃至図3と同一の構成をとるものについては、同符号を付して説明を省略する。
パラメタ設定部31の外部入力として、車上子4の周波数特性を用いる場合は、図4のように装置を構成する。本装置構成では、第1の実施形態の車上送信装置3に、地上装置2への周波数情報と地上子1を検知する各周波数スイープ信号以外に、これらの信号をすべて包含する周波数スイープ信号発生手段35(以降、全周波数帯域スイープ信号と記述する)を設けている。その全周波数帯域スイープ信号を用いて車上子4の周波数特性の測定を行い、その周波数特性に応じて送信波のパラメタを決定する。
本実施形態の構成によると、車上子特性を測定し、車上子及びアナログ回路の周波数特性を基にパラメタを設定することにより、特性のばらつきを抑えることやメンテナンス性を向上することが可能となる。これによって、信号検知の精度を向上し、信頼性の高い車上送信装置を提供することが可能となる。(第3の実施形態)
第3の実施形態について図9乃至図15を参照し、詳細に説明する。図9は、第3の実施形態の車上送信装置の全体構成を示す概略構成図である。図10は、パラメタ設定部31の外部入力として、列車制御信号の種別を用いた場合の送信信号の一例である。図11は、パラメタ設定部31の外部入力として地上装置2の情報を用い、周波数スイープ信号のスイープ幅を変化させた場合の送信信号のスペクトルの一例である。図12は、パラメタ設定部31の外部入力として地上装置2の情報を用い、周波数スイープ信号のスイープ幅を変化させた場合のスイープ速度の一例である。図13は、パラメタ設定部31の外部入力として地上装置2の情報を用い、周波数スイープ信号の電力を変化させた場合の送信信号のスペクトルの一例である。図14は、パラメタ設定部31の外部入力として地上装置2の情報を用い、周波数スイープ信号のスイープ速度を変化させ方の一例である。図15は、図11乃至図13の方法を組み合わせた場合の送信信号のスペクトルの一例である。尚、図1乃至図8と同一の構成をとるものについては、同符号を付して説明を省略する。
本実施形態の構成によると、信号種別を用いてパラメタを設定する場合は即時停止信号など重要な信号の電力を大きく設定することによって、重要な信号の検知精度を向上させ安全性を高めることが可能となる。また、地上装置の情報を用いてパラメタを設定する場合は、周波数スイープ信号の周波数スイープ幅、信号電力、周波数スイープ速度を変更することによって、周波数スイープ信号の電力が地上装置の受信帯域内に入りにくくすることによって、地上子検知精度を維持しながら踏切バックアップ装置などの地上装置への悪影響を抑制することが可能となる。
第4の実施形態について図16を参照し、説明する。図16は、第4の実施形態の車上送信装置の全体構成を示す概略構成図である。尚、図1乃至図15と同一の構成をとるものについては、同符号を付して説明を省略する。
パラメタ決定部31の外部入力として、列車に取り付けられたセンサからの情報を使用する場合は、図16のように装置を構成する。センサ情報には、例えば送信装置内の増幅器などの発熱素子の温度などがある。送信装置が発熱することで装置が故障する可能性があるため、すべての列車制御信号において信号電力対雑音電力比が確保できる範囲内で即時停止信号を検知する信号を除き電力を下げるなどの対策を行うことで、送信装置の故障の発生を抑える。
本実施形態の構成によると、温度センサの情報をもとに送信信号のパラメタの設定を行うことによって、アナログ回路の故障リスクを低減し安全性を保つことが可能となる。
2 地上装置
3 車上送信装置
4 車上子
4a スペクトル拡散信号
41 車上子1次コイル
42 車上子2次コイル
5 車上受信装置
6 車両制御装置
7 増幅器
8 帯域通過フィルタ
31 パラメタ設定部
321〜21n 正弦波信号発生器
331〜22m 周波数スイープ信号発生器
34 加算器
35 全周波数帯スイープ信号発生器
36 送信信号切替器
37 記憶装置
38 センサ
74 負帰還発振回路
100 列車
101 軌道
300 各信号生成部
301 演算器
302 第1切替器
303 第1波形データ
304 第2波形データ
305 第2切替器
306 増幅器
Claims (2)
- 設定されたパラメタに基づき、少なくとも列車の速度を検知する速度照査装置を含む地上装置で利用される正弦波信号を生成する正弦波信号生成手段と、
設定されたパラメタに基づき、列車制御信号に対応した少なくとも1つの共振周波数を有する地上子へ送信する周波数スイープ信号を生成する周波数スイープ信号生成手段と、
前記生成された正弦波信号と前記生成された周波数スイープ信号とを加算して送信信号を生成する加算手段と、
この生成された送信信号を、車上子を介して前記地上子および前記地上装置に送信する送信手段を備え、
前記周波数スイープ信号生成手段は、生成した周波数スイープ信号が前記地上装置へ送信する正弦波信号に影響すると判定した場合、この生成した周波数スイープ信号の送信電力を小さくし、そして、前記加算手段は、前記正弦波信号と前記周波数スイープ信号を加算するとき、送信信号のピーク電力が最も小さくなるように、前記正弦波信号と前記周波数スイープ信号の位相パターンを選択する
ことを特徴とする車上送信装置。 - 設定されたパラメタに基づき、少なくとも列車の速度を検知する速度照査装置を含む地上装置で利用される正弦波信号を生成する正弦波信号生成手段と、
設定されたパラメタに基づき、列車制御信号に対応した少なくとも1つの共振周波数を有する地上子へ送信する周波数スイープ信号を生成する周波数スイープ信号生成手段と、
前記生成された正弦波信号と前記生成された周波数スイープ信号とを加算して送信信号を生成する加算手段と、
この生成された送信信号を、車上子を介して前記地上子および前記地上装置に送信する送信手段を備え、
前記周波数スイープ信号生成手段は、生成した周波数スイープ信号が前記地上装置へ送信する正弦波信号に影響すると判定した場合、この生成した周波数スイープ信号のスイープ速度を速くし、そして、前記加算手段は、前記正弦波信号と前記周波数スイープ信号を加算するとき、送信信号のピーク電力が最も小さくなるように、前記正弦波信号と前記周波数スイープ信号の位相パターンを選択する
ことを特徴とする車上送信装置。
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