JP5950850B2 - 知育用玩具 - Google Patents

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Description

本発明は、乳幼児の知能の発達を促すための知育用玩具に関する。
従来から、乳幼児の知能の発達を促すための知育用玩具が提案されている。例えば、下記特許文献1には、互いに同一または異なる立体形状からなる基礎ブロックを組み合わせることによって新たな立体形状物を創作することができる知育用玩具が提案されている。
特開2004−8442号公報
しかしながら、上記した知育用玩具においては、遊び方の種類が複数の基礎ブロックを互いに組み合わせて新たな立体形状物を創るという単一の遊び方に限定されるため、乳幼児が遊び方に飽きてしまったり乳幼児本人の趣味に合わなくなったりして使用されなくなるとともに乳幼児の発育段階に応じた難易度で遊ぶことができず、結果として乳幼児の知能の発達を効果的に促すことができないという問題があった。
本発明は上記問題に対処するためなされたもので、その目的は、乳幼児の関心を長く維持することができるとともに乳幼児の発育段階に応じた難易度で遊ばすことができることによって乳幼児の知能の発達を効果的に促すことができる知育用玩具を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の特徴は、互いに異なる形状および色で構成されるとともに乳幼児が手で握ることができる大きさに形成された複数種類のブロック体に少なくとも1つの貫通孔を形成した複数種類の基礎パーツと、各基礎パーツに組み合わせることによって乳幼児の4つの発育段階に対応する4つの難易度からなる第1段階玩具、第2段階玩具、第3段階玩具および第4段階玩具をそれぞれ構成する第1段階使用具、第2段階使用具、第3段階使用具および第4段階使用具を備えることにある。この場合、乳幼児の4つの発育段階とは、1歳以上、2歳以上、3歳以上および4歳以上である。
このように構成した本発明の特徴によれば、知育用玩具は、互いに異なる形状および色で構成された複数種類のブロック体に少なくとも1つの貫通孔を形成した複数種類の基礎パーツと、これらの各基礎パーツに組み合わせて使用することによって乳幼児の4つの発育段階に対応する4つの難易度からなる第1段階玩具、第2段階玩具、第3段階玩具および第4段階玩具をそれぞれ構成する第1段階使用具、第2段階使用具、第3段階使用具および第4段階使用具を備えて構成されているため、乳幼児の関心を長く維持することができるとともに乳幼児の発育段階に応じた難易度で遊ばすことができる。
また、本発明の他の特徴は、前記知育用玩具において、第1段階使用具は、各基礎パーツに形成された貫通孔よりも大きなストッパ体と、各基礎パーツに形成された貫通孔に挿通可能な大きさの挿通体と、各基礎パーツに形成された貫通孔に挿通可能な太さに形成されてストッパ体と挿通体とを繋ぐ連結体とを備えることにある。この場合、連結体は、乳幼児の前腕の長さ以下の長さに形成されているとよい。
このように構成した本発明の他の特徴によれば、知育用玩具は、棒状や紐状に連結体の両端部にストッパ体と挿通体とがそれぞれ形成された第1段階使用部を備えて構成されている。これにより、この第1段階使用具で構成された知育用玩具で遊ぶ乳幼児は、基礎パーツ自体で遊ぶ他に第1使用具を挿通体から基礎パーツの貫通孔に通して遊ぶことにより知能の発達が促される。この場合、本発明者の実験によれば、連結体の長さを乳幼児の前腕の長さ以下に設定することによって乳幼児の集中力を途切らせることなく遊ばすことができる。
また、本発明の他の特徴は、前記知育用玩具において、第2段階使用具は、各基礎パーツよりも大きなベース体を備え、ベース体は、外周部の一部が凸状の曲面で形成された凸状部と、床面上に凸状部を配置した状態で各基礎パーツを載置可能な載置部と、載置部と凸状部との間の部分に各基礎パーツが嵌合する嵌合部とを備えることにある。
このように構成した本発明の他の特徴によれば、知育用玩具は、外周部の一部に凸状の曲面に形成された凸状部が形成されるとともに基礎パーツを載置および嵌合することができる載置部および嵌合部を備えるベース体からなる第2段階使用具を備えて構成されている。これにより、この第1段階使用具で構成された知育用玩具で遊ぶ乳幼児は、基礎パーツ自体で遊ぶ他にベース体に基礎パーツを載置したり嵌め込んだりして遊ぶことができるとともにベース体を床面上に凸状部を介して配置することによって床面に対して揺れ動くベース体に対してバランスを取りながら基礎パーツを載せたり嵌めたりして遊ぶことができ知能の発達が促される。
また、本発明の他の特徴は、前記知育用玩具において、第3段階使用具は、各基礎パーツに形成された貫通孔よりも大きな外形に形成されるとともに同貫通孔内に挿通可能な太さに弾性変形可能に形成された釘体と、釘体を殴打するためのハンマーとを備えることにある。
このように構成した本発明の他の特徴によれば、知育用玩具は、各基礎パーツに形成された貫通孔よりも大きな外形に形成されるとともに同貫通孔内に挿通可能な太さに弾性変形可能に形成された釘体およびこの釘体を殴打するためのハンマー体からなる第3段階使用部を備えて構成されている。これにより、この第3段階使用具で構成された知育用玩具で遊ぶ乳幼児は、基礎パーツ自体で遊ぶ他に基礎パーツの貫通孔にそのままの状態では挿通できない釘体をハンマーを用いて連結するとともに、この釘体を用いて基礎パーツ同士を連結して新たな立体形状物を造り出して遊ぶことで知能の発達が促される。
また、本発明の他の特徴は、前記知育用玩具において、第4段階使用具は、各基礎パーツを互いに組み合わせた基礎パーツの集合体における少なくとも輪郭線を表した影絵を備えることにある。この場合、影絵は、基礎パーツの集合体の輪郭線(影)の他に、互いに異なる方向から見た際の複数の輪郭線(影)で構成することができる。
このように構成した本発明の他の特徴によれば、知育用玩具は、各基礎パーツを互いに組み合わせた基礎パーツ集合体を一方向から見た輪郭線である影絵からなる第4段階使用部を備えて構成されている。これにより、この第4段階使用具で構成された知育用玩具で遊ぶ乳幼児は、基礎パーツ自体で遊ぶ他第4段階使用具に描かれた影絵を実現するための基礎パーツの組合せについて考えながら遊ぶことにより知能の発達を促すことができる。
本発明の実施形態に係る知育用玩具における基礎パーツの外観構成を概略的に示す斜視図である。 図1に示す基礎パーツとともに使用するにおける第1段階使用具の外観構成を概略的に示す斜視図である。 図1に示す基礎パーツとともに使用するにおける第2段階使用具の外観構成を概略的に示す斜視図である。 図1に示す基礎パーツとともに使用するにおける第3段階使用具の外観構成を概略的に示す斜視図である。 図1に示す基礎パーツと図4に示す第3段階使用具を使用して組み立てた基礎パーツの集合体の外観構成を概略的に示す斜視図である。 図1に示す基礎パーツとともに使用するにおける第4段階使用具の外観構成を概略的に示す斜視図である。
以下、本発明に係る知育用玩具の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る知育用玩具10を構成する基礎パーツ11〜16の各外観構成を概略的に示す斜視図である。なお、本明細書において参照する図は、本発明の理解を容易にするために一部の構成要素を誇張して表わすなど模式的に表している。このため、各構成要素間の寸法や比率などは異なっていることがある。この知育用玩具10は、1歳児〜4歳児までの乳幼児を対象とした玩具である。
(知育用玩具10の構成)
この知育用玩具10は、複数の基礎パーツ11〜16を備えている。基礎パーツ11〜16は、乳幼児(図示せず)が使用する最小単位を構成する樹脂製の部品であり、乳幼児が掌で掴むことができる大きさのブロック体でそれぞれ形成されている。これらの基礎パーツ11〜16は、互いに異なる形状で構成されるとともに少なくとも1つでかつ同径の貫通孔17が形成されて構成されている。
具体的には、基礎パーツ11は、一辺が4cmの立方体によって構成されているとともに、その中央部に1つの貫通孔17が形成されて構成されている。また、基礎パーツ12は、前記基礎パーツ11における貫通孔17の軸線方向に平行な辺の長さが2cmの直方体によって構成されている。また、基礎パーツ13は、前記基礎パーツ11の対角線で2等分した三角柱によって構成されている。また、基礎パーツ14は、前記基礎パーツ11を2つ繋げた直方体によって構成されている。
また、基礎パーツ15は、前記基礎パーツ12を貫通孔17の軸線方向に直交する方向に4つ繋げた直方体によって構成されている。また、基礎パーツ16は、前記基礎パーツ12における縦横における一方の長さおよび同基礎パーツ12と同じ厚さに形成されてかつ基礎パーツ12における縦横における他方の長さが3倍の長さの直方体に形成されるとともにこの直方体の長手方向に沿って3つの貫通孔17が形成されて構成されている。
これらの基礎パーツ11〜16は、各基礎パーツ11〜16ごとに同色および異色のブロック体を含んで構成されている。本実施形態においては、各基礎パーツ11〜16は、赤色、黄色、青色および白色のブロック体で構成されている。なお、これらの基礎パーツ11〜16の形状、色、数は、本実施形態に限定されるものではなく、自由に設定することができる。例えば、基礎パーツ11〜16は、球、半球、円柱および六角形などの各種形状で構成できるとともに緑色や黒色で構成することもできる。また、基礎パーツ11〜16は、各基礎パーツ11〜16を同色のみまたは異色のみで構成することもできる。また、貫通孔17についても形成位置および形成数は、適宜決定されればよいとともに、互いに異なる内径に形成することもできる。
これらの基礎パーツ11〜16は、第1段階使用具110、第2段階使用具210、第3段階使用具310および第4段階使用具410とそれぞれ組み合わされることによって第1段階玩具100、第2段階玩具200、第3段階玩具300および第4段階玩具400を構成する。この場合、第1段階玩具100、第2段階玩具200、第3段階玩具300および第4段階玩具400は、乳幼児の4つの発育段階、具体的には、1歳以上、2歳以上、3歳以上および4歳以上の知能に対応した難易度の玩具を構成する。
第1段階使用具110は、図2に示すように、基礎パーツ11〜16と組み合わせられることによって第1段階玩具100を構成する部品である。具体的には、第1段階使用具110は、紐状の連結体111の一方の端部に棒状の挿通体112が設けられるとともに他方の端部に球状のストッパ113が設けられて構成されている。連結体111は、挿通体112とストッパ113とを互いに連結する部材であり、本実施形態においては紐で構成されている。この連結体111は、乳幼児の前腕の長さ以下の長さに形成されている。
挿通体112は、基礎パーツ11〜16にそれぞれ形成された貫通孔17に挿し入れるための樹脂製の棒体であり、貫通孔17よりも小径に形成されるとともに最も長い長さの貫通孔17の長さよりも長く形成されている。ストッパ113は、基礎パーツ11〜16にそれぞれ形成された貫通孔17を貫通する連結体111の抜けを防止するための樹脂製の部品であり、貫通孔17よりも大きな外形の球体で構成されている。本実施形態においては、ストッパ113は、乳幼児が掌で掴むことができる大きさに形成されている。なお、図2においては、基礎パーツ11を二点鎖線で示している。
第2段階使用具210は、図3に示すように、基礎パーツ11〜16と組み合わせられることによって第2段階玩具200を構成する樹脂製の部品であり、ベース体211によって構成されている。ベース体211は、基礎パーツ11〜16を載置したり嵌合させたりすることができるブロック体であり、各基礎パーツ11〜16よりも大きな形状に形成されている。具体的には、ベース体211は、外周部が凸状の曲面状に延びる凸状部212とこの凸状部212の両端部間に形成された載置部213とで構成されるとともに、これら凸状部212と載置部213との間の領域に2つの平面部214(一方のみを図示)が形成されて構成されている。すなわち、第2段階使用具210は、全体として正面視においてチューリップ型に形成されている。
これらのうち、凸状部212は、床面上において第2段階玩具200を凸状部212を介して起立させた場合に凸状部212を構成する曲面に沿って揺れ動くようにするための部分であり、正面視において凸状の楕円円弧状に延びる曲面で構成されている。この場合、
凸状部212を構成する曲面は、図示下端部の長軸端部側の曲率が載置部213(短軸端部)側の曲率に比べて大きな楕円円弧(換言すれば、放物線)で構成されている。
載置部213は、第2段階使用具210を起立させた状態において前記基礎パーツ11〜16を載置するための部分であり、凸状部212に対向するとともに同凸状部212を構成する曲面の短軸方向に沿って山と谷とが交互に連続する波型形状に形成されている。また、載置部213の幅、すなわち、第2段階使用具210の厚さは、基礎パーツ11〜16のうちの少なくとも1つを載置可能な厚さで形成されている。本実施形態においては、載置部213は、基礎パーツ11を二つ並べて載置できる長さ、換言すれば、基礎パーツ14の長手方向の長さと同じ長さに形成されている。
平面部214には、各基礎パーツ11〜16うちの少なくとも1つが着脱自在に嵌合する嵌合部215a〜215fがそれぞれ形成されている。この場合、嵌合部215a〜215fは、平面部214上に対して各基礎パーツ11〜16のうちの少なくとも2つにおいて共通する平面形状(相似形を含む)で開口して形成されている。例えば、本実施形態においては、嵌合部215aは、正面視では長方形状に開口して形成されているが、深さ方向は2つの傾斜面で形成されており、基礎パーツ13が嵌合する形状に形成されている。すなわち、嵌合部215aは、基礎パーツ14の一平面を構成する長方形状に共通している。
また、嵌合部215bは、正面視で正方形状に開口して形成されているが、深さは基礎パーツ12の厚さに対応している。すなわち、嵌合部215bは、基礎パーツ11の一平面を構成する正方形状に共通している。また、嵌合部215a〜215fのうち、嵌合部215b,215c,215d内には、貫通孔17に対応するピン216が底部から起立して形成されているとともに嵌合部215e,215fは、2つの平面部214間を貫通する貫通孔によって構成されている。これらの嵌合部215a〜215fは、2つの平面部214にそれぞれ形成されている。なお、図3においては、基礎パーツ11を二点鎖線で示している。
第3段階使用具310は、図4および図5に示すように、基礎パーツ11〜16と組み合わせられることによって第3段階玩具300を構成する樹脂製の部品であり、釘体311とハンマー312とで構成されている。これらのうち、釘体311は、各基礎パーツ11〜16を貫通孔17を介して連結するための樹脂製の部品であり、円筒形状に形成されている。この場合、釘体311は、各基礎パーツ11〜16にそれぞれ形成された貫通孔17の内径よりも若干大きな外形に形成されるとともに、外周部の一部が釘体311の軸線方向に沿って直線状に切り欠かれて形成されている。すなわち、釘体311は、断面形状がC字状に形成されている。
ハンマー312は、釘体311の一方の端部を殴打することにより釘体311を前記貫通孔17内に釘体311を挿入するための樹脂製の道具である。このハンマー312は、乳幼児が把持する棒状の把持部312aと、この把持部312aの一方の端部に形成されて釘体311を殴打するための直方体状の殴打部312bとで構成されている。なお、図5においては、ハンマー312を二点鎖線で示している。
第4段階使用具410は、図6に示すように、基礎パーツ11〜16と組み合わせられることによって第4段階玩具400を構成する樹脂製の部品であり、影絵シート411、ホルダー413および載置台415によって構成されている。これらのうち、影絵シート411は、1つまたは複数の基礎パーツ11〜16の組み合わせた集合体20を一つの方向から見た際の輪郭を影絵412a,412bとして描いた紙片である。本実施形態においては、影絵シート411は、複数の基礎パーツ11〜16を組み合わせた集合体20に対して互いに直交する2方向からそれぞれ見た2つの影絵412a,412bを2つ折りにした1つの影絵シート411における互いに直交する2つの平面上にそれぞれ描いて構成されている。
ホルダー413は、影絵シート411を起立させた状態で支持するための道具であり、影絵シート411よりも大きな厚紙材を2つ折りして構成されている。このホルダー413は、両端部413aが折り返して形成されるとともにこの折り返した部分における互いに対向する各紙片内に磁石414がそれぞれ埋め込まれている。載置台415は、各基礎パーツ11〜16を載置するための厚紙製の板状体であり、直角に開いたホルダー413の内側の正方形領域に対応する正方形状に形成されている。なお、図6においては、基礎パーツ11を二点鎖線で示すととともに磁石414を破線で示している。
(知育用玩具10の作動)
次に、上記のように構成した知育用玩具10の作動について説明する。この知育用玩具10は、使用者である乳幼児の発育段階に対応する難易度の第1段階玩具100、第2段階玩具200、第3段階玩具300および第4段階玩具400が選択されて使用される。具体的には、第1段階玩具100は概ね1歳以上児に使用され、第2段階玩具200は概ね2歳以上児に使用され、第3段階玩具300は概ね3歳以上児に使用され、第4段階玩具400は概ね4歳以上児に使用される。
第1段階玩具100が与えられた乳幼児は、各基礎パーツ11〜16を用いて遊ぶ(所謂積み木遊び)とともに、各基礎パーツ11〜16と第1段階使用具110とを組み合わせて遊ぶ。具体的には、乳幼児は、第1段階使用具110における挿通体112を各基礎パーツ11〜16における貫通孔17に通すことによって各基礎パーツ11〜16を連結体111に保持させて遊ぶ(紐通し遊び)。この場合、乳幼児は、共通する色や形状ごとに各基礎パーツ11〜16を組み合わせて第1段階使用具110に保持させることができる。これにより、乳幼児における手先の使用能力や色および形の識別能力の発達を促すことができる。
また、この第1段階使用具110は、連結体111が乳幼児の前腕の長さ以下の長さに形成されている。これにより、本発明者の実験によれば、第1段階使用具110は、連結体111が各基礎パーツ11〜16で満たされるまで乳幼児を飽きさせることなく遊ばすことができる。また、この第1段階使用具110は、挿通体112が貫通孔17よりも小径かつ長い長さに形成されているため、乳幼児の挿通作業を行い易くすることができる。
次に、第2段階玩具200が与えられた乳幼児は、各基礎パーツ11〜16を用いて遊ぶとともに、各基礎パーツ11〜16と第2段階使用具210とを組み合わせて遊ぶ。具体的には、乳幼児は、各基礎パーツ11〜16を第2段階使用具210における嵌合部215a〜215fに嵌め込んで遊ぶ。この場合、嵌合部215a〜215fのうち、嵌合部215a,215bは平面部214上で開口する形状が2つ以上の基礎パーツ11〜16の平面形状に共通している。これにより、乳幼児における物体を立体的に認識する能力の発達を促すことができる。
また、乳幼児は、第2段階使用具210における凸状部212を床面上に載置することによってベース体211を起立させた状態で載置部213上に各基礎パーツ11〜16を載せて遊ぶことができる(バランス遊び)。この場合、ベース体211は、凸状部212が楕円円弧の曲面で構成されているため、載置部213上への各基礎パーツ11〜16の載せ方によって陽動または傾倒する。これにより、乳幼児は、知的好奇心が喚起され楽しみながら遊ぶことができるとともに釣り合いという物理現象を知るきっかけを得ることができる。
また、この場合、凸状部212は、楕円円弧形状に形成されている。これにより、ベース体211は、バランスのとれた起立状態を維持し難くなるため、載置部213上に各基礎パーツ11〜16を載置した際におけるベース体211の揺動や傾倒の挙動を大きくして乳幼児を楽しませることができる。なお、この第2段階玩具200は、嵌合部215a〜215fの一部または全部に基礎パーツ11〜16を嵌合させた状態で載置部213上に基礎パーツ11〜16を載置してベース体211のバランス遊びを行うことにより、ース体211の揺動や傾倒の挙動を変化させることができる。また、この第2段階玩具200を用いた遊びは、1人の他複数の乳幼児が共に遊ぶことでより楽しむことができる。
次に、第3段階玩具300が与えられた乳幼児は、各基礎パーツ11〜16を用いて遊ぶとともに、各基礎パーツ11〜16と第3段階使用具310とを組み合わせて遊ぶ。具体的には、乳幼児は、各基礎パーツ11〜16同士を貫通孔17を介して釘体311で互いに連結して様々な立体形状を創作することができる(大工遊び)。この場合、釘体311は、断面形状がC字状に形成されることにより外形が弾性変形可能に形成されるとともに貫通孔17に対して大きな外径で形成されている。このため、乳幼児は、ハンマー312を用いて釘体311における一方の端部を殴打(図示破線矢印参照)することによって釘体311を貫通孔17内に挿通させることができる。これにより、乳幼児は、例えば、図5に示すように、各基礎パーツ11〜16を組み合わせた集合体20を創作することを通じて創作の楽しみを感じることができるとともに想像力の発達を促すことができる。
次に、第4段階玩具400が与えられた乳幼児は、各基礎パーツ11〜16を用いて遊ぶとともに、各基礎パーツ11〜16と第4段階使用具410とを組み合わせて遊ぶ(立体パズル遊び)。具体的には、乳幼児または乳幼児に第4段階玩具400を提供する利用者(以下、「組立者」という)は、まず、影絵シート411、ホルダー413および載置台415をそれぞれ用意する。次に、組立者は、ホルダー413を直角に開くとともに両端部413aを磁石414の吸引力に抗して開く。
次に、組立者は、影絵シート411を直角に開くとともに開いた影絵シート411をホルダー413の内側面に配置する。そして、組立者は、ホルダー413の両端部413aを閉じる。これにより、ホルダー413は、磁石414の吸引力によって影絵シート411の両端部をホルダー413の両端部413aで挟んで保持することができる。次いで、組立者は、直角に開いた状態でホルダー413および影絵シート411を起立させるとともに、起立させたホルダー413および影絵シート411の内側の床上に載置台415を配置する。これにより、乳幼児は、第4段階玩具400を用いて遊ぶことができる。
具体的には、乳幼児は、影絵シート411における互いに直交する平面に描かれた2つの影絵412a,412bを形成する集合体20、すなわち、基礎パーツ11〜16の組合せを考える。これにより、乳幼児の空間認識力や想像力の発達を促すことができる。また、組立者は、ホルダー413における両端部413aを開くことによって影絵シート411を別の影絵412a,412bが描かれた影絵シート411に付け替えることができる。
上記作動説明からも理解できるように、上記実施形態によれば、知育用玩具10は、互いに異なる形状および色で構成された複数種類のブロック体に少なくとも1つの貫通孔17を形成した複数種類の基礎パーツ11〜16と、これらの各基礎パーツ11〜16に組み合わせて使用することによって乳幼児の4つの発育段階に対応する4つの難易度からなる第1段階玩具100、第2段階玩具200、第3段階玩具300および第4段階玩具400をそれぞれ構成する第1段階使用具110、第2段階使用具210、第3段階使用具310および第4段階使用具410を備えて構成されているため、乳幼児の関心を長く維持することができるとともに乳幼児の発育段階に応じた難易度で遊ばすことができる。
さらに、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態においては、知育用玩具10を構成する第1段階玩具100、第2段階玩具200、第3段階玩具300および第4段階玩具400は、それぞれ1歳児、2歳児、3歳児および4歳児の知能に対応する難易度で構成されている。しかし、知育用玩具10を使用する乳幼児の年齢はあくまで目安であって、個々人の発達レベルに応じて1段階玩具100、第2段階玩具200、第3段階玩具300および第4段階玩具400を使用すればよいことは当然である。
また、上記実施形態においては、第1段階玩具100、第2段階玩具200、第3段階玩具300および第4段階玩具400で共通して基礎パーツ11〜16を用いた。しかし、基礎パーツ11〜16は、第1段階玩具100、第2段階玩具200、第3段階玩具300および第4段階玩具400の各段階において形状や個数を変化させるようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、第1段階使用具110は、連結体111を乳幼児の前腕の長さ以下の紐で構成したが、必ずしも上記実施形態に限定されるものではない。すなわち、連結体111は、乳幼児の前腕の長さ以上の長さで構成することができるとともに、可撓性を有さない剛体からなる棒体で構成することもできる。
また、上記実施形態においては、第1段階使用具110は、挿通体112は、最も長い長さの貫通孔17よりも長い長さに形成した。これにより、第1段階使用具110は、乳幼児の孔通し作業を容易して集中力を持続させることができる。しかし、挿通体112の長さは、貫通孔17の長さよりも短くすることもできる。これによれば、第1段階玩具100は、第1段階使用具110の難易度を向上させて知能の発達をより促すことができる。
また、上記実施形態においては、第2段階使用具210は、凸状部212を楕円円弧状の曲面に形成した。しかし、凸状部212は、曲面で構成されていればよく必ずしも上記実施形態に限定されるものではない。したがって、例えば、凸状部212は、円弧状の曲面で構成することもできる。
また、上記実施形態においては、ベース体211は、正面視でチューリップ型に形成した。しかし、ベース体211は、凸状部212、載置部213および嵌合部215a〜215fを備えて構成されていれば、必ずしも上記実施形態に限定されるものではない。したがって、例えば、ベース体211は、載置部213を平面で構成することにより正面視で半円状または半楕円状に形成することができる。また、載置部213および嵌合部215a〜215fについても、形成位置、形状および形成数を適宜設定することができる。
また、上記実施形態においては、基礎パーツ11〜16は、表面を滑らかな平面状に形成した。しかし、基礎パーツ11〜16は、表面に凹凸を形成して構成することができるとともに、複数の基礎パーツ11〜16間で互いに着脱自在に連結することができる嵌合部を設けて構成することもできる。これらによれば、知育用玩具10は、乳幼児の知能の発達をより一層促すことができる。
また、上記実施形態においては、第3段階使用具310における釘体311は、各基礎パーツ11〜16にそれぞれ形成された貫通孔17の内径よりも若干大きな外形に形成されるとともに、外周部の一部が釘体311の軸線方向に沿って直線状に切り欠かれた円筒状に形成されている。しかし、釘体311は、貫通孔17に貫通可能な太さに弾性変形可能に形成されていればよい。したがって、例えば、釘体311は、ゴムやスポンジなどの弾性を有する材料で中実に構成することもできる。また、釘体311は、断面形状が円以外の形状、例えば、楕円、方形または星形などに形成することもできる。これによれば、釘体311は、貫通孔17に挿通する向きを揃えなければならないため、乳幼児の知能の発達を促すことができる。
また、上記実施形態においては、第4段階使用具410は、1つの影絵シート411に2つの影絵412a,412bを描いて構成した。しかし、影絵412a,412bは、少なくとも1つ描かれていればよく、必ずしも上記実施形態に限定されるものではない。すなわち、影絵シート411に描かれる影絵412a,412bは、1つでもよいし3つ以上であってもよい。
10…知育用玩具、11〜16…基礎パーツ、17…貫通孔、20…集合体、
100…第1段階玩具、110…第1段階使用具、111…連結体、112…挿通体、113…ストッパ、
200…第2段階玩具、210…第2段階使用具、211…ベース体、212…凸状部、213…載置部、214…平面部、215a〜215f…嵌合部、216…ピン、
300…第3段階玩具、310…第3段階使用具、311…釘体、312…ハンマー、312a…把持部、312b…殴打部、
400…第4段階玩具、410…第4段階使用具、411…影絵シート、412a,412b…影絵、413…ホルダー、413a…両端部、414…磁石、415…載置台。

Claims (5)

  1. 互いに異なる形状および色で構成されるとともに乳幼児が手で握ることができる大きさに形成された複数種類のブロック体に少なくとも1つの貫通孔を形成した複数種類の基礎パーツと、
    前記各基礎パーツに組み合わせることによって乳幼児の4つの発育段階に対応する4つの難易度からなる第1段階玩具、第2段階玩具、第3段階玩具および第4段階玩具をそれぞれ構成する第1段階使用具、第2段階使用具、第3段階使用具および第4段階使用具を備えることを特徴とする知育用玩具。
  2. 請求項1に記載した知育用玩具において、
    前記第1段階使用具は、
    前記各基礎パーツに形成された前記貫通孔よりも大きなストッパ体と、
    前記各基礎パーツに形成された前記貫通孔に挿通可能な大きさの挿通体と、
    前記各基礎パーツに形成された前記貫通孔に挿通可能な太さに形成されて前記ストッパ体と前記挿通体とを繋ぐ連結体とを備えることを特徴とする知育用玩具。
  3. 請求項1または請求項2に記載した知育用玩具において、
    前記第2段階使用具は、
    前記各基礎パーツよりも大きなベース体を備え、
    前記ベース体は、
    外周部の一部が凸状の曲面で形成された凸状部と、
    床面上に前記凸状部を配置した状態で前記各基礎パーツを載置可能な載置部と、
    前記載置部と前記凸状部との間の部分に前記各基礎パーツが嵌合する嵌合部とを備えることを特徴とする知育用玩具。
  4. 請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1つに記載した知育用玩具において、
    前記第3段階使用具は、
    前記各基礎パーツに形成された前記貫通孔よりも大きな外形に形成されるとともに同貫通孔内に挿通可能な太さに弾性変形可能に形成された釘体と、
    前記釘体を殴打するためのハンマーとを備えることを特徴とする知育用玩具。
  5. 請求項1ないし請求項4のうちのいずれか1つに記載した知育用玩具において、
    前記第4段階使用具は、
    前記各基礎パーツを互いに組み合わせた基礎パーツの集合体における少なくとも輪郭線を表した影絵を備えることを特徴とする知育用玩具。
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