JP3085655U - 立体組み合わせパズル - Google Patents

立体組み合わせパズル

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JP3085655U
JP3085655U JP2001006873U JP2001006873U JP3085655U JP 3085655 U JP3085655 U JP 3085655U JP 2001006873 U JP2001006873 U JP 2001006873U JP 2001006873 U JP2001006873 U JP 2001006873U JP 3085655 U JP3085655 U JP 3085655U
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cube
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一三 木村
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一三 木村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】思いのまま自由に組み上げる積み木に代わり、
組み合わせを制限することで、目的の形に組み上げるこ
とを困難にした立体組み立てパズルを提供する。 【解決手段】複数の立体を用いて特定の形に積み上げる
とき、各立体の全ての面、或いは、一部の面に、凸部や
凹部(又は穴)を設ける。隣り合った凸部と凹部を同じ
形状にして、面が密着できるようにしておく。こうする
ことで、凹凸形状が一致したときのみ組み立て可能とい
う制限が生じ、その発見を目的とするパズルになる。制
限の生じ具合は凹凸形状の種類や配置で異なり、それを
調整することが難易度の調整となる。凹凸形状は明確に
識別可能な形を採用する。そうすることで、偶然の発見
だけでなく、推論による積み上げ方の発見が可能とな
る。また、積み上がった形が同じ場合でも、難易度の異
なるパズルが構成可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する分野】
幼児から一般成人向けの、積み木型パズルである。
【0002】
【従来の技術】
従来から提供されている積み木は、思いのまま自由に組み上げるものであり、 幼児期においては知能の発達に有益と思われるが、組み立て方が単調であり、成 長するに従い興味は失われる。 そのために、小中学生を対象としたブロック組み合わせ玩具も市販されている が、一般成人も含めて、昔ながらの単に積み重ねを楽しむという素朴さをの残し ながら、推論の楽しみもあるという積み木は、提供されていない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
幼児から一般成人まで、組み合わせの発見を楽しむ積み木型パズルを提供する 。
【0004】
【課題を解決するための手段】
立体の各面に、凸部や凹部(又は穴)を設ける。あるいは、凹凸を施さない面 が有ってもよい。そのような立体を複数個用いて、特定の形に積み上げるために 、各立体が互いに接する面において、凹凸の形状や、凹凸の配置を適切に調整し ておく。その効果として組み合わせに制限が生じ、限られた組み合わせ方を見い 出した場合にのみ、目的の形に組み上げることが可能となる。
【0005】
【考案の実施の形態】
図1は、立体として立方体を用い、組み合わせに制限を与える凹凸形状として 四角形を採用した最も簡単な例で、立方体Aの一面に凸状の四角を付け足し、そ この面に密着できるよう立方体Bの一面に凹状の四角を刻んでいる。板状の材料 で立方体を構成しているなら、凹状の四角は、穴でも同じ機能である。 (以下、「立体の面から凸状に生成した四角」を「凸四角」と呼び、凸四 角の付いた面を「凸四角面」と呼ぶ。「接触面を凹状に刻んだ四角」は 、「凹四角」であり、その面を「凹四角面」と呼ぶ。同様に、形状が「 丸」であれば、「凸丸」、「凸丸面」、「凹丸」、「凹丸面」、である 。また、「凹凸処理を施さない面」については、「平ら」、「平らな面 」と呼ぶ。) これにより、組み立て方に制限が生じている。即ち、立方体Aの凸四角面に密着 出来るのは、立方体Bの凹四角面だけである。 しかし、立方体Aの他の面は平らな面であるため、立方体Bのどの面も密着可 能である。同様に、立方体Bの凹面には、立方体Aのどの面も密着可能であり、 組み合わせ方の制限としては、緩やかである。 制限を厳しくするには、立方体Aの全ての平らな面を、凹四角には収まらない 凸状にしておけばよい。同時に、立方体Bの平らな面も凸状にしておく。この結 果、立方体Aと立方体Bとが密着できるのは、立方体Aの凸四角面と、立方体B の凹四角面に限られ、組み合わせ方は一通りになる。 さらに、凹凸の形状を選ぶことで、組み合わせる立体の方向に制限を設けるこ とが可能である。例えば、凹凸の形状が円や正方形の場合、形さえ一致すれば密 着可能であるが、三角形や五角形などを用いると、形が一致するだけでなく、そ の方向の一致も必要となる。 このように、2つの立体においても、各面の凹凸形状やその配置を変えること で、組み合わせの可能性が調整できる。 立体の数が3つになれば、それを組み立てると、少なくとも一つの立体は、2 つの面で他の立体と接触することになる。そこで、接触する各面ごとに異なった 凹凸形状を採用すれば、組み立て方は一通りに制限される。この場合には、同じ 形状の凹凸を探すことで組み立て方法は容易に見つかる。 立体の数が4つ以上になると、3つ以上の面で接する立体も出てくる。この場 合にも、凹凸の形状や、凹凸を密着するどちらの立体に振り分けるかで、組み上 げ方の制限が調整可能である。 また、立体の数が3つ以上になれば、凹と凸をどちらの立体に振り分けるかと いう調整も有効となる。 さらに組み合わせ方を複雑にするには、組み上がった状態で外側になる面に注 目する。そうした面は、組み上げ方とは無関係であるが、密着する面に施した凹 凸と同じ形状の凹凸処理を施すことで、難易度の調節に寄与する。 例として、組み上げた結果、一つの頂点を共有する3つの面で密着している立 方体を考える。この3つの面を正解3面と呼び、正解3面に共通な頂点を正解頂 点と呼ぶことにする。正解頂点は、立方体の持つ8個の頂点の1つである。即ち 、単に積み重ねるだけであれば、その立方体の置き方は8通り有る。また、各頂 点について、立方体を回転させれば3通りの置き方がある。そこで、正解頂点以 外の7つの頂点について、それぞれに対応する3つの面が、正解3面と異なった 凹凸形状の配置になるよう調整する。その結果、正解3面以外では組み上げるこ とが出来ない。これ自体は、組み上げ方に対する直接的な制限ではないが、組立 を錯乱させる効果を生じる。もし、その立方体が最後に組み上げようとしている 立体であれば、正解を見いだすために、回転させながら、8つの頂点についてそ れぞれの3つの置き方を確かめねばならない。また、それが組み上げの途中であ れば、正解3面の内、1面、又は、2面だけが密着している状態かもしれない。 その場合、正解3面以外の向きで置かれているかもしれないし、或いは、全く間 違った場所に積み上げられているかもしれない。このように、密着に関与しない 面にも凹凸を施すことで錯乱を生じ、組み上げ方の正解を発見することが非常に 困難なパズルを構成することが可能となる。
【0006】
【実施例】
立方体を用いた実施例として、その具体的な形状を説明するために、立方体の 持つ六面により、次のように表現する。 立方体={ 上面、前面、右側面、後面、左側面、下面 } 例えば、前面に四角の凸、右側面に丸の凹、それ以外は、平らなままの立方体を 上記方法で表すと次のようになる。 立方体={ 平ら、凸四角、凹丸、平ら、平ら、平ら } <実施例1> 図2は、大きさの等しい4個の立方体を棒状に組み上げるパズルの完成状態で ある。採用した凹凸の形状は、四角、丸、星、十字の4種類(図3)で、形が同 じ凹凸面なら方向にかかわらず密着できる。これを図2のように立てた場合、4 つの側面それぞれに同一の形が並ぶよう組み上げるのを目的とする。図2の隠れ ている面には、丸と星がそれぞれ一列に並んでいる。 この例では、棒状に組み上げることは常に可能であるが、図2のように組み上 げる方法は1通りである。このとき、最も下にある立方体を外し、最上位に配置 することも可能である。即ち、図2の場合、立方体は下記の順に並んでいるが、 立方体1、立方体2、立方体3、立方体4 同様に、下記順序による構成も可能である。 立方体2、立方体3、立方体4、立方体1 立方体3、立方体4、立方体1、立方体2 立方体4、立方体1、立方体2、立方体3 即ち、棒状に組み上げる方法は、4通り有る。 これを実現する4個の立方体の各面には、次のように凹凸形状が配置されてい る。 立方体1={ 凸丸、 凸十字、凹四角、凹丸、凸星、凹星 } 立方体2={ 凸星、 凸十字、凸四角、凹丸、凹星、凹十字 } 立方体3={ 凸十字、凹十字、凸四角、凸丸、凹星、凹四角 } 立方体4={ 凸四角、凹十字、凹四角、凸丸、凸星、凹丸 } <実施例2> これは、大きさの等しい8個の立方体を、大きさが2倍の立方体に組み上げる パズルである。組み上げ方には、2通り有る。一つの方法は、完成した立方体の 全ての面が平らであり、凹凸を施した面は、全て内部に隠れている。この組み上 げ方は一通りしかない。もう一つの組み上げ方は、完成した立方体の全ての面に 凹凸を施した面が現れ、全ての平らな面は内部に隠れている。平らな面はどの平 らな面とも密着するから、この組み上げ方は、明らかに、一通りではない。 これを実現する8個の立方体の各面には、次のように凹凸形状が配置されてい る。 立方体1={ 凸丸、 凹四角、凸十字、平ら、平ら、平ら } 立方体2={ 凹星、 凹十字、凸丸、 平ら、平ら、平ら } 立方体3={ 凹四角、凹丸、 凸星、 平ら、平ら、平ら } 立方体4={ 凹十字、凹星、 凸四角、平ら、平ら、平ら } 立方体5={ 凸星、 凹十字、凹四角、平ら、平ら、平ら } 立方体6={ 凹丸、 凸四角、凸星、 平ら、平ら、平ら } 立方体7={ 凸十字、凹星、 凹丸、 平ら、平ら、平ら } 立方体8={ 凸十字、凸四角、凸丸、 平ら、平ら、平ら }
【0007】
【考案の効果】
難易度の調整範囲が広く、操作が簡単であり、材質や大きさの制限が無いため 、安全で素朴なパズルとして、幼児から一般成人まで、楽しむことが出来る。 凹凸の形状として、円、三角、四角、十字、星、など、容易に識別可能な形を 用いるため、偶然を期待して積み重ねるだけでなく、推論により積み重ね方を発 見するというパズルが提供できる。例えば、実施例1では、偶然に正解を得る可 能性が大きいと同時に、偶然に頼っては全く不可能な状況にもなる。そして、必 ず積み上げられるという方法もある。 また、幼児においては、凹凸形状の違いによる組み合わせを試みることで、形 に対する理解が深まるという教育的要素もあれば、単純な積み木と違って、様々 な難易度のパズルが提供できるため、手の運動機能や脳の機能を回復するための リハビリを楽しみながら行うのにも有効と思われる。 さらに、立体の各面に施した単純な形の凹凸形状が、置物としての利用価値を 付加している。
【図面の簡単な説明】
【図1】組み合わせに制限を与える方法の最も簡単な例
【図2】実施例1の完成図
【図3】実施例1で立方体に施した各凹凸形状の正面図
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年11月30日(2001.11.
30)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個の立体を特定の形に組み上げること
    を目的とし、その組み立て方に制限を与えた立体組み合
    わせパズルである。制限を与える手段として、組み上げ
    た状態で隣り合った全ての接触面、或いは、一部の接触
    面において、密着可能となるよう、片方の面に凸部を、
    反対側の面には凸部を受け入れる凹部(又は穴)を設け
    る。凹凸の形状は、円形、三角形、四角形、十字形な
    ど、容易に識別可能な形とする。
JP2001006873U 2001-09-17 2001-09-17 立体組み合わせパズル Expired - Lifetime JP3085655U (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03106755U (ja) * 1989-12-28 1991-11-05
JP2010279671A (ja) * 2009-06-08 2010-12-16 Takeshi Awata 組み立てブロック。
CN103025400A (zh) * 2010-08-27 2013-04-03 株式会社万代 组装玩具
JP2014168552A (ja) * 2013-03-01 2014-09-18 Xiao-All Japan Co Ltd 知育用玩具
JP2015016674A (ja) * 2013-07-14 2015-01-29 理 藤井 組合せ定規

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