JP5950663B2 - キャリブレーション装置、その制御方法、画像表示装置、及びプログラム - Google Patents

キャリブレーション装置、その制御方法、画像表示装置、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、キャリブレーション装置、その制御方法、画像表示装置、及びプログラムに関するものである。
近年、モニタやデジタルカメラ、プリンタなど、画像を扱うデバイス間において色の調整を行い、出力される色の統一を図るためのカラーマネジメントの重要性が高まってきている。カラーマネジメントとは、モニタやプリンタなどの各デバイスに依存しない色再現域を介して画像データのやり取りを行うことで各デバイスの出力に関して正確な色再現を実現するための技術である。静止画像の編集や印刷物の確認など、正確な色を扱う作業に使用するモニタの色再現性能については、特に高い精度と安定性が求められる。モニタの色再現性などの画質を精度よく一定に保つために、定期的に、測色センサを用いた校正処理(キャリブレーション)を行う必要がある。キャリブレーションを精度良く行うことがカラーマネジメントにおいては重要である。
このようなキャリブレーションに関する従来技術として、特許文献1がある。特許文献1のキャリブレーション装置では、色再現特性の理想値からのずれの程度を示す値を算出し、ずれの程度を示す値が閾値以上と判断すれば、色再現特性が良好でないため、キャリブレーション情報の更新を要すると判定する。そうでなければ、このキャリブレーション装置は、色再現特性が良好なためキャリブレーション情報の更新を要さないと判定する。
また、キャリブレーションを行った後のモニタの色再現精度がどの程度かを確認するための機能である検証機能を備えたキャリブレーション装置がある。
特開2008−153871号公報
従来の再キャリブレーション処理は、色再現特性の理想値からのずれを示す値としての色差ΔEのみを用いて再キャリブレーション要否の判定をしていた。しかし、目の感度特性から鑑みると、色差ΔEだけではなく色相方向のずれも考慮して再キャリブレーションを行うか否かを判定すべきであるが、従来それが行われていなかったため、再キャリブレーションの必要性が正しく判断出来なかった。そのため、キャリブレーション実行後、目標値に対する色差ΔEが閾値以下であっても、人間の目に敏感な色相に関して目標値に対する差が大きい場合、ユーザには意図しない色として知覚されてしまう。
図1のL*a*b*色度図(101)に、特定の色の理論値、キャリブレーション後のそ
の色の2種類の測色値A、Bを図示する。キャリブレーション後の測色値がAの場合(ずれ幅ΔEa)と、Bの場合(ずれ幅ΔEb)とでは、理論値からのずれ幅は同程度である(ΔEa≒ΔEb)。しかし、測色値Bは理論値に対し色相方向にほとんどずれがないのに対して、測色値Aは理論値に対し色相方向に大きくずれている。この場合、人間の眼の特性により、BよりもAの方が意図した色からずれて見える傾向がある。すなわち、理論値からのずれが同程度であっても、BよりもAの方が色再現性能が低いと知覚される。従来のキャリブレーション装置では、測色値がAの場合もBの場合もともに目標値に一致している、すなわち再キャリブレーションの実行の必要性は無いと判断される。そのため、
従来技術では、キャリブレーションによってモニタの色再現性能を理想的な状態に精度よく安定的に維持することができない場合があった。
本発明は、画像表示装置の色再現特性を目標の状態に精度よく安定的に維持することができるキャリブレーション装置、その制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、画像表示装置に表示される画像を光学的に測定する測定手段による測定値に基づき前記画像表示装置のキャリブレーションを行うキャリブレーション装置であって、
キャリブレーションが行われた後に前記画像表示装置に所定の色のパッチ画像を表示させ、そのときの前記測定手段による測定値とその目標値との色相差を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出される前記色相差が閾値を超える場合に、キャリブレーションを再度、実行するか否かのユーザによる指示の入力を受け付け、キャリブレーションを再度、実行する指示が入力された場合に、キャリブレーションを再度、実行する制御手段と、
を備えるキャリブレーション装置である。
本発明は、画像表示装置に表示される画像を光学的に測定する測定手段による測定値に
基づき前記画像表示装置のキャリブレーションを行うキャリブレーション装置であって、
キャリブレーションが行われた後に前記画像表示装置に所定の色のパッチ画像を表示させ、そのときの前記測定手段による測定値とその目標値との色相差を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出される前記色相差が閾値を超える場合に、キャリブレーションを再度、実行する制御手段と、
前記算出手段により前記色相差の算出を行わせる色を指定する指示をユーザに入力させる入力手段と、
を備えるキャリブレーション装置である。
本発明は、画像表示装置に表示される画像を光学的に測定する測定手段による測定値に基づき前記画像表示装置のキャリブレーションを行うキャリブレーション装置の制御方法であって、
キャリブレーションが行われた後に前記画像表示装置に所定の色のパッチ画像を表示させ、そのときの前記測定手段による測定値とその目標値との色相差を算出する算出工程と、
前記算出工程により算出される前記色相差が閾値を超える場合に、キャリブレーションを再度、実行するか否かのユーザによる指示の入力を受け付け、キャリブレーションを再度、実行する指示が入力された場合に、キャリブレーションを再度、実行する制御工程と、
を有するキャリブレーション装置の制御方法である。
本発明は、画像表示装置に表示される画像を光学的に測定する測定手段による測定値に基づき前記画像表示装置のキャリブレーションを行うキャリブレーション装置の制御方法であって、
パッチ画像の色を指定する指示をユーザに入力させる入力工程と、
キャリブレーションが行われた後に前記画像表示装置に前記入力工程で指定された色のパッチ画像を表示させ、そのときの前記測定手段による測定値とその目標値との色相差を算出する算出工程と、
前記算出工程により算出される前記色相差が閾値を超える場合に、キャリブレーションを再度、実行する制御工程と、
を有するキャリブレーション装置の制御方法である。
本発明は、画像表示装置に表示される画像を光学的に測定する測定手段による測定値に基づき前記画像表示装置のキャリブレーションを行うキャリブレーション装置を制御するプログラムであって、
キャリブレーションが行われた後に前記画像表示装置に所定の色のパッチ画像を表示させ、そのときの前記測定手段による測定値とその目標値との色相差を算出する算出工程と、
前記算出工程により算出される前記色相差が閾値を超える場合に、キャリブレーションを再度、実行するか否かのユーザによる指示の入力を受け付け、キャリブレーションを再
度、実行する指示が入力された場合に、キャリブレーションを再度、実行する制御工程と、
をコンピュータに実行させるプログラムである。
本発明は、画像表示装置に表示される画像を光学的に測定する測定手段による測定値に基づき前記画像表示装置のキャリブレーションを行うキャリブレーション装置を制御するプログラムであって、
パッチ画像の色を指定する指示をユーザに入力させる入力工程と、
キャリブレーションが行われた後に前記画像表示装置に前記入力工程で指定された色のパッチ画像を表示させ、そのときの前記測定手段による測定値とその目標値との色相差を算出する算出工程と、
前記算出工程により算出される前記色相差が閾値を超える場合に、キャリブレーションを再度、実行する制御工程と、
をコンピュータに実行させるプログラムである。
本発明によれば、画像表示装置の色再現特性を目標の状態に精度よく安定的に維持することができるキャリブレーション装置、その制御方法、及びプログラムが提供される。
測色値と理論値と色差と色相差を説明するための図 実施例1に係わるシステムの概略構成を示す図 実施例1に係わるシステムの機能構成を示すブロック図 実施例1に係わる全体処理を表すフローチャート 実施例1に係わるカラーパッチを追加・登録・指定するための画面例 実施例1に係わるキャリブレーション処理を表すフローチャート 実施例1に係わるキャリブレーション目標値を入力するための画面例 実施例1に係わる検証処理を表すフローチャート 実施例1の再キャリブレーション実行要否判断処理を表すフローチャート カラーパッチの理論値、測色値、色差ΔE、色相差ΔHを示す概念図 全カラーパッチの理論値、測色値、色差ΔE、色相差ΔHを示す概念図 実施例1に係わる再キャリブレーション処理を表すフローチャート 実施例1に係わるシステムの機能構成を示すブロック図 実施例2に係わる全体処理を表すフローチャート 実施例2に係わる再キャリブレーション確認画面例
以下に図面及びフローチャートを参照して、この発明を実施するための最良の形態を説明する。ただし、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
<全体構成の説明>
図2は、実施例1に係わる全体システム構成を示す図である。図2において、PC201(コンピュータ)は、画像信号を出力し、キャリブレーションを行うためのアプリケーション(プログラム)を実行するキャリブレーション装置である。モニタ202はPC201によりキャリブレーションを行う対象となる画像表示装置である。測色センサ203は、モニタ202の表示色を測定する測定装置である。また、PC201とモニタ202とは、PC201にインストールされているアプリケーションと調整対象モニタ202とでデータの送受信を行うための通信線205、および画像信号を伝送する画像信号線204により接続されている。なお、測色センサ203は、図2(A)に示すようにモニタ202に接続してもよいし、図2(B)に示すようにPC201に接続してもよい。測色センサ203によるモニタの表示色の測定結果は、図2(A)のような構成では、通信線205を介してPC201へ送信され、図2(B)のような構成では、通信線205を介してモニタ202へ送信される。また、通信線205と画像信号線204とは別個のケーブルであってもよいし、1本のケーブルにまとめられていてもよい。
<本実施例を実現するためのシステム構成についての説明>
図3を参照して、本発明の実施例1に係るキャリブレーション装置のシステム構成について説明する。
モニタ202には、PC201から画像信号が入力される。入力された画像信号に基づく画像が表示部308に表示される。
PC201は、制御部301が生成するGUI(Graphical User Interface)画像の画像信号を画像信号出力部302により出力する。
制御部301は、使用するキャリブレーション目標値等のデータを記憶部303から取得する。制御部301は、キャリブレーションデータの更新時には更新されたデータを記憶部303へ保存・記憶する。
制御部301は、モニタ202のキャリブレーションに使用するデータを通信制御部304、通信線205、通信制御部318を介してモニタ202へ送信する。同様に、制御部301は、モニタ202のキャリブレーション制御部314などで処理されたデータを通信制御部318、通信線205および通信制御部304を介して受信する。
制御部301は、表示するGUI画像などの画像信号を、画像信号出力部302を介してモニタ202の画像信号入力部305へ送信する。
PC201の制御部301により生成され、モニタ202の画像信号入力部305へ入力された画像信号に対し、画質調整部315により画質調整が行われる。画質調整部315による画質調整は、表示制御部307の制御により行われる。また、画像信号入力部3
05へ入力された画像信号は、表示制御部307において、GUI制御部317により生成されるOSD画像の画像信号と合成される。画質調整され、またOSD画像と合成された画像の画像信号は、表示部308へ送信される。
バックライト制御部309は、画質調整部315で設定された輝度値に基づいて、バックライト310の発光輝度の制御を行う。
インターフェース部313は、リモコンや本体ボタン319等のユーザインターフェースを介してユーザが行った操作に対応する制御信号を受信する。インターフェース部313は、受信した制御信号に応じてGUI制御部317に対してGUI画像データの生成や命令の実行要求を行う。
GUI制御部317は、インターフェース部313で受信した制御信号に基づいて、GUI画像データを生成する。ここで、GUI画像データの生成に必要な素材データ等は、モニタ202内にある記憶部311から取得され、データの更新時には記憶部311へ保存・記憶される。
表示制御部307は、画像信号入力部305に入力された画像信号と、GUI制御部317によって生成されたGUI画像の画像信号とを合成し、表示部308へ出力する。
表示部308は、液晶パネルによって構成され、表示制御部307から出力された画像信号に基づく画像を表示する。
バックライト310は、表示部308の液晶パネルを照射する光源である。バックライト310の発光輝度は、バックライト制御部309によって決定された輝度値に基づいて制御される。
測色制御部316は、モニタ202に接続している測色センサ203に対して測色に関する一連の制御を行い、測色値の取得を行う。測色制御部316は、取得した測色値を記憶部311へ記憶させる。
キャリブレーション制御部314は、制御部301が設定したキャリブレーション目標値に基づき、モニタ202の画質を調整するためのキャリブレーション制御を行う(詳細は後述)。
検証制御部306は、制御部301が指定したカラーパッチとキャリブレーション制御部314が行ったキャリブレーション結果に基づき、モニタ202の画質状態を検証する制御を行う。
システム制御部312は、モニタ202の各機能部の制御を統括的に行う。
<本実施例の処理全体のフローについての説明>
この全体処理では、制御部301は、ユーザが指定した色に対し、キャリブレーション後の測色値とその理論値との色相差ΔHを算出し、必要に応じて再キャリブレーションを実行する。この処理の手順について、図4のフローチャートを参照して説明する。
制御部301は、ユーザにカラーパッチ(パッチ画像の色)を指定させるためのGUI画像(カラーパッチ決定画像)を出力し、検証処理(後述)に使用するカラーパッチを決定する(ステップS401)。
制御部301は、キャリブレーション目標値の決定および測色センサ203の初期化処理を行い、キャリブレーションを実行する(ステップS402)。
制御部301は、キャリブレーション処理終了後、ステップS401で決定したカラーパッチを測色し、測色値(測定値)と理論値とを比較する検証処理を実行する(ステップS403)。
制御部301は、ステップS403の検証処理の結果を基に、各カラーパッチのキャリ
ブレーション後の測色値とその理論値の色差および色相差を算出し、再キャリブレーションをするかどうかの判断処理を実行する(ステップS404)
制御部301は、ステップS404の再キャリブレーションの実行要否の判断処理により再キャリブレーションを実行する判断結果が出力された場合(ステップS405:Yes)、再キャリブレーション処理を行う(ステップS406)。それ以外の場合(ステップS405:No)、このフローチャートの処理は終了する
以下、ステップS401、ステップS402、ステップS403、ステップS404、ステップS406における処理についての説明を詳細に行う。
<カラーパッチ決定処理(ステップS401)の説明>
再キャリブレーションをするかどうかの判断処理に使用するカラーパッチの決定処理ついて説明する。説明にあたっては、図5を参照する。
ステップS401において、制御部301は、再キャリブレーションをするかどうかの判断処理に使用するカラーパッチの決定を行う。ここで、カラーパッチとは、キャリブレーション後のモニタ202の色再現精度を算出するために測色を行う対象となる色のことで、本実施例の制御部301は、複数の色をカラーパッチとして決定する。この複数色のカラーパッチの測色結果に基づいて、制御部301は、再キャリブレーションを行うかどうかの判断処理をする。
制御部301は、カラーパッチを決定するため、図5に示すような、カラーパッチ追加・登録画面501、502を出力する。
制御部301は、カラーパッチ追加・登録画面501、502のGUIを介してユーザによるカラーパッチの指定の指示を受け付け、カラーパッチリストに使用するカラーパッチとして登録する。カラーパッチリスト502に示すように、本実施例では複数のカラーパッチがカラーパッチリストに登録される。制御部301は、カラーパッチリストを記憶部303に保存する。図5のカラーパッチリスト502は、24階調の青色のカラーパッチからなるカラーパッチリストを例示している。ユーザは、異なる色や異なる階調数の種々のカラーパッチリストを作成し登録することができる。また、制御部301は、予め複数種類のカラーパッチリストを有していてもよい。
制御部301は、検証処理に使用するカラーパッチリストをユーザに指定させるため、カラーパッチリスト指定画面503を出力する。
制御部301は、カラーパッチリスト指定画面503のGUIを介してユーザによるカラーパッチリストの決定の指示を受け付ける。
制御部301は、決定したカラーパッチリストのデータを、通信制御部304を介してモニタ202へ送信する。モニタ202へ送信されたカラーパッチリストのデータは、記憶部311に記憶される。
<キャリブレーション処理(ステップS402)の説明>
次に、キャリブレーション処理について説明する。説明にあたっては、図6、図7および図8を参照する。
制御部301は、図7に示すようなキャリブレーション目標値入力画面701を出力する(ステップS601)。ユーザは、モニタ202がユーザの使用環境にあった画質となるように、キャリブレーション目標値入力画面701で所定の調整項目について目標値(キャリブレーション目標値)を入力する。調整項目は、例えば、色再現域、輝度・白色点、ガンマなどである。
制御部301は、キャリブレーション目標値入力画面701で設定されたキャリブレー
ション目標値を、通信制御部304を介して、モニタ202のキャリブレーション制御部314へ送信する。キャリブレーション目標値は、キャリブレーション制御部314により記憶部311に記憶される。
制御部301は、測色センサ203の初期化処理を、測色制御部316により実行させる(ステップS602)。この初期化処理の実行結果は、キャリブレーション制御部314へ送信される。
制御部301は、ステップS602で測色センサ203の初期化処理が実行されたことと、ステップS601で設定されたキャリブレーション目標値が正常であることを確認し、キャリブレーションを実行する(ステップS603)。このキャリブレーションは、モニタ202の画質調整の各項目の測定値が、キャリブレーション目標値入力画面701で設定されたキャリブレーション目標値に一致するように行われる。具体的には、キャリブレーション制御部314は、測色センサ203によるモニタ202の色や明るさの光学的な測定による測定値に基づき、モニタ202の画質調整項目の値がキャリブレーション目標値と一致するように、モニタ202の画質調整を行う。キャリブレーション制御部314によるモニタ202の画質調整は画質調整部315と連携して行われる。制御部301は、キャリブレーション結果データをキャリブレーション制御部314から取得する。キャリブレーション結果データは、モニタ202の画質調整項目の値がキャリブレーション目標値と一致したときの画質調整部315による画質調整値のデータである。制御部301は、取得したキャリブレーション結果データに基づき、ICCプロファイルを作成し、PC201による画像出力制御に適用する(例えばオペレーティングシステムの設定を変更する)。また、制御部301は、モニタ202へのキャリブレーション結果の適用を行う(ステップS604)。
以上の処理により、制御部301は、ユーザが設定した目標値となるようにモニタ202の画質を調整(キャリブレーション)する。
<検証処理(ステップS403)の説明>
再キャリブレーションをするかどうかの判断処理で使用する色差ΔEおよび色相差ΔHを算出する検証処理について説明する。説明にあたっては、図8を参照する。
制御部301は、記憶部311に記憶してある、検証に使用するカラーパッチリストデータを、通信制御部304を介して取得する(ステップS801)。
制御部301は、取得したカラーパッチリストに登録されたカラーパッチ毎に色差ΔEと色相差ΔHを算出するため、各カラーパッチの測色処理を実行する(ステップS802)。制御部301は、検証制御部306にカラーパッチの情報を通知し、検証処理の実行要求を行う。検証制御部306は、カラーパッチの表示要求をGUI制御部317に出し、表示されたカラーパッチの測色要求を測色制御部316に出す。検証制御部306は、カラーパッチリストに登録された全てのカラーパッチに対する測色が終了すると、それを制御部301に通知する。制御部301は、検証制御部306から当該通知を受け取ると、各カラーパッチに対する測色値とその理論値との色差ΔEおよび色相差ΔHを算出する(ステップS803)。制御部301は、以下の式によって色差ΔEおよび色相差ΔHを算出する。
ΔE=((L*-L*+(a*-a*+(b*-b*1/2
ΔC=(a* +b* 1/2-(a* +b* 1/2
ΔH=(ΔE-(L*-L*-ΔC1/2
ここで、あるカラーパッチの理論値のL*a*b*座標を(L*、a*、b*)、測色値のL*a*b*座標を(L*、a*、b*)としている。
制御部301は、カラーパッチ毎の色差ΔEおよび色相差ΔHの算出結果を検証結果データとして保存する処理を行う(ステップS804)。制御部301は、検証結果データを記憶部303へ記憶し、キャリブレーション結果(前述のステップS603において得られたキャリブレーション結果)と関連付けて管理する。
以上の処理により、制御部301は、キャリブレーション結果を適用したモニタ202において所定の複数のカラーパッチ毎に色差ΔEおよび色相差ΔHを算出する検証処理を行う。
<再キャリブレーション判断処理(ステップS404)の説明>
キャリブレーション結果および検証結果を基に再度キャリブレーションを行うべきかどうかを判断する処理について説明する。説明にあたっては、図9、図10、図11を参照する。
制御部301は、ステップS403の検証処理によって算出された色差ΔEおよび色相差ΔHを取得する(ステップS901)。
制御部301は、再キャリブレーションするかどうかの判断基準となる閾値データ(色差閾値ΔEaおよび色相差閾値ΔHa)を取得する(ステップS902)。ここで、色差閾値ΔEaと色相差閾値ΔHaは、制御部301の出力するGUIを介してユーザが設定可能であってもよいし、制御部301で予め決定された値を有していてもよい。また、色相差閾値ΔHaについては、色座標位置によって値を切り換えるようにしてもよい。これは、例えば、色座標と色相差閾値ΔHaとを関連付けたテーブルを生成または設定して使用することにより実現することができる。
次に、制御部301は、ステップS901で取得したカラーパッチ毎の色差ΔEおよび色相差ΔHと、ステップS902で取得した色差閾値ΔEaおよび色相差閾値ΔHaから、再キャリブレーションの実行要否の判断を行う。
図10は、ステップS901で取得される、ユーザが指定したカラーパッチの理論値とキャリブレーション後の測色値との色差ΔEと色相差ΔHに基づいて、再キャリブレーションの実行要否を判断する方法について説明した概念図である。ここでは、ユーザが指定したカラーパッチ(カラーパッチリストに登録されたカラーパッチ)のうち特定の1つのカラーパッチを例にとって説明する。図10は、あるカラーパッチ(ここではAとする)の理論値1003とその測色値1002をL*a*b*色度図(1001)上に表示してい
る。また、色差ΔE1007と色相差ΔH1006、色差閾値ΔEaに基づき定まる色差が閾値以内であると判定される範囲1004、色相差ΔHaに基づき定まる色相差が閾値以内であると判定される範囲1005を、L*a*b*色度図(1001)上に表示してい
る。
制御部301は、ステップS901で取得した色差ΔE1007が、ステップS902で取得した色差閾値ΔEa1004に基づき定まる範囲内かどうかを判定する(ステップS903)。判定の結果、ΔE1007<ΔEa1004が成立していない場合(ステップS903:No)、制御部301は、再キャリブレーションの実行要否の判断結果を「要実行」として本処理を終了する(ステップS904)。一方、判定の結果、ΔE1007<ΔEa1004が成立する場合(ステップS903:Yes)、制御部301は、次のステップに移る。すなわち、制御部301は、ステップS901で取得した色相差ΔE1006が、ステップS902で取得した色相差閾値ΔHa1005に基づき定まる範囲内かどうかを判定する(ステップS905)。判定の結果、ΔH1006<ΔHa1005が成立していない場合(ステップS905:No)、制御部301は、再キャリブレーションの実行要否の判断結果を「要実行」として本処理を終了する(ステップS904)。一方、判定の結果、ΔH1006<ΔHa1005が成立する場合(ステップS905
:Yes)、制御部301は、再キャリブレーションの実行要否の判断結果を「実行不要」として本処理を終了する(ステップS906)。なお、ステップS903とステップS905の実行順序は図9の順序に限らず、ステップS905の判定を先に行い、ステップS905でYesと判定された場合にステップS903を実行するようにしても良い。
図10の例では、ΔE1007<ΔEa1004は成立、ΔH1006<ΔHa1005は成立しないため、再キャリブレーションの実行要否の判断結果は「要実行」となる。
図11は、ユーザが指定したすべてのカラーパッチの理論値、キャリブレーション後の測色値、その色差ΔE、および色相差ΔHの一例をL*a*b*色度図上に示した概念図で
ある。図11では、カラーパッチリスト1101に示される複数のカラーパッチのそれぞれに対するキャリブレーション後の測色値とその理論値がL*a*b*色度図(1102)
上に示されている。また、カラーパッチリスト1101に示される複数のカラーパッチ(識別番号:1〜8)に関する色差ΔE〜ΔEと色相差ΔH〜ΔHが、L*a*b*
色度図(1102)上に示されている。制御部301は、図9を用いて説明した再キャリブレーションの実行要否の判断処理をこれらの複数のカラーパッチのすべての色差ΔE〜ΔEと色相差ΔH〜ΔHに対して行う。制御部301は、例えば、複数のカラーパッチのうち所定数のカラーパッチについて、再キャリブレーションの実行要否の判断結果が「要実行」となる(ステップS904)場合に、最終的に再キャリブレーションを行うという判断をする。所定数が1の場合、少なくとも1つのカラーパッチについて、色差ΔE又は色相差ΔHの少なくともいずれかが閾値以上という条件が成立するときに、最終的に再キャリブレーションを行うという判断がなされることになる。図11において、所定数が8の場合、カラーパッチリストに登録されたカラーパッチの全てについて、色差ΔE又は色相差ΔHの少なくともいずれかが閾値以上という条件が成立するときに、最終的に再キャリブレーションを行うという判断がなされることになる。
<再キャリブレーション処理(ステップS406)の説明>
再度キャリブレーションの実行要否の判断処理により、再キャリブレーションが「要実行」と判断された場合に実行される再キャリブレーション処理について説明する。説明にあたっては、図12を参照する。
制御部301は、再キャリブレーションの実行要否の判断処理において再キャリブレーションが「要実行」という判断結果となった場合、再キャリブレーション処理を行う。制御部301は、再キャリブレーション実行最大回数を取得する(ステップS1201)。ここで、再キャリブレーション実行最大回数は、ユーザが設定できてもよいし、予め制御部301に記憶されていてもよい。
制御部301は、まず、再キャリブレーション実行回数を初期化し(ステップS1202)、再キャリブレーション処理を開始する。制御部301は、ステップS402と同様のキャリブレーション処理(ステップS1204)、ステップS403と同様の検証処理(ステップS1205)、ステップS404と同様の再キャリブレーション判断処理(ステップS1206)を行う。制御部301は、再キャリブレーション判断処理によって再キャリブレーション実行不要という判断結果となった場合(ステップS1207:No)、本処理を終了する。一方、制御部301は、前記判断処理により再キャリブレーションを実行する判断となった場合(ステップS1207:Yes)、ステップS1205で実施した検証結果(色差ΔEデータ、色相差ΔHデータ)を記憶部311に記憶させる(ステップS1208)。そして、制御部301は、再キャリブレーション実行回数をインクリメント(1加算)し(ステップS1209)、再度ステップS1204の処理に戻る。制御部301は、以上の処理を再キャリブレーション実行最大回数分繰り返す(ステップS1203でNoとなるまで繰り返す)。制御部301は、再キャリブレーションを最大
回数分実施した後、記憶部311に記憶した最大回数分の検証結果に基づき、複数のカラーパッチの色相差ΔHの平均が最小となるキャリブレーション結果を取得する(ステップS1210)。これは、複数回実行するキャリブレーションに関し、光学的測定において発生する測定値のばらつきを考慮して行う処理である。制御部301は、取得したキャリブレーション結果をモニタ202へ適用する(ステップS1211)。
以上の再キャリブレーション処理により、制御部301は、キャリブレーション後の測色値とその理論値との色相差ΔHができるだけ小さくなるようなキャリブレーション結果をモニタ202に適用することが可能となる。
また、上述した再キャリブレーション処理は、キャリブレーション後の測色値とその理論値との色相差ΔHができるだけ小さくなるようにする方法の一例である。そのため、キャリブレーションの結果、特に調整が必要な色(例えば、前記複数のカラーパッチのうち色相差ΔHが前記色相差閾値ΔHaを超過したカラーパッチ)に対して重点的に測色を行い、色精度を向上させるような再キャリブレーション処理を行ってもよい。例えば、色相差ΔHが前記色相差閾値ΔHaを超過した特定のカラーパッチのみを用いて、1回目のキャリブレーション結果を補正するようにしてもよい。また、色相差ΔHが前記色相差閾値ΔHaを超過した特定のカラーパッチに類似する色のカラーパッチを多数使用し、他のカラーパッチは少数だけ使用して、再キャリブレーション処理する方法を採用してもよい。
なお、以上の本実施例1の処理は、図13に示すように、モニタ202に、上記の制御部301に相当する機能部である制御部1301が含まれるシステム構成においても可能である。
(実施例2)
本実施例では、ユーザが指定した注目色に関して、キャリブレーション後の測色値とその理論値との色相差をユーザに提示(図示)し、ユーザの要求に応じて再キャリブレーションを実行する例について説明する。説明にあたっては、図14、図15を参照する。実施例1と共通の事項については実施例1と共通の名称及び符号を用いて詳細な説明を省略する。
制御部301は、実施例1のステップS401と同様のカラーパッチ決定処理(ステップS1401)、ステップS402と同様のキャリブレーション処理(ステップS1402)、ステップS403と同様の検証処理(ステップS1403)を行う。
制御部301は、再キャリブレーション確認画面表示処理(ステップS1404)において、ステップS1403の検証結果をもとに、実施例1同様、ユーザに指定されたカラーパッチすべてについて色差ΔEと色相差ΔHを算出する。制御部301は、算出した各カラーパッチの色差ΔEが色差閾値ΔEaより小さいか否か、色相差ΔHが色相差閾値ΔHaより小さいか否かを判定する。制御部301は、色差ΔEが閾値ΔEa以上または色相差ΔHが閾値ΔHa以上であるカラーパッチがあった場合、当該カラーパッチの理論値と測定値とを提示する図15に示すような再キャリブレーション確認画面を表示する。この画面では、L*a*b*色度図上に、当該カラーパッチの理論値、キャリブレーション後
の測定値、理論値に対し色差が閾値以内と判定されるΔEaに基づき定まる範囲、及び理論値に対し色相差が閾値以内と判定されるΔHaに基づき定まる範囲が表示される。また、再キャリブレーション確認画面1501には、ユーザにより指定されたカラーパッチリスト1502が提示される。また、再キャリブレーション確認画面1501には、色差ΔE又は色相差ΔHの少なくともいずれかがそれぞれの閾値(色差閾値ΔEa、色相差閾値ΔHa)以上となったカラーパッチの識別番号1503が提示される。さらに、再キャリブレーション確認画面1501には、図示するように、ユーザに再キャリブレーションの実行要否の指示を入力させるためのGUI部品(「はい」ボタン、「いいえ」ボタン)が提示される。ユーザは、「はい」ボタンを押す操作を行うことで、制御部301に対し、
再キャリブレーションの実行要求を入力することができる。また、ユーザは、「いいえ」ボタンを押す操作を行うことで、制御部301に対し、再キャリブレーションを実行しない指示を入力することができる。制御部301は、再キャリブレーション確認画面1501をユーザに提示し、ユーザから再キャリブレーションの要求があった場合は、再キャリブレーション処理(ステップS1407)を実施する。制御部301は、再キャリブレーション確認画面1501をユーザに提示し、ユーザから再キャリブレーションの要求がない場合は、再キャリブレーション処理を行わずにこのフローの処理を終了する。
以上により、制御部301は、指定したカラーパッチに関し、キャリブレーション後の測色値とその理論値との色相差をユーザに提示し、ユーザ要求に応じて再キャリブレーションを実行する処理が実現される。
上記各実施例に係る制御部301の処理によれば、再キャリブレーションの実行要否が、キャリブレーション後の測定値とその理論値との色差と色相差から判断される。これにより、色差が閾値以内であっても、色相差が閾値を超える場合には、再キャリブレーションが行われることになる。従って、人間の目が敏感な色相に関して目標値から大きなずれがある場合に、再キャリブレーションの必要性が適切に判断される。よって、キャリブレーション後のモニタ202の色再現性能が低い状態になることを抑制でき、モニタ202の色再現性能を高精度で維持することができる。
上記各実施例において、制御部301により実行される処理は、実際には、PC201に備わるCPUが、制御部301の各機能に対応するプログラム(アプリケーション)を読み込み、実行することによって行われる。制御部301の各機能に対応するプログラムは、CD−ROMやメモリカード等の記録媒体やネットワークを介してPC201に供給され、PC201に備わるハードディスク等の記憶装置にインストールされることで、PC201において実行可能となる。或いは、制御部301の機能を実装したハードウェアがPC201に備わり、当該ハードウェアが制御部301の機能を実行する構成でもよい。制御部301の機能が実装された装置が外部機器或いは機能拡張ボードなどの形態でPC201に取り付けられることで制御部301の各機能が実現される構成でもよい。従って、制御部301の機能に対応するプログラム、プログラムが記録された記録媒体、制御部301の機能を実行するハードウェアを備えたPC、制御部301の機能をPCに追加する装置などは、本発明に含まれる。
201 PC
203 測色センサ
301 制御部

Claims (15)

  1. 画像表示装置に表示される画像を光学的に測定する測定手段による測定値に基づき前記画像表示装置のキャリブレーションを行うキャリブレーション装置であって、
    キャリブレーションが行われた後に前記画像表示装置に所定の色のパッチ画像を表示させ、そのときの前記測定手段による測定値とその目標値との色相差を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出される前記色相差が閾値を超える場合に、キャリブレーションを再度、実行するか否かのユーザによる指示の入力を受け付け、キャリブレーションを再度、実行する指示が入力された場合に、キャリブレーションを再度、実行する制御手段と、
    を備えるキャリブレーション装置。
  2. 画像表示装置に表示される画像を光学的に測定する測定手段による測定値に基づき前記画像表示装置のキャリブレーションを行うキャリブレーション装置であって、
    キャリブレーションが行われた後に前記画像表示装置に所定の色のパッチ画像を表示させ、そのときの前記測定手段による測定値とその目標値との色相差を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出される前記色相差が閾値を超える場合に、キャリブレーションを再度、実行する制御手段と、
    前記算出手段により前記色相差の算出を行わせる色を指定する指示をユーザに入力させる入力手段と、
    を備えるキャリブレーション装置。
  3. 前記制御手段は、前記算出手段により算出される前記色相差が前記閾値より小さくなるまで、前記キャリブレーションを繰り返し実行する請求項1または2に記載のキャリブレーション装置。
  4. 前記制御手段により所定の回数のキャリブレーションが実行されても前記算出手段により算出される前記色相差が前記閾値より小さくならない場合、前記所定の回数のキャリブレーションの結果のうち前記算出手段により算出される前記色相差が最小であったキャリ
    ブレーションの結果を前記画像表示装置に適用する請求項に記載のキャリブレーション装置。
  5. 前記算出手段は、前記画像表示装置に所定の複数の色の各色のパッチ画像を表示させ、各色について前記測定手段による測定値とその目標値との色相差を算出し、
    前記制御手段は、前記複数の色のうち所定数の色について前記算出手段により算出される前記色相差が閾値を超える場合に、前記キャリブレーションを再度、実行する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のキャリブレーション装置。
  6. 前記算出手段は、前記パッチ画像を表示させたときの前記測定手段による測定値とその目標値との色差を更に算出し、
    前記制御手段は、前記算出手段により算出される前記色差が閾値を超える場合に、前記キャリブレーションを再度、実行する請求項1から請求項のいずれか1項に記載のキャリブレーション装置。
  7. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載のキャリブレーション装置を備えた画像表示装置。
  8. 画像表示装置に表示される画像を光学的に測定する測定手段による測定値に基づき前記画像表示装置のキャリブレーションを行うキャリブレーション装置の制御方法であって、
    キャリブレーションが行われた後に前記画像表示装置に所定の色のパッチ画像を表示させ、そのときの前記測定手段による測定値とその目標値との色相差を算出する算出工程と、
    前記算出工程により算出される前記色相差が閾値を超える場合に、キャリブレーションを再度、実行するか否かのユーザによる指示の入力を受け付け、キャリブレーションを再度、実行する指示が入力された場合に、キャリブレーションを再度、実行する制御工程と、
    を有するキャリブレーション装置の制御方法。
  9. 画像表示装置に表示される画像を光学的に測定する測定手段による測定値に基づき前記画像表示装置のキャリブレーションを行うキャリブレーション装置の制御方法であって、
    パッチ画像の色を指定する指示をユーザに入力させる入力工程と、
    キャリブレーションが行われた後に前記画像表示装置に前記入力工程で指定された色のパッチ画像を表示させ、そのときの前記測定手段による測定値とその目標値との色相差を算出する算出工程と、
    前記算出工程により算出される前記色相差が閾値を超える場合に、キャリブレーションを再度、実行する制御工程と、
    を有するキャリブレーション装置の制御方法。
  10. 前記制御工程は、前記算出工程により算出される前記色相差が前記閾値より小さくなるまで、前記キャリブレーションを繰り返し実行する請求項8または9に記載のキャリブレーション装置の制御方法。
  11. 前記制御工程により所定の回数のキャリブレーションが実行されても前記算出工程により算出される前記色相差が前記閾値より小さくならない場合、前記所定の回数のキャリブレーションの結果のうち前記算出工程により算出される前記色相差が最小であったキャリブレーションの結果を前記画像表示装置に適用する請求項10に記載のキャリブレーション装置の制御方法。
  12. 前記算出工程は、前記画像表示装置に所定の複数の色の各色のパッチ画像を表示させ、
    各色について前記測定手段による測定値とその目標値との色相差を算出し、
    前記制御工程は、前記複数の色のうち所定数の色について前記算出工程により算出される前記色相差が閾値を超える場合に、前記キャリブレーションを再度、実行する請求項から請求項1のいずれか1項に記載のキャリブレーション装置の制御方法。
  13. 前記算出工程は、前記パッチ画像を表示させたときの前記測定手段による測定値とその目標値との色差を更に算出し、
    前記制御工程は、前記算出工程により算出される前記色差が閾値を超える場合に、前記キャリブレーションを再度、実行する請求項から請求項1のいずれか1項に記載のキャリブレーション装置の制御方法。
  14. 画像表示装置に表示される画像を光学的に測定する測定手段による測定値に基づき前記画像表示装置のキャリブレーションを行うキャリブレーション装置を制御するプログラムであって、
    キャリブレーションが行われた後に前記画像表示装置に所定の色のパッチ画像を表示させ、そのときの前記測定手段による測定値とその目標値との色相差を算出する算出工程と、
    前記算出工程により算出される前記色相差が閾値を超える場合に、キャリブレーションを再度、実行するか否かのユーザによる指示の入力を受け付け、キャリブレーションを再度、実行する指示が入力された場合に、キャリブレーションを再度、実行する制御工程と、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
  15. 画像表示装置に表示される画像を光学的に測定する測定手段による測定値に基づき前記画像表示装置のキャリブレーションを行うキャリブレーション装置を制御するプログラムであって、
    パッチ画像の色を指定する指示をユーザに入力させる入力工程と、
    キャリブレーションが行われた後に前記画像表示装置に前記入力工程で指定された色のパッチ画像を表示させ、そのときの前記測定手段による測定値とその目標値との色相差を算出する算出工程と、
    前記算出工程により算出される前記色相差が閾値を超える場合に、キャリブレーションを再度、実行する制御工程と、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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