JP5950645B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器に関し、特に、表示装置を備える電子機器において、表示装置の外装部材を薄型化するとともに外装部材から生じる軋み音を抑制する構造に関する。
一般に、電子機器の1つであるデジタルカメラなどの撮像装置において、多様な姿勢で撮影ができるように、その表示装置をヒンジ機構によって回動自在としたものがある。
図8は、従来の撮像装置を背面側からみた斜視図である。また、図9は、図8に示す撮像装置において、その表示装置を開いた状態を示す斜視図である。なお、図8および図9では撮像装置として所謂一眼レフカメラが示されている。
図示の撮像装置50はカメラ筐体50aを有しており、カメラ筐体50aにはヒンジ機構53によって表示装置52が回動自在に取り付けられている。図8に示す表示装置52を閉じた状態から、表示装置52をヒンジ機構を軸として回動させると、図9に示す表示装置52が開いた状態となる。
表示装置52を開いた状態とすると、表示装置52の画面(液晶画面)52aが現れる。また、図9に示すように、カメラ筐体50aの背面には表示装置52が収容される収容部51が形成されている。
このように、表示装置52をカメラ筐体50aに対して回動自在に取り付ければ、多様な姿勢で撮影を行うことができる。一方、表示装置52のカメラ筐体50aへの収容を考慮するとともに、表示装置52を開閉した際の重量バランスの変化を考慮すると、表示装置52は小型でかつ薄型とすることが要求される。
図10は、図8に示す撮像装置のA−A線断面を示す図である。
表示装置52は、液晶などの表示モジュール521を備えるとともに、表示装置52の内部部品を保持するための保持部材524を備えている。そして、これら内部部品および保持部材524は外装部材に収納されている。外装部材は外装ケース522および外装カバー527を有し、外装ケース522および外装カバー527の外装端はそれぞれ略平面状に成形されて、ケース側壁部522aおよびカバー側壁部527aとされる。外装ケース522および外装カバー527はケース側壁部522aおよびカバー側壁部527aにおいて当接する。そして、外装ケース522および外装カバー527はビス(図示せず)によって保持部材524に固定される。
表示装置52を薄型化するためには、外装ケース522および外装カバー527を薄型化する必要がある。外装ケース522および外装カバー527を樹脂成形で成形するとその強度を確保することが困難であるので、例えば、板金部材をプレス加工して薄型の外装ケース522および外装カバー527を作成している。
ここで、図10に矢印F51およびF52で示すように、外装部材に対して上下方向(又は上下斜め方向)から外力が加わると、ケース側壁部522aおよびカバー側壁部527aが横滑りを起こして擦れ合って、軋み音が発生することがある。
このような軋み音を防止するため、つまり、ケース側壁部522aおよびカバー側壁部527aの横滑りを防止するため、内部部材と外装部材とを当接させることが考えられる。ところが、表示モジュール521などの内部電気部品が外装部材の内面と相対している場合などでは、外力によって変形した外装部材が内部電気部品に当たって内部電気部品が衝撃を受けることがある。そして、内部電気部品が衝撃を受けると部品性能に悪影響を及ぼしてしまう。
さらに、内部部材の公差によっては、内部部材が外装部材を押し広げて、表示装置を組み立てた段階で外装部材(つまり、ケース側壁部522aおよびカバー側壁部527aの隙間)が開いてしまい、美観上好ましくない。
さらに、外装ケース側壁部522aおよび外装カバー側壁部527aに潤滑油などの液体又は固体の潤滑材を塗って摩擦を低減し、これによって、軋み音を防止することがある。ところが、外装部材の外側に潤滑材などがはみだすことがあり、ユーザが表示装置51に触れた際に潤滑材が手に付着して、ユーザに不快感を与えてしまう。
一方、上記の軋み音を防止するため、例えば、携帯端末機器において、フロントケースの周縁部を構成するフロントケース側壁の内周側部位にフロントケースリブを設けるとともに、リアカバーの周縁部を構成するリアカバー側壁の内周側部位にフロントケースリブ受けを設けるようにしているものがある(特許文献1参照)。ここでは、フロントケースリブ受けの天面から僅かに突出するリアカバーリブとフロントケースリブとが互いに突き当てられた状態で、フロントケースとリアカバーとが互いに嵌合されて携帯端末筐体が形成される。そして、リアカバーリブの天面が、フロントケースリブを横滑りに対して係止する方向に傾斜している。
特開2005−12738号公報
ところで、特許文献1に記載の携帯端末機器では、外装部材の嵌合部に段差形状を形成する必要がある。ところが、外装部材を、板金部材などをプレス加工して作成する際に、上記のような段差形状の形成を、プレス加工で行うことは困難であるか又は極めて高価となってしまう。その結果、撮像装置に備えられた表示装置において外装部材を薄型化することが困難となるか又は撮像装置自体がコストアップしてしまう。
従って、本発明の目的は、コストを低減して外力に起因する軋み音を抑制することのできる電子機器を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による電子機器は、第1の外装部材および第2の外装部材を備え、前記第1の外装部材前記第2の外装部材に組み付けてその外観が規定される電子機器であって、前記第1の外装部材前記第2の外装部材に組み付けた際、前記第1の外装部材の外周縁を規定する第1の側壁部と前記第2の外装部材の外周縁を規定する第2の側壁部とが互いに接触し、前記第1の外装部材および前記第2の外装部材には、それぞれ前記第1の側壁部および第2の側壁部から前記電子機器の内側に延在し前記第1の外装部材を前記第2の外装部材に組み付けた際に互いに当接するとともに、前記第1の外装部材および前記第2の外装部材の少なくとも一方に前記内側に向かう外力が加わった際に前記当接する部分の前記内側の端部を支点として前記第1の側壁部および前記第2の側壁部に前記外力と逆向きの方向の力を作用させて、前記第1の側壁部と前記第2の側壁部との間に隙間を生じさせる第1の当接部および第2の当接部が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、電子機器に外力が加わった際、1の当接部および第2の当接部の接触部を支点として、第1の外装部材および第2の外装部材との間に隙間が生じるので、コストを削減して第1の外装部材および第2の外装部材の擦れ合いによる軋み音の発生を抑制することができる。
本発明の第1の実施形態による撮像装置で用いられる画像表示部の構成を分解して示す斜視図である。 図1に示す画像表示部の一部についてその断面を示す図である。 図1に示す画像表示部で用いられる外装部材を破断して示す斜視図である。 図1に示す画像表示部で用いられる外装部材の断面図である。 本発明の第2の実施形態による撮像装置の画像表示部で用いられる外装部材の断面図である。 本発明の第3の実施形態による撮像装置の画像表示部で用いられる外装部材を破断して示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態による撮像装置の画像表示部で用いられる外装部材の断面図である。 従来の撮像装置を背面側からみた斜視図である。 図8に示す撮像装置において、その表示装置を開いた状態を示す斜視図である。 図8に示す撮像装置のA−A線断面を示す図である。
以下、本発明の実施の形態による電子機器の1つである撮像装置の一例について図面を参照して説明する。ここでは、撮像装置の一例としてデジタルカメラを例に挙げて説明する。また、撮像装置の外観は図8および図9に示すデジタルカメラと同様であるので、説明を省略する。
なお、本実施の形態では、表示装置を画像表示部と呼ぶことがあり、撮像装置、画像表示部、およびヒンジ機構をそれぞれ参照番号1、参照番号2、および参照番号3で示すことにする。そして、本実施の形態による撮像装置1では、画像表示部2がヒンジ機構3によってカメラ筐体に対して回動自在に取り付けられている。また、図示はしないが、本実施の形態では、図9に示す収容部51には、例えば、ホール素子による開閉検知センサが配置され、後述するように、画像表示部2の開閉が検知される。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態による撮像装置1で用いられる画像表示部2の構成を分解して示す斜視図である。
図1において、画像表示部2は、表示モジュール21を有しており、表示モジュール21の前面側(図中左側)には粘着テープ23を介して、表示モジュール21を固定するための外装ケース22(第1の外装部材)が配設される。一方、表示モジュール21の後面側(図中右側)には弾性部材25を介して保持フレーム24が配置される。なお、図示のように、表示モジュール21と保持フレーム24との間には磁石(例えば、永久磁石)26が配置される。さらに、保持フレーム24の後面側には、支持板金部材28を介して外装カバー27(第2の外装部材)が配設される。
図2は、図1に示す画像表示部2の一部についてその断面を示す図である。なお、図2は図8に示すA−A線に沿った断面を示している。
図2も参照して、表示モジュール21は、画像表示が行われる表示パネル21a、保護板21b、タッチパネル用センサ21c、およびフレキシブル基板21dを有している。そして、表示パネル21aにはフレキシブル基板21dが接続され、表示パネルおよび保護板21bは透明樹脂によって接着され一体化モジュールとされる。
なお、ここでは、表示パネル21aおよび保護板21bを透明樹脂によって接着して一体化モジュールとしているが、表示パネル21a、保護板21b、およびタッチパネル用センサ21cはそれぞれ独立していてもよい。また、タッチパネル用センサ21cは必須ではない。
図示の例では、表示パネル21aに外力が加えられて変形すると、画像表示性能が劣化するので、表示パネル21aは外装部材(外装ケース22および外装カバー27)に直接接触しておらず、さらに、外装ケース22が外力によって変形しても接触しないように、表示パネル21aと外装部材との間には十分な隙間が設けられている。
外装ケース22には、表示モジュール21を嵌め込んで装着することが可能な開口部が設けられており、両面テープ23によって表示モジュール21と外装ケース22が接着固定される。表示モジュール21を外装ケース22に嵌め込む際には、例えば、外装ケース22の内側から嵌め込む。
外装ケース22は板金部材で成形されている。表示パネル21aと保護板21bとが独立している場合には、外装ケース22には保護板21bのみが接着固定されるようにしてもよい。表示モジュール21が固定された外装ケース22には、保持フレーム24および支持板金部材28が内側(図1において右側)から嵌め込まれる。カメラ筐体に対して回動自在である画像表示部2の開閉を検知するための開閉検知センサに対する開閉検知用素子である磁石26が保持フレーム24に固定される。
弾性部材25は保護板21bと保持フレーム24との間に挟まれており、保護板21bと保持フレーム24aとの公差による隙間のばらつきを吸収する。支持板金部材28は、表示パネル21aおよびタッチパネル用センサ21cと接続される電気基板(図示せず)を固定するための部材である。また、支持板金部材28は、画像表示部2の各部材を、ヒンジ機構3を介してカメラ筐体に接続してアースを行うための部材でもある。
外装カバー27は、外装ケース22に取り付けられたフレーム24および支持板金部材28に嵌め込むようにして取り付けられ、支持板金部材28に設けられたビス座を用いてビスによって外装ケース22と固定される。
外装カバー27は、図1に示すように、略箱型に形成されている。一方、外装ケース22は表示モジュール21が露出する開口を有する枠型に形成されている。支持板金部材28と外装ケース22および外装カバー27とを固定するビスは、表示パネル21aの表示方向に対して略垂直方向に表示モジュールの側方から締め付けられる。
外装ケース22と外装カバー27とが組み合わされた際、外装ケース22および外装カバー27の縁辺(外周縁)は互いに当接する。ここでは、4つの縁辺(外周縁)のうち下辺を外装辺と呼び、外装辺の端面を外装端部と呼ぶ。図1に示すように、外装ケース22の外装辺には外装ケース22の径方向内側(つまり、電子機器の内側)に突起する一対のケース突起22bおよび22cが形成されている。同様に、外装カバー27において、外装辺には外装カバー27の径方向内側に突起する一対のカバー突起27bおよび27cが形成されている。
図3は、図1に示す画像表示部2で用いられる外装部材を破断して示す斜視図である。また、図4は、図1に示す画像表示部2で用いられる外装部材の断面図である。なお、図3および図4においては、説明の便宜上、外装部材内の部材および部品は省略されている。また、ここでは、外装ケース22および外装カバー27が外装部材を構成する。
外装ケース22の外装端部は平面状であり、ここではケース側壁部22a(第1の側壁部)と呼ばれる。同様に、外装カバー27の外装端部は平面状であり、カバー側壁部27a(第2の側壁部)と呼ばれる。そして、ケース側壁部22aとカバー側壁部27aとが当接して、外装ケース22および外装カバー27によって外装部材が形成される。
外装ケース22には、ケース側壁部22aから外装ケース22の内壁よりも径方向内側に突出するケース突起22bおよび22c(第1の当接部:第1の突起部)が一体に形成されている。図3に示すように、これらケース突起22bおよび22cは所定の間隔をおいて形成されている。
同様に、外装カバー27には、カバー側壁部27aから外装カバー27の内壁よりも径方向内側に突出するカバー突起27bおよび27c(第2の当接部:第2の突起部)が一体に形成されている。図3に示すように、これらカバー突起27bおよび27cは所定の間隔をおいて形成されている。そして、外装ケース22および外装カバー27を組み合わせた際、ケース突起22bがカバー突起27bに当接し、ケース突起22cがカバー突起27cに当接する。
なお、ケース側壁部22a、ケース突起22bおよび22cの当接面(接触面)は略同一平面を規定する。同様に、カバー側壁部27a、カバー突起27bおよび72cの当接面は略同一平面を規定する。また、図示の例では、ケース突起およびカバー突起はそれぞれ2つずつ設けられているが、ケース突起およびカバー突起はそれぞれ1つでもよい。
さらに、外観の美しさを確保するため、外装ケース22および外装カバー27に塗装を施すようにしてもよい。そして、塗装を実施する際には、ケース側壁部22aおよびカバー側壁部27aまで塗装することが望ましい。また、ケース突起22bおよび22cとカバー突起27b、27cについては、ケース側壁部22aおよびカバー側壁部27aと同一面(つまり、当接面)に塗装することが望ましい。
ここで、図4に矢印F1およびF2で示すように、外装部材の上下方向又は上下斜め方向から外力が加わったとする。この場合、外装ケース22および外装カバー27には、ケース側壁部22aおよびカバー側壁部27aを外側方向、つまり、図4において右方向に横滑りさせる力が作用する。
前述のように、外装ケース22および外装カバー27にはそれぞれ径方向内側に延在するケース突起22bおよび22cとカバー突起27bおよび27cとが存在する。そして、ケース突起22bの径方向内側に位置する先端部(単に先端とも呼ぶ)とカバー突起27bの径方向内側に位置する先端部との接点29が支点となってケース突起22bおよびカバー突起27bが横滑りに対して突っ張ることになる。
同様に、ケース突起22cの径方向内側に位置する先端部とカバー突起27cの径方向内側に位置する先端部との接点29が支点となってケース突起22cおよびカバー突起27cが横滑りに対して突っ張ることになる。
外装部材に外力F1およびF2が加えられた際に、上記の接点29を支点として、ケース側壁部22aおよびカバー側壁部27aには、図4に矢印6および矢印7で示すような力が作用する。そして、ケース突起部22bおよびカバー突起27bによる突っ張りによってケース側壁部22aとカバー側壁部27aとの間に領域Lbに亘って隙間が生じる。また、ケース突起部22cおよびカバー突起27cによる突っ張りによってケース側壁部22aとカバー側壁部との間に領域Lcに亘って隙間が生じる。
従って、外装部材に外力F1およびF2が作用した場合には、ケース側壁部22aとカバー側壁部27aとが横滑りによって擦れることがなく、軋み音が抑制される。
上述の例では、ケース突起22bおよび22cはケース側壁部22aを略三分割するように配置され、カバー突起27bおよび27cはカバー側壁部27aを略三分割するように配置されている(図1参照)。ケース突起22bおよび22cとカバー突起27bおよび27cの配置は、ケース側壁部22aおよびカバー側壁部27aの長さに応じて決定される。また、ケース突起およびカバー突起の配置は二箇所に限定されるものではない。
図3に示すように、領域Lbおよび領域Lcがその一部で重なっていれば、外力によってケース側壁部22aおよびカバー側壁部27aに横滑りは生じず、軋み音は発生しない。また、例えば、領域Lbがケース側壁部22aおよびカバー側壁部27aの当接箇所を十分にカバーしていれば、ケース突起およびカバー突起は一箇所に設ければ十分である。領域Lbおよび領域Lcによってケース側壁部22aとカバー側壁部27aの当接箇所をカバーするのは不十分な場合には、軋み音が発生する可能性があるので、ケース側壁部22aとカバー側壁部27aの当接箇所を十分にカバーするようにケース突起およびカバー突起を増やして配置すればよい。
[第2の実施形態]
続いて、本発明の第2の実施形態による撮像装置について説明する。第2の実施形態による撮像装置の構成は第1の実施形態で説明した撮像装置とほぼ同様であるので、ここでは、第1の実施形態による撮像装置と異なる部分について説明することにする。
図5は、本発明の第2の実施形態による撮像装置の画像表示部で用いられる外装部材の断面図である。図5において、図3および図4に示す構成要素と同一の構成要素については同一の参照番号を付して説明を省略する。
第1の実施形態で説明したように、外装部材に外力F1およびF2が作用すると、ケース突起22bおよび22cとカバー突起27bおよび27cとが相互に突っ張りあって外装ケース22と外装カバー27との間に隙間が生じる。この隙間によって、ケース側壁部22aおよびカバー側壁部27aが擦れ合うことを抑制できる。一方、ケース突起22bおよびカバー突起27bとケース突起22cおよび27cとはそれぞれ接点29で接触しているので、この接点29において擦れが生じて僅かに軋み音が発生することがある。
この接点29における軋み音を抑制するため、図5に示すように、ケース突起22bおよびカバー突起27bの先端はその表面が円柱面形状に成形されている。そして、この円柱面が相互に対面して、ケース突起22bおよびカバー突起27bが接触している。なお、図示はしないが、ケース突起22cおよびカバー突起27cの先端はケース突起22bおよびカバー突起27bの先端と同様に成形されている。
図5において、外力F1およびF2が加わると、外装ケース22および外装カバー27は矢印6および7で示す力が作用して変形する。そして、矢印6および7で示す方向の力によって、ケース突起22bおよびカバー突起27bは円柱面同士が接触して、円柱面を接点(つまり、接面)として外装ケース22および外装カバー27との間に隙間が生じる。
このように、第2の実施形態では、外力F1およびF2が加わった際に、ケース突起22bおよびカバー突起27bの円柱面を接点として外装ケース22および外装カバー27が僅かに開くことになるから、擦れによる軋み音を抑制することができる。
なお、図5に示す例では、ケース突起22bおよびカバー突起27bの双方においてその先端が円柱面状に成形されているが、ケース突起22bおよびカバー突起27bの少なくとも一方の先端を円柱面状に成形すれば、擦れによる軋み音を抑制できることが確認できた。
ところで、第1および第2の実施形態で説明したケース突起22bおよび22cとカバー突起27bおよび27cとを、板金部材のプレス加工によって成形する場合には、板金部材を切断する際にケース突起およびカバー突起となる部位を凸状の櫛歯に残して板金部材を切断する。そして、この櫛歯部分を内壁方向に打ち曲げてプレス加工を行って突起形状とする。その後、ケース側壁部22aおよびカバー側壁部27aをシェービング加工して略同一平面に仕上げる。
[第3の実施形態]
続いて、本発明の第3の実施形態による撮像装置について説明する。第3の実施形態による撮像装置の構成は第1の実施形態で説明した撮像装置とほぼ同様であるので、ここでは、第1の実施形態による撮像装置と異なる部分について説明することにする。
図6は、本発明の第3の実施形態による撮像装置の画像表示部で用いられる外装部材を破断して示す斜視図である。また、図7は、本発明の第2の実施形態による撮像装置の画像表示部で用いられる外装部材の断面図である。図6および図7において、図3および図4に示す構成要素と同一の構成要素については同一の参照番号を付して説明を省略する。
第3の実施形態では、ケース突起部22bおよび22cとカバー突起27bおよび27cは所謂半抜き加工によって成形される。図6および図7に示すように、外装ケース22および外装カバー27において、その内壁よりも径方向内側に突出する半円柱状(半円状)の突起を半抜き加工によって生成する。
外装ケース22および外装カバー27を組み合わせた際には、ケース突起22bおよび22cはそれぞれカバー突起27bおよび27cと平面部同士で接触する。外装部材に、図7に示すように外力F1およびF2が加わると、ケース突起22bおよび22cとカバー突起27bおよび27cとの接点を支点として、外装ケース22および外装カバー27に矢印6および7で示す方向に力が作用する。この結果、ケース側壁部22aおよびカバー側壁部27aの間に隙間が生じ、ケース側壁部22aとカバー側壁部27aの擦れによる軋み音の発生が抑制される。
図6および図7に示す例では、半抜き形状を略半円柱形状(略半円形状)としたが、半抜き形状(つまり、ケース突起およびカバー突起の形状)は外力に対して、支点として作用する接点29が形成できる形状であれば特に限定されない。
なお、第1および第2の実施形態ではプレス加工による折り曲げおよびシェービング加工によってケース突起およびカバー突起を形成し、第3の実施形態では半抜き加工によってケース突起およびカバー突起を形成した。
このように、本発明の実施の形態による撮像装置では、コストを削減して外装ケースと外装カバーとの擦れ合いによる軋み音を効果的に抑制することができる。
なお、ケース突起およびカバー突起の形成手法はこれらの手法に限定されるものではない。例えば、別にケース突起およびカバー突起を作成して、これらケース突起およびカバー突起を溶接又は接着によってそれぞれケース側壁部およびカバー側壁部に設けるようにしてもよい。いずれにしても外力に対して突っ張ることが可能な強度が確保されれば、どのような手法でケース突起およびカバー突起を形成してもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。本実施形態では画像表示部の外装部材について説明したが、撮像装置本体の外装部材に対しても適用することができる。また、本発明は、デジタルスチルカメラ、デジタルムービーカメラ、PDA、携帯電話、携帯用ディスプレイ装置、携帯型PCなどの電子機器に適用してもよい。
2 画像表示部(表示装置)
21 表示モジュール
22 外装ケース(第1の外装部材)
22a ケース側壁部(第1の側壁部)
22b,22c ケース突起(第1の突起部)
27 外装カバー(第2の外装部材)
27a カバー側壁部(第2の側壁部)
27b,27c カバー突起(第2の突起形状)
29 接点

Claims (6)

  1. 第1の外装部材および第2の外装部材を備え、前記第1の外装部材前記第2の外装部材に組み付けてその外観が規定される電子機器であって、
    前記第1の外装部材前記第2の外装部材に組み付けた際、前記第1の外装部材の外周縁を規定する第1の側壁部と前記第2の外装部材の外周縁を規定する第2の側壁部とが互いに接触し、
    前記第1の外装部材および前記第2の外装部材には、それぞれ前記第1の側壁部および第2の側壁部から前記電子機器の内側に延在し前記第1の外装部材を前記第2の外装部材に組み付けた際に互いに当接するとともに、前記第1の外装部材および前記第2の外装部材の少なくとも一方に前記内側に向かう外力が加わった際に前記当接する部分の前記内側の端部を支点として前記第1の側壁部および前記第2の側壁部に前記外力と逆向きの方向の力を作用させて、前記第1の側壁部と前記第2の側壁部との間に隙間を生じさせる第1の当接部および第2の当接部が形成されていることを特徴とする電子機器。
  2. 前記第1の当接部および前記第2の当接部はそれぞれ前記第1の側壁部および前記第2の側壁部から前記内側に突出する第1の突起部および第2の突起部であり、
    前記第1の側壁部および前記第1の突起部はその接触面が同一平面に成形され、前記第2の側壁部および前記第2の突起部はその接触面が同一平面に成形されていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記第1の当接部および前記第2の当接部はそれぞれ前記第1の側壁部および前記第2の側壁部から前記内側に突出する第1の突起部および第2の突起部であり、
    前記第1の突起部および前記第2の突起部の前記内側に位置する先端部の表面が円柱面状に成形されており、前記第1の側壁部および前記第1の突起部は前記円柱面状の部分を除いてその接触面が同一平面に成形され、前記第2の側壁部および前記第2の突起部は前記円柱面状の部分を除いてその接触面が同一平面に成形されていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  4. 前記第1の外装部材および前記第2の外装部材の少なくとも一方に外力が加わった際、前記円柱面状の部分が互いに接触して前記円柱面状の部分を支点として前記第1および前記第2の外装部材が変形して前記第1の側壁部と前記第2の側壁部との間に隙間が生じることを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  5. 前記第1の突起部および前記第2の突起部は、板金部材をプレス加工によって曲げ加工を行った後、シェービング加工を行なって形成される請求項2に記載の電子機器。
  6. 前記第1の突起部および前記第2の突起部は、板金部材の半抜き加工によって形成されることを特徴とする請求項2の電子機器。
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