JP5950448B2 - 商品陳列箱 - Google Patents

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Description

本発明は、商品を正面上方から挿入させる容器が、上下方向に少くとも2段に形成されるように、折曲げ加工可能なシートから箱形に製作される商品陳列箱に関するものである。
特許文献1により、1枚の折曲げ加工可能な厚紙等のシートより製作され、商品を大きく露出させた状態に収納させる1個の容器を備えた直方体状の商品陳列箱が開示され、また特許文献2によれば、同様に1枚のシートより製作され、受口が斜めの容器が両側面に複数段に形成された商品陳列箱も開示されている。さらに、図9及び図10に示すように、正面上方から商品を挿入し得る受口302、304を有する容器301、303が上下方向へ複数段に形成された商品陳列箱も周知となっている。
この商品陳列箱は、図10に示すように、折曲げ加工可能なシートである1枚の平板状の厚紙の展開板に、正面板310と、その両側端の折目321、322、331、332を介して連設され、かつ商品の側部を露出させるようにこれらの折目に連続する切欠部323、333を有する両側の側面板320、330と、その一方の側面板330の側端の折目341を介して連設される背面板340と、その側端の折目351を介して連設される貼着片350とが形成されている。
正面板310には、上下方向に離間して容器正面部311及び容器正面部317が形成されると共に、上側の容器正面部311には、その上端の折目311aを介してひれ部312、下端の折目311bを介して容器底面部313が連設されている。この容器底面部の両側の折目313a間には、その間の切目314により係入片315が形成され、さらに折目313aを介してひれ部316が連設されている。下側の容器正面部317には、上側の折目317aを介してひれ部318、下端の折目317bを介してコの字形の切込み部319aを形成された容器底面部319が連設されている。側面板320、330及び背面板340には、容器底面部319に係合して底面形状を保持する形状の係合片329、339,349が、折目328、338,348を介して連設されている。背面板340の容器正面部311の折目311bに対応する高さ位置には、係入片315を係入させる切目345が形成されている。
組立てに際しては、折目331、332で側面板330を正面板310に対して直角状に山折し、折目341で背面板340を正面板310に対面するように山折する。この状態で、折目311bで容器底面部313を水平奥行方向へ折曲げ、さらに折目313aでひれ部316を下向きに折曲げ、背後に位置する背面板340の切目345に係入片315を下方から係入させて、背面板340の裏面に対接させた状態で容器底面部313を保持させると共に、折目311aでひれ部312を容器正面部311の裏側に折返す。正面板317に対しては、折目317bで容器底面部319を水平奥行方向へ折曲げ、さらに側面板320も折目321、322で正面板310に対して直角状に山折し、その折目328で直角状に山折した係合片329及び折目338で山折した係合片339を容器底面部319の底面に対接させた状態で、それぞれの縁部327,337を容器底面部319の上面に係入させ、続いて折目348で直角状に前方へ山折した係合片349の山形部347を係合片329、339に下方で重ねて切込み部319aから容器底面部319の上面に係入させる。最後に、折目351を介して直角状に前方へ折曲げられた貼着片350に、側面板320の内面を貼着する。この状態で、ひれ部316が側面板320、330で挟持されて、容器底面部313が保持される。
このような組立てにより、図9Aに示すように、直方体状箱形の商品陳列箱が製作され、上端部を紐で吊す等により保持された状態で、容器301、303に正面上方から受口302、304を通して商品を挿入し、その上方部分の正面及び側面を露出させた状態で陳列することができる。
しかしながら、背面板340がシート1枚で形成されていることにより、商品重量が増すと、曲げ荷重により背面板340がわん曲する問題がある。そこで、図9Bに示すように、背面板340に対応する形状の1枚或いは2枚貼合わせの展開板に、切目345に対する目視窓407を穿孔すると共に、その両側部に折目401、402、403を介して3枚のひれ部を連設し、その最端のひれ部を展開板に貼着し、2枚目のひれ部404に切込みで形成された貼着片405を折返し展開板400に貼着することにより、両側に三角形状の補強部409を形成することにより製作された背面補強板400を背面板340に貼合わせることも行われている。
特開2006−232370号公報 特開2000−126007号公報
しかしながら、前述のように、別体の背面補強板を商品陳列箱の背面板に重ね合わせて商品の荷重に対する背面板の曲げ強度を向上させようとすると、別体のシートをそれぞれ加工する必要があるだけでなく、互いの位置合わせ及び貼合わせ作業も必要になる。要するに、商品陳列箱の背面板の曲げ強度を確保するには、別体の背面補強板を製作すると共に、その一体化作業も要していた。
本発明は、このような点に鑑みて、商品を正面上方から挿入させる容器が上下方向に少くとも2段に形成されるように、折曲げ加工可能なシートから箱形に製作される商品陳列箱において、一枚の折曲げ加工可能なシートから製作可能にして商品荷重に対する背面板の強度も確保させることを目的とする。
本発明は、この目的を達成するために、
商品を正面上方から挿入させる容器が、上下方向に少くとも2段に形成されるように、1枚の展開板に、
正面板と、その両側端の折目を介して連設され、かつ商品の側部を露出させる切欠部を有する両側の側面板と、その一方の側面板の側端の折目を介して連設される背面板とが形成され、
前記他方の側面板の側端の折目を介して貼着片が形成され、
前記正面板には、上下方向に離間した少なくとも2個の容器正面部が形成されると共に、少なくとも下方から2段目以降の容器正面部には、その下端の折目を介して容器底面部が連設されて、その下端には係入片が形成され、
また前記背面板には、前記係入片を係入させるように、前記容器正面部の下端に対応する高さ位置に切目が形成されることにより、
前記両側の側面板を前記正面板に対して山折し、次いで前記背面板を前記正面板の背後に折曲げた状態で前記係入片を前記切目に係入させて前記貼着片による貼着で箱形に組立てられる商品陳列箱であり、
前記背面板が、一方の側面板の側端の折目を介して連設され、かつ前記正面板の横幅に対応する横幅を有する補強用背面板と、その側端の折目を介して連設され、かつこの補強用背面板の横幅に対応する横幅を有して、係入片を係入させる切目が形成された背面板本体とで構成されると共に、貼着片が他方の側面板の側端に折目を介して連設し、
前記背面板本体の横方向全域に前記展開板の厚みに対応したスリット状に切目を形成すると共に、前記背面板本体に、その側端の折目を介して前記背面板本体の裏面に折畳まれ、かつ前記切目を上下方向に縦断するひれ部が連設され、
前記背面板本体が前記補強用背面板の裏面に折畳まれた状態で前記正面板の背後に折曲げられ、前記切目に前記係入片が係入された状態で前記貼着片が折曲げられて前記補強用背面板に背後から貼着され、
前記係入片は、前記折目で折曲げて係入され、
前記係入片は、前記背面板本体及び前記補強用背面板間に、一方の側部では前記ひれ部も介在して挟持された状態であることを特徴とする。
上記発明において、下方から1段目の容器をその強度を確保して正面板の下端に形成するためには、容器正面部の下端が、正面板の下端に位置すると共に、補強用背面板に、正面板の下端に横方向に揃う位置の折目を介して容器底面部と、その下端の折目を介して容器正面部に対応形状の容器正面カバー部と、その下端の折目を介して容器正面カバー部に対応形状の第1のひれ部と、その下端の折目を介して容器底面部に対応形状の第2のひれ部とが順に連設されることにより、容器底面部を容器正面部の背後で水平前方に折曲げた状態で、容器正面カバー部、第1のひれ部及び第2のひれ部が、容器正面部、その裏面及び容器底面部の上面に対接するように順に折曲げられる。
上記発明において、容器に、複数個の商品を整列状態で陳列させるためには、容器に、上面に商品に対応形状の受口が複数個形成されるように1枚の展開板で製作された立体形状の別体の仕切板が装着される。
上記発明において、商品陳列箱がその材質による見栄え低下を改善するためには、展開板が段ボール製であって、組立てられた箱形に、容器正面部、背面板本体及び側面板をカバーするように、箱形に対応する形状に1枚の厚紙の展開板で製作された別体のカバー板が正面から装着される。
本発明によれば、背面板が、折重ねられるように補強用背面板と背面板本体とを連設させて構成されることにより、別体の貼合わせ式補強用背面板の製作が不要となり、製作コスト上有利となる。さらに、貼着片が、2枚合わせで補強された背面板に背後から貼着されるために貼着作業も容易となる。
本発明の実施の形態による商品陳列箱の斜視図である。 同商品陳列箱を製作するための展開板の正面図である。 同商品陳列箱の容器に収納される複数商品用の仕切板を示すもので、同図Aはその斜視図、同図Bはその展開板の正面図である。 別構造の仕切板を示すもので、同図Aはその斜視図、同図Bはその反転状態の斜視図である。 図4による仕切板の展開板の正面図である。 別の実施の形態による商品陳列箱の斜視図である。 図6による商品陳列箱の展開板の正面図である。 図6による商品陳列箱のカバー板を示すもので、同図Aはその半組立て状態の斜視図、同図Bはその組立て状態の背面図である。 従来の商品陳列箱を示すもので、同図Aはその斜視図、同図Bはその背面補強板の斜視図である。 図9による商品陳列箱の展開板の正面図である。
図1及び図2を基に本発明の実施の形態の一例による商品陳列箱を説明する。この容器30A、30Bを上下方向2段に有する図1による商品陳列箱は、図2に示すように、上下方向、つまり縦方向の折目11と、両側の側端で縦方向に同一線上に揃った両側の折目21、21a及び41、41aと、順に縦方向に形成された折目51、61、71とを介して、貼着片10と、一方の側面板20と、上下方向に離間して縦方向に位置が揃う上下2段の容器正面部30a、30bを形成する正面板30と、他方の側面板40と、正面板30の横幅に対応する横幅の補強用背面板50と、これに同じ横幅の背面板本体60と、ひれ部70とを順に連設させるように形成された1枚の厚紙の展開板から直方体状に組立てて製作される。即ち、背面板は、補強用背面板50と、折目61を介して連設される背面板本体60とで構成される。貼着片10、側面板20、40、補強用背面板50、背面板本体60の下端位置は、商品陳列箱の下端位置を規定するように、横方向に揃っている。
容器正面部30aの上方には、その上端の折目31aを介して対応形状のひれ部31及びその上端の折目32aを介して後述の容器底面部に対応形状のひれ部32が上方へ向けて連設されている。容器正面部30aの下方には、その下端の折目33aを介して容器底面部33及びその下端の折目34aを介して係入片34が下方へ向けて連設されると共に、容器底面部33の両側には、それぞれ斜めの切目33b、折目33cを介してひれ部33B、33Cが連設されている。
容器正面部30bの上方には、その上端の折目36aを介して、また係入片34間の切目37で分離されて、容器正面部30bに対応形状のひれ部36が連設されている。容器正面部30bの下方には、下端の折目38aを介して容器底面部38及びその下端の折目39aを介して係入片39が下方へ向けて連設されると共に、容器底面部38の両側には、それぞれ斜めの切目38b、折目38cを介してひれ部38B、38Cが連設されている。折目38aの高さ位置は、係入片39の縦幅分だけ、商品陳列箱の下端位置よりも上方へ変位した位置に設定されると共に、ひれ部38B、38Cの横幅は、係入片39の縦幅に対応している。また、容器底面部33、38の展開時の縦幅は、側面板20、40の横幅に対応するように設定されている。
側面板20、40には、組立てた状態で、商品の側方を露出させ得るように、容器正面部30aの折目31aの両側端から容器正面部30aに対して徐々に離間して直線状に上昇する切欠部22,42がそれぞれ形成されている。さらに、これらの側面板には、容器底面部33の両側の切目33bに連続して、容器正面部30bの上端の折目36aに至る円弧状の切欠部23,43が形成されている。
背面板本体60における容器正面部30a、30bの下端の折目33a、38aにそれぞれ対応する高さ位置には、係入片34、39を係入させる切目64,65が、係入作業を容易にし、かつ周辺部分の背面板本体60及び側面板20、40の変形を抑制し得るように、厚紙よりも僅かに幅広のスリット状に横幅全域にわたり形成されている。背面板本体60は切目64,65で分離されるが、これらの切目を上下方向に縦断するひれ部70により互いに連結され、かつ補強される。尚、前述の各折目は、谷折側より線状にプレスされて形成される。
このように形成された展開板は商品陳列箱として次のように組立てられる。背面板本体60の裏面にひれ部70を折目71で折返した状態で、背面板本体60を折目61でひれ部70を挟込んだ状態で補強用背面板50の裏面に折畳み、さらに側面板40を折目41、41aで正面板30に対して直角状に山折りすると共に、前述のように折畳まれた背面板本体60を折目51で折曲げて正面板30の背後に対面させる。続いて、容器正面部30aに対して、容器底面部33をひれ部33B、33Cを谷折させつつ折目33aで奥行水平方向へ直角状に折曲げ、係入片34を折目34aで下方へ折曲げて、切目64に下方へ向けて係入する。容器正面部30bについても、容器底面部38をひれ部38B、38Cを谷折させつつ折目38aで奥行水平方向へ直角状に折曲げ、係入片39を折目39aで下方へ折曲げて、切目65に下方へ向けて係入する。これにより、係入片34、39は、背面板本体60及び補強用背面板50間に一方の側部ではひれ部70も介在して挟持された状態となる。
さらに、側面板20を折目21、21aで正面板30に対して直角状に山折することにより、容器底面部33、38は、水平位置を占めて側面板20、40の横幅に対応する奥行幅を伴い、また容器正面部30a、30bは背面板本体60に対して平行に離間状態となって対面して直方体状となり、貼着片10を折目11で補強用背面板50の背後に折曲げ、その背面に貼着することにより商品陳列箱が組立てられる。その際、貼着片10は背面板本体60との2枚合わせで強化された補強用背面板50に背後から貼着するために、正確な位置精度で簡単に貼着できる。また、ひれ部31、32を所属の折目で折曲げて容器正面部30aの裏面及び容器底面部33の上面に折り重ねてこれらを補強し、ひれ部36は容器正面部30bの裏側に折返されてこれを補強し、ひれ部33B、33C、38B、38Cもそれぞれ下方へ折曲げられて側面板20、40に曲げ弾性で圧接してこれらを補強する。係入片34、39が切目64、65に下方へ向けて係入されることにより、それぞれの下側の縁部において容器底面部23、38は、その横幅全域で確実に保持される。
このように組立てられた商品陳列箱は、各部の上端部に穿孔された3個のひも孔72,73,74及び75,76,77が両側で連通状態に重なり、紐が通されて両側で吊下げられて保持される。この状態で、容器30A、30Bに商品が正面上方から挿入可能になり、商品の重量で背面板本体60に曲げ荷重が生じたとして補強用背面板50との2枚重ねにより、背面板のわん曲が抑制される。
容器30A,30Bには、対応形状の種々の商品を挿入陳列させることができるが、それぞれに複数個を整列状態で挿入陳列させたい場合がある。図3は、容器30A,30B内に装着される商品の3個の受口を備えた箱形状の別体の仕切板80を示すもので、同図Bに示すように、背面板81と、折目81aを介して底面板82と、折目82aを介して正面板83と、横方向へ変位した受口形成板84とが連設されるように形成された1枚の厚紙の展開板から製作される。それぞれの横幅は容器30A,30Bの横幅より多少狭く、底面板82の奥行幅は、容器底面部33、38の形状よりも多少狭く設定されている。
受口形成板84及び正面板83の上方部分には、仕切部80A,80Bを形成するように、縦方向の折目86、86a及び縦方向に一直線の折目87、87aと、これらの折目を同一縦幅に分離する斜め直線状の切目88及びこれに平行に斜めの切目88a、88bが形成されている。これにより、同図Aに示すように、正面板83に対して折目82aで底面板82を奥行方向へ直角状に山折し、次いでこの底面板に対して折目81aで背面板81を上方へ直角状に山折して正面板83に対面するように箱形の立体形状を形成させる。続いて、正面板84の上方に位置する受口形成板84を、同図Bで見て左横方向へスライドさせつつ仕切部80A,80Bを一方の折目86、87aを支点として奥行方向へ回動させて背面板81の上端近辺に位置付けすることにより、仕切部80A,80Bが正面板84に対してほぼ直交状態となり、3個の受口80a、80b、80cが形成される。
図4及び図5は、図3による仕切板80をさらに発展させて反転により2種類の受口を用意できる別の箱形状の仕切板90を示すもので、直線状に連続する折目91a及び切目91bと、切目92b及び折目92cとをそれぞれ介して、円形受口90aが2列に6個穿孔され、かつ対象の商品陳列箱の容器底面に対応形状の本体板91と、4辺形状の受口90bを6個形成するように折曲げられる折曲げ板92と、箱形形状を固定するための形状固定板97とが連設されるように形成された1枚の厚紙の展開板から製作される。箱形立体状に組立てられるように、後述の側面板91E、91Fを除いた本体板91、折曲げ板92及び形状固定板97の縦幅は互いに同一に設定されると共に、折曲げ板92の横幅は、図示の平板状の展開状態では本体板91よりも広く設定されている。
折曲げ板92の縦幅の2等分線上には、順に切目93、折目94、切目93aが形成されると共に、その上下の半分体92A、92Bの縦幅の2等分線上には、それぞれ切目95、95aが形成されている。これらの半分体には、切目93、95及びこれらに直角の折目96、96aで囲まれた長方形状の仕切側面部96Aと、切目91b、95、折目96b、96cによる仕切側面部96Bと、切目93a、95a、折目96d、96eによる仕切側面部96Cと、切目92b、95a、折目96f、96gによる仕切側面部96Dとが、互いに同一形状に形成されている。
形状固定板97は、縦幅の2等分線の上下に半分体97A、97Bが形成されると共に、この2等分線上には、順に折目98、切目99、折目98aが形成されている。切目99の位置及び横幅は、本体板91の縦幅の2等分線上の中間位置において折目91c及び両側の切目91dで形成された係入片91Aが係入されるように設定されている。
形状固定板97の半分体97Aには、本体板91の下側3個の円形受口90aと同一間隔で同一形状の円形受口90cが3個穿孔されている。本体板91の両側には、折目91e、91fを介して側面板91E、91Fが連設されている。
仕切板90の組立方法を図4Aを参照して説明する。形状固定板97の半分体97Bを折目98、98aで直角状に半分体97Aに対して山折し、半分体97Aも折目92cて折曲げ板92に対して直角状に山折しておく。次いで、仕切側面部96A、96B、96C、96Dが所属の折目96、96b、96d、96gを支点として、図5で見て裏側へ回動して4辺形の受口形状が形成されるように、折曲げ板92の半分体92Bを図5で見て左方へ本体板91の横方向位置に揃うようにスライドさせる。
続いて、半分体92Bを折目94で半分体92Aに対して山折して対面させる過程で、これらの半分体間に半分体97Bを挿入し、最終的に半分体92Aを折目91aで本体板91に対して直角状に山折して、係入片91Aを切目99に係入すると共に、3個の円形受口90cを本体板91の下端側3個の円形受口90aに本体板91の裏面で揃えることにより、形状固定板97の半分体97Bが折曲げ板92の半分体92A、92B間に挟持され、図4Aに示すように、方形状の受口90bを6個を形成する仕切板90が箱形状に組立てられる。この仕切板を反転すると、図4Bに示すよう、本体板91が上面となって、円形受口90aが6個用意される。尚、上下で隣合う仕切側面部96A、96B及び仕切側面部96C、96Dの折目96a、96b及び折目96e、96gの横方向の位置が互いに僅かにずれているが、商品形状によっては、それぞれ所属の切目95、95aの2分割位置に互いに揃えることにより4辺形状の受口を正確な正方形状にすることもできる。
図6及び図7は、シートとして段ボールを用いた別の実施の形態を商品陳列箱を示すもので、容器130A、130Bを上下2段に形成するこの商品陳列箱は、図7に示すように、縦方向の折目111と、上下方向、つまり縦方向に同一線上に揃った両側端の折目121、121a及び折目141、141aと、縦方向の折目151、161とをそれぞれ介して、貼着片110と、一方の側面板120と、間隔を置いて縦方向に位置が揃う上下2段の容器正面部130a、130bを形成する正面板130と、他方の側面板140と、正面板130の横幅に対応する横幅の補強用背面板150と、同じ横幅を有し、かつ容器正面部130aの下端位置に対応の高さ位置に段ボールの厚みに相当する幅のスリット状切目162が横方向全域に形成されて、上下の背面板上部160a及び背面板下部160bに分割された背面板本体160とが連設されるように形成された1枚の段ボールの展開板から製作される。即ち、前述の商品陳列箱と同様に背面板は、補強用背面板150と、背面板本体160とで構成されるが、後述するように、1段目の容器130Bは、正面板130の下端に位置すると共に、その容器底面部は補強用背面板150により形成される。
容器正面部130aの上方には、その上端の折目131aを介して対応形状のひれ部131及びその上端の折目132aを介して容器底面部に対応形状のひれ部132が上方へ向けて連設されている。容器正面部130aの下方には、その下端の折目133aを介して容器底面部133及びその下端の折目134aを介して前述の切目162に係入される係入片134が下方へ向けて連設されると共に、容器底面部133の両側には、折目133aの両端から斜めに切目133dが形成されることにより、両側の折目133bを介して三角形状のひれ部138、139が連設されている。
側面板120、140には、商品陳列箱として組立てた状態で、商品の側方を露出させ得るように、容器正面部130aの折目131aの両端から容器正面部130aに対して徐々に離間して直線状に上昇する切欠部122,142が形成されている。また、これらの側面板には、容器正面部130aの下端の折目133a及び容器正面部130bの上端間にも切目133d含めて徐々に離間して直線状になる切欠部123,143が形成されている。さらに、側面板120、140には、それぞれ折目124、144を介してひれ部125、145が連設されている。容器正面部130aのひれ部132及び容器底面部133の縦幅は、直方体形状に組立てられるように、展開状態の側面板120、140の横幅に対応している。
補強用背面板150には、正面板130の下端位置、即ち商品陳列箱の下端位置の折目152を介して容器底面部133に対応する形状の容器底面部170と、その折目171を介して容器正面部130bの正面をカバーするための対応形状の容器正面カバー部172と、その折目173を介してこの容器正面カバー部に対応形状のひれ部174と、その折目175を介して容器底面部170に対応形状のひれ部176とが、順に補強用背面板150と同一横幅で連設されている。貼着片110、正面板130及び背面板本体160の下端位置並びに折目124,144,152は、商品陳列箱の下端位置に対応して横方向へ揃っている。
尚、補強用背面板150には、図8を基に後述する別体のカバー板の係入片220を係入させる係入溝155が、両側の上下方向3個所に穿孔されている。
このように形成された展開板は、商品陳列箱として次のように組立てられる。上下2枚に切目162を介して分離された背面板本体160を折目161で背面板本体150の裏面に折畳んだ状態で、折目141、141aで側面板140も正面板130に対して直角状に山折して背面板本体160を折目151での折曲げで正面板130の背後に位置付けする。次いで、容器底面部133を、その両側のひれ部138、139を谷折して折目133aで容器正面部130aに対して水平奥行き方向へ折曲げ、さらに折目134aで係入片134を直角状に下方へ折曲げ、背面板本体160の切目162に下方に向けて係入する。これにより、係入片134は背面板本体160の背面板下部160b及び補強用背面板150間に挟持される。ひれ部131は、折目131aで容器正面部130aの裏面に折畳んで、折目132aでひれ部132を直角状に折曲げて容器底面部133の補強用としてその上面に折重ねる。
1段目の容器正面部130bに対しては、折目121、121aで側面板120を正面板130に直角状に山折し、側面板120、140のひれ部125、145を折目124、144で底面位置に直角状に折曲げる。続いて、折目152で容器底面部170を直角状に水平前方にへ折曲げ、容器正面カバー部172を折目171で容器正面部130bに対接するように折曲げると共に、折目173、175でひれ部174を容器正面部130の背面、ひれ部176を底面位置に在るひれ部125、145を挟持した状態で容器底面部170の上面にそれぞれ折重ねる。最終的に貼着片110を折目111で背面板本体150背面に折曲げて貼着し、図6に示す商品陳列箱が組立てられる。この貼着作業は、背面板が2枚重ねで補強されていることにより背後から正規の位置に簡単に行える。容器底面部133は、係入片134が下向きに係入されて補強用背面板150間に挟持された状態で、背面板本体160の背面板下部160bの上縁に確実に保持される。
この陳列箱は、このように組立てられた商品陳列箱は、図示の両側の互いに連通する紐孔に紐が通されて吊下げられるが、特にダンボール製の場合、高さに対する底面形状の大きさによっては、据置き式に製作することもできる。
図8は、図6の段ボール製商品陳列箱の見栄えを改善するために、白地の厚紙で製作されたカバー板180Aを示すもので、同様に1枚の白地厚紙の展開板から製作される。即ち、半組み立て状態の図8Aに示すように、容器正面部130a、130bに対応する位置及び形状の正面カバー部184、185並びに背面板160の正面視で露出部分に対応する形状の背面カバー部186、187を形成する正面板180と、展開状態で縦方向に連続する上下2本の折目195、195a、195b、195cを介して両側の側面カバー板190と、折目201を介して両側のひれ部210とが、正面板180の縦方向の対称軸線に対して両側に対称形状に連設されるように形成されている。
正面板180は、切目181、182、183を介して互いに分離されて正面カバー部184,185及び背面カバー部186,187を形成する。側面カバー板190は、その横幅2等分線上の上下2本の折目196、196a及び斜めに連続する切目191、192、193で囲まれた上下2枚の内側カバー部197及びその残り部分の外側カバー部198で構成される。これらのカバー部は、折目196、196aで折畳まれた状態で両側の側面板120、140に対応の横幅に設定されている。両側のひれ部210の側端には、両側3個づつの係入片220が突設されている。
これにより、図8Aに示すように、内側カバー部197及び外側カバー部198を山折することにより、正面カバー部184、185を前方へ突出させて、図6の商品陳列箱に正面から装着し、次いで図8Bに示すように、ひれ部210を折目201で背面板本体150の両側の背後に折曲げて、その6個所の係入溝155に係入片220を係入して商品陳列箱に保持させる。
尚、前述の双方の商品陳列箱につき、補強用背面板及びこれに連設の背面板本体は、図2及び図7において正面板に対して右側の側面板から右横方向へ連設することもできる。容器は、商品の縦幅に対応する間隔を置いて2段目と同様な形状を展開板に形成することにより、3段以上に形成することもできる。
10、110 貼着片
20、40、120、140 側面板
22、23、42、43、122,123、142、143 切欠部
30、130 正面板
30A、30B、130A、130B 容器
30a、30b、130a、130b 容器正面部
33、38、133、170 容器底面部
34、39、134 係入片
50、150 補強用背面板
60、160 背面板本体
64,65、162 係入片用の切目
70 背面板本体の上下連結用のひれ部
80、90 仕切板
180A カバー板

Claims (4)

  1. 商品を正面上方から挿入させる容器が、上下方向に少くとも2段に形成されるように、1枚の展開板に、
    正面板と、その両側端の折目を介して連設され、かつ商品の側部を露出させる切欠部を有する両側の側面板と、その一方の側面板の側端の折目を介して連設される背面板とが形成され、
    前記他方の側面板の側端の折目を介して貼着片が形成され、
    前記正面板には、上下方向に離間した少なくとも2個の容器正面部が形成されると共に、少なくとも下方から2段目以降の容器正面部には、その下端の折目を介して容器底面部が連設されて、その下端には係入片が形成され、
    また前記背面板には、前記係入片を係入させるように、前記容器正面部の下端に対応する高さ位置に切目が形成されることにより、
    前記両側の側面板を前記正面板に対して山折し、次いで前記背面板を前記正面板の背後に折曲げた状態で前記係入片を前記切目に係入させて前記貼着片による貼着で箱形に組立てられる商品陳列箱であり、
    前記背面板が、一方の側面板の側端の折目を介して連設され、かつ前記正面板の横幅に対応する横幅を有する補強用背面板と、その側端の折目を介して連設され、かつこの補強用背面板の横幅に対応する横幅を有して、係入片を係入させる切目が形成された背面板本体とで構成されると共に、貼着片が他方の側面板の側端に折目を介して連設し、
    前記背面板本体の横方向全域に前記展開板の厚みに対応したスリット状に切目を形成すると共に、前記背面板本体に、その側端の折目を介して前記背面板本体の裏面に折畳まれ、かつ前記切目を上下方向に縦断するひれ部が連設され、
    前記背面板本体が前記補強用背面板の裏面に折畳まれた状態で前記正面板の背後に折曲げられ、前記切目に前記係入片が係入された状態で前記貼着片が折曲げられて前記補強用背面板に背後から貼着され、
    前記係入片は、前記折目で折曲げて係入され、
    前記係入片は、前記背面板本体及び前記補強用背面板間に、一方の側部では前記ひれ部も 介在して挟持された状態であることを特徴とする商品陳列箱。
  2. 前記容器正面部の下端が、前記正面板の下端に位置すると共に、前記補強用背面板に、
    前記正面板の前記下端に横方向に揃う位置の折目を介して容器底面部と、その下端の折目を介して前記容器正面部に対応形状の容器正面カバー部と、その下端の折目を介して前記容器正面カバー部に対応形状の第1のひれ部と、その下端の折目を介して前記容器底面部に対応形状の第2のひれ部とが順に連設されることにより、
    前記容器底面部を前記容器正面部の背後で水平前方に折曲げた状態で、前記容器正面カバー部、前記第1のひれ部及び前記第2のひれ部が、前記容器正面部、その裏面及び前記容器底面部の上面に対接するように順に折曲げられることを特徴とする請求項1に記載の商品陳列箱。
  3. 容器に、上面に商品に対応形状の受口が複数個形成されるように1枚の展開板で製作された立体形状の別体の仕切板が装着されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の商品陳列箱。
  4. 前記展開板が段ボール製であって、組立てられた状態の箱形に、容器正面部、背面板本体及び側面板をカバーするように、前記箱形に対応する形状に1枚の厚紙の展開板で製作された別体のカバー板が装着されることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか記載の商品陳列箱。
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