JP5950270B2 - 吸込具 - Google Patents
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Description
吸込具としては、パワーブラシが組み込まれたものが知られており、パワーブラシは、清掃面の塵埃を掻き込むことが可能な回転清掃体と、この回転清掃体を駆動するための電動機(駆動手段)を含んで構成されている。
また、カーボン繊維等を含んだ熱可塑性樹脂を用いて成形されたコアに静電気が帯電し た場合に、静電気を好適に放電したいという要望があった。
また、軽量化および振動を抑制できるとともに、コアの小径化を図りながら、刷毛を取り付ける溝部の強度を確保して所望の数の刷毛を取り付けることができる回転清掃体を備えた吸込具を提供することを目的とする。
また、コアに静電気が帯電した場合に、これを好適に放電することができる回転清掃体 を備えた吸込具を提供することを目的とする。
また、軽量化および振動を抑制できるとともに、コアの小径化を図りながら、刷毛を取り付ける溝部の強度を確保して所望の数の刷毛を取り付けることができる回転清掃体を備えた吸込具が得られる。
また、コアに静電気が帯電した場合に、これを好適に放電することができる回転清掃体 を備えた吸込具が得られる。
図1に示すように、電気掃除機1は、掃除機本体2と、ホース部3と、手元操作スイッチSW等が設けられた操作管4と、伸縮自在に設けられた延長管5と、第2の吸込具6および第1の吸込具7とを備えて構成されている。このうち、本実施形態では、延長管5が外管10と内管20とから構成され、外管10をなす外管本体11(図2(b)参照)と、内管20をなす内管本体21(図2(b)参照)とが、炭素繊維を含有する(含む)熱可塑性樹脂(例えば、ポリプロピレン、ABS樹脂)で成形されている。
また、第1の吸込具7は、図10に示すように、パワーブラシを構成する回転清掃体30を備えており、回転清掃体30の構成部品であるコア31(図14参照)が、炭素繊維を含有する(含む)熱可塑性樹脂(例えば、ABS樹脂、ナイロン)で形成されている。
なお、以下の説明で各部の方向を言うときには、第1の吸込具7から掃除機本体2への図示しない通風路に沿って、掃除機本体2に近い側を一端(一端側)とし、これとは反対となる側を他端(他端側)として説明する。
延長管5は、図2(a)(b)に示すように、伸縮自在であり、外管10と内管20との間は、弾性および導電性を有するシール部材15d,15e(図3,図4(a)参照)で気密状態にシールされている。なお、延長管5についての詳細は、後記する。
このような第1の吸込具7は、図1に示すように、延長管5の内管20の他端20aや、操作管4の他端4aに対して接続して使用することも可能である。
なお、本実施形態の電気掃除機1では、この第1の吸込具7の電動機に給電する電力を、掃除機本体2からホース部3、操作管4、延長管5、第2の吸込具6を通じて供給するように構成している。第1の吸込具7の構成の詳細や延長管5に設けられた給電手段等の構成の詳細については後記する。
また、延長管5は、第1の吸込具7に給電を行うための給電手段(後記する外管10のフラットケーブルC等(図9(b)参照))を内部に有している。
なお、延長管5と第1の吸込具7との間に第2の吸込具6が介在されている場合には、掃除機本体2から供給される電力は、延長管5から第2の吸込具6に備わる図示しない導電部材を通じて第1の吸込具7に供給される。延長管5と第1の吸込具7とが直接的に電気的に接続可能な場合は、第2の吸込具6の導電部材は不要である。
外管本体11は、後記する射出成形またはブロー成形によって一体的に形成されており、内側には内管20(図5参照)を摺動可能に収容しつつ内管20に連通する通風路T1が形成されている。
外管本体11は、胴部11aと、この胴部11aよりも小径とされた一端部11bと、胴部11aよりも大径とされた他端部11cとを有している。
なお、薄肉部は、胴部11aの側部11a1に形成することに限られず、例えば、胴部11aの他の部分を薄肉として形成してもよく、また、一端部11bや他端部11cを部分的に薄肉として形成してもよい。
一端部11bの上部外周面には、図3に示すように、凹部11b1が形成されている。この凹部11b1には、操作管4に設けられた図示しない接続用フックが係合するようになっている。
また、一端部11bの上方には、図2(a)(b)に示すように、通電端子17,17(図では一方のみ図示)が配置されている。この通電端子17,17には、操作管4の開口部に設けられた図示しない端子が接続される。これにより、操作管4から延長管5の外管10に電力が供給される。
環状の枠部15aは、図4(a)に示すように、装着部151と、保持部152とを備えている。装着部151は、外管本体11の他端部11cの開口11c2の内面に対応する外形状を有しており、開口11c2の内面に固定されるようになっている。
装着部151の内面には、内管20の摺動を円滑に行うための案内リブ151aが形成されている。
また、装着部151の上端部には、内管20の後記するスライド部25およびスライドカバー28(図5,図7(a)(b)参照)が挿通される挿通部151bが形成されている。
係合突部153aの内側には、図7(b)に示すように、ばね支持部153cが形成されており、このばね支持部153cに、図示しない渦巻きばねが外管10(外管本体)の内面との間に縮設されるようになっている。
ここで、シール支持部15cおよびシール部材15d,15eは、いずれも導電性を有しているので、これらのシール支持部15cおよびシール部材15d,15eを介して外管10の外管本体11と内管20の内管本体21とが電気的に導通する状態に接続されている。
また、掃除機本体2側に通じる図示しない導電性を有する信号線等を設け、この信号線等に静電気を放電させるようにして除電するように構成してもよい。また、この信号線等に第1の吸込具7側で生じた静電気を放電させるように構成してもよい。
下カバー12の凹部内における長手方向略中央部には、給電手段を構成するフラットケーブルCの他端部C1が取り付けられている。
フラットケーブルCは、可撓性を有しており、その一端部C2は、凹部に沿って一端側へ延ばされた後、他端側へU字状に折り返されるようにして配置されている。
すなわち、通電端子17は、絶縁性の下カバー12を介して外管本体11に支持され、外管本体11と電気的に導通することのない状態に配置されている。
本実施形態では、超音波溶着による固着手法によって上ケース13が外管本体11に固着されている。なお、上ケース13の固着は、その他の溶着や接着材等を用いて行ってもよいし、ねじ等の締結部材を用いて行ってもよい。
なお、外管本体11に対する下カバー12の固定は、外管本体11に上ケース13を固着することによる上ケース13の押え付けによって行ってもよいし、下カバー12を外管本体11に直接固定するようにしてもよい。下カバー12の固定は、超音波溶着によって行ってもよいし、また、その他の溶着や接着材等を用いて、あるいは、ねじ等の締結部材を用いて行ってもよい。
内管本体21は、射出成形またはブロー成形によって一体的に形成されており、内側には外管10の通風路T1(図3参照)に連通する通風路T2が形成されている。
内管本体21は、胴部21aと、この胴部21aよりも大径とされた他端部21cとを有している。
胴部21aの上面には、ベース部材22に設けられたスライド部25を支持するための支柱21a1が設けられている。胴部21aの一端部21a2には、円筒状の摺動部材26が装着される。この摺動部材26は、胴部21aの一端部21a2に装着されることで、外管10と内管20との間の円滑な摺動に寄与する。
他端部21cには、第2の吸込具6や第1の吸込具7が取り付け可能であり、他端部21cの上部21c1には、ベース部材22が載置されて取り付けられるようになっている。
ベース部材22の上面には、揺動支持部22aおよび通電端子支持部22bが形成されている。
また、ベース部材22の一端部には、内管本体21の胴部21aに沿うようにして一端部へ向けて延設された細長板状のスライド部25が一体的に設けられている。
このような操作ボタン24は、図示しないばね部材によりフック部24aが他端部21cの内空に突出する状態に付勢されている。これにより、他端部21cの内空から第2の吸込具6や第1の吸込具7の取付部を挿入すると、フック部24aが第2の吸込具6や第1の吸込具7の図示しない係止部に係止され、延長管5の内管20に第2の吸込具6や第1の吸込具7が固定されるようになっている。なお、取り外す際には、操作ボタン24のボタン部24bを押圧操作してフック部24aの係止を解除する。
本実施形態では、超音波溶着による固着手法によってカバー部材23が内管本体21の他端部21cに固着されている。なお、カバー部材23の固着は、その他の溶着や接着材等を用いて行ってもよいし、ねじ等の締結部材を用いて行ってもよい。
また、内管本体21に対するベース部材22の固定は、内管本体21にカバー部材23を固定することによるカバー部材23の押え付けによって行ってもよいし、ベース部材22を内管本体21に直接固定するようにしてもよい。ベース部材22の固定は、超音波溶着によって行ってもよいし、また、その他の溶着や接着材等を用いて、あるいは、ねじ等の締結部材を用いて行ってもよい。
また、カバー部材23の上面には、操作ボタン24のボタン部24bが挿通配置される開口部23aが形成されている。
このようなスライド部25およびスライドカバー28は、一体となって、図8(a)に示すように、外管10の他端部11cに固定された支持部材15の挿通部151bを通じて、外管本体11とは絶縁された下カバー12と上ケース13との間に挿入される。
そして、前記したように、スライド部25上に配置された図示しない導電線を介して、フラットケーブルCの一端部C2(図9(b)参照)と通電端子27(図5参照)との間が電気的に接続される。これにより、外管10の一端部に設けられた通電端子17,17(図3参照)と通電端子27(図5参照)との間が外管本体11および内管本体21から絶縁された状態で電気的に接続されることとなる。
リブ43には、図11に示すように、吸込室40に回転清掃体30が固定されると、回転清掃体30の刷毛33の先端部が接触するようになっている。
成形時には、例えば、型に1次成形品用の材料を流し込んで1次成形部52aを形成し、その後、2次成形用の型に、1次成形部52aをセットして、切替え部52cにおいて1次成形部52aに重なるように2次成形品用の材料を流し込む。これにより、2次成形部52bが1次成形部52aと一体に成形される。
なお、2次成形部52bには、図12(a)(b)に示すように、吸込室40の負圧の大きさによって開口する吸気口52eが設けられている。
ここで、図12(b)に示すように、吸込具7の前後方向において、切替え部52cの前端は、回転清掃体30の軸心と回転清掃体30の後端との間にあり、切替え部52cの後端は、湾曲凹状の吸込室40の後端と上カバー52の後端との間にある。
コア31は、炭素繊維を含有する熱可塑性樹脂で成形されている。つまり、回転清掃体30の軸部材が、軽量で高強度の炭素繊維を含有する熱可塑性樹脂で形成されている。コア31は、後記するインジェクション成形により一体的に形成されている。
小径部35aには、図13(a)(b)に示すように、回転体接合部36aが取り付けられている。回転体接合部36aの端部には、下カバー51の軸受45(図10参照)に支持される支軸部37aが設けられている。
小径部35bには、図13(a)(b)に示すように、回転体接合部36bが取り付けられている。回転体接合部36bの端部には、下カバー51の軸受44(図10参照)に設けられた図示しない駆動部に連結される連結部37bが設けられている。
(1)回転清掃体30のコア31が炭素繊維を含有する熱可塑性樹脂で構成されているので、回転清掃体30全体として軽量化を図りつつ剛性を確保することができる。これにより、熱変形しにくい回転清掃体30を備えた吸込具7が得られる。なお、吸込具7の全部または一部を炭素繊維を含有する熱可塑性樹脂で成形して、吸込具7の軽量化を図りつつ剛性を確保してもよい。さらに、掃除機本体2の一部(例えば、下ケース)を炭素繊維を含有する熱可塑性樹脂で成形して、掃除機本体2の軽量化を図りつつ剛性を確保してもよい。
(2)回転清掃体30の剛性を確保することができるので、回転清掃体30の有する固有振動数を上げることができ、回転清掃体30の固有振動数を回転清掃体30の駆動機構等が有する固有振動数から離れたものとすることができる。これにより吸込具7の振動を抑制することができる。
(3)炭素繊維を含有する熱可塑性樹脂でコア31が形成されているので、ABS樹脂やナイロン等の熱可塑性樹脂にガラス繊維を混ぜてコアを成形した場合に比べて、熱変形しにくい。したがって、回転時の騒音を好適に低減することができる。また、熱可塑性樹脂にガラス繊維を混ぜてコアを成形した場合に比べて、曲げ強度が高く剛性が高められて、好適に振動を低減することができる。
(4)炭素繊維を含有する熱可塑性樹脂でコア31が形成されているので、コア31に静電気が帯電した場合には、コア31の中を電気が流れるので、コア31の全体を利用して帯電した静電気を好適に放電することができる。この場合、刷毛33を炭素繊維等の導電性を有する部材で形成することによって、刷毛33の先端から帯電した静電気を好適に放電することができる。また、吸込室40の内面に、刷毛33に接触する除電部材を設けることによって、静電気をより好適に放電することもできる。
また、リブ43(接触部)を導電性を有する部材で形成するとともに、このリブ43を上カバー52の2次成形部52bに電気的に接続する構成として、刷毛33からリブ43を通じて2次成形部52bへ静電気を放電するようにしてもよい。また、リブ(接触部)43を上カバー52に一体的に設けて、これを吸込室40に露出させてもよい。
(5)コア31がインジェクション成形により形成されているので、真円度に優れ、回転清掃体30のスムーズな回転を実現することができる。このことは騒音の低減に寄与する。
(6)コア31がインジェクション成形により形成されているので、所望の強度を確保しつつコア31の支持部31aを薄肉で形成することができる。これにより、コア31の小径化を図りながら溝部32の数を増やすことができる。したがって、所望の数の刷毛33を取り付けることができる。
(7)コア31がインジェクション成形により形成されているので、押出成形等によりコア31を形成した場合に比べて、形成が簡単であり、複雑な形状等も一体的に形成することができて、生産性に優れる。
また、射出成形によって、コア31の外面を平滑化することができるので、刷毛33やブレード34の取付時等にこれらを傷める心配がない。このことは、刷毛33やブレード34の耐久性の向上に寄与する。
(8)上カバー52は、前側部位である2次成形部52bが炭素繊維を含む熱可塑性樹脂で形成されているので、吸込具7の軽量化を図ることができるとともに、吸込具7の耐久性が向上する。
(9)また、上カバー52は、2次成形部52bが炭素繊維を含む熱可塑性樹脂で形成されているので、2次成形部52bが導電性を有しており、吸込具7に帯電した静電気を吸込具7の前側部分から好適に放電することができる。したがって、吸込具7に清掃面等から掻き上げた塵埃が付着しにくくなる。これにより、吸込具7を衛生的に保持することができる。
また、吸込具7に塵埃が付着し難くなるので、2次成形部52bに設けられた吸気口52eから宙に舞った塵埃を好適に吸引することができる。
(10)掃除機本体2側に通じる図示しない信号線等を設けて、この信号線等に延長管5の静電気や吸込具7の静電気を放電させるように構成したものにおいては、既存の信号線等を利用して静電気を好適に除電することができ、コストの低減を図ることができる。
また、吸込具7や第2の吸込具6を導電性を有する材料、例えば、炭素繊維を含有する熱可塑性樹脂で成形して、清掃面に接触する部分から延長管5に接触する部分に至る部分が導電性を有するように構成してもよい。この場合には、吸込具7や第2の吸込具6を通じて清掃面に電気を好適に放電することもできる。
なお、操作管4の全部または一部(例えば、グリップを除いた円筒状の部分)を炭素繊維を含有する熱可塑性樹脂で成形して、延長管5の外管10から操作管4、さらには清掃時にこの操作管4を握る人を介して、延長管5や吸込具7等に帯電した静電気を床面等に放電するようにしてもよい。
次に、電気掃除機1に備えられる吸込具7の回転清掃体30のコア31を成形する材料について説明する。前記のように、回転清掃体30のコア31が、炭素繊維を所定の割合で含有する熱可塑性樹脂(以下、適宜「炭素繊維含有樹脂」と言う。)からなる。以下、この炭素繊維含有樹脂について説明する。
炭素繊維含有樹脂に含まれる炭素繊維は、繊維状の例えばポリアクリロニトリル(PAN)樹脂、ピッチ等を高温で炭化することにより得られるものであり(短繊維)、通常はその90%以上が炭素によって構成される。このような炭素繊維の具体的な種類は特に限定されず、後記する炭素繊維の物性に応じて任意の条件で製造してもよく、また、市販品を用いてもよい。炭素繊維を製造する場合、その製造条件、原料等は特に制限されず、公知の任意の製造条件および原料を適用して製造すればよい。また、炭素繊維は必ずしも1種を単独で用いる必要は無く、2種以上を任意の比率および組み合わせで用いてもよい。
コア31は、前記の炭素繊維を含む熱可塑性樹脂により構成される。熱可塑性樹脂としてはABS樹脂、ナイロンを用いることができる。なお、コア31に含まれる熱可塑性樹脂は、ABS樹脂、ナイロンに何ら限定されるものではない。すなわち、コア31を成形する熱可塑性樹脂としては、公知の任意の熱可塑性樹脂(例えばポリプロピレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂等)を用いることができ、その物性も、コア31としての機能を備えることができる限り任意である。ただし、コア31を成形する熱可塑性樹脂としては、軽量および安価であり、製造および取扱いが容易であるという観点から、前記ABS樹脂、ナイロンを用いることが好ましい。また、熱可塑性樹脂は必ずしも1種を単独で用いる必要は無く、2種以上を任意の比率および組み合わせで用いてもよい。
したがって、コア31の小径部35a,35bに回転体接合部36a,36b等の別ピースを取り付ける場合も、両端の小径部35a,35bを利用して、例えば小径部35a,35bに被せるようにして取り付けることができるので、回転体接合部36a,36bの外径が大きくならず、小型化を図ることが容易である。
5 延長管
6 第2の吸込具
6a 他端
7 第1の吸込具(吸込具)
30 回転清掃体
31 コア
31a 支持部
32 溝部
33 刷毛
35a,35b 小径部
40 吸込室
50 吸口本体
51 下カバー
52 上カバー
52b 2次成形部
Claims (4)
- 略円筒状のコアと、このコアの外周部に形成された溝部と、この溝部に取り付けられた刷毛と、を含んでなる回転清掃体を備えた電気掃除機の吸込具において、
前記コアは、
炭素繊維および熱可塑性樹脂を含み導電性を有する炭素繊維含有樹脂からなるインジェクション成形品であり、
前記炭素繊維含有樹脂に含まれる炭素繊維の量は、前記炭素繊維含有樹脂中、5質量%以上20質量%以下であり、
前記刷毛は、少なくとも一部が導電性を有する部材で形成されており、
前記吸込具は、下カバーに上カバーを被着して形成され、掃除面に対面する開口部を有する吸込室に前記回転清掃体が組み込まれてなり、
前記上カバーは、炭素繊維および熱可塑性樹脂を含み導電性を有する炭素繊維含有樹脂からなり、前記吸込室に露出して前記回転清掃体の前記刷毛に接触する接触部が一体的に設けられていることを特徴とする吸込具。 - 略円筒状のコアと、このコアの外周部に形成された溝部と、この溝部に取り付けられた刷毛と、を含んでなる回転清掃体を備えた電気掃除機の吸込具において、
前記コアは、
炭素繊維と、熱可塑性樹脂としてABS樹脂またはナイロンと、を含み導電性を有する炭素繊維含有樹脂からなるインジェクション成形品であり、
前記刷毛は、少なくとも一部が導電性を有する部材で形成されており、
前記吸込具は、下カバーに上カバーを被着して形成され、掃除面に対面する開口部を有する吸込室に前記回転清掃体が組み込まれてなり、
前記上カバーは、炭素繊維と、熱可塑性樹脂としてポリプロピレンまたはABS樹脂と、を含み導電性を有する炭素繊維含有樹脂からなり、前記吸込室に露出して前記回転清掃体の前記刷毛に接触する接触部が一体的に設けられていることを特徴とする吸込具。 - 前記炭素繊維の繊維長が1mm以下であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の吸込具。
- 前記コアは、熱可塑性樹脂としてABS樹脂またはナイロンを含むことを特徴とする請求項1に記載の吸込具。
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