JP2008043574A - 回転ブラシ体および電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の回転ブラシのローターには、部材に対して空間部を形成することで、中空にするよりも強度を保持しつつ軽量化を実現していた。この実現のために、気流の流れに対して垂直な面を持った形状(空間部)が製造上の問題で形成されることになり、この空間部が気流の乱れの原因となり、騒音の発生源となっていた。
【解決手段】 本発明に係る回転ブラシ体30は、軸部37と、軸部37の周面から外方に向けて延在し、周方向に所定間隔空けて配置された複数の支持基台38と、支持基台38の先端に設けられた清掃体取付部41と、清掃体取付部41に取り付けられた清掃体33と、隣接する一対の支持基台38の間に形成された空間部42と、空間部42に装着され、空間部42の形状を変化させて流体の乱れを低減させる装着部材50とを備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電気掃除機の床用吸込具などで使用される回転ブラシ体、およびこの回転ブラシ体を用いた電気掃除機に関する。
従来の電気掃除機で使用される床用吸込具用の回転ブラシ体は、回転ブラシ体軸部の周面から外方に向けて延在し、周方向に所定間隔空けて配置された複数の支持基台と、前記支持基台の先端に設けられた清掃体取付部と、掃体取付部に取り付けられた清掃体と、隣接する一対の前記支持基台の間に形成された空間部で構成されている。
気流の流れに対して垂直な面を持った形状である空間部が気流中に在るため、その分岐壁の上端角部から不規則な渦の放出などといった流れの乱れが発生し、その気流乱れによる圧力変動が音となって吸い込み口から放射され、また掃除機筐体内に伝播し不快な騒音となる問題点があった(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−80888号公報
従来の回転ブラシのローターは、装着部材に対して空間部を形成することで、中空にするよりも強度を保持しつつ軽量化を実現していた。ここで、空間部は、気流の流れに対して垂直な面を持った形状を有しているため、気流の乱れの原因となり騒音の発生源となっていた。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、掃除機運転時の従来の回転ブラシの気流の流れに対して垂直な面を持った形状である空間部に起因する流体騒音を低減させることを目的とする。
本発明に係る回転ブラシ体は、軸部と、軸部の周面から外方に向けて延在し、周方向に所定間隔空けて配置された複数の支持基台と、支持基台の先端に設けられた清掃体取付部と、清掃体取付部に取り付けられた清掃体と、隣接する一対の前記支持基台の間に形成された空間部と、空間部に装着され、空間部の形状を変化させて流体の乱れを低減させる装着部材とを備える。
本発明に係る回転ブラシ体は、気流の流れに対して垂直な面を有する空間部に関し、任意材料による装着部材を空間部に装着させて、空間部の形状を変化させることにより、流体の乱れを低減させるものである。
即ち、断面が気流の流線に沿った形状であれば、気流の乱れが誘起され難くなり、圧力変動が抑えられて流体騒音緩和される。また気流の乱れが減少し、気流のエネルギーが空気と埃の輸送に費やされる割合が高くなるため、吸い込み仕事率が改善する。
以下、本発明の好適な実施の形態について添付図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1〜5はこの発明を実施するための実施の形態1における掃除機を示すもので、図1は実施の形態1を示す掃除機本体の斜視図、図2は掃除機回転ブラシの床用吸込具の分解斜視図、図3は床用吸い込み具用回転ブラシ体の正面図、図4は回転ローターの断面図、図5は回転ローターの正面図である。
図1において、掃除機本体1の内部には電動送風機2が設置されている。掃除機本体1の前側略中央には、外部から気流を吸引する本体吸込口3が開口されている。この本体吸込口3には、湾曲自由な細長略円筒状の接続管としての蛇腹上ホース体4が連通接続されている。このホース体4の先端には、電動送風機2の動作モードなどが選択可能な操作部5が設けられている。
操作部5には、掃除機本体1内の電動送風機2などの駆動を所定の状態に設定する複数の設定スイッチ6が設けられていると共に、掃除する際に作業者が把持する把持部7が形成されている。また、この操作部5の先端には、伸縮可能な細長略円筒状の延長管8が着脱可能に連通接続されている。さらに、この延長管8の先端には、室内の床面上などに設置することで、この床面上の埃などを吸い込む床用吸込具10が着脱可能に連通接続されている。この床用吸込具10は電気掃除機の吸い込み口体である。
床用吸込具10は、図2に示すように前後方向である走行方向に対して横長で、後部略中央が後方に向けて突出する逆T字状のケース体21を備えている。このケース体21における被掃除面としての床面と対面する下面には、細長矩形状の吸込口23が開口形成されている。
回転ブラシ体30は図2および図3に示すように、下ケース21bにある吸込開口部23の中央内側に回転ブラシ体30の長手方向が吸込開口部23の長手方向と一致するように配置されている。回転ブラシ体30は、回転軸15を下ケース21bに設けられた軸受取付部15aに嵌め込み固定されている。電動機25は下ケース21bに組み込まれており、駆動ベルト26が掛かっている。回転ブラシ体30は、電動機25に対し減速ギア70と駆動ベルト26を介して連結されている。上ケース21aは、下ケース21bの上から組み付けられ、床用吸込具10の部品全体を覆う。
次に回転ブラシ体30について、図3,図4および図5に基づき説明する。
回転ブラシ体30は、回転ローター31と、回転ローター31に挿入支持される清掃体33とから構成されている。回転ローター31は、横長の軸部37と、軸部37の外周より断面が十字状に形成された支持基台38と、この支持基台38の先端に設けられた断面略W字状の清掃体支持台41とを備えており、清掃体支持台41は、中央の境界壁39と、この境界壁39から分岐して両側に設けられた分岐壁40とから構成されている。
また、分岐壁40の間には、清掃体支持台41の全長に渡って軸部37まで空間部42が形成されている。清掃体33は、図6,7に示すように、植毛したブラシ60と基布61から構成されている。図7に示すように、ブラシ60の根元は、基布61を貫通してU字状に植毛されている。
このように構成された床用吸込具10を用いて、掃除機本体1の電動送風機2を駆動すると、その吸引力によって、本体吸込口3と、吸い込み開口部23とに差圧が発生し、吸い込み流が誘起される。すると、回転ローター31には、回転ローター31の軸直行方向から気流が流れる。この際、図11のように、気流の流れに対して垂直な面を持った形状である空間部42が気流中に存在すると、その分岐壁40の上端角部から不規則な渦の放出などといった流れの乱れが発生する。その気流乱れによる圧力変動が音となって吸い込み口から放射され、また掃除機筐体内に伝播し不快な騒音となる。
そこで、図8および図9に示すように、空間部42における溝部を回転ローター31の軸に沿った螺旋状に全長に亘って、4列すべてに装着部材50を埋め込む。装着部材50の材質は、適度な弾性があるものが望ましく、例えば図10に示すように、長方形断面形状をしたゴム材を本実施の形態では使用する。その幅は空間部42の開口最大部と略同一とし、高さを空間部42底部から空間部42開口部までの長さと略同一とする。
装着部材50の埋め込みによって、装着部材50の上面と回転ローター31の円周面が略同一となり、回転ローター31の断面が緩やかな流線に沿った形状となる。図12のように回転ローター31の断面が、気流の流線に沿った形である例えば円形や楕円形、或いはなだらかな曲線で表されるような形状であるときには、気流乱れが誘起され難くなり、圧力変動が抑えられ、流体騒音緩和される。また気流乱れが減少し、気流のエネルギーが空気と埃の輸送に費やされる割合が高くなるため、吸い込み仕事率の改善につながる。
装着部材50の材質を回転ローター31の材質より低密度とすることで、軽量を損なわずに表面形状を変化させ、騒音低減を実現することができる。装着部材50の材質として、ゴム・シリコーンゴム・ポリウレタン・ポリスチレン・ポリプロピレン・塩化ビニール・酢酸ビニール、発泡スチロールなどの樹脂や、コルクなどの木材、フェルト・綿・ナイロンなどの布、またチタン・アルミニウム・鉄・銅など金属や樹脂のテープが利用できる。
装着部材50を空間部42に挿入すると、装着部材50の弾性による反力で、装着部材50は分岐壁40に押し付けられ、回転ローター31に固定される。したがって、装着部材50に勘合用溝などの特殊な加工をせず、単に矩形状であるだけ固定できる。
これによって、簡単な構成で掃除機の回転ブラシ体31に装着部材50を組み込める。但し、信頼性向上のために構成の複雑化を伴っても、接着剤を用いて装着部材50と空間部42を接着する場合がある。
以上、詳細に説明したように、掃除機吸い込み口体に設置した回転ブラシ体における流体乱れ低減装置によって、流体の乱れに起因する流体騒音を効果的に低減させることができると共に、簡単な構成で掃除機のような家電製品への組み込みが可能となり、騒音の少ない優れた家電製品を低コストで提供することが可能となる。
実施の形態2.
次に、実施の形態2について説明する。
この実施の形態2が実施の形態1と異なるのは、図13に示すように、回転ローター31にある空間部42の4列のうち3列のみに装着部材50が埋め込まれている点である。その他の構成については、実施の形態1と同一または同等である。なお、実施の形態1と同一または同等な構成部分については同一符号を付し、その説明は省略する。
掃除機使用時には回転ローター31が回転し、埃に含まれる髪の毛・糸くずなどが回転ローター31に巻き込まれてしまう。空間部42を回転ローター31に1列残すことで、ハサミやカッターを空間部42に挿入することができるようになり、回転ローター31が巻き込んだ髪の毛や糸くずなどを容易に切り取り、除去することが可能となる。その結果、回転ブラシ体30の保守性が向上するといった優れた効果が発揮される。
回転ローター31には1列の空間部42があるが、他の3列が流線に沿った形状となっている。そのため気流の乱れは空間部42が4列ある場合よりも大幅に減少し、流体騒音が低減される。
以上、詳細に説明したように、空間部を1列残すことで、回転ブラシ体の保守性が高くかつ騒音の少ない優れた家電製品を低コストで提供することが可能となる。
実施の形態3.
次に、実施の形態3について説明する。
この実施の形態3が実施の形態2と異なるのは、装着部材51に中空型で且つ弾性のある例えば図14のようなロ字型ゴム材を使用した点である。その他の構成については、前記実施の形態と同一または同等である。なお、前記実施の形態と同一または同等な構成部分については同一符号を付し、その説明は省略する。
図15に示すように、装着部材51を空間部42に挿入すると、装着部材51は空間部42のV字状底部に押し込まれ、装着部材51の底部が空間部42に密着する。回転ローター31の軸中心方向への装着部材51の変形に連動して、支持基台38および分岐壁40に沿った方向である装着部材51の中空方向への変形が発生し、装着部材51は空間部42の3面すべてに密着する。
したがって、中実材よりも装着部材51の密着度が高いことから、脱落し難い働きが付加される。また装着部材51の回転の慣性モーメントが減少することで、回転ローター31の回転時に装着部材51が不安定な動きをし難くなる。回転ローター31の回転時により装着部材51の取り付けの際に変形が容易となり、生産性が高くなる働きが付加される。そして、中実材よりも軽量となる働きが付加される。
本実施の形態では装着部材51をロ字型としているが、装着部材51は中空型であればよく、その断面がロ字や○字、あるいはその一部が切り欠かれたU時、コ字であってもよい。
以上、詳細に説明したように、中空型で且つ弾性のある装着部材51を使用することで、回転ブラシ回転時の安定性が高く、生産容易性の高い、軽量でかつ騒音の少ない優れた家電製品を低コストで提供することが可能となる。
実施の形態4.
次に、実施の形態4について説明する。
この実施の形態4が実施の形態3と異なるのは、図16、図17および図18(a)〜(c)に示すように、回転ローター31軸にそった螺旋状に全長の3/4の長さに亘って、装着部材51が埋め込まれている点である。その他の構成については、前記実施の形態と同一または同等である。なお、前記実施の形態と同一または同等な構成部分については同一符号を付し、その説明は省略する。
図18(a)〜(c)に示すように、回転ローター31を軸に垂直な面で切断したとき、その軸方向における任意の位置の切断した切断面において、必ず1面空間部42の一部である開口面が存在するようにし、さらに開口部の配置を全長の1/4ずつ軸方向に移動させて装着部材51を配置する。回転ローター31を軸方向に見て必ず1面開口部が存在するように1列の空間部42を残す例として、4列のうち3列を埋めて連続した1列の空間部42を開口する方法もあるが、その場合には開口した軸方向に連続した1列の空間部42に軸方向に発生する流れによる乱れを減少できない。
本実施の形態のように、軸方向に1/4ずつ開口部を移動させ全体として1列を開口部とすることで軸方向の流れによる乱れが抑止されることで、更なる騒音低減効果が図れる。
また、ハサミやカッターを挿入するための開口した1列の空間部42を設けることによって、回転ローター31が巻き込んだ髪の毛・糸くずなどを、ハサミやカッターで切断することができ、回転ブラシ体30の保守性が向上する働きが付加される。
以上、詳細に説明したように、空間部42を回転ブラシ全体で1列となるよう配置することで、回転ブラシ体の保守性が高く、騒音の少ない優れた家電製品を低コストで提供することが可能となる。
実施の形態5.
次に、実施の形態5について説明する。
この実施の形態5が前記実施の形態と異なるのは、上端部に微小U字溝を形成した硬質の装着部材52、例えば、本実施の形態では硬質ゴムが埋め込まれている点である。その他の構成については、前記実施の形態と同一または同等である。なお、前記実施の形態と同一または同等な構成部分については同一符号を付し、その説明は省略する。
図19に示すように、装着部材52の上端部に微小U字溝を形成することで、装着部材52を埋める範囲によらず、どのような場合にもカッターなど刃物の先端を入れることができ、回転ローター31が巻き込んだ髪の毛・糸くずなどを切断できる。また、微小U字溝によって発生する気体の乱れはスケールが小さく、流体騒音にはほとんど寄与しない。よって、空間部42で発生する気体の乱れに起因する流体騒音を低減でき、かつ回転ブラシ体30の保守性が向上する。
なお、本実施の形態では装着部材52の上端部に形成する溝をU字としているが、その溝は微小であればよく、V字や凹字でもよい。
以上、詳細に説明したように、装着部材52に微小U字溝を形成することで、回転ブラシ体の保守性が高く、騒音の少ない優れた家電製品を低コストで提供することが可能となる。
実施の形態6.
次に、実施の形態6について説明する。
この実施の形態6が前記の実施の形態と異なるのは、装着部材53を成形し挿入するのではなく、溝内で発泡材料を強制発泡させる点である。その他の構成については、前記実施の形態と同一または同等である。なお、前記実施の形態と同一または同等な構成部分については同一符号を付し、その説明は省略する。
ここでは、ポリウレタン等の材料を発泡材料として用いた例を図20に示す。
例えば、ポリウレタン等の発泡原材料であるポリカーボネートジオールとイソシアン酸エステルの溶剤を空間部42に流し込む。空間部42内で溶剤が化学反応することで発泡現象が起こり、発泡ポリウレタン(発泡ウレタン)53が合成される。発泡によって端部から溢れた部材は、任意の切断具で切断することで、余分な発泡材料が削除される。よって、発泡材料が空間部42に埋設する事で、回転ローターの空間部42が原因で発生する気流の乱れが低減し、流体騒音が低減する。
なお、空間部42内で発泡作用を行わせるために、発泡材料と空間部42は自動的に且つ完全に接着することができるので、先に別部材として成型していたポリウレタン等の装着部材53を接着剤によって空間部42の底部などと接着する作業を行う必要がない。このため、発泡材料を接着剤等で後付する場合の接着不良等による発泡材料の空間部42からの脱落問題等が解消すると共に、接着に伴う製造工程が減ることによるコスト原低が同時に得られる。
以上、詳細に説明したように、空間部42内で発泡作用を行わせて、装着部材53を生成することにより、回転ブラシ体の生産性が高く、騒音の少ない優れた家電製品を低コストで提供することが可能となる。
実施の形態7.
次に、実施の形態7について説明する。
この実施の形態7が前記の実施の形態と異なるのは、図21に示すように、装着部材54を構成する弾性部材54bの上面(回転ローター31の円周面)に金属部材54aを貼り付けることで、装着部材54を2層の構成とした点である。例えば、本実施の形態ではゴムにアルミ板を貼り付けた。その他の構成については、前記実施の形態と同一または同等である。なお、前記実施の形態と同一または同等な構成部分については同一符号を付し、その説明は省略する。
図21に示すように、装着部材54を構成する弾性部材54bの上面(回転ローター31の円周面)に金属部材54aを貼り付けることで、金属部材54aが保護層となり、カッターなどの刃物から弾性部材54bを保護することができる。その結果、装着部材54を埋める範囲によらず、どのような場合にもカッターなどの刃物の先端を金属部材54aに当てることができ、回転ローター31が巻き込んだ髪の毛・糸くずなどを容易に切断することができる。
装着部材54と、回転ローター31の円周面は略同一となるため、気流の乱れが低減し、流体騒音が低減する。よって、空間部42で発生する気体の乱れに起因する流体騒音を低減し、かつ回転ブラシ体30の保守性も向上できる。
以上、詳細に説明したように、装着部材54を金属と弾性部材の二層で構成することで、回転ブラシ体の保守性が向上し、騒音の少ない優れた家電製品を低コストで提供することが可能となる。
なお、空間部42の開口部表面形状を変更させるための装着部材50、装着部材51、装着部材52、装着部材53、装着部材54に関して、その材質はローター部材と密度が同じか低い如何なる材質であってもよく、空間部42の開口部と流線が略垂直に交わる形状とならなければ如何なる形状であってもよい。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内において、各種の変更が可能である。また、上記実施の形態では、本発明を掃除機の吸い込み口部回転ブラシ体に適用する例を示したが掃除機集塵部や、掃除機に限定されることなく、たとえば除湿機・空気清浄機・エアコンなど流体騒音を発生するすべての機器に適用可能である。
この発明の実施の形態1を示す回転ブラシ体を組み付けた掃除機を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1を示す回転ブラシ体を組み付けた床用吸込具の分解斜視図である。 この発明の実施の形態1を示す回転ブラシ体の正面図である。 この発明の実施の形態1を示す回転ブラシ体の断面図である。 この発明の実施の形態1を示す回転ローターの正面図である。 この発明の実施の形態1を示す回転ブラシ体の清掃体の斜視図である。 この発明の実施の形態1を示す回転ブラシ体の清掃体の断面図である。 この発明の実施の形態1を示す回転ブラシ体と埋め込み部材の斜視図である。 この発明の実施の形態1を示す回転ブラシ体と埋め込み部材の断面図である。 この発明の実施の形態1を示す埋め込み部材の断面図である。 この発明の実施の形態1を示す回転ブラシ体の動作説明図である。 この発明の実施の形態1を示す回転ブラシ体と埋め込み部材の動作説明図である。 この発明の実施の形態2を示す回転ブラシ体と埋め込み部材の断面図である。 この発明の実施の形態3を示す埋め込み部材の断面図である。 この発明の実施の形態3を示す回転ブラシ体と埋め込み部材の断面図である。 この発明の実施の形態4を示す回転ブラシ体と埋め込み部材の斜視図である。 この発明の実施の形態4を示す回転ブラシ体と埋め込み部材の円周上展開図である。 (a)は、この発明の実施の形態4を示す回転ブラシ体と埋め込み部材の斜視図である。(b)は、この発明の実施の形態4を示す回転ブラシ体と埋め込み部材の図18(a)におけるA−A'面上の断面図である。(c)は、この発明の実施の形態4を示す回転ブラシ体と埋め込み部材の図18(a)におけるB−B'面上の断面図である。 この発明の実施の形態5を示す回転ブラシ体と埋め込み部材の断面図である。 この発明の実施の形態6を示す回転ブラシ体の斜視図である。 この発明の実施の形態7を示す埋め込み部材の断面図である。
符号の説明
1 掃除機本体、2 電動送風機、3 本体吸い込み口、4 蛇腹状ホース体、5 操作部、6 設定スイッチ、7 把持部、8 延長管、10 床用吸込具、15 回転軸、15a 軸受取り付け部、21 ケース体、21a 上ケース、21b 下ケース、23 吸込口、25 電動機、26 駆動ベルト、30 回転ブラシ体、31 回転ローター、33 清、体、37 軸部、38 支持基台、39 境界壁、40 分岐壁、41 清掃体支持台、42 空間部

Claims (17)

  1. 軸部と、
    前記軸部の周面から外方に向けて延在し、周方向に所定間隔空けて配置された複数の支持基台と、
    前記支持基台の先端に設けられた清掃体取付部と、
    前記清掃体取付部に取り付けられた清掃体と、
    隣接する一対の前記支持基台の間に形成された空間部と、
    前記空間部に装着され、前記空間部の形状を変化させて流体の乱れを低減させる装着部材とを備えることを特徴とする回転ブラシ体。
  2. 前記装着部材は、前記装着部材の上面と前記空間部の上端とを略一致させるように装着され、前記空間部を塞ぐことを特徴とする請求項1記載の回転ブラシ体。
  3. 清掃体取付部は、前記支持基台の先端が分岐した複数の分岐壁を有し、前記清掃体は、前記分岐壁に挟持されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の回転ブラシ体。
  4. 前記装着部材は、前記芯部および前記支持基台と別部材であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項記載の回転ブラシ体。
  5. 前記装着部材は、前記芯部および前記支持基台より比重が軽い部材であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項記載の回転ブラシ体。
  6. 前記装着部材は、前記空間部の開口全面を塞ぐテープ状の部材であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項記載の回転ブラシ体。
  7. 前記空間部の少なくとも一つには、前記装着部材が設けられていないことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項記載の回転ブラシ体。
  8. 前記装着部材の材質は、樹脂(ゴム・シリコーンゴム・ポリウレタン・ポリスチレン・ポリプロピレン・塩化ビニール・酢酸ビニール、発泡スチロール)・布(フェルト・綿・ナイロン)・木材(コルク)・金属(チタン・アルミニウム・鉄・銅)であることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項記載の回転ブラシ体。
  9. 前記装着部材は、中空形状であることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項記載の回転ブラシ体。
  10. 前記装着部材は、一部が切り欠かれた中空形状であることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項記載の回転ブラシ体。
  11. 前記装着部材として発泡材料を用い、前記空間部内に前記装着部材を挿入後、任意の発泡手段で装着部材を発泡及び充填することを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一項記載の回転ブラシ体。
  12. 前記空間部の長手方向の一部には、前記清掃体に絡み付いた繊維や毛髪を切断除去するために、少なくとも前記装着部材の上面が前記空間部の上端より低くなるような切断具挿入部が設けられ、
    前記切断具挿入部は、互いに補完し合うように、前記空間部ごとに夫々ずらして配置されていることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか一項記載の回転ブラシ体。
  13. 前記清掃体に絡み付いた繊維や毛髪を切断除去するために、前記装着部材の表面に長手方向に延在する切断具挿入溝を設けることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか一項記載の回転ブラシ体。
  14. 前記切断具挿入溝は、断面U字形状あるいは断面V字形状であることを特徴とする請求項13記載の回転ブラシ体。
  15. 前記装着部材の表面に、金属層を設けたことを特徴とする請求項1から請求項14のいずれか一項に記載の回転ブラシ体。
  16. 電動送風機と、前記電動送風機に連通する電気掃除機用吸込具と、前記電気掃除機用吸込具の吸込口に装着された回転ブラシ体とを備え、
    前記回転ブラシ体は、
    軸部と、
    前記軸部の周面から外方に向けて延在し、周方向に所定間隔空けて配置された複数の支持基台と、
    前記支持基台の先端に設けられた清掃体取付部と、
    前記清掃体取付部に取り付けられた清掃体と、
    隣接する一対の前記支持基台の間に形成された空間部と、
    前記空間部に装着され、前記空間部の形状を変化させて流体の乱れを低減させる装着部材とを備えることを特徴とする電気掃除機。
  17. 前記空間部の長手方向の一部には、前記清掃体に絡み付いた繊維や毛髪を切断除去するために、少なくとも前記装着部材の上面が前記空間部の上端より低くなるような切断具挿入部が設けられ、
    前記切断具挿入部は、互いに補完し合うように、前記空間部ごとに夫々ずらして配置されていることを特徴とする請求項16記載の電気掃除機。
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