JP5948897B2 - 内燃機関 - Google Patents

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Description

本発明は、吸気弁の開閉タイミングに応じて吸気通路を開閉する圧力制御弁及び排気の一部を燃焼室に導入する排気再循環装置を備える内燃機関に関する。
内燃機関の出力向上を図るために、吸気通路に吸気弁の開閉タイミングに応じて開閉する圧力制御弁を配置し、吸気弁の開弁タイミングでは圧力制御弁を閉じておき、吸気弁の開弁タイミングから所定期間経過後に圧力制御弁を開くよう制御する技術が知られている。これは、吸気弁が開いた後も圧力制御弁を閉じておくことによって燃焼室から圧力制御弁までを負圧状態にし、圧力調整弁を開いたときに、圧力調整弁の上下流の差圧によって燃焼室へより多量の空気を吸い込ませ、出力を向上させるものである。特に、低回転高負荷域のように吸入空気の流速が低い領域での出力向上に効果的である。
一方、内燃機関の排気性能を向上させるために、排気ガスの一部を吸気通路へ還流させる、いわゆるEGR装置が知られている。
これら圧力制御弁及びEGR装置を備える内燃機関が、特許文献1に開示されている。
特開2006−283638号公報
しかしながら、特許文献1では、圧力制御弁より下流側にEGR通路を接続する構成となっているので、EGR実行時に圧力制御弁を閉じたまま吸気弁を開くと、圧力制御弁下流側の吸気通路にはピストン下降に伴ってEGRガスが引き込まれる。EGRガスが引き込まれることによって圧力制御弁下流側の負圧が発達しなくなるので、圧力制御弁の上下流の差圧を利用した出力向上の効果は小さくなる。換言すると、負荷が高くなるほど、還流可能なEGRガス量は少なくなる。
そこで、本発明では、より多くのEGRガスを還流させつつ高負荷運転し得る内燃機関を提供することを目的とする。
本発明の内燃機関は、吸気通路の燃焼室側開口部を開閉する吸気弁と、吸気通路の吸気弁より上流側に設けられ、吸気通路を開閉する圧力制御弁とを備える。そして、吸気行程開始後も圧力制御弁を閉じておくことにより、圧力制御弁より下流側の吸気通路内を負圧とし、その後圧力制御弁を開いて、圧力制御弁の上流と下流との差圧を利用した慣性過給を行なう。さらに、燃焼室から排出された排気の一部を圧力制御弁より上流側の吸気通路へ還流させる排気還流通路を備える。この内燃機関は、平均有効圧が予め設定した所定値以上で、かつ排気還流率を一定に維持した状態でも当該負荷を実現するために必要な新気と排気還流ガスとを燃焼室へ導入可能な負荷の最大値を上限とする所定負荷範囲で、排気還流率を一定に維持しつつ、圧力制御弁の開閉時期を変化させることで機関負荷を制御し、所定負荷範囲よりさらに高負荷側で、かつ所定負荷範囲と連続する領域では、排気還流率を所定負荷範囲よりも低下させることにより機関負荷を増大させる。
本発明によれば、新気とEGRガスの混合ガスを慣性過給により燃焼室へ供給できるので、吸気通路内の負圧が小さくなる高負荷領域においても、より多くのEGRガスを還流させることが可能である。
本発明の実施形態に係るシステムの概略構成図である。 ECUが実行する圧力制御弁6の制御ルーチンを示すフローチャートである。 目標EGR率マップである。 目標ブースト圧マップである。
以下本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るシステムの概略構成図である。
内燃機関100は、燃料噴射弁13及び点火プラグ14が燃焼室101に臨むように設置された、いわゆる筒内直噴式内燃機関である。
内燃機関100の吸気通路21には、吸気流れ上流側から順に、エアクリーナ3、エアフロメータ17、電子制御スロットル4、コレクタタンク5、圧力制御弁6が設置されている。一方、排気通路22には、排気流れの上流側から順に、空燃比センサ18、排気浄化触媒9が設置されている。また、内燃機関100は、排気通路22とコレクタタンク5を連通するEGR通路10と、EGR通路10を開閉するEGR弁12と、EGR通路10を通過する排気を冷却するEGRクーラ11を備える。なお、EGRクーラ11は必須の構成要素ではない。
電子制御スロットル4及び圧力制御弁6は、いずれも後述するコントロールユニット(ECU)15により開閉制御される。圧力制御弁6は、吸気通路21を開閉できればよく、例えば、バタフライ式の弁を用いる。ただし、圧力制御弁6は電子制御スロットル4よりも高速で開閉動作できるものを用いる。
内燃機関100のシリンダブロック1には、クランクシャフト24の回転速度を検出するクランク角センサ20と、冷却水の温度を検出する水温センサ19が設置されている。
エアフロメータ17、空燃比センサ18、水温センサ19、クランク角センサ20の各検出値はECU15に読み込まれる。ECU15には、この他にもアクセル開度を検出するアクセル開度センサ16の検出値も読み込まれる。
ECU15は、これらの検出値に基づいて電子制御スロットル4の開度、EGR弁12の開度、圧力制御弁6の開閉、燃料噴射量、点火時期等を制御する。
なお、ECU15は中央演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)及び入出力インタフェース(I/Oインタフェース)を備えたマイクロコンピュータで構成される。ECU15を複数のマイクロコンピュータで構成することも可能である。
ここで、圧力制御弁6の基本的な開閉動作について説明する。
吸気弁7が開いて吸気行程が始まっても、圧力制御弁6は閉じている。これにより、ピストン23の下降に伴って燃焼室101及び圧力制御弁6より下流側の吸気通路21では負圧が発生する。つまり、圧力制御弁6の上下流で差圧(以下、上下流差圧という)が発生する。
そして、負圧が発達したら圧力制御弁6を開く。具体的な開タイミングについては後述する。圧力制御弁6が開くと、圧力制御弁6の上流側の空気は、上下流差圧によって急速に燃焼室101へ引き込まれる。つまり、空気にはより大きな慣性が働くので、圧力制御弁6が無い場合に比べて多くの空気が燃焼室101へ供給される。つまり、慣性による過給効果が得られる。
その後、吸気脈動によって空気が燃焼室101から吸気通路21へ逆流しないように圧力制御弁6を閉じる。つまり、吸気弁7が開いてから閉じるまでの吸気行程のうち、実際に吸気を行なうのは、圧力制御弁が開いてから閉じるまでということになる。
なお、圧力制御弁6を開いていても、吸気弁7が閉じれば吸気工程は終了するので、圧力制御弁6の閉弁タイミングは、最も遅い場合で吸気弁7の閉弁タイミングと同時となる。
上記のような、圧力制御弁6の上下流差圧を利用した慣性過給を、インパルス過給と称する。インパルス過給は、吸気流速が低い低回転領域での出力を向上させるのに特に効果的である。
インパルス過給時の吸入空気量は、圧力制御弁6の開弁タイミングにおける上下流差圧と、圧力制御弁6の開弁期間により定まる。
圧力制御弁6の開弁タイミングが遅くなるほど上下流差圧が大きくなり、圧力制御弁6を開いたときに引き込まれる空気量は多くなる。しかし、圧力制御弁6の開弁タイミングが遅くなるほど圧力制御弁6の開弁期間が短くなる。このため、上下流差圧によって引き込んだ空気のすべてが燃焼室101に流入する前に圧力制御弁6を閉じることになるおそれがある。
すなわち、エンジン回転速度を一定とした場合の、吸入空気量が最大となる圧力制御弁6の開弁タイミング(以下、最適開弁タイミングという)及び閉弁タイミング(以下、最適閉弁タイミングという)が、上下流差圧と開弁期間との関係に基づいて定まる。なお、圧力制御弁6を開閉するクランク角度が同じでも、エンジン回転速度が高くなるほど圧力制御弁6が開弁している時間は短くなる。したがって、吸入空気量の目標値が同じでも、エンジン回転速度が高くなるほど最適開弁タイミングは早くなる。
そして、圧力制御弁6の開閉タイミングを、最適開弁タイミングまたは最適閉弁タイミングからずらすことで、吸入空気量を制御することができる。
なお、最適開弁タイミング及び最適閉弁タイミングは、吸気通路21の径や圧力制御弁6より下流側の吸気通路21の容積等によって異なる。
ところで、圧力制御弁6を、吸気通路21のEGR通路10が接続される位置よりも下流側に設置してインパルス過給を行なうと、より広い領域でEGRが実行可能になるという効果も得られる。以下、EGR実行可能領域を拡大する効果について説明する。なお、以下の説明におけるEGRは、EGR通路10等を介して排気通路22から吸気通路21へ還流させる外部EGRを意味する。
図1の構成から圧力制御弁6を除いた構成(以下、一般的な構成と称する。)では、電子制御スロットル4より下流側の吸気通路21の圧力と排気通路22の圧力との差圧を利用して、EGRガスを排気通路22から吸気通路21へ還流させる。このようなEGRガスの還流は、平均有効圧が300−700[kPa]程度のアイドル−低負荷領域であれば有効に機能する。
しかし、平均有効圧が700[kPa]を超えるような高負荷領域になると、電子制御スロットル4の開度が大きくなるため吸気通路21で負圧が発達しなくなり、還流可能なEGRガス量が大幅に減少してしまう。つまり、高負荷領域においては、EGRガス導入による燃焼温度の低下が望めない。そこで、高負荷領域でのノッキング対策として、圧縮比を低下させる等の方策をとる必要があり、結果的に燃焼効率を低下させることとなる。
これに対して、図1に示すように圧力制御弁6を設けると、上下流差圧によって空気が引き込まれる際に、EGRガスも引き込まれる。したがって、より高負荷領域までEGRガスを還流させることが可能となる。
次に圧力制御弁6の開閉制御について、具体的に説明する。
図2は、ECU15が実行する圧力制御弁6の制御ルーチンを示すフローチャートである。
ステップS100で、ECU15はエンジン回転速度Neが所定の低回転域であるか否かを判定する。これは、インパルス過給を実施する領域か否かを判断するためである。所定の低回転域は、インパルス過給でなければ達成できないような高トルクが要求される可能性があり、かつインパルス過給を実行可能な低回転域である。本実施形態では、例えば1200−2400[rpm]に設定する。
クランク角センサ20で検出したエンジン回転速度が所定の低回転域内であればステップS110の処理を実行する。所定の低回転域外であれば本ルーチンを終了し、圧力制御弁6を常時開弁状態として、一般的な内燃機関制御を実行する。
ステップS110で、ECU15はアクセル開度APO及びエンジン回転速度Neに基づいて目標トルクTe[Nm]を算出する。目標トルクTe[Nm]の具体的な算出方法は、一般的な内燃機関制御における目標トルクの算出方法と同様で、例えば、目標トルクTe[Nm]をアクセル開度APO[%]及びエンジン回転速度Ne[rpm]に割り付けたマップをECU15に格納しておき、これを検索する。
ステップS120で、ECU15は目標トルクTe[Nm]及びエンジン回転速度Ne[rpm]に基づいて目標EGR率tEGRR[%]、目標ブースト圧tBoost[kPa]を算出する。
目標EGR率tEGRR[%]は、図3(A)のマップを検索することにより算出する。図3(A)は縦軸を目標トルクTe[Nm]、横軸をエンジン回転速度Ne[rpm]とする目標EGR率マップの一例を示している。
目標トルクTe[Nm]がTe1[Nm]からTe2[Nm]の範囲が目標EGR率tEGRR=25%で最高の目標EGR率であり、目標トルクTe[Nm]がTe1[Nm]より低くなるほど、及び目標トルクTe[Nm]がTe2[Nm]より高くなるほど、目標EGR率tEGRR[%]が低くなっている。なお、Te1[Nm]は、例えば、平均有効圧が700[kPa]になる場合のトルクである。また、Te2[Nm]は、25%のEGR率でも当該トルクを実現するために必要な新気とEGRガスを燃焼室101へ導入可能なトルクの最大値である。したがって、Te2[Nm]を超えると、EGR率が25%のままでは新気とEGRガスのすべてを燃焼室101へ導入することが物理的に不可能になるので、目標EGR率tEGRR[%]は徐々に小さくなっている。
目標ブースト圧tBoost[kPa]は、図3(B)のマップを検索することにより算出する。図3(B)は縦軸を目標トルクTe[Nm]、横軸をエンジン回転速度Ne[rpm]とする目標ブースト圧マップの一例を示している。目標ブースト圧tBoostは目標トルクTeが最大のときに最大で、目標トルクTeが低くなるほど目標ブースト圧tBoostも低くなる。そして、目標トルクTe[Nm]がTe1[Nm]からTe2[Nm]の範囲で、目標ブースト圧tBoostは90[kPa]となっている。
本実施形態では、目標トルクTe[Nm]がTe1[Nm]からTe2[Nm]の範囲を、インパルス過給適用領域とする。
ステップS130で、ECU15は目標ブースト圧tBoost[kPa]に基づいて目標スロットル開度tTVO[°]を算出する。目標スロットル開度tTVO[°]は、目標ブースト圧tBoost[kPa]が高いほど大きくなる。
ステップS140で、ECU15は目標EGR率tEGRR[%]及び目標ブースト圧tBoost[kPa]に基づいて目標EGR弁開度tEGR[°]を算出する。目標EGR弁開度tEGR[°]は、目標ブースト圧tBoost[kPa]が一定であれば、目標EGR率tEGRR[%]が大きいほど大きくなり、目標EGR率tEGRR[%]が一定であれば、目標ブースト圧tBoost[kPa]が高いほど大きくなる。そこで、これらの特性に基づいて目標EGR弁開度tEGR[°]を算出する。
ステップS150で、ECU15は目標トルクTe[Nm]及び目標EGR率tEGRR[%]に基づいて、目標トルクTe[Nm]を実現するために必要な新気量と、目標EGR率tEGRR[%]を実現する為に必要なEGRガス量とを合わせた総ガス量tGAS[m]を算出する。新気量及びEGRガス量はともに一般的な内燃機関制御と同様の方法で算出することができる。
ステップS160で、ECU15は目標トルクTe[Nm]及び目標総ガス量tGAS[m]に基づいて圧力制御弁6の開閉タイミングを設定する。すなわち、目標トルクTe[Nm]がTe1[Nm]より小さければ圧力制御弁6を開弁状態に維持し、Te1[Nm]より大きければ目標総ガス量tGAS[m]を燃焼室101へ供給し得る開閉タイミングを設定する。
目標トルクTe[Nm]がTe1[Nm]より大きい場合は、例えば、まず、予め作成しておいたマップ等に基づいて、当該エンジン回転数Ne[rpm]におけるインパルス過給による最適開弁タイミング、最適閉弁タイミング、及び最大吸入空気量を算出する。そして、最大吸入空気量と目標総ガス量tGAS[m]の差に基づいて、開弁タイミングまたは閉弁タイミングのいずれか一方または両方を、最適開弁タイミングまたは最適閉弁タイミングからずらす。
次に、上述した構成及び制御による作用、効果について説明する。
一般的な構成の内燃機関の場合、排気通路22と吸気通路21の差圧を利用してEGRを実行するので、吸気通路21の負圧が小さくなるほど、つまり負荷が高くなるほど、還流可能なEGRガス量は低下する。
これに対して、本実施形態ではインパルス過給を利用してEGRガスを吸気通路21に引き込むので、高負荷域でも高いEGR率(例えば25[%])を維持することが可能である。その結果、高負荷域においてもEGRによって燃費の向上を図ることができる。
また、目標EGR率tEGRR[%]を一定に維持したまま、圧力制御弁6の開閉タイミングにより総ガス量tGASを制御するので、目標トルクTe[Nm]と目標EGR率tEGRR[%]を両立することができる。つまり、高負荷域においても、EGRによって燃焼温度を低下させ、ノッキングの発生を抑制することができる。
また、総ガス量tGASが、インパルス過給により燃焼室101へ送り込むことができる最大値を超える場合は、目標EGR率tEGRR[%]を低下させるので、吸入空気量を確保して目標トルクTeを実現することができる。
なお、EGR率が低下するとノッキング抑制効果が小さくなるので、EGR率の低下に応じて燃料噴射量を増量して、ノッキングの発生を抑制するようにしてもよい。または、内燃機関100の最大トルクを、図3(A)のTe2のように最大EGR率を維持できる上限のトルクに制限してもよい。
また、所定の負荷範囲(例えば、図3(A)、(B)のTe1[Nm]からTe2[Nm]の範囲)より低負荷側では、圧力制御弁6を開いた状態に維持し、インパルス過給を行なわない。すなわち、インパルス過給を行なわなくても目標トルクTeを実現できる領域では、圧力制御弁6は開いた状態に維持する。これにより、圧力制御弁6の作動頻度を低下させて、圧力制御弁6の劣化を抑制することができる。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるわけではなく、特許請求の範囲に記載の技術的思想の範囲内で様々な変更を成し得ることは言うまでもない。
1 シリンダブロック
2 シリンダヘッド
3 エアクリーナ
4 電子制御スロットル
5 コレクタタンク
6 圧力制御弁
7 吸気弁
8 排気弁
9 排気浄化触媒
10 EGR通路
11 EGRクーラ
12 EGR制御弁
13 燃料噴射弁
14 点火プラグ
15 コントロールユニット(ECU)
16 アクセル開度センサ
17 エアフロメータ
18 空燃比センサ
19 水温センサ
20 クランク角センサ
21 吸気通路
22 排気通路
23 ピストン
24 クランクシャフト
100 内燃機関

Claims (2)

  1. 吸気通路の燃焼室側開口部を開閉する吸気弁と、
    前記吸気通路の前記吸気弁より上流側に設けられ、前記吸気通路を開閉する圧力制御弁と、
    を備え、
    吸気行程開始後も前記圧力制御弁を閉じておくことにより、前記圧力制御弁より下流側の前記吸気通路内を負圧とし、その後前記圧力制御弁を開いて、前記圧力制御弁の上流と下流との差圧を利用した慣性過給を行なう内燃機関であって、
    前記燃焼室から排出された排気の一部を前記圧力制御弁より上流側の前記吸気通路へ還流させる排気還流通路を備え
    前記内燃機関の平均有効圧が予め設定した所定値以上で、かつ排気還流率を一定に維持した状態でも当該負荷を実現するために必要な新気と排気還流ガスとを燃焼室へ導入可能な負荷の最大値を上限とする所定負荷範囲で、排気還流率を一定に維持しつつ、前記圧力制御弁の開閉時期を変化させることで機関負荷を制御し、
    前記所定負荷範囲よりさらに高負荷側で、かつ前記所定負荷範囲と連続する領域では、排気還流率を前記所定負荷範囲よりも低下させることにより機関負荷を増大させることを特徴とする内燃機関。
  2. 前記所定負荷範囲より低負荷側で、かつ前記所定負荷範囲と連続する領域では、吸気行程中に前記圧力制御弁を開弁状態に維持する請求項に記載の内燃機関。
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