JP5948841B2 - 冷媒回路ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、冷媒回路ユニットに関する。
従来から、多室形空気調和装置における1または複数の室外機と複数の室内機との間に設けられる冷媒回路ユニットが知られている。冷媒回路ユニットは、多室形空気調和装置の冷媒回路の一部を構成する冷媒配管や電磁弁などを組合せたユニットで、室外機に接続される冷媒配管を各室内機に接続される複数の冷媒配管に分岐する分岐ユニットや、室外機に接続される2つの冷媒配管の一方を選択して室内機に接続することで、室内機の運転を冷房運転または暖房運転に切替える切替ユニットなどがある。
このような冷媒回路ユニットには、冷媒配管と、電磁コイルを有し冷媒配管に接続される複数の電磁弁と、冷媒配管と電磁弁とを収容する本体ケースと、複数の電磁弁の開閉を制御する制御基板を収容する電装品箱とを備えている。電磁弁には、開閉弁や電子膨張弁などが用いられ、本体ケースの内部には、収容される冷媒配管と電磁弁に結露が生じないように発泡断熱材が充填されている。この種の冷媒回路ユニットの一例として、本体ケースの外側に電磁コイルと電装品箱とを配置し、電磁コイルと電装品箱の点検や交換などのメンテナンスを可能にした分岐ユニットがある(例えば、特許文献1参照)。
この分岐ユニットは、冷媒配管の一部が本体ケースの左側板と右側板から導出され、複数の電磁弁が冷媒配管の導出方向である本体ケースの左右方向に一列に配置されており、これらの電磁弁は本体ケースの上下方向に立設されている。複数の電磁弁に有する各々の電磁コイルが、本体ケースの上面から露出し本体ケースの上面方向に突出されており、蓋により覆われるようになっている。また、電装品箱が、本体ケースの前面に取付けられている。
このように構成された分岐ユニットは、電磁コイルと電装品箱のメンテナンスを行うことができる反面、複数の電磁弁(開閉弁や電子膨張弁など)が本体ケースの左右方向に一列に配置されるとともに本体ケースの上下方向に立設され、かつ、複数の電磁コイルが本体ケースの上面方向に突出されているため、分岐ユニットが左右方向および上下方向に大きくなるという問題点があった。また、分岐ユニットは、複数の電磁コイルが露出する本体ケースの上面を覆わないように、電装品箱が本体ケースの前面に取付けられているため、分岐ユニットの建物への据付自由度に制限があるという問題点があった。
この分岐ユニットの大きさや建物への据付自由度の課題を解決した冷媒回路ユニットとして、本出願人は特願2011−240737に示す技術を提案している。この冷媒回路ユニットは、複数の電磁弁には弁本体がそれぞれ備えられ、各々の弁本体が有するシリンダ部を本体ケースから導出される冷媒配管の管軸と平行に本体ケースの一側面から突出させ、これらのシリンダ部に電磁コイルが取付けられるようにしたものである。
この冷媒回路ユニットでは、本体ケースの一側面から冷媒配管の管軸と平行に突出させたシリンダ部に電磁コイルが取付けられているため、冷媒回路ユニットを本体ケースの左右方向および上下方向に小型化することができ、電磁コイルの点検や交換などのメンテナンスを容易に行うことができる。また、シリンダ部を突出させた本体ケースの一側面を除いた他の側面のいずれかに電装品箱を取付けることができるため、冷媒回路ユニットの据付自由度を向上することができる。
しかしながら、このように構成された冷媒回路ユニットは、例えば、本体ケースを上ケースと下ケースから構成し、本体ケースの一側面から導出させる冷媒配管を一対の側板で挟み込むことによりシールを施すことはできるが、本体ケースに冷媒配管と電磁コイルとを上下方向に並列的に配置させて、同じ一側面から突出させるシリンダ部を一対の側板で挟み込むことによりシールを施すことができない。したがって、シールを施しながら冷媒配管とシリンダ部とを一対の側板に取付けることが難しく、一対の側板だけでは、同じ一側面を形成することができないという問題点があった。
特開2004−286288号公報
本発明は上記問題点に鑑み、冷媒回路ユニットの小型化および据付自由度の向上を図りつつ、本体ケースへの複数の冷媒配管や電磁弁の組立性を向上させることができる冷媒回路ユニットを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の冷媒回路ユニットは、複数の冷媒配管と冷媒配管に接続される弁本体と弁本体を開閉するシリンダ部とシリンダ部を駆動する電磁コイルとを備える複数の電磁弁とから構成された冷媒配管組と、冷媒配管組を収容する本体ケースとが設けられている。本体ケースは、上ケースと下ケースにより前面と背面と上面と下面と一方の側面と他方の側面とからなる箱状に形成されている。上ケースと下ケースは、一方の側面と他方の側面とをそれぞれ備えている。一方の側面および他方の側面には冷媒配管の先端を導出するための切欠部がそれぞれ形成されている。複数の冷媒配管は切欠部で挟持されている。シリンダ部は一方の側面の冷媒配管に平行となるように配置され、本体ケースには、シリンダ部を導出するための孔を備えたシリンダ部取付板が一方の側面よりも本体ケースの内側に配置されている。シリンダ取付板の孔から突出したシリンダ部に電磁コイルが取り付けられ、上ケースは、冷媒回路ユニットの組立時に前記電磁コイルが通過する空間を有している
また、複数の冷媒配管は、これらの冷媒配管に巻き付けられたシール部材を介して上ケースと下ケースに備えられたそれぞれの一方の側面、および、それぞれの他方の側面にそれぞれ形成された切欠部で挟持されている。
また、本体ケースの一側から本体ケースの内側までの寸法は、電磁コイルの高さの寸法よりも大きくなっている。
さらに、シリンダ部取付板には、本体ケースの一側に当接し空間を塞ぐ閉塞面が形成されている。
本発明の冷媒回路ユニットによれば、本体ケースには、一方の側面または他方の側面のいずれかの一側から導出される冷媒配管と平行になるようにシリンダ部を導出するための孔を備えたシリンダ部取付板が設けられているため、冷媒回路ユニットを本体ケースの左右方向および上下方向に小型化することができる。また、本体ケースの一方の側面および他方の側面を除いたその他の前面、背面、上面、下面のいずれかに電装品箱を取付けることができるため、冷媒回路ユニットの据付自由度を向上することができる。さらに、シリンダ部取付板は、本体ケースの一側よりも本体ケースの内側に配置され、本体ケースの内側には、冷媒回路ユニットの組立時に電磁コイルが通過する空間を有しているため、複数の冷媒配管や電磁弁を本体ケースに取付けるようにした冷媒回路ユニットの組立性を向上することができる。
本発明による冷媒回路ユニットを示す外観斜視図である。 冷媒回路ユニットの電磁コイルを覆う電磁コイル蓋を取外した状態を示す斜視図である。 冷媒回路ユニットの本体ケース内に部分的に収納される冷媒配管組を示す外観図である。 図3に示す外観図から構成を部分的に省略した説明図で、(a)は電磁コイルを省略した外観図、(b)は上側開閉弁群を省略した外観図である。 多室形空気調和装置の冷媒回路のうち、冷媒回路ユニットに対応する部分を示す冷媒回路図である。 電装品箱、電磁コイル蓋および吊り金具を省略した冷媒回路ユニットを右側から見た状態を示す分解斜視図である。 電装品箱、電磁コイル蓋および吊り金具を省略した冷媒回路ユニットを左側から見た状態を示す分解斜視図である。 シリンダ部取付板に冷媒配管組を取付けた組立ユニットを上ケースに取付ける様子を示す斜視図である。 シリンダ部取付板に冷媒配管組を取付けた組立ユニットを上ケースに取付けた後、上ケースに下ケースを取付ける様子を示す斜視図である。 シリンダ部取付板に冷媒配管組を取付けた組立ユニットを上ケースに取付けた後、上ケースに下ケースを取付けた状態を示す説明図で、(a)は冷媒回路ユニットを左側から見た状態を示す斜視図、(b)は冷媒回路ユニットを右側から見た状態を示す斜視図である。 シリンダ部取付板に冷媒配管組を取付けた組立ユニットを上ケースに取付ける様子を示す断面図である。 シリンダ部取付板に冷媒配管組を取付けた組立ユニットを上ケースに取付けた後、上ケースに下ケースを取付ける様子を示す断面図である。 シリンダ部取付板に冷媒配管組を取付けた組立ユニットを上ケースに取付けた後、上ケースに下ケースを取付けた状態を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。本発明による冷媒回路ユニットとして、1または複数の室外機と複数の室内機とが接続され、室内機毎に冷房運転と暖房運転とを選択できる、所謂冷暖房フリーの運転が行える多室形空気調和装置に用いられる切替ユニットを例に挙げて説明する。この切替ユニットは、室外機と室内機との間に設けられ、室外機に接続される2つの冷媒配管の一方を選択して室内機に接続することで、室内機の運転を冷房運転または暖房運転に切替えるものである。
本実施形態における多室形空気調和装置の切替ユニットは、1または複数の室外機と複数の室内機とが、高圧ガス管と低圧ガス管と液管とからなる3つの冷媒配管により接続された多室形空気調和装置に用いられ、室外機と室内機との間の高圧ガス管と低圧ガス管に室内機毎に接続される。なお、液管は切替ユニットから離され、独自に室外機と室内機との間に室内機毎に接続される。図1乃至図3に示すように、切替ユニット1は、前面11と背面12と上面13と下面14と左側面15(両側面の一方の側面)と右側面16(両側面の他方の側面)とからなる箱状に形成された本体ケース10を有している。切替ユニット1は、この本体ケース10に設けられた吊り金具20を建物に設けられた吊りボルトに固定することで、各室内機の近傍の天井裏や床下などのスラブ(据付対象物)に据付けられる。
本体ケース10の室内機側の左側面15には、室内機から延びるガス管に接続されるガス接続管30が導出されている。本体ケース10の室外機側の右側面16には、室外機から延びる高圧ガス管と低圧ガス管とにそれぞれ接続される高圧ガス接続管31と低圧ガス接続管32が導出されている。ガス接続管30は、本体ケース10の上側に配置され、高圧ガス接続管31と低圧ガス接続管32は、本体ケース10の下側に配置されている。ガス接続管30と高圧ガス接続管31と低圧ガス接続管32のそれぞれの管軸は、本体ケース10の左右方向に延びている。ガス接続管30と高圧ガス接続管31と低圧ガス接続管32のそれぞれは、室内機と室外機との間に接続される冷媒配管の一部を構成している。
本体ケース10の内部には、後述する上側開閉弁群(上側電磁弁群)に備えられた複数の電磁コイル401、411、421、後述する下側開閉弁群(下側電磁弁群)に備えられた複数の電磁コイル431、441、ガス接続管30、高圧ガス接続管31、低圧ガス接続管32などに結露が生じないように、本体ケース10の内部で発泡させた図示しない発泡断熱材が充填されている。本体ケース10の右側面16の上側には、図2に示すように、本体ケース10から取外し可能な電磁コイル蓋17が設けられており、電磁コイル蓋17を取外すことにより、シリンダ部取付板18に配置された複数の電磁コイル401、411、421、431、441が露出し、これらの電磁コイル401、411、421、431、441の点検や交換などのメンテナンスが可能になっている。シリンダ部取付板18は、高圧ガス接続管31と低圧ガス接続管32が導出される本体ケース10の右側面16と当接する側が折り曲げられ、本体ケース10の右側面16よりも本体ケース10の内側に凹むように配置されている。このシリンダ部取付板18に複数の電磁コイル401、411、421、431、441が配置されるため、電磁コイル401、411、421、431、441のメンテナンスを行わないときは、図1に示すように、複数の電磁コイル401、411、421、431、441を電磁コイル蓋17により覆い、電磁コイル蓋17が本体ケース10の右側面16に揃うようにしている。なお、本体ケース10が天井裏や床下などに設置されるので、複数の電磁コイル401、411、421、431、441を電磁コイル蓋17により覆うことで、複数の電磁コイル401、411、421、431、441を外気や埃などから保護するようにしている。
以上のように、本体ケース10には、本体ケース10の右側面16よりも内側に凹むように配置されたシリンダ部取付板18から複数の電磁コイル401、411、421、431、441が露出するようになっている。この結果、切替ユニット1は、背景技術に示すように、複数の電磁コイルが本体ケースの上面方向に突出していないため、本体ケース10の右側面16から導出される高圧ガス接続管31および低圧ガス接続管32の向きである本体ケース10の左右方向から複数の電磁コイル401、411、421、431、441の点検や交換を行うことができる。
本体ケース10の内部には、図2乃至図5に示すように、ガス接続管30、高圧ガス接続管31、低圧ガス接続管32、上側開閉弁群V1および下側開閉弁群V2などから構成された冷媒配管組Pが部分的に収容されている。本体ケース10の内部において、ガス接続管30は、上側開閉弁群V1および下側開閉弁群V2を介して高圧ガス接続管31および低圧ガス接続管32と接続されている。図5に示すように、ガス接続管30と高圧ガス接続管31との間に、上側開閉弁群V1を構成する後述の開閉弁40と下側開閉弁群V2を構成する後述の開閉弁43とが並列に接続されている。また、ガス接続管30と低圧ガス接続管32との間に、上側開閉弁群V1を構成する後述の開閉弁41、42と下側開閉弁群V2を構成する後述の開閉弁44とが並列に接続されている。なお、開閉弁40、41、42は、接続される室内機の種類や用途などによって電子膨張弁などの電磁弁が接続されていてもよい。
上側開閉弁群V1は、本体ケース10の上側に配置される複数の開閉弁40、41、42から構成され、開閉弁40が室内機を暖房運転に切替え、開閉弁41、42が室内機を冷房運転に切替えるようになっている。室内機を暖房運転に切替える場合、開閉弁40を開いて開閉弁41、42を閉じ、室内機を冷房運転に切替える場合、開閉弁41、42を開いて開閉弁40を閉じる。開閉弁40、41、42は室内機の運転を切替える用途で主の電磁弁として動作する。図5に示すように、開閉弁40は、ガス接続管30と高圧ガス接続管31の間に接続されており、開閉弁41、42は、ガス接続管30と低圧ガス接続管32がそれぞれ分岐される分岐管に接続されている。ガス接続管30と低圧ガス接続管32をそれぞれ分岐管で分岐することにより、ガス接続管30から低圧ガス接続管32に流れる冷媒の流量を、分岐管で冷媒を分流することで流量を少なくし冷媒の圧力を減圧することができる。この結果、室内機の冷房運転の際の冷媒音を低減している。それぞれの開閉弁40、41、42には、弁本体400、410、420と、電磁コイル401、411、421とを備えている。
それぞれの弁本体400、410、420は、図2に示すシリンダ部取付板18に沿うように本体ケース10の内部に配置され、図4に示すように、弁の開閉を駆動するシリンダ部402、412、422と、一方の接続部403、413、423と、他方の接続部404、414、424とを備えている。弁本体400は、一方の接続部403が本体ケース10の左方向に延びて高圧ガス管31に接続され、他方の接続部404が本体ケース10の下方向に延びてガス管30に接続されており、弁本体410、420は、一方の接続部413、423が本体ケース10の左方向に延びてガス管30に接続され、他方の接続部414、424が本体ケース10の下方向に延びて低圧ガス管32に接続されている。弁本体420は、他方の接続部424が鉛直に延びる縦接続管320を介して水平に延びる低圧ガス管32に接続されている。それぞれのシリンダ部402、412、422は、本体ケース10の左右方向に延び、かつ、本体ケース10の左側面15から導出されるガス接続管30と本体ケース10の右側面16から導出される高圧ガス接続管31および低圧ガス接続管32の管軸に対して平行になるように導出するための後述する孔を備えたシリンダ部取付板18へ取付けられる。
それぞれの電磁コイル401、411、421は、シリンダ部402、412、422に挿入するための後述する孔を備えており、図2および図3に示すように、シリンダ部402、412、422に挿入されることで弁本体400、410、420に取付けられている。
下側開閉弁群V2は、上側開閉弁群V1よりも下側であって高圧ガス接続管31および低圧ガス接続管32よりも上側に配置される複数の開閉弁43、44から構成され、開閉弁43と開閉弁44とは、図5に示すように、直列に接続されており、開閉弁43が高圧ガス接続管31に接続され、開閉弁44が低圧ガス接続管32に接続されている。開閉弁43には、室内機の運転を切替える場合に、高圧ガス接続管31と低圧ガス接続管32との間の冷媒の圧力を均圧にするための手段であるキャピラリーチューブ45が並列に接続されている。開閉弁43と開閉弁44との接続点には、室内機の運転を切替える場合に、高圧ガス接続管31と低圧ガス接続管32との間の冷媒の圧力を均圧にするための手段であるキャピラリーチューブ46が接続されており、このキャピラリーチューブ46がガス接続管30に接続されている。開閉弁43、44は室内機の運転の際に冷媒の圧力を均圧にする用途で補助の電磁弁として動作する。それぞれの開閉弁43、44には、弁本体430、440と、電磁コイル431、441とを備えている。
それぞれの弁本体430、440は、図2に示すシリンダ部取付板18に沿うように本体ケース10の内部に配置され、図4に示すように、弁の開閉を駆動するシリンダ部432、442と、一方の接続部433、443と、他方の接続部434、444とを備えている。弁本体430は、一方の接続部433が本体ケース10の上方向に延びて高圧ガス管31に接続され、他方の接続部434が本体ケース10の左方向に延びてガス管30に接続されており、弁本体440は、一方の接続部443が本体ケース10の上方向に延びてガス管30に接続され、他方の接続部444が本体ケース10の左方向に延びて低圧ガス管32に接続されている。それぞれのシリンダ部432、442は、シリンダ部402、412、422と同様に、本体ケース10の左右方向に延び、かつ、本体ケース10の左側面15から導出されるガス接続管30と本体ケース10の右側面16から導出される高圧ガス接続管31および低圧ガス接続管32の管軸に対して平行になるように設けられる。
それぞれの電磁コイル431、441は、シリンダ部432、442に挿入するための後述する孔を備えており、図2および図3に示すように、シリンダ部432、442に挿入されることで弁本体430、440に取付けられている。
以上のように、本体ケース10には、高圧ガス接続管31および低圧ガス接続管32と平行になるようにシリンダ部402、412、422、432、442を導出するためのシリンダ部取付板18が設けられている。この結果、切替ユニット1は、背景技術に示すように、複数の電磁弁が本体ケースの左右方向に一列に並び、本体ケースの上下方向に立設し、かつ、複数の電磁コイルが本体ケースの上面方向に突出するように配置されていないため、図1に示すように、本体ユニット10の左右方向の寸法L1と上下方向の寸法L2を小さくすることができ、切替ユニット1を本体ケース10の左右方向および上下方向に小型化することができる。また、本発明の切替ユニット1では、室内機の冷房運転の際の冷媒音を低減する用途に、本体ケース10の内部に開閉弁を増設する場合にも、上側開閉弁群V1として本体ケース10の前後方向に大きくなるだけであり、本体ケース10の左右方向および上下方向の大きさを維持することができる。
また、上側開閉弁群V1を構成する主の開閉弁40、41、42および下側開閉弁群V2を構成する補助の開閉弁43、44は、図3および図4に示すように、それぞれの弁本体400、410、420、430、440に備えた全てのシリンダ部402、412、422、432、442が図2に示すシリンダ部取付板18から導出されるように配置されている。そして、シリンダ部取付板18から導出されたシリンダ部402、412、422、432、442に取付けられる電磁コイル401、411、421、431、441のそれぞれの側面が揃うように、それぞれのシリンダ部402、412、422、432、442が、本体ケース10の前後方向に所定の間隔をもって配置されている。
開閉弁43、44は、冷媒の圧力を均圧にするためのキャピラリーチューブ45、46に接続されることから、キャピラリーチューブ45、46に使用される径の小さな配管に合わせて、弁本体430、440の一方の接続部433、443および他方の接続部434、444の径がそれぞれ小さいものでよい。この結果、開閉弁43、44における弁本体430、440の一方の接続部433、443および他方の接続部434、444のそれぞれの径は、開閉弁40、41、42における弁本体400、410、420の一方の接続部403、413、423および他方の接続部404、414、424のそれぞれの径よりも小さいため、開閉弁40、41、42と、高圧ガス接続管31および低圧ガス接続管32との間のスペースに開閉弁43、44を配置することができる。そして、開閉弁43、44における弁本体430、440の一方の接続部433、443はそれぞれ、開閉弁40、41、42における弁本体400、410、420の他方の接続部404、414、424のそれぞれの間に挟まれるように配置することができる。この結果、下側開閉弁群V2の開閉弁43、44に備えるシリンダ部432、442は、上側開閉弁群V1の開閉弁40、41、42に備えるシリンダ部402、412、422の間に配置することができる。以上のように上側開閉弁群V1および下側開閉弁群V2を配置すると、本体ケース10の大きさは、開閉弁40、41、42に備える電磁コイル401、411、421が並ぶ前後方向の寸法と、開閉弁42に備える弁本体420から低圧ガス接続管32までの上下方向の寸法におさめられる。従って、上述の本体ケース10の左右方向および上下方向の小型化に加え、さらに本体ケース10の前後方向および上下方向の小型化を図ることができる。
以上説明してきた本体ケース10は天井裏や床下などに設置されるので、冷媒配管組Pが部分的に収容された本体ケース10の内部に発泡断熱材が充填されている。電磁コイル401、411、421、431、441も発泡断熱材で充填させる方がよいが、収容される部品と比べて壊れる可能性が高いため、電磁コイル401、411、421、431、441のみをシリンダ部取付板18から露出させてメンテナンスを行えるようにしている。また、シリンダ部取付板18は本体ケース10の右側面16と当接する側が折り曲げられ内側に凹むように配置されるので、本体ケース10の右側面16の内側まで発泡断熱材が充填されている。電磁コイル401、411、421、431、441が高圧ガス接続管31または低圧ガス接続管32との間で発泡断熱材によって断熱されるため、複数の電磁コイル401、411、421、431、441に結露が発生しないようになっている。
本体ケース10の前面11には、図1および図2に示すように、複数の開閉弁40、41、42、43、44の開閉を制御する図示しない制御基板を収容する電装品箱50が配置されている。なお、本発明はこれに限らず、電装品箱50が本体ケース10から離れた位置に配置されてもよい。電装品箱50には、板金製でそれぞれコ字形状に形成された電装品箱本体51と電装品箱カバー52とを備えている。電装品箱本体51は、一方の側面が本体ケース10の前面11に図示しないネジで取付けられるとともに、他方の側面に図示しない制御基板が搭載されている。電装品箱本体51に搭載される制御基板の電気回路と、複数の電磁コイル401、411、421、431、441とは、図3に示すリード線421a、441a(図示されているリード線のみ符号を付与)で電気的に接続されている。電装品箱カバー52は、制御基板を覆うように電装品箱本体51にネジで取付けられている。電装品箱カバー52は、電装品箱本体51から取外し可能になっており、制御基板の点検や交換ができるようになっている。
なお、電装品箱50は、本体ケース10の前面11の他に、本体ケース10の背面12や上面13にも取付けることが可能である。電装品箱50を本体ケース10の背面12に取付ける場合、本体ケース10の前面11に取付けられた状態から上下を反転させた状態で図示しないネジで取付けることができる。この結果、例えば、吊り金具20を用いて切替ユニット1を天井裏のスラブに据付ける際、本体ケース10の前面11または背面12を選択し、本体ケース10に電装品箱50を配置することができる。電装品箱50を本体ケース10の上面13に取付ける場合、本体ケース10に設けられた吊り金具20を本体ケース10の前面14に沿うように取付けた状態で、本体ケース10の上面13に図示しないネジで取付けることができる。この結果、例えば、吊り金具20を壁掛け金具として利用でき、壁掛け金具を用いて切替ユニット1を建物の壁に据付ける際、本体ケース10の上面13を選択し、本体ケース10に電装品箱50を配置することができる。
このように、電装品箱50は、ガス接続管30、高圧ガス接続管31および低圧ガス接続管32が導出せず、複数の電磁コイル401、411、421、431、441が配置されていない本体ケース10の前面11、背面12、上面13のいずれかの側面に選択的に取付け可能になっている。従って、本実施形態による多室形空気調和装置の切替ユニット1では、天井裏、床下、壁などの各種の据付場所を選択したり、ガス接続管30と、高圧ガス接続管31および低圧ガス接続管32とを左右で反転して置換えたりすることができるため、切替ユニット1の据付自由度を向上することができる。
次に、本体ケース10の構成について図6および図7を用いて具体的に説明し、その後、切替ユニット1の組立方法について図8乃至図13を用いて説明する。なお、図6乃至図13では、切替ユニット1は、その据付状態とは上下を逆にして組立てるため、後述する上ケースおよび下ケース、シリンダ部取付板18、冷媒配管組P、電磁コイル401、411、421、431、441をそれぞれ上下を逆に示す。本体ケース10は、図6および図7に示すように、上ケースC1と下ケースC2とシリンダ部取付板18とを備えている。上ケースC1は、折り曲げて形成された前面11、背面12、上面13および左側面150と、左側面150に対向し前面11と背面12に橋渡されるように取付けられた右側面160とを備えている。下ケースC2は、折り曲げて形成された下面14、左側面151および右側面161を備えている。
上ケースC1に備えられた左側面150は、ガス接続管30を導出する切欠部150aが形成されている。上ケースC1に備えられた右側面160は、背面12の側に高圧ガス接続管31を導出する切欠部160aと前面11の側に低圧ガス接続管32を導出する切欠部160bとが形成されている。
上ケースC1には、上ケースC1に備えられた右側面160よりも内側に、シリンダ部取付板18と、シリンダ部402、412、422、432、442と、電磁コイル401、411、421、431、441を互いに組立てたときの開閉弁組立部U1が通過する空間Aを有している。また、上ケースC1に備えられた前面11と背面12には、上ケースC1に備えられた右側面160よりも内側に、シリンダ部取付板18に備えられた後述するシリンダ部取付面180および閉鎖面182にそれぞれ当接するフランジ部111、121が形成されている。
下ケースC2に備えられた左側面151は、ガス接続管30を導出する切欠部151aが形成されている。下ケースC2に備えられた右側面161は、背面12の側に高圧ガス接続管31を導出する切欠部161aと、前面11の側に低圧ガス接続管32を導出する切欠部161bとが形成されている。
シリンダ部取付板18は、折り曲げて形成されたシリンダ部取付面180および閉鎖面182を備えている。シリンダ部取付面180は、複数のシリンダ部402、412、422、432、442をそれぞれ導出する複数の孔181、181、・・・が形成されている。閉鎖面182は、上ケースC1が有する空間Aを塞ぐ側面になっている。また、閉鎖面182のシリンダ部取付面180から上ケースC1に備えられた右側面160までの長さは、電磁コイル401、411、421、431、441の高さよりも大きくなっている。シリンダ部取付面180と閉鎖面182の周縁には、シリンダ部取付板18を上ケースC1に備えられた右側面160よりも本体ケース10の内側に配置するために、上ケースC1に備えられた前面11、背面12、上面13、右側面160にそれぞれ当接するフランジ部183、183、・・・が形成されている。
複数のシリンダ部402、412、422、432、442に対向するシリンダ部取付面180の内面側には、シリンダ部取付板18と複数のシリンダ部402、412、422、432、442の間の隙間を塞ぎ、本体ケース10と外部を遮断する板形状のシール部材S18が貼り付けられている。シール部材S18には、複数のシリンダ部402、412、422、432、442をそれぞれ導出する複数の孔S181、S181、・・・が形成されている。複数の孔S181、S181、・・・は、その直径が複数のシリンダ部402、412、422、432、442の直径よりも小さくなっている。
冷媒配管組Pを構成しているガス接続管30、高圧ガス接続管31、低圧ガス接続管32には、本体ケース10とガス接続管30、高圧ガス接続管31および低圧ガス接続管32との間の隙間を塞ぎ、本体ケース10と外部を遮断する筒形状のシール部材S30、S31、S32がそれぞれ巻き付けられている。シール部材S30の巻き付け位置は、上ケースC1に備えられた左側面150に形成した切欠部150aおよび下ケースC2に備えられた左側面151に形成した切欠部151aと当接する位置になっている。シール部材S31の巻き付け位置は、上ケースC1に備えられた右側面160に形成した切欠部160aおよび下ケースC2に備えられた右側面161に形成した切欠部161aと当接する位置になっている。シール部材S32の巻き付け位置は、上ケースC1に備えられた右側面160に形成した切欠部160bおよび下ケースC2に備えられた右側面161に形成した切欠部161bと当接する位置になっている。電磁コイル401、411、421、431、441には、シリンダ部402、412、422、432、442に挿入される孔401a、411a、421a、431a、441aがそれぞれ形成されている。
以上のように構成された上ケースC1、下ケースC2、シリンダ部取付板18、冷媒配管組P、電磁コイル401、411、421、431、441によって切替ユニット1を組立てる方法について図8乃至図13を用いて具体的に説明する。始めに、図8および図11に示すように、冷媒配管組Pをシリンダ部取付板18に取付ける。シリンダ部402、412、422、432、442をシール部材S18に形成された孔S181、S181、・・・(図7参照)およびシリンダ部取付面180に形成された孔181、181、・・・(図6参照)に挿入し、シリンダ部402、412、422、432、442をシリンダ部取付面180の外面側から突出させる。シリンダ部402、412、422、432、442を電磁コイル401、411、421、431、441に形成された孔401a、411a、421a、431a、441aに挿入し、電磁コイル401、411、421、431、441をシリンダ部402、412、422、432、442に取付ける(図8では電磁コイル省略)。この結果、冷媒配管組Pをシリンダ部取付板18に取付けた配管組立ユニットU2が出来上がり、シール部材S18が冷媒配管組Pの方向に押しつけられた状態となる。
次に、図8、図9、図11および図12に示すように、配管組立ユニットU2を上ケースC1に取付ける。開閉弁組立部U1が上ケースC1に形成された空間Aを通過するように、配管組立ユニットU2を鉛直方向から上ケースC1の中に入れる(図8および図9では電磁コイル省略)。配管組立ユニットU2を上ケースC1に取付けるにあたって、開閉弁組立部U1を鉛直方向から上ケースC1の中に下ろすには、高圧ガス接続管31や低圧ガス接続管32を導出する上ケースC1に備えられた右側面160よりも、開閉弁組立部U1であるシリンダ取付板18および電磁コイル401、411、421、431、441が上ケースC1の内側になければならない。また、高圧ガス接続管31や低圧ガス接続管32に巻き付けられたシール部材S31、S32は、上ケースC1に備えられた右側面160に形成された切欠部160a、160bの幅よりも大きな筒の径になるため、この右側面160に形成された切欠部160a、160bに嵌め合わせるにあたって、上下方向には動かすことができるが、左右方向にはほとんど動かすことができない。このような理由から上ケースC1に空間Aが形成されており、シリンダ部取付板18と電磁コイル401、411、421、431、441とは、この空間Aをスムーズに通過可能な寸法関係になっている。したがって、シリンダ部取付板18に備えられたシリンダ部取付面180(本体ケース10の内側)から上ケースC1に備えられた右側面160まで延びるシリンダ部取付板18に備えられた閉鎖面182の寸法L3が、電磁コイル401、411、421、431、441の高さの寸法L4よりも大きくなるように設定されている。配管組立ユニットU2を鉛直方向から上ケースC1の中に入れた時、シリンダ部取付面180および閉鎖面182を前面11および背面12に形成されたフランジ部111、112にそれぞれ当接させるとともに、シリンダ部取付面180および閉鎖面182に形成されたフランジ部183、183、・・・を前面11、背面12、上面13、右側面160にそれぞれ当接させる。さらに、シール部材S30、S31、S32を左側面150と右側面160に形成された切欠部150a、160a、160bにそれぞれ嵌め合わせる。その後、シリンダ部取付板18を上ケースC1に図示しないネジにより固定させる。
この結果、配管組立ユニットU2を上ケースC1に取付けた上ケース組立ユニットU3が出来上がり、シリンダ部取付板18が上ケースC1に備えられた右側面160よりも上ケースC1の内側に配置された状態となる。また、シリンダ部取付板18の配置によって、上ケースC1に形成された空間Aが閉鎖面182で塞がれた状態となるとともに、電磁コイル401、411、421、431、441を除く冷媒配管組Pと電磁コイル401、411、421、431、441がシリンダ部取付板18で区画された状態となる。
次に、図9、図10、図12および図13に示すように、下ケースC2を上ケース組立ユニットU3に取付ける。下ケースC2に備えられた左側面151および右側面161が、上ケースC1に備えられた左側面150および右側面160にそれぞれ対向するように、下ケースC2を鉛直方向から上ケースC1に組付ける。この時、下ケースC2に備えられた左側面151および右側面161の外面側を上ケースC1に備えられた左側面150および右側面160の内面側にそれぞれ当接させ、下ケースC2に備えられた左側面151および右側面161を上ケースC1に備えられた左側面150および右側面160にそれぞれ重ね合わせる。さらに、シール部材S30、S31、S32を下ケースC2に備えられた左側面151と右側面161に形成された切欠部151a、161a、161bにそれぞれ嵌め合わせる。そして、下ケースC2を上ケースC1に図示しないネジにより固定して上下を逆にした状態としたのち、図1および図2に示す上ケースC1に備えられた上面13に形成した注入口131から図示しない発泡断熱材の原液を注入し、上ケースC1と下ケースC2とシリンダ部取付板18とで取り囲まれる本体ケース10の内部で発泡させて、発泡断熱材を本体ケース10の内部に充填させる。
この結果、図10および図13に示すように、下ケースC2を上ケース組立ユニットU3に取付けた切替ユニット1が出来上がり、ガス接続管30がシール部材S30を介して下ケースC2と上ケースC1に備えられたそれぞれの左側面150、151にそれぞれ形成された切欠部150a、151aで挟持され、高圧ガス接続管31、低圧ガス接続管32がシール部材S31、S32を介して下ケースC2と上ケースC1に備えられたそれぞれの右側面160、161にそれぞれ形成された切欠部160a、160b、161a、161bで挟持された状態となる。このように、下ケースC2に備えられた左側面151および右側面161と、上ケースC1に備えられた左側面150および右側面160とがそれぞれ重ね合わさった状態で、ガス接続管30、高圧ガス接続管31、低圧ガス接続管32がシール部材S30、S31、S32を介して挟持されるため、本体ケース10の外部に発泡断熱材が漏れない。
以上説明してきた本発明の切替ユニット1によれば、本体ケース10は、上ケースC1と下ケースC2により前面11と背面12と上面13と下面14と両側面とからなる箱状に形成され、上ケースC1と下ケースC2は、両側面の一方の左側面150、151と他方の右側面160、161とをそれぞれ備えている。冷媒配管組Pを構成しているガス接続管30、高圧ガス接続管31、低圧ガス接続管32は、上ケースC1と下ケースC2に備えられたそれぞれの左側面150、151と右側面160、161とから導出され、弁本体400、410、420、430、440が有するシリンダ部402、412、422、432、442には、電磁コイル401、411、421、431、441が取付けられている。
本体ケース10には、上ケースC1と下ケースC2に備えられたそれぞれの右側面160、161から導出される高圧ガス接続管31、低圧ガス接続管32と平行になるようにシリンダ部402、412、422、432、442を導出するための孔181、181、・・・を備えたシリンダ部取付板18が設けられ、シリンダ部取付板18は、上ケースC1と下ケースC2に備えられたそれぞれの右側面160、161よりも本体ケース10の内側に配置されている。本体ケース10の内側には、切替ユニット1の組立時に電磁コイル401、411、421、431、441が通過する空間Aを有している。ガス接続管30は、上ケースC1と下ケースC2に備えられたそれぞれの左側面150、151にそれぞれ形成された切欠部150a、151aで挟持され、高圧ガス接続管31、低圧ガス接続管32は、上ケースC1と下ケースC2に備えられたそれぞれの右側面160、161にそれぞれ形成された切欠部160a、160b、161a、161bで挟持されている。
したがって、本発明の切替ユニット1では、ガス接続管30は、上ケースC1と下ケースC2に備えられたそれぞれの左側面150、151にそれぞれ形成された切欠部150a、151aで挟持されてそれぞれの左側面150、151から導出されている。また、高圧ガス接続管31、低圧ガス接続管32は、上ケースC1と下ケースC2に備えられたそれぞれの右側面160、161にそれぞれ形成された切欠部160a、160b、161a、161bで挟持されてそれぞれの右側面160、161から導出されている。さらに、シリンダ部402、412、422、432、442は、上ケースC1と下ケースC2に備えられたそれぞれの右側面160、161よりも本体ケース10の内側に配置されたシリンダ部取付板18から導出されている。この結果、本発明の切替ユニット1では、高圧ガス接続管31および低圧ガス接続管32と、電磁コイル401、411、421、431、441とを、本体ケース10の上下方向に並列的に配置するようになっているが、高圧ガス接続管31および低圧ガス接続管32や、複数の開閉弁40、41、42、43、44を本体ケース10に取付けるようにした切替ユニット1の組立性を向上することができる。
なお、本実施形態における切替ユニット1では、本体ケース10として、上ケースC1と下ケースC2に備えられたそれぞれの右側面160、161から導出される高圧ガス接続管31および低圧ガス接続管32と平行になるようにシリンダ部402、412、422、432、442を導出する孔181、181、・・・を備えたシリンダ部取付板18を設けるようにしたが、本発明はこれに限らない。例えば、本体ケース10として、上ケースC1と下ケースC2に備えられたそれぞれの左側面から導出されるガス接続管30と平行になるようにシリンダ部402、412、422、432、442を導出する複数の孔を備えたシリンダ部取付板を設けるようにしてもよい。この場合には、シリンダ部取付板が上ケースC1と下ケースC2に備えられたそれぞれの左側面よりも本体ケース10の内側に配置されるようにする。
また、本実施形態における切替ユニット1では、1または複数の室外機と複数の室内機とが接続される3つの冷媒配管のうち、液管は切替ユニット1から離して、独自に室外機と室内機との間に室外機毎に接続されるようにしたが、本発明はこれに限らない。例えば、本体ケース10の内部に液接続管も収容するようにしてもよい。この場合には、上ケースC1と下ケースC2の室内機側に備えられたそれぞれの左側面から、室内機から延びるガス管に接続されるガス接続管30と、室内機から延びる液管に接続される液接続管の一端とを導出させる。また、上ケースC1と下ケースC2の室外機側に備えられたそれぞれの右側面から、室外機から延びる高圧ガス管および低圧ガス管に接続される高圧ガス接続管31および低圧ガス接続管32と、室外機から延びる液管に接続される液接続管の他端とを導出させる。
さらに、本実施形態では冷媒回路ユニットとして、冷暖房フリーの運転が行える多室形空気調和装置に用いられる切替ユニット1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、多室形空気調和装置に用いられ、室外機に接続される冷媒配管を各室内機に接続される複数の冷媒配管に分岐する分岐ユニットなど、複数の冷媒配管と複数の電磁弁を組み合わせて構成した冷媒回路ユニットにおいて適用可能である。
1 切替ユニット
10 本体ケース
11 前面
111 フランジ部
12 背面
121 フランジ部
13 上面
131 注入口
14 下面
15、150、151 左側面
150a、151a 切欠部
16、160、161 右側面
160a、160b、161a、161b 切欠部
17 電磁コイル蓋
18 シリンダ部取付板
180 シリンダ部取付面
181 孔
182 閉塞面
183 フランジ部
20 吊り金具(壁掛け金具)
30 ガス接続管(冷媒配管の一部)
31 高圧ガス接続管(冷媒配管の一部)
32 低圧ガス接続管(冷媒配管の一部)
40〜44 開閉弁
400、410、420、430、440 弁本体
401、411、421、431、441 電磁コイル
401a、411a、421a、431a、441a 孔
421a、441a リード線
402、412、422、432、442 シリンダ部
403、413、423、433、443 一方の接続部
404、414、424、434、444 他方の接続部
45、46 キャピラリーチューブ
50 電装品箱
51 電装品箱本体
52 電装品箱カバー
A 電磁コイル401、411、421、431、441が通過する空間
L1 本体ケース10の左右方向の寸法
L2 本体ケース10の上下方向の寸法
L3 右側面16からシリンダ部取付板18までの寸法
L4 電磁コイル401、411、421、431、441の高さの寸法
C1 上ケース
C2 下ケース
P 冷媒配管組
S スラブ
S18 シール部材
S181 孔
S30、S31、S32 シール部材
U1 開閉弁組立部
U2 配管組立ユニット
U3 上ケース組立ユニット
V1 上側開閉弁群
V2 下側開閉弁群

Claims (1)

  1. 複数の冷媒配管と、前記冷媒配管に接続される弁本体と前記弁本体を開閉するシリンダ部と前記シリンダ部を駆動する電磁コイルとを備える複数の電磁弁とから構成された冷媒配管組と、前記冷媒配管組を収容する本体ケースとからなる冷媒回路ユニットであって、
    前記本体ケースは、上ケースと下ケースにより前面と背面と上面と下面と一方の側面と他方の側面とからなる箱状に形成され、
    前記上ケースと前記下ケースは、前記一方の側面と前記他方の側面とをそれぞれ備え、
    前記一方の側面および前記他方の側面には前記冷媒配管の先端を導出するための切欠部がそれぞれ形成され、前記複数の冷媒配管は前記切欠部で挟持され、
    前記シリンダ部は前記一方の側面の前記冷媒配管に平行となるように配置され、前記本体ケースには、前記シリンダ部を導出するための孔を備えたシリンダ部取付板が前記一方の側面よりも本体ケースの内側に配置され、前記シリンダ取付板の前記孔から突出した前記シリンダ部に前記電磁コイルが取り付けられ、
    前記上ケースは、前記冷媒回路ユニットの組立時に前記電磁コイルが通過する空間を有することを特徴とする冷媒回路ユニット。
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