JP5948595B2 - 電力管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、電力管理システムのコントローラに不具合が発生した際の電力管理システムに関する。
電力管理において、負荷の電力消費に合わせて、発電や送電を効率的に行うことが好ましい。特開2008−136259号公報には、ネットワークシステムのための電源システムが示されている。この電源システムには通信回線に接続された複数の太陽光発電電源システムと、日射量等の気象情報を測定し、太陽光発電電源システムに送信する情報源装置とを含む構成が述べられている。これによって、高精度に予測された発電量に基づいて負荷装置の駆動を効率よく行うことができると開示される。
負荷の電力消費が変動する場合、ピーク電力が過大となって電力需要過多になることがあり、また、電力供給がそれに対応しきれないことも生じ得る。蓄電装置はこの電力需給を平均化するために用いることができる。蓄電装置としては、リチウムイオン電池のような2次電池を用いることができる。特開2006−140094号公報には、リチウムイオン電池の管理装置として、リチウムイオン電池の充放電電流の測定値、温度の測定値、商用電源の給電の情報に基づいて、リチウムイオン電池の充放電の状態を判断し、リチウムイオン電池の残存容量を算出すると開示される。
特開2008−136259号公報 特開2006−140094号公報
蓄電装置を用いることで、負荷の電力消費に関する電力需給を平均化することが可能であるが、リチウムイオン電池等の2次電池は、単位セルと呼ばれる単位蓄電池の端子間電圧が1Vから4V程度で、その充放電電流容量も小さい。そこで、単位セルを複数個用いる組電池が用いられるが、負荷の電力消費によっては、その組電池を多数組み合わせて用いることが必要になる。例えば、工場規模で電力平均化を行うために1MWh程度の蓄電池容量が必要とすると、リチウムイオン電池の単位セルを数百個組み合わせた組電池パックを用いるとして、その組電池パックが数百個必要である。
このように、取り扱う電力の規模が大きくなるにつれて、必要な蓄電池の数が増加し、その充放電制御などの電力管理が複雑化する。
本発明の一観点は、複数の蓄電池を含む蓄電池集合体の電力管理システムにおいて、蓄電池集合体は、単位蓄電池を含んで構成された蓄電池ユニットの階層と、複数の蓄電池ユニットを含んで構成されたユニット群の階層とで構成され、
蓄電池ユニットの充放電制御を行うサブコントローラと、ユニット群に含まれる複数のサブコントローラをまとめて管理するマスタコントーラとを備えており、マスタコントローラの不具合の発生を判断した場合、予め定めた代替特定基準に従って、複数のサブコントローラのうちの1つをマスタコントローラに代替させ、マスタコントローラの代替となったサブコントローラが管理していた蓄電ユニットの接続を遮断する電力管理システム。
図1は、実施の形態における電力管理システムの構成を説明する図である。 図2は、実施の形態における電力管理システムを構成する各ブロックの関連を説明する図である。 図3は、実施の形態における電力管理システムの蓄電池集合体の階層構造を説明する図である。 図4は、実施の形態における蓄電池集合体の単位蓄電池と蓄電池パックと蓄電池ユニットの関係を説明する図である。 図5は、実施の形態における電力管理システムの蓄電池集合体の機能を説明するため、蓄電池集合体を用いず、外部商用電力と太陽光発電電力とで負荷要求電力に対応する場合を説明する図である。 図6は、蓄電池集合体を用いて適切な充放電制御を行い、外部商用電力と太陽光発電電力とで負荷要求電力に対応する場合を説明する図である。 図7は、係る実施の形態における電力管理システムのマスタコントローラに不具合があるときの代替処理を説明する図である。 図8は、図7についての代替手順を説明するフローチャートである。 図9は、図7についての別の代替手順の前半を説明するフローチャートである。 図10は、図9に引き続く代替手順の後半を説明するフローチャートである。 図11は、実施の形態において、蓄電池パック列を構成する各蓄電池パックのパック電圧の様子を説明する図である。 図12は、実施の形態において、蓄電池ユニットを構成する各蓄電池パックのパック電圧の様子を説明する図である。 図13は、実施の形態において、蓄電池パックの開放電圧と充電度の関係を説明する図である。 図14は、実施の形態において、劣化した蓄電池パックを区別する様子を説明する図である。 図15は、実施の形態において、蓄電池電力管理装置に故障が生じたときに送信できていないデータの整理の様子を説明する図である。
以下に図面を用いて、実施の形態を詳細に説明する。以下では、蓄電池としてリチウムイオン電池を説明するが、これ以外の例えばニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池等の2次電池であってもよい。蓄電池集合体とするのは、負荷の必要電力に対応するための電圧と電流とを得るためである。従って、蓄電池集合体を構成する単位蓄電池の数、単位蓄電池を組み合わせた蓄電池パックの数、蓄電池パックを組み合わせた蓄電池ユニットの数等は、電力管理システムの仕様に応じ適宜選択して実施可能である。
また、以下では電力源として、太陽光発電電力と外部商用電力を用いて説明する。しかし、これ以外の電力源、例えば風力発電電力等でも実施可能である。また、以下で述べる個数、電圧、電力等は、説明のための例示であり、電力管理システムの電力仕様等に応じ適宜選択して実施が可能である。例えば、電力源として、外部商用電力のみを用いるものとしてもよい。
また、以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本文中の説明においては、必要に応じそれ以前に述べた符号を用いるものとする。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
図1は、電力管理システム20が設けられる施設の実施形態として、太陽光発電システ
ム14と蓄電池集合体50を備える工場施設10の構成を示す図である。実施形態では工場施設について説明する。しかし、工場施設に限られず電力の管理が必要な施設において広く実施が可能である。この工場施設10は、電力源12として数MWの太陽光発電システム14と外部商用電源16を用い、工場の負荷18として、一般照明、一般空調、厨房器具、サーバやPC等の事務機器、工場内空調等が含まれる。電力源12はこれらの負荷18の必要電力をまかなうものである。この工場の負荷18の変動と、太陽光発電システム14の発電電力の変動等に対応するため、この工場施設10は、数MWhの蓄電池集合体50を備える。電力管理システム20は、負荷18の必要電力状況、蓄電池集合体50の状態に基づいて、蓄電池集合体50の最適な充放電制御を行う機能を有する。
電力管理システム20は、蓄電池集合体50と、電力管理装置17と、システムコントローラ22と、階層的充放電制御装置30を含む。電力管理装置17は、負荷側の電力を管理する負荷電力管理装置19と、蓄電池集合体側の電力を管理する蓄電池電力管理装置42と、総合電力監視装置21を含む。
図2は、システムコントローラ22と階層的充放電制御装置30の内部構成の詳細を説明する図である。図2において太い実線は電力の流れを示し、細い実線でその横に矢印が付されているのは信号の流れを示す。なお、S1からS9は、信号の種類を示す。
上記のように、電力源12は、外部商用電源16と太陽光発電システム14を含む。外部商用電源16は、単相または三相の交流電力源であり、電力需給の変動に合わせて、水力発電、原子力発電、火力発電等の様々な発電方式で発電された電力を組み合わせて、外部の電力会社から供給される。太陽光発電システム14は、上記のように、ここでは、数MWの大規模なシステムである。
蓄電池集合体50は、リチウムイオン蓄電池を多数組み合わせて、上記のように、数MWhの規模としたものである。蓄電池集合体50は、後述するように、蓄電池集合体−8つのユニット群−1ユニット群当り5つの合計40個の蓄電池ユニット−1蓄電池ユニット当り20個の合計800個の蓄電池パック−1蓄電池パック当り約300個の合計約240、000個の単位蓄電池の階層構造を有するが、その詳細な内容については、図3、図4を用いて後述する。
負荷電力管理装置19は、負荷18の必要電力状況に関する負荷側情報データを取得する機能を有する装置である。図1のように工場施設10の負荷18が4系統に区分されるときは、内部的に4系統の負荷電力管理装置の集合体とすることができる。
システムコントローラ22は、電力管理装置17から電力管理情報S8の送信を受け、階層的充放電制御装置30に対し、電力管理システム20の全体に対する1つの充放電制御指令である全体充放電制御指令S1を送信する機能を有する制御装置である。具体的には、マスタコントローラ32に、全体充放電制御指令S1が送信される。なお、電力管理情報S8は、図1で説明した総合電力監視装置21が、負荷電力管理装置19から負荷側情報データS9を入手し、蓄電池電力管理装置42から蓄電池集合体50の状態データを含む蓄電池側情報データを入手し、これらの情報のうち、充放電制御に必要なデータを抽出する。抽出されたデータが、電力管理情報S8として、電力管理装置17の総合電力監視装置21からシステムコントローラに送信される。
負荷側情報データS9は、システムコントローラ22が全体充放電制御指令を設定するために必要とされ、負荷18の全体の必要電力要求量に関する。電力管理情報S8を構成する蓄電池側情報データは、蓄電池ユニット54の充放電制御に必要な蓄電池ユニット54の情報が含まれる。このような状態情報として、例えば、蓄電池ユニット54を構成す
る蓄電池パックの電圧、温度、電流、充電度であるSOC(State Of Charge)等が含まれる。また、蓄電池側情報データには、全体充放電制御指令の設定に関係する不具合に関する情報が含まれる。例えば、蓄電池集合体50の8つのユニット群に対応する8つの電力変換器36のいずれかに故障等の不具合がある場合、あるいは、蓄電池集合体50の各ユニット群を構成する5つの蓄電池ユニット54のいずれかに不具合がある場合には、これらの蓄電池側情報データが送信される。この蓄電池側情報データを含む電力管理情報S8の送信は、例えば1秒に1回の周期で行われる。
システムコントローラ22は、負荷側情報データS9と蓄電池側情報データとに基づく電力管理情報S8を用いて、全体充放電制御指令S1を生成する。具体的には、システムコントローラ22は、蓄電池ユニット54、スイッチ基板40および電力変換器36の状態を考慮して、蓄電池集合体50の充放電容量から負荷18の全体の必要電力要求量を満たす充放電の状態を求めて、これを全体充放電制御指令S1としてマスタコントローラ32に送信する。また、好ましくは、システムコントローラ22は、不具合が生じている電力変換器36に接続されている蓄電池ユニット54の充放電の容量、および不具合が生じている蓄電池ユニット54の充放電の容量に関する情報も考慮して、蓄電池集合体50の充放電容量から負荷18の全体の必要電力要求量を満たす充放電の状態を求めて、これを全体充放電制御指令S1としてマスタコントローラ32に送信する。
マスタコントローラ32に送信される全体充放電制御指令S1は、例えば「XXkWでYY秒間充電すること」等のように、充放電条件が電力量と時間とで示される。これは例示であって、この他に、充電上限電圧を指定して「電圧がZZVになるまでXXkW充電すること」としてもよく、放電下限電圧を指定してZZVまで放電することとしてもよく、SOCを指定して充放電を指令するものとしてもよい。ここで、SOCとは、電力を最大に貯蔵した状態におけるSOC(充電度)を100とし、それを基準にして電力の各貯蔵状態での充電度を百分率で表したものである。
全体充放電制御指令S1は、必要なときにのみ不定期に送信されるので、場合によってはかなりの長時間の間、全体充放電制御指令S1が送信されないことが生じ得る。そのような場合に、全体充放電制御指令S1を受け取るマスタコントローラ32としては、システムコントローラ22がアクティブで動作中なのか、非アクティブで非動作状態なのか不明のことがある。
そこで、システムコントローラ22が動作中であるか否かを確認するための信号として死活確認信号S2が、マスタコントローラ32からシステムコントローラ22に適当な周期で送信される。システムコントローラ22は、動作中のときは応答信号で返答する。適当な周期としては、例えば10分とすることができる。これによって、マスタコントローラ32は、システムコントローラ22の状態を確認できる。
なお、システムコントローラ22は、ここでは、太陽光発電システム14等の電力源12、蓄電池集合体50、負荷としての各種の省エネルギ設備機器を最適に使いこなすシステム制御を念頭においたものである。
階層的充放電制御装置30は、システムコントローラ22からの1つの全体充放電制御指令を受けて、上記のように約24万個の単位蓄電池から構成される蓄電池集合体50の全体を1つとして、充放電制御するための制御装置である。階層的充放電制御装置30は、マスタコントローラ32と、後述する電力変換器36を管理する電力変換器管理部34と、蓄電池集合体50を蓄電池ユニット54単位で管理するサブコントローラ38を含んで構成される。
マスタコントローラ32は、システムコントローラ22から受け取った1つの全体充放電制御指令に基づいて、それぞれの電力変換器36に対する集合体充放電制御指令S5を電力変換器管理部34に送信する機能を有する制御装置である。
また、マスタコントローラ32は、電力変換器管理部34から、電力変換器36の状態データである電力変換器管理データS4を受け取り、サブコントローラ38から蓄電池ユニット54のそれぞれの状態データであるユニット状態データS3を受け取り、受け取った電力変換器管理データS4とユニット状態データS3とに基づいて、システムコントローラ22から送信された全体充放電制御指令S1をそのまま実行できるか否か判断し、判断の結果に基づいて、集合体充放電制御指令S5を電力変換器管理部34に送信する。判断は、例えば、ユニット状態データ等を予め定めた条件式に当てはめて行うものとできる。集合体充放電制御指令S5は、100ミリ秒の周期で送受信が行われ、電力変換器管理データS4、ユニット状態データS3は、例えば1秒周期で送受信が行われる。
全体充放電制御指令S1は、マスタコントローラ32に対する単一の指令値であるが、集合体充放電制御指令S5は、それぞれの電力変換器36ごとに分解した指令値となる。例えば、一の電力変換器管理部34に対して8の電力変換器36が設けられている場合、全体充放電制御指令S1が「320kWで1800秒間放電」という内容であったとすると、集合体充放電制御指令S5は、「第1の電力変換器36は40kWで放電、第2の電力変換器36は40kWで放電・・・第8の電力変換器36は40kWで放電」という内容になる。なお、この具体例では、集合体充放電制御指令S5の個別の指令値は、全体充放電制御指令S1の指令値を電力変換器36の台数で均等に割ったときの値となっているが、これ以外の個別の指令値とすることもできる。また、電力変換器管理データS4によって、電力変換器管理部34が管轄する8つの電力変換器36のいずれかに不具合があることが送信されているときは、全体充放電制御指令S1の一部の充放電が制限された内容の集合体充放電制御指令S5が電力変換器管理部34に送信される。
具体的には、後述するように、電力変換器管理データS4には電力変換器36の不具合を示す情報が含まれており、ユニット状態データS3には、蓄電池ユニット54の不具合を示す情報が含まれているので、マスタコントローラ32は、不具合が生じた電力変換器36を除いた他の電力変換器36について、それに接続された蓄電池ユニット54の中で不具合が生じた蓄電池ユニット54を除いた他の蓄電池ユニットによって、全体充放電制御指令S1で要求される充放電状態が満たされるように、各電力変換器36を制御する集合体充放電制御指令S5を生成して、電力変換器管理部34へ出力する。
なお、マスタコントローラ32は、電力変換器管理部34から受け取った電力変換器管理データS4と同じ内容のデータを同じ送信周期で、マスタコントローラ32経由の電力変換器管理データS7として、蓄電池電力管理装置42に送信する。また、サブコントローラ38は、マスタコントローラ32へ送信したユニット状態データS3と同じ内容のデータを所定の送信周期で、蓄電池電力管理装置42用のユニット状態データS6として、蓄電池電力管理装置42に送信する。ここで、所定の送信周期について具体的に説明すると、ユニット状態データS3が1秒ごとに送信されるとすると、ユニット状態データS6は10秒ごとに送信される。この場合、ユニット状態データS6には、ユニット状態データS3の10回分の情報が含まれる。勿論、これ以外の送信周期としてもよく、ユニット状態データS3とユニット状態データS6の送信周期を同じとしてもよい。
蓄電池電力管理装置42は、電力変換器管理データS7およびユニット状態データS6を受け、S7およびS6データの情報から充放電制御指令を出力するのに必要な情報を抽出する。蓄電池電力管理装置42は、これを電力管理情報S8に含める蓄電池側情報データとして、システムコントローラ22へ出力する。
図2では、マスタコントローラ32はサブコントローラ38に対比させて示されてある。すなわち、サブコントローラ38は、20個の蓄電池パック56をまとめた蓄電池ユニット54の充放電制御を行うもので、マスタコントローラ32は、この充放電制御の単位であるサブコントローラ38の全体をまとめて1つに管理している観点から、このように呼ぶことにしたものである。
電力変換器管理部34は、マスタコントローラ32から集合体充放電制御指令S5を受け、8つの電力変換器36の動作を管理する機能を有する。なお、電力変換器36の数は8でなくてもよく、簡単なシステムの場合には、1つの電力変換器36を管理する電力変換器管理部34とすることもできる。
ここで、電力変換器36は、外部商用電源16の交流電力と蓄電池の直流電力との間の電力変換、あるいは太陽光発電システム14の電圧と蓄電池の電圧との間の電圧変換、あるいは蓄電池の電圧と負荷18の電圧との間の電圧変換を行う機能を有し、双方向AC/DCコンバータ、双方向DC/DCコンバータ等のコンバータである。具体的には、実際に行われる変換の内容に応じて、用いられるコンバータの種類が選択される。
電力変換器管理部34は、集合体充放電制御指令S5に従って、この電力変換器36の動作を制御し、電力源12の電力を蓄電池集合体50に一旦蓄電させ、また、蓄電した電力を負荷18に放電させる電力管理を行う機能を有する。また、8つの電力変換器36のいずれかに不具合がある場合や、マスタコントローラ32からの充放電の禁止指令、または待機指令が出力されている場合には、その不具合の電力変換器36の動作を待機状態にさせて、電力変換器36の不具合を示す情報を電力変換器管理データS4としてマスタコントローラ32に知らせる機能を有する。
図3は、電力管理システム20の蓄電池集合体50の階層構造を説明する図である。ここでは、電力線を太い実線で、信号線が破線で示されている。ここに示されるように、電力変換器管理部34においては、蓄電池集合体50の全体を8つに分けて、その8つのそれぞれに1つの電力変換器36を割り当てて電力管理を行う。そこで、蓄電池集合体50の全体を8つに分けたそれぞれをユニット群52と呼ぶことにすると、1つのユニット群52は、上記のように、5個の蓄電池ユニット54から構成される。
換言すれば、全体で40個の蓄電池ユニット54を、8つに分けて、5個の蓄電池ユニット54を1まとめにして、それぞれをユニット群52とする。図3では、1つの電力変換器36に5つの蓄電池ユニット54が接続されている様子が示されているが、この5つの蓄電池ユニット54が、この1つの電力変換器36に対応するユニット群52である。電力変換器管理部34は、この各ユニット群52を各電力変換器36にそれぞれ対応付けて1組とし、合計8組の電力変換器36とユニット群52の組を、全体として統括して制御する機能を有する。
サブコントローラ38は、蓄電池集合体50を構成する各蓄電池ユニット54の状態を判断し、不具合があるときは、その不具合に応じてその蓄電池ユニット54を電力変換器36から切り離す等の制御指令をスイッチ基板40に送り、蓄電池ユニット54の不具合を示す情報をユニット状態データS3、S6としてマスタコントローラ32および蓄電池電力管理装置42に送信する。なお、ここでは、不具合があるときには、その不具合に応じてその蓄電池ユニット54を電力変換器36から切り離す例を示したが、蓄電池ユニット54の一部のみを切り離してもよい。蓄電池ユニット54の一部としては、電流検出器60に直列接続された一列の蓄電池パック56の全てとすることができる。
図4は、図3における1つの蓄電池ユニット54の構成を詳細に示す図である。1つの蓄電池ユニット54は、予め定められた個数の蓄電池パック56を直列接続した蓄電池パック列を、予め定めた列数で並列に接続して構成される。図4の例では、5個の蓄電池パック56を直列接続して1つの蓄電池パック列を形成し、その蓄電池パック列を4列並列接続して、1つの蓄電池ユニット54が構成される。すなわち、1つの蓄電池ユニット54は、20個の蓄電池パック56から構成される。
図4には、1つの蓄電池パック56の内部構成の拡大図が含まれている。1つの蓄電池パック56は、単位蓄電池58であるリチウムイオン蓄電池単位セルを24個並列に接続して各1組を形成し、13組を直列に接続して構成される。つまり、各蓄電池パック56は、312個(=24×13)の単位蓄電池58から構成される。
蓄電池パック56の直列に接続される13組のそれぞれの端子間電圧はセル電圧として、電圧検出器62によって検出される。また、蓄電池パック56の温度はパック温度として温度検出器64によって検出される。これらのデータが、蓄電池パック56の状態を示すパック状態データである。また、蓄電池ユニット54の各蓄電池パック列の電流は電流検出器60によってパック列電流データとして検出される。ここで、好ましくは、一の蓄電池パック56に複数の温度検出器64を設けるとよい。この場合、一の温度検出器64が蓄電池パック56の局所温度の異常状態を検出すると、一の蓄電池パック56が異常状態として判定される。
各々の蓄電池パック56には、それぞれ1つのサブコントローラ38と、1つのスイッチ基板40とが設けられる。スイッチ基板40には、上記の蓄電池パック列ごとに1つのスイッチが設けられている。合計4つのスイッチのそれぞれは、その蓄電池ユニット54に対応する電力変換器36と、各蓄電池パック列との間に配置される。スイッチは、サブコントローラ38の制御の下で接続または開放の状態とされる。
サブコントローラ38は、パック状態データとパック列電流データとを取得する。サブコントローラ38は、不具合のある蓄電池パック56を含む蓄電池パック列を電力変換器36から切り離す処理を行う。その不具合のあったことを、必要に応じてパック状態データとパック列電流データとともにまとめて、ユニット状態データS3、S6として、上記のようにマスタコントローラ32と蓄電池電力管理装置42に送信する。不具合の判断は、予め定めた条件と比較することによって次のように行なわれる。すなわち、電流検出器60によって検出されるパック列電流が予め定めた条件式で算出した閾値を超えるとき、電圧検出器62によって検出されるセル電圧が予め定めた閾値範囲以内でないとき、温度検出器64によって検出されるパック温度が予め定めた閾値を超えるときに、蓄電池パック56に不具合があると判定される。
このように、システムコントローラ22は、負荷側情報データS9および蓄電池側情報データを含む電力管理情報S8に基づいて、不具合が生じている電力変換器36および蓄電池ユニット54の充放電の容量を考慮して負荷18の全体の必要電力要求量を満たす充放電の状態を算出して全体充放電制御指令S1とする。マスタコントローラ32では、電力変換器管理データS4およびユニット状態データS3に基づいて全体充放電制御指令S1での充放電制御指令を満たすように不具合が生じている電力変換器36および蓄電池ユニット54を考慮した具体的な各電力変換器36の制御のための集合体充放電制御指令S5を生成する。このようなマスタコントローラ32などの階層的充放電制御装置30による制御によって、電力変換器36、蓄電池ユニット54に不具合が生じても、システムコントローラ22から見て、蓄電池集合体50と階層的充放電制御装置30の機能をあたかも1つの電池のように扱うことができる。
また、電力変換器管理部34は、上位のシステムコントローラ22およびマスタコントローラ32による制御によらずに不具合が生じた電力変換器36およびそれに接続される蓄電池ユニット54を他から切り離す処理を行う。サブコントローラ38は、上位のシステムコントローラ22およびマスタコントローラ32による制御によらずに不具合が生じた蓄電池ユニット54を他から切り離す処理を行う。このように、上位の制御系によらずに階層的に各部の制御を行うことによって、より上位の制御系の処理の負担を軽減し、システム構成の変更に柔軟に対応することを可能としている。
また、システムコントローラ22が必要に応じて1つの全体充放電制御指令を送信した後は、このマスタコントローラ32が、全体を1つとして、こまめに充放電監視とその監視に基づく充放電制御を行うことを可能としている。
図5と図6は、上記構成の電力管理システム20の作用の1つの例として、蓄電池集合体50を用いたときの効果を説明するための図である。ここでは、電力管理システム20の電力源12として、上記のように太陽光発電システム14と外部商用電源16を含む。負荷18は、上記のように一般照明、一般空調、厨房器具、事務機器、工場内空調等である。図5は、蓄電池集合体50を用いずに、太陽光発電システム14の太陽光発電電力と外部商用電源16外部商用電力とで負荷要求電力に対応する場合を説明する図である。それに対し図6は、蓄電池集合体50を用いて適切な充放電制御を行い、外部商用電力と太陽光発電電力とで負荷要求電力に対応する場合を説明する図である。
各図の横軸は一日における時刻を示し、縦軸は電力を示す。実線は、負荷電力特性線100を示す。図4において、一点鎖線は太陽光発電電力特性線102であり、破線は、外部商用電力特性線110である。ここでは、負荷電力を太陽光発電電力と外部商用電力でまかなうものとしているので、各時刻において、外部商用電力値=(負荷電力値−太陽光発電電力値)となる。太陽光発電電力値は、日照によって変動するので、図5の例では外部商用電力値の最大値112は、ほとんど負荷電力値の最大値と変わらない。
例えば、外部商用電力の基本料金が最大電力値で定まる場合には、図5の場合、太陽光発電システム14を用いることだけでは、外部商用電力の基本料金を削減することにはあまり寄与しないことになる。
蓄電池集合体50を利用する図6においては、太陽光発電電力の時刻による変動が蓄電池集合体50の適切な充放電制御によって抑制されるので、一点鎖線の太陽光発電電力特性線104は時刻に対し滑らかな特性を示す。これによって破線の外部商用電力特性線111も滑らかな特性となり、その最大値113は、図5の最大値112に比較し、大幅に小さい値となる。このように、蓄電池集合体50を利用し、その充放電制御を適切に行うことで、太陽光発電システム14の太陽光発電電力によって外部商用電力の最大値を大幅に低下させ、例えば外部商用電力の基本料金を削減することができる。
上記の電力管理システム20によれば、大規模な太陽光発電システム14に対応して大規模な蓄電池集合体50を設けても、1つの全体充放電制御指令によって制御を行うので、負荷18の必要電力状況に応じて蓄電池集合体50の充放電を容易に制御することができる。
上記では、システムコントローラ22から送信される全体充放電制御指令S1に基づいて、マスタコントローラ32がその後の充放電制御を行なう。ここで、マスタコントローラ32に障害が生じると、電力管理システム20の全体の充放電制御が行えなくなる。
マスタコントローラ32は、全体充放電制御指令S1に基づいてその後の充放電制御を
処理できるだけの高性能を有する。サブコントローラ38は、マスタコントローラ32ほどの高性能を有しないが、制御処理間隔を広げることにすれば、マスタコントローラ32に代替して充放電制御を行うことが可能である。
そこで、最初に、1つのサブコントローラが昇格してマスタコントローラ32に代替するときの概略について説明する。図7は図2に対応する図である。図7は、電力変換器−スイッチ基板−サブコントローラ−蓄電池ユニットを1つのまとまりとしてのグループとして、グループごとに区別した図である。このグループは、蓄電池ユニット群52に対応している。
具体的には、代替コントローラ138が含まれるグループをG1とし、それ以外のサブコントローラ39が含まれるグループをG2として区別した。電力変換器管理部34が管理する電力変換器は、図3で説明したように8つである。代替コントローラ138以外のサブコントローラ39が含まれるグループの数は7あるが、図7ではこれをG2のグループに代表させてある。また、1つの電力変換器に接続される蓄電池ユニットは、図3で説明したように5つであるが、図7では、1つの蓄電池ユニットで代表させてある。したがって、図7では、模式的に、電力変換器が2つ、各電力変換器にそれぞれ1つの蓄電池ユニットが接続されるものとして示されている。図7中の省略はあくまで説明のためである。
G1のグループは、電力変換器(G1)36−代替コントローラ138となるサブコントローラ(G1−U1)38−スイッチ基板(G1−U1)40−蓄電池ユニット(G1−U1)54を含んで構成される。
G2のグループも同様に、電力変換器(G2)37−代替コントローラ138とはならないサブコントローラ(G2−U1)39−スイッチ基板(G2−U1)41−蓄電池ユニット(G2−U1)55を含んで構成される。
そして、ここで、G1のサブコントローラ(G1−U1)が代替コントローラ138に昇格するものとする。なお、複数のサブコントローラの内から1つのサブコントローラが代替コントローラ138に昇格する基準については後述する。
1つのサブコントローラ(G1−U1)が代替コントローラ138に昇格すると、このサブコントローラ(G1−U1)が含まれていたグループG1では、サブコントローラが1つ欠けることになる。したがって、そのサブコントローラ(G1−U1)が管理する蓄電池ユニット(G1−U1)は、充放電制御の対象から外される。電力変換器(G1)に接続される蓄電池ユニットの数は7となる。
このように、1つのサブコントローラを代替コントローラ138に昇格させるには、そのサブコントローラが含まれる蓄電池ユニットが充放電制御の対象から外す処理が行われる。この処理が行われると、代替コントローラ138は、マスタコントローラ32に代わって、システムコントローラ22から全体充放電制御指令S1を受け取る。その後、制御間隔は代替コントローラ138の処理能力に合わせて、広く取られ、代替コントローラ138は集合体充放電制御指令S5を電力変換器管理部34に送信する。以下の制御は、制御間隔が広くなることに対応して、S2、S3、S4、S5、S6、S7についての通信間隔が相違するが、その他の内容は、図2に関連して説明したものと同じである。
マスタコントローラ32に不具合があるか否かの判断、不具合があるときに代替コントローラ138に切り替える処理は、システムコントローラ22が実行する。図7に示されるように、システムコントローラ22は、マスタコントローラ通信状態判断部70と、代
替コントローラ切替部72を含む。
以下に、システムコントローラ22の上記の機能を中心に、上記構成の作用を図8を用いて説明する。図8は、マスタコントローラ32に不具合があるときに、1つのサブコントローラが代替コントローラ138に昇格して、マスタコントローラ32に代わって充放電制御を行えるようにする手順を示すフローチャートである。
手順の最初として、マスタコントローラ32の管理情報を取得して保存する(S10)。具体的には、電力変換器管理部34と各サブコントローラ38の通信上の識別情報、各サブコントローラ38と電力変換器36の接続関係等を取得して保存する。この手順は、システムコントローラ22が通常行っている処理であるが、特に、マスタコントローラ32を代替コントローラ138に切り替えるときに、必要な情報取得処理となる。
システムコントローラ22は、マスタコントローラ32に全体充放電制御指令S1を送信する(S12)。この手順も、通常的にシステムコントローラ22が行っているものである。ここでは、次のマスタコントローラの通信が正常か異常か(S14)の判断を行うために手段の1つとして、S12の応答が用いられる。
S14は、マスタコントローラ32が行っている通信の送受信について正常か異常かが判断される。その処理手順は、システムコントローラ22のマスタコントローラ通信状態判断部70の機能によって実行される。
S12で送信した全体充放電制御指令S1が正常に受信されていれば、マスタコントローラ32は電力変換器管理部34に集合体充放電制御指令S5を100ミリ秒間隔で送信する。マスタコントローラ32は、電力変換器管理部34から電力変換器管理データS4を1秒間隔で受信し、それと同じ内容の電力変換器管理データS7を1秒間隔で電力管理装置17に送信する。これに応じて、電力管理装置17は、電力管理情報S8を1秒間隔でシステムコントローラ22に送信する。したがって、全体充放電制御指令S1を送信してから、数秒の後には、その送信に対応する電力管理情報S8をシステムコントローラ22が受信する。これを監視することで、マスタコントローラ32が行っている通信の送受信が正常に行なわれたかどうかが判断できる。
S12とS14は、マスタコントローラ32が行っている通信の送受信が正常に行なわれたかどうかを判断する手順の一例である。これに加えて、マスタコントローラ32が行っている通信の送受信は、S1、S2、S3、S4、S5、S7がある。従って、これらの1つまたはいくつかを利用して、マスタコントローラ32に不具合の発生の有無を判断することができる。あるいは、図2で説明したものの以外に、マスタコントローラ32の通信異常を判断できる信号の送受信を行うものとしてもよい。
S14の判断は、予め定めた閾値余裕期間を用い、マスタコントローラ32が行っている通信の送受信がこの閾値余裕期間を超えて異常のままであるか否かで行うことが好ましい。閾値余裕期間は、判断に用いる通信の送受信間隔等を考慮して設定することができる。マスタコントローラ32が行っている通信の送受信がこの閾値余裕期間を超えて異常のままであるときは、マスタコントローラ32に不具合が発生していると判断される。その意味で、マスタコントローラ通信状態判断部70は、マスタコントローラ不具合判断ユニットが含まれる。
S14で、マスタコントローラ32の通信が正常と判断されると、マスタコントローラ32には不具合がないので、適当なサンプリング間隔で、S14の判断が再度行われる。S14で、マスタコントローラ32の通信が正常と判断されると、マスタコントローラ3
2には不具合があるので、S16に進む。
S16では、システムコントローラ22は代替コントローラ138の基準に合う最適のサブコントローラの情報を取得する。サブコントローラの情報とは、その識別情報である。代替コントローラ138の基準とは、代替コントローラ138を特定する基準で、代替特定基準とも呼ばれる。例えば、蓄電池ユニット54の充電度であるSOCを用い、管理する蓄電池ユニット54のSOCが最も高いサブコントローラをマスタコントローラ32に代替させるものとすることができる。
上記のように、代替コントローラ138に昇格したグループG1に属する蓄電池ユニット54は、充放電制御の対象から外れる。そのため、自然放電による過放電の危険性が少ない方が好ましい。蓄電池ユニット54のSOCが高いときは、そのまま何もしなくて自然放電したとしても過放電になる危険性が少ない。このことから、管理する蓄電池ユニット54のSOCが最も高いサブコントローラをマスタコントローラ32に代替させる。図7の例では、代替コントローラ138の基準に合う最適のサブコントローラの情報が(G1−U1)として取得されたことになる。
このように、代替コントローラ138として最適である特定のサブコントローラ(G1−U1)がみつかると、そのサブコントローラ(G1−U1)にマスタコントローラ32の管理情報が引き渡される(S18)。引き渡される管理情報はS10で取得した管理情報である。
そして、最適のサブコントローラ(G1−U1)が管理していた蓄電池ユニット(G1−U1)の接続を遮断する(S20)。具体的には、電力変換器(G1)から蓄電池ユニット(G1−U1)の接続を外す。電力変換器(G1)に接続される蓄電池ユニットの数は7となる。
S20の処理が終ると、最適のサブコントローラ(G1−U1)が不具合のあるマスタコントローラ32に代わる代替コントローラ138となる(S22)。そして、代替されたことが電力管理装置17に通知される(S24)。S16からS24までの処理手順は、システムコントローラ22の代替コントローラ切替部72の機能によって実行される。このようにして、マスタコントローラ32が代替コントローラ138に切り替わると、システムコントローラ22は、代替コントローラ138に全体充放電制御指令S1を送信する(S26)。その後は、制御間隔を延ばして、代替コントローラ138によって充放電制御が行われる。
図8では、代替特定基準は、サブコントローラが管理する蓄電池ユニットの充電度SOCである。別の代替特定基準として、予め定めた所定交代順序を用うことができる。予め定めた所定代替期間ごとに、所定交代順序に従って、複数のサブコントローラのうちの1つを不具合のあるマスタコントローラ32に代替させるものとしてもよい。図9と図10は、そのような代替特定基準に基づいて、代替コントローラ138の切り替えを行う手順を示すフローチャートである。
この場合も、まず、システムコントローラ22はマスタコントローラ32の管理情報を取得して保存する(S30)。この処理手順は、図8のS10と同じである。そして、代替コントローラ138を順次交代させるために、ユニット群番号と蓄電池ユニット番号を初期化する(S32)。具体的には、ユニット群番号を1とし、蓄電池ユニット番号を1−1とする。図7では、ユニット番号がG1で、蓄電池ユニット番号がG1−U1である。
システムコントローラ22は、マスタコントローラ32に全体充放電制御指令S1を送信し(S34)、マスタコントローラ32の通信が正常か否かを判断する(S36)。この処理手順は、図8のS12、S14と同じである。S36の判断の結果、マスタコントローラ32に不具合の発生があると判断されるとS38に進む。
そして、各サブコントローラの情報を取得し(S38)、電力変換器ごとにユニット群を作る(S40)。図7では、サブコントローラはユニット群によって区別される、あるいはどのグループにどのサブコントローラが属するかによって区別される。図7の例では、サブコントローラ(G1−U1)およびサブコントローラ(G2−U1)はそれぞれG1のグループおよびG2のグループに属するものと区別される。
このようにユニット群の形成、すなわちグループ化が行われると、S32で初期化された、ユニット群番号1と蓄電池ユニット番号1−1と一致するサブコントローラが特定される(S42)。図7の例では、ユニット群番号1はG1で、蓄電池ユニット番号1−1はG1−U1である。従って、これに対応するサブコントローラは、サブコントローラG1−U1である。つまり、最初は、ユニット群番号が一番若く、蓄電池ユニット番号が一番若い蓄電池ユニットを管理するサブコントローラが特定サブコントローラとされる。これが、図9の場合の最初の代替コントローラ138を特定するための代替特定基準である。
このように特定サブコントローラが定まると、システムコントローラ22はこの特定サブコントローラに、マスタコントローラ32の管理情報を引き渡す(S44)。この処理手順は、図8のS18と同じである。そして、特定サブコントローラが管理していた蓄電池ユニットの接続を遮断する(S46)。この処理手順も、図8のS20と同じである。
S46の処理が終ると、特定サブコントローラ(G1−U1)が不具合のあるマスタコントローラ32に代わる代替コントローラ138となる(S48)。そして、代替されたことが電力管理装置17に通知される(S50)。S38からS50までの処理手順は、システムコントローラ22の代替コントローラ切替部72の機能によって実行される。マスタコントローラ32が代替コントローラ138に切り替わると、システムコントローラ22は、代替コントローラ138に全体充放電制御指令S1を送信する(S52)。その後は、制御間隔を延ばして、代替コントローラ138によって充放電制御が行われる。
そして、予め定めた所定時間が経過したか否かが判断される(S54)。この所定時間は、代替コントローラ138を順次交代するための所定代替期間である。所定時間が経過するまでは、代替コントローラ138は交代しない。所定時間が経過すると、ユニット群番号を+1する(S56)。+1は、交代順序を決めるためである。つまり、現在の代替コントローラ138は、グループG1に属するものであるが、次にグループG2に属するサブコントローラに交代するようにする。
ユニット群番号を+1したときに、ユニット群番号が最大値か否かが判断される(S58)。今の場合、ユニット群番号は2であるので、S58の判断は否定され、S66に進む。S66では、現在の代替コントローラ138の管理していた蓄電池ユニットを再接続する。図7の例では、現在の代替コントローラ138はG1−U1である。よって、S46において接続遮断された蓄電池ユニットG1−U1が元に戻って、電力変換器(G1)に接続されることになる。
S66で、今まで接続が遮断されて充放電制御の対象となっていない蓄電池ユニットが元の接続関係に戻されると、手続きはS42に戻る。S42では、S56で交代順序としてユニット群番号を+1したものに対応するサブコントローラ(G2−U1)が次の特定
サブコントローラとされる。このようにして、特定サブコントローラが交代される。
そして、次の特定サブコントローラ(G2−U1)について、S44、S46、S48、S50の処理が行われて、この特定サブコントローラ(G2−U1)が次の代替コントローラ138となる。そして、この代替コントローラ138にシステムコントローラ22から全体充放電制御指令S1が送信される(S52)。
そして、2つ目の代替コントローラ138について所定時間が経過する(S54)と、ユニット群番号がさらに+1される(S56)。図7ではグループがG2までしか示していないが、実際にはグループはG8まであるので、S56によって、G3となることになる。そして、ユニット群番号が最大値か否かの判断(S58)は否定されるので、手続きはS66に飛ぶ。これによって、3つ目の代替コントローラ138としての特定サブコントローラが定まる。
これを繰り返すと、8つ目の代替コントローラ138の次の段階でS58の判断が肯定される。S58の判断が肯定されると、ユニット群番号を1に戻し、蓄電池ユニット番号を+1進める(S60)。図7の表記を用いると、マスタコントローラ32に代替する代替コントローラ138は、サブコントローラ(G1−U1)、(G2−U1)、(G3−U1)、(G4−U1)、(G5−U1)、(G6−U1)、(G7−U1)(G8−U1)と進み、その次からはサブコントローラ(G1−U2)、(G2−U2)、(G3−U2)・・と順次交代する。そしてサブコントローラ(G8−U2)まで進むと、次からは代替コントローラ138は、サブコントローラ(G1−U3)、(G2−U3)、(G3−U3)・・と順次交代する。これを繰り返して(G8−U5)まで来ると、40のサブコントローラの全部が一通り交代して一巡が終る。その後は代替コントローラ138が、サブコントローラG1−U1に戻って、交代が繰り返される。
このようにして、電力管理システム20において、マスタコントローラ32に不具合が発生した場合には、複数のサブコントローラ38の1つが代替コントローラ138に昇格して、マスタコントローラ32に代わって充放電制御を継続することができる。
上記では、全体充放電制御指令S1から集合体充放電制御指令S5を生成する際に、不具合がある蓄電池ユニット54がある場合には、そのことを考慮して、集合体充放電制御指令S5を生成するものとして説明した。
例えば、全体充放電制御指令S1が「320kWで1800秒充電」という内容であったとする。この場合、8つの電力変換器36に接続される全ての蓄電池ユニット54に不具合がないときには、320kW/8=40kWとなるので、集合体充放電制御指令S5は、各電力変換器36のそれぞれに対し「40kWで1800秒充電」という内容になる。
ここで、7つの電力変換器36に接続される蓄電池ユニット54には不具合がないが、8つ目の電力変換器36に接続される5つの蓄電池ユニット54の内の1つに不具合が発生したとする。8つ目の電力変換器36は、他の電力変換器36に比べて、電力変換能力が4/5になっている。換言すれば、8つの電力変換器36の全体としては、電力変換能力が8から7.8に低下している。そこで、電力変換器36の電力変換能力に合わせて集合体充放電制御指令S5を、7つの電力変換器36のそれぞれについては「40kWで1800秒充電」のままとする。8つ目の電力変換器36については、40kW×0.8=32kwであるので、「32kWで1800秒充電」とする。
電力変換器36の電力変換能力が40kW以上あるときは、全体充放電制御指令S1の
内容を変更しないで次のようにすることができる。上記の例では、8つの電力変換器36の全体としては、8の電力変換能力が7.8となっている。そこで、320kW/7.8=41kWとなるので、7つの電力変換器36のそれぞれに対する集合体充放電制御指令S5は、「41kWで1800秒充電」という内容である。8つ目の電力変換器36に対する集合体充放電制御指令S5は、「33kWで1800秒充電」という内容になる。41kW×7+33kW=320kWであるので、全体充放電制御指令S1の内容はそのままとなる。
さらに、蓄電池ユニット54の充放電能力に余力のあるときは、次のようにしても全体充放電制御指令S1の内容を変更しないで済む。すなわち、不具合のある蓄電池ユニット54があっても、各電力変換器36に割り当てた内容を変更しないようにする。上記の例では、8つ目の電力変換器36への割当を、他の電力変換器36と同じ「40kWで1800秒充電」とする。7つの電力変換器36は、それぞれ5つの蓄電池ユニット54が正常であるので、各蓄電池ユニット54が負担するのは「8kWで1800秒充電」となる。8つ目の電力変換器36は、4つの蓄電池ユニット54が正常であるので、40kW/4=10kWとなって、各蓄電池ユニット54の負担が「10kWで1800秒充電」となる。
このように、電力変換器36、蓄電池ユニット54の電力変換能力、充放電能力を予め把握しておくことで、全体充放電制御指令S1の内容を変更しないで済む集合体充放電制御指令S5を生成できる。
このように、蓄電池集合体50を構成する蓄電池に不具合があると、集合体充放電制御指令S5を生成する必要がある。したがって、蓄電池の不具合を早期に確実に検出することが必要である。図11と図12は、蓄電池ユニット54を運転中に、蓄電池ユニット54を構成する蓄電池パック56の異常を検出する方法を説明する図である。
図11は、蓄電池集合体50を所定の充放電制御指令の下で運転中の状態において、1つの蓄電池パック列を構成する5つの蓄電池パック56について、それぞれの電圧の時間経過を見た図である。横軸には時間、縦軸には蓄電池パック56の電圧であるパック電圧がとられている。図11から、直列接続される各蓄電池パック56は、運転中において、パック電圧がほとんど同じであることが分かる。これは、所定の充放電制御指令の下では、直列接続の各蓄電池パック56に流れる充放電電流が同じであるためと考えられる。
次に、蓄電池集合体50を所定の充放電制御指令の下で運転中の状態において、1つの蓄電池ユニット54を構成する20の蓄電池パック56について、それぞれの電圧の時間経過を調べてみた。結果は、図11とほぼ同様で、ほとんどのパック電圧の時間経過はそろっているが、異常の時間経過を示すパック電圧が1つ見られた。図12はその様子を示す図である。図12では、図11と同様に、横軸には時間、縦軸には蓄電池パック56の電圧であるパック電圧がとられている。20のデータを全て示すとかえって見にくいので、ここでは、上限のパック電圧を示すものと下限のパック電圧を示すものを図示してある。図12によるとNo.20として示されているデータが、他と異なる時間経過データとなっていることが分かる。
図12には、一部を拡大して、20の蓄電池パック56のデータを示した。この拡大図から分かるように、充放電経過時間tに対するパック電圧Vの変化である電圧変化率ΔV/Δtが、No.20の蓄電池パック56については、他と異なる値を示す。このことから、所定の充放電制御指令の下の運転中において、各蓄電池パック56の電圧変化率を比較すれば、異常な蓄電池パック56を検出することができることが分かる。
具体的には、複数の蓄電池パック56についての電圧変化率の平均値と、それぞれの蓄電池パック56の電圧変化率とを比較する。そして、予め定めた異常閾値変化率差を超える電圧変化率を有する蓄電池パック56を異常の蓄電池パック56とすることができる。個々では、蓄電池パック56の電圧について述べたが、蓄電池ユニット54の電圧、蓄電池パック列の電圧、単位セルの電圧としてもよい。一般的には、各交換単位蓄電池の電圧について、充放電経過時間に対する電圧変化率を用いるものとできる。このようにして、異常の蓄電池を検出することができる。
図13は、蓄電池パックの開放電圧と充電度との関係を示す図である。この図に示されるように、オープン電圧とも呼ばれる開放電圧は、充電度に応じて、略線形的に変化する。このような充電度と開放電圧との関係を利用して、充電度は、蓄電池の電圧、内部抵抗、および充放電電流のデータに基づいて算出される。
図14は、予め定めた検査用充放電制御指令を用いて定期的に検査することで、劣化した蓄電池の検出を行う様子を説明する図である。蓄電池は、初期状態から充放電を繰り返すうちに、満充電容量が小さくなってくる。これを劣化と呼ぶことにすると、劣化は、充電度の変化で検出することができる。具体的には、所定の範囲の充放電電流の下で、充電度が変化する時間を測定する。蓄電池が劣化すると、所定の充電度の範囲の変化に要する時間が短くなる。
図14は、蓄電池の初期状態の特性と、充放電を繰り返した運転後の特性が異なることを示している。ここでは横軸に経過時間をとり、縦軸にSOCを示す。横軸の充放電電流の単位は、1時間で満充電とできる電流、すなわち充電度であるSOCが100%となる電流を1Cとしてある(CはCapacityの略である)。所定の充電度変化時間としては、例えば、SOC=40%からSOC=60%に増加する時間とすることができる。図14に示されるように、同じ充放電電流が流れるとき、初期状態の方が短時間でSOCが変化し、充放電を繰り返した後の運転後の方がSOCの変化に要する時間が短くなる。
このことから、所定の充放電電流を流す検査用充放電制御指令を用いて、各蓄電池パック56について、所定の充電度範囲を経過する時間である充電度変化時間を調べることで、各蓄電池パックの劣化程度を判断できる。具体的には、各蓄電池パック56の充電度変化時間を、予め定めた劣化閾値変化時間と比較する。劣化閾値変化時間よりも小さくなる充電度変化時間を有する蓄電池パック56を劣化蓄電池パックとする。蓄電池パック56の充電度に代えて、各蓄電池ユニット54の充電度、各蓄電池パック列の充電度、各単位セルの充電度としてもよい。一般的には、交換単位蓄電池の充電度を用いて、交換単位蓄電池の劣化を検出できる。このようにして、劣化した蓄電池を検出することができる。
上記では、図2に関連して説明したように、電力管理装置17には、マスタコントローラ32から電力変換器管理データS7が1秒ごとに送信される。また、サブコントローラ38からユニット状態データS6が10秒ごとに電力管理装置17に送信される。ここで、電力管理装置17が何かの原因でシャットダウンし、送受信を行えなくなると、マスタコントローラ32には送信されない電力変換器管理データが溜まり、サブコントローラ38には送信されないユニット状態データが溜まる。電力管理装置17の機能が復旧すると、溜まっていたデータが送信されることになる。
マスタコントローラ32についても、サブコントローラ38についても、それぞれのデータ蓄積容量には限度がある。また、電力管理装置17の機能が復旧しても、溜まっていたデータを一度に送信すると、送受信能力を超えることが生じる。これらのことから、送信されないデータが溜まりすぎると、そのデータの整理をする必要が生じる。データ整理につき、図15に示す。ここでは、サブコントローラ38を例として、そのデータ蓄積容
量120の大きさを矩形マスで示し、未送信のデータ量122を横線領域の広さで示してある。なお、マスタコントローラ32の場合も以下の説明が同様に適用できる。
サブコントローラ38と電力管理装置17との間の送受信が正常のときは、図15の上段(a)、(b)、(c)に示されるように、未送信のデータ量122は増減を繰り返し、データ蓄積容量120を超えることはない。ここで、電力管理装置17が行っているデータの受信が異常となると、図15の下段(b)、(d)、(e)に示されるように、未送信のデータ量122が増加し、データ蓄積容量120に達する。さらにデータの送信ができないことが継続すると、(f)に示されるように、データ蓄積容量120を超える。このときには、データ蓄積容量120までの未送信のデータ量124は蓄積できるが、これを超える未送信のデータ量126は蓄積ができない。
そこで、データ蓄積容量限度を超える未送信のデータ量126について、その整理が必要になる。その処理手順は、次のようにして行うことができる。サブコントローラ38は、電力管理装置17が行っているデータの受信が正常か否かに基づいて電力管理装置17の故障の有無を判断する。そして、電力管理装置17に故障が発生したと判断されるときに、その故障期間について、予め定められているデータ処理基準に従い、電力管理装置17に送信されていないデータの整理を行う。
データ処理基準としては、次のように用いられる。すなわち、予め定められているデータ蓄積容量120の限度まで、電力管理装置17に送信されていないデータを蓄積する。電力管理装置17に送信できていないデータの量がデータ蓄積容量120の限度を超えるときは、古いデータから先に消去する。
別のデータ処理基準として、電力管理装置17に送信されていないデータの量がデータ蓄積容量120の限度を超えるときは、予め定めたデータ重要度順に従い、データ重要度の低いデータから先に消去することができる。重要度順としては、パック電圧、パック列電流、電池温度、セル電圧の順とすることができる。さらに、同じ重要度順のデータが複数あるときは、代表データに絞ることもできる。
さらに別のデータ処理基準として、電力管理装置17に送信されていないデータの量がデータ蓄積容量120の限度を超えるときは、古いデータの順に、新たに設ける予備の記憶装置に蓄積するものとする基準を用いることもできる。この場合には、データネームを変更することが好ましい。そのようにすることで、古いデータであることの識別が容易になる。
また、これらとは別のデータ処理基準として、電力管理装置17に送信されていないデータの量がデータ蓄積容量120の限度を超えるときは、古いデータの順に、システムコントローラ22の記憶装置に送信して蓄積する。システムコントローラ22は、マスタコントローラ32、サブコントローラ38に比べて高性能であり、その記憶容量も大きい。従って、システムコントローラ22を一時的なデータ蓄積に利用することができる。
このようにして、電力管理装置17に故障が生じても、充放電制御に必要なデータを確保しながら、マスタコントローラ32、サブコントローラ38に溜まるデータ量を低減することができる。これにより、電力管理装置17の機能が復旧したときに送受信能力を超過するような大量のデータ送信を回避することができる。
上記構成により、システムコントローラは、電力管理システム全体に対する1つの充放電制御指令を生成して階層的充放電制御装置に送信する。そのため、取り扱う電力の規模が大きくなっても、1つの全体充放電制御指令によって、負荷の必要電力状況に応じて蓄
電池の充放電を制御することができる。
以上説明したとおり、上記の実施形態によれば、取り扱う電力の規模が大きくなっても、負荷の必要電力状況に応じて蓄電池の充放電を制御することを可能にする電力管理システムを提供することができる。
発明は実施形態に記載された以外にも趣旨を逸脱しない他の実施形態をも包含する。実施形態は発明の説明をするものであって、その範囲を限定するものではない。発明の範囲は、クレームの記載によって示されるものであって、明細書の記載によって示されるものではない。従って、発明は、クレームの均等の範囲内における意味や範囲を含む総ての形態を包含する。本出願は、2010年8月23日に出願された日本特許2010−1806226号「電力管理システム」及び2011年3月25日に出願された日本特許2011−067379号「電力管理システム」の総ての内容を包含する。
本発明に係る電力管理システムは、蓄電池集合体が設けられる施設の電力管理に利用できる。
10 工場施設
12 電力源
14 太陽光発電システム
16 外部商用電源
17 電力管理装置
18 負荷
19 負荷電力管理装置
20 電力管理システム
21 総合電力監視装置
22 システムコントローラ
30 階層的充放電制御装置
32 マスタコントローラ
34 電力変換器管理部
36 電力変換器
38 サブコントローラ
40 スイッチ基板
42 蓄電池電力管理装置
50 蓄電池集合体
52 ユニット群
54 蓄電池ユニット
56 蓄電池パック
58 単位蓄電池
60 電流検出器
62 電圧検出器
64 温度検出器
100 負荷電力特性線
102、104 太陽光発電電力特性線
110、111 外部商用電力特性線
112、113 最大値

Claims (3)

  1. 複数の蓄電池を含む蓄電池集合体の電力管理システムにおいて、
    前記蓄電池集合体は、単位蓄電池を含んで構成された蓄電池ユニットの階層と、
    複数の前記蓄電池ユニットを含んで構成されたユニット群の階層とで構成され、
    前記蓄電池ユニットの充放電制御を行うサブコントローラと、
    前記ユニット群に含まれる複数の前記サブコントローラをまとめて管理するマスタコン
    トローラとを備えており、
    前記マスタコントローラの不具合の発生を判断した場合、予め定めた代替特定基準に従
    って、複数の前記サブコントローラのうちの1つを前記マスタコントローラに代替させ、
    前記マスタコントローラの代替となった前記サブコントローラが管理していた蓄電ユニッ
    トの接続を遮断する電力管理システム。
  2. 前記代替特定基準として、前記サブコントローラが管理するそれぞれの蓄電池ユニット
    の充電度を用い、前記複数の蓄電池ユニットのうち前記充電度が最も高い1つを管理する
    前記サブコントローラを前記マスタコントローラに代替させる請求項1に記載の電力管理
    システム。
  3. 前記マスタコントローラの代替となったサブコントローラを定期的に交代させる請求項
    1又は2に記載の電力管理システム。
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