JP5948095B2 - 産業用車両 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池を搭載した産業用車両に関する。
水素と空気中の酸素とを反応させて発電する燃料電池を用いる場合には、燃料電池で発電された電気を蓄電装置に蓄電できる構成が一般的に採用される。このような構成では、燃料電池がOCV(オープン・サーキット・ボルテージ)状態になることによって燃料電池の性能が劣化する。これは、燃料電池に用いられている触媒(白金)が高い電圧によって溶出するためである。なお、OCV状態とは、電気的な無負荷状態であって、燃料電池の電位が最も高い状態である。
また、燃料電池の性能劣化は、発電及び発電停止の繰り返しによっても生じる。触媒(白金)が溶出する高い電圧よりも低い領域では触媒(白金)が酸化し、酸化による保護膜ができる。この保護膜は、触媒(白金)の溶出を抑えて燃料電池の性能劣化を防止するが、さらに低い電圧領域では触媒(白金)が還元し、酸化による保護膜が無くなる。このため、発電及び発電停止の繰り返しは、還元領域(保護膜がない状態)からOCV状態への移行を伴うことによって、燃料電池の性能劣化を招く。
そして、特許文献1には、上記のような燃料電池の性能劣化を抑制する手段が開示されている。特許文献1では、電気的な無負荷時(換言すると車両の無負荷状態の時)においても、蓄電装置よりも僅かに高い電圧で連続して発電させて燃料電池の性能劣化を抑制する方法が開示されている。
特開昭61−248367号公報
ところで、フォークリフトなどの産業用車両は、一旦車両を始動させるとその状態が長時間に亘って維持されている訳ではなく、作業途中で、車両キースイッチのON/OFFが何度も繰り返されることがある。このため、このような使用状況の車両に燃料電池を搭載した場合は、燃料電池の発電及び発電停止が繰り返されることになるので、燃料電池の性能劣化を抑制する必要がある。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、燃料電池の性能劣化を抑制することができる産業用車両を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、燃料電池で発電した電力を車両の駆動力とする産業用車両であって、車両キースイッチがONからOFFとなった車両停止状態において、乗員の近接を検知する近接検知部と、前記近接検知部が前記乗員の近接を検知した場合に、前記燃料電池のセル電圧を保持する電圧保持制御を一定時間継続させた後、終了させる制御部と、を備え、前記制御部は、前記近接検知部が前記乗員の近接を検知しなくなってから、前記一定時間よりも短い所定時間を上限として前記電圧保持制御を実行するとともに、前記所定時間が経過する前に前記一定時間が経過する場合に、前記所定時間が経過するのを待たずに前記一定時間の経過とともに前記電圧保持制御を終了させることを要旨とする。
産業用車両の乗員が降車して作業を行う際は、車両キースイッチをOFFとして車両停止状態とする場合が多い。そして、車両停止状態とした後に乗員が産業用車両の近くにいる場合は、その作業後に再び車両キースイッチをONさせる可能性が高い。このため、本発明では、乗員の近接を検知すると、燃料電池のセル電圧を保持する電圧保持制御を実行させる。これにより、燃料電池の発電及び発電停止の繰り返しが抑制されるので、その結果として燃料電池の性能劣化を抑制できる。
また、電圧保持制御の終了条件を時間管理とすることで、乗員が長時間に亘って降車作業を行うような場合において当該制御に伴う電力を無駄に消費してしまうことを抑制できる。また、電圧保持制御を車両側の判断で終了させるので、乗員に過度な負担を強いることがない。その結果、簡便なシステムを提供することができる。
また、乗員の近接を検知しなくなった場合は一定時間よりも短い所定時間を上限として電圧保持制御を実行するので、当該制御に伴う電力を無駄に消費してしまうことを抑制できる。つまり、乗員が近接していない場合は、近接している場合に比して再び車両キースイッチがONされる可能性は低い。このため、再び車両キースイッチがONされる可能性を考慮して電圧保持制御を実行させるが、再始動しない可能性が高いことも考慮して短い時間の間、電圧保持制御を実行させるので、当該制御に伴う消費電力を抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の産業用車両において、前記近接検知部は、発信器が発信する自車両に対応する車両信号を検知することを要旨とする。
これによれば、近接検知部が自車両に対応する車両信号を検知して電圧保持制御を実行させるので、他の車両に対応する車両信号を検知して無意味に電圧保持制御を実行させてしまうことがない。すなわち、電圧保持制御を必要なときに確実に実行させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の産業用車両において、前記発信器は、前記乗員の着用具に取り付けられていることを要旨とする。
これによれば、乗員は、電圧保持制御を実行させることなどを意識する必要がなく、通常と同じように作業を行えば良い。すなわち、乗員は、車両停止状態とする場合に電圧保持制御を実行させるための設定を敢えて行う必要がない。したがって、乗員に過度な負担を強いることなく、燃料電池の性能劣化を抑制できる。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の産業用車両において、前記発信器は、電子キーに内蔵されていることを要旨とする。これによれば、請求項3に記載の発明と同様な作用効果を得ることができる。
本発明によれば、燃料電池の性能劣化を抑制することができる。
フォークリフトを示す正面図。 電気ブロック図。 燃料電池を示す概略図。 燃料電池を構成するセルの電圧変化を説明するグラフ。 電圧保持制御を実行するための実行判定処理のフローチャート。 フォークリフトにおける受信器の受信範囲を模式的に示す模式図。 (a)〜(c)は、電圧保持制御の実行期間を説明する説明図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図7にしたがって説明する。
図1に示すように、フォークリフト11の車体フレーム12の前部にはマスト13が立設されている。マスト13は、車体フレーム12に対して前後に傾動可能に支持された左右一対のアウタマスト131と、これにスライドして昇降するインナマスト132とからなる。各アウタマスト131の後部には油圧式のリフトシリンダ14が配設されている。リフトシリンダ14のピストンロッド141の先端は、インナマスト132の上部に連結されている。インナマスト132の上部に支承されたチェーンホイール15にはチェーン17が巻き掛けられている。チェーン17の一端は、リフトシリンダ14のボディ又はアウタマスト131の上部に一端を固定されており、チェーン17の他端は、リフトブラケット16に連結されている。フォーク18は、リフトシリンダ14の伸縮によりチェーン17に吊り下げられたリフトブラケット16と共に昇降する。
マスト13は、油圧式の左右一対のティルトシリンダ19を介して車体フレーム12に対して傾動可能に連結支持されている。ティルトシリンダ19は、その基端側が車体フレーム12に対して回動可能に連結されているとともに、ピストンロッド191の先端でアウタマスト131に回動可能に連結されている。マスト13は、ティルトシリンダ19が伸縮駆動されることで前後に傾動する。リフトシリンダ14及びティルトシリンダ19は、荷役用モータ30から駆動力を得る。
運転室20には運転座席201が設けられており、運転座席201の前方にはステアリングホイール21、リフトレバー22及びティルトレバー23が装備されている。また、運転座席201の前側且つ下方にはアクセルペダル28が設けられている。ステアリングホイール21は、操舵輪24(後輪)の舵角を変更するためのものである。リフトレバー22は、フォーク18を昇降させるときに操作するものである。ティルトレバー23は、マスト13を傾動させるときに操作するものである。アクセルペダル28は、フォークリフト11を走行させるものである。
リフトレバー22の操作が行われると、この操作に応じた操作信号が車両コントローラ27へ送られ、車両コントローラ27は、該操作信号の入力に基づいて、フォーク18の昇降を制御する。ティルトレバー23の操作が行われると、この操作に応じた操作信号が車両コントローラ27へ送られ、車両コントローラ27は、該操作信号の入力に基づいて、マスト13の傾動を制御する。
駆動輪25(前輪)は、走行用モータ26によって回転駆動される。走行用モータ26は、車両コントローラ27の制御を受ける。また、アクセルペダル28の踏み込み操作が行われると、この操作に応じた操作信号が車両コントローラ27へ送られる。車両コントローラ27は、アクセルペダル28からの操作信号の入力に基づいて、走行用モータ26の回転速度を制御する。これにより、フォークリフト11は、アクセルペダル28の踏み込み操作量に応じた速度で走行する。
運転室20のフロアの下側には収納室31が備えられている。収納室31には燃料電池システムFUが搭載されている。収納室31にはコネクタK(図2に示す)が設けられている。
図2に示すように、コネクタKは、燃料電池システムFU側の配線32と、フォークリフト11側の電力回路を構成する配線33とを電気的に接続している。車両側の配線33には走行用インバータ34、荷役用インバータ35及び電圧計36が接続されている。走行用インバータ34は、コネクタKを介して燃料電池システムFUから供給される直流を交流に変換する。走行用モータ26及び荷役用モータ30は、走行用インバータ34により変換された交流により駆動される。
電圧計36、走行用インバータ34及び荷役用インバータ35は、車両コントローラ27に電気的に接続されている。車両コントローラ27は、走行用インバータ34の動作を制御して走行用モータ26に供給される交流の電圧を調節することによって走行用モータ26の回転数を制御する。同様に、車両コントローラ27は、荷役用インバータ35の動作を制御して荷役用モータ30に供給される交流の電圧を調節することによって荷役用モータ30の回転数を制御する。
車両コントローラ27には車両キースイッチ29が電気的に接続されている。車両キースイッチ29は、フォークリフト11の電源をOFFする停止位置と、電源をONする始動位置との間で操作可能に構成されている。そして、車両キースイッチ29は、停止位置(OFF)から始動位置(ON)へ操作されると、車両キースイッチ29の操作位置が始動位置にあることを示す車両始動信号を車両コントローラ27に出力する。車両コントローラ27は、車両キースイッチ29が始動位置に操作されると、走行用インバータ34及び荷役用インバータ35の制御を開始して走行用モータ26及び荷役用モータ30への電力供給の制御を開始する。なお、車両キースイッチ29が始動位置(ON)から停止位置(OFF)へ操作されると、車両キースイッチ29からは車両始動信号の出力が停止する。このため、車両コントローラ27は、車両キースイッチ29からの車両始動信号を入力することにより、フォークリフト11の電源がONされているか、又はOFFされているかを認識する。フォークリフト11は、車両キースイッチ29をOFFの状態とすると、車両停止状態となる。
次に、収納室31に搭載された燃料電池システムFUについて説明する。
図2に示すように、燃料電池システムFUは、燃料電池ユニット37を備えている。燃料電池ユニット37は、燃料電池FC、水素を貯蔵するとともに燃料電池FCに対して水素を供給する水素タンク38、及び燃料電池FCに対して空気を供給するコンプレッサ39を備えている。
本実施形態の燃料電池FCは、固体高分子型燃料電池であり、高分子電解質膜で区画された燃料極及び空気極からなる複数のセルを内蔵する。燃料電池FCでは、燃料極に供給される水素と、空気極に供給される空気中の酸素との電解質膜を介した起電反応により発電が行われる。
図3に示すように、燃料電池FCを構成する各セル50は、一対のリブ付きのセパレータ51と、両セパレータ51間に挟まれる一対の電極52,53と、両電極52,53間に挟まれる電解質膜54とを有する。一対の電極52,53は、多孔質支持層にアノード触媒層が形成されたアノード電極52、多孔質支持層にカソード触媒層が形成されたカソード電極53とからなる。燃料(水素)はセパレータ51のアノード電極側面上の溝を通って一方向へ流れ、空気はセパレータ51のカソード電極側面上の溝を通って燃料の流れ経路と直交する方向へ流れる。アノード側が燃料極となり、カソード側が空気極となる。また、各電極52,53の触媒層には、白金又は白金を含む合金が用いられる。
燃料電池ユニット37は、燃料電池システムFU側の配線32に電気的に接続されている。配線32には電気二重層キャパシタ40(以下、キャパシタ40と示す)が燃料電池FCに対して並列となるようにDC/DCコンバータ41を介して電気的に接続されている。蓄電装置としてのキャパシタ40は、燃料電池ユニット37からDC/DCコンバータ41を介して電力供給を受けて充電する。DC/DCコンバータ41は、燃料電池ユニット37で発電された所定の電圧(例えば100ボルト)の電力を所定の電圧(例えば48ボルト)に変換する。配線32には電圧計42(ユニット用電圧計)がキャパシタ40に対して並列となるように接続されている。電圧計42は、キャパシタ40の電圧を検出する。
DC/DCコンバータ41、電圧計42及び燃料電池ユニット37は、燃料電池システムコントローラ44に電気的に接続されている。燃料電池システムコントローラ44は、燃料電池ユニット37による発電の開始及び停止や、その発電量を制御する。燃料電池システムコントローラ44は、燃料電池ユニット37が発電する電力の電圧をキャパシタ40の充電に適した所定の電圧に変換するように、DC/DCコンバータ41を制御する。
燃料電池システムコントローラ44は、車両コントローラ27と電気的に接続されている。車両キースイッチ29がONに操作されると、車両コントローラ27は、燃料電池システムコントローラ44へユニット起動信号を出力する。燃料電池システムコントローラ44は、ユニット起動信号の入力に基づいて、燃料電池ユニット37における発電の制御を開始する。
本実施形態のフォークリフト11の運転室20には、非常停止ボタンBTが設けられている。非常停止ボタンBTは、図2に示している。非常停止ボタンBTは、車両コントローラ27に電気的に接続されている。車両コントローラ27は、非常停止ボタンBTが押下操作されると、その押下操作信号を入力する。図2に示すように、水素タンク38と燃料電池FCは、配管接続されており、その配管60には当該配管60を開閉させる電気式のバルブ61が設けられている。そして、車両コントローラ27は、非常停止ボタンBTから押下操作信号を入力すると、バルブ61を閉状態に動作させて水素タンク38と燃料電池FCの間の配管60を閉じる。すなわち、車両コントローラ27は、バルブ61を閉状態とすることにより、燃料電池FCに対して水素を供給不能な状態とする。
燃料電池FCのセル電圧は、図4に示すように変遷する。
なお、図4における電圧[V1(おおよそ1V)]は、燃料電池FCを構成する一組のセル50で得られる電圧の最大値を示し、電圧[V2(おおよそ0.75V]、[V3(おおよそ0.65V)]は、電圧[V1]よりも低い電圧とされている。そして、これらの電圧[V1]〜[V3]は、セル50を構成する触媒(白金)に化学的変化が起こり、燃料電池FCの性能劣化に影響を及ぼす電圧でもある。
燃料電池FCのセル電圧は、車両キースイッチ29がOFFの状態となる車両停止状態において[0V]とされる。そして、燃料電池システムコントローラ44は、車両キースイッチ29がOFFからONに操作されると燃料電池FCに水素と空気を投入する。これにより、燃料電池FCは、発電を開始する。すると、燃料電池FCのセル電圧は、図中に実線で示すように時間の経過とともに上昇する。そして、燃料電池システムコントローラ44は、車両キースイッチ29がONの状態を維持している間、セル電圧が、電圧[V1]〜[V2]の領域内を維持するように、燃料電池FCの発電量を制御する。
一方、燃料電池FCのセル電圧は、車両キースイッチ29がONからOFFに操作されて車両停止状態になることによって発電を停止してしまうと、図中に二点鎖線で示すように[0V]に向かって降下する。このため、車両キースイッチ29のON/OFFを繰り返し、それに伴って発電及び発電停止を繰り返し行った場合、セル電圧は、触媒に化学的変化が生じ得る電圧[V2],[V3]の値を繰り返し取り得ることになる。その結果、燃料電池FCの性能劣化を招くことになる。
そこで、本実施形態のフォークリフト11では、車両キースイッチ29がOFFに操作された場合であっても、セル電圧を大きく変動させないための電圧保持制御を実行する。この電圧保持制御は、車両キースイッチ29がOFFに操作された車両停止状態において、乗員がフォークリフト11に近接する場合に一定時間の間、継続して実行する。乗員がフォークリフト11に近接するとは、乗員がフォークリフト11の近くに滞在していることである。フォークリフト11が車両停止状態とされてからも、乗員がフォークリフト11の近くに滞在する場合は、短時間の間にフォークリフト11を再始動(車両キースイッチ29をON操作)させる可能性が高い。このため、本実施形態では、乗員がフォークリフト11に近接する場合、燃料電池FCの発電を継続させてセル電圧の維持を図る。
上記電圧保持制御を実行するために本実施形態のフォークリフト11には、図1に示すように、運転室20の上部に乗員の近接を検知する近接検知部としての受信器Dが搭載されている。受信器Dは、フォークリフト11を中心として予め定めた範囲(半径10m程度の範囲)内の信号を受信する。受信器Dで受信可能な信号は、そのフォークリフト11の固有信号、すなわち自車両に対応する車両信号である。この信号は、フォークリフト11の乗員が携帯する発信器Hから発信される。発信器Hは、乗員の着用具に取り付けられている。着用具は、作業着、ヘルメット(頭部保護具)や安全靴(足部保護具)である。そして、フォークリフト11は、発信器Hを携帯する乗員が受信器Dの受信範囲に存在する場合、乗員の近接を検知する。
以下、電圧保持制御の具体的に制御内容について、図5にしたがって説明する。
車両コントローラ27は、図5に示す実行判定処理を、所定の制御周期毎(例えば、数ミリ秒毎)に実行する。実行判定処理において車両コントローラ27は、車両キースイッチ29からの車両始動信号をもとに、車両キースイッチ29がOFFに操作されたか否かを判定する(ステップS10)。この判定結果が否定の場合、すなわち車両キースイッチ29がONの場合、車両コントローラ27は実行判定処理を終了し、次の制御周期の到来に伴って再び実行判定処理のステップS10からの処理を行う。
一方、ステップS10の判定結果が肯定の場合、車両コントローラ27は、乗員が携帯する発信器Hからの信号を受信したか否かを判定する(ステップS11)。受信器Dは、乗員の発信器Hが発信する発信信号を受信すると、受信信号を車両コントローラ27に送信する。そして、車両コントローラ27は、受信器Dからの受信信号を受信するとステップS11を肯定判定し、受信信号を受信しないとステップS11を否定判定する。本実施形態において受信器Dは、乗員の近接を検知する近接検知部として機能する。
ステップS11の判定結果が肯定の場合、すなわち乗員の近接を検知した場合、車両コントローラ27は、電圧保持制御を実行させる(ステップS12)。ステップS12において車両コントローラ27は、燃料電池システムコントローラ44に電圧保持制御を実行させるための開始信号を送信する。そして、開始信号を受信した燃料電池システムコントローラ44は、電圧保持制御を実行する。本実施形態では、車両コントローラ27及び燃料電池システムコントローラ44が、電圧保持制御を実行する制御部として機能する。
本実施形態の電圧保持制御では、燃料電池FCの発電量を微小発電量として、セル電圧を電圧[V1]〜[V2]の領域内に維持させる。電圧保持制御における燃料電池FCの発電量は、車両キースイッチ29がONのときよりも少なく設定される。この電圧保持制御により、燃料電池FCのセル電圧は、図4に示すように、時間T1の時点で車両キースイッチ29がOFFに操作されたとしても、発電が継続されることによって[0V]に向かって降下せずに、所定の値を維持する。このため、電圧保持制御の実行中に車両キースイッチ29が再びONに操作された場合、燃料電池FCのセル電圧が[0V]から立ち上がることなく、電圧[V2]、[V3]を取り得ることが抑制される。
また、ステップS12において車両コントローラ27は、電圧保持制御を開始させた場合、第1タイマTAのカウントを開始する。第1タイマTAのカウント値は、車両コントローラ27が記憶保持する。第1タイマTAは、車両キースイッチ29がONからOFFに操作された後、乗員の近接を検知したことを契機にカウントが開始される。
次に、車両コントローラ27は、第1タイマTAのカウント値と予め定めた時間Xを比較し、第1タイマTAのカウント値が時間Xを越えたか否かを判定する(ステップS13)。時間Xは、ステップS10,S11を肯定判定したことによってステップS12で開始させた電圧保持制御の継続実行時間として規定される。より詳しく言えば、時間Xは、乗員の近接を検知してから電圧保持制御を継続実行させる場合の最長時間となる。
なお、時間Xを定めている理由は、乗員の近接が検知された場合であっても、必ず、車両キースイッチ29がONに操作、すなわちフォークリフト11が再始動されるとは限らない。そして、燃料電池FCで発電するためには、燃料電池ユニット37を動作させなければならないので、キャパシタ40に蓄電されている電力を使用することになる。このため、短時間の間に車両キースイッチ29がONに操作される可能性が高いと推定できる状況であっても、期間を設定せずに電圧保持制御を継続させることはキャパシタ40に蓄電されている電力を無駄に消費することに繋がる。したがって、本実施形態では、電圧保持制御を時間Xの間、実行させるように構成している。時間Xは、例えば5〜10分の時間とされる。時間Xの経過後、車両コントローラ27及び燃料電池システムコントローラ44は、待機状態となる。なお、時間Xの間は燃料電池システムコントローラ44による発電の制御が行われており、例えば、アクセルペダル28やリフトレバー22などが操作されても、車両コントローラ27は走行や荷役に関する制御を行わない。これらの走行や荷役に関する制御は、車両キースイッチ29がONのときに行われる。
図5の説明に戻り、ステップS13の判定結果が否定の場合、すなわち時間Xを経過していない場合、車両コントローラ27は、ステップS11からの処理を再び行う。車両コントローラ27は、ステップS11を肯定判定した場合、ステップS12において既に電圧保持制御を開始させている場合、電圧保持制御を継続させる。つまり、車両コントローラ27は、既に電圧保持制御を開始させている場合、開始信号を出力することなくステップS13に移行する。
一方、ステップS13の判定結果が肯定の場合、すなわち時間Xを経過した場合、車両コントローラ27は、電圧保持制御を終了させる(ステップS14)。ステップS14において車両コントローラ27は、電圧保持制御を終了させるための終了信号を送信する。そして、終了信号を受信した燃料電池システムコントローラ44は、電圧保持制御を終了する。これにより、燃料電池FCのセル電圧は、時間の経過とともに[0V]に向かって降下する。また、ステップS14において車両コントローラ27は、各タイマを零にリセットしてカウントを終了する。
一方、ステップS11の判定結果が否定の場合、すなわち乗員の近接を検知していない場合、車両コントローラ27は、電圧保持制御を実行させる(ステップS16)。このとき、車両コントローラ27は、既に電圧保持制御を開始させている場合、電圧保持制御を継続させる。つまり、車両コントローラ27は、既に電圧保持制御を開始させている場合、開始信号を出力することなくステップS17に移行する。また、車両コントローラ27は、ステップS11を初めて否定判定した場合に第2タイマTBのカウントを開始する。第2タイマTBのカウント値は、車両コントローラ27が記憶保持する。第2タイマTBは、車両キースイッチ29がONからOFFに操作された後、乗員の近接を検知しなくなったことを契機にカウントが開始される。なお、ステップS11を初めて否定判定した場合、第2タイマTBのカウント値は零である。
次に、車両コントローラ27は、第2タイマTBのカウント値と予め定めた時間Yを比較し、第2タイマTBのカウント値が時間Yを越えたか否かを判定する(ステップS17)。時間Yは、時間Xと同様に、電圧保持制御の継続実行時間として規定される。より詳しく言えば、時間Yは、乗員の近接を検知しなくなってから電圧保持制御を実行させる場合の最長時間となる。そして、時間Yは、時間Xよりも短い時間に設定されている。本実施形態では、乗員の近接が検知されていない場合、すなわち乗員がフォークリフト11の近くに存在しない場合であっても、短時間の間にフォークリフト11が再始動する可能性が少なからず存在することを考慮して電圧保持制御を実行させる。しかし、乗員がフォークリフト11の近くに存在している場合に比してその可能性は低いので、電圧保持制御を実行させる時間を短くすることで、当該制御に伴う消費電力を抑制させている。時間Yは、例えば1〜2分の時間とされる。時間Yの間も燃料電池システムコントローラ44による発電の制御が行われており、車両コントローラ27による走行や荷役に関する制御は行われない。本実施形態においてステップS11を否定判定すると、その後は、第1タイマTAと第2タイマTBの両タイマのカウントが行われている。
そして、車両コントローラ27は、ステップS17の判定結果が肯定の場合、すなわち、時間Yを経過した場合、ステップS14に移行して電圧保持制御を終了させる。また、ステップS14において車両コントローラ27は、各タイマを零にリセットしてカウントを終了する。
一方、車両コントローラ27は、ステップS17の判定結果が否定の場合、すなわち時間Yを経過していない場合、第1タイマTAのカウント値と予め定めた時間Xを比較し、第1タイマTAのカウント値が時間Xを越えたか否かを判定する(ステップS18)。この判定結果が肯定の場合、すなわち時間Xを経過した場合、車両コントローラ27は、ステップS14に移行して電圧保持制御を終了させる。また、ステップS14において車両コントローラ27は、各タイマを零にリセットしてカウントを終了する。一方、ステップS18の判定結果が否定の場合、車両コントローラ27は、ステップS11からの処理を再び行う。
以下、本実施形態のフォークリフト11の作用を説明する。
フォークリフト11は、車両キースイッチ29がONの場合、燃料電池FCで発電した電力を駆動力として走行用モータ26及び荷役用モータ30を動作させる。これにより、フォークリフト11は、走行用モータ26によって所望速度で走行する。また、フォーク18及びマスト13は、荷役用モータ30によってリフトシリンダ14及びティルトシリンダ19への作動油の給排が制御されて昇降動作、及び傾動動作を行う。
一方、フォークリフト11は、車両キースイッチ29がONからOFFへ操作されると、車両停止状態となる。そして、本実施形態では、乗員の近接を検知することで、燃料電池FCを微小発電させてセル電圧を保持する電圧保持制御を実行する。これにより、フォークリフト11は、車両停止状態においても、セル電圧が保持されている。
本実施形態のフォークリフト11では、図6に示すように、フォークリフト11を中心とした所定の距離範囲を、受信器Dが発信器Hの発信信号を受信可能な領域W1と定めている。つまり、領域W1内に発信器Hを携帯する乗員が存在する場合を、フォークリフト11に乗員が近接していると判断する。一方、領域W1から外れる領域W2を、受信器Dが発信器Hの発信信号を受信不能な領域としている。そして、領域W1内に発信器Hを携帯する乗員が存在しない場合、すなわち乗員が領域W2内に存在する場合を、フォークリフト11に乗員が近接していないと判断する。
フォークリフト11では、乗員が車両キースイッチ29をONからOFFに操作して降車すると、受信器Dによって発信器Hの発信信号を検知する。つまり、降車した直後の乗員は、図6に示す領域W1、すなわち受信器Dの受信範囲内に必ず存在することになる。このため、フォークリフト11は、図5の実行判定処理によってステップS11が肯定判定されることにより、電圧保持制御を開始する。そして、乗員が領域W1内に存在し、時間Xが経過する迄の間は、実行判定処理のステップS13を否定判定して電圧保持制御が継続する。その後、乗員が領域W1内に存在しているまま時間Xが経過すると、実行判定処理のステップS13を肯定判定して電圧保持制御が終了する。すなわち、図7(a)に示すように、乗員が領域W1内に時間Xの間、滞在していた場合は、時間Xの経過とともに電圧保持制御が終了する。
一方、乗員が領域W1から領域W2、すなわち受信器Dの受信範囲外に移動した場合は、実行判定処理によって時間X及び時間Yの何れか早い方の時間が経過する迄の間、電圧保持制御が実行される。すなわち、乗員が領域W1から領域W2へ移動すると、実行判定処理のステップS11が否定判定される。そして、実行判定処理のステップS17及びステップS18の処理により、時間Xが経過したか、又は時間Yが経過したかの判定が行われる。このとき、図7(b)に示すように、時間Xの経過前に時間Yが経過した場合は、時間Yの経過とともに電圧保持制御が終了する。また、図7(c)に示すように、時間Yの経過前に時間Xが経過した場合は、時間Xの経過とともに電圧保持制御が終了する。これにより、本実施形態のフォークリフト11において電圧保持制御は、時間Xを最大の継続時間として実行される。
このように電圧保持制御を実行すれば、車両停止状態から短時間の間にフォークリフト11が再始動した場合であっても、セル電圧が大きく変動することがない。つまり、車両キースイッチ29のON/OFFが頻繁に繰り返されるフォークリフト11において、燃料電池FCが発電及び発電停止を頻繁に繰り返すことが抑制される。その結果、燃料電池FCの性能劣化が抑制される。
したがって、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)フォークリフト11の乗員が降車して作業を行う際は、車両キースイッチをOFFとして車両停止状態とする場合が多い。このため、車両停止状態とした後に乗員がフォークリフト11の近くにいる場合は、その作業後に再び車両キースイッチをONさせる可能性が高い。このため、本実施形態では、乗員の近接を検知すると、燃料電池FCのセル電圧を保持する電圧保持制御を実行させる。これにより、燃料電池FCの発電及び発電停止の繰り返しが抑制されるので、その結果として燃料電池FCの性能劣化を抑制できる。
(2)また、車両コントローラ27は、フォークリフト11の固有信号、すなわち自車両に対応する車両信号を受信器Dが受信することにより、乗員の近接を検知する。このため、他の車両の固有信号(車両信号)を検知して無意味に電圧保持制御を実行させてしまうことがない。すなわち、電圧保持制御を必要なときに確実に実行させることができる。
(3)工場内には、多数のフォークリフト11が利用されている場合がある。そして、これらのフォークリフト11は、近い位置で車両停止状態となっている可能性もある。したがって、自車両に対応する車両信号によって電圧保持制御を実行させることで、当該制御を必要なときに確実に実行させることができる。
(4)発信器Hを、乗員の着用具に取り付けている。このため、乗員は、電圧保持制御を実行させることなどを意識する必要がなく、通常と同じように作業を行えば良い。すなわち、乗員は、車両停止状態とする場合に電圧保持制御を実行させるための設定を敢えて行う必要がない。したがって、乗員に過度な負担を強いることなく、燃料電池FCの性能劣化を抑制できる。また、簡便なシステムを提供することができる。
(5)電圧保持制御の終了条件を時間管理とする。このため、乗員が長時間に亘って降車して作業を行うような場合において当該制御に伴う電力を無駄に消費してしまうことを抑制できる。また、電圧保持制御を車両側の判断で終了させるので、乗員に過度な負担を強いることがない。その結果、簡便なシステムを提供することができる。
(6)本実施形態の電圧保持制御では、燃料電池FCに微小発電を行わせる。燃料電池FCに発電させるためには水素を必要とする。このため、電圧保持制御を時間管理とすることで、燃料電池FCの燃料、すなわち水素の消費を抑制できる。
(7)乗員の近接を検知しなくなった場合は一定時間(時間X)よりも短い所定時間(時間Y)を上限として電圧保持制御を実行する。このため、電圧保持制御に伴う電力を無駄に消費してしまうことを抑制できる。つまり、乗員が近接していない場合は、近接している場合に比してフォークリフト11が再始動する可能性は低い。このため、フォークリフト11が再始動する可能性を考慮して電圧保持制御を実行させるが、再始動しない可能性が高いことも考慮して電圧保持制御の時間を短くするので、当該制御に伴う消費電力を抑制することができる。
(8)上記(5)〜(7)の効果で記載したように、消費電力を抑制したり、水素の消費を抑制したりすることにより、フォークリフト11の走行性能(燃費など)への影響を抑えることもできる。
(9)停止ボタンBTを設けている。これにより、車両停止状態後、電圧保持制御のために水素を継続して供給する場合であっても、乗員の判断によって水素の供給を停止させることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 発信器Hを、電子キーに内蔵しても良い。すなわち、受信器Dに電子キーに内蔵される発信器Hが発信する信号を受信させ、乗員が近接しているか判断しても良い。電子キーは、キーを携帯した乗員が車両に近づくとドアロックを解除し、車両から離れるとドアロックする。このような電子キーシステムをフォークリフト11などの産業用車両に搭載している場合は、電子キーからの情報をもとに乗員の近接を検知しても良い。
○ 発信器Hは、乗員の着用具に取り付けられていなくても、乗員が携帯できるものであれば良い。
○ 電圧保持制御は、乗員の近接が検知されている場合に行い、乗員の近接が検知されなくなった時点で終了させても良い。乗員の近接が検知されている場合の電圧保持制御は、実施形態のように時間Xを上限として行っても良いし、近接を検知している間、継続して行わせても良い。
○ 受信器Dによる検知範囲は任意に変更しても良い。そして、検知範囲は、固定値であっても良いし、任意に設定可能な変動値としても良い。すなわち、この検知範囲は、フォークリフト11の使用環境などによって任意に変動させても良い。また、受信器Dの配置(取り付け位置)を変更しても良い。
○ 乗員の近接を検知しなくなった時点での時間Xの残り時間と時間Yを比較し、早く終了する方の時間のみをカウントするようにしても良い。
○ 車両停止状態後に乗員の近接を検知してから時間Xの経過のみによって電圧保持制御を終了させても良い。この場合は、時間Yをカウントしない。
○ 電圧保持制御は、微小発電制御に代えて他の制御を行っても良い。例えば、キャパシタ40に蓄電されている電力を燃料電池FCに供給することによってセル50に電圧を印加し、セル電圧を保持させても良い。この場合、燃料電池FCは、発電停止状態とされている。また、他の方法として、セル電圧を計測又は推定し、その電圧値が所定値に到達したら燃料電池FCに発電を行わせて良い。この場合は、実施形態で説明した微小発電とは異なり、燃料電池FCの発電が間欠的に行われる。
○ 実施形態の微小発電制御では、電圧[V1]〜[V2]の領域内を維持するように制御しているが、当該制御時のセル電圧を検出して、その検出結果に応じて制御を行っても良い。例えば、検出したセル電圧が電圧[V2]〜[V3]の領域に存在する場合には、セル電圧を電圧[V2]〜[V3]の領域内を維持するように微小発電制御を行っても良い。
○ 産業用車両として、燃料電池を搭載した他の産業用車両に具体化しても良い。例えば、牽引車に具体化しても良い。
○ 非常停止ボタンBTを、燃料電池システムコントローラ44に電気的に接続しても良い。燃料電池システムコントローラ44は、非常停止ボタンBTが押下操作されると、バルブ61を閉状態とする。
○ 図5の実行判定処理を、燃料電池システムコントローラ44で行っても良い。この場合、受信器Dの検知結果を、車両コントローラ27が燃料電池システムコントローラ44に送信しても良いし、検知結果を直接、燃料電池システムコントローラ44に送信するようにしても良い。
11…フォークリフト、27…車両コントローラ、29…車両キースイッチ、44…燃料電池システムコントローラ、50…セル、D…受信器、H…発信器、FC…燃料電池、X,Y…時間。

Claims (4)

  1. 燃料電池で発電した電力を車両の駆動力とする産業用車両であって、
    車両キースイッチがONからOFFとなった車両停止状態において、乗員の近接を検知する近接検知部と、
    前記近接検知部が前記乗員の近接を検知した場合に、前記燃料電池のセル電圧を保持する電圧保持制御を一定時間継続させた後、終了させる制御部と、を備え
    前記制御部は、前記近接検知部が前記乗員の近接を検知しなくなってから、前記一定時間よりも短い所定時間を上限として前記電圧保持制御を実行するとともに、前記所定時間が経過する前に前記一定時間が経過する場合に、前記所定時間が経過するのを待たずに前記一定時間の経過とともに前記電圧保持制御を終了させることを特徴とする産業用車両。
  2. 前記近接検知部は、発信器が発信する自車両に対応する車両信号を検知することを特徴とする請求項1に記載の産業用車両。
  3. 前記発信器は、前記乗員の着用具に取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載の産業用車両。
  4. 前記発信器は、電子キーに内蔵されていることを特徴とする請求項2に記載の産業用車両。
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