JP5947782B2 - 光ファイバケーブル - Google Patents

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本発明は、防水型の光ファイバケーブルに関する。
近年、光ファイバケーブルにおいては高密度化・細径化の要望が高くなってきている。これに伴って、従来のテープスロット型の光ファイバケーブル(スロットケーブル)よりも高密度化・細径化が可能な細径高密度ケーブルが普及してきている。
スロットケーブルは、長手方向の断面中心部に抗張力体を有し、外周側端部に溝状の複数の凹部を設けたスロットの凹部内に光ファイバテープ心線を配置して、最外周を外被で被覆した構造を有する。一方、細径高密度ケーブルは、例えば特許文献1に記載のように、長手方向の断面中心部に複数の光ファイバ心線よりなるケーブルコアを有するセンターコア型の光ファイバケーブルである。細径高密度ケーブルは、ケーブルコアを挟むように抗張力体を配置して、ケーブルコア及び抗張力体の全体を外被で被覆した構造を有する。
光ファイバケーブルを地下配管等で使用するために、光ファイバケーブルには防水処理を施す必要がある。防水処理を施した防水型の光ファイバケーブルとしては、例えば特許文献2に記載されているように、従来から吸水テープが広く用いられている。細径高密度ケーブルにおいては、ケーブルコアの外周を吸水テープで巻くことにより防水型の光ファイバケーブルとしている。
特許第4902580号公報 特開昭63−30809号公報
ところが、センターコア型の光ファイバケーブルにおいては、ケーブルコアのケーブル心数が多くなると、水が浸入する空隙が大きくなる。よって、一般的に採用されているケーブルコアの外周を吸水テープで巻く構成では、十分な防水特性を得ることができない。
そこで、センターコア型の光ファイバケーブルに用いて好適であり、ケーブルコアのケーブル心数が多くても十分な防水特性を得ることができる光ファイバケーブルの構造が求められている。
本発明はこのような要望に対応するため、ケーブルコアのケーブル心数が多くても十分な防水特性を得ることができるセンターコア型の光ファイバケーブルを提供することを目的とする。
本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、複数の光ファイバ心線よりなるケーブルコアと、前記ケーブルコアを被覆する外被とを備え、前記ケーブルコアにおける中心側に位置する光ファイバ心線の部分を内周側コア部、外周側に位置する光ファイバ心線の部分を外周側コア部としたとき、前記外周側コア部は第1の吸水テープで巻かれており、前記内周側コア部は少なくとも周方向の部分的に、前記第1の吸水テープと同体または別体の第2の吸水テープで巻かれていることを特徴とする光ファイバケーブルを提供する。
上記の構成において、第1の吸水テープと第2の吸水テープとは、周方向の重なり率が33%以上であることが好ましい。
上記の構成において、前記第1の吸水テープと前記第2の吸水テープとは別体の2枚の吸水テープよりなり、前記第1の吸水テープは前記外周側コア部の全周に巻かれており、前記第2の吸水テープは前記内周側コア部の全周に巻かれていることが好ましい。
上記の構成において、前記第1の吸水テープと前記第2の吸水テープとは同体の1枚の吸水テープよりなり、前記1枚の吸水テープの一方の端部は前記ケーブルコアの内部に位置し、他方の端部は前記ケーブルコアの外周に位置して、前記一方の端部から前記他方の端部まで螺旋状を描いた状態で前記外被の内部に配置されている構成を採用することができる。
以上の各構成において、前記外被の内部に、前記ケーブルコアを挟むように配置された抗張力体をさらに備えることが好ましい。
本発明の光ファイバケーブルによれば、ケーブルコアのケーブル心数が多くても十分な防水特性を得ることができる。
第1実施形態の光ファイバケーブルを示す断面図である。 第2実施形態の光ファイバケーブルを示す断面図である。 第3実施形態の光ファイバケーブルを示す断面図である。
後述する明細書及び図面の記載から、少なくとも以下の事項が明らかとなる。複数の光ファイバ心線よりなるケーブルコアと、前記ケーブルコアを被覆する外被とを備え、前記ケーブルコアにおける中心側に位置する光ファイバ心線の部分を内周側コア部、外周側に位置する光ファイバ心線の部分を外周側コア部としたとき、前記外周側コア部は第1の吸水テープで巻かれており、前記内周側コア部は少なくとも周方向の部分的に、前記第1の吸水テープと同体または別体の第2の吸水テープで巻かれていることを特徴とする光ファイバケーブルが明らかとなる。
このような光ファイバケーブルであれば、ケーブルコアのケーブル心数が多くても十分な防水特性を得ることができる。
上記の光ファイバケーブルにおいて、第1の吸水テープと第2の吸水テープとは、周方向の重なり率が33%以上であることが好ましい。これにより、ケーブル心数を1000心としても十分な防水特性を得ることができる。このことは、周方向の重なり率は100%未満であってもよいことを意味する。重なり率を100%未満とすることにより、防水特性を実質的に損なわず、使用する吸水テープの量を減らすことができる。
上記の光ファイバケーブルにおいて、前記第1の吸水テープと前記第2の吸水テープとは別体の2枚の吸水テープよりなり、前記第1の吸水テープは前記外周側コア部の全周に巻かれており、前記第2の吸水テープは前記内周側コア部の全周に巻かれていることが好ましい。これにより、ケーブル心数が多くてもさらに十分な防水特性を得ることが可能となる。
上記の光ファイバケーブルにおいて、前記第1の吸水テープと前記第2の吸水テープとは同体の1枚の吸水テープよりなり、前記1枚の吸水テープの一方の端部は前記ケーブルコアの内部に位置し、他方の端部は前記ケーブルコアの外周に位置して、前記一方の端部から前記他方の端部まで螺旋状を描いた状態で前記外被の内部に配置されている構成としてもよい。
このような光ファイバケーブルであれば、十分な防水特性を得ることができる効果に加えて、次のような効果を奏する。ケーブル口出し時に、吸水テープをめくると光ファイバ心線が徐々に露出することになるため、光ファイバ心線が取り出しやすいという利点を有する。
以上の光ファイバケーブルにおいて、前記外被の内部に、前記ケーブルコアを挟むように配置された抗張力体をさらに備えることが好ましい。これにより、光ファイバ心線の長手方向にかかる張力に抗して、光ファイバ心線が必要以上に伸ばされないようにすることができる。
以下、各実施形態の光ファイバケーブルについて、添付図面を参照して説明する。各実施形態において、実質的に同一部分には同一符号を付し、共通する部分の説明を適宜省略する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態の光ファイバケーブル101を長手方向と直交する方向に切断した断面図である。光ファイバケーブル101はセンター型の細径高密度ケーブルである。
図1に示すように、光ファイバケーブル101は、断面中心部に複数の光ファイバ心線11よりなるケーブルコア10を有する。ケーブルコア10は断面円形である。光ファイバ心線11は、光ファイバ素線であってもよく、テープ心線であってもよい。テープ心線は、複数の光ファイバ心線を、長手方向及び幅方向に間欠的に固着したテープ心線であってもよい。
一対の抗張力体20は、ケーブルコア10を挟むように配置されている。抗張力体20は2本に限定されない。光ファイバケーブル101が抗張力体20を有することによって、光ファイバ心線11の長手方向にかかる張力に抗して、光ファイバ心線11が必要以上に伸ばされないようにすることができる。
一対の抗張力体20を結ぶ方向と直交する方向には、一対の引き裂き紐30がケーブルコア10を挟むように配置されている。ケーブルコア10の外周は、吸水テープ41で巻かれている。また、ケーブルコア10の内部にも、吸水テープ42が配置されている。
吸水テープ41を第1の吸水テープ、吸水テープ42を第2の吸水テープとすると、第1の吸水テープと第2の吸水テープとは別体の2枚の吸水テープである。
ケーブルコア10、抗張力体20、引き裂き紐30、吸水テープ41,42の全体は、熱可塑性樹脂よりなる外被50で断面が円形となるように被覆されている。引き裂き紐30は、光ファイバ心線11を外部に取り出す際に、外被50を引き裂くために設けられている。外被50の引き裂き紐30が配置されている位置に対応して、引き裂き紐30が配置されている位置であることを示す凸部51が形成されている。
外被50を形成する熱可塑性樹脂としては、例えばポリエチレンが用いられる。熱可塑性樹脂として直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)や高密度ポリエチレン(HDPE)を用いることが好ましい。
ここで、吸水テープ41,42について詳細に説明する。吸水テープ41,42の一面には、吸水材(吸水パウダー)が塗布されている。吸水テープ41,42は、吸水材が塗布された面が内面側となるように、ケーブルコア10の外周及び内部に配置されている。
吸水テープ41,42が図示のようにケーブルコア10の外周及び内部に配置されることによって、ケーブルコア10は、吸水テープ42で巻かれた内周側コア部10aと、吸水テープ41,42間に位置する外周側コア部10bとに分けられる。
光ファイバケーブル101の断面または破れた外被50より光ファイバケーブル101の内部へと水が浸入すると、吸水テープ41,42に塗布された吸水材が水を吸収して膨張する。吸水材が膨張すると、ケーブルコア10内の光ファイバ心線11の隙間を埋め、水の浸入を防ぐ防壁が作られる。これによって、光ファイバケーブル101は防水構造を実現している。
吸水テープ41は、ケーブルコア10の外周を、360度以上の範囲で巻くことが好ましい。即ち、ケーブルコア10の外周に吸水テープ41で覆われていない部分が存在しないよう、吸水テープ41の端部を重ね合わせるようにケーブルコア10の外周に巻き付けることが好ましい。
第1実施形態の光ファイバケーブル101においては、吸水テープ42は内周側コア部10aの周囲をほぼ360度の範囲で巻いている。吸水テープ41と同様、内周側コア部10aの周囲を360度以上の範囲で巻いてもよい。
以上のような構成を有する第1実施形態の光ファイバケーブル101によれば、内周側コア部10aを巻く吸水テープ42が存在することにより、水が浸入したときに水が走る隙間の量に対する吸水材の割合を多くすることができる。また、吸水材と隙間との距離を吸水テープ42がない場合を比較して短くすることができる。
よって、第1実施形態の光ファイバケーブル101においては、ケーブルコア10の光ファイバ心線11のケーブル心数が多くても十分な防水特性を得ることが可能となる。光ファイバケーブル101は、十分な防水特性を有するセンターコア型の光ファイバケーブルを実現している。
表1を用いて、第1実施形態の光ファイバケーブル101による効果を説明する。図1に示す光ファイバケーブル101の吸水テープ42を省いた構成に相当する吸水テープをケーブルコア10の外周のみに巻いた従来構造の光ファイバケーブルと、図1に示す構造の光ファイバケーブル101とを比較した。表1に示すように、ケーブル心数を複数異ならせた従来構造の光ファイバケーブルと第1実施形態の光ファイバケーブル101とを試作して、防水特性評価試験を行った。
この防水特性評価試験には、浸水試験の規格IEC60794-1-2 water penetrationを用いた。ケーブル片端末に水頭長1mとなるように水道水を注水し、240時間後の水走り長を測定した。表1において、従来構造のケーブル心数が100心の場合の水走り長を相対的に1とし、従来構造の光ファイバケーブルと第1実施形態の光ファイバケーブル101のそれぞれのケーブル心数における水走り長を相対値で示している。
判定結果として合格を“○”で、不合格を“×”で示している。水走り長が5以下を合格とする。この水走り長の判定において、合格と不合格の基準は本出願人が採用している基準である。
Figure 0005947782
表1に示すように、吸水テープをケーブルコア10の外周のみに巻いた従来構造の光ファイバケーブルでは、ケーブル心数が200心以下しか防水特性が基準を満たさない。一方、第1実施形態の光ファイバケーブル101では、ケーブル心数が1000心でも防水特性が基準を満たし、十分な防水特性を有することが分かる。なお、表1において、従来構造の光ファイバケーブルのケーブル心数が300心以上で、水走り長を25以上としているのは、水走り長25までしか測定できなかったためである。
比較例として、吸水テープをケーブルコア10の外周のみに二重に巻いた光ファイバケーブルを試作して、上記と同様に防水特性評価試験を行った。比較例の二重構造の光ファイバケーブルでは、2つの吸水テープの間に光ファイバ心線11が存在しない構成である。表2に、二重構造の光ファイバケーブルと第1実施形態の光ファイバケーブル101の試験結果を示す。
Figure 0005947782
表2に示すように、二重構造の光ファイバケーブルでも同様に、ケーブル心数が200心以下しか防水特性が基準を満たさない。このことは、吸水テープの巻き量(吸水材の量)が同じでも、吸水テープの配置の仕方によって十分な防水特性を得ることができないことを意味する。
吸水材の量が同じでも、吸水材と光ファイバ心線11の隙間との距離を短くするほど、防水特性を向上させることができる。内周側コア部10aと外周側コア部10bとを吸水テープ41,42で個別に巻いた第1実施形態の光ファイバケーブル101の構成は、防水特性を向上させるために効果的な構成であることが分かる。
<第2実施形態>
図2に示す第2実施形態の光ファイバケーブル102は、第1実施形態の光ファイバケーブル101における吸水テープ42が内周側コア部10aをほぼ360度の範囲で巻いているのに対し、内周側コア部10aにおける周方向の部分的な角度範囲のみ吸水テープを巻いた構成である。
図2の(a)に示す光ファイバケーブル102は、内周側コア部10aにおける180度の角度範囲を吸水テープ421で巻いている。吸水テープ421は、ケーブルコア10の内部に半円弧の状態で配置されている。外周側コア部10bの全周を巻く吸水テープ41と吸水テープ421とが重なっている重なり率は50%である。
ここで、外周側の吸水テープ41の周方向の角度範囲を第1の角度範囲とし、内周側の吸水テープの周方向の角度範囲を第2の角度範囲とすると、第1の角度範囲内における第2の角度範囲の割合(または比)が重なり率となる。第2実施形態の光ファイバケーブル102においては、内周側の吸水テープの周方向の角度範囲を360度で割った値と等価となる。
図2の(b)に示す光ファイバケーブル102は、内周側コア部10aにおける315度の角度範囲を吸水テープ422で巻いている。吸水テープ41と吸水テープ422との重なり率は88%である。図2の(c)に示す光ファイバケーブル102は、内周側コア部10aにおける90度の角度範囲を吸水テープ423で巻いている。吸水テープ41と吸水テープ423との重なり率は25%である。
図2に示すように、内周側コア部10aを巻く吸水テープの角度範囲を異ならせて、十分な防水特性を得るために、外周側の吸水テープ41と内周側の吸水テープとの重なり率がどの程度必要であるかを実験により確かめた。
ケーブル心数を1000心とし、重なり率D(%)を25%〜100%で複数異ならせた複数の第2実施形態の光ファイバケーブル102を試作した。表3は、上記と同様に防水特性評価試験を行った結果を示している。
Figure 0005947782
表3において、重なり率Dが100%の光ファイバケーブルは、図1に示す第1実施形態の光ファイバケーブル101と実質的に同じである。但し、表1のケーブル心数が1000心の光ファイバケーブル101と表3の重なり率Dが100%の光ファイバケーブルとは試作品が異なるため、水走り長に若干の違いが生じている。表3においても、水走り長は、表1の従来構造のケーブル心数が100心の場合の水走り長を1としたときの相対値である。
表3より、ケーブル心数を1000心としても十分な防水特性を得るためには、外周側の吸水テープ41と内周側の吸水テープ(421,422)との重なり率Dを33%以上とすることが好ましい。表3では重なり率Dを最高88%としているがそれ以上としてもよい。
なお、ケーブル心数を400心とした場合には、重なり率Dの下限は33%より小さな値となる。第2実施形態の光ファイバケーブル102は、重なり率Dが100%でなくてもよいことを示す。重なり率D33%以上が必須であることを示すものではない。
重なり率Dを100%未満とすることにより、防水特性を実質的に損なわず、使用する吸水テープの量を減らすことができる。なお、重なり率Dを100%とした第1実施形態の光ファイバケーブル101と重なり率Dを100%未満とした第2実施形態の光ファイバケーブル102とでは、防水特性を良好にするという点では、第1実施形態の光ファイバケーブル101の方が好ましいことは勿論である。
<第3実施形態>
図3に示す第3実施形態の光ファイバケーブル103は、第1実施形態の光ファイバケーブル101及び第2実施形態の光ファイバケーブル102とは異なり、1枚の吸水テープで、光ファイバケーブル101,102と同様の効果を奏するように構成したものである。
図3において、吸水テープ43の一方の端部431はケーブルコア10の内部に位置している。吸水テープ43は、図示のように螺旋を描いた状態で外被50の内側に配置されている。吸水テープ43は、端部431から中間部432までの範囲がケーブルコア10の内部に位置し、中間部432から他方の端部433までの範囲がケーブルコア10の外周を巻いている。
端部433から中間部432までの部分を第1の吸水テープ、中間部432から端部431までの部分を第2の吸水テープとすると、第3実施形態の光ファイバケーブル103においては、第1の吸水テープと第2の吸水テープとは同体の1枚の吸水テープである。
第3実施形態の光ファイバケーブル103においても、吸水テープ43の端部431から中間部432までの範囲で巻かれた光ファイバ心線11は内周側コア部10aである。内周側コア部10aより外側の部分の光ファイバ心線11は外周側コア部10bである。
表4は、吸水テープ43を螺旋状とした第3実施形態の光ファイバケーブル103の防水特性評価試験の結果を示している。表1と同様、ケーブル心数を100心から1000心としている。表4に示すように、第3実施形態の光ファイバケーブル103は第1実施形態の光ファイバケーブル101と同様に十分な防水特性を得ることができる。
Figure 0005947782
図3では、ケーブルコア10の外周に吸水テープ43で覆われていない部分が存在するが、吸水テープ43で覆われていない部分が存在しないよう外周の全周を巻くことが好ましい。
ところで、第1実施形態の光ファイバケーブル101と第3実施形態の光ファイバケーブル103とは防水特性という点ではほとんど差がない。第3実施形態の光ファイバケーブル103においては、ケーブル口出し時に、吸水テープ43をめくると光ファイバ心線11が徐々に露出することになるため、光ファイバ心線11が取り出しやすいという利点を有する。
光ファイバケーブルの製造のしやすさという点では、第1実施形態の光ファイバケーブル101の方が容易である。光ファイバケーブルの製造のしやすさを考慮すると、第1実施形態の光ファイバケーブル101の方が好ましい。
本発明は以上説明した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
10 ケーブルコア
11 光ファイバ心線
20 抗張力体
30 引き裂き紐
41〜43,421〜423 吸水テープ
50 外被
101〜103 光ファイバケーブル

Claims (2)

  1. 複数の光ファイバ心線よりなるケーブルコアと、
    前記ケーブルコアを被覆する外被と、
    を備え、
    前記ケーブルコアにおける中心側に位置する光ファイバ心線の部分を内周側コア部、外周側に位置する光ファイバ心線の部分を外周側コア部としたとき、前記外周側コア部は第1の吸水テープで巻かれており、前記内周側コア部は少なくとも周方向の部分的に、前記第1の吸水テープと同体または別体の第2の吸水テープで巻かれており、
    前記第1の吸水テープと前記第2の吸水テープとは同体の1枚の吸水テープよりなり、
    前記1枚の吸水テープの一方の端部は前記ケーブルコアの内部に位置し、他方の端部は前記ケーブルコアの外周に位置して、前記一方の端部から前記他方の端部まで螺旋状を描いた状態で前記外被の内部に配置されている
    ことを特徴とする光ファイバケーブル。
  2. 前記外被の内部に、前記ケーブルコアを挟むように配置された抗張力体をさらに備える
    ことを特徴とする請求項に記載の光ファイバケーブル。
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