JP5947031B2 - 順方向電圧測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、発光ダイオードなどの発光素子の順方向電圧を測定する順方向電圧測定装置に関するものである。
この種の順方向電圧測定装置として、下記の特許文献1に開示された発光ダイオード試験方法において使用されている順方向電圧測定装置が知られている。この順方向電圧測定装置は、発光ダイオードの陽極(アノード端子)と電源との間に接続されて、発光ダイオードに流れる電流を調整する抵抗と、発光ダイオードの陰極(カソード端子)に接続されて、外部からの制御により発光ダイオードを遮断状態および導通状態のいずれか一方の状態に移行させる制御回路および駆動回路と、試験装置とを備えている。
この場合、試験装置は、制御回路および駆動回路を作動させて、発光ダイオードを遮断状態および導通状態に移行させると共に、遮断状態および導通状態のときの発光ダイオードの各陽極電圧(導通状態のときの陽極電圧は「順方向電圧」)と予め規定された第一許容電圧範囲(遮断状態のときに陽極電圧が取り得る許容範囲)および第二許容電圧範囲(導通状態のときに陽極電圧が取り得る許容範囲)とを比較して、遮断状態のときの発光ダイオードの陽極電圧が第一許容電圧範囲内にあり、かつ導通状態のときの発光ダイオードの陽極電圧が第二許容電圧範囲内にあるときに、発光ダイオードは良品であるとの分析結果を出力する。一方、試験装置は、遮断状態のときの発光ダイオードの陽極電圧が第一許容電圧範囲外にあるか、または導通状態のときの発光ダイオードの陽極電圧が第二許容電圧範囲外にあるときに、発光ダイオードは不良品であるとの分析結果を出力する。
したがって、この発光ダイオード試験方法では、光学的手段によらず、電気的手段によって発光ダイオードの試験を行うことができるため、発光ダイオードの試験の自動化および無人化が容易に実現し得るようになっている。
特開平5−13817号公報(第2−4頁、第1−2図)
ところが、上記の発光ダイオード試験方法で使用されている順方向電圧測定装置には、以下のような解決すべき課題が存在している。すなわち、この順方向電圧測定装置では、発光ダイオードを逆方向で接続したときに試験することができないため、この順方向電圧測定装置には、発光ダイオードを正常な接続方向である順方向に接続し直す必要があり、手間がかかるという課題が存在している。また、発光ダイオードの定格逆電圧は発光ダイオードの種類によって相違するが、この順方向電圧測定装置では、逆方向での接続時に発光ダイオードに電源電圧が常に加わるため、定格逆電圧の低い発光ダイオードでは、定格逆電圧と電源電圧との電位差が大きくなることに起因して、製品寿命が短くなるおそれがあるという解決すべき課題が存在している。
本発明は、かかる課題を解決すべくなされたものであり、接続時の方向の如何に拘わらず、繋ぎかえを行うことなくそのままの状態で、かつ寿命の低下を招くことなく発光素子の順方向電圧を測定し得る順方向電圧測定装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の順方向電圧測定装置は、測定対象となる発光素子の一対の端子がそれぞれ接続される第1接続部と第2接続部との間に、当該発光素子の順方向電圧を測定するための定電流を正極性および負極性のうちの任意の一方の極性で出力する定電流出力部と、前記発光素子が前記第1接続部と前記第2接続部との間に接続され、かつ前記定電流出力部が当該発光素子に当該各接続部を介して前記定電流を出力している状態において、当該第1接続部に発生する端子電圧を当該第2接続部の電位を基準として測定する測定処理を実行する処理部とを備えた順方向電圧測定装置であって、前記定電流出力部は、前記測定対象となる複数の前記発光素子の最大逆方向電圧のうちの最小電圧未満で、かつ前記定電流が流れたときの当該各発光素子の順方向電圧の最大値を超える第1電圧を最大出力電圧の絶対値として規定され、前記処理部は、前記定電流出力部に対して前記定電流を前記正極性および前記負極性で順次出力させつつ前記測定処理を実行して、前記定電流が正極性および負極性のときの前記端子電圧の絶対値をそれぞれ第1判別電圧および第2判別電圧として測定する判別電圧測定処理と、前記第2判別電圧のみが前記第1電圧となり、かつ前記第1判別電圧が前記第1電圧未満のときには、前記第1接続部と前記第2接続部との間に前記発光素子が順方向で接続されていると判別し、前記第1判別電圧のみが前記第1電圧となり、かつ前記第2判別電圧が前記第1電圧未満のときには、前記第1接続部と前記第2接続部との間に前記発光素子が逆方向で接続されていると判別する極性判別処理と、前記極性判別処理において、前記発光素子が順方向で接続されていると判別したときには、前記定電流出力部に対して前記定電流を正極性で出力させたときの前記測定処理において測定される前記端子電圧を当該発光素子の順方向電圧として測定し、前記発光素子が逆方向で接続されていると判別したときには、前記定電流出力部に対して前記定電流を負極性で出力させたときの前記測定処理において測定される前記端子電圧を当該発光素子の順方向電圧として測定する順方向電圧測定処理とを実行する。
また、請求項2記載の順方向電圧測定装置は、請求項1記載の順方向電圧測定装置において、前記処理部は、前記極性判別処理において、前記第1判別電圧および前記第2判別電圧が共に前記第1電圧のときには、前記第1接続部と前記第2接続部との間に接続されている前記発光素子が開放状態にあると判別し、前記第1判別電圧および前記第2判別電圧が共にほぼゼロボルトのときには、前記第1接続部と前記第2接続部との間に接続されている前記発光素子が短絡状態にあると判別する。
請求項1記載の順方向電圧測定装置によれば、処理部が、判別電圧測定処理、極性判別処理および順方向電圧測定処理を実行することにより、発光素子を第1接続部と第2接続部との間に接続したときの方向(接続時の方向)の如何に拘わらず、繋ぎかえを行うことなくそのままの状態で、しかも発光素子に最大逆方向電圧を超える電圧が印加されないために発光素子の寿命の低下を招くことなく順方向電圧を確実に測定することができる。
また、請求項2記載の順方向電圧測定装置によれば、処理部が、極性判別処理において、第1判別電圧および第2判別電圧が共に第1電圧のときには、発光素子が開放状態にあると判別し、両判別電圧が共にほぼゼロボルトのときには、発光素子が短絡状態にあると判別するため、発光素子の異常状態の内容を特定することができる。
順方向電圧測定装置1の構成を示す構成図である。 測定対象とする複数(4つ)の発光ダイオード11の順方向電流IF−順方向電圧VFの特性図である。 発光ダイオード11が開放状態のときに測定される各判別電圧Vj1,Vj2を説明するための説明図である。 発光ダイオード11が短絡状態のときに測定される各判別電圧Vj1,Vj2を説明するための説明図である。 発光ダイオード11が順方向接続のときに測定される各判別電圧Vj1,Vj2を説明するための説明図である。 発光ダイオード11が逆方向接続のときに測定される各判別電圧Vj1,Vj2を説明するための説明図である。 順方向電圧測定装置1の動作を説明するためのフローチャートである。
以下、順方向電圧測定装置の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、順方向電圧測定装置(以下、単に「電圧測定装置」ともいう)1の構成について、図面を参照して説明する。
図1に示す電圧測定装置1は、第1接続部2、第2接続部3、定電流出力部4、処理部5および出力部6を備え、測定対象となる複数種類の発光素子11(本例では発光ダイオード11)を1つずつ接続して、その順方向電圧VFを測定可能に構成されている。
第1接続部2および第2接続部3は、測定対象とする複数種類の発光ダイオード11のうちの任意の1つを双方間に接続可能に構成されている。具体的には、第1接続部2および第2接続部3は、一例として不図示の鰐口クリップを備え、測定対象の1つの発光ダイオード11の一対の端子(アノード端子11aおよびカソード端子11b)のうちの任意の一方および他方をそれぞれ挟持可能に構成されている。また、第2接続部3は、図1に示すように、電圧測定装置1の基準電位(一例としてグランド電位)に接続されている。
定電流出力部4は、直流定電流源であって、一例として、予め規定された第1電圧V1を最大出力電圧(第2接続部3の電位を基準とした電圧)として、予め規定された第1電流値Iaの定電流I1を測定用電流として出力する1つの定電流電源装置で構成されて、この定電流I1を第1接続部2に出力する。
この場合、第1電圧V1は、図2に示すように、測定対象とする複数(同図では一例として4つ)の発光ダイオード11の各最大逆方向電圧のうちの最小電圧未満(最小の最大逆方向電圧VRmax未満)で、かつ第1電流値Ia(同図では一例として20mA)の定電流I1が順方向電流IFとして流れたときの各発光ダイオード11の順方向電圧VFのうちの最大値VFmaxを超える電圧範囲W内の任意の電圧に設定される。
この構成により、測定対象のすべての発光ダイオード11は、定電流出力部4から定電流I1の供給を受けたときに、仮に定電流出力部4に逆方向接続されていて、定電流出力部4から出力されている電圧が最大出力電圧に達したとしても、このときの最大出力電圧が最大逆方向電圧未満の第1電圧V1に規定されているため、定電流出力部4からの電圧の印加によって損傷する事態の発生が回避されている。また、測定対象のすべての発光ダイオード11は、定電流出力部4から定電流I1の供給を受けたときに、定電流出力部4に順方向接続されているときには、常に導通状態に移行して定電流I1が順方向電流IFとして流れることで、その両端間に順方向電圧VFを発生させる。
また、定電流出力部4は、処理部5によって制御されることにより、定電流I1を正極性および負極性のうちの任意の一方の極性で出力し得るように構成されている。この場合、定電流I1を正極性で出力するとは、第2接続部3に対する第1接続部2の電位が正電位の状態で定電流I1を出力すること(図1において実線で示す状態)をいい、定電流I1を負極性で出力するとは、第2接続部3に対する第1接続部2の電位が負電位の状態で定電流I1を出力すること、つまり、定電流出力部4が、第1接続部2から定電流I1を吸い込むこと(図1において破線で示す状態)をいう。
処理部5は、図1に示すように、一例として、アンプ21、A/D変換器22および処理回路23を備えている。アンプ21は、入力端子が第1接続部2に接続されて、第1接続部2に発生する端子電圧V2(正極性または負極性の電圧)を入力すると共に、A/D変換器22の入力定格電圧範囲(例えば、±2ボルト)内の電圧V3に増幅して出力する。A/D変換器22は、電圧V3を予め規定されたサンプリング周期でサンプリングすることにより、電圧V3の電圧値を示す電圧データD1に変換して処理回路23に出力する。
処理回路23は、一例として、CPUおよび内部メモリを備えている。また、処理回路23は、CPUが内部メモリに記憶されている動作プログラムに従って作動することにより、図7に示す発光ダイオード測定処理(判別電圧測定処理、接続方向判別処理、順方向電圧測定処理および出力処理)50を実行する。また、処理回路23は、この発光ダイオード測定処理50において、定電流出力部4に対する制御処理、およびA/D変換器22から出力される電圧データD1に基づく端子電圧V2の測定処理を実行する。また、内部メモリには、第1電圧V1が予め記憶されている。
出力部6は、一例として、モニタ装置などの表示装置で構成されている。なお、モニタ装置に代えて、プリンタ装置やプロッタ装置などで構成することもできる。また、出力部6を外部インターフェース装置で構成して、処理の結果を外部装置に出力する構成を採用することもできる。
次に、電圧測定装置1による発光ダイオード11に対する発光ダイオード測定処理50について図3〜図7を参照して説明する。なお、測定対象となる発光ダイオード11は、第1接続部2および第2接続部3に接続されているものとする。
この状態において、電圧測定装置1では、処理部5の処理回路23が、図7に示す発光ダイオード測定処理50を実行する。この発光ダイオード測定処理50では、処理回路23は、まず、判別電圧測定処理を実行する(ステップ51)。
この判別電圧測定処理では、処理回路23は、まず、定電流出力部4に対して第1電流値Iaの定電流I1を正極性および負極性で順次出力させる。具体的には、図3に示すように、処理回路23は、定電流出力部4に対して第1電流値Iaの定電流I1を、期間T1において正極性でパルス状に出力させ、次いで期間T2において負極性でパルス状に出力させる。この場合、処理部5では、アンプ21が、定電流出力部4からの定電流I1の出力に起因して、第1接続部2に発生する端子電圧V2を入力して電圧V3に増幅して出力し、A/D変換器22が、この電圧V3を電圧データD1に変換して処理回路23に出力する。
次いで、処理回路23は、期間T1,T2においてA/D変換器22から出力される各電圧データD1に基づいて、定電流I1が正極性で出力されたときの(期間T1での)端子電圧V2の絶対値を第1判別電圧Vj1として測定(算出)して内部メモリに記憶し、かつ定電流I1が負極性で出力されたときの(期間T2での)端子電圧V2の絶対値を第2判別電圧Vj2として測定(算出)して内部メモリに記憶する。これにより、判別電圧測定処理が完了する。
続いて、処理回路23は、接続方向判別処理を実行する(ステップ52)。この接続方向判別処理では、処理回路23は、判別電圧測定処理において測定した各判別電圧Vj1,Vj2と第1電圧V1とを比較することにより、第1接続部2および第2接続部3間に接続されている発光ダイオード11の接続方向を判別する。
具体的には、処理回路23は、図3に示すように、第1判別電圧Vj1および第2判別電圧Vj2が共に第1電圧V1のときには、第1接続部2と第2接続部3との間に接続されている発光ダイオード11が故障により、開放状態にあると判別する。この理由としては、定電流出力部4は、定電流I1の電流値が予め規定された第1電流値Iaに達しないときには、定電流I1の電流値を増加させるために、出力電圧を上昇させるが、第1接続部2と第2接続部3との間が開放状態若しくは開放状態に近い状態のときには、出力電圧を上昇させたとしても、定電流I1の電流値が第1電流値Iaに達しないことから、定電流出力部4の出力電圧は最終的には最大出力電圧としての第1電圧V1に達するからである。
また、処理回路23は、図4に示すように、第1判別電圧Vj1および第2判別電圧Vj2が共にほぼゼロボルトのときには、第1接続部2と第2接続部3との間に接続されている発光ダイオード11が故障により、短絡状態にあると判別する。この理由としては、第1接続部2と第2接続部3との間が短絡状態若しくはほぼ短絡状態とみなせる低い抵抗値のときには、第1電流値Iaの定電流I1が流れても、第1接続部2に発生する端子電圧V2はほぼゼロボルトになるためである。なお、各判別電圧Vj1,Vj2が「ほぼゼロボルト」であるとは、測定対象とする複数の発光ダイオード11に定電流I1が順方向電流IFとして流れたときに発生する各順方向電圧VFのうちの最小の電圧未満でゼロボルト以上の電圧範囲(図2に示す電圧範囲X)に含まれる電圧となる場合をいうものとする。
また、処理回路23は、図5に示すように、第2判別電圧Vj2のみが第1電圧V1となり、かつ第1判別電圧Vj1が第1電圧V1未満(第1電圧V1に達しない)のときには、第1接続部2と第2接続部3との間に発光ダイオード11が順方向で接続(順方向接続。図1において実線で示す向きでの接続)されていると判別する。この理由としては、定電流出力部4から第1接続部2に定電流I1が正極性で出力されているとき(第2接続部3に対して第1接続部2が正電圧となる極性のとき)には、発光ダイオード11には図1において実線で示すように定電流I1が順方向電流IFとして流れて、発光ダイオード11の両端間には順方向電圧VF(第1電圧V1未満の電圧)が発生するからであり、一方、定電流出力部4から第1接続部2に定電流I1が負極性で出力されているとき(第2接続部3に対して第1接続部2が負電圧となる極性のとき)には、発光ダイオード11は逆バイアス状態となり、定電流I1が殆ど流れないため、端子電圧V2は負極性の第1電圧V1となるからである。
また、処理回路23は、図6に示すように、第1判別電圧Vj1のみが第1電圧V1となり、かつ第2判別電圧Vj2が第1電圧V1未満(第1電圧V1に達しない)のときには、第1接続部2と第2接続部3との間に発光ダイオード11が逆方向で接続(逆方向接続。図1において破線で示す向きでの接続)されていると判別する。この理由としては、定電流出力部4から第1接続部2に定電流I1が正極性で出力されているとき(第2接続部3に対して第1接続部2が正電圧となる極性のとき)には、発光ダイオード11は逆バイアス状態となり、定電流I1が殆ど流れないため、端子電圧V2は負極性の第1電圧V1となるからであり、一方、定電流出力部4から第1接続部2に定電流I1が負極性で出力されているとき(第2接続部3に対して第1接続部2が負電圧となる極性のとき)には、発光ダイオード11には図1において破線で示すように定電流I1が順方向電流IFとして流れて、発光ダイオード11の両端間には順方向電圧VF(第1電圧V1未満の電圧)が発生するからである。これにより、判別電圧測定処理が完了する。
続いて、処理回路23は、上記ステップ52において、発光ダイオード11が開放状態にあると判別したときには、出力処理を実行して、出力部6に開放状態である旨の判別結果を出力させる(ステップ53)。本例では、出力部6は一例として表示装置で構成されているため、処理回路23は、この出力処理では、開放状態である旨を出力部6に出力して、表示させる。これにより、発光ダイオード測定処理50が完了する。
また、処理回路23は、上記ステップ52において、発光ダイオード11が短絡状態にあると判別したときには、出力処理を実行して、出力部6に短絡状態である旨の判別結果を出力させる(ステップ54)。具体的には、処理回路23は、この出力処理では、短絡状態である旨を出力部6に出力して、表示させる。これにより、発光ダイオード測定処理50が完了する。
また、処理回路23は、上記ステップ52において、発光ダイオード11が順方向接続されていると判別したとき、または逆方向接続されていると判別したときには、順方向電圧測定処理を実行する(ステップ55)。この順方向電圧測定処理では、処理回路23は、発光ダイオード11が順方向接続されていると判別したときには、上記のステップ52の説明で述べたように、定電流出力部4に対して定電流I1を正極性で出力させたときに測定された第1判別電圧Vj1が発光ダイオード11の順方向電圧VFとなる。このため、処理回路23は、この第1判別電圧Vj1を発光ダイオード11の順方向電圧VFとして測定する。
一方、処理回路23は、発光ダイオード11が逆方向接続されていると判別したときには、上記のステップ52の説明で述べたように、定電流出力部4に対して定電流I1を負極性で出力させたときに測定された第2判別電圧Vj2が発光ダイオード11の順方向電圧VFとなる。このため、処理回路23は、この第2判別電圧Vj2を発光ダイオード11の順方向電圧VFとして測定する。これにより、順方向電圧測定処理が完了する。
続いて、処理回路23は、順方向電圧測定処理の完了後において、出力処理を実行して、測定した発光ダイオード11の順方向電圧VFを出力部6に出力させる(ステップ56)。具体的には、処理回路23は、この出力処理では、順方向電圧VFを出力部6に出力して、表示させる。これにより、発光ダイオード測定処理50が完了する。
このように、この電圧測定装置1では、定電流出力部4が、上記の第1電圧V1を最大出力電圧とした状態で、定電流I1を正極性および逆極性で出力可能に構成され、処理部5は、定電流出力部4から出力される定電流I1が正極性および負極性のときの端子電圧V2の絶対値をそれぞれ第1判別電圧Vj1および第2判別電圧Vj2として測定する判別電圧測定処理と、第2判別電圧Vj2のみが第1電圧V1となり、かつ第1判別電圧Vj1が第1電圧V1未満のときには発光ダイオード11が順方向で接続されていると判別し、第1判別電圧Vj1のみが第1電圧V1となり、かつ第2判別電圧Vj2が第1電圧V1未満のときには逆方向で接続されていると判別する極性判別処理と、順方向で接続されていると判別したときには、定電流I1が正極性で出力されたときの端子電圧V2(つまり、第1判別電圧Vj1)を発光ダイオード11の順方向電圧VFとして測定し、一方、逆方向で接続されていると判別したときには、定電流I1が負極性で出力されたときの端子電圧V2を順方向電圧VFとして測定する順方向電圧測定処理とを実行する。
したがって、この電圧測定装置1によれば、発光ダイオード11を第1接続部2と第2接続部3との間に接続したときの方向(接続時の方向)の如何に拘わらず、繋ぎかえを行うことなくそのままの状態で、しかも発光ダイオード11に最大逆方向電圧を超える電圧が印加されないために発光ダイオード11の寿命の低下を招くことなく順方向電圧VFを確実に測定することができる。
また、この電圧測定装置1によれば、処理部5が、極性判別処理において、第1判別電圧Vj1および第2判別電圧Vj2が共に第1電圧V1のときには、発光ダイオード11が開放状態にあると判別し、両判別電圧Vj1,Vj2が共にほぼゼロボルトのときには、発光ダイオード11が短絡状態にあると判別するため、発光ダイオード11の異常状態の内容を特定することができる。
なお、上記の電圧測定装置1では、判別電圧測定処理において、順方向電圧VFを測定する際の第1電流値Iaで定電流I1を出力して、両判別電圧Vj1,Vj2を測定し、順方向電圧測定処理では、この両判別電圧Vj1,Vj2に基づいて順方向電圧VFを測定する構成を採用しているが、この構成に限定されるものではない。例えば、判別電圧測定処理では、順方向電圧VFを測定する際の第1電流値Iaよりも低い電流値の定電流I1を出力して両判別電圧Vj1,Vj2を測定し、順方向電圧測定処理では、第1電流値Iaの定電流I1を出力して、このときの端子電圧V2に基づいて順方向電圧VFを測定する構成を採用することもできる。
また、判別電圧測定処理において、図3に実線で示すように、定電流I1を各期間T1,T2において、極性を変えてパルス状に出力する構成を採用した例を挙げて説明したが、交流電流を出力可能に定電流出力部を構成して、同図に破線で示すように、定電流出力部から出力される定電流I1を正弦波状に変化させることで極性を変える構成を採用することもできる。
1 電圧測定装置
2 第1接続部
3 第2接続部
4 定電流出力部
5 処理部
6 出力部
11 発光ダイオード
11a アノード端子
11b カソード端子
I1 定電流
IF 順方向電流
V1 第1電圧
V2 端子電圧
VF 順方向電圧
Vi1,Vj2 判別電圧

Claims (2)

  1. 測定対象となる発光素子の一対の端子がそれぞれ接続される第1接続部と第2接続部との間に、当該発光素子の順方向電圧を測定するための定電流を正極性および負極性のうちの任意の一方の極性で出力する定電流出力部と、
    前記発光素子が前記第1接続部と前記第2接続部との間に接続され、かつ前記定電流出力部が当該発光素子に当該各接続部を介して前記定電流を出力している状態において、当該第1接続部に発生する端子電圧を当該第2接続部の電位を基準として測定する測定処理を実行する処理部とを備えた順方向電圧測定装置であって、
    前記定電流出力部は、前記測定対象となる複数の前記発光素子の最大逆方向電圧のうちの最小電圧未満で、かつ前記定電流が流れたときの当該各発光素子の順方向電圧の最大値を超える第1電圧を最大出力電圧の絶対値として規定され、
    前記処理部は、
    前記定電流出力部に対して前記定電流を前記正極性および前記負極性で順次出力させつつ前記測定処理を実行して、前記定電流が正極性および負極性のときの前記端子電圧の絶対値をそれぞれ第1判別電圧および第2判別電圧として測定する判別電圧測定処理と、
    前記第2判別電圧のみが前記第1電圧となり、かつ前記第1判別電圧が前記第1電圧未満のときには、前記第1接続部と前記第2接続部との間に前記発光素子が順方向で接続されていると判別し、前記第1判別電圧のみが前記第1電圧となり、かつ前記第2判別電圧が前記第1電圧未満のときには、前記第1接続部と前記第2接続部との間に前記発光素子が逆方向で接続されていると判別する極性判別処理と、
    前記極性判別処理において、前記発光素子が順方向で接続されていると判別したときには、前記定電流出力部に対して前記定電流を正極性で出力させたときの前記測定処理において測定される前記端子電圧を当該発光素子の順方向電圧として測定し、前記発光素子が逆方向で接続されていると判別したときには、前記定電流出力部に対して前記定電流を負極性で出力させたときの前記測定処理において測定される前記端子電圧を当該発光素子の順方向電圧として測定する順方向電圧測定処理とを実行する順方向電圧測定装置。
  2. 前記処理部は、前記極性判別処理において、前記第1判別電圧および前記第2判別電圧が共に前記第1電圧のときには、前記第1接続部と前記第2接続部との間に接続されている前記発光素子が開放状態にあると判別し、前記第1判別電圧および前記第2判別電圧が共にほぼゼロボルトのときには、前記第1接続部と前記第2接続部との間に接続されている前記発光素子が短絡状態にあると判別する請求項1記載の順方向電圧測定装置。
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