JP5946548B2 - 高電圧差動信号方式のためのドライバ回路 - Google Patents

高電圧差動信号方式のためのドライバ回路 Download PDF

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Description

本開示の実施例は、高電圧差動信号方式のためのドライバ回路に関連する。
差動信号方式は、例えば、USB(universal serial bus)を駆動するためなど、種々の応用例において用いられる。データの転送速度は、応用例間で、或いは一つの応用例内でも、変化することがある。例えば、USBの場合、12Mbps及び1.5Mbpsの転送速度が望ましい。USBケーブルに起因する負荷が変化するため、低速転送モードで差動信号方式の要件を満たすことは難題である。これらの要件には、2つの出力のスルーレートを制御すること、これらの2つの出力の立ち上がり時間及び立ち下がり時間比を或る範囲内に制御すること、及びこれらの2つの出力の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジの開始時間をクロスオーバー電圧の要件を満たすように制御することが含まれる。これらの2つの出力は、互いに差動的であり、正の遷移及び負の遷移を含む。
差動信号方式のための回路100を図1(先行技術)に図示する。ドライバ105がアクティブであるとき出力ノード110で正の遷移が得られ、ドライバ115がアクティブであるとき出力ノード110で負の遷移が得られる。ドライバ105は、プリドライバ回路125及び入力ノード120の入力に応答して正の遷移を生成し、ドライバ115は、プリドライバ回路130及び入力ノード120の別の入力に応答して負の遷移を生成する。回路100の2つのインスタンス、正の遷移を生成する1つのインスタンスと、これとは独立して負の遷移を生成する別のインスタンス、が合わさって、擬似差動ドライバを形成する。前述した例において、回路100の第1のインスタンスのドライバ105はアクティブであり、第2のインスタンスのドライバ115に類似するドライバはアクティブであり、前記2つの出力を提供する。これら2つの出力のスルーレートは次のように得られる。
In/(Cf+Cgdn)・・・立ち下がり遷移スルーレート
Ip/(Cf+Cgdp)・・・立ち上がり遷移スルーレート
ここで、Inは第2のインスタンスのソース電流であり、Ipは第1のインスタンスのシンク電流であり、Cfはフィードバック・キャパシタ135の静電容量であり、Cgdnはドライバ115に類似するドライバのゲート・ドレイン容量であり、Cgdpはドライバ105のゲート・ドレイン容量である。
前記2つの出力の所望のクロスオーバー・ポイントを達成するため、前記2つの出力で同等のスルーレートを有することが望ましい。しかし、式1及び式2は、1つのインスタンスの立ち上がり遷移のスルーレートは、他のインスタンスの立下り遷移のスルーレートとは異なり、その逆も同様であることを示している。同等のスルーレートを有するためには、「In」が「Ip」に等しくなる必要がある。種々のカレント・ミラー手法を用いて「In」を「Ip」にマッチングさせることは可能であるが、付加的な領域又は電力が犠牲となる。また、カレント・ミラー手法は、プロセススケーリングと共に悪化する不一致をもたらす。更に、Cgdn及びCgdpは、前記2つの出力の立ち下がり時間及び立ち上がり時間の不一致を生じさせる。Cgdn及びCgdp間に不一致を有するために、重要ではないCfを大きくすることは可能であるが、付加的な領域が犠牲となる。また、前記2つの出力の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジの開始時間は、それぞれドライバ105のゲートの及びドライバ115に類似するドライバのゲートの寄生容量に依存し、制御されず、予期される値からのクロスオーバー電圧の付加的な変動をもたらす。
回路の一例は、入力に応答して第1の出力で第1の正の遷移を生成する、第1の正のドライバを含む。この回路は更に、第1の正のドライバに結合され、電流の生成を可能にする、第1の電流要素を含む。更にこの回路は、第1の電流要素に結合され、第1の電流要素に起因して、入力及び電流に応答して、第2の出力で、第1の正の遷移の速度に類似する速度で第1の負の遷移を生成する、第1の負のドライバを含む。
出力で遷移を生成するためのドライバ回路の一例は、負荷に結合される第1のフィードバック・キャパシタを含む。ドライバ回路は更に、第1のフィードバック・キャパシタに結合されるゲートを有し、第1の既定の電圧でプリバイアスされて第1の入力に応答して第1の遷移の開始時に出力のスルーレートを制御する、第1のドライバ・トランジスタを含む。更にドライバ回路は、第1のフィードバック・キャパシタと第1のドライバ・トランジスタのドレインとの間にカスコード接続で結合され、第2の既定の電圧でバイアスされて、第1のフィードバック・キャパシタに起因して、第1のドライバ・トランジスタの第1のフィードバック容量を、第1のドライバ・トランジスタのゲート・ドレイン容量から分離させ、さらに、第1のドライバ・トランジスタのドレインの電圧が第1の既定の値を超えないようにする、第1のトランジスタを含む。また、ドライバ回路は、第1のドライバ・トランジスタのソースに結合され、第1の制御信号に応答して、第1のドライバ・トランジスタに出力で第1の遷移を生成させる、第1のスイッチを含む。ドライバ回路は更に、負荷に結合される第2のフィードバック・キャパシタを含む。更にドライバ回路は、第2のフィードバック・キャパシタに結合されたゲートを有し、第3の既定の電圧にバイアスされて、第2の入力に応答して第2の遷移の開始時に出力のスルーレートを制御する、第2のドライバ・トランジスタを含む。また、ドライバ回路は、第2のフィードバック・キャパシタと第2のドライバ・トランジスタのドレインとの間にカスコード接続で結合され、第4の既定の電圧にバイアスされて、第2のフィードバック・キャパシタに起因して、第2のドライバ・トランジスタの第2のフィードバック容量を、第2のドライバ・トランジスタのゲート・ドレイン容量から分離させ、更に、第2のドライバ・トランジスタのドレインの電圧が第2の既定の値を超えないようにする、第2のトランジスタを含む。ドライバ回路は更に、第2のドライバ・トランジスタのソースに結合され、第2の制御信号に応答して、第2のドライバ・トランジスタに出力で第2の遷移を生成させる、第2のスイッチを含む。
ドライバ回路のスルーレートを制御するための方法の一例は、第1のドライバを第1の既定の電圧に、第2のドライバを第2の既定の電圧にプリチャージすることを含む。この方法は更に、第1のドライバ及び第2のドライバを通る電流を駆動することを含む。また、この方法は、入力に応答して、第1のドライバにより第1の出力を、及び第2のドライバにより第2の出力を生成することを含み、第2の出力は第1の出力のスルーレートと同等のスルーレートを有する。
図1は、先行技術に従った差動信号方式のための回路を図示する。
図2は一実施例に従った回路を図示する。
図3は一実施例に従ったクランプ回路を図示する。
図4Aは、一実施例に従った、ドライバ・トランジスタのゲートの電圧波形の例を図示する。 図4Bは、一実施例に従った、ドライバ・トランジスタのゲートの電圧波形の例を図示する。
図5は別の実施例に従った回路を図示する。
図6は、一実施例に従った、ドライバ回路のスルーレートを制御するための方法を説明するフローチャートである。
図7は一実施例に従った或る回路の2つの出力の一例である。
図2を参照すると、回路200が、第1の電流要素210Aに結合される第1の正のドライバ205Aを含む。電流要素210Aは、第1の負のドライバ215Aに結合される。回路200は更に、第2の電流要素210Bに結合される第2の正のドライバ205Bを含む。電流要素210Bは、第2の負のドライバ215Bに結合される。各ドライバはバイアス回路に結合される。例えば、正のドライバ205Aはバイアス回路220Aに結合され、正のドライバ205Bはバイアス回路220Bに結合され、負のドライバ215Aはバイアス回路265Aに結合され、負のドライバ215Bはバイアス回路265Bに結合される。各ドライバは負荷にも結合される。例えば、正のドライバ205A及び負のドライバ215Bは負荷230Aに結合され、正のドライバ205B及び負のドライバ215Aは負荷230Bに結合される。
正のドライバ205Aはフィードバック・キャパシタ235Aを含む。キャパシタ235Aの1つの端子は、負荷230Aとトランジスタ240Aのドレインとに結合され、他の端子がドライバ・トランジスタ245Aのゲートに結合される。トランジスタ240Aは、カスコード接続でドライバ・トランジスタ245Aに結合される。トランジスタ240Aのソースは、ドライバ・トランジスタ245Aのドレインに結合される。ドライバ・トランジスタ245Aのソースは、例えばトランジスタである、スイッチ250Aに結合される。スイッチ250Aのソースは電源(VDD)に結合される。ドライバ・トランジスタ245Aのゲートが、バイアス回路220Aに結合される。バイアス回路220Aは、例えばトランジスタである、スイッチ250Bに結合されるダイオード255Aを含む。スイッチ250Bは電源に結合される。ダイオード255Aは電流要素210Aに結合される。
負のドライバ215Aはフィードバック・キャパシタ260Aを含む。キャパシタ260Aの1つの端子は、負荷230Bとトランジスタ270Aのドレインとに結合され、他の端子がドライバ・トランジスタ275Aのゲートに結合される。トランジスタ270Aは、カスコード接続でドライバ・トランジスタ275Aに結合される。トランジスタ270Aのソースは、ドライバ・トランジスタ275Aのドレインに結合される。ドライバ・トランジスタ275Aのソースは、例えばトランジスタである、スイッチ280Aに結合される。スイッチ280Aのソースは接地(GND)に結合される。ドライバ・トランジスタ275Aのゲートがバイアス回路265Aに結合される。バイアス回路265Aは、例えばトランジスタである、スイッチ280Bに結合されるダイオード285Aを含む。スイッチ280Bは接地に結合される。ダイオード285Aは電流要素210Aに結合される。
正のドライバ205Bはフィードバック・キャパシタ235Bを含む。キャパシタ235Bの1つの端子は、負荷230Bとトランジスタ240Bのドレインとに結合され、他の端子がドライバ・トランジスタ245Bのゲートに結合される。トランジスタ240Bは、カスコード接続でドライバ・トランジスタ245Bに結合される。トランジスタ240Bのソースは、ドライバ・トランジスタ245Bのドレインに結合される。ドライバ・トランジスタ245Bのソースは、例えばトランジスタである、スイッチ250Dに結合される。スイッチ250Dのソースは電源に結合される。ドライバ・トランジスタ245Bのゲートがバイアス回路220Bに結合される。バイアス回路220Bは、例えばトランジスタである、スイッチ250Cに結合されるダイオード255Bを含む。スイッチ250Cは電源に結合される。ダイオード255Bは電流要素210Bに結合される。
負のドライバ215Bはフィードバック・キャパシタ260Bを含む。キャパシタ260Bの1つの端子は、負荷230Aとトランジスタ270Bのドレインとに結合され、他の端子がドライバ・トランジスタ275Bのゲートに結合される。トランジスタ270Bは、カスコード接続でドライバ・トランジスタ275Bに結合される。トランジスタ270Bのソースは、ドライバ・トランジスタ275Bのドレインに結合される。ドライバ・トランジスタ275Bのソースは、例えばトランジスタである、スイッチ280Dに結合される。スイッチ280Dのソースは接地に結合される。ドライバ・トランジスタ275Bのゲートが、バイアス回路265Bに結合される。バイアス回路265Bは、例えばトランジスタである、スイッチ280Cに結合されるダイオード285Bを含む。スイッチ280Cは接地に結合される。ダイオード285Bは電流要素210Bに結合される。
回路200は更に、レベルシフタ回路及びプリドライバ回路を含み得る。レベルシフタ回路及びプリドライバ回路をまとめて回路225と呼ぶことができ、この回路225は各スイッチに結合される。
キャパシタ235A、キャパシタ235B、キャパシタ260A、及びキャパシタ260Bは、同等の静電容量を有する同一のものである。幾つかの実施例において、キャパシタ235A、キャパシタ235B、キャパシタ260A、及びキャパシタ260Bは、応用例要件に基づいて異なる静電容量を有していてもよい。
ドライバ・トランジスタ245A、ドライバ・トランジスタ245B、トランジスタ240A、及びトランジスタ240Bは、正の金属酸化物半導体(PMOS)型トランジスタである。スイッチ250A、スイッチ250B、スイッチ250C、及びスイッチ250DもPMOS型トランジスタである。ダイオード255A及びダイオード255Bは、PMOS型ダイオードである。ドライバ・トランジスタ275A、ドライバ・トランジスタ275B、トランジスタ270A、及びトランジスタ270Bは、負の金属酸化物半導体(NMOS)型トランジスタである。スイッチ280A、スイッチ280B、スイッチ280C、及びスイッチ280DもNMOS型トランジスタである。ダイオード285A及びダイオード285BはNMOS型ダイオードである。ドライバ・トランジスタ245A、ドライバ・トランジスタ245B、ドライバ・トランジスタ275A、ドライバ・トランジスタ275B、スイッチ250A、スイッチ250B、スイッチ250C、スイッチ250D、スイッチ280A、スイッチ280B、スイッチ280C、及びスイッチ280Dは、薄ゲート酸化物トランジスタである。これらの薄ゲート酸化物トランジスタは、利得を高め及び領域を最適化することを助ける。トランジスタ240A、トランジスタ240B、トランジスタ270A、及びトランジスタ270Bは、高い出力電圧を確実に受けとるため厚ゲート酸化物トランジスタである。これらのトランジスタの寸法の選択肢は、出力電圧スイング及び速度要件に依存し得る。
電流要素の例は、これらに限らないが、抵抗及び電流源を含む。種々の回路、例えば、米国特許番号第5,539,334号、発明の名称「高電圧レベルシフトのための方法及び装置」に記載された回路を回路225として用いることができる。各フィードバック・キャパシタは、一つ又は複数の金属酸化物キャパシタを含み得る。他の種類のキャパシタ、例えば、Nウェル・キャパシタ、セラミック・キャパシタ、エアギャップ・キャパシタ、真空キャパシタ、誘電体キャパシタ、及びフィルムキャパシタを用いることもできる。各負荷はマッチングされた容量性負荷であってよい。幾つかの実施例において、各キャパシタはキャパシタのスタックであってよい。
回路200は、例えば、高電圧差動信号方式などの信号方式のためのドライバ回路として用いることができる。このドライバ回路は、負荷を駆動するために用いることもできる。例えば、回路200は、USB(universal serial bus)ケーブルを駆動するために用いられ得る。回路200は更に、UDSM(ultra-deep-sub-micron)プロセス・デバイスにおいて用いることもできる。
回路200は入力に応答して2つの出力を提供する。これらの2つの出力は、互いに差動的であり、反対の遷移を含む。入力は、異なるドライバ毎に異なっていてもよく、回路225から得ることができる。前記2つの出力は、負荷230A及び負荷230Bを介して得られる。負荷230A又は負荷230Bのいずれかを介する出力は、第1の出力又は第2の出力と呼ぶことができる。1つの側面において、前記2つの出力は、第1の出力の第1の正の遷移(立ち上がりエッジ)及び第2の出力の第1の負の遷移(立ち下がりエッジ)を含む。別の側面では、前記2つの出力は、第1の出力の第2の負の遷移及び第2の出力の第2の正の遷移を含む。例えば、ドライバ205Aがアクティブでありドライバ215Bがイナクティブであるとき、負荷230Aを介して正の遷移を得ることができ、ドライバ215Aがアクティブでありドライバ205Bがイナクティブであるとき、負荷230Bを介して負の遷移を得ることができる。同様に、ドライバ205Bがアクティブでありドライバ215Aがイナクティブであるとき、負荷230Bを介して正の遷移を得ることができ、ドライバ215Bがアクティブでありドライバ205Aがイナクティブであるとき、負荷230Aを介して負の遷移を得ることができる。
負荷230Aを介して正の遷移を生成し、負荷230Bを介して負の遷移を生成する、回路200の前述の機能を下記のように説明する。
D2及びD2’信号は、それぞれ入力信号D1及びD1’のレベルシフトされたバージョンである。これらの入力信号は入力データ信号と呼ぶこともできる。D2及びD2’は、例えば、スイッチ250A、スイッチ250B、スイッチ250C、及びスイッチ250Dなどの、Pチャネルスイッチを駆動する。D1及びD1’は、例えば、スイッチ280A、スイッチ280B、スイッチ280C、及びスイッチ280Dなどの、Nチャネルスイッチを駆動する。一例において、最初は、D1及びD2は論理レベルLOである。負荷230Aを介する出力電圧は、例えば0ボルト(V)の低電圧であり、負荷230Bを介する出力は、例えば3.3Vの高電圧である。スイッチ250B、ダイオード255A、スイッチ280B、及びダイオード285Aは、アクティブであり、ドライバ・トランジスタ245Aのゲート及びドライバ・トランジスタ275Aのゲートをそれぞれの既定の電圧(第1の既定の電圧)でプリバイアスする。この既定の電圧は、それぞれのドライバ・トランジスタの閾値電圧に近接していてよい。トランジスタ240A及びトランジスタ270Aも、それぞれの閾値電圧(第2の既定の電圧)に基づいてそれぞれPBIAS信号及びNBIAS信号を用いて適応してバイアスされて、対応する負荷を介する電圧からトランジスタ240A及びトランジスタ270Aを遮蔽し、かつ、対応するドライバ・トランジスタのドレインが、ゲート酸化物信頼性限界によって制限される最大許容電圧を超えないようにする。スイッチ250A及びスイッチ280Aはイナクティブである。
D1は、論理レベルLOから論理レベルHI(第1の制御信号)へ切り替える。D2も論理レベルHIである。この切り替えは、ドライバ・トランジスタ245A及びドライバ・トランジスタ275Aへの入力と呼ぶこともできる。その後スイッチ250B及びスイッチ280Bはイナクティブとなる。スイッチ250A及びスイッチ280Aはアクティブとなる。スイッチ250A、ドライバ・トランジスタ245A、及びトランジスタ240Aを含むアクティブ経路は、負荷230Aを介して前記正の遷移を生成する。同様に、スイッチ280A、ドライバ・トランジスタ275A、及びトランジスタ270Aを含む別のアクティブ経路は、負荷230Bを介して前記負の遷移を生成する。
ドライバ・トランジスタ245A及びドライバ・トランジスタ275Aは、前記それぞれの閾値電圧までプリバイアスされるため、負荷230Aを介する前記正の遷移及び負荷230Bを介する前記負の遷移は、最小遅延で制御され、比例するスルーレートで始まる。前述のプリバイアスは、遷移の開始時間の、例えばドライバ・トランジスタ275AなどのNチャネルドライバ・トランジスタの、及び、例えばドライバ・トランジスタ245AなどのPチャネルドライバ・トランジスタの閾値電圧への依存を低減することができる。前述のプリバイアスは、この依存を低減することによりクロスオーバー電圧を改善することができ、更に、高利得で遷移ループを開始することにも役立ち得る。一例において、正のドライバ205Bから正のドライバ205Aへの遷移が起こるとき、前記遷移ループを正のドライバ205Aと呼ぶことができる。同様に、前述の例において、負のドライバ215Aを前記遷移ループと呼ぶことができる。遷移の開始時間の遅延は、ドライバ・トランジスタ245Aのゲート及びドライバ・トランジスタ275Aのゲートがそれぞれオーバードライブ電圧εp及びεnまで徐々に増えて落着き、負荷230Aを介する出力で及び負荷230Bを介する出力で必要とされるスルーレートを生成するためにかかる時間に起因し得る。必要とされるオーバードライブ電圧は、負荷230Aを介する出力の及び負荷230Bを介する出力の関数であり得る。従って、ドライバ・トランジスタ245Aのゲート及びドライバ・トランジスタ275Aのゲートのセトリングは、それぞれの負荷、それぞれの電流要素の強度、及びドライバ・トランジスタのそれぞれのゲートの寄生容量に依存する。例えば、ドライバ・トランジスタ245Aはオフセットεpを有し得、そのため、前記ゲートの電圧が閾値電圧+εpに達し、ここでεpが負であるとき、前記正の遷移の生成を開始し得る。同様に、ドライバ・トランジスタ275Aは、閾値電圧+εnで前記負の遷移の生成を開始し得る。
出力の遷移の速度はスルーレートと呼ぶことができる。キャパシタ230Aを介するスルーレートは次のように定めることができる。
Is1/Cf
ここで、Is1はキャパシタ235Aを介して流れる電流であり、Cfはキャパシタ235Aの静電容量である。
同様に、キャパシタ230Bを介するスルーレートは次のように定めることができる。
Is2/Cf
ここで、Is2はキャパシタ260Aを介して流れる電流であり、Cfはキャパシタ260Aの静電容量である。
ドライバ205A及びドライバ215Aはクロス結合されているため、Is1はIs2と同等である。Is1及びIs2はIsで示すことができる。Isは、キャパシタ235A、電流要素210A、及びキャパシタ260Aを介して流れる。電流要素210Aは、スイッチ250A及びスイッチ280Aがアクティブであるとき、キャパシタ235A及びキャパシタ260Aに関連してIsの生成を可能にする。Isは、下記の式に示すように種々のその他の要因に依存してもよい。キャパシタ230Aを介する及びキャパシタ230Bを介するスルーレートは次のように定めることができる。
Is/Cf
ここでIsは、下記式により求められる。
ここで、Io及びIδは、次のように求められる。
Io=(VDD−Vtn−Vtp)/R
Iδ=Cl/KpnCfR
ここで、VDDは電源であり、Vtnはドライバ・トランジスタ275Aの閾値電圧であり、Vtpはドライバ・トランジスタ245Aの閾値電圧であり、Rは電流要素210Aの抵抗であり、Clは負荷230A及び負荷230Bの静電容量であり、Kpnは次のように求められる。
ここでKp及びKnは、それぞれドライバ・トランジスタ245A及びドライバ・トランジスタ275Aの強度である。
正のドライバ205Aの電流要素210Aを介する負のドライバ215Aへの結合、及び正のドライバ205Bの電流要素210Bを介する負のドライバ215Bへの結合は、クロス・カップリングと呼ぶことができる。前記キャパシタに起因して負のフィードバックを備えた前記クロス・カップリングは、前記2つの出力での同等のスルーレートを達成することに役立ち、プロセス、供給電圧、及び温度変動に対する低感度も有する。更に、式5、6、及び8に示したように、スルーレートの負荷230A及び負荷230Bへの2次依存は、ドライバ・トランジスタ245A及びドライバ・トランジスタ275Aの強度を合わせたものであるKpnを増加させることによって更に低減され得る。また、前記正の遷移を生成する際に経過した時間(立ち上がり時間)と前記負の遷移を生成する際に経過した時間(立ち下がり時間)の比は、クロス・カップリングにより、例えば一致に近い、所望の範囲内にある。前記クロスオーバー電圧も、電流要素210A及び電流要素210Bを介するクロス・カップリングにより、所望の範囲内、例えば前記電源と前記接地のほぼ中間点(1.65V)、に維持される。
幾つかの実施例において、電流要素210Aは、電流要素210Bにマッチングされ得、このマッチングは、前記2つの出力での同等のスルーレート、及び後続の遷移の立ち上がり時間と前記立ち下がり時間との所望の比を達成するのに役立つ。負荷230Bを介する前記負の遷移の後に続く負荷230Bを介する前記正の遷移、及び負荷230Aを介する前記正の遷移の後続く負荷230Bを介する前記負の遷移をまとめて、各負荷を介する後続の遷移と呼ぶこともできる。前記マッチングは、前記正の遷移及び前記負の遷移の同様の開始時間の達成にも役立つ。この開始時間は、前記正の遷移及び前記負の遷移に対し同様にすることができるため、前記2つの出力のスルーカレントを最小化することできる。このスルーカレントの前述の最小化は電源及び接地の急激なバウンス(bounce)を低減させ、そのため性能を改善する。
ドライバ・トランジスタ245A及びスイッチ250Aはスタックされ、これが、電源のリークの低減に役立つ。同様に、ドライバ・トランジスタ275A及びスイッチ280Aもスタックされてリークを低減する。
トランジスタ240Aは、コモン・ゲート・ステージ・トランジスタと呼ぶこともできる。トランジスタ240Aは、負荷230Aを介する出力からドライバ・トランジスタ245Aを分離し、コモン・ゲート・ステージ・トランジスタとして機能する。前述の分離は、ドライバ・トランジスタ245Aのゲート・ドレイン容量からキャパシタ235Aの静電容量への如何なる寄与も防止し、そのため実効フィードバック静電容量の任意の変動を低減し、それにより、前記スルーレートが変動しないようにする効果がある。トランジスタ240Aは更に、ドライバ・トランジスタ245Aのドレインの電圧が、ドライバ・トランジスタ245Aのゲート酸化物信頼性により要求される限界値を下回らないように、適切にバイアスされ得る。トランジスタ240Aは、トランジスタ240Aの閾値電圧に基づいて、例えばPBIAS(2.2V−前記閾値電圧)で、バイアスされ得る。
トランジスタ270Aの目的及び機能は、トランジスタ240Aのものと同様である。
幾つかの実施例において、回路200は、UDSMデジタル相補型金属酸化物半導体(CMOS)プロセスにおいて用いることができる。キャパシタ235A及びキャパシタ260Aは、前記UDSMデジタルCMOSプロセスによって必要とされる電圧を許容することができる。トランジスタ240A、トランジスタ270A、ドライバ・トランジスタ245A、ドライバ・トランジスタ275A、スイッチ250A、及びスイッチ280Aは、前記UDSMデジタルCMOSプロセスによって必要とされる電圧に基づいて適切に選択され得る。なお、回路200は異なる電圧プロセスにおいて用いることができることに注意されたい。前記ドライバ・トランジスタ、スイッチ、及びトランジスタは、前記出力の所望のスイングに基づいて選択され得る。
負荷230Aを介する前記負の遷移を生成するため、及び負荷230Bを介する前記正の遷移を生成するための回路200の前述の機能は、回路200が負荷230Aを介する前記正の遷移及び負荷230Bを介する前記負の遷移を生成するときの回路200の機能に類似する。ドライバ・トランジスタ205Aではなくドライバ・トランジスタ205Bがアクティブであり、バイアス回路220Aの代わりにバイアス回路220Bが用いられ、電流要素210Aではなく電流要素210Bがアクティブであり、ドライバ215Aではなくドライバ215Bがアクティブであり、バイアス回路265Aの代わりにバイアス回路265Bが用いられる。D1の論理HIから論理LO(第2の制御信号)への切り替えは、前記入力(別の入力)として機能する。
負荷230Aを介する及び負荷230Bを介する正の遷移は、回路要素の利用に基づいて一致していてもよく又は同様であってもよいことに注意されたい。例えば、ドライバ205A及びドライバ205B内の同じ回路要素を用いることによって、一致した遷移を達成することができる。負荷230Aを介する及び負荷230Bを介する負の遷移に対して同様のアプローチを続けることが可能である。
前記2つの出力の一つでの正の遷移は、前記電圧が前記電源値、例えば3.3V、に達するまで継続し、前記2つの出力の他の一つでの負の遷移は、前記電圧が前記接地の値、例えば0V、に達するまで継続する。前述の遷移が前記2つの出力で停止するとき、前記キャパシタ、例えばキャパシタ235A及びキャパシタ260A、を介して流れる電流は停止する。ドライバ・トランジスタ245A及びドライバ・トランジスタ275Aのゲートの電圧は、或る速度で、それぞれのゲート・ノードの相対的実効静電容量に応じたレベルまで互いに接近し始める。この接近は、電流要素210Aを介する電流がゼロになり、ドライバ・トランジスタ245A及びドライバ・トランジスタ275Aのゲートの電圧が既定の範囲を超え、それにより、ドライバ・トランジスタ245A及びドライバ・トランジスタ275Aのゲート酸化物の劣化を生じさせるまで継続し得る。ドライバ・トランジスタ245A及びドライバ・トランジスタ275Aのゲートの電圧の前記既定の範囲は、プロセス要件及びドライバ・トランジスタ245A及びドライバ・トランジスタ275Aの閾値電圧に基づいて既定され得る。
ドライバ・トランジスタ245A及びドライバ・トランジスタ275Aのゲートの電圧を維持するために用いられるクランプ回路を図3に関連して詳細に説明する。ドライバ・トランジスタ245B及びドライバ・トランジスタ275Bのゲートの電圧を維持するために同様のクランプ回路を用いることもできる。
図3を参照すると、一例のクランプ回路を含む回路200の部分300が図示されている。部分300は、ドライバ205A、ドライバ215A、バイアス回路220A、バイアス回路265A、負荷230A、負荷230B、電流要素210A、及び回路225を含む。部分300は更に、電流源305、トランジスタ310、ダイオード315、ダイオード320、トランジスタ325、及び電流シンク330を含み、これらをまとめて前記クランプ回路と呼ぶことができる。
電流源305の1つの端子は電源に結合され、他の端子がダイオード315とトランジスタ310のソースとに結合される。トランジスタ310のドレインは接地に結合される。ダイオード315は、電流要素210Aを介してダイオード320に結合される。ダイオード320は電流シンク330の1つの端子及びトランジスタ325のソースに結合される。トランジスタ325のドレインは電源に結合される。ダイオード315は更にドライバ・トランジスタ245Aのゲートに結合され、ダイオード320はドライバ・トランジスタ275Aのゲートに結合される。
幾つかの実施例において、トランジスタ310のゲートが、例えば2.2V(クランプ参照電圧)でバイアスされ得、トランジスタ325のゲートが、例えば1.1V(クランプ参照電圧)でバイアスされ得る。これらのバイアス電圧は、それぞれのトランジスタのゲート酸化物の信頼性限界に基づき得る。電流要素210Aのバイアス電圧及び強度は、電流源305の値を決めることができる。ドライバ・トランジスタ245A及びドライバ・トランジスタ275Aのゲート電圧は、前記遷移の生成の間、それぞれVtp+εp及びVtn+εnであり、これらは、それぞれ前記クランプ参照電圧から充分に離れており、そのため、前記2つの出力での遷移の間前記クランプ回路が干渉しないようにする。前記遷移の生成の間、前記クランプ回路の電流はトランジスタ310及びトランジスタ325を介して迂回させられる。前記遷移の生成が終了した後、ドライバ回路275Aのゲートの電圧は上昇し始め、ドライバ・トランジスタ245Aのゲートの電圧は下降し始める。その後、前記クランプ回路は、前記バイアス電圧、例えば、ドライバ・トランジスタ275Aのゲートで1.1V、及びドライバ・トランジスタ245Aのゲートで2.2V、を維持するために必要とされる電流要素210Aを介する電流を提供することにより、ドライバ・トランジスタ245A及びドライバ・トランジスタ275Aのゲートをそれぞれのクランプ参照電圧にクランプする。これらのクランプ参照電圧は、CMOS技術で用いることのできるトランジスタに基づいて決定され得る。クランプされた状態の電流要素Icを介する電流は次のように求められる。
Ic=[(2.2)−(1.1)]/R
種々の既存のクランプ回路を用いることができることに注意されたい。
図4Aは、ドライバ・トランジスタ245Aのゲートの電圧波形405の例を図示し、図4Bは、ドライバ・トランジスタ275Aのゲートの電圧波形410を図示する。ドライバ・トランジスタ245Aのゲートは、ドライバ・トランジスタ245Aのゲートの電圧を、前記正の遷移前のドライバ・トランジスタ245Aの閾値電圧に等しくするようにプリチャージされる。この電圧はその後、特定のスルーレートで前記正の遷移を開始するようにVtp+εpに落着く。そして前記正の遷移が終了した後、前記電圧は2.2Vでクランプされる。同様に、ドライバ・トランジスタ275Aのゲートは、ドライバ・トランジスタ275Aのゲートの電圧を、前記負の遷移の前のドライバ・トランジスタ275Aの閾値電圧に等しくするようにプリチャージされる。その後、この電圧は、前記特定のスルーレートで前記負の遷移を開始するようにVtn+εnに落着く。そして前記負の遷移が終了した後前記電圧が1.1Vでクランプされる。
図5を参照すると、回路500は回路200の半分を図示する。回路500は、シングル・エンド・ドライバとして又は擬似差動ドライバとして、出力で遷移を生成するために用いることができる。回路500の2つのインスタンスが前記2つの出力を生成するために用いられ得る。電流要素210Aは接地に結合され得、電流要素210Bは電源に結合され得る。
どの地点でも、ドライバ205Aがアクティブであり前記正の遷移を生成するか或いは、ドライバ215Bがアクティブであり負荷230Aを介する前記負の遷移を生成する。
図6は、ドライバ回路のスルーレートを制御するための方法を図示する。このドライバ回路は、2つのドライバ、例えば、第1のドライバ及び第2のドライバ、を含む。
工程605で、例えば正のドライバ205Aである、第1のドライバは、第1の既定の電圧にプリチャージされ、例えば負のドライバ215Aである、第2のドライバは、第2の既定の電圧にプリチャージされる。第1の既定の電圧及び第2の既定の電圧は、それぞれ第1のドライバ及び第2のドライバの閾値電圧であってよい。
工程610で、第1のドライバ及び第2のドライバを介して電流が駆動される。この電流が駆動されるとき、第1のドライバ及び第2のドライバはアクティブである。第1のドライバ及び第2のドライバを介して同じ電流を駆動することにより、前記スルーレートが制御され及びマッチングされる。前記同じ電流は、電流要素、例えば電流要素210A、を用いて駆動され得る。
工程615で、入力に応答して、第1のドライバによって第1の出力が生成され、第2のドライバによって第2の出力が生成される。幾つかの実施例において、第1の出力及び第2の出力は差動的であり、同等のスルーレートを有する。前記2つの出力の1つの出力は正の遷移を含み、別の出力は負の遷移を含む。
幾つかの実施例において、前記遷移が終了した後、第1のドライバのゲートの及び第2のドライバのゲートの電圧は、第1のドライバ及び第2のドライバへの損傷を避けるため、既定の範囲内に維持される。
図7は、プロセス及び温度変動がある45ナノメートルCMOSプロセスに実装されるドライバの2つの出力の一例である。供給レールは3.3Vの電源及び0Vの接地に対応する。クロスオーバー・ポイントは約1.65Vである。正の遷移(705)及び負の遷移(710)のスルーレートは、制御されており、等しい。同様に、正の遷移(715)及び負の遷移(720)のスルーレートは制御されており、等しい。
前記クロス結合された回路は、前記2つの出力で同等のスルーレートを達成することに役立つ。所望のクロスオーバー電圧、及び前記立ち上がり時間と前記立下り時間との所望の比も、前記UDSMプロセス及びその他のプロセスにおけるクロス・カップリングによって達成することができる。
前述の説明において、「結合又は接続」という用語は、接続されるデバイス間の直接的電気的接続、或いは一つ又は複数の受動的又は能動的中間デバイスを介する間接接続のいずれかを指す。「回路」という用語は、単一の構成要素、又は共に接続されて所望の機能を提供する多数の構成要素の少なくともいずれかを意味する。「信号」という用語は、電流、電圧、チャージ、データ、又は他の信号の少なくとも1つを意味する。
例示の実施例の文脈で説明したような特徴又は工程のすべて又はその幾つかを有する例示の実施例の文脈で説明した1つ又はそれ以上の特徴又は工程の異なる組み合わせを有する実施例も、本明細書に包含されることも意図している。当業者であれば、他の多くの実施例及び変形も特許請求の範囲に包含されることが理解されるであろう。

Claims (6)

  1. 出力遷移を生成するためのドライバ回路であって、
    負荷に結合される第1のフィードバック・キャパシタと、
    前記第1のフィードバック・キャパシタに結合されるゲートを有し、第1の制御信号に応答して第1の遷移の開始時に前記出力におけるスルーレートを制御するために、第1の既定の電圧にプリバイアスされる、第1のドライバ・トランジスタと、
    前記第1のフィードバック・キャパシタと前記第1のドライバ・トランジスタのドレインとの間にカスコード接続で結合され、前記第1のフィードバック・キャパシタの第1のフィードバック容量を前記第1のドライバ・トランジスタのゲート・ドレイン容量から分離させ、かつ、前記第1のドライバ・トランジスタのドレインの電圧が第1の既定の値を超えないようにするために、第2の既定の電圧にバイアスされる、第1のトランジスタと、
    前記第1のドライバ・トランジスタのソースに結合され、前記第1の制御信号に応答して、前記第1のドライバ・トランジスタに前記出力において前記第1の遷移を生成させる、第1のスイッチと、
    前記負荷に結合される第2のフィードバック・キャパシタと、
    前記第2のフィードバック・キャパシタに結合されるゲートを有し、第2の制御信号に応答して第2の遷移の開始時に前記出力におけるスルーレートを制御するために、第3の既定の電圧にプリバイアスされる、第2のドライバ・トランジスタと、
    前記第2のフィードバック・キャパシタと前記第2のドライバ・トランジスタのドレインとの間にカスコード接続で結合され、前記第2のフィードバック・キャパシタの第2のフィードバック容量を前記第2のドライバ・トランジスタのゲート・ドレイン容量から分離させ、かつ、前記第2のドライバ・トランジスタのドレインの電圧が第2の既定の値を超えないようにするために、第4の既定の電圧にバイアスされる、第2のトランジスタと、
    前記第2のドライバ・トランジスタのソースに結合され、前記第2の制御信号に応答して、前記第2のドライバ・トランジスタに前記出力において前記第2の遷移を生成させる、第2のスイッチと、
    を含む、ドライバ回路。
  2. 請求項1に記載のドライバ回路であって、
    各ドライバ・トランジスタと各トランジスタと各スイッチとが、正の金属酸化膜半導体(PMOS)タイプのトランジスタと負の金属酸化膜半導体(NMOS)タイプのトランジスタとの1つである、ドライバ回路。
  3. 請求項1に記載のドライバ回路であって、
    前記第1の遷移が正の遷移と負の遷移との一方を含み、前記第2の遷移が前記正の遷移と前記負の遷移との一方を含み、前記第1の遷移と前記第2の遷移とが互いに反対である、ドライバ回路。
  4. 請求項1に記載のドライバ回路であって、
    前記第1のドライバ・トランジスタに結合され、前記第1のドライバ・トランジスタを前記第1の既定の電圧にバイアスする第1のバイアス回路と、
    前記第1のバイアス回路に結合されて前記第1のフィードバック・キャパシタを介して流れる第1の電流の生成を可能にする、第1の電流要素と、
    を更に含む、ドライバ回路。
  5. 請求項2に記載のドライバ回路であって、
    前記第2のドライバ・トランジスタに結合され、前記第2のドライバ・トランジスタを前記第2の既定の電圧にバイアスすることが可能な第2のバイアス回路と、
    前記第2のバイアス回路に結合されて前記第2のフィードバック・キャパシタを介して流れる第2の電流の生成を可能にする、第2の電流要素と、
    を更に含む、ドライバ回路。
  6. 請求項1に記載のドライバ回路であって、
    1つのインスタンスが正の遷移を生成し、別のインスタンスが負の遷移を生成する、前記ドライバ回路の2つのインスタンスが、同時に擬似差動ドライバを形成する、ドライバ回路。
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