JP5943828B2 - 発光デバイス、照明装置、ディスプレイ及び信号灯 - Google Patents

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本発明は、発光デバイス、照明装置、ディスプレイ及び信号灯に関する。
発光ダイオードを用いた発光デバイスは、省エネルギー、長寿命という利点があり、照明装置、カラー画像表示装置、液晶パネルのバックライト、又は、交通信号灯などの光源として、注目されている。
発光ダイオードは、例えば、特許文献1に開示されているように、サファイアでなる支持層(基板)の表面に、バッファ層、N型GaN層、活性層、P型GaN層、及び、透明電極層を順次に積層した構造となっている。透明電極層の一部表面にはP側電極が形成されており、また、透明電極層、P型GaN層及び活性層の一部をドライエッチングし、N型GaN層の一部を露出させ、この露出したN型GaN層にN側電極を形成した構造となっている。特許文献2、3にも、同様の積層構造及び電極構造が開示されている。
上述したように、従来の発光ダイオードでは、P側電極を、発光面となる透明電極層の表面に形成する一方、透明電極層、P型GaN層及び活性層の一部をドライエッチングし、N型GaN層の一部を露出させ、この露出したN型GaN層にN側電極を形成した構造となっているため、発光面積がP側電極及びN側電極の占有面積分だけ、縮小されてしまう。このため、当然の結果として、発光量が低下してしまうし、発光効率も低下する。
更に、N側電極を形成するためのドライエッチングに当たっては、ICP型RIE装置を用いなければならない。ICP型RIE装置は、各種Siマイクロマシンニング(MEMS)用途をはじめ、化合物半導体エッチングによる高周波デバイス加工や、アルチックエッチングによる薄膜磁気ヘッド加工などに使用されるものであるが、極めて高価なものである。その高額な設備コストが発光ダイオードのコストアップに反映されてしまう。
上述した問題点を解決する手段として、特許文献4は、光出射面とは反対側から、N側電極及びP側電極にそれぞれ接続される貫通電極を設ける技術を開示している。この技術によれば、電極によって、発光面積が縮小されることがないから、発光量が大きく、発光効率の高い面発光の発光ダイオードを実現することができる。
更に、支持基板として用いられているサファイヤは、熱伝導率が、0.3W/(cm/K)と低いため、その上に形成されているGAN系LEDに発生した熱の放熱性が悪く、発光効率が低下するという問題点もある。
この問題点を解決する手段として、例えば、特許文献5には、支持基板をSi基板で構成する技術を開示している。Si結晶の熱伝導率は1.5W/(cm・K)であり、サファイヤ結晶の熱伝導率の約5倍である。しかしながら、Si基板をもってしても、熱伝導率をサファイヤの5倍程度まで改善するのが精いっぱいである。
特開2001−210867号公報 特開2009−71337号公報 特開2008−153634号公報 特開2012−004297号公報 特開2010−251390号公報 特開2006−190963号公報
本発明の課題は、構造を簡素化した発光デバイス、照明装置、ディスプレイ及び信号灯を提供することである。
本発明のもう一つの課題は、大きな面発光を実現し得る発光デバイス、照明装置、ディスプレイ及び信号灯を提供することである。
本発明の更にもう一つの課題は、放熱特性の改善された発光デバイス、照明装置、ディスプレイ及び信号灯を提供することである。
上述した課題の少なくとも一つを解決するため、本発明に係る発光デバイスは、支持層と、発光層と、第1導体と、第2導体とを含む。前記発光層は、複数の発光素子を有し、前記支持層の一面上に形成されている。前記発光素子のそれぞれは、P型半導体層及びN型半導体層を積層した構造を有している。前記第1導体は、前記P型半導体層及び前記N型半導体層のうち、前記支持層に近い位置にある第1半導体層のための電極であって、前記第2導体よりも大きな平面積を有している。前記第2導体は、他の第2半導体層のための電極であって、前記第1導体の幅方向の一辺側に微小間隔をおいて配置され、前記幅方向と交差する長さ方向に、前記第1導体よりも狭い幅をもって、前記第1導体の前記一辺と対向して帯状に延びている。前記第1導体及び前記第2導体は、前記支持層を厚み方向に貫通し、互いに電気絶縁されている。
本発明に係る発光デバイスでは、発光層は、複数の発光素子を有しており、前記発光素子のそれぞれは、P型半導体層及びN型半導体層を積層した構造を有し、前記P型半導体層又は前記N型半導体層の何れか一方は、支持層の上に形成したものであるから、構造を簡素化した発光デバイスが得られる。
また、本発明に係る発光デバイスでは、発光層は、複数の発光素子を、支持層の上に形成したものであるから、発光層の光出射面を平面化し、平坦な平面をもつ大面積の面発光を実現し得る。
次に、P型半導体層及びN型半導体層に電気エネルギーを供給する電極に関しては、支持層は、厚み方向に貫通する第1導体及び第2導体を有している。第1導体は、P型半導体層及びN型半導体層のうち、支持層に近い位置にある第1半導体層のため電極であり、第2導体は他の第2半導体層のための電極である。この構造によれば、第1導体及び第2導体が、P側電極であれ、N側電極であれ、それが、発光面に現れることはない。従って、発光量が大きく、発光効率の高い面発光の発光デバイスを実現することができる。
P型半導体層及びN型半導体層のうち、支持層に近い位置にある第1半導体層のため電極となる第1導体は、その平面積が第2導体の平面積よりも大きい。この構造によれば、発光層に発生した熱を、平面積(平面断面積)の大きな第1導体を通して、支持層側から外部に放熱することができる。このため、放熱特性の改善された発光デバイスが得られる。より具体的には、第1半導体層は、支持層の側の表面を広く覆う第1電極層を有する構造とし、第1導体は、その端面が前記第1電極層の表面の大部分と接合される面積を有する構造とする。
第2導体は、他の第2半導体層のための電極であって、第1導体の幅方向の一辺側に微小間隔をおいて配置され、幅方向と交差する長さ方向に、第1導体よりも狭い幅をもって、第1導体の前記一辺と対向して帯状に延びている。この構成によれば、第2導体の平面積を縮小して、発光面積を増大させるとともに、第1導体との間の電流分布を平均化し得る。
本発明に係る発光デバイスは、更に、蛍光層を含むことができる。前記蛍光層は、前記支持層のある側とは反対側の前記発光層の光出射面に設けられている。発光層の光出射面は、前述したように、平坦化し得るから、蛍光層はその平坦化面に層状に形成することができる。したがって、蛍光層をもつ場合も、構造の簡素化、発光面の大面積化を実現し得る。
前記蛍光層は、前記複数の発光素子を共通に覆っていてもよいし、複数の発光素子において、個別に設けられていてもよい。
発光素子は、赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオードまたは青色発光ダイオードの何れであってもよいし、白色発光ダイオードであってもよい。更に、好ましくは、紫外線発光ダイオードである。紫外線発光ダイオードによれば、蛍光層の発色効果を高めることができる。
本発明は、更に、上述した発光デバイスを用いたディスプレイ(表示装置)、照明装置、及び信号灯を開示する。
以上述べたように、本発明によれば、次のような効果を得ることができる。
(a)構造を簡素化した発光デバイス、照明装置、ディスプレイ及び信号灯を提供することができる。
(b)大きな面発光を実現し得る発光デバイス、照明装置、ディスプレイ及び信号灯を提供することができる。
(c)放熱特性の改善された発光デバイス、照明装置、ディスプレイ及び信号灯を提供することができる。
本発明の他の目的、構成及び利点については、添付図面を参照し、更に詳しく説明する。添付図面は、単に、例示に過ぎない。
本発明に係る発光デバイスの実施形態を示す部分断面図である。 図1に示した発光デバイスの底面の一部を示す図である。 本発明に係る発光デバイスの別の実施形態を示す部分断面図である。 本発明に係る発光デバイスの別の実施形態を示す部分断面図である。 図4に示した発光デバイスの一部を示す平面図である。 本発明に係る発光デバイスを用いたディスプレイの部分断面図である。
1.発光デバイス
図1を参照すると、本発明に係る発光デバイスは、支持層1、発光層3と、蛍光層5とを含む。支持層1は、Si基板で構成されている。そのほか、SiC基板、GaN基板、AlN基板、及び、ZnO基板の何れかによって構成することもできる。
支持層1は、厚み方向に貫通する第1導体101及び第2導体102を有している。第1導体101は、P型半導体層344及びN型半導体層342のうち、支持層1に近い位置にあるP型半導体層344のため電極であり、第2導体102はN型半導体層342のための電極である。第1導体101及び第2導体102は、予め穿孔された縦孔内に、流動性導電成分を流し込み、加圧しながら硬化させた導体によって構成することができる。より具体的には、縦孔内に溶融金属を流し込み、加圧しながら冷却して凝固させるか、または、有機性もしくは水性分散媒中に、金属/合金微粉末もしくはカーボンナノチューブを分散させたものを、縦孔内に流し込み、加圧・加熱して硬化させることによって得ることができる。第1導体101及び第2導体102は、支持層1と接する外周が絶縁膜103,104によって覆われている。
発光層3は、複数n個の発光素子311〜313を、その光出射面321の位置を一致させて平面配置したものである。発光素子311〜313のそれぞれは、相互間に配置された絶縁部331によって互いに電気絶縁されている。発光素子311〜313の個数nは、任意である。
発光素子311〜313のそれぞれは、発光ダイオードである。発光ダイオードは、これまで種々のタイプのものが提案されている。基本的には、PN接合を持ち、代表的にはGAN系化合物半導体が用いられる。もっとも、公知技術に限らず、これから提案されることのある化合物半導体を用いたものであってもよい。図の発光素子311〜313は、透明層341、N型半導体層342、活性層343及びP型半導体層344を積層した構造を持つ。もっとも、図示とは異なって、P型半導体層344とN型半導体層342の積層位置を入れ替えた構造であってよい。
発光素子311〜313は、赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード、青色発光ダイオード、橙色発光ダイオードの何れであってもよいし、白色発光ダイオードであってもよい。更に、紫外線発光ダイオードを用いることもできる。
発光素子311〜313は、好ましくは、支持層1の上でエピタキシャル成長させる。そのような技術は、すでに知られている。例えば、特許文献5は、n型Si基板上に、発光素子を構成するエピタキシャル成長層を形成する技術を開示している。また、特許文献6は、アルミニウム原子をInGaN発光ダイオードの全層に追加することにより、波長が300nmから380nmの紫外線を放出する紫外線発光ダイオード(LED)を製造するに当たり、Si基板、SiC基板、GaN基板、AIN基板、AlaN基板又はZnO基板の上でエピタキシャル成長させる技術を開示している。本発明では、これらの公知技術を適用することができる。
蛍光層5は、光出射面321に設けられている。図示の蛍光層5は、複数の発光素子311〜313を共通に覆っている。蛍光層5は、発光素子311〜313の種類と、最終的に得ようとする発光色との関係で選択される。例えば、発光素子311〜313が、それぞれ、赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオードまたは青色発光ダイオードで構成されていて、最終的に白色光を得ようとする場合は、蛍光層5は、用いられている発光ダイオードの発光色と、補色関係にある波長に吸収特性を持つものを選択する。好ましくは、発光素子311〜313は、同一色の発光ダイオードを用いて構成する。同一の発光色を呈する発光ダイオードを形成したウエハを、簡単な加工を施すだけで、殆どそのまま用いることができるからである。
具体例として、発光素子311〜313を、紫外線発光ダイオードによって構成した場合は、蛍光層5は、青色発光蛍光層B、緑色発光蛍光層G又は赤色発光蛍光層Rの少なくとも一つを含んでいる。青色発光蛍光層Bとしては、紫外線を受けて青色に発光するものであればよく、例えばハロリン酸塩蛍光体、アルミン酸塩蛍光体、ケイ酸塩蛍光体などが挙げられる。また付活剤としては、例えばセリウム、ユウロピウム、マンガン、ガドリニウム、サマリウム、テルビウム、スズ、クロム、アンチモン等の元素を挙げることができる。この中でもユウロピウムが好ましい。
緑色発光蛍光層Gとしては、紫外線を吸収して緑色に発光する蛍光体であれば、特に限定はない。紫外線を吸収して緑色に発光する蛍光体としては、例えば、2価のマンガンおよびユーロピウムで付活されたアルカリ土類アルミン酸塩蛍光体や、3価のテルビウムおよびセリウムで付活された希土類珪酸塩蛍光体などが挙げられる。
赤色発光蛍光層Rとしては、紫外線を吸収して赤色に発光する蛍光体であれば、特に限定はない。紫外線を吸収して赤色に発光する蛍光体としては例えば、ユウロピウムで付活された酸化イットリウムやその複合酸化物、ユウロピウムで付活されたフッ化物蛍光体などが挙げられる。
もっとも、発色光は、発光素子311〜313を格子する発光ダイオードのタイプと、蛍光層5の光学的性質によって、広範囲に設定することができるので、白色光に限定されるものではないし、また、蛍光層5も、上述したものに限定されるものではない。
図1に示す発光デバイスでは、発光層3は、複数の発光素子311〜313を、その光出射面321の位置を一致させて平面配置した構成となっており、蛍光層5は光出射面321に設けられており、支持層1は、光出射面321とは反対側の他面に積層されているから、発光層3の両面に、蛍光層5及び支持層1を積層するという簡単な構造でよい。このため、構造を簡素化した発光デバイスが得られる。
また、発光層3は、複数の発光素子311〜313を、その光出射面321の位置を一致させて平面配置したものであり、蛍光層5は光出射面321に設けられている。したがって、発光層3の光出射面321を平面化し、その上に蛍光層5を平面的に積層し、平坦な平面をもつ大面積の面発光を実現し得る。
支持層1は、発光層3の光出射面321となる一面とは反対側の他面に積層され、厚み方向に貫通する第1導体101及び第2導体102を有している。第1導体101は、P型半導体層344及びN型半導体層342のうち、支持層1に近い位置にあるP型半導体層344のため電極であり、第2導体102はN型半導体層342のための電極である。この構造によれば、第1導体101及び第2導体102が、P側電極であれ、N側電極であれ、それが、発光面に現れることはない。従って、発光量が大きく、発光効率の高い面発光の発光デバイスを実現することができる。
P型半導体層344及びN型半導体層342のうち、支持層1に近い位置にあるP型半導体層344のため電極となる第1導体101は、その平面積が第2導体102の平面積よりも大きい。より具体的には、P型半導体層344は、支持層1の側の表面を広く覆う第1電極層145を有する構造とし、第1導体101は、その端面が第1電極層145の表面の大部分と接合される面積を有する構造とする。
N型半導体層342のための電極となる第2導体102は、第1導体101の幅方向の一辺側に微小間隔をおいて配置され、幅方向と交差する長さ方向に、第1導体101よりも狭い幅をもって、第1導体101の一辺と対向して帯状に延びている。これらの第1導体101及び第2導体102は、支持層1を厚み方向に貫通し、互いに電気絶縁されている。
上記構造によれば、第2導体102は、第1導体101によって占有された領域の外に残された領域に形成されることになるから、発光動作によって発光層3に発生した熱を、平面積(平面断面積)の大きな第1導体101を通して、支持層1側から外部に放熱することができる。このため、放熱特性の改善された発光デバイスが得られる。
P型半導体層344及びN型半導体層342のうち、支持層1に近い位置にあるP型半導体層344のため電極となる第1導体101は、その平面積が第2導体102の平面積よりも大きい。この構造によれば、発光層3に発生した熱を、平面積(平面断面積)の大きな第1導体101を通して、支持層1側から外部に放熱することができる。このため、放熱特性の改善された発光デバイスが得られる。
より具体的には、P型半導体層344は、支持層1の側の表面を広く覆う第1電極層145を有する構造とし、第1導体101は、その端面が第1電極層145の表面の大部分と接合される面積を有する構造とする。
第2導体102は、N型半導体層342のための電極であって、第1導体101の幅方向の一辺側に微小間隔をおいて配置され、幅方向と交差する長さ方向に、第1導体101よりも狭い幅をもって、第1導体101の一辺と対向して帯状に延びている。この構成によれば、第2導体102の平面積を縮小して、発光面積を増大させるとともに、第2導体102と第1導体101との間の電流分布を平均化し得る。
更に、支持層1を、Si基板で構成した場合は、サファイヤよりも5倍以上の熱伝導率を確保し、発光素子311〜313に発生した熱を効率よく放熱することができる。しかも、Si基板でなる支持層1であれば、支持層1の上に発光素子311〜313をエピタキシャル成長させることができる。
図1に示す実施の形態では、支持層1の下側、即ち、発光層3のある側とは反対側に、補強層7が配置されている。補強層7は、一面が支持層1の他面に積層されている。第1導体101及び第2導体102は、補強層7を貫通している。
発光素子311〜313として紫外線発光ダイオードを用い、白色光を得る場合には、図3に図示するように、蛍光層5は、青色発光蛍光層B、緑色発光蛍光層G及び赤色発光蛍光層Rを積層した構造とする。赤色発光蛍光層Rは、緑色発光蛍光層G及び青色発光蛍光層Bと比べて発光素子311〜313に近い位置に配置される。緑色発光蛍光層Gは、赤色発光蛍光層Rと青色発光蛍光層Bとの間に配置される。
次に、図4を参照して、他の実施の形態を説明する。図4において、図1及び図3に現れた構成部分と対応する部分に同一参照符号を付してある。この実施の形態では、紫外線発光ダイオードでなる3つの発光素子311〜313に、それぞれ、赤色発光蛍光層R、緑色発光蛍光層G及び青色発光蛍光層Bを組み合わせ、例えば、図5に例示するように、所定のピッチ間隔で、マトリクス状に配置したものである。
この発光デバイスは、さまざまな発光色を呈する照明装置や、画像表示用ディスプレイ等に用いることができる。
2.照明装置
本発明に係る照明装置は、図1〜図5に図示した発光ディスプレイを用いて構成することができる。発光デバイス自体が大面積化されているので、そのまま、白色光を生じる大面積照明装置を実現することができる。図4及び図5に示した発光デバイスを用いた場合には、多色の照明装置を実現することができる。
3.ディスプレイ
本発明に係るディスプレイ(表示装置)は、液晶ディスプレイと、発光ディスプレイを含んでいる。
(1)液晶ディスプレイ
図6を参照すると、液晶ディスプレイは、液晶パネル15と、バックライト17とを有する。バックライト17は、図1〜図5に示した発光デバイスを用いた本発明に係る照明装置でなり、液晶パネル15を、その背面から照明する。図6は、図3に図示した発光ディスプレイを用いた場合を例示している。
(2)発光ディスプレイ
本発明に係る発光ディスプレイは、好ましくは、図4及び図5に図示した発光デバイスで構成される。即ち、赤色発光蛍光層Rと、緑色発光蛍光層Gと、青色発光蛍光層Bとの組み合わせ(1セルとして)を含んでいる。1セル内に置いて、ドット状に配列された各発光素子を、個別的に駆動して、所望のカラー画像を表示する。
4.信号灯
本発明に係る発光デバイスによって、交通信号灯を構成することもできる。信号灯は、図4〜図5に示した発光デバイスによって構成することができる。必要な信号灯色光は、発光素子のタイプ、及び、それと蛍光層との組み合わせによって実現することができる。
以上、好ましい実施形態を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種種の変形態様を採り得ることは自明である。
1 支持層
101 第1導体
102 第2導体
3 発光層
342 N型半導体層
344 P型半導体層
5 蛍光層

Claims (5)

  1. 支持層と、発光層と、第1導体と、第2導体とを含む発光デバイスであって、
    前記発光層は、複数の発光素子を有し、前記支持層の一面上に形成されており、
    前記発光素子のそれぞれは、P型半導体層及びN型半導体層を積層した構造を有しており、
    前記第1導体は、前記P型半導体層及び前記N型半導体層のうち、前記支持層に近い位置にある第1半導体層のための電極であって、前記第2導体よりも大きな平面積を有しており、
    前記第2導体は、他の第2半導体層のための電極であって、前記第1導体の幅方向の一辺側に微小間隔をおいて配置され、前記幅方向と交差する長さ方向に、前記第1導体よりも狭い幅をもって、前記第1導体の前記一辺と対向して帯状に延びており、
    前記第1導体及び前記第2導体は、前記支持層を厚み方向に貫通し、互いに電気絶縁されており、
    前記支持層は、半導体基板でなり
    前記発光層は、前記支持層の一面上に直接形成されている
    発光デバイス。
  2. 請求項1に記載された発光デバイスであって、前記発光素子のそれぞれは、相互間に配置された絶縁部によって互いに電気絶縁されている、発光デバイス。
  3. 発光デバイスを有するディスプレイであって、前記発光デバイスは、請求項1又は2に記載されたものでなる、ディスプレイ。
  4. 発光デバイスを有する照明装置であって、前記発光デバイスは、請求項1又は2に記載されたものでなる、照明装置。
  5. 発光デバイスを有する信号灯であって、前記発光デバイスは、請求項1又は2に記載されたものでなる、信号灯。
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