JP5943100B1 - ゴムロールの製造装置、ゴムロールの製造方法 - Google Patents

ゴムロールの製造装置、ゴムロールの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】半円弧状の押圧部が夫々形成された一対の把持部材によって断面円形のゴムロール部を挟み込んで把持する場合と比して、バリの発生を抑制することができるゴムロールの製造装置、ゴムロールの製造方法を得る。【解決手段】引出機16では、一対の把持部材64がゴムロール部56を挟み込んで把持した状態で、ゴムロール部56と接触部84とは離間している。このため、押圧部82によって押圧されることで膨らむゴムロール部56の一部が、一の接触部84と他の接触部84との間に入り込むのが抑制される。これにより、本実施形態に係る引出機16では、比較形態に係る引出機300と比して、バリの発生が抑制される。【選択図】図1

Description

本発明は、ゴムロールの製造装置、及びゴムロールの製造方法に関する。
特許文献1に記載のゴムロールの製造装置では、芯金にゴム材が被覆された断面円形のゴムロール部が押出し機から押し出されると、このゴムロール部は、一対の押さえ治具によって挟み込まれて把持されるようになっている。
特開2007−15137号公報
この一対の押さえ治具(把持部材)は、ゴムロール部を押圧する半円弧状の押圧部と、押圧部の両側に形成され互いに接触する接触部とを有している。
このように、半円弧状の押圧部が夫々形成された一対の把持部材で、断面円形のゴムロール部を挟み込んで把持すると、一の把持部材と他の把持部材とが接触する接触部に、押圧部によって押圧されたゴムロール部の一部が入り込み、バリが発生することがある。
本発明の課題は、半円弧状の押圧部が夫々形成された一対の把持部材によって断面円形のゴムロール部を挟み込んで把持する場合と比して、バリの発生を抑制することである。
本発明の請求項1に係るゴムロールの製造装置は、未加硫の円筒状のゴム部材に芯金を供給する芯金供給部と、前記芯金に前記ゴム部材が被覆されたゴムロール部を前記ゴムロール部の外周側から挟み込んで把持し、前記ゴムロール部の外周面を押圧する当接部と前記ゴムロール部の外周面に当接しない非当接部とを備えた押圧部と、前記非当接部側に形成され、前記押圧部が前記ゴムロール部を挟み込んだ状態で互いに接触して前記押圧部に前記ゴムロール部を把持する把持空間を形成させる接触部と、が夫々形成される一対の把持部材と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項に係るゴムロールの製造方法は、未加硫の円筒状のゴム部材に芯金を供給する供給工程と、前記芯金に前記ゴム部材が被覆されたゴムロール部を挟み込んで把持する把持工程と、前記芯金の長手方向において両端側の部分の前記ゴム部材を切除して前記芯金の両端側の部分を外部に露出させる切除工程と、を備え、前記把持工程において前記ゴムロール部を挟み込んで把持する一対の把持部材には、前記ゴムロール部を挟み込んだ状態で前記ゴムロール部の外周面を押圧する当接部と前記ゴムロール部の外周面に当接しない非当接部とを備えた押圧部と、前記非当接部側に形成され、前記押圧部が前記ゴムロール部を挟み込んだ状態で互いに接触して前記押圧部に前記ゴムロール部を把持する把持空間を形成させる接触部と、が夫々形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項1のゴムロールの製造装置によれば、半円弧状の押圧部が夫々形成された一対の把持部材によって断面円形のゴムロール部を挟み込んで把持する場合と比して、バリの発生を抑制することができる。
本発明の請求項のゴムロールの製造方法によれば、半円弧状の押圧部が夫々形成された一対の把持部材によって断面円形のゴムロール部を挟み込んで把持する場合と比して、バリの発生を抑制することができる。
(A)(B)(C)本発明の第1実施形態に係るゴムロールの製造装置に備えられた引出機、及びゴムロール部を示した平面図である。 本発明の第1実施形態に係るゴムロールの製造装置における分離機構、及び引出機等を示した構成図である。 本発明の第1実施形態に係るゴムロールの製造装置における分離機構、及び引出機等を示した構成図である。 本発明の第1実施形態に係るゴムロールの製造装置における分離機構、及び引出機等を示した構成図である。 本発明の第1実施形態に係るゴムロールの製造装置における分離機構、及び引出機等を示した構成図である。 本発明の第1実施形態に係るゴムロールの製造装置における分離機構、及び引出機等を示した構成図である。 (A)(B)(C)本発明の第1実施形態に係るゴムロールの製造装置に備えられた切除機、及びゴムロールを示した側面図である。 本発明の第1実施形態に係るゴムロールの製造装置を示した概略構成図である。 (A)(B)(C)本発明の第1実施形態に対する比較形態に係るゴムロールの製造装置に備えられた引出機、及びゴムロール部を示した平面図である。 (A)(B)(C)本発明の第2実施形態に係るゴムロールの製造装置に備えられた引出機、及びゴムロール部を示した平面図である。 (A)(B)(C)本発明の第3実施形態に係るゴムロールの製造装置に備えられた引出機、及びゴムロール部を示した平面図である。 (A)(B)(C)本発明の第4実施形態に係るゴムロールの製造装置に備えられた引出機、及びゴムロール部を示した平面図である。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係るゴムロールの製造装置、及びゴムロールの製造方法の一例を図1〜図9に従って説明する。なお、図中に示す矢印Hは装置上下方向(鉛直方向)を示し、矢印Wは装置幅方向(水平方向)を示し、矢印Dは装置奥行方向(水平方向)を示す。
(全体構成)
本第1実施形態に係るゴムロールの製造装置、及びゴムロールの製造方法によって製造されるゴムロール70(図7(C)参照)は、例えば、電子写真方式の画像形成装置の感光体ドラムと接触して従動回転しながら感光体ドラムを帯電する帯電ロールとして用いられる。感光体ドラムの帯電ばらつきを抑制するため、ゴムロール70の外径が、予め決められた許容範囲内に収まっている必要がある。
本実施形態に係るゴムロールの製造装置10は、図8に示されるように、いわゆるクロスヘッドダイから構成される押出機12と、押出機12の下方側に配置される押圧機14と、押圧機14の下方側に配置される引出機16とを備えている。また、ゴムロールの製造装置10は、切除部の一例とされる切除機66(図7(A)参照)と、各部を制御する制御部78とを備えている。
〔押出機〕
押出機12は、未加硫のゴム材を供給するゴム材供給部18と、ゴム材供給部18から供給されたゴム材を円筒状に押し出す押出部20と、押出部20から円筒状に押し出されるゴム材の中心部に芯金22を供給する芯金供給部24とを備えている。
[ゴム材供給部]
ゴム材供給部18は、円筒状の本体部26の内部に配置されるスクリュー28と、本体部26内のゴム材を加熱するヒータ(図示省略)と、本体部26の図中右側に配置され、スクリュー28を回転駆動する駆動モータ30とを備えている。さらに、本体部26の駆動モータ30側にはゴム材を投入する投入口32が配置されている。
この構成において、投入口32から投入されたゴム材は、本体部26の内部においてスクリュー28によって練られながら押出部20に向けて送り出されるようになっている。
[押出部]
押出部20は、ゴム材供給部18に接続される円筒状のケース34と、ケース34の内部に配置される円柱状のマンドレル36と、マンドレル36の下方側に配置される排出ヘッド38とを備えている。また、マンドレル36は保持部材40によってケース34に保持され、排出ヘッド38は保持部材42によってケース34に保持されている。そして、マンドレル36の外周面(一部において保持部材40の外周面)と保持部材42の内周面(一部において排出ヘッド38の内周面)との間には、ゴム材が環状に流れる環状流路44が形成されている。
また、マンドレル36の中心部には芯金22が挿入されて通過する通過孔46が形成されている。さらに、マンドレル36の先端側(下端側)の部分は、先端部に向けて先細った形状を呈している。そして、マンドレル36の先端部の下方側の領域は、通過孔46から供給される芯金22と環状流路44から供給されるゴム部材72とが合流する合流域48とされている。即ち、この合流域48に向けてゴム材が円筒状に押し出され、円筒状に押し出されるゴム部材72の中心部に芯金22が送り込まれるようになっている。
[芯金供給部]
芯金供給部24は、マンドレル36の上方側に配置されるローラ対50を備えている。ローラ対50は複数対(例えば、3対)設けられ、各ローラ対50の片側(図中左側)のローラはベルト52を介して駆動ローラ54に接続されている。駆動ローラ54が駆動されると、各ローラ対50によって挟持される芯金22はマンドレル36の通過孔46に向けて送られるようになっている。芯金22は予め定められた長さとされており、ローラ対50によって送られる後方の芯金22がマンドレル36の通過孔46内に存在する先方の芯金22を押すことにより、複数の芯金22が通過孔46を順次に通過するようになっている。
この構成において、駆動ローラ54の駆動は、先方の芯金22の先端がマンドレル36の先端部に達したときに一旦停止されようになっている(図2参照)。そして、ゴム材の中心部に間隔をおいて芯金22が順次送り込まれるようになっている。これにより、ゴム部材72で芯金22の外周面が被覆されたゴムロール部56と、芯金22と芯金22の間でゴム部材72の内部に芯金22が存在しない中間部58とが交互に排出ヘッド38から排出されるようになっている(図3参照)。なお、芯金22の外周面にはゴム部材72との接着性を高めるためにプライマーが予め塗布されている。
〔押圧機〕
押圧機14は、一対の半円筒状の分離部材60を備えている。一対の分離部材60は、押出機12から排出されるゴムロール部56を挟むように対向配置されている。各分離部材60には、中心部に向けて突出する分離部62が形成されている。そして、各分離部材60は、駆動部材(図示省略)の駆動力が伝達されて図中左右方向に可動することで、先方の芯金22にゴム部材が被覆されたゴムロール部56と、後方の芯金22にゴム部材が被覆されたゴムロール部56とを分離するようになっている。
〔引出機〕
引出機16は、ゴムロール部56を把持する一対の把持部材64を有している。一対の把持部材64は、押出機12から排出されるゴムロール部56を挟むように対向配置されている。そして、一対の把持部材64は、駆動部材(図示省略)の駆動力が伝達されて図中左右方向及び上下方向に移動することで、ゴムロール部56を把持し、搬送するようになっている。なお、引出機16の構成については詳細を後述する。
〔切除機〕
切除機66は、図7(A)に示されるように、芯金22が袋とじ状とされるゴムロール体74の両端部を支持する一対の支持部材76Aと、一対のカッタ76Bとを備えている。
支持部材76Aは、支持したゴムロール体74をゴムロール体74の周方向に回転させるようになっており、カッタ76Bは、支持されたゴムロール体74に対して近接離間する方向に移動するようになっている。
この構成において、切除機66が芯金22の端面68を覆う部分のゴム部材72を切除することで、芯金22の両端側の部分が露出したゴムロール70が形成されるようになっている(図7(B)、図7(C)参照)。
(全体構成の作用)
次に、ゴムロールの製造装置10を用いてゴムロール70を製造する製造方法について説明する。
ゴム材供給部18の投入口32に投入されたゴム材は、図8に示されるように、本体部26の内部において図示せぬヒータにより加熱され、回転するスクリュー28によって練られながら押出部20に向けて送り出される。
ゴム材供給部18から押出部20に送り出され、押出部20に供給されたゴム材は、押出部20の内部に形成された環状流路44を環状にながれる。環状流路44を流れるゴム材は、合流域48に向けて流れ、この合流域48で円筒状のゴム部材72として押し出される。
一方、芯金供給部24によって芯金22は、マンドレル36の通過孔46に供給される。芯金供給部24のローラ対50によって供給される後方の芯金22がマンドレル36の通過孔46内に存在する先方の芯金22を押圧すことにより、先方の芯金22は、合流域48で円筒状に押し出されたゴム部材72の中心部に送り込まれる(供給工程)。
これにより、芯金22の外周面がゴム部材72で被覆されたゴムロール部56が排出ヘッド38から排出される。
ここで、図2に示されるように、後方の芯金22の先端がマンドレル36の先端に達して後方の芯金22が停止すると、一対の把持部材64は互いに近づく方向に可動され、一対の把持部材64によってゴムロール部56が挟み込まれて把持される(把持工程)。
そして、図3に示されるように、ゴムロール部56を挟み込んで把持した状態で各把持部材64が下方側に移動する。即ち、一対の把持部材64によってゴムロール部56が押出機12から引き出される。また、前述したように、ゴム材は、円筒状のゴム部材72として合流域48に押し出されている。そうすると、先方の芯金22と後方の芯金22との間でゴム部材72の内部に芯金22が存在しない中間部58が形成される。
さらに、芯金22の送り出しが再開され、図4に示されるように、中間部58が一対の分離部材60の対向位置まで移動する。そして、中間部58が一対の分離部材60の対向位置まで移動したとき、図5に示されるように、各分離部材60は互いに近づく方向に可動され、中間部58(図4参照)のゴム材は各分離部材60の分離部62によって内側方向に押圧される。これにより、先方の芯金22の端面68および後方の芯金22の端面68がゴム材によって覆われる。
さらに、図6に示されるように、各分離部材60は互いに離れる方向に可動し、先方のゴムロール部56と後方のゴムロール部56とが分離され、芯金22が袋とじ状とされるゴムロール体74が形成される。
なお、各把持部材64は分離されたゴムロール体74を把持しつつ下方に適宜な距離だけ移動した後、次のゴムロール部56を把持するための待機位置として図2の仮想線(二点鎖線)で示す位置に移動する。
また、袋とじ状のゴムロール体74は、次工程において加硫処理炉に入れられる。それにより、芯金22を覆うゴム材に対して加硫処理が施される。
さらに、加硫処理されたゴムロール体74の両端側の部分において芯金22が露出するようにゴム材が切除される(切除工程)。
具体的には、図7(A)に示されるように、カッタ76Bがゴムロール体74に対して離間位置に配置されている状態で、一対の支持部材76Aがゴムロール体74を支持する。さらに、図7(B)に示されるように、カッタ76Bがゴムロール体74に対して近接位置に移動し、支持部材76Aがゴムロール体74を回転させる(図中矢印参照)。これにより、図7(C)に示されるように、芯金22の端面68を覆う部分のゴム材が切除され、ゴムロール70が製造される。
なお、芯金22が袋とじ状とされる理由については、ゴム材に対して加硫処理を施す際に生じる芯金22の両端側部分におけるゴム材の変形が、芯金22の両端部のゴム材が開放されている場合と比して、抑制されるからである。
(要部構成)
次に、引出機16について図1を用いて説明する。
引出機16は、一対の把持部材64と、一対の把持部材64が連結されて一対の把持部材64を夫々移動する機構部材80とを備えている。
具体的には、機構部材80は、図示せぬ駆動源から駆動力が伝達されて、一対の把持部材64を装置幅方向に移動するようになっている。そして、一対の把持部材64は、互いに離間する離間位置(図1(A)参照)と、ゴムロール部56を挟み込んで把持する接触位置(図1(B)参照)とに移動するようになっている。なお、機構部材80には、例えば、一対のラックギアと、一対のラックに挟まれたピニオンとを含んだ機構を用いることができる。
一対の把持部材64は、板部材を用いて夫々形成され、装置上下方向から見て、図1(A)、(B)に示されるように、把持するゴムロール部56の中心を通り装置奥行方向に延びる直線C1に対して対称形状とされている。
そして、一対の把持部材64には、ゴムロール部56を挟み込んで把持した状態でゴムロール部56の外周面を押圧する押圧部82と、押圧部82の両側に形成され、ゴムロール部56を挟み込んで把持した状態で互いに接触(面接触)する接触部84とが夫々形成されている。換言すれば、接触部84が互いに接触することで、一対の把持部材64が接触位置に移動するようになっている。
また、一対の把持部材64が接触位置に位置すると、押圧部82によってゴムロール部56を把持する把持空間90が形成されるようになっている。そして、本第1実施形態では、装置上下方向から見て、この把持空間90は、図1(B)に示されるように、一つの対角線が装置奥行方向に延びる正六角形状とされている。そして、装置奥行方向において最も奥側(図中上側)に位置する頂点90Aから、接触部84が、装置奥行方向の一方側に延び、装置奥行方向において最も手前側(図中下側)に位置する頂点90Bから、接触部84が、装置奥行方向の他方側に延びている。
この構成において、正六角形状の把持空間90を構成する押圧部82の各辺がゴムロール部56を押圧することで、一対の把持部材64が、ゴムロール部56を挟み込んで把持するようになっている。また、一対の把持部材64がゴムロール部56を挟み込んで把持した状態で、ゴムロール部56と接触部84とは離間するようになっている。換言すれば、一方の接触部84から他方の接触部84までの距離D1(図1(B)参照)は、ゴムロール部56を挟み込む距離D2(図1(B)参照)に比して、長くされている。なお、距離D2は、一例として、ゴムロール部56の直径より0.2〔mm〕短くされている。
(要部構成の作用)
次に、要部構成の作用について説明する。
先ず、本第1実施形態の引出機16に対する比較形態に係る引出機300の構成、及び引出機300の作用を説明する。比較形態に係る引出機300の構成については、本第1実施形態の引出機16と異なる部分を主に説明する。
引出機300は、図9(A)、(B)に示されるように、一対の把持部材314を備えている。そして、一対の把持部材314には、ゴムロール部56を挟み込んで把持した状態でゴムロール部56の外周面を押圧する押圧部302と、押圧部302の両側に形成され、ゴムロール部56を挟み込んで把持した状態で互いに接触する接触部304とが夫々形成されている。
また、一対の把持部材314が接触位置に位置すると、押圧部302によってゴムロール部56を把持する把持空間310が形成されるようになっている。そして、装置上下方向から見て、この把持空間310は、図9(B)に示されるように、円形状とされている。つまり、夫々の押圧部302は、装置上下方向から見て、半円弧状とされている(図9(A)参照)。
この構成において、一対の把持部材314によって断面円形のゴムロール部56を挟み込んで把持すると、ゴムロール部56がゴムロール部56の全周に亘って押圧部302によって押圧される。全周が押圧されることで膨らむゴムロール部56のゴムの一部が、一の接触部304と他の接触部304との間に入り込む。そして、図9(C)に示されるように、一対の把持部材314に把持されたゴムロール部56には、バリ306が発生してしまう。
これに対して、本第1実施形態に係る引出機16に備えられた一対の把持部材64では、図1(B)に示されるように、一対の把持部材64がゴムロール部56を挟み込んで把持した状態で、ゴムロール部56と接触部84とは離間している。これにより、押圧部82によって押圧されることで膨らむゴムロール部56の一部が、一の接触部84と他の接触部84との間に入り込むのが抑制される。
(まとめ)
以上説明したように、引出機16では、一対の把持部材64がゴムロール部56を挟み込んで把持した状態で、ゴムロール部56と接触部84とは離間している。このため、押圧部82によって押圧されることで膨らむゴムロール部56の一部が、一の接触部84と他の接触部84との間に入り込むのが抑制される。これにより、本実施形態に係る引出機16では、比較形態に係る引出機300と比して、バリの発生が抑制される。
また、本実施形態では、バリの発生が抑制されることで、ゴムロール体74の両端側の部分において芯金22が露出するようにゴム材が切除される切除工程において、比較形態と比して、切除面に波打ち等の変形が生じるのが抑制される。
また、本実施形態では、一対の把持部材64が対象形状とされることで、ゴムロール部56が、ゴムロール部56の中心を挟んで両側から押圧される。このため、一対の把持部材64は、安定した状態でゴムロール部56を把持する。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る引出機100の一例を図10に従って説明する。なお、第1実施形態と同一部材等については、同一符号を付してその説明を省略し、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。
引出機100は、図10(A)、(B)に示されるように、一対の把持部材114を備えている。そして、一対の把持部材114には、ゴムロール部56を挟み込んで把持した状態でゴムロール部56の外周面を押圧する押圧部102と、押圧部102の両側に形成され、ゴムロール部56を挟み込んで把持した状態で互いに接触(面接触)する接触部104とが夫々形成されている。
また、一対の把持部材114が接触位置に位置すると、図10(B)に示されるように、押圧部102によってゴムロール部56を把持する把持空間110が形成されるようになっている。そして、装置上下方向から見て、この把持空間110は、対角線が装置奥行方向に延びる正方形状とされている。つまり、夫々の押圧部102は、装置上下方向から見て、直角二等辺三角形状とされている(図10(A)参照)。
この構成において、正方形状の把持空間110を構成する押圧部102の各辺がゴムロール部56を押圧することで、一対の把持部材114が、ゴムロール部56を挟み込んで把持するようになっている。また、一対の把持部材114がゴムロール部56を挟み込んで把持した状態で、ゴムロール部56と接触部104とは離間するようになっている。換言すれば、一方の接触部104から他方の接触部104までの距離D1(図10(B)参照)は、ゴムロール部56を挟み込む距離D2(図10(B)参照)に比して、長くされている。
なお、他の作用については、第1実施形態と同様である。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係る引出機120の一例を図11に従って説明する。なお、第1実施形態と同一部材等については、同一符号を付してその説明を省略し、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。
引出機120は、図11(A)、(B)に示されるように、一対の把持部材134を備えている。そして、一対の把持部材134には、ゴムロール部56を挟み込んで把持した状態でゴムロール部56の外周面を押圧する押圧部122と、押圧部122の両側に形成され、ゴムロール部56を挟み込んで把持した状態で互いに接触(面接触)する接触部124とが夫々形成されている。
また、一対の把持部材134が接触位置に位置すると、図11(B)に示されるように、押圧部122によってゴムロール部56を把持する把持空間130が形成されるようになっている。そして、装置上下方向から見て、この把持空間130は、円形に装置奥行方向の両側に広がる逃げ部130Aが付加された形状とされている。そして、装置上下方向から見て、逃げ部130Aは、四角形状とされている。
この構成において、把持空間130を構成する押圧部122によってゴムロール部56が押圧されることで、一対の把持部材134が、ゴムロール部56を挟み込んで把持するようになっている。また、一対の把持部材134がゴムロール部56を挟み込んで把持した状態で、ゴムロール部56と接触部124とは離間するようになっている。換言すれば、一方の接触部124から他方の接触部124までの距離D1(図11(B)参照)は、ゴムロール部56を挟み込む距離D2(図11(B)参照)に比して、長くされている。
なお、他の作用については、第1実施形態と同様である。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態に係る引出機140の一例を図12に従って説明する。なお、第1実施形態と同一部材等については、同一符号を付してその説明を省略し、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。
引出機140は、図12(A)、(B)に示されるように、一対の把持部材154を備えている。そして、一対の把持部材154には、ゴムロール部56を挟み込んで把持した状態でゴムロール部56の外周面を押圧する押圧部142と、押圧部142の両側に形成され、ゴムロール部56を挟み込んで把持した状態で互いに接触(面接触)する接触部144とが夫々形成されている。
また、一対の把持部材154が接触位置に位置すると、図11(B)に示されるように、押圧部142によってゴムロール部56を把持する把持空間150が形成されるようになっている。そして、装置上下方向から見て、この把持空間150は、円形に装置奥行方向の両側に広がる逃げ部150Aが付加された形状とされている。そして、装置上下方向から見て、逃げ部150Aは、三角形状とされている。具体的には、三角形状の各辺は、円形の接線を構成している。
この構成において、把持空間150を構成する押圧部142によってゴムロール部56が押圧されることで、一対の把持部材154が、ゴムロール部56を挟み込んで把持するようになっている。また、一対の把持部材154がゴムロール部56を挟み込んで把持した状態で、ゴムロール部56と接触部144とは離間するようになっている。換言すれば、一方の接触部144から他方の接触部144までの距離D1(図12(B)参照)は、ゴムロール部56を挟み込む距離D2(図12(B)参照)に比して、長くされている。
なお、他の作用については、第1実施形態と同様である。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態をとることが可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、接触部84、104、124、144は、押圧部82、102、122、142の両側に形成されたが、一方側だけに形成されてもよい。
10 ゴムロールの製造装置
22 芯金
24 芯金供給部
56 ゴムロール部
64 把持部材
66 切除機(切除部の一例)
70 ゴムロール
82 押圧部
84 接触部
102 押圧部
104 接触部
114 把持部材
122 押圧部
124 接触部
134 把持部材
142 押圧部
144 接触部
154 把持部材

Claims (6)

  1. 未加硫の円筒状のゴム部材に芯金を供給する芯金供給部と、
    前記芯金に前記ゴム部材が被覆されたゴムロール部を前記ゴムロール部の外周側から挟み込んで把持し、前記ゴムロール部の外周面を押圧する当接部と前記ゴムロール部の外周面に当接しない非当接部とを備えた押圧部と、前記非当接部側に形成され、前記押圧部が前記ゴムロール部を挟み込んだ状態で互いに接触して前記押圧部に前記ゴムロール部を把持する把持空間を形成させる接触部と、が夫々形成される一対の把持部材と、
    を備えるゴムロールの製造装置。
  2. 一方の前記接触部から他方の前記接触部までの距離D1は、前記ゴムロール部を挟み込む距離D2に比して長くされている、請求項1に記載のゴムロールの製造装置。
  3. 前記把持空間は六角形状の断面を有する、請求項1又は2に記載のゴムロールの製造装置。
  4. 未加硫の円筒状のゴム部材に芯金を供給する供給工程と、
    前記芯金に前記ゴム部材が被覆されたゴムロール部を挟み込んで把持する把持工程と、
    前記芯金の長手方向において両端側の部分の前記ゴム部材を切除して前記芯金の両端側の部分を外部に露出させる切除工程と、を備え、
    前記把持工程において前記ゴムロール部を挟み込んで把持する一対の把持部材には、前記ゴムロール部を挟み込んだ状態で前記ゴムロール部の外周面を押圧する当接部と前記ゴムロール部の外周面に当接しない非当接部とを備えた押圧部と、前記非当接部側に形成され、前記押圧部が前記ゴムロール部を挟み込んだ状態で互いに接触して前記押圧部に前記ゴムロール部を把持する把持空間を形成させる接触部と、が夫々形成されているゴムロールの製造方法。
  5. 一方の前記接触部から他方の前記接触部までの距離D1は、前記ゴムロール部を挟み込む距離D2に比して長くされている、請求項4に記載のゴムロールの製造方法。
  6. 前記把持空間は六角形状の断面を有する、請求項4又は5に記載のゴムロールの製造方法。
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