JP5942480B2 - 水系塗料との適合性に優れた建築・土木構造物用鋼材 - Google Patents

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本発明は、水系塗料を塗装する際に下地鋼材として優れた塗装耐食性を発揮する水系塗料との適合性に優れた鋼材に関するものである。
特に本発明は、建築・土木構造物用に使用される鋼材であって、近年、環境問題の高まりと共に、塗料中のVOC削減および塗装環境改善を目的として開発された水系塗料によって主に防食される鋼材である。
近年、世界的なオゾン層の保護や大気汚染環境の改善、さらには塗装する場合に塗装作業者のみならず近隣環境まで溶剤による臭気の問題を改善する目的で、水系塗料が塗料メーカーにおいて開発されている。
そのため、水系塗料について、その耐久性を調査する試みが日本各地で行われ、建築構造物については一部で水系塗料が使用され始めている。
しかしながら、水系塗料は、水を溶媒としていることから、以下に述べる問題を残していた。
(1) 従来使用されてきた、溶剤系塗料に比較して、相対的に耐用年数が短いと推定されること。この点については、実構造物での数十年の実績はないが、例えばクロスカット部からの塗装劣化を観察した場合、従来の溶剤系に比較して劣っている場合がある。
(2) 水を溶媒とする場合には、溶剤に比較して乾燥時間が相対的に長くなること、および水に鋼材が接触することから塗装後初期の段階で鋼の腐食から問題を起こす場合がある。例えば腐食した鉄イオンが表面に出てくるフラッシュラストの問題や腐食が原因で発生するふくれなどの不具合が起き易い。
そのため、塗料中の防錆顔料を増量することなどの処置を必要としていたことから、水系塗料についてはコスト的に高くついていた。
上記の問題を解決するものとして、例えば特許文献1では、水系塗料の防錆性を向上させるための顔料としてトリポリリン酸ナトリウムを推奨している。
また、特許文献2には、焼付け時間を制御することで、フラッシュラストを回避する方法が開示されている。
さらに、特許文献3には、亜硝酸系の腐食抑制剤を塗料中に添加することで同様にフラッシュラストを回避する方法が開示されている。
特開2003‐113482号公報 特開2003‐266017号公報 特開平08‐073776号公報
特許文献1に開示された亜鉛−ニッケルめっきは、耐食性の向上には有効であると考えられるが、溶接部を含む構造物へ適用するには,めっきによる溶接部の不具合やめっき消失部分の処置が容易ではない。また、顔料による腐食抑制は、顔料の溶出によるものであり、その持続期間が短いことおよび顔料が高価なことなどが問題である。
同様にフラッシュラストを回避する方法として、特許文献2に記載の方法は、工場製品には有効であるが、建築・土木構造物などでは加熱することが容易ではないので、現実的でない。
特許文献3に記載の方法では、特許文献1と同様に腐食抑制剤が高価な点と、これらが塗膜中に入ることで本来の塗膜性能の発現が妨害されることが問題である。
従って、常温で塗装ができる環境下で、前記(1)、(2)の問題を解決するためには、塗料側のアプローチの他に、鋼材側のアプローチもまた有効と考えられる。
本発明は、上記の要請に有利に応えるもので、鋼材そのものの耐食性を向上させることにより、水系塗料の大型構造物への適用を可能ならしめた水系塗料との適合性に優れた鋼材を提案することを目的とする。
さて、発明者らは、上記の問題を解決すべく、水系塗料を塗布した鋼材の腐食現象について鋭意研究を重ねた。
その結果、水系塗料の腐食劣化(長期間および短期間とも)に対しては、主にW,Mo,Sn,Cu,NiおよびCrの添加が有効であることを見出した。
本発明は、上記の知見に立脚するものである。
すなわち、本発明の要旨構成は次のとおりである。
1.質量%で、
C:0.03〜0.30%、
Si:0.01〜1.0%、
Mn:0.10〜2.0%、
P:0.03%以下、
S:0.007%以下および
Sn:0.01〜0.05%
を含み、かつ
Cr:0.01〜0.10%、
Cu:0.05〜0.10%および
Ni:0.05〜0.10%
のうちから選んだ1種または2種以上を含み、さらに
Mo:0.01〜0.08%および
W:0.01〜0.08%
のうちから選んだ1種または2種を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなることを特徴とする水系塗料との適合性に優れた建築・土木構造物用鋼材。
2.前記鋼材が、さらに質量%で、
Ge:0.005〜0.010%、
Sb:0.005〜0.010%、
Bi:0.005〜0.010%および
Se:0.005〜0.010%
のうちから選んだ1種または2種以上を含有することを特徴とする前記1に記載の建築・土木構造物用鋼材。
3.前記鋼材が、さらに質量%で、
Nb:0.005〜0.10%、
V:0.005〜0.10%および
Ti:0.005〜0.10%
のうちから選んだ1種または2種以上を含有することを特徴とする前記1または2に記載の建築・土木構造物用鋼材。
本発明によれば、建築・土木構造物用鋼材としての使用に際し、水系塗料による防食を図った場合に、従来の鋼材に比較してより長期間にわたる使用が可能で、また腐食による塗り替え削減や損傷による事故を回避することができ、さらにはこれらの諸施設を安価に提供することができる鋼材を得ることができ、産業上極めて有用である。
以下、本発明を具体的に説明する。
まず、本発明において鋼材の成分組成を前記の範囲に限定した理由について説明する。なお、鋼材の成分組成における元素の含有量の単位はいずれも「質量%」であるが、以下、特に断らない限り単に「%」で示す。
C:0.03〜0.30%
Cは、鋼の強度確保に必要な元素であり、本発明で目標とする強度(400MPa以上)を確保するためには少なくとも0.03%の含有が必要であるが、0.30%を超えると溶接性が低下し、溶接の際に制限が加わるため、C量は0.03〜0.30%の範囲とする。
Si:0.01〜1.0%
Siは、脱酸のため添加するが、含有量が0.01%未満では脱酸効果に乏しく、一方1.0% を超えると靭性や溶接性を劣化させるため、Si量は0.01〜1.0%の範囲とする。
Mn:0.10〜2.0%
Mnは、強度、靭性を改善するために添加するが、0.10%未満ではその効果が十分でなく、一方2.0%を超えると溶接性が劣化するため、Mn量は0.10〜2.0%の範囲とする。
P:0.03%以下
Pは、不可避的不純物として含有されるが、靭性および溶接性を劣化させるため、P量は0.03%以下に抑制するものとした。
S:0.007%以下
Sも、不可避的不純物として含有されるが、含有量が多くなると塗装耐食性が低下するだけでなく、MnSなどの介在物が増加してSCCの起点となり塗装耐食性を低下させるので、極力低減することが望ましいが、0.007%以下であれば許容できる。
Sn:0.01〜0.05%
Snは、塗装耐食性を改善する元素であり、どちらかと言えば長期間にわたる塗装耐食性に優れている。しかしながら、含有量が0.01%に満たないとその添加効果に乏しく、一方0.05%を超えると耐食性が飽和するだけでなく、製造上の制約が生じるので、Sn量は0.01〜0.05%の範囲とする。
Cr:0.01〜0.10%、Cu:0.05〜0.10%およびNi:0.05〜0.10%のうちから選んだ1種または2種以上
Cr:0.01〜0.10%
Crは、全面腐食量を低減する有用元素であり、フラッシュラストのような短期間の塗装耐食性のみならず、長期間にわたる塗装耐食性の改善に寄与する。しかしながら、含有量が0.01%に満たないと十分な効果が発現せず、一方0.10%超の添加では経済的な効果に見合わないため、Cr量は0.01〜0.10%の範囲とする。
Cu:0.05〜0.10%
Cuは、フラッシュラストのような短期間の塗装耐食性および長期間にわたる塗装耐食性の改善に有効な元素である。しかしながら、含有量が0.05%未満ではその効果に乏しく、一方0.10%を超えると鋼材製造上の面からの制約が生じるので、Cu量は0.05〜0.10%の範囲とする。
Ni:0.05〜0.10%
Niも、Cuと同様に、フラッシュラストのような短期間の塗装耐食性および長期間にわたる塗装耐食性の改善に有効な元素である。しかしながら、含有量が0.05%未満ではその効果に乏しく、一方0.10%を超えると経済的な効果に見合わないので、Ni量は0.05〜0.10%の範囲とする。
これら、Cr,CuおよびNiはいずれも、短期間の塗装耐食性、長期間の塗装耐食性の両方に有用であり、特にCuとNiを組み合わせると改善効果が高い。
Mo:0.01〜0.08%およびW:0.01〜0.08%のうちから選んだ1種または2種
Mo:0.01〜0.08%、
Moは、腐食生成物として酸素酸塩を形成するため、かかる腐食生成物が腐食抑制材として作用する。また鋼材中にあっては、不均一腐食を低減する効果も併せ持っている。塗装と組み合わせた場合には、これらの効果が高い。しかしながら、含有量が0.01%未満では耐食性の改善効果に乏しく、一方0.08%超ではコスト的に不利になるため、Mo量は0.01〜0.08%の範囲で含有させることが好ましい。より好ましくは0.03〜0.06%の範囲である。
W:0.01〜0.08%
Wも、Moと同様な効果を有しているが、含有量が0.01%未満では耐食性の改善効果に乏しく、一方0.08%超ではコスト的に不利になるため、Wは0.01〜0.08%の範囲で含有させることが好ましい。より好ましくは0.03〜0.06%の範囲である。
Mo,Wについては、どちらも同様な効果を有することから、いずれか一方の元素でも効果を有する。しかしながら、MoとWが共存することによって一層優れた効果を発揮するので、複合含有させることが好ましい。但し、その場合には、MoとWの合計が0.12%を超えない範囲がコストの面からより好適である。
以上、基本成分について説明したが、本発明では、その他にも、以下に述べる成分を必要に応じて適宜含有させることができる。
Ge:0.005〜0.010%、Sb:0.005〜0.010%、Bi:0.005〜0.010%およびSe:0.005〜0.010%のうちから選んだ1種または2種以上
耐食性のさらなる向上を目的として、Ge,Sb,BiおよびSeのうちから選んだ1種または2種以上を含有させることができる。また、これらの元素は、弱酸性環境における耐食性の改善にも有効である。ここに、Ge量が0.005%未満では耐食性の改善効果に乏しく、一方0.010%超ではコスト的な不利を招く。Sb量が0.005%未満では耐食性の改善効果に乏しく、一方0.010%超では鋼材の機械的特性の低下を招く。Se量が0.005%未満では耐食性の改善効果に乏しく 、一方0.010%超ではコスト的な不利を招く。Bi量が0.005%未満では耐食性の改善効果に乏しく、一方0.010%超では鋼材の機械的特性の低下を招く。
Nb:0.005〜0.10%、V:0.005〜0.10%およびTi:0.005〜0.10%のうちから選んだ1種または2種以上
Nb,VおよびTiはいずれも、鋼材の機械的特性および塗装耐食性を向上させるために有用な元素である。これらの元素はいずれも、含有量が0.005%未満ではその添加効果に乏しく、一方0.10%を超えると溶接部の機械的特性が低下する。
さらに、本発明の効果を損なわない範囲内であれば、上記以外の元素の含有を拒むものではない。例えば、上記した元素の他に、AlやREMを脱酸剤として少量添加することも できる。
なお、本発明の鋼材において、上記以外の成分は、Feおよび不可避的不純物である。
次に、本発明鋼材の好適製造方法について説明する。
上記した好適成分組成になる溶鋼を、転炉や電気炉等の公知の炉で溶製し、連続鋳造法や造塊法等の公知の方法でスラブやビレット等の鋼素材とする。なお、溶製に際して、真空脱ガス精錬等を実施しても良い。
溶鋼の成分調整方法は、公知の鋼製錬方法に従えばよい。
ついで、上記の鋼素材を所望の寸法形状に熱間圧延する際には、1000〜1350℃の温度に加熱する。加熱温度が1000℃未満では変形抵抗が大きく、熱間圧延が難しくなる。一方、1350℃を超えると、表面痕の発生原因となったり、スケールロスや燃料原単位が増加したりする。好ましくは1050〜1300℃の範囲である。なお、鋼素材の温度が、もともと1000〜1350℃の範囲の場合には、加熱せずに、そのまま熱間圧延に供してもよい。
また、熱間圧延では、熱間仕上圧延終了温度を適正化することが望ましく、600℃以上 850℃以下とすることが好ましい。熱間仕上圧延終了温度が600℃未満では、変形抵抗の増大により圧延荷重が増加し、圧延の実施が困難となる。一方、850℃超えだと所望の強度を得ることが難しくなる。熱間仕上圧延終了後の冷却は、空冷または冷却速度:150℃/s以下の加速冷却とすることが好ましい。加速冷却する場合の冷却停止温度は300〜750℃の範囲とすることが好ましい。なお、冷却後、再加熱処理を施してもよい。
次に、本発明の実施例について説明する。なお、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
表1に示す成分組成になる溶鋼を、真空溶解炉で溶製後または転炉溶製後、連続鋳造によりスラブとした。ついで、1250℃に加熱後、仕上圧延終了温度:800℃の条件で熱間圧延を実施して、30mm厚の鋼板とした。
これらの鋼板について、次の塗装耐食性試験を実施した。
(a) 模擬水系樹脂塗料による耐食試験(短期間における腐食試験)
鋼材を、長さ:100mm、幅:75mm、厚さ:6mmに切り出し、両面をグリットブラスト(表面仕上げ ISO Sa 2.5)で仕上げ、アセトン中で超音波脱脂を5分間行い、風乾して塗装耐食性の試験材とした。片面は塗装するための面とし、もう片面および端面は溶剤型のエポキシ樹脂塗料にてシールし、さらにシリコン系のシール剤にて被覆した。
一方、模擬水系塗料として、エポキシエマルジョン樹脂(固形分50%、溶媒:水;大日本インキ製)に対して、平均粒径:1μmのSiO2を樹脂固形分:100質量部に対して1.5質量部、および平均粒径:0.5μmのTiO2を樹脂固形分:100質量部に対して5重量部、また平均粒径:0.5μmのカーボンブラック粉を樹脂固形分:100質量部に対して0.2質量部添加したものを、塗料用ミキサーにて撹拌することにより、水系のエポキシ樹脂系塗料とした。
このエポキシ系水系塗料を、エアレススプレーにて、先のブラスト表面上に塗布した。塗装膜厚は、乾燥後の膜厚が100μmとなるように調節して塗装した。これを24時間、23℃,60%RHの試験槽内に静置した。24時間経過後に、試験材を取り出し、降雨を想定して、毎分:0.3リットルの水をシャワーにて、ミストとして試験材の塗装表面を含む0.1m2の範囲に噴霧した。これを24時間連続で行い、その後表面に付着した水分を除去した後、塗装表面を観察した。塗装表面には、フラッシュラストに起因する黄〜白色の斑点模様が発生するが、この面積率を目視にて観察し、以下のように判定した。
◎:斑点模様 0.3%以下、
○:斑点模様 0.3%超、3%以下、
△:斑点模様 3%超、10%以下、
×:斑点模様 10%超
(b) 長期間にわたる塗装耐食性の調査
上記(a)のように塗装した各種鋼材を、35℃,50%RHの試験槽内で、7日間乾燥させた。その後、試験材の中央部に、幅:1mm、長さ:50mmの初期欠陥を、厚刃のカッターで設けた。この試験材を、塩水噴霧(SST:35℃,5%NaCl溶液):1時間、湿潤 (40℃,95%RH):3時間、乾燥(50℃,25%RH):2時間の、合計6時間を1サイクルとする、複合サイクル腐食試験に供した。この試験を、49日間試験を行い、試験槽から取り出し水洗した後、クロスカット部からの最大膨れ(剥離)幅を計測した。その後膨れ幅の最大値測定結果から、以下のように判定した。
◎:膨れ幅5mm以下
○:膨れ幅5mm超、10mm以下
△:膨れ幅10mm超、15mm以下
×:膨れ幅15mm超
得られた結果を表2に示す。
Figure 0005942480
Figure 0005942480
表2から明らかなように、発明例はいずれも、短期間の塗装耐食性のみならず、長期間の塗装耐食性が大幅に改善されていることが分かる。
これに対し、成分組成が発明範囲から外れた比較例はいずれも、短期間の塗装耐食性および長期間の塗装耐食性が共に劣っていた。特に長期間の耐食試験では、膨れの程度が大きかった。
従って、発明例と比較例の対比から、本発明の改善効果は明らかである。

Claims (3)

  1. 質量%で、
    C:0.03〜0.30%、
    Si:0.01〜1.0%、
    Mn:0.10〜2.0%、
    P:0.03%以下、
    S:0.007%以下および
    Sn:0.01〜0.05%
    を含み、かつ
    Cr:0.01〜0.10%、
    Cu:0.05〜0.10%および
    Ni:0.05〜0.10%
    のうちから選んだ1種または2種以上を含み、さらに
    Mo:0.01〜0.08%および
    W:0.01〜0.08%
    のうちから選んだ1種または2種を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなることを特徴とする水系塗料との適合性に優れた建築・土木構造物用鋼材。
  2. 前記鋼材が、さらに質量%で、
    Ge:0.005〜0.010%、
    Sb:0.005〜0.010%、
    Bi:0.005〜0.010%および
    Se:0.005〜0.010%
    のうちから選んだ1種または2種以上を含有することを特徴とする請求項1に記載の建築・土木構造物用鋼材。
  3. 前記鋼材が、さらに質量%で、
    Nb:0.005〜0.10%、
    V:0.005〜0.10%および
    Ti:0.005〜0.10%
    のうちから選んだ1種または2種以上を含有することを特徴とする請求項1または2に記載の建築・土木構造物用鋼材。
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