JP5941856B2 - 印刷用塗工紙 - Google Patents

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Description

本発明は、LED照明環境下において白い印象が得られ、また紫外線を含む一般的な蛍光灯(以下蛍光灯と記す)や太陽光を含む従来からの照明環境下でも十分な白色度を有しつつ高い耐光性を持ち合わせ、且つ双方の照明環境での色相の差が少なくて、塗工適性の良い印刷用塗工紙に関するものである。
近年白熱電球や蛍光灯以外に白色LEDを光源とする照明機器が市販され、当初課題とされた明るさが足りない点が技術の進歩とともに改善されたことや、参入メーカーの増加等により低価格化が進んだこと、そして消費者の節電意識の高まりにより、シーリングライトの分野では販売数が蛍光灯を逆転したとすでに報道されている。また、スーパーやコンビニ、書店などでは従来の蛍光灯による照明をLEDタイプへ変更する事例が増加してきている。
蛍光灯が照射する光の分光分布には、可視光よりも波長の短い紫外線が含まれている。これに対し、現在普及が進んでいる白色LEDは、青色LEDをベースにして、これに黄色蛍光体を組み合わせて白色の発光を作り出している。青色LEDが可視光中の短波長域(青色)をカバーして、黄色蛍光体が可視光中の中波長域(緑色)から長波長域(赤色)をカバーすることで可視光全域をカバーしている。これにより白色LEDの照射する光の分光分布には紫外線が含まれない。
この白色LEDの分光分布の特徴は、青色LEDが発する短波長域の分光分布は450nm付近にピークがありシャープな波形を示す。また、黄色蛍光体が発する中波長域から長波長域の分光分布は550nm付近にピークがありなだらか波形を示し、中波長域に対して長波長域の分光強度が弱めである。以上のことから、白色LED照明環境では赤系の発色を苦手とする場合がある。
次に、紙に求められる特性の一つに白さがある。紙を白くするため、またはより白く見せるためには三つの方法がある。一つ目がより白い材料を使用して紙自体の分光反射率を上げることで、どちらかと言えば黄味の顔料であるカオリンよりも、より白い顔料である炭酸カルシウムや二酸化チタンなどの配合量を増やすと有利である。二つ目が青味の色を付けることで、見た目の白さが向上することが知られている(特許文献1参照)。三つ目が蛍光増白剤を使用して蛍光増白効果を利用することである。蛍光増白剤を配合した紙は、300〜400nmの紫外線を吸収し400〜500nmの青味の可視光にして放射することにより増白効果が得られる。
通常、印刷用塗工紙は市場やユーザーの品質要望と製造コストの制約の中で前記の方法を取り入れて各種製造されている。この印刷用塗工紙を太陽光や蛍光灯の下で見たり、または双方の光を有する室内で見ると、紫外線の影響により蛍光増白効果がプラスされた状態で印刷用塗工紙の色相を感じる。これまでは、この蛍光増白効果を前提にした色相の設計がされており、青味や赤味にすることで白い印象を与える印刷用紙が提案されている(特許文献2参照)。
しかし、紫外線を出さないLED照明環境の下で印刷用塗工紙を見ると、蛍光増白効果が無い状態を印刷用塗工紙の色相として感じることになる。蛍光増白効果が無ければ青味が足りない状態となり、JIS P 8150の方法により測定される印刷用塗工紙の色相が、紫外線を含まない測定においてb*値がプラスの1.0を越えて黄味の印象が強くなることがあった。また、a*値がマイナスの値になり緑方向の色を示す場合もあり、当初設計した青味や赤味が得られず、十分に白い印象が得られない場合がある。
次に、蛍光灯や太陽光を含む従来からの照明環境においては、塗工層にカオリン、ポリビニルアルコール、蛍光増白剤を含有し配合量を規定することで、白色度や白紙光沢が優れ、且つ良好な耐光性と塗工適性を得られる印刷用塗工紙が提案されている(特許文献3参照)。
しかしながら、この印刷用塗工紙では紫外線を含む照明環境での色相と、紫外線を含まない照明環境での色相の差が大きいのと、十分な耐光性が得られない場合がある。
以上のことから、紫外線を出さないLED照明環境でも白い印象のする色相でありながら、蛍光灯や太陽光などの紫外線を含む従来からの照明環境では十分な白色度を有しつつ高い耐光性を持ち合わせ、また双方の照明環境での色相の差が少ないという点で満足いくものが得られていないのが現状である。
特開昭61−119800号公報 特許第4889798号公報 特開2007−92246号公報
本発明の目的は、LED照明環境下において白い印象が得られ、そして蛍光灯や太陽光を含む従来からの照明環境下でも十分な白色度を有しつつ高い耐光性を持ち合わせ、また双方の照明環境での色相の差が少なく、且つ塗工欠陥が少なく面感の良い印刷用塗工紙を提供することである。
本発明は、上述した問題点を解決するために鋭意検討した結果、基紙上に、少なくとも顔料、接着剤、および蛍光増白剤を含有する塗工層を1層以上設けてなる印刷用塗工紙において、基紙上両面各々の最表塗工層が、二酸化チタンを最表塗工層全顔料固形分100質量部に対して3質量部以上20質量部以下の範囲で含有し、ポリビニルアルコールを最表塗工層全顔料固形分100質量部に対して1質量部以上5質量部以下の範囲で含有し、蛍光増白剤を最表塗工層全顔料固形分100質量部に対して0.1質量部以上1.0質量部以下の範囲で含有し、さらにJIS P 8150の方法により測定される印刷用塗工紙の色相が、紫外線を含まない測定においてa*値が0以上1.0以下、b*値が−1.0以上1.0以下であることを特徴とする印刷用塗工紙である。
本発明によれば、LED照明環境下において白い印象が得られ、そして蛍光灯や太陽光を含む従来からの照明環境下でも十分な白色度を有しつつ高い耐光性を持ち合わせ、また双方の照明環境での色相の差が少なく、且つ塗工欠陥が少なく面感の良い印刷用塗工紙を提供できる。
以下、本発明の印刷用塗工紙について詳細に説明する。
本発明は、基紙上に、少なくとも顔料、接着剤、および蛍光増白剤を含有する塗工層を1層以上設けてなる印刷用塗工紙において、基紙上両面各々の最表塗工層が、二酸化チタンを最表塗工層全顔料固形分100質量部に対して3質量部以上20質量部以下の範囲で含有し、ポリビニルアルコールを最表塗工層全顔料固形分100質量部に対して1質量部以上5質量部以下の範囲で含有し、蛍光増白剤を最表塗工層全顔料固形分100質量部に対して0.1質量部以上1.0質量部以下の範囲で含有し、さらにJIS P 8150の方法により測定される印刷用塗工紙の色相が、紫外線を含まない測定においてa*値が0以上1.0以下、b*値が−1.0以上1.0以下の印刷用塗工紙である。これにより、LED照明環境下において白い印象が得られ、そして蛍光灯や太陽光を含む従来からの照明環境下でも十分な白色度を有しつつ高い耐光性を持ち合わせ、また双方の照明環境での色相の差が少なく、且つ塗工欠陥が少なく面感も低下しない。
本発明において最表塗工層に用いられる二酸化チタンは、ルチル型およびアナターゼ型のいずれも使用することができるが、アナターゼ型であるのが好ましい。二酸化チタンは、光の隠蔽効果に優れることは従来から知られており不透明度を向上させるために使用されていた。また、白色度に優れることも知られている。しかしながら、良好な白色度を維持しつつ紫外線の有無で印刷用塗工紙の色相の差を抑制する効果を有することについては知られていなかった。この二酸化チタンは最表塗工層全顔料固形分100質量部に対して3〜20質量部含有するのが好ましい。3質量部未満であるとLED照明環境下と、蛍光灯や太陽光を含む従来からの照明環境下での色相差が大きくなり、20質量部を超えると色相の差を減らす効果は飽和状態に達し、また顔料が凝集しやすくなりブレードコーター方式の塗工装置を用いて塗工液を塗工したときのブレード刃先への塗工液汚れの付着や、これによる印刷用塗工紙表面へのストリークやスクラッチ発生などの塗工欠陥の問題があり好ましくない。
本発明において最表塗工層に用いられるポリビニルアルコールは、蛍光増白剤の効果を高めるために必要な親水性バインダーである。ケン化度、重合度、共重合モノマーの有無、化学修飾の有無は何ら制限されるものではない。また、ポリビニルアルコールは最表塗工層全顔料固形分100質量部に対して1〜5質量部含有するのが好ましい。1質量部未満であると蛍光増白剤の少ない配合量では十分な蛍光増白効果が得られない場合があり、5質量部を超えると塗工液の粘度が上がりすぎ、均一な塗工面が得られず、白紙面感および印刷面感が低下する場合がある。なお、本発明においては白紙面感と印刷面感の両方を指す場合には、単に面感と呼ぶ。
本発明において最表塗工層に用いられる蛍光増白剤は、アミノスチルベンのスルホン酸誘導体系が一般的であるが、イミダゾール系、オキサゾール系、トリアゾール系、クマリン系、ナフタルイミド系、ピラゾリン系等、蛍光増白剤であれば、これに限るものではない。純度が高く多量に加えても白色度の減衰が起こらないようなタイプの蛍光増白剤が好ましい。代表的な蛍光増白剤としては、SUNWHITE BUL(SUN RISE CHEMICAL社製)、BLANKOPHOR UW(Bayer社製)、Kaycoll BULC(日本曹達社製)、Kayaphor PAS Liquid(日本化薬社製)、WHITEX B.B.Liquid(住友化学工業社製)等が挙げられる。また、蛍光増白剤は最表塗工層全顔料固形分100質量部に対して0.1〜1.0質量部含有するのが好ましい。0.1質量部未満であると本発明の目標の白色度が得られず、1.0質量部を超えると十分な耐光性が得られない場合がある。
本発明において、印刷用塗工紙の色相は、日本電色工業社製「SPECTRO COLOR METER MODEL PF−10」などの分光白色度計で測定して求めることができる。また、C/2光源を用い、紫外線は「IN」と「CUT」で、JIS P 8150に準拠して測定した。測定には試験紙を250μm以上の厚みとなるように重ね合わせて測定し、L*値、a*値、b*値を求めた。紫外線が無い条件で測定したa*値が0未満であると緑色の要素が強くなり、1.0を超えると赤色の要素が強くなり、白い印象を受けにくい場合がある。また、b*値が−1.0未満では青色の要素が強くなり、1.0を超えると黄色の要素が強くなり、白い印象を受けにくい場合がある。
本発明において、基紙は、LBKP、NBKPなどの化学パルプ、GP、PGW、RMP、TMP、CTMP、CGPなどの機械パルプ、および古紙パルプなどの各種パルプを含み、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、タルク、クレー、カオリンなどの各種填料、サイズ剤、定着剤、歩留り剤、紙力増強剤などの各種配合剤を必要に応じて配合して抄造された紙であり、酸性、中性、アルカリ性のいずれかでも抄造できる。
本発明において、基紙は、サイズ液によりサイズプレス処理を行っても、あるいは行わなくても構わない。サイズ液には、例えば澱粉やポリビニルアルコールなど公知の表面サイズ剤を含有することができる。
本発明において、基紙の抄紙方法における抄紙機として、長網抄紙機、ツインワイヤー抄紙機、コンビネーション抄紙機、円網抄紙機、ヤンキー抄紙機など製紙業界で公知の抄紙機を適宜使用できる。
基紙のISO白色度に関しては何ら制限されるものではないが、白色度84%以上であることが好ましい。
本発明において、以上のように得られた基紙の上に、少なくとも顔料、接着剤、および蛍光増白剤を含有する塗工層を設ける。
本発明において、最表塗工層が含有する顔料は、本発明にかかる二酸化チタン以外は特に限定されるものではなく、従来公知の顔料を使用することができる。例えば、各種カオリン、クレー、タルク、炭酸カルシウム、サチンホワイト、リトポン、酸化亜鉛、シリカ、コロイダルシリカ、アルミナ、水酸化アルミナ、プラスチック顔料など挙げられ、印刷用塗工紙に顔料として一般に用いられるものを適宜用いることができ、また複数種を併用することができる。
本発明において、最表塗工層が含有する接着剤は、親水性バインダーについてはポリビニルアルコール以外特に制限はないが、カチオン化澱粉、酸化澱粉、リン酸エステル化澱粉等のエステル化澱粉、エーテル化澱粉、アセチル化澱粉、酵素変性澱粉やそれらをフラッシュドライして得られる冷水可溶性澱粉などの澱粉類、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレンオキシド、ポリアクリルアミド、ユリアまたはメラミン/ホルマリン樹脂、ポリエチレンイミン、ポリアミドポリアミン/エピクロルヒドリンなどの水溶性合成物、ワックス、カゼイン、大豆蛋白などの天然物およびこれらをカチオン化したものなどが挙げられ、これらのうち複数種を併用することは何ら制限されるものではない。また、ラテックスバインダーは例えば、スチレン−ブタジエン系、アクリル系、酢酸ビニル系などの各種共重合ラテックスの中では、スチレン−ブタジエン共重合ラテックスを含有していることが望ましい。
本発明において、最表塗工層が含有する青色顔料と紫色顔料の使用については何ら制限されるものではないが、JIS P 8150の方法により測定される印刷用塗工紙の色相が、紫外線の無い条件で測定したa*値が0以上1.0以下、b*値が−1.0以上1.0以下の範囲に効果的に入るように、青色顔料や紫色顔料を適宜使用、または併用しても良い。青色顔料としては、例えば、TB−1525 Blue G(大日精化工業社製)などが挙げられ、また紫色顔料としては、例えば、SAバイオレットBOX(御国色素社製)などが挙げられる。青色顔料は、紫外線が無い照明環境で特にb*値が黄色方向になるのを抑える。紫色顔料は、紫外線が無い照明環境で特にa*値が緑色方向になるのを抑え、さらに印刷用塗工紙側で若干赤味を持たせることでLED白色照明の長波長域の分光分布強度の少ない部分を補うという補完的機能を有することができる。また、本発明においては、必要に応じて、黒色、赤色、黄色などの、青色、紫色以外の色材を使用しても良い。
青色顔料の具体例としては、例えば、フタロシアニン、ウルトラマリン、アズライト、紺青(プルシアンブルー)、群青、コバルトブルー(アルミン酸コバルト)、コバルトクロムブルー、セルリアンブルー(錫酸コバルト)、スマルト、コバルト−アルミ−珪素酸化物、コバルト−亜鉛−珪素酸化物、マンガンブルーが挙げられる。
また、紫色顔料の具体例としては、例えば、コバルト紫(砒酸コバルト、燐酸コバルト、コバルト−リチウム−燐酸化物、含水燐酸アンモニウムコバルト、ホウ酸コバルトなど)、紫群青、酸化鉄紫、マンガン紫、ミネラルバイオレットなどの無機顔料、インジゴイド系紫、キナクリドン系紫、オキサジン系紫、アントラキノン系紫、キサンテン系紫、カルボニウム系紫の有機顔料が挙げられる。
本発明において、最表塗工層には、一般的に印刷用塗工紙を製造する上で用いられる各種助剤や添加剤を配合して構わない。例えば、増粘剤としては、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸ソーダ、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースなどの水溶性高分子、珪酸塩などが挙げられる。さらに必要に応じて塗工層は、分散剤、pH調整剤、潤滑剤、消泡剤、耐水化剤、界面活性剤、抑泡剤、離型剤、発泡剤、浸透剤、着色染料、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、防バイ剤などを配合して構わない。
本発明において、最表塗工層を塗工する方法は、特に限定されない。例えば、ゲートロールやシムサイザーなどのフィルムトランスファーコーター、エアーナイフコーター、ロッドコーター、ブレードコーター、ダイレクトファウンテンコーターなどの各種方式を適宜使用することができる。好ましくは、エアーナイフコーターやブレードコーターである。塗工層の片面あたりの塗工固形分質量は好ましくは5g/m以上25g/m以下で、さらに好ましくは10g/m以上20g/m以下である。この範囲であれば、基紙の表面の凹凸の影響を効率的に軽減させることができる。
本発明において、最表塗工層と基紙の間に塗工層(以下、「中間塗工層」と記載する。)を設けることができる。中間塗工層には、印刷用塗工紙に使用されている従来公知の顔料、接着剤および各種助剤を適宜選択して含有することができる。
本発明において、中間塗工層が含有する顔料は、従来公知の顔料を使用することができる。例えば、各種カオリン、クレー、タルク、炭酸カルシウム、サチンホワイト、リトポン、酸化亜鉛、シリカ、コロイダルシリカ、アルミナ、水酸化アルミナ、二酸化チタン、プラスチック顔料など挙げられ、印刷用塗工紙に顔料として一般に用いられるものを適宜用いることができ、また複数種を併用することができる。
本発明において、中間塗工層が含有する接着剤は、特に制限はないが、ポリビニルアルコールおよび/またはその誘導体、カチオン化澱粉、酸化澱粉、リン酸エステル化澱粉等のエステル化澱粉、エーテル化澱粉、アセチル化澱粉、酵素変性澱粉やそれらをフラッシュドライして得られる冷水可溶性澱粉等の澱粉類、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレンオキシド、ポリアクリルアミド、ユリアまたはメラミン/ホルマリン樹脂、ポリエチレンイミン、ポリアミドポリアミン/エピクロルヒドリンなどの水溶性合成物、ワックス、カゼイン、大豆蛋白等の天然物およびこれらをカチオン化したものなどが挙げられ、これらのうち複数種を併用することは何ら制限されるものではない。また、ラテックスバインダーは例えば、スチレン−ブタジエン系、アクリル系、酢酸ビニル系等の各種共重合ラテックスの中では、スチレン−ブタジエン共重合ラテックスを含有していることが望ましい。
本発明において、中間塗工層は、必要に応じて蛍光増白剤、分散剤、保水剤、消泡剤、耐水化剤、着色剤、pH調整剤等の塗工紙を製造する上で使用されている従来公知の各種助剤を適宜選択して含有することができる。
本発明において、中間塗工層を塗工する方式は何ら制限されないが、例えば、ゲートロールやシムサイザー等のフィルムトランスファーコーター、エアーナイフコーター、ロッドコーター、ブレードコーター、ダイレクトファウンテンコーター等、従来公知の各種塗工方式を用いることができる。
本発明において、中間塗工層の塗工量は何ら制限されない。
本発明における印刷用塗工紙は、塗工層を塗工・乾燥後にカレンダー処理することが好ましい。
本発明の印刷用塗工紙はオフセット印刷に適し、平判品用途および巻き取り品用途の双方に好適である。
以下に実施例により本発明をより具体的に説明するが、これら実施例に限定されるものではない。配合に記載される質量部は全て固形分量あるいは実質成分量の値である。
各実施例および各比較例における印刷用塗工紙の評価は以下の方法で行った。
<紫外線の有無による色差の評価>
日本電色工業社製「SPECTRO COLOR METER MODEL PF−10」で、C/2光源を用い、紫外線は「IN」と「CUT」で、JIS P 8150に準拠して測定した。測定には試験紙を250μm以上の厚みとなるように重ね合わせて測定しそれぞれL*値、a*値、b*値を得て、この値を下記の式から色差(△E*)を求めた。評価基準を以下に示す。本発明においては、2以上を発明の対象とした。
△E*={(△L*)+(△a*)+(△b*)0.5
3:△E*が3未満
2:△E*が3以上4未満
1:△E*が4以上
<LED照明下での白さの評価>
昼白色タイプの直管型LED照明で照らし、太陽光が入らない室内で試験紙を目視評価した。目視評価は5人で行い、最低の評価をした人と最高の評価をした人を除き、3人の評価の平均を求め、小数点以下を四捨五入した。評価基準を以下に示す。本発明においては、3以上を発明の対象とした。なお、色の偏りを感じるとは、UV−CUTでのa*値なら0以上1.0以下の範囲を外れる場合、またb*値なら−1.0以上1.0以下の範囲を外れる場合を言う。
4:色の偏りをほとんど感じることが無く、白い印象が強い。
3:色の偏りをやや感じるものの、白い印象がする。
2:色の偏りを感じ、白い印象がやや弱い。
1:色の偏りを強く感じ、白い印象が弱い。
<ISO白色度>
日本電色工業社製「SPECTRO COLOR METER MODEL PF−10」でC/2光源を用いて測定した。紫外線は「IN」で、JIS P 8148に準拠して測定した。測定には試験シートを250μm以上の厚みとなるように重ね合わせて測定した。評価基準を以下に示す。本発明においては、2以上を発明の対象とした。
3:90%以上
2:87%以上90%未満
1:87%未満
<耐光性>
ATLAS社製「Ci4000 Xenon Weather−Ometer」耐光試験器で、ブラックパネル温度63℃、試験槽温度40℃、相対湿度55%の条件で6時間、試験紙に光照射を実施した。評価は、試験紙を目視で観察し、光照射前と後の白色度の差を以下の基準に従い3段階で表現した。ただし本発明においては、2以上を発明の対象とした。
3:変色があまり見られず、差がほとんどわからない程度。
2:若干変色が見られるが、気にならない程度。
1:変色の差がわかり、また印刷用塗工紙の商品価値を損なう場合もある。
<塗工欠陥の評価>
ブレードコーター方式の塗工装置を用いて塗工液を塗工したときの、ブレード刃先への塗工液汚れの付着および印刷用塗工紙表面のストリークやスクラッチ発生の状況を観察した。評価基準を以下に示す。本発明においては、2以上を発明の対象とした。
3:塗工欠陥が認められない。
2:若干塗工欠陥が認められるものの、製品として問題無いもの。
1:塗工欠陥が認められ、また製品として問題のある場合がある。
<面感>
上記の印刷用塗工紙に、オフセット印刷で墨ベタの画像部を印刷した。印刷用塗工紙に印刷された画像部表面および非画像部表面を目視で観察した。評価基準を以下に示す。本発明においては、2以上を発明の対象とした。
3:画像部および非画像部表面の光沢ムラ、基紙由来の凹凸が目立たない。
2:画像部および非画像部表面の光沢ムラ、基紙由来の凹凸がやや見られるものの、問題にならない程度。
1:画像部および非画像部表面の光沢ムラ、基紙由来の凹凸が目立つ。
各実施例および各比較例の印刷用塗工紙は、下記の内容に従って作製した。
基紙として、以下のような配合で1質量%パルプスラリーを調成し、長網抄紙機で坪量76g/mの塗工用基紙を抄造した。
(基紙配合)
ECF漂白されたLBKP(濾水度440mlcsf) 70質量部
ECF漂白されたNBKP(濾水度490mlcsf) 30質量部
軽質炭酸カルシウム 6.0質量部
市販カチオン化澱粉 1.0質量部
市販カチオン系ポリアクリルアミド歩留り向上剤 0.030質量部
この塗工用基紙に対して、サイズプレスで酸化澱粉を片面につき0.30g/mの塗工量で両面に付着させた。
上記のようにして製造した塗工用基紙の両面に、ブレードコーター方式の塗工装置を用いて塗工液を塗工、乾燥し、塗工層を設けた塗抹紙を得た。片面あたりの塗工固形分質量は15.0g/mとした。得られた塗抹紙をオフラインでソフトカレンダー装置によりグロス仕上げ処理し、印刷用塗工紙を製造した。また、カレンダー処理の条件を軽くすることでマット仕上げにすることもできる。
(実施例1)
以下の塗工液配合で塗工液を調整した。重質炭酸カルシウムスラリー(ファイマテック社製FMT−90、固形分濃度75質量%)57質量部と、高白1級カオリン(ヒューバー社製ハイドラファイン90)100質量部にポリアクリル酸系分散剤0.10質量部を添加して分散機で固形分濃度72質量%に分散したカオリンスラリー40質量部と、二酸化チタン(日成共益社取り扱い、A202、アナターゼ型)100質量部にポリアクリル酸系分散剤0.20質量部を添加して分散機で固形分濃度70質量%に分散した二酸化チタンスラリー3質量部とを混合し顔料スラリーとした。この顔料スラリーに、蛍光増白剤(SUN RISE CHEMICAL社製SUNWHITE CST)0.2質量部、青顔料(大日精化社製TB−1525B)0.0050質量部、紫顔料(大日精化社製TB−2505V)0.0055質量部、スチレン−ブタジエン系ラテックス7.6質量部、ポリビニルアルコール(完全ケン化、重合度400)2質量部、ステアリン酸カルシウム0.4質量部、印刷適性向上剤0.4質量部、保水剤0.05質量部を添加し、水酸化ナトリウムでpH9.8に調整した。さらに、調整水で固形分濃度66.0質量%にし塗工液を得た。塗工液は上記の製造方法の中で塗工され、印刷用塗工紙を得た。この印刷用塗工紙の評価結果を表1に示す。
(実施例2)
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を50質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を10質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
(実施例3)
実施例2において、二酸化チタンスラリー中の二酸化チタンをアナターゼ型からルチル型(堺化学工業社製TITONE R−21)に変更した以外は、すべて実施例2と同様に行った。
(実施例4)
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を40質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を20質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
(実施例5)
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を50質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を10質量部へ、ポリビニルアルコール2質量部を1質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
(実施例6)
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を50質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を10質量部へ、ポリビニルアルコール2質量部を5質量部へ、固形分濃度66.0質量%を64.5質量%に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
(実施例7)
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を50質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を10質量部へ、蛍光増白剤0.2質量部を0.1質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
(実施例8)
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を50質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を10質量部へ、蛍光増白剤0.2質量部を1.0質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
(実施例9)
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を50質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を10質量部へ、青顔料0.0050質量部を0.0027質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
(実施例10)
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を50質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を10質量部へ、青顔料0.0050質量部を0.0057質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
(実施例11)
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を50質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を10質量部へ、紫顔料0.0055質量部を0.0095質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
(実施例12)
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を50質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を10質量部へ、紫顔料0.0055質量部を0.0026質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
(比較例1)
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を60質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を0質量部へ、ポリビニルアルコール2質量部を尿素リン酸エステル化澱粉2質量部へ、青顔料0.0050質量部を0.0016質量部へ、紫顔料0.0055質量部を0.0013質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
(比較例2)
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を60質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を0質量部へ、青顔料0.0050質量部を0.0016質量部へ、紫顔料0.0055質量部を0.0013質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
(比較例3)
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を60質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を0質量部へ、ポリビニルアルコール2質量部を尿素リン酸エステル化澱粉2質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
(比較例4)
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を60質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を0質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
(比較例5)
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を59質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を1質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
(比較例6)
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を38質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を22質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
(比較例7)
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を50質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を10質量部へ、ポリビニルアルコール2質量部を尿素リン酸エステル化澱粉2質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
(比較例8)
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を50質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を10質量部へ、ポリビニルアルコール2質量部を0.5質量部へ、保水剤0.05質量部を0.07質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
(比較例9)
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を50質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を10質量部へ、ポリビニルアルコール2質量部を5.5質量部へ、固形分濃度66.0質量%を64.5質量%に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
(比較例10)
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を50質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を10質量部へ、蛍光増白剤0.2質量部を0.07質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
(比較例11)
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を50質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を10質量部へ、蛍光増白剤0.2質量部を1.2質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
(比較例12)
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を50質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を10質量部へ、青顔料0.0050質量部を0.0024質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
(比較例13)
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を50質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を10質量部へ、青顔料0.0050質量部を0.0060質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
(比較例14)
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を50質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を10質量部へ、紫顔料0.0055質量部を0.0110質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
(比較例15)
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を50質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を10質量部へ、紫顔料0.0055質量部を0.0012質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
実施例1〜12、比較例1〜15の評価結果を表1に示す。
Figure 0005941856
本発明に相当する実施例1〜12は、LED照明環境下において白い印象が得られ、そして蛍光灯や太陽光を含む従来からの照明環境下でも十分な白色度を有しつつ高い耐光性を持ち合わせ、また双方の照明環境での色相の差が少なく、且つ塗工欠陥が少なく面感の良い印刷用塗工紙が得られることがわかる。一方、比較例1と比較例2では、尿素リン酸エステル化澱粉を単にポリビニルアルコールにしてもLED照明下での見た目の白さやISO白色度のレベルを満足させることができない。また、比較例1と比較例3、および比較例2と比較例4では、青顔料と紫顔料の部数を増やしUV−CUTでのa*値とb*値を調整することでLED照明下での見た目の白さは満足できても、双方の照明環境での色相の差やISO白色度のレベルを満足させることができない。そして、二酸化チタン、ポリビニルアルコール、蛍光増白剤の部数や、UV−CUTでのa*値とb*値がそれぞれ範囲外であれば、各評価項目全てを満足させることはできない。

Claims (2)

  1. 基紙上に、少なくとも顔料、接着剤、および蛍光増白剤を含有する塗工層を1層以上設けてなる印刷用塗工紙において、基紙上両面各々の最表塗工層が、二酸化チタンを最表塗工層全顔料固形分100質量部に対して3質量部以上20質量部以下の範囲で含有し、ポリビニルアルコールを最表塗工層全顔料固形分100質量部に対して1質量部以上5質量部以下の範囲で含有し、蛍光増白剤を最表塗工層全顔料固形分100質量部に対して0.1質量部以上1.0質量部以下の範囲で含有し、さらにJIS P 8150の方法により測定される印刷用塗工紙の色相が、紫外線を含まない測定においてa*値が0以上1.0以下、b*値が−1.0以上1.0以下であることを特徴とする印刷用塗工紙。
  2. 上記二酸化チタンの結晶構造が、アナターゼ型である請求項1記載の印刷用塗工紙。
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