JP5941856B2 - 印刷用塗工紙 - Google Patents
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日本電色工業社製「SPECTRO COLOR METER MODEL PF−10」で、C/2光源を用い、紫外線は「IN」と「CUT」で、JIS P 8150に準拠して測定した。測定には試験紙を250μm以上の厚みとなるように重ね合わせて測定しそれぞれL*値、a*値、b*値を得て、この値を下記の式から色差(△E*)を求めた。評価基準を以下に示す。本発明においては、2以上を発明の対象とした。
△E*={(△L*)2+(△a*)2+(△b*)2}0.5
3:△E*が3未満
2:△E*が3以上4未満
1:△E*が4以上
昼白色タイプの直管型LED照明で照らし、太陽光が入らない室内で試験紙を目視評価した。目視評価は5人で行い、最低の評価をした人と最高の評価をした人を除き、3人の評価の平均を求め、小数点以下を四捨五入した。評価基準を以下に示す。本発明においては、3以上を発明の対象とした。なお、色の偏りを感じるとは、UV−CUTでのa*値なら0以上1.0以下の範囲を外れる場合、またb*値なら−1.0以上1.0以下の範囲を外れる場合を言う。
4:色の偏りをほとんど感じることが無く、白い印象が強い。
3:色の偏りをやや感じるものの、白い印象がする。
2:色の偏りを感じ、白い印象がやや弱い。
1:色の偏りを強く感じ、白い印象が弱い。
日本電色工業社製「SPECTRO COLOR METER MODEL PF−10」でC/2光源を用いて測定した。紫外線は「IN」で、JIS P 8148に準拠して測定した。測定には試験シートを250μm以上の厚みとなるように重ね合わせて測定した。評価基準を以下に示す。本発明においては、2以上を発明の対象とした。
3:90%以上
2:87%以上90%未満
1:87%未満
ATLAS社製「Ci4000 Xenon Weather−Ometer」耐光試験器で、ブラックパネル温度63℃、試験槽温度40℃、相対湿度55%の条件で6時間、試験紙に光照射を実施した。評価は、試験紙を目視で観察し、光照射前と後の白色度の差を以下の基準に従い3段階で表現した。ただし本発明においては、2以上を発明の対象とした。
3:変色があまり見られず、差がほとんどわからない程度。
2:若干変色が見られるが、気にならない程度。
1:変色の差がわかり、また印刷用塗工紙の商品価値を損なう場合もある。
ブレードコーター方式の塗工装置を用いて塗工液を塗工したときの、ブレード刃先への塗工液汚れの付着および印刷用塗工紙表面のストリークやスクラッチ発生の状況を観察した。評価基準を以下に示す。本発明においては、2以上を発明の対象とした。
3:塗工欠陥が認められない。
2:若干塗工欠陥が認められるものの、製品として問題無いもの。
1:塗工欠陥が認められ、また製品として問題のある場合がある。
上記の印刷用塗工紙に、オフセット印刷で墨ベタの画像部を印刷した。印刷用塗工紙に印刷された画像部表面および非画像部表面を目視で観察した。評価基準を以下に示す。本発明においては、2以上を発明の対象とした。
3:画像部および非画像部表面の光沢ムラ、基紙由来の凹凸が目立たない。
2:画像部および非画像部表面の光沢ムラ、基紙由来の凹凸がやや見られるものの、問題にならない程度。
1:画像部および非画像部表面の光沢ムラ、基紙由来の凹凸が目立つ。
(基紙配合)
ECF漂白されたLBKP(濾水度440mlcsf) 70質量部
ECF漂白されたNBKP(濾水度490mlcsf) 30質量部
軽質炭酸カルシウム 6.0質量部
市販カチオン化澱粉 1.0質量部
市販カチオン系ポリアクリルアミド歩留り向上剤 0.030質量部
以下の塗工液配合で塗工液を調整した。重質炭酸カルシウムスラリー(ファイマテック社製FMT−90、固形分濃度75質量%)57質量部と、高白1級カオリン(ヒューバー社製ハイドラファイン90)100質量部にポリアクリル酸系分散剤0.10質量部を添加して分散機で固形分濃度72質量%に分散したカオリンスラリー40質量部と、二酸化チタン(日成共益社取り扱い、A202、アナターゼ型)100質量部にポリアクリル酸系分散剤0.20質量部を添加して分散機で固形分濃度70質量%に分散した二酸化チタンスラリー3質量部とを混合し顔料スラリーとした。この顔料スラリーに、蛍光増白剤(SUN RISE CHEMICAL社製SUNWHITE CST)0.2質量部、青顔料(大日精化社製TB−1525B)0.0050質量部、紫顔料(大日精化社製TB−2505V)0.0055質量部、スチレン−ブタジエン系ラテックス7.6質量部、ポリビニルアルコール(完全ケン化、重合度400)2質量部、ステアリン酸カルシウム0.4質量部、印刷適性向上剤0.4質量部、保水剤0.05質量部を添加し、水酸化ナトリウムでpH9.8に調整した。さらに、調整水で固形分濃度66.0質量%にし塗工液を得た。塗工液は上記の製造方法の中で塗工され、印刷用塗工紙を得た。この印刷用塗工紙の評価結果を表1に示す。
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を50質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を10質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
実施例2において、二酸化チタンスラリー中の二酸化チタンをアナターゼ型からルチル型(堺化学工業社製TITONE R−21)に変更した以外は、すべて実施例2と同様に行った。
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を40質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を20質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を50質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を10質量部へ、ポリビニルアルコール2質量部を1質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を50質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を10質量部へ、ポリビニルアルコール2質量部を5質量部へ、固形分濃度66.0質量%を64.5質量%に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を50質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を10質量部へ、蛍光増白剤0.2質量部を0.1質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を50質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を10質量部へ、蛍光増白剤0.2質量部を1.0質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を50質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を10質量部へ、青顔料0.0050質量部を0.0027質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を50質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を10質量部へ、青顔料0.0050質量部を0.0057質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を50質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を10質量部へ、紫顔料0.0055質量部を0.0095質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を50質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を10質量部へ、紫顔料0.0055質量部を0.0026質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を60質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を0質量部へ、ポリビニルアルコール2質量部を尿素リン酸エステル化澱粉2質量部へ、青顔料0.0050質量部を0.0016質量部へ、紫顔料0.0055質量部を0.0013質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を60質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を0質量部へ、青顔料0.0050質量部を0.0016質量部へ、紫顔料0.0055質量部を0.0013質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を60質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を0質量部へ、ポリビニルアルコール2質量部を尿素リン酸エステル化澱粉2質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を60質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を0質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を59質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を1質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を38質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を22質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を50質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を10質量部へ、ポリビニルアルコール2質量部を尿素リン酸エステル化澱粉2質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を50質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を10質量部へ、ポリビニルアルコール2質量部を0.5質量部へ、保水剤0.05質量部を0.07質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を50質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を10質量部へ、ポリビニルアルコール2質量部を5.5質量部へ、固形分濃度66.0質量%を64.5質量%に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を50質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を10質量部へ、蛍光増白剤0.2質量部を0.07質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を50質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を10質量部へ、蛍光増白剤0.2質量部を1.2質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を50質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を10質量部へ、青顔料0.0050質量部を0.0024質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を50質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を10質量部へ、青顔料0.0050質量部を0.0060質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を50質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を10質量部へ、紫顔料0.0055質量部を0.0110質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
実施例1において、重質炭酸カルシウムスラリー57質量部を50質量部へ、二酸化チタンスラリー3質量部を10質量部へ、紫顔料0.0055質量部を0.0012質量部に変更した以外は、すべて実施例1と同様に行った。
Claims (2)
- 基紙上に、少なくとも顔料、接着剤、および蛍光増白剤を含有する塗工層を1層以上設けてなる印刷用塗工紙において、基紙上両面各々の最表塗工層が、二酸化チタンを最表塗工層全顔料固形分100質量部に対して3質量部以上20質量部以下の範囲で含有し、ポリビニルアルコールを最表塗工層全顔料固形分100質量部に対して1質量部以上5質量部以下の範囲で含有し、蛍光増白剤を最表塗工層全顔料固形分100質量部に対して0.1質量部以上1.0質量部以下の範囲で含有し、さらにJIS P 8150の方法により測定される印刷用塗工紙の色相が、紫外線を含まない測定においてa*値が0以上1.0以下、b*値が−1.0以上1.0以下であることを特徴とする印刷用塗工紙。
- 上記二酸化チタンの結晶構造が、アナターゼ型である請求項1記載の印刷用塗工紙。
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