JP5939510B2 - 画像データ処理プログラム及び印刷装置 - Google Patents
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Description
また、上述のように操作者によって新しい供給部の装着(すなわち供給部の交換)が行われるとき、たまたま、用意可能な新しい供給部内の被印刷媒体の幅が、交換前のもとの供給部における被印刷媒体の幅とは異なる場合がある。上記分割された複数の分割データは、上記交換前のもとの供給部における被印刷媒体の幅に対応して分割されたデータである。したがって、そのまま当該分割データを用いて印刷を再開した場合には、新しい供給部から供給される被印刷媒体と分割画像データとの整合がとれず、正常な態様の印刷を実行することができない。
次に、本実施の形態にかかる印刷装置200での基本的なスプリット印刷による印刷方式を図2を参照しつつ説明する。例えば、上述したテープ収納カセットには、6mm,9mm,12mm,18mm,24mm,36mmの6種類の幅(画像高さ方向に同じ)のテープが印刷媒体として存在しているものとする。また、パーソナルコンピュータ100で作成されたオリジナルのプロジェクトファイル(画像データ)に基づく画像として、図2(A)に示すように、全体の画像幅W(テープ長さ方向に同じ)を10cm、全体の画像高さH(テープ幅方向に同じ)を6cm、とした画像サイズ(以下、「設定印刷サイズ」と称する)とする。この場合、幅hが12mmのテープ10(図示上から順に、1本面のテープ10−1〜5本目のテープ10−5)を印刷媒体として用いれば、5本分に均等分割した状態で印刷を実行することにより、設定印刷サイズ通りの印刷がなされる。なお、以下の説明では、この場合のスプリット印刷を、「基本スプリット印刷」と称する。
本実施の形態においては、このような場合、例えば、図2(D)に示すように、もともとのテープ幅hに対して倍幅(2h=24mm)のテープ20の在庫があれば、その倍幅2hのテープ1本分(20−1)に対応する画像データとして印刷を行うことができる。また、図2(E)に示すように、もともとのテープ幅hに対して半分幅(1/2h=6mm)のテープ30の在庫があれば、その半分幅1/2hのテープ4本分(30−1〜30−4)の画像データとして印刷を行うことができる。
また、テンポラリ・スプリット印刷では、テープ切れが発生した残余の印刷を設定印刷サイズのでき上がりを維持するものとして説明したが、当初の幅hの12mmのテープに加え、さらに、倍幅2hの24mmのテープ20及び半分幅1/2hの6mmのテープ30の何れの在庫も無かった場合(在庫はあっても色違いにより使用したくない場合を含む)も想定される。
上述したパーソナルコンピュータ100には、本発明の各種スプリット印刷を実現するアプリが予めインストールされており、そのアプリ起動後において、作業用のメモリ領域を一旦初期化し(前回作業の復元でも良い)、各種モードの選択操作を待機する。なお、この各種モードとしては、例えば、新たな画像を作成する『新規作成モード』、再度の印刷や再編集、或いは、流用(援用)等のために作成済みの画像に対応するプロジェクトデータを画面40に呼び出す『プロジェクト読み込みモード』、とに大別される。
作成された画像データは、オリジナルのプロジェクトファイルとしてパーソナルコンピュータ100の記憶装置140に記憶される。
アプリケーションはユーザー操作によって立ち上げられると作業画面の表示などの初期化(S71)を行った後に、ユーザー入力待ち状態(S72の状態)となる。この状態でユーザーは新たな空のプロジェクトの作成(S73の処理)を行うことができる。ユーザーはこのユーザー入力待ち(S72)の状態において、上記プロジェクトに文字列追加(S75乃至S77)、ビットマップ追加(S78乃至S80)などを行うことができる。このようにして作成・修正された文字列・ビットマップの情報はプロジェクトファイルの画像情報70にオブジェクト(例72,74,76,78)として順次記憶されていく。また前記ユーザー入力待ち状態(S72の状態)の状態において、ユーザーは既存のプロジェクトの読み込み(S74の処理)を行うことができる。ここでもロックフラグはあらかじめ0にセットされる。さらに前記ユーザー入力待ち状態(S72の状態)の状態において、ユーザーは既に登録されているオブジェクトの編集を行うこともできる。この処理に関しては後に詳述する。これら一連の処理は、通常の画像作成ソフトと類似するのでその詳細は省く。これらのオブジェクト情報のロックフラグは0にセットされる(S76,S79)ユーザーが上記のようにして所望の画像を作成し、その印刷を指示すると、アプリケーションはそのプロジェクトの情報にしたがって印刷データを出力する。この処理を図8乃至図13に従って説明する。
ステップS1では、作業者によるパーソナルコンピュータ100の操作により所定の画像が作成されて印刷実行ボタン46が実行操作されると、演算装置150は、その全体画像に対応するプロジェクトファイルを記憶装置140にビットマップデータに展開する。次にその展開されたビットマップを指定されているテープ幅に応じて分割を行う。この処理において、たとえば図2の例にあっては、各テープ10−1〜10−5に印刷される画像に対応する分割ビットマップデータが上側から順次作成される。この分割ビットマップデータを印刷装置200によって解釈可能に変換したデータを印刷駆動データと称する。このテープ幅はあらかじめ双方向のインターフェースを介して印刷装置200のカセット検出部206から取得した情報に基づくものである。テープ幅は、読み取りテープ幅でなくユーザーによってキーボード120などを使用して設定された入力テープ幅で設定しても良く、その何れのテープ幅を優先的に用いて擬似テープ画像50を画面40に表示するかは任意で設定・変更が可能である。
ステップS2では、演算装置150は、記憶装置140に記憶された各テープ単位の印刷駆動データのうち、印刷していない最上位のテープに対応する印刷駆動データを印刷装置200に向けて出力する。なお、一ライン分の印刷駆動データは、このステップS2にて一度に出力されるわけではなく、後続するステップS3,ステップS4で構成されるループにおいて順次出力されるものである。
ステップS3では、演算装置150は、1テープ分の印刷を行っている間に、テープ切れ検出部208からテープ切れが発生したか否かを監視(媒体切れ判定ステップ)し、テープ切れ検出部208がテープ切れを検出していない場合にはそのまま印刷を継続してステップS4へと移行し、テープ切れを検出した場合にはステップS10へと移行する。なお、このステップS10のテンポラリ印刷設定処理ルーチンは後述する。
ステップS4では、演算装置150は、1テープ分の印刷が終了したか否かを監視し、1テープ分の印刷が終了した場合にはステップS5へと移行し、1テープ分の印刷が終了していない場合にはステップS2へとループして印刷を継続する。なお、1テープ分の印刷が終了したか否かを演算装置150が判断する手法としては、ステップS2での1ライン分のデータ出力が完了しても、実際の印刷が終了するまでにはタイムラグ(印刷処理速度によって異なる)が発生する。このため、印刷処理側、例えば、サーマルヘッド214の駆動やテープ搬送装置210の駆動を監視するなど、公知の印刷終了検出方式を利用することができる。
ステップS5では、演算装置150は、テープカッタ216を駆動させて印刷が終了した部分(余白等を含む)からテープ10を切断してステップS6へと移行する。
ステップS6では、演算装置150は、設定印刷領域内のすべての印刷が終了したか否かを監視する。例えば、図2(A)の場合にあっては、テープ10−5の印刷終了を持って設定印刷領域内のすべての印刷終了と判断する。全ての印刷が終了した場合にはステップS7へと移行し、全ての印刷が終了していない場合には、ステップS1へとループして、残りのテープに対する印刷を上段側から順次行う(第1データ出力ステップ)。なお、設定印刷領域内で分割された領域のそれぞれの印字駆動データを印刷処理順に順序だてして記憶装置140にテープ単位で記憶している場合には、ステップS1ではなくステップS2にループして、次の印刷順位に該当するテープに対する印刷を行っても良い。
ステップS7では、演算装置150は、直近で終了した印刷がプロジェクトファイルによるデータに基づく印刷の終了なのか、後述するテンポラリプロジェクトファイルによる分割データに基づく印刷(第2データ出力ステップ)が終了したのか判断し、プロジェクトファイルによる印刷である場合にはこのルーチンを終了し、テンポラリプロジェクトファイルによる印刷である場合にはステップS8へと移行する。
ステップS8では、演算装置150は、終了した印刷が本発明に関わるテンポラリプロジェクト印刷の終了であったことから、そのテンポラリプロジェクトファイル(テンポラリデータ)が記憶装置140に格納されているため(第2記憶処理ステップ)、テンポラリプロジェクトファイルを記憶装置140から削除してステップS9へと移行する。なお、テンポラリデータは、テープ切れによるイレギュラーな印刷処理であるため、ここでは削除するようにしたが、例えば、一時ファイルとしてRAM等に記憶しておき、主電源のOFF時に消去するなどでも良い。
ステップS9では、演算装置150は、画面40の現在表示がテンポラリ印刷状態の画面(例えば、図4(B)又は図4(C))の状態であるため、そものもの印刷設定である(イレギュラーでない)プロジェクト印刷状態へと表示状態を復帰させるために、記憶装置140からプロジェクト印刷用のデータを読み出して表示切替を行い、このルーチンを終了する。
ステップS11では、演算装置150は、記憶装置140に記憶された現在印刷対象となっているプロジェクトファイルのコピーファイルを作成するとともに記憶装置140に記憶する。この際、そのコピーファイルは、オリジナルとなるプロジェクトファイルを削除、上書きせず、一時記憶ファイル的に格納できれば良い。
ステップS12では、演算装置150は、コピーしたプロジェクトファイルのうち、テープ単位でテープ切れなく印刷が終了したテープ(図2の例にあっては、テープ10−1〜10−3)に対応する印刷のための分割データを、印刷・作業対象領域から削除してステップS20へと移行する。なお、画面40において、図4(B),(C)に示すように、既に印刷を適正に終了している領域(以下、「適正印刷終了領域」と称する。)においても、次段のルーチン以降での編集(例えば、全体のイメージを把握)するために画像52,54等を表示するのに必要なデータは残されている。これにより、適正印刷終了領域とやり直しを含む未印刷の領域(以下、「残余印刷領域」と称する。)とが実質的に決定することとなる(未印刷画像特定ステップ)。なお、適正印刷終了領域のみに関連するオブジェクトに関してはこのステップで削除してもよい。この新たに作成されたプロジェクトファイルがテンポラリプロジェクトファイルとなる。
ステップS20では、演算装置150は、適正印刷終了領域とテンポラリ印刷を行う領域とに跨っている画像に関して、再編集を行うことができないようにロックするロックフラグ処理を行い、ステップS30へと移行する。なお、このステップS20の詳細なルーチンは後述する。
ステップS30では、演算装置150は、機能制限処理を行い、ステップS13へと移行する。なお、このステップS30の詳細なルーチンは後述する。
ステップS13では、オリジナルのプロジェクトファイルに基づく印刷処理画面(例えば、図4(A)から、テンポラリプロジェクトファイルによる印刷処理画面(例えば、図4(B),(C)へと画面40の表示状態(ウインドウ)を切り替える。その際に同図にあるように、既に印刷済の領域は網掛け処理を行い、その領域の編集不可であることをユーザーに告知する。この処理のあとステップS14へと移行する。
ステップS14では、演算装置150は、ステップS3においてテープ切れが発生したため、テープ切れ発生前と同じテープ幅のテープ10を用いた印刷(プロジェクト印刷)とするか、在庫のある他のテープ幅のテープ20,30を用いた印刷(テンポラリ印刷)とするか、の何れにあってもカセット交換が必要であるため、カセット交換を促すメッセージ等の報知を行ってステップS15へと移行する。
ステップS15では、演算装置150は、カセット交換が行われたか否かを監視し、カセット検出部206で読み取ったICチップに記録されている情報から、カセット情報を取得して、カセット交換がなされた場合にはステップS72Aへと移行し、カセット交換がなれない場合にはステップS14へとループしてカセット交換を待機する。
ステップS72Aでは、演算装置150は、待機モードに入り、作業者の次のルーチンの指定を待機する。このステップS72Aの処理は、オリジナルプロジェクトにおけるステップS72の処理と同等である。すなわち前記機能制限処理などによりいくつかの機能が制限されるほかは、図6で示される処理によりユーザーはこのテンポラリプロジェクトに対して画像の編集が可能となる。このユーザーによる編集については、後に詳述する。また、ユーザーはこのステップS72Aの処理において、印刷処理を指定することができる。この処理は前記ステップS31から始まる一連の処理と等価であるが、前記ステップS12において既に印刷すみの領域が削除されたプロジェクトに対して行われるために、すでに印刷隅のテープとつながる形で印刷される。ここで、印刷実行ボタン46が操作されると、交換されたカセットのテープが、交換前のテープ幅と同じテープ幅のテープ10であった場合、単なるテープ交換であるとしてステップS6へと移行し、引き続きテープ切れしたテープ10−4からの印刷を行う。
図9は、本発明の一実施形態に適用される印刷システムにおけるスプリット印刷を実行するための画面表示切り替えモードのルーチンのフロー図である。なお、このルーチンは、上述したステップS72Aでのカセット交換と同時にICチップに記録されたテープ幅情報による自動で切り替えと、作業者が指定したテープ幅情報による切り替え、の両方を含むものとして説明する。
ステップS41では、演算装置150は、ICチップに記録されたテープ幅情報又は作業者が指定したテープ幅情報により、設定画面44のテープ幅表示を変更して表示し、ステップS42へと移行する。この際、カセット交換後のテープ幅がテープ切れ前のテープ幅と同じ場合には変更表示とはならないが、カセット交換後のテープ幅がテープ切れ前のテープ幅と異なる場合には、単に数字の表示を変更するだけでなく、例えば、点滅させる、表示色(点灯色)を変えるなど、作業者が誤って異なるテープ幅のカセットに交換してしまった場合を考慮して、テープ幅が変わった旨を報知するようにしてもよい。
ステップ42では、演算装置150は、交換されたテープ幅に対応した擬似テープ画像50への表示変更のためにプレビュー画面の再計算を行い、ステップS43へと移行する。
ステップS43では、演算装置150は、再計算によって交換されたテープ幅に対応したテープ本数分(第2特定数)に分割した後の擬似テープ画像50を画面40に表示してこのルーチンを終了する。
また、上述したステップS72Aでの待機モードにおいて、未印字の部分の印刷を行う前にユーザーがテンポラリプロジェクトを再編集する場合に関して以下に述べる。
ステップS51では、演算装置150は、画面40の作業画面48のうち、テープ切れを含む残りの領域(図4(B),(C)で網掛けされていない領域)の文字や画像を指定して編集を行おうとした場合に、その指定された文字や画像が適正印刷終了領域(図4(B),(C)で網掛けされた領域)に跨っているか否かを判断する。ここで、演算装置150は、指定された文字や画像が適正印刷終了領域に跨っている場合には、ステップS20にて編集不可のロックフラグが設定(属性設定ステップ)されているため、ステップS52へと移行する。また、演算装置150は、指定された文字や画像が適正印刷終了領域に跨っていない場合には、ステップS20にて編集不可のロックフラグが設定されていないため、ステップS53へと移行する。
ステップS52では、演算装置150は、ステップS20にて編集不可のロックフラグが設定されているため、指定した文字や画像の編集ができない旨をメッセージ等で報知する。
ステップS53では、演算装置150は、ステップS20にて編集不可のロックフラグが設定されていないため、指定した文字や画像の編集をそのまま受け付けるとともに、画面40の表示を編集後の画像表示とする。なお。ステップS72Aの待機モード画面において、既存のオブジェクトの編集のみでなく、新規オブジェクトを追加することも可能である。しかし既に印刷されている領域に関してはS12の処理により印刷・作業対象領域からはずれているために、その領域にかかるオブジェクトの配置はできない。
次に、図11を参照しつつ、ステップS20のロックフラグ設定ルーチンを説明する。図11は、本発明の一実施形態に適用される印刷システムにおけるスプリット印刷を実行するためのロックフラグ設定時における演算装置150の処理ルーチンのフロー図である。
ステップS21では、演算装置150は、印刷対象となる文字や画像のオブジェクトを個々に抽出してステップS22へと移行する。
ステップS22では、演算装置150は、印刷対象として抽出した文字や画像の印刷領域座標を算出してステップS23へと移行する。なお、ここでの座標には、例えば、抽出した文字や画像の左上のX−Y座標と右下のX−Y座標とを検出し、その全体領域を求める。
ステップS23では、演算装置150は、計算した全体領域の少なくとも一部が適正印刷終了領域に含まれているか否かを判断し、適正印刷終了領域に一部が含まれている場合にはロック対象としてステップS24へと移行し、適正印刷終了領域に一部も含まれていない場合にはロック対象とせずにステップS25へとスキップする。
ステップS24では、演算装置150は、抽出した文字や画像の一部が適正印刷終了領域に含まれているため、その対象である文字や画像の再編集はできないものとするロックフラグをたて(ロックフラグ=1)、ステップS25へと移行する。
ステップS25では、演算装置150は、印刷領域に存在する文字や画像の全てに対して抽出が終了したか否かが確認され、全ての文字や画像に対する抽出が終了したらばこのルーチンを終了してステップS30へと移行する。また、残りの文字や画像がある場合には、ステップS21へとループして上述したルーチンを繰り返す。
次に、図12を参照しつつ、ステップS30の機能制限処理を説明する。図12は、本発明の一実施形態に適用される印刷システムにおけるスプリット印刷を実行するための機能制限処理時における演算装置150の処理ルーチンのフロー図である。
ステップS31では、演算装置150は、作業画面48において、テープ長さに相当する画像幅が変更されてしまうとスプリット印刷を実行することができなくなるため、作業画面48の擬似テープ画像50のうち、既に適正に印刷をすることができた部分に対応する適正印刷終了領域をグレーアウト表示(図4(B),(C)で網掛けされた領域)としてステップS32へと移行する。
ステップS32では、演算装置15は、適正印刷終了領域を除いた画像の上側(上端辺)の位置変更を不可設定として適正印刷終了領域と未印刷の境界位置とがずれてしまうことを抑制してこのルーチンを終了する。
ところで、上述したテンポラリプロジェクトファイルはプロジェクトファイルとは独立して記憶装置140に一次保存されるため、テープ切れというイレギュラー的なテンポラリプロジェクトファイルを用いたスプリット印刷を実行しても、次回以降に同一のスプリット印刷、又はプロジェクトファイルを援用した編集等を行う場合には、オリジナルのプロジェクトファイルをそのまま利用することができる。
ステップS61では、演算装置150は、例えば、ツールバー画面42の『ファイル』から『テンポラリプロジェクトファイルの保存』が選択された際にテンポラリプロジェクトファイル保存モードを起動させる。また、演算装置150は、例えば、設定画面44に、保存しようとしているファイルがプロジェクトファイルでなくテンポラリプロジェクトファイルである旨、すなわち、プロジェクトファイルとは独立したファイル保存である旨(上書きされ無い旨)等の警告表示を行うと共に、必要な保存処理のための案内画面を表示してステップS62へと移行する。この際、演算装置150は、必要な保存処理のための案内画面として、例えば、新規プロジェクトとして全体を編集可能にして保存(以下、「SAVE1」と称する。)と、同一のテープ構成(途中でテープ変更)を保存(以下、「SAVE2」と称する。)と、テンポラリプロジェクトをそのまま保存(以下、「SAVE3」と称する。)と、の3種類の保存処理を可能とする表示をする。
ステップS62では、演算装置150は、ステップS61の保存処理が何れの状態で保存選択されたかを判断する。ここで、演算装置150は、「SAVE1」が選択された場合(Yes)にはステップS63へと移行し、「SAVE1」が選択されなかった場合(No)にはステップS65へと移行する。
ステップS63では、演算装置150は、ステップS62で「SAVE1」が選択されたことにより、印字オブジェクト(文字画像56やイメージ画像58のデータ)に対する変更不可(フラグ=1)を変更可(フラグ=0)としてステップS64へと移行する。
ステップS64では、演算装置150は、印字領域、テープ幅の情報をオリジナルに戻して記憶装置140に保存してこのルーチンを終了する。
ステップS65では、演算装置150は、ステップS61の保存処理が何れの状態で保存選択されたかを判断する。ここで、演算装置150は、「SAVE2」が選択された場合(Yes)にはステップS66へと移行し、「SAVE2」が選択されなかった場合(No)にはステップS68へと移行する。
ステップS66では、演算装置150は、ステップS62で「SAVE2」が選択されたことにより、印字オブジェクト(文字画像56やイメージ画像58のデータ)に対する変更不可(フラグ=1)を変更可(フラグ=0)としてステップS67へと移行する。
ステップS67では、演算装置150は、テープ幅情報を保持した状態でテンポラリプロジェクトファイルを記憶装置140に保存してこのルーチンを終了する。
「SAVE3」がユーザーに選択された場合には、ステップS68の処理が行われる。このステップS68では、演算装置150は、残余印刷領域で変更等をしたイメージ画像58を変更状態としたまま記憶装置140に記憶してこのルーチンを終了する。
20(20−1) テープ
30(30−1〜30−5) テープ
100 パーソナルコンピュータ
140 記憶装置
150 演算装置
200 印刷装置
214 サーマルヘッド
Claims (8)
- 幅の異なる複数種類の被印刷媒体を択一的に供給する供給部より前記被印刷媒体を搬送する搬送手段、前記搬送手段により搬送される前記被印刷媒体に対し、入力された画像データに対応した所望の印刷を行う印刷手段、及び、前記供給部からの新たな前記被印刷媒体の供給が停止したことを検出する供給停止検出手段、を備えた印刷装置に接続され、演算手段と記憶手段とを有する操作端末の、前記演算手段に対し、
少なくとも1つの印字オブジェクトを含む、印刷対象となる1つの第1画像データを取得して前記記憶手段に展開して記憶する第1記憶処理手順と、
前記第1記憶処理手順で前記記憶手段に展開して記憶された前記第1画像データを、前記被印刷媒体の幅に対応した、第1特定数の第1分割画像データに分割する、第1データ分割手順と、
前記第1データ分割手順での分割により生成された前記第1特定数の前記第1分割画像データを、前記印刷装置へ順次出力する第1データ出力手順と、
前記印刷装置の前記供給停止検出手段による検出結果に基づき、前記第1データ出力手順により出力されたすべての前記第1分割画像データに対応した印刷が前記印刷手段によって完了する前に、前記供給部からの前記被印刷媒体の供給が停止したか否か、を判定する媒体切れ判定手順と、
前記媒体切れ判定手順によって前記供給部からの前記被印刷媒体の供給が停止したと判定された場合に、前記第1データ出力手順によって順次出力された前記第1特定数の前記第1分割画像データのうち、前記印刷手段により前記被印刷媒体への印刷が完了した印刷済画像データを除く、少なくとも1つの印刷未完了の未印刷画像データを特定する未印刷画像特定手順と、
前記第1画像データ又は前記第1特定数の前記第1分割画像データを前記記憶手段に保持した状態で、前記未印刷画像特定手順で特定された前記未印刷画像データのみを印字範囲とする1つの第2画像データを前記第1画像データとは別に生成し、前記記憶手段に展開して記憶する第2記憶処理手順と、
前記第2記憶処理手順で前記記憶手段に展開して記憶された前記1つの第2画像データを、前記媒体切れ判定手順によって前記被印刷媒体の供給が停止したと判定された後に新たに提供される前記被印刷媒体の幅に対応した、第2特定数の第2分割画像データに分割する、第2データ分割手順と、
前記第2特定数の前記第2分割画像データを、前記印刷装置へ順次出力する第2データ出力手順と
を実行させるための、
画像データ処理プログラム。 - 請求項1記載の画像データ処理プログラムにおいて、
前記第1データ分割手順は、
前記第1記憶処理手順で前記記憶手段に展開して記憶された前記第1画像データを、前記印刷装置に設けられた幅検出手段により検出された前記被印刷媒体の幅に対応した、前記第1特定数の前記第1分割画像データに分割し、
かつ、前記操作端末の演算手段に対し、
前記第2データ分割手順での分割により生成された前記第2特定数の前記第2分割画像データに含まれる前記印字オブジェクトについて再編集を行うことを不可能とするか否かを示す属性を設定する、属性設定手順
をさらに実行させる
ことを特徴とする画像データ処理プログラム。 - 請求項2記載の画像データ処理プログラムにおいて、
前記演算手段に対し、さらに、
操作手段を介した、前記1つの前記第2画像データに含まれる前記印字オブジェクトに対する編集操作を受け付ける編集受付手順を実行させ、
前記第2データ分割手順は、
前記編集受付手順による編集操作を反映した前記第2画像データを前記第2特定数の第2分割画像データに分割する
ことを特徴とする画像データ処理プログラム。 - 請求項3記載の画像データ処理プログラムにおいて、
前記演算手段に対し、さらに、
前記編集受付手順で編集操作を受け付けた、前記第2画像データに含まれる前記印字オブジェクトが、前記第1分割画像データにも含まれるかどうかを判定する編集判定手順を実行させ、
前記第2データ分割手順は、
前記編集判定手順により、前記印字オブジェクトが前記第1分割画像データにも含まれると判定された場合には、前記編集受付手順による編集操作を反映しない前記第2画像データを前記第2特定数の第2分割画像データに分割し、
前記編集判定手順により、前記印字オブジェクトが前記第1分割画像データにも含まれないと判定された場合には、前記編集受付手順による編集操作を反映した前記第2画像データを前記第2特定数の第2分割画像データに分割する
ことを特徴とする画像データ処理プログラム。 - 幅の異なる複数種類の被印刷媒体を択一的に供給する供給部より前記被印刷媒体を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送される前記被印刷媒体に対し、入力された画像データに対応した所望の印刷を行う印刷手段と、
前記被印刷媒体の幅方向寸法を検出する幅検出手段と、
前記供給部からの新たな前記被印刷媒体の供給が停止したことを検出する供給停止検出手段と、
所望のデータを記憶する記憶手段と、
を備えた印刷装置であって、
少なくとも1つの印字オブジェクトを含む、印刷対象となる1つの第1画像データを取得して前記記憶手段に展開して記憶する第1記憶処理手段と、
前記第1記憶処理手段により前記記憶手段に展開して記憶された前記第1画像データを、前記被印刷媒体の幅に対応した、第1特定数の第1分割画像データに分割する、第1データ分割手段と、
前記第1データ分割手段による分割によって生成された前記第1特定数の前記第1分割画像データに基づき前記印刷手段を制御し、対応する印刷を順次行う第1印刷制御手段と、
前記供給停止検出手段による検出結果に基づき、すべての前記第1分割画像データに対応した印刷が前記印刷手段によって完了する前に、前記供給部からの前記被印刷媒体の供給が停止したか否か、を判定する媒体切れ判定手段と、
前記媒体切れ判定手段によって前記供給部からの前記被印刷媒体の供給が停止したと判定された場合に、前記第1特定数の前記第1分割画像データのうち、前記印刷手段により前記被印刷媒体への印刷が完了した印刷済画像データを除く、少なくとも1つの印刷未完了の未印刷画像データを特定する未印刷画像特定手段と、
前記第1画像データ又は前記第1特定数の前記第1分割画像データを前記記憶手段に保持した状態で、前記未印刷画像特定手段により特定された前記未印刷画像データのみを印字範囲とする1つの第2画像データを前記第1画像データとは別に生成し、前記記憶手段に展開して記憶する第2記憶処理手段と、
前記第2記憶処理手段により前記記憶手段に展開して記憶された前記1つの第2画像データを、前記媒体切れ判定手段によって前記被印刷媒体の供給が停止したと判定された後に新たに提供される前記被印刷媒体の幅に対応した、第2特定数の第2分割画像データに分割する、第2データ分割手段と、
前記第2特定数の前記第2分割画像データに基づき前記印刷手段を制御し、対応する印刷を順次行う第2印刷制御手段と
を有することを特徴とする印刷装置。 - 請求項5記載の印刷装置において、
前記第1データ分割手段は、
前記第1記憶処理手段により前記記憶手段に展開して記憶された前記第1画像データを、前記幅検出手段により検出された前記被印刷媒体の幅に対応した、前記第1特定数の前記第1分割画像データに分割し、かつ、
前記第2データ分割手段による分割によって生成された前記第2特定数の前記第2分割画像データに含まれる前記印字オブジェクトについて再編集を行うことを不可能とするか否かを示す属性を設定する、属性設定手段を設けた
ことを特徴とする印刷装置。 - 請求項6記載の印刷装置において、
操作手段を介した、前記1つの前記第2画像データに含まれる前記印字オブジェクトに対する編集操作を受け付ける編集受付手段をさらに有し、
前記第2データ分割手段は、
前記編集受付手段による編集操作を反映した前記第2画像データを前記第2特定数の第2分割画像データに分割する
ことを特徴とする印刷装置。 - 請求項7記載の印刷装置において、
前記編集受付手段により編集操作を受け付けた、前記第2画像データに含まれる前記印字オブジェクトが、前記第1分割画像データにも含まれるかどうかを判定する編集判定手段をさらに有し、
前記第2データ分割手段は、
前記編集判定手段により、前記印字オブジェクトが前記第1分割画像データにも含まれると判定された場合には、前記編集受付手段による編集操作を反映しない前記第2画像データを前記第2特定数の第2分割画像データに分割し、
前記編集判定手段により、前記印字オブジェクトが前記第1分割画像データにも含まれないと判定された場合には、前記編集受付手段による編集操作を反映した前記第2画像データを前記第2特定数の第2分割画像データに分割する
ことを特徴とする印刷装置。
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