JP5936562B2 - 復水器、これを備えている多段圧復水器、復水器に用いる再熱モジュール - Google Patents

復水器、これを備えている多段圧復水器、復水器に用いる再熱モジュール Download PDF

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Description

本発明は、蒸気を水に戻す復水器、これを備えている多段圧復水器、復水器に用いる再熱モジュールに関する。
蒸気プラントでは、多段復水器を備えているものがある。多段復水器では、各復水器の冷却水入口温度が異なっているため、各復水器で蒸気を水に戻す過程で生じる飽和蒸気の圧力が各復水器相互で異なる。このため、復水器を2基備えている場合、一方の復水器が高圧復水器となり、他方の復水器が低圧復水器となる。
以下の特許文献1には、高圧復水器と低圧復水器とを備えている多段圧復水器が開示されている。この多段圧復水器の低圧復水器は、上部から低圧蒸気が流入する低圧復水容器と、この低圧復水容器内を上部空間と下部空間とに仕切る圧力隔壁と、上部空間内に配置されて低圧蒸気を凝縮させる伝熱管と、下部空間に配置されているトレイと、を備えている。この低圧復水器と高圧復水器とは、高圧復水器内に流入した高圧蒸気の一部を低圧復水器の下部空間に導く蒸気ダクトで接続されている。
圧力隔壁には、鉛直方向に貫通する複数の貫通孔が形成されている。上部空間で凝縮した水は、この圧力隔壁の複数の貫通孔を通って、下部空間に流れ落ちる。この水は、トレイに一時的に溜まった後、トレイからオーバーフローして、下部空間の底に溜まる。水は、圧力隔壁の複数の貫通孔を通って、トレイに至るまでの間、さらに、トレイからオーバーフローして下部空間の水溜り部分に至るまでの間、高圧復水器からの高温の高圧蒸気に晒され加熱される。さらに、トレイからオーバーフローした水が下部空間の底に溜まっている水に落下すると、下部空間の底に溜まっている水に循環流が生じるため、この水とこの上方を通過する高温の高圧蒸気との接触率が高まる。よって、この特許文献1に記載の技術では、下部空間の底に溜まる水の温度を高くすることができる。
特許第3706571号公報
一般的に、蒸気プラントでは、復水器の底に溜まった水が、復水ポンプ及び給水ポンプを介して、ボイラーに導かれる。ボイラーに導かれた水は、そこで蒸気となり、蒸気タービンに供給された後、復水器で水に戻される。このため、復水器の底に溜まる水の温度が高いほど蒸気プラント全体の熱効率が高まる。そこで、特許文献1に記載の技術では、前述したように、低圧復水器の底に溜まる水を高圧復水器からの高温の蒸気で加熱し、この水の温度を高めている。
しかしながら、蒸気プラント全体の熱効率をより高めたいという要望は常になる。
そこで、本発明は、蒸気プラント全体の熱効率をより高めるために、外部からの高温の蒸気による凝縮後の水の再熱効率を高めることができる復水器、これを備えている多段圧復水器、復水器に用いる再熱モジュールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための発明に係る一態様としての復水器は、
蒸気が流入する容器と、前記容器内を上部空間と下部空間とに分け、複数の隔壁貫通孔が形成されている圧力隔壁と、前記容器の前記上部空間に配置され、流入した前記蒸気を凝縮させる伝熱管と、前記容器の前記下部空間に配置され、前記容器の前記上部空間で前記蒸気が凝縮して、前記容器の前記下部空間に流入した水を、前記容器の外部から前記下部空間に流入した高温蒸気で加熱する再熱器と、を備え、前記再熱器は、前記容器の前記下部空間内で上下方向に延びて、互いに間隔をあけて並ぶ複数の仕切部材と、複数の該仕切部材を経て流下した水を受ける受け板と、該受け板の外周縁に接続されて該受け板を囲む堰と、を有し、前記複数の仕切部材の下端は、前記堰の上端よりも下方であることを特徴とする。
水は、下方に落ちる過程で、複数の仕切部材に接する。この結果、水の表面積が大きくなる。このため、当該復水器では、複数の仕切部材の間を通る高温蒸気と水と接触率が高まる。
複数の仕切部材を経た水は、受け板及び堰で囲まれた領域に一時的に溜まった後、この領域からオーバーフローして、下方に落下する。当該復水器では、複数の仕切部材の下端が堰の上端よりも下方であるため、複数の仕切部材の下端部は、受け板及び堰で囲まれた領域に溜まっている水中に水没することになる。このため、複数の仕切部材の間には、複数の仕切部材の下方から高温蒸気がほとんど流入しない。よって、当該復水器では、複数の仕切部材の間を通る高温蒸気における、複数の前記仕切部材が並ぶ方向及び上下方向に垂直な蒸気流入方向の流速が高まる。
以上のように、当該復水器では、高温蒸気と水との接触率が高まる上に、高温蒸気の蒸気流入方向の流速が高まるため、高温蒸気と水との間の熱伝達率が高まる。したがって、当該復水器によれば、高温蒸気により効率的に水を加熱することができる。
ここで、前記復水器において、前記受け板には、複数の受け板貫通孔が形成されていてもよいし、前記堰にも、複数の堰貫通孔が形成されていてもよい。
受け板に複数の受け板貫通孔が形成されている場合、堰に複数の堰貫通孔が形成されている場合のいずれの場合も、受け板及び堰で囲まれた領域から水の流出箇所が分散化されるので、この水が落下して水溜り部分に至るまでの間で高圧蒸気と接触率が高くなる。よって、当該復水器では、高圧蒸気による水の加熱効率をより高めることができる。
また、以上のいずれかの前記復水器において、前記再熱器は、複数の前記仕切部材が並ぶ方向における、複数の該仕切部材の集まりの両側に配され、該仕切部材と間隔をあけて対向する側板を有してもよい。
複数の仕切部材の集まりの両側に側板が配置されていない場合、並び方向の両端に位置する仕切部材には、並び方向からの高温蒸気が接近し得る。このため、並び方向の両端に位置する仕切部材に対する高温蒸気の蒸気流入方向の流速が低下する。そこで、当該復水器では、複数の仕切部材の集まりの両側に側板を配置し、並び方向からの高温蒸気の接近を抑制する。
また、以上のいずれかの前記復水器において、前記再熱器は、複数の前記仕切部材の各上端部を支持する上端支持部材と、複数の前記仕切部材の各下端部を支持する下端支持部材と、を有してもよい。この場合、前記上端支持部材には、前記容器の前記下部空間の下方から上方に向かって凹み、複数の前記仕切部材の各上端部が入り込む上部係合部が形成され、前記下端支持部材には、前記容器の前記下部空間の上方から下方に向かって凹み、複数の前記仕切部材の前記下端部が入り込む下部係合部が形成され、前記仕切部材は、上下方向に弾性圧縮した状態で、該仕切部材の上端部が前記上端支持部材の上部係合部に入り込み、該仕切部材の下端部が前記下端支持部材の下部係合部に入り込み、該上端支持部材と該下端支持部材との間に挟まれて、支持されていてもよい。
また、以上のいずれかの前記復水器において、前記仕切部材は、複数の前記仕切部材が並ぶ方向に突出する凸部と該並び方向に凹む凹部とが、上下方向に繰り返し形成されている波板を有してもよい。さらに、前記仕切部材は、前記波板と、上方に向かって開口し該波板と協働して水を溜めるポケットを形成する複数のポケット形成部材と、を有してもよい。また、前記波板には、複数の波板貫通孔が形成されていてもよい。
また、以上のいずれかの前記復水器において、前記再熱器は、再熱モジュールを有し、前記再熱モジュールは、複数の前記仕切部材と前記上端支持部材と前記下端支持部材と前記受け板と前記堰とを有すると共に、前記受け板と前記上端支持部材と前記下端支持部材とを相互に接続し、複数の前記仕切部材と前記上端支持部材と前記下端支持部材と前記受け板と前記堰とを一体化する連結部材を有してもよい。
以上のように、再熱器の少なくとも一部を一体化しておくことで、再熱器の設置施工性を高めることができる。
また、前記再熱モジュールを有する復水器において、前記再熱モジュールは、複数の前記仕切部材の鉛直上方の領域に存在し、上下方向に貫通する複数の多孔板貫通孔が形成されている多孔板を有してもよい。この場合、前記再熱モジュールの前記多孔板は、前記圧力隔壁の一部を成してもよい。
また、以上のいずれかの、前記再熱モジュールを有する復水器において、前記再熱器は、複数の前記再熱モジュールを有してもよい。
予め複数の再熱モジュールを準備しておき、これらを適宜組み合わせることで、各種サイズの復水器に容易に対応することができる。
また、複数の再熱モジュールを有する前記復水器において、複数の前記再熱モジュールは、相互に隣接し、前記再熱器は、複数の前記再熱モジュールの間の位置に至った水をいずれかの再熱モジュールの前記仕切部材上に導く水ガイド部材を有してもよい。
当該複数器では、複数の再熱モジュール間をスルーしてしまう水の量を少なくすることができる。
また、以上のいずれかの前記復水器において、前記再熱器は、複数の前記仕切部材が並んでいる並び方向及び上下方向に垂直な蒸気流入方向の一方側から、複数の該仕切部材の間に前記高温蒸気を強制的に導く蒸気強制導入装置を有してもよい。
当該復水器では、複数の仕切部材の間を通る高温蒸気の流量が多くなり、水を高温蒸気で効率的に加熱することができる。
また、以上のいずれかの前記復水器において、前記再熱器は、複数の前記仕切部材を基準にして、複数の該仕切部材が並ぶ方向及び上下方向に垂直な蒸気流入方向の一方側に配置され、該一方側から複数の該仕切部材の間に流入する前記高温蒸気の流れ方向を該蒸気流入方向に揃え、且つ該蒸気流入方向に対して垂直な面内での該高温蒸気の流速分布を均一化する整流器を有してもよい。
当該復水器では、複数の仕切部材の全体で均等に水と高温蒸気とを効率的に熱交換させることができる。
前記目的を達成するための発明に係る一態様としての多段圧復水器は、
以上のいずれかの前記復水器である低圧復水器と、流入した蒸気を水に戻す過程で生じる飽和蒸気の圧力が前記低圧復水器で流入した蒸気を水に戻す過程で生じる飽和蒸気の圧力よりも高い高圧復水器と、前記高圧復水器に流入した前記蒸気の一部を前記低圧復水器の前記下部空間に流入させる蒸気ダクトと、を備えていることを特徴とする。
前記目的を達成するための発明に係る一態様としての再熱モジュールは、
上方からの水を、外部からの蒸気で加熱する再熱モジュールにおいて、上下方向に延びて、互いに間隔をあけて並んでいる複数の仕切部材と、複数の前記仕切部材を経て落ちてきた水を受ける受け板と、
前記受け板の外周縁に接続されて該受け板を囲む堰と、複数の前記仕切部材の各上端部を支持する上端支持部材と、複数の前記仕切部材の各下端部を支持する下端支持部材と、前記受け板と前記上端支持部材と前記下端支持部材とを相互に接続して、複数の前記仕切部材と前記受け板と前記堰と前記上端支持部材と前記下端支持部材とを一体化する連結部材と、を有し、前記複数の仕切部材の下端は、前記堰の上端よりも下方である、ことを特徴とする。
当該再熱モジュールでも、上記再熱器と同様、高温蒸気と水との接触率が高まる上に、高温蒸気の蒸気流入方向の流速が高まるため、高温蒸気と水との間の熱伝達率が高まる。よって、当該再熱モジュールでも、高温蒸気により効率的に水を加熱することができる。さらに、当該再熱モジュールを用いることで、再熱器の設置施工性を高めることができる。
ここで、前記再熱モジュールにおいて、複数の前記仕切部材が並ぶ方向における、複数の該仕切部材の集まりの両側に配され、該仕切部材と間隔をあけて対向する側板を有してもよい。
また、以上のいずれかの再熱モジュールにおいて、複数の前記仕切部材及び前記上端支持部材の鉛直上方の領域を覆い、鉛直方向に貫通している複数の多孔板貫通孔が形成されている多孔板を有してもよい。
本発明によれば、外部からの高温の蒸気による凝縮後の水の再熱効率を高めることができる。
本発明に係る一実施形態の多段圧復水器の要部断面図である。 図1のII−II断面図である。 本発明に係る一実施形態の再熱モジュールの斜視図である。 本発明に係る一実施形態の再熱モジュールの分解斜視図である。 本発明に係る一実施形態の仕切部材の要部斜視図である。 本発明に係る第一変形例の再熱器を含む低圧復水器の要部断面図である。 本発明に係る第二変形例の再熱器を含む低圧復水器の要部断面図である。 本発明に係る第三変形例の再熱器を含む低圧復水器の要部断面図である。 本発明に係る第四変形例の再熱器を含む低圧復水器の要部断面図である。 本発明に係る第四変形例の再熱器の要部斜視図である。 本発明に係る第五変形例の再熱器を含む低圧復水器の要部断面図である。 本発明に係る第六変形例の再熱器を含む低圧復水器の要部断面図である。 本発明に係る第七変形例の再熱器に採用される再熱モジュールの斜視図である。 本発明に係る第一変形例の仕切部材の要部斜視図である。 本発明に係る第二変形例の仕切部材の正面図である。 本発明に係る変形例の蒸気強制導入装置を含む低圧復水器の要部断面図である。
以下、本発明の各種実施形態について図面を参照して説明する。
「多段圧復水器の実施形態」
まず、本発明に係る多段圧復水器の実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。
本実施形態の多段圧復水器は、図1に示すように、高圧復水器10と、低圧復水器20と、高圧復水器10内の高温高圧の飽和蒸気を低圧復水器20内に導く蒸気ダクト17と、低圧復水器20内の底に溜まった水を高圧復水器10に導く復水流通管18と、を備えている。
この多段圧復水器は、蒸気プラントの一部を構成している。蒸気プラントは、図示されていないが、この多段圧復水器の他に、蒸気を発生するボイラーと、ボイラーからの蒸気で駆動しこの蒸気を多段圧復水器の高圧復水器10及び低圧復水器10に排気する蒸気タービンと、多段圧復水器からの水をボイラーに送るための復水ポンプ及び給水ポンプと、を備えている。
高圧復水器10は、蒸気タービンからの蒸気が流入する高圧復水容器11と、この高圧復水容器11内に配置されている伝熱管16と、を備えている。伝熱管16には、海水等の冷却水が供給される。この伝熱管16は、冷却水と高圧蒸気とを熱交換させて、高圧蒸気を水に戻す。この水は、高圧復水容器11の底に溜まり、この高圧復水容器11の底に形成されている復水排出管19から外部に流出する。なお、この復水排出管19の端部には復水ポンプが接続されている。
低圧復水器20は、蒸気タービンからの蒸気が流入する低圧復水容器21と、この低圧復水容器21を上部空間Saと下部空間Sbとに仕切る圧力隔壁22と、上部空間Sa内に配置されている伝熱管26と、下部空間Sb内に配置されている再熱器30と、を備えている。この伝熱管26には、冷却水が供給される。この伝熱管26は、冷却水と低圧蒸気とを熱交換させて、低圧蒸気を水に戻す。低圧復水器20の伝熱管26に供給される冷却水の温度は、高圧復水器10の伝熱管16に供給される冷却水の温度よりも低い。このため、低圧復水器20に流入した蒸気が低圧復水器20内で水に戻る過程で生じる飽和蒸気の圧力は、高圧復水器10に流入した蒸気が高圧復水器10内で水に戻る過程で生じる飽和蒸気の圧力よりも低い。
圧力隔壁22は、平面視で低圧復水容器21の中央領域に位置する多孔板23と、多孔板23の外縁に沿って形成され多孔板23の外縁から上方に延びる筒状の仕切り側板24と、仕切り側板24の上端から外周側に広がる復水受け板25と、を有する。多孔板23には、鉛直方向に貫通した複数の貫通孔27(以下、隔壁貫通孔27とする)が形成されている。また、復水受け板25は、仕切り側板24の上端から水平方向に低圧復水容器21の内周面まで延びている。
低圧復水容器21の下部空間Sb側と高圧復水容器11とは、前述の蒸気ダクト17で接続されている。このため、高圧復水器10容器内と低圧復水容器21の下部空間Sbとは、この蒸気ダクト17で連通している。また、低圧復水容器21の底側の位置と低圧復水容器21の底側の位置とは、復水流通管18で接続されている。このため、高圧復水器10容器内と低圧復水容器21の下部空間Sbとは、この復水流通管18でも連通している。
再熱器30は、下部空間Sb内で多孔板23の鉛直下方に配置されている再熱モジュール40と、再熱モジュール40の蒸気ダクト17側に配置されている整流器31と、再熱モジュール40の蒸気ダクト17とは反対側に配置されている蒸気強制導入装置32と、を有している。ここで、以下の説明の都合上、鉛直方向をZ方向、このZ方向に垂直で、整流器31、再熱モジュール40及び蒸気強制導入装置32が並んでいる方向をY方向、Z方向及びY方向に垂直な方向をX方向とする。また、Y方向であって、再熱モジュール40を基準にして整流器31側を蒸気上流側、再熱モジュール40を基準にして蒸気強制導入装置32側を蒸気下流側とする。
整流器31は、Y方向に広がる複数の板を格子状に配置したものである。この整流器31は、整流器31を基準にして蒸気上流側に配置されている蒸気ダクト17からの蒸気を整流させて、整流器31を基準にして蒸気下流側に配置されている再熱モジュール40へ導くものである。
蒸気強制導入装置32は、高圧復水容器11内の高圧蒸気を再熱モジュール40に強制的に導く装置である。この蒸気強制導入装置32は、Y方向における再熱モジュール40の端部を覆うバッファケース33と、バッファケース33内と上部空間Saとを連通させるベント管34とを有している。このベント管34は、圧力隔壁22の復水受け板25を貫通している。
再熱モジュール40は、図2〜図4に示すように、Z方向及びY方向に延びてX方向で互いに間隔をあけて並んでいる複数の仕切部材41と、複数の仕切部材41を経て落ちてきた水を受ける受け板56と、複数の仕切部材41の各上端部を支持する上端支持部材48と、複数の仕切部材41の各下端部を支持する下端支持部材49と、これらを囲む枠50と、を有している。
仕切部材41は、図5に示すように、X方向に突出する凸部とX方向に凹む凹部とがZ方向で繰り返すよう、1枚の長方形板を加工した波板42を有している。この仕切部材41を成す波板42は、例えば、厚さが3mmのSUS304で形成されている。複数の仕切部材41は、それぞれの上端、下端、凸部及び凹部の位置がZ方向で互いに一致し、且つ、X方向で互いに間隔をあけて並んでいる。このため、複数の仕切部材41は、全体として直方体形状を成している。
上端支持部材48は、図2〜図4に示すように、複数の仕切部材41が並んでいるX方向に延びている。この上端支持部材48には、下方から上方に向かって凹み、複数の仕切部材41の各上端部が入り込む上部係合部48aが形成されている。また、下端支持部材49も、複数の仕切部材41が並んでいるX方向に延びている。この下端支持部材49には、上方から下方に向かって凹み、複数の仕切部材41の各下端部が入り込む下部係合部49aが形成されている。
枠50は、複数の仕切部材41で形成される直方体の各辺に相当する部分に沿って配置さている12個の連結部材51を有している。連結部材51は、アングル型鋼で形成されている。各連結部材51は、端部相互が接合されている。上端支持部材48は、枠50を構成する12個の連結部材51のうちで、上側に位置してX方向で互いに対向し2個の連結部材51の間に渡されて、これら連結部材51に固定されている。また、下端支持部材49は、枠50を構成する12個の連結部材51のうちで、下側に位置してX方向で互いに対向し2個の連結部材51の間に渡されて、これら連結部材51に固定されている。仕切部材41は、上下方向(Z方向)に弾性圧縮した状態で、仕切部材41の上端部が上端支持部材48の上部係合部48aに入り込み、仕切部材41の下端部が下端支持部材49の下部係合部49aに入り込み、上端支持部材48と下端支持部材49との間に挟まれて、支持されている。
受け板56は、長方形状を成し、枠50を構成する12個の連結部材51のうちで、下側の4個の連結部材51で形成する長方形の開口を塞ぐように、これら4個の連結部材51に接合されている。これら4個の連結部材51であるアングル型鋼は、二つの片のうち、一方の片が水平方向を広がり、他方の片が一方の片の端部から上方に広がっている。これら4個の連結部材51であるアングル型鋼において、上方に広がっている各片は、受け板56の外周縁に接続されて受け板56を囲む堰57を形成している。この再熱モジュール40では、受け板56と、受け板56の外周縁に接続されて受け板56を囲む堰57とで、トレイ55を形成している。
受け板56、上端支持部材48、下端支持部材49は、枠50を構成する複数の連結部材51により相互に接続されている。この結果、再熱モジュール40において、複数の仕切部材41、受け板56、堰57、上端支持部材48、下端支持部材49が一体化している。
この再熱モジュール40では、図2に示すように、複数の仕切部材41の下端は、堰57の上端より下方に位置している。このため、トレイ55から水がオーバーフローしている状態では、複数の仕切部材41の下端は、確実にトレイ55に溜まっている水中に没することになる。
以上で説明した再熱モジュール40は、多孔板23の鉛直下方の位置で、下部空間Sb中に浮いた状態で配置される。このため、この再熱モジュール40は、例えば、脚部材で支持されているか、圧力隔壁22に固定されている吊下部材により保持されている。
次に、以上で構成を説明した多段圧復水器の作用について説明する。
高圧復水容器11内には、蒸気タービンから排気された蒸気が流入する。この蒸気は、高圧復水容器11内に配置されている伝熱管16内を流れる冷却水と熱交換して冷却されることで凝縮し、水(以下、高圧側復水と称する)に戻る。この高圧側復水は、高圧復水容器11の底に一時的に溜まり、復水排出管19を介して外部へ排出される。この高圧側復水は、前述したように、復水ポンプ及び給水ポンプによりボイラーに戻される。
また、低圧復水容器21の上部空間Saにも、蒸気タービンから排気された蒸気が流入する。この蒸気は、上部空間Saに配置されている伝熱管26内を流れる水と熱交換して冷却されることで凝縮し、水(以下、低圧側復水と称する)に戻る。ここで、前述したように、低圧復水器20の伝熱管26に供給される冷却水の温度は、高圧復水器10の伝熱管16に供給される冷却水の温度よりも低い。このため、低圧復水器20の上部空間Saに流入した蒸気が上部空間Sa内で水に戻る過程で生じる飽和蒸気の圧力は、高圧復水容器11に流入した蒸気が高圧復水容器11内で水に戻る過程で生じる飽和蒸気の圧力よりも低い。したがって、低圧復水器20の上部空間Saの圧力は、高圧復水容器11内の圧力よりも低い。低圧側復水は、上部空間Sa中の圧力隔壁22上に一時的に溜まる。圧力隔壁22上に溜まった低圧側復水は、圧力隔壁22中の多孔板23に形成されている複数の隔壁貫通孔27を通過して、下部空間Sb中に流下する。
多孔板23の隔壁貫通孔27を通過した低圧側復水は、図5に示すように、再熱モジュール40の仕切部材41を形成する波板42の表面に沿って流下しつつ薄膜化し、その表面積が広げられる。波板42に沿って流下した低圧側復水は、図2に示すように、波板42の下方に配置されているトレイ55中に一時的に溜まる。そして、低圧側復水は、トレイ55からオーバーフローして、低圧復水容器21の底に一時的に溜まる。この低圧復水容器21の底に溜まった低圧側復水は、図1に示すように、復水流通管18を経て、高圧復水容器11の底に流れ込み、高圧側復水と共に、復水ポンプ及び給水ポンプによりボイラーに戻される。
ところで、前述したように、低圧復水容器21の上部空間Saの圧力は、高圧復水容器11内の圧力より低い。また、低圧側復水が流入する低圧復水容器21の下部空間Sbの圧力は、上部空間Saの圧力より高く、高圧復水容器11内の圧力より低い。すなわち、高圧復水容器11内の圧力、低圧復水容器21の下部空間Sbの圧力、低圧復水容器21の上部空間Saの圧力のうち、高圧復水容器11内の圧力が最も高く、次に、低圧復水容器21の下部空間Sbの圧力が高く、低圧復水容器21の上部空間Saの圧力が最も低い。
このため、高圧復水容器11内の高圧蒸気の一部は、蒸気ダクト17を介して、低圧復水容器21の下部空間Sbに流入する。また、再熱モジュール40の蒸気下流側は、蒸気強制導入装置32により、低圧復水容器21の上部空間Saと連通している。このため、下部空間Sbに流入した高圧蒸気は、整流器31、再熱モジュール40及び蒸気強制導入装置32を介して、低圧復水容器21の上部空間Saに流入する。言い換えると、高圧復水容器11から低圧復水容器21の下部空間Sbに流入した高圧蒸気は、ながば強制的に再熱モジュール40に導入されることになる。このため、再熱モジュール40に導入される高圧蒸気の流量は、蒸気強制導入装置32を設けない場合よりも多くなる。
高圧蒸気は、再熱モジュール40に導入される前に整流器31を通る。高圧蒸気は、この整流器31を通る過程で、流れ方向がY方向(蒸気流入方向)に整えられると共に、Y方向に垂直な面内、つまりZX面内での流速の均一化が図れる。
整流器31で整流された高圧蒸気は、再熱モジュール40の複数の仕切部材41の間を通った後、蒸気強制導入装置32を介して、低圧復水容器21の上部空間Saに流入する。仕切部材41である波板42の表面には、前述したように、低圧側復水が流下している。この低圧側復水は、波板42の表面に沿って流下する過程で、薄膜化しその表面積が拡大しているため、単位体積当たりの高圧蒸気との接触率が高い。また、再熱モジュール40に導入される高圧蒸気の流量は、前述したように、多くなっているため、複数の仕切部材41を通過する高圧蒸気の流速が高くなる。しかも、複数の仕切部材41の下端部は、トレイ55に溜まっている低圧側復水内に水没しているため、複数の仕切部材41の間には、複数の仕切部材41の下方から高圧蒸気が流入せず、ほとんどの高圧蒸気は整流器31側から流入する。このため、複数の仕切部材41の間における蒸気流入方向(Y方向)の高圧蒸気の流速は、より高くなる。したがって、薄膜化している低圧側復水と高圧蒸気との間の熱伝達率が高まり、低圧側復水は、高圧蒸気により効率的に加熱される。
トレイ55からオーバーフローした低圧側復水は、下部空間Sbの水溜り部分に至るまでの間も、高温の高圧蒸気に晒され加熱される。さらに、トレイ55からオーバーフローした低圧側復水が下部空間Sbの底に溜まっている低圧側復水中に落下すると、この下部空間Sbの底に溜まっている低圧側復水に循環流が生じるため、この低圧側復水とこの上を通過する高温の高圧蒸気との接触率が高まり、より加熱される。
以上のように、本実施形態では、低圧側復水と高温の高圧蒸気との間の熱伝達率が高まり、低圧側復水は、高温の高圧蒸気により極めて効率的に加熱される。このように、加熱された低圧側復水は、前述したように、復水流通管18を経て、高圧復水容器11の底に流れ込み、高圧側復水と共に、復水ポンプ及び給水ポンプによりボイラーに戻される。よって、本実施形態では、高温の水をボイラーに供給することができるため、蒸気プラントの熱効率を高めることができる。
「再熱器の第一変形例」
次に、再熱器の第一変形例について図6を参照して説明する。
本変形例の再熱器30aの再熱モジュール40aは、複数の仕切部材41を覆う枠50の側面に側板61が設けられていると共に、枠50よりも下方にトレイ55aが設けられているものである。
側板61としては、枠50を構成する12個の連結部材51のうちで、X方向の一方側の4個の連結部材51で形成する長方形の開口を塞ぐ側板61と、X方向の他方側の4個の連結部材51で形成する長方形の開口を塞ぐ側板61とがある。各側板61は、いずれも、連結部材51に接合されている。
枠50を構成する12個の連結部材51のうちで、下側に配置され且つX方向で対向する2個の連結部材51には複数の貫通孔58が形成されている。より具体的には、これら連結部材51を成すアングル型鋼の上方に広がっている片には、X方向に貫通する貫通孔58が形成されている。側板61には、X方向に貫通し、且つ連結部材51の貫通孔58と連通する貫通孔62が形成されている。
トレイ55aは、上記実施形態のトレイ55と同様、受け板56aと、受け板56aの外周縁に接続されて受け板56aを囲む堰57aとを有して構成されている。但し、本変形例のトレイ55aは、上記実施形態のトレイ55と異なり、枠50よりも下方に受け板56aが配置され、枠50に対してX方向及びY方向の外側に堰57aが配置されている。但し、本変形例においても、複数の仕切部材41の下端は、堰57aの上端よりも下方に位置している。
上記実施形態の再熱器30では、X方向に並んでいる複数の仕切部材41のうちで、X方向の両端に位置する仕切部材41には、X方向からの高圧蒸気が接近し得る。このため、X方向の両端に位置する仕切部材41に対する高圧蒸気の蒸気流入方向(Y方向)の流速が、複数の仕切部材41の間における高圧蒸気の蒸気流入方向の流速よりも低くなる。そこで、本変形例では、X方向の両端に位置する仕切部材41に対する高圧蒸気の蒸気流入方向の流速が、複数の仕切部材41の間における高圧蒸気の蒸気流入方向の流速と同等になるよう、枠50に側板61を設けて、X方向からの高圧蒸気の接近を抑制している。
しかしながら、枠50に側板61を設けると、トレイ55aに溜まった低圧側復水は、側板61が設けられているX方向の側から流出できず、もっぱらY方向の側から流出することになる。このように、特定の方向からしか低圧側復水が流出できないと、この低圧側復水が下部空間Sbの水溜り部分に至るまでの間で高圧蒸気と接触率が低下する。さらに、低圧側復水が下部空間Sbの底に溜まっている低圧側復水中に落下した際に形成される循環流の分布が偏在化するため、下部空間Sbの底に溜まっている低圧側復水とこの上を通過する高温の高圧蒸気との接触率も低下する。よって、低圧側復水が高圧蒸気により加熱される効率が低下する。
そこで、本変形例では、下側に配置されている連結部材51及び側板61にX方向に貫通する貫通孔58,62を形成し、側板61からX方向にも低圧側復水が流出できるようにしている。さらに、本変形例では、複数の仕切部材41の下側に溜まる低圧側復水の液レベルが、複数の仕切部材41の下端よりも確実に上になるようにするため、トレイ55aの堰57aを枠50に対してX方向及びY方向の外側に位置させると共に、複数の仕切部材41の下端が堰57aの上端よりも下方に位置するようにしている。
「再熱器の第二変形例」
次に、再熱器の第二変形例について図7を参照して説明する。
本変形例の再熱器30bの再熱モジュール40bは、上記実施形態の再熱モジュール40の上部に多孔板63を設けたものである。この多孔板63には、上下方向(Z方向)に貫通した複数の貫通孔64(多孔板貫通孔64)が形成されている。この多孔板63は、本変形例の再熱モジュール40bの枠50の上部に接合されている。
本変形例では、複数の仕切部材41の間には、複数の仕切部材41の上方から高圧蒸気が流入せず、ほとんどの高圧蒸気は整流器31(図1に示す)側から流入する。したがって、本変形例では、複数の仕切部材41の間における蒸気流入方向(Y方向)の高圧蒸気の流速が上記実施形態よりも高くなり、高圧蒸気による低圧側復水の加熱効率をより高めることができる。
なお、本変形例は、前述したように、上記実施形態の再熱モジュール40の上部に多孔板63を設けたものであるが、第一変形例の再熱モジュール40aの上部に多孔板63を設けてもよい。
「再熱器の第三変形例」
次に、再熱器の第三変形例について図8を参照して説明する。
本変形例の再熱器30cの再熱モジュール40cは、第一変形例における再熱モジュール40aの上部に多孔板63を設け、さらに、本変形例の再熱器30cは、第一変形例における再熱モジュール40aの側板61の機能を低圧復水器20における圧力隔壁22cの仕切り側板24cに担わせたものである。
本変形例において、圧力隔壁22cの仕切り側板24cは、再熱モジュール40cの枠50に沿って、枠50の下端まで延びている。
再熱モジュール40cの多孔板63には、その外周縁に仕切り側板24cに対向するフランジ部65が形成されている。この多孔板63は、再熱モジュール40cの枠50に接合されていると共に、この再熱モジュール40cの設置過程で、多孔板63のフランジ部65が仕切り側板24cに接合され、低圧復水器の圧力隔壁22cの一部を成すことなる。
本変形例では、複数の仕切部材41の上方からも、下方からも、さらには、X方向からも高圧蒸気が流入しないため、複数の仕切部材41の間における蒸気流入方向(Y方向)の高圧蒸気の流速が上記実施形態や以上の各変形例よりも高くなり、高圧蒸気による低圧側復水の加熱効率をより高めることができる。
「再熱器の第四変形例」
次に、再熱器の第四変形例について図9及び図10を参照して説明する。
本変形例の再熱器30dは、複数の再熱モジュール40dを備えているものである。また、本変形例の再熱モジュール40dは、この再熱モジュール40dにおける枠50の上部に多孔板63を設けたものである。複数の再熱モジュール40dの各多孔板63は、第三変形例と同様、圧力隔壁22dの仕切り側板24dに接合されている。よって、複数の再熱モジュール40dの各多孔板63は、第三変形例と同様、低圧復水器の圧力隔壁22dの一部を成す。
複数の再熱モジュール40dは、Y方向に並んでいる。複数の再熱モジュール40dのうち、Y方向で隣接する2つの再熱モジュール40dは、ボルト等の連結具66で相互に連結されている。また、本変形例の再熱器30dは、隣接する2つの再熱モジュール40dの間に至った低圧側復水を一方の再熱モジュール40dの仕切部材41上に導く水ガイド部材67を有している。この水ガイド部材67は、複数の再熱モジュール40dの設置過程で、多孔板63のY方向の端部に接合される、又は、再熱モジュール40dの枠50を構成する複数の連結部材51のうちでY方向の端に位置する連結部材51に接合される。
本変形例では、複数の再熱モジュール40dのうちで、最も蒸気上流側の再熱モジュール40dの蒸気上流側には、整流器31が設けられている。さらに、複数の再熱モジュール40dのうちで、最も蒸気下流側の再熱モジュール40の蒸気下流側には、蒸気強制導入装置32が設けられている。
以上、本変形例のように、予め準備しておいた複数の再熱モジュール40dを適宜組み合わせることで、各種サイズの低圧復水器に容易に対応することができる。なお、本変形例では、複数の再熱モジュール40dをY方向に並べた例であるが、複数の再熱モジュールをX方向に並べても、複数の再熱モジュールをX方向及びY方向に並べてもよい。
「再熱器の第五変形例」
次に、再熱器の第五変形例について図11を参照して説明する。
本変形例の再熱器30eの再熱モジュール40eは、上記実施形態における再熱モジュール40の堰57に複数の貫通孔58a(以下、堰堰貫通孔58aとする)を形成したものである。但し、複数の堰貫通孔58aから流出する低圧側復水の全流量は、上部空間Saから下部空間Sbへ流入する低圧側復水の最小流量よりも少なくなるように、堰貫通孔58aの数及び堰貫通孔58aの開口面積が定められている。このため、堰57に複数の堰貫通孔58aが形成されていても、上部空間Saから下部空間Sbへ低圧側復水が流入している限り、トレイ55は低圧側復水で満たされる。
以上のように、堰57に複数の堰貫通孔58aが形成されていると、トレイ55から流出する低圧側復水の流出箇所が分散化されるので、この低圧側復水が下部空間Sbの水溜り部分に至るまでの間で高圧蒸気と接触率が高くなる。よって、本変形例では、高圧蒸気による低圧側復水の加熱効率をより高めることができる。
「再熱器の第六変形例」
次に、再熱器の第六変形例について図12を参照して説明する。
本変形例の再熱器30fの再熱モジュール40fは、上記実施形態における再熱モジュール40の受け板56に複数の貫通孔59(以下、受け板貫通孔59とする)を形成したものである。但し、本変形例においても、第五変形例と同様、複数の受け板貫通孔59から流出する低圧側復水の全流量は、上部空間Saから下部空間Sbへ流入する低圧側復水の最小流量よりも少なくなるように、受け板貫通孔59の数及び受け板貫通孔59の開口面積が定められている。このため、受け板56に複数の受け板貫通孔59が形成されていても、上部空間Saから下部空間Sbへ低圧側復水が流入している限り、トレイ55は低圧側復水で満たされる。
以上のように、受け板56に複数の受け板貫通孔59が形成されている場合も、堰57に複数の堰貫通孔58aが形成されている場合と同様、トレイ55から流出する低圧側復水の流出箇所が分散化されるので、この低圧側復水が下部空間Sbの水溜り部分に至るまでの間で高圧蒸気と接触率が高くなる。よって、本変形例でも、高圧蒸気による低圧側復水の加熱効率をより高めることができる。
なお、第五変形例及び第六変形例は、上記実施形態における再熱モジュール40を変形した例であるが、以上で説明した第一〜第四変形例における再熱モジュールを同様に変形してもよい。
「再熱器の第七変形例」
次に、再熱器の第七変形例について図13を参照して説明する。
以上の実施形態及び各変形例の再熱モジュールにおける枠を形成する複数の連結部材51は、いずれも、アングル型鋼である。しかしながら、連結部材は、アングル型鋼でなくてもよく、他の型鋼でも、さらに、図13に示すように、棒ネジ71であってもよい。さらに、枠を形成する複数の連結部材は、全て同一規格の部材でなくてもよく、同図に示すように、棒ネジ71、平板72、アングル型鋼73等、各種規格の部材が混ざっていてもよい。
「仕切部材の第一変形例」
次に、仕切部材の第一変形例について図14を参照して説明する。
本変形例の仕切部材41aは、上記実施形態における仕切部材41を形成する波板42に複数の貫通孔43(以下、波板貫通孔43とする)を形成したものである。
このように、波板42に複数の波板貫通孔43を形成すると、低圧側復水は、波板42の表面に沿って流下すると共に、波板貫通孔43から落下もする。このため、低圧側復水の分散化が図られ、低圧側復水と高圧蒸気との接触率を高めることができる。よって、本変形例では、高圧蒸気による低圧側復水の加熱効率をより高めることができる。
「仕切部材の第二変形例」
次に、仕切部材の第二変形例について図15を参照して説明する。
本変形例の仕切部材41bは、上記実施形態における仕切部材41を形成する波板42と、この波板42と協働して低圧側復水を一時的に溜めるポケット45を形成する複数のポケット形成部材44と、を有している。
低圧側復水は、波板42の表面に沿って流下する。この過程で、低圧側復水の一部は、ポケット45に一時溜められた後、このポケット45からオーバーフローして、再び、波板42の表面に沿って流下する。ポケット45に低圧側復水が流れ込むと、このポケット45に溜まっている低圧側復水は撹拌される。このため、このポケット45に溜まっている低圧側復水と高圧蒸気と接触率が高くなる。よって、本変形例でも、高圧蒸気による低圧側復水の加熱効率をより高めることができる。
なお、本変形例は、上記実施形態における仕切部材41を形成する波板42に複数のポケット形成部材44を設けたものであるが、第一変形例における仕切部材41aを形成する波板42に複数のポケット部材を設けてもよい。このように、仕切部材は、波板42のみで形成されているものでなくてもよく、上部空間Saから下部空間Sbに流入する低圧側復水の表面積を大きくすることができるものであれば、如何なるものでもよく、例えば、単なる平板を傾斜配置したものでもよい。
「蒸気強制導入装置の変形例」
次に、蒸気強制導入装置の変形例について図16を参照して説明する。
本変形例の蒸気強制導入装置32aは、再熱モジュール40の下流側端部を覆うバッファケース33と、バッファケース33内と上部空間Saとを連通させるベント管34aと、ベント管34aを通るガス流量を調節する流量調節弁35と、を有している。ベント管34aは、上記実施形態における蒸気強制導入装置32のベント管34と異なり、低圧復水容器21の下部空間Sbを画定する側壁を貫通し、一旦、低圧復水容器21の外部に出た後、低圧復水容器21の上部空間Saを画定する側壁を貫通している。流量調節弁35は、このベント管34aで低圧復水容器21の外部に存在する部分に設けられている。
本変形例の再熱器30gにおける蒸気強制導入装置32aでは、流量調節弁35の弁開度を変えることで、複数の仕切部材41の間を通る高圧蒸気の流量を調節することができる。なお、本変形例では、高圧蒸気の流量を調節するために流量調節弁35を設けているが、この替りにオリフィスを用いてもよい。
また、上記実施形態及び本変形例は、いずれも、基本的に、各空間の圧力差を利用するものであるが、ファンを利用してもよい。このファンは、例えば、再熱モジュール40の上流側、下流側に設けてもよく、蒸気ダクト17に設けてもよい。
「その他の変形例」
上記実施形態では、低圧復水容器21を上部空間Saと下部空間Sbとに仕切る圧力隔壁22が、上下二段に分かれている二段構成である。しかしながら、この圧力隔壁は、平板状で、一段構成であってもよい。
また、上記実施形態の多段圧復水器は、高圧復水器10と低圧復水器20との2つの復水器を備えているが、飽和蒸気の圧力がそれぞれ異なる3以上の復水器を備えていてもよい。この場合、最も飽和蒸気の圧力が高い第一復水器に対して、次に飽和蒸気の圧力が高い第二復水器が低圧復水器となる。さらに、この第二復水器に対して、次に飽和蒸気の圧力が高い第三復水器が低圧復水器となる。
10:高圧復水器、11:高圧復水容器、16:伝熱管、17:蒸気ダクト、18:復水流通管、20:低圧復水器、21:低圧復水容器、22,22c,22d:圧力隔壁、23:多孔板、24:仕切り側板、25:復水受け板、26:伝熱管、27:隔壁貫通孔、30,30a,30b,30c,30e,30f,30g:再熱器、31:整流器、32,32a:蒸気強制導入装置、40,40a,40b,40c,40d,40f:再熱モジュール、41,41a,41b:仕切部材、42:波板、43:波板貫通孔、44:ポケット形成部材、45:ポケット、48:上端支持部材、48a:上部係合部、49:下端支持部材、49b:下部係合部、50:枠、51:連結部材、55,55a:トレイ、56:受け板、57:堰、58,59:貫通孔、58a:堰貫通孔、59:受け板貫通孔、61:側板、63:多孔板、64:多孔板貫通孔、67:水ガイド部材

Claims (20)

  1. 蒸気が流入する容器と、
    前記容器内を上部空間と下部空間とに分け、複数の隔壁貫通孔が形成されている圧力隔壁と、
    前記容器の前記上部空間に配置され、流入した前記蒸気を凝縮させる伝熱管と、
    前記容器の前記下部空間に配置され、前記容器の前記上部空間で前記蒸気が凝縮して、前記容器の前記下部空間に流入した水を、前記容器の外部から前記下部空間に流入した高温蒸気で加熱する再熱器と、
    を備え、
    前記再熱器は、前記容器の前記下部空間内で上下方向に延びて、互いに間隔をあけて並ぶ複数の仕切部材と、複数の該仕切部材を経て流下した水を受ける受け板と、該受け板の外周縁に接続されて該受け板を囲む堰と、を有し、
    前記複数の仕切部材の下端は、前記堰の上端よりも下方である、
    ことを特徴とする復水器。
  2. 請求項1に記載の復水器において、
    前記受け板には、複数の受け板貫通孔が形成されている、
    ことを特徴とする復水器。
  3. 請求項1又は2に記載の復水器において、
    前記堰には、複数の堰貫通孔が形成されている、
    ことを特徴とする復水器。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の復水器において、
    前記再熱器は、複数の前記仕切部材が並ぶ方向における、複数の該仕切部材の集まりの両側に配され、該仕切部材と間隔をあけて対向する側板を有する、
    ことを特徴とする復水器。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の復水器において、
    前記再熱器は、複数の前記仕切部材の各上端部を支持する上端支持部材と、複数の前記仕切部材の各下端部を支持する下端支持部材と、を有する、
    ことを特徴とする復水器。
  6. 請求項5に記載の復水器において、
    前記上端支持部材には、前記容器の前記下部空間の下方から上方に向かって凹み、複数の前記仕切部材の各上端部が入り込む上部係合部が形成され、
    前記下端支持部材には、前記容器の前記下部空間の上方から下方に向かって凹み、複数の前記仕切部材の前記下端部が入り込む下部係合部が形成され、
    前記仕切部材は、上下方向に弾性圧縮した状態で、該仕切部材の上端部が前記上端支持部材の上部係合部に入り込み、該仕切部材の下端部が前記下端支持部材の下部係合部に入り込み、該上端支持部材と該下端支持部材との間に挟まれて、支持されている、
    ことを特徴とする復水器。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の復水器において、
    前記仕切部材は、複数の前記仕切部材が並ぶ方向に突出する凸部と該並び方向に凹む凹部とが、上下方向に繰り返し形成されている波板を有する、
    ことを特徴とする復水器。
  8. 請求項7に記載の復水器において、
    前記仕切部材は、前記波板と、上方に向かって開口し該波板と協働して水を溜めるポケットを形成する複数のポケット形成部材と、を有する、
    ことを特徴とする復水器。
  9. 請求項7又は8に記載の復水器において、
    前記波板には、複数の波板貫通孔が形成されている、
    ことを特徴とする復水器。
  10. 請求項5又は6に記載の復水器において、
    前記再熱器は、再熱モジュールを有し、
    前記再熱モジュールは、複数の前記仕切部材と前記上端支持部材と前記下端支持部材と前記受け板と前記堰とを有すると共に、前記受け板と前記上端支持部材と前記下端支持部材とを相互に接続し、複数の前記仕切部材と前記上端支持部材と前記下端支持部材と前記受け板と前記堰とを一体化する連結部材を有する、
    ことを特徴とする復水器。
  11. 請求項10に記載の復水器において、
    前記再熱モジュールは、複数の前記仕切部材の鉛直上方の領域に存在し、上下方向に貫通する複数の多孔板貫通孔が形成されている多孔板を有する、
    ことを特徴とする復水器。
  12. 請求項11に記載の復水器において、
    前記再熱モジュールの前記多孔板は、前記圧力隔壁の一部を成す、
    ことを特徴とする復水器。
  13. 請求項10から12のいずれか一項に記載の復水器において、
    前記再熱器は、複数の前記再熱モジュールを有する、
    ことを特徴とする復水器。
  14. 請求項13に記載の復水器において、
    複数の前記再熱モジュールは、相互に隣接し、
    前記再熱器は、複数の前記再熱モジュールの間の位置に至った水をいずれかの再熱モジュールの前記仕切部材上に導く水ガイド部材を有する、
    ことを特徴とする復水器。
  15. 請求項1から14のいずれか一項に記載の復水器において、
    前記再熱器は、複数の前記仕切部材が並ぶ方向及び上下方向に垂直な蒸気流入方向の一方側から、複数の該仕切部材の間に前記高温蒸気を強制的に導く蒸気強制導入装置を有する、
    ことを特徴とする復水器。
  16. 請求項1から15のいずれか一項に記載の復水器において、
    前記再熱器は、複数の前記仕切部材を基準にして、複数の該仕切部材が並ぶ方向及び上下方向に垂直な蒸気流入方向の一方側に配置され、該一方側から複数の該仕切部材の間に流入する前記高温蒸気の流れ方向を該蒸気流入方向に揃え、且つ該蒸気流入方向に対して垂直な面内での該高温蒸気の流速分布を均一化する整流器を有する、
    ことを特徴とする復水器。
  17. 請求項1から16のいずれか一項に記載の復水器である低圧復水器と、
    流入した蒸気を水に戻す過程で生じる飽和蒸気の圧力が前記低圧復水器で流入した蒸気を水に戻す過程で生じる飽和蒸気の圧力よりも高い高圧復水器と、
    前記高圧復水器に流入した前記蒸気の一部を前記低圧復水器の前記下部空間に流入させる蒸気ダクトと、
    を備えていることを特徴とする多段圧復水器。
  18. 上方からの水を、外部からの蒸気で加熱する再熱モジュールにおいて、
    上下方向に延びて、互いに間隔をあけて並んでいる複数の仕切部材と、
    複数の前記仕切部材を経て落ちてきた水を受ける受け板と、
    前記受け板の外周縁に接続されて該受け板を囲む堰と、
    複数の前記仕切部材の各上端部を支持する上端支持部材と、
    複数の前記仕切部材の各下端部を支持する下端支持部材と、
    前記受け板と前記上端支持部材と前記下端支持部材とを相互に接続して、複数の前記仕切部材と前記受け板と前記堰と前記上端支持部材と前記下端支持部材とを一体化する連結部材と、
    を有し、
    前記複数の仕切部材の下端は、前記堰の上端よりも下方である、
    ことを特徴とする再熱モジュール。
  19. 請求項18に記載の再熱モジュールにおいて、
    複数の前記仕切部材が並ぶ方向における、複数の該仕切部材の集まりの両側に配され、該仕切部材と間隔をあけて対向する側板を有する、
    ことを特徴とする再熱モジュール。
  20. 請求項18又は19に記載の再熱モジュールにおいて、
    複数の前記仕切部材及び前記上端支持部材の鉛直上方の領域を覆い、鉛直方向に貫通している複数の多孔板貫通孔が形成されている多孔板を有する、
    ことを特徴とする再熱モジュール。
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